JP2943849B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2943849B2
JP2943849B2 JP7169341A JP16934195A JP2943849B2 JP 2943849 B2 JP2943849 B2 JP 2943849B2 JP 7169341 A JP7169341 A JP 7169341A JP 16934195 A JP16934195 A JP 16934195A JP 2943849 B2 JP2943849 B2 JP 2943849B2
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茂 市原
完司 内山
年明 石川
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ソレノイド、
表示器、音声発生器等の作動部と作動部を制御するため
の制御部と、作動部と制御部とに動作用の電源電圧を供
給する電源回路部を備えるパチンコ機に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機には、パチンコ機に配備され
る表示器、可変入賞口を開閉動作させるためのソレノイ
ド、ランプ、音声報知手段等の作動部並びに作動部のた
めの電源を供給する作動部用電源回路が配設されると共
に、該作動部をパチンコ機の遊技状態に応じて駆動制御
するための各制御回路並びにこれらの制御回路を起動さ
せる電源を供給するための制御用電源回路が配備されて
いる。 【0003】従来は、作動部用電源電圧を生成する作動
部用電源回路と、作動部用電源よりも低い電圧である制
御用電源電圧を生成する制御用電源回路とはそれぞれ別
個に設けられていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、単一
の電源回路部により、異なる電源電圧をそれぞれ生成す
ることを可能とし、パチンコ機の裏面側の限定された取
付スペースに配設されるパチンコ機の回路基板の小形化
を実現できるパチンコ機を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ機は、
上記課題を解決するために、電源回路部と、可変入賞口
を駆動するための可変入賞口駆動手段、表示器、ランプ
並びに音声報知のための音駆動回路を有する作動部と、
前記作動部を制御するためのCPU、ROM並びにRA
Mを備える制御部とを有し、前記電源回路部を、外部交
流電源に接続されるブリッジ整流回路と、前記ブリッジ
整流回路の後段に設けられた平滑回路と、前記平滑回路
の後段に設けられたスイッチングレギュレータICから
なる定電圧回路と、前記定電圧回路の後段に並列接続さ
れた複数のコンデンサからなるラインノイズ消去回路と
により構成し、前記作動部に作動部電源電圧を供給する
作動部電源電圧供給端子を、前記ブリッジ整流回路と前
記定電圧回路との間に複数設け、前記作動部電源電圧よ
りも低い制御部電源電圧を前記制御部に供給する制御部
電源電圧供給端子を、前記定電圧回路と前記ラインノイ
ズ消去回路との間に設けたことを特徴とする。 【0006】 【作用】電源回路部において、ブリッジ整流回路が、外
部交流電源を整流して作動部電源電圧の一部としてラン
プ作動用の電源電圧を作動部電源電圧供給端子を介して
ランプに供給する。ブリッジ整流回路により整流された
電圧は、平滑回路にも供給され、平滑回路は整流された
電圧を平滑し、それぞれ可変入賞口駆動手段、表示器お
よび音駆動回路に作動電源を作動部電源供給端子を介し
て供給する。 【0007】平滑回路によって平滑された作動部電源電
圧の一部は、平滑回路の後段に設けられたスイッチング
レギュレータICからなる定電圧回路に供給され、定電
圧回路は、作動部電源電圧よりも低い制御部電源電圧を
生成し、定電圧回路の後段に並列接続された複数のコン
デンサからなるラインノイズ消去回路に供給し、ライン
ノイズ回路は、コンデンサの充電作用によりノイズを取
り除く。ラインノイズ消去回路によってノイズを消去さ
れた制御部電源電圧は、定電圧回路と前記ラインノイズ
消去回路との間に設けた制御部電源電圧供給端子を介し
て制御部のCPU、ROM並びにRAMに供給される。 【0008】電源回路部が、作動部電源電圧供給端子と
制御部電源供給端子を備える構成は、作動部用と制御部
用とに電源回路をそれぞれ個別に設ける必要性を排除す
る。 【0009】これにより、パチンコ機の回路基板に実装
される電源回路が単一で済み、パチンコ機の回路基板の
小形化が実現される。 【0010】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。 【0011】図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技
盤1には通常の入賞穴2〜8に加え、始動口としてのチ
ャッカ11〜13及び可変入賞口としてのアタッカ14
がそれぞれ所定の位置に設けられ、また、アタッカ14
の内部略中央には上端開口を介して遊技球が飛入可能な
特別の入賞領域としての中央ポケット15が配設されて
いる。アタッカ14はその前面に可動扉16を備え、該
可動扉16が遊技盤1の裏面に固設した可動扉駆動ソレ
ノイド17(図2参照)にて駆動されて開成したとき開
口するようになっている。 【0012】遊技盤1の裏面に設けた入賞球誘導通路
(図示せず)途中の所定位置に各々配された3つの常開
形マイクロスイッチよりなる始動スイッチ(GOスイッ
チ)18(図2参照)はチャッカ11〜13の出口から
流出し、誘導通路に沿って落下する入賞球の通過時に閉
成してチャッカ11〜13への入賞を検出する。また、
常閉形近接スイッチよりなるカウントスイッチ19が中
央ポケット15の周壁及び案内板20にて画成した入賞
球落下経路内に配され、中央ポケット15を介してある
いはこれを介さずアタッカ14内へ遊技球が入賞したと
き開成作動して斯かる入賞を検出する。さらに、常開形
マイクロスイッチよりなる中央ポケットスイッチ(Vス
イッチ)21が中央ポケット15の中間部に臨んで配さ
れ、該ポケット15への入賞を検出するようになってい
る。 【0013】遊技盤1の中央部には上部及び下部デジタ
ル表示器22,23が配され、上部表示器22はセブン
セグメント形発光ダイオード(LED)よりなる単一の
表示部を含み、チャッカ11〜13への入賞回数を表示
し、一方、下部表示器23は各々セブンセグメント形発
光ダイオードよりなる第1〜第3表示部23a〜23c
で構成され、後述のように遊技進行状況に応じた表示内
容を表示する。 【0014】符号24,25は中央ポケット15及びチ
ャッカ11〜13への入賞時に点滅または点灯作動する
中央ポケットランプ(Vランプ)及び始動ランプ(GO
ランプ)を夫々示し、符号26は、遊技機の枠体前面に
設けられた後述のLED回転動作を停止させるための常
開形押ボタン式停止スイッチである。また、遊技盤1の
裏面にはスピーカ27(図2参照)が取付けられてい
る。 【0015】図2はパチンコ遊技機の回路構成の概略を
示し、上述の各種スイッチ18,19,21,26は、
これらスイッチの開成状態に応じたレベルの各種入賞表
示信号S1〜S3及びLED回転停止信号S4を出力す
るスイッチ入力検出回路30を介して入出力回路40の
入力ポートに接続されている。 【0016】中央処理装置(CPU)50はデータバ
ス、アドレスバス及びコントロールバスを介して入出力
回路40の入出力ポートに接続されると共に後述の制御
プログラム等を記憶しているリードオンリメモリ(RO
M)51及びCPU50に於て実行される各種演算及び
判別結果等を記憶するランダムアクセスメモリ(RA
M)52に接続されている。 【0017】クロック回路53は所定周期のクロック信
号S5を発生させ、これをCPU50及びリセット回路
54に供給し、該リセット回路54はクロック信号S5
を分周して後述の制御プログラムの実行を開始させるリ
セット信号S6を発生させCPU50に供給する。 【0018】電源回路55は外部交流電源に接続され、
CPU50等に所要の直流電圧を供給する。入出力回路
40の出力ポートにはCPU50からの入賞表示信号S
1〜S3等に応じた制御出力信号S11〜S16が供給
され、該出力ポートに接続された各種駆動回路61〜6
6は、該制御出力に従い可動扉駆動ソレノイド17等の
各種作動部の対応するものを後述のようにそれぞれ駆動
する。 【0019】図3は、図2の回路の詳細を示し、同図に
於て、スイッチ入力検出回路30は第1〜第6入力端子
301〜306を有し、第1,第3及び第4入力端子3
01,303,304にはGOスイッチ18,停止スイ
ッチ26及びVスイッチ21の各一端が接続され、これ
ら各スイッチの他端は第2入力端子302を介して接地
されている。 【0020】特定入賞領域への入賞時あるいはLED回
転停止要求時にはスイッチ18,26,21のいずれか
が一時的に閉成し、斯く閉成したスイッチを介してイン
バータ311,312または313の入力側が接地さ
れ、入賞表示信号S1,S3,LED回転停止信号S4
の対応するものがハイレベル状態となる。 【0021】スイッチ入力検出回路30は、該回路30
とカウントスイッチ19との結線切断状態等を検出する
ための異常状態検出回路320を含み、該回路320は
カウントスイッチ19が接続されたスイッチ入力検出回
路30の第5,第6入力端子305,306と入出力回
路40間に介在している。 【0022】異常状態検出回路320に於て抵抗32
1,322及びインバータ323よりなる直列回路は第
5入力端子305と入出力回路40の入力ポートPC間
に接続され、また、抵抗324及びコンデンサ325は
各一端が抵抗321,322の結合点及び抵抗322と
インバータ323との結合点に接続され、各他端が接地
されている。そして、抵抗326,コンデンサ327及
び定電圧ダイオード328の各一端は第6入力端子30
6に接続され、抵抗326の他端は電源回路55の第3
出力端子553aに、また、コンデンサ327及びダイ
オード328の各他端は接地されている。 【0023】第5,第6入力端子305,306は、通
常、常閉形カウントスイッチ19を介して接続状態にあ
り、コンデンサ325は抵抗326,321,322を
介して電源回路55からの供給電流により充電され、そ
の両端電圧は所定レベル以上になり、従ってインバータ
323の出力S2はローレベル状態に維持されている。
一方、アタッカ14への入賞に伴い、カウントスイッチ
19が一時的に開成すると、電源回路55の第3出力端
子553aが抵抗326,321,324を介して接地
され、かつコンデンサ325が抵抗322,324を介
して放電し、出力S2はハイレベル状態に移行する。こ
のハイレベル状態はスイッチ19が閉成位置に復帰し、
コンデンサ325が再充電されるまで一時的に継続す
る。 【0024】しかしながら、例えばカウントスイッチ1
9とスイッチ入力検出回路30との結線が切断された場
合にはインバータ323は供給遮断状態に、また、コン
デンサ325は放電状態にあり、インバータ323の出
力S2はハイレベル状態に維持されたままになる。斯か
る異常状態は、結線切断時以外にも例えばカウントスイ
ッチ19の近傍に遊技球を固定保持して該スイッチを入
賞状態に強制的に維持し、実際の入賞回数とは無関係に
1回だけ入賞を検出し続けるように不正改造した場合に
生じる。 【0025】入出力回路40はプログラム可能な周辺イ
ンタフェイス(PPI)用LSIより構成され、入力ポ
ートPC4〜PC7に入賞表示信号及びLED回転停止
要求信号S1〜S4を、出力ポートPA0〜PA6,P
B0〜PB6,PC0〜PC3に制御出力信号S11〜
S16をそれぞれ保持すると共に、コントロールレジス
タに供給される,CPU50の書込み,読出し指令に従
い、CPU50との間でこれら各種の信号を授受可能に
されている。 【0026】入出力回路40のRESET端子には遊技
機の誤動作防止のための入出力回路用リセット回路40
0が接続され、該回路400は抵抗401,コンデンサ
402,ダイオード403及びインバータ404にて構
成されている。 【0027】抵抗401の一端は電源回路55の第4出
力端子554aに、他端はコンデンサ402を介して接
地され、また、ダイオード403は電源回路55とコン
デンサ402間にかつ抵抗401と並列に接続され、イ
ンバータ404は抵抗401とコンデンサ402との結
合点と入出力回路40のRESET端子間に介在してい
る。 【0028】このリセット回路400は電源投入時、す
なわち電源回路55の外部交流電源への接続時にハイレ
ベルのリセット出力S7を出力する。該リセット出力S
7は電源投入時からからコンデンサ402の両端電圧が
所定レベルに到達するまでの間に亙って持続し、入出力
回路40はリセット出力S7を供給されるとその後一定
時間に亙り入力モードに維持され、駆動回路61〜66
への制御出力S11〜S16の供給が禁止される。 【0029】RAM52はデータ記憶領域を有し、CP
U50の書込み指令に従い、該記憶領域の各所定番地に
チャツカ11〜13への入賞,ポケット15への入賞及
びLED回転停止要求の有無を表示するスイッチフラグ
情報,チャツカ11〜13への入賞回数を表わすデータ
(記憶始動数),中央ポケット15への入賞回数を表わ
すデータ,後述の制御プログラムにおける判別に用いる
コマンドデータ、並びにソレノイド17等の各種作動部
を駆動させるための制御出力データ等が記憶される。 【0030】電源回路55は、入力側が外部交流電源に
接続される一方、ブリッヂ整流器551,平滑回路55
2,553及びこれらの後段に配され、スイッチングレ
ギュレータ用コントロールIC554bを主要要素とす
る定電圧回路554を含み、第1〜第4出力端子すなわ
ち上記要素の各出力端子551a〜553aからなる
動部電源電圧供給端子並びに出力端子554aからなる
制御部電源電圧供給端子を介して各種動作電源を供給す
るように構成されている。 【0031】すなわち、作動部電源電圧供給端子の一部
である第1出力端子551aは、各種ランプ24,25
に接続され、作動部電源電圧供給端子の一部である第2
出力端子552aは、可動扉駆動ソレノイド17及び上
部,下部表示器22,23に接続され、作動部電源電圧
供給端子の一部である第3出力端子553aは、音駆動
回路66,カウントスイッチ19及びコントロールIC
554bの各電源入力端子に接続され、これら要素に所
定直流電圧、例えば24Vを供給する。 【0032】また、制御部電源電圧供給端子としての第
4出力端子554aは、CPU50,ROM51,RA
M52等を構成する各ICに接続され、所定直流電圧、
例えば5Vを供給するようにされている。符号555は
各種コンデンサよりなるラインノイズ消去回路である。 【0033】ソレノイド駆動回路61はトランジスタ6
11よりなり、該トランジスタ611はベースが入出力
回路40の出力ポートPB2に接続され、該ポートから
の制御出力S11がハイレベルのとき導通して回路61
の出力端子612,613間に介在する可動扉駆動ソレ
ノイド17を付勢させる。 【0034】上部表示器駆動回路62は、IC700と
IC800の一部とIC700の後段に配されたトラン
ジスタ711〜717とよりなり、入出力回路40の出
力ポートPA6〜PA0からの各セブンセグメント駆動
信号と出力ポートPC3からのコモン駆動信号とよりな
る制御出力信号S12に応じて上部表示器22を駆動す
る。 【0035】一方、下部表示器駆動回路63は、上記回
路62と略同様に構成され、出力ポートPA6〜PA0
からの各セブンセグメント駆動信号と出力ポートPC2
〜PC0からの第1〜第3表示部用コモン駆動信号とよ
りなる制御出力S13に応じて下部表示器23の第1〜
第3表示部23a〜23cを駆動する。上部及び下部表
示器22,23の各表示部のセグメントは、トランジス
タ出力端子721〜723とIC出力端子811〜81
4間にそれぞれ接続されている。 【0036】中央ポケットランプ駆動回路及び始動ラン
プ駆動回路64,65はベースが入出力回路40の出力
ポートPB1,PB0に接続されたトランジスタ64
1,651よりそれぞれなり、該ポートPB1,PB0
からの制御出力信号S14,S15がハイレベルのと
き、トランジスタ641,651の出力端子642,6
52と両回路64,65の電源入力端子643,653
間にそれぞれ介在する中央ポケットランプ24,始動ラ
ンプ25を点灯駆動する。 【0037】音駆動回路66は第3図のIC800の一
部と第4図に示すサウンド回路660とよりなり、該サ
ウンド回路は、基本発信回路部661,開口音声発生部
662,電圧−周波数変換部663及び増幅回路部66
4で構成されている。 【0038】この音駆動回路66は、その出力端子66
5,666間に接続されたスピーカ27を入出力回路4
0からの制御出力信号S16,詳しくは、該回路40の
出力ポートPB3〜PB5からの第1〜第3音制御信号
S16a−S16cに応じて駆動するもので、第1音制
御信号S16aがハイレベルのとき基本発信回路部66
1からの発信波形はダイオード661aに出力されず、
第2音制御信号S16bがローレベルのときダイオード
662aを介して変換部663に出力され、また、第3
音制御信号S16cがハイレベルのときスピーカ27を
消勢するような回路構成になっている。 【0039】図5は、CPU50に於て実行される制御
プログラムのフローチャートを示し、該プログラムはリ
セット回路54からのリセット信号S6に従い周期的に
実行される。 【0040】まず、ステップ501に於て電源投入時か
否かが判別され、その答が肯定(Yes)ならば初期化
処理に移行し(ステップ502)、RAM52内のスイ
ッチフラグ、入賞回数データ,コマンドデータ及び制御
出力データ等をクリアすると共に、CPU50内のリフ
レッシュカウンタ(図示せず)にて乱数を発生させ、こ
れを下部表示器23の表示データとして用い、入賞確率
がランダムになるようにしている。なお、電源投入時、
リセット回路400が作動し入出力回路40が入力モー
ド保持され、誤った制御出力による遊技機の作動が防止
される。 【0041】次いで、ステップ503に移行してスイッ
チ入力検出回路30の異常状態検出回路320から供給
される入賞表示信号S2のレベルが所定時間に亙ってハ
イレベル状態にあるか判別する。斯かる判別のためカウ
ントスイッチ19の開成動作時に発生する正極性パルス
出力S2の通常の持続時間より長い所定時間例えば1秒
にセットしたソフトタイマを出力S2がハイレベルに移
行した時点で起動させ、CPU50によりソフトタイマ
がタイムアップしたか否かを監視するようにしている。 【0042】カウントスイッチ19の正常作動時、ステ
ップ503の判別結果は否定となりステップ504に移
行する。チャッカ11〜13の入賞が未だない場合、チ
ャッカへの入賞回数を表わす始動記憶数は0であるの
で、次いで、LED回転中か否かが判別される(ステッ
プ506)。コマンドデータの内容が0で、LED回転
中を表わす1ではないのでこの判別結果は否定となり、
また、次いで順次実行されるステップ507〜510で
の判別の答のいずれもが否定となる。従って、可動扉駆
動ソレノイド17,ランプ24,25及びスピーカ27
が消勢状態に維持され(ステップ511)、本プログラ
ムの今回ループが終了する。 【0043】一方、遊技球がチャッカ11〜13のいず
れかに入賞すると、始動スイッチ18が閉成し、スイッ
チ入力検出回路30の入力端子301,302が接続状
態となり、インバータ131の出力S1がハイレベル状
態となる。ハイレベル出力S1に応じたスイッチフラグ
の内容に基づき、ステップ504での判別結果が肯定と
なり始動記憶数に1が加算される(ステップ505)。 【0044】なお、連続入賞の場合、所定回数例えば4
回までに限り斯かる加算が実行される。次いで、コマン
ドデータの内容が未だ0なので、ステップ506〜51
1を介してステップ512に至ると、始動記憶数ありと
判別され、この記憶数が上部表示器22に表示される。
そして、始動数から1が減算され(ステップ513)、
CPU50内のソフトタイマが所定最大LED回転時間
例えば5秒にセットされた後(ステップ514)、コマ
ンドデータが0からLED回転中を表わす1へ更新され
(ステップ515)、本プログラムの今回ループが終了
する。 【0045】次回ループのステップ506の答えは肯定
となり、LED回転処理が行われ(ステップ516)、
制御出力S13に従う下部LED駆動回路63により下
部表示器23の各表示部23a〜23cの表示内容が1
ずつ更新される。LED回転をランダム化すべく、各表
示部23a〜23cの表示更新周期は例えば1:2:3
に設定される。このLED回転処理は所定最長時間の経
過時に自動的に停止しまたは押ボタン停止スイッチ26
が押圧操作された後に開放された時点(すなわち正極性
パルス出力S2の立下り時)に停止し、このときコマン
ドデータはLED回転停止を表わす2に更新される。そ
して、LED回転処理中は、制御出力S15,S16に
従う始動ランプ及び音駆動回路65,66の各出力に応
じて始動ランプ25が点灯し、かつスピーカ27から回
転音が出力される。 【0046】次回ループのステップ507の判別結果は
肯定となり、LED回転停止処理(ステップ517)に
移行し、各表示部23a〜23cの表示内容が順次停止
される。詳しくは、LED回転停止のランダム性を確保
すべく、RAM52の所定番地にリセット信号S6発生
毎に更新され、例えば0乃至4の値のいずれかをとるL
ED回転停止用のランダム制御情報を記憶させる一方、
前述の所定最長時間経過時または押しボタン26の押圧
開放時から斯かる時点でのランダム制御情報の値に応じ
た5種類の所定時間のいずれかが経過したときに第1表
示部23aの表示内容の更新を、次いで表示部23b,
23cの更新を順次停止させている。そして、コマンド
データをLED判定中を表わす3に更新する。 【0047】したがって、LED回転停止処理の完了直
後のループにおいてステップ508の答えは肯定とな
り、LED判定処理(ステップ518)に移行し、下部
表示器23の表示内容をこれに対応するRAM52内の
表示データに基づいて判別する。判別の結果、表示器2
3の第1〜第3表示部23a〜23cに表示された3桁
のデジタル数がゾロ目でなければCPU50内のソフト
タイマを第1の所定時間例えば0.4秒にセットする一
方、偶数のゾロ目であれば第2の所定時間例えば6秒
に、また、奇数のゾロ目であれば(大当り入賞)、第3
の所定時間例えば20秒にセットする。また、コマンド
データをアタッカ開成中を表わす4に更新する。 【0048】本プログラムの次回ループにおけるステッ
プ509での判別の答は肯定となり、アタッカ開成処理
が実行される(ステップ519)。すなわち、制御出力
S11に伴うソレノイド駆動回路61にてソレノイド1
7が作動し、アタッカ14の可動扉16を表示器23の
表示数の組合せに応じてセットされた時間に亙り開成さ
れる。但し、大当り入賞時には、第3の所定時間が経過
しなくともアタッカ14への入賞回数が10回に達する
と可動扉16は閉成される。 【0049】さらに、アタッカ開成中、始動ランプ25
を点灯させると共にスピーカ27から開口音を出力させ
る。また、中央ポケット15への入賞時、中央ポケット
ランプ26を点滅させる一方、斯かる入賞の回数が所定
回数例えば10回に達していない限り入賞を表示するフ
ラグ情報をRAM52内に記憶する。 【0050】アタッカ開成後、第1,第2または第3の
所定時間が経過すると、コマンドデータがデイレイ処理
中を表わす5に更新され、次回ループのステップ510
の判別結果が肯定となるので、デイレイ処理が実行され
る(ステップ520)。すなわち、前述のフラグ情報に
基づき中央ポケット15への入賞無しと判別されると、
前述のステップ511に移行する一方、斯かる入賞があ
ればアタッカ14を再度開成させる。従って、中央ポケ
ット15へ入賞を条件としてアタッカ14は連続的に1
0回に亙って開成可能にされている。 【0051】ステップ503での判別結果が肯定すなわ
ちカウントスイッチ19の作動等に異常があると、非作
動化処理に移行し(ステップ521)、RAM52内に
保持した制御出力データをクリアしてソレノイド17等
の作動部をすべて消勢し、遊技機を非作動化させる。 【0052】図6は、CPU50により実行される下部
デジタル表示器用制御プログラムのフローチャートを示
す。上述のように、遊技者の入賞利益に多大な影響を与
えるアタッカ14の開閉は、表示器23の表示数の組合
せに応じてなされると共にアタッカ14及び中央ポケッ
ト15への入賞回数に応じてなされ、これら入賞回数等
の遊技進行状況を表わすパラメータ値及びアタッカ14
の開閉動作がこれらパラメータ値に応じて正確になされ
ているか否かは遊技者の関心を惹くものである。そこ
で、以下のように、一つの表示器23を複数の表示モー
ドで駆動し、種々の表示内容を表示する。 【0053】ステップ602〜603の判別結果のいず
れかが肯定すなわちLED回転乃至LED判定処理のい
ずれかを実行中ならば、制御出力S13に従う下部LE
D駆動回路63の出力により下部デジタル表示器23に
第1表示モードをとらしめ、表示器23の各表示部23
a〜23cに0乃至9のいずれかのデジタル数字をそれ
ぞれ表示させる(ステップ604〜606)。なお、上
述のようにLED回転中はこのデジタル数字は更新され
る。 【0054】一方、ステップ601〜603及び607
の判別の答えがいずれも否定すなわちLED判定処理に
より表示器の3桁の表示数が奇数のゾロ目ではないと判
別されると、LED駆動停止処理に移行して各表示部2
3a〜23cが消勢され(ステップ608)、本プログ
ラムの今回のループを終了する。 【0055】ステップ607で表示器23の表示数のゾ
ロ目であると判別されると、下部LED駆動回路63の
出力に応じて表示器23の表示モードは第1モードから
第2モードへ切換えられ、RAM52内の入賞回数表示
データに基づき、表示器23の第1及び第3表示部23
a,23cに中央ポケット15への継続入賞回数及びア
タッカ14の各開成動作中におけるアタッカ14への入
賞回数が、第2表示部23bに表示されるハイフンによ
り区別されてそれぞれ表示される(ステップ609〜6
11)。 【0056】この第2表示モードは、アタッカ開成処理
またはデイレイ処理実行中継続する(ステップ612,
613)。すなわち、アタッカ開成中、中央ポケット1
5への入賞がなければ、アタッカ開成終了後直ちにLE
D駆動停止処理がなされる一方(ステップ608)、斯
かる入賞があればアタッカ開成終了後のデイレイ処理中
も第2表示モードを維持してアタッカ14の開成開始を
待ち、アタッカ14が再度開成したならば第2表示モー
ドでの表示を再開する。 【0057】上記実施例では可動扉16の開成阻止条件
パラメータとしてアタッカ14への入賞球数を用いた
が、これに代えてアタッカ14の開成時間を用いてもよ
い。この場合、アタッカ14の開成時間が所定時間を越
えたとき遊技機を非作動化すればよい。 【0058】 【発明の効果】本発明のパチンコ機によれば、電源回路
部において、ブリッジ整流回路と定電圧回路との間に作
動部電源供給用端子を複数設け、これらの作動部電源供
給用端子を介して可変入賞口を駆動する可変入賞口駆動
手段、表示器、ランプ及び音駆 動回路に作動電源を供給
し、作動部電源電圧よりも低い電圧を生成する定電圧回
路の後段に制御部電源電圧供給端子を設け、制御部電源
電圧供給端子を介して制御部電源電圧をCPU、ROM
及びRAMに供給するので、作動部電源電圧と制御部電
源電圧とを単一の電源回路部により生成でき、作動部用
と制御部用とに電源回路をそれぞれ個別に設ける必要が
なくなり、定電圧回路の後段に並列接続された複数のコ
ンデンサからなるラインノイズ消去回路を設けたことに
より、CPU、ROM及びRAMを備えた制御部の電源
ノイズによる誤動作を防止でき、制御部電源電圧を生成
する定電圧回路をスイッチングレギュレータICにより
構成したことにより、電源回路部に対する組み付けが簡
便に行うことができ、総じて、パチンコ機の回路基板に
実装される電源回路部を小形化でき、パチンコ機におけ
る回路基板の配設スペースを有効に利用することを可能
とする。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係るパチンコ遊技機の遊技
盤を示す部分概略正面図 【図2】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の回路構
成を示すブロック図 【図3】図2の回路の詳細を示す電気回路図 【図4】図2の音駆動回路の詳細を示す電気回路図 【図5】図2の中央処理装置において実行される制御プ
ログラムを示すフローチャート 【図6】図2の中央処理装置において実行される制御プ
ログラムを示すフローチート 【符号の説明】 1 遊技盤 2 入賞穴 3 入賞穴 4 入賞穴 5 入賞穴 6 入賞穴 7 入賞穴 8 入賞穴 11 チャッカ 12 チャッカ 13 チャッカ 14 アタッカ 15 中央ポケット 16 可動扉 17 可動扉駆動ソレノイド 18 始動スイッチ(GOスイッチ) 19 カウントスイッチ 20 案内板 21 中央ポケットスイッチ(Vスイッチ) 22 上部デジタル表示器 23 下部デジタル表示器 24 中央ポケットランプ(Vランプ) 25 始動ランプ(GOランプ) 26 常閉形押ボタン式停止スイッチ 27 スピーカ 30 スイッチ入力検出回路 40 入出力回路 50 中央処理装置(CPU) 51 リードオンリメモリ(ROM) 52 ランダムアクセスメモリ(RAM) 53 クロック回路 54 リセット回路 55 電源回路 61 ソレノイド駆動回路 62 上部LED駆動回路 63 下部LED駆動回路 64 Vランプ駆動回路 65 GOランプ駆動回路 66 音駆動回路 311 インバータ 312 インバータ 313 インバータ 320 異常状態検出回路 323 インバータ 328 定電圧ダイオード 400 入出力回路用リセット回路。 551 ブリッジ整流器 552 平滑回路 553 平滑回路 554 定電圧回路 554b スイッチング用コントロールIC 555 ラインノイズ消去回路 611 トランジスタ 661 基本発信回路 662 サウンド回路 663 電圧−周波数変換部 664 増幅回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 年明 愛知県名古屋市中村区鴨付町1丁目22番 地 株式会社大一商会 内 (56)参考文献 特開 昭59−200674(JP,A) 特開 昭59−155276(JP,A) 実開 昭59−182379(JP,U) 昭和55年5月1日CQ出版(株)発行 「実用電子回路ハンドブック(1)」 (第406頁 図7−21,第41f1頁 図 7−25)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.電源回路部と、可変入賞口を駆動するための可変入
    賞口駆動手段、表示器、ランプ並びに音声報知のための
    音駆動回路を有する作動部と、前記作動部を制御するた
    めのCPU、ROM並びにRAMを備える制御部とを有
    し、記電源回路部を、外部交流電源に接続されるブリッジ
    整流回路と、前記ブリッジ整流回路の後段に設けられた
    平滑回路と、前記平滑回路の後段に設けられたスイッチ
    ングレギュレータICからなる定電圧回路と、前記定電
    圧回路の後段に並列接続された複数のコンデンサからな
    るラインノイズ消去回路とにより構成し、前記作動部に
    作動部電源電圧を供給する作動部電源電圧供給端子を、
    前記ブリッジ整流回路と前記定電圧回路との間に複数設
    け、前記作動部電源電圧よりも低い制御部電源電圧を前
    記制御部に供給する制御部電源電圧供給端子を、前記定
    電圧回路と前記ラインノイズ消去回路との間に設けたこ
    とを特徴とするパチンコ機。
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Non-Patent Citations (1)

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昭和55年5月1日CQ出版(株)発行「実用電子回路ハンドブック(1)」(第406頁 図7−21,第41f1頁 図7−25)

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