JP2002306693A - 遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

遊技機、コンピュータプログラムおよび記録媒体

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JP2002306693A
JP2002306693A JP2001112173A JP2001112173A JP2002306693A JP 2002306693 A JP2002306693 A JP 2002306693A JP 2001112173 A JP2001112173 A JP 2001112173A JP 2001112173 A JP2001112173 A JP 2001112173A JP 2002306693 A JP2002306693 A JP 2002306693A
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gaming machine
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JP2001112173A
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Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
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Maruhon Industry Co Ltd
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源がONになったタイミングを知られるこ
とによる不正行為の発生を防止しつつ、電力を節約する
ことができる遊技機を実現する。 【解決手段】 時間t4を経過するまでに発射スイッチ
15dがONしない場合は(S52:No、S54:Y
es)、スイッチSW2〜SW6をOFFし(S5
6)、待機中LED90を点滅させる(S58)。つま
り、時間t4の間、遊技が行われていない台は、特別図
柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置7
9、払出制御基板200および発射モータ基板15cへ
の電源供給を停止、電力を節約する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力の供給を受けて
機能し、手動操作により遊技を開始する遊技機、その遊
技機をコンピュータにより機能させるためのコンピュー
タプログラムおよびそのコンピュータプログラムが記録
された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機として、たとえば
図11に示す第1種のパチンコ機が知られている。図1
1は、そのパチンコ機の主要構成を示す正面説明図であ
る。上受け皿506に遊技球を流し込み、発射ハンドル
501を回動させると、モータ駆動の発射装置により遊
技球が遊技盤502に発射される。そして、その発射さ
れた遊技球は、図示しない多くの釘の間を乱舞しながら
流下し、第1種始動口503を通過すると、特別図柄表
示装置504が、複数の特別図柄を横方向3個所におい
て上下にスクロール表示する。そして、その3個所に停
止した特別図柄が、同一の図柄、たとえば図11に示す
ように「777」に揃うと大当りが発生し、開閉部材5
05が開放動作し、大入賞口が開口する。そして、その
大入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤502の上方両
角部に設けられたコーナーLED飾り507,507、
遊技盤502の両側に設けられたサイドLED飾り50
8,508および開閉部材505の両側に設けられた大
入賞口飾り509,509などが点滅し、さらに大当り
専用の効果音が再生され、大当りの演出を行う。また、
大当りの発生や入賞がない場合であっても、特別図柄表
示装置504は、客待ち用の動画などのデモンストレー
ションを行い、所定個所のLEDは装飾用の点灯や点滅
を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコホ
ールの多くは、たとえば朝9時から夜10時までの13
時間営業している。1週間に6日営業すると、1週間の
営業時間は、78時間となる。来店客は、週末に集中し
て多くなり、平日であれば、アフターファイブと呼ばれ
る午後5時以降に集中するが、平日の日中では、来店客
は少なくなる。しかし、数十台が接続された島単位で電
源のON・OFFを行うため、島の数台にのみ遊技者が
付いている場合であっても、その島全体に電源を供給し
ておく必要がある。つまり、従来のパチンコホールで
は、遊技者が付いていない台にも電力を供給するため、
電力の浪費が多いという問題がある。なお、台ごとに個
別に電源をON・OFFすることも考えられるが、パチ
ンコ機には、乱数発生装置と、その乱数発生装置から発
生した乱数により、大当りか否かを判定するコンピュー
タとが備えられており、その乱数発生装置は、起動時か
ら一定のサイクルで乱数を更新するため、パチンコ機が
起動したタイミングが分かれば、乱数の更新サイクルを
推定できる。つまり、その推定手法を利用して大当りを
発生させる不正行為が行われるおそれがあるため、台ご
とに個別に電源管理を行う方法は、採用し難い。
【0004】そこでこの発明は、上記諸問題を解決する
ためになされたものであり、電源がONになったタイミ
ングを知られることによる不正行為の発生を防止しつ
つ、電力を節約することができる遊技機を実現すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、手動操作により遊技を開始する操作手段と、前記
手動操作が行われたことを検出する検出手段と、この検
出手段による検出結果に基づいて、前記手動操作が行わ
れていない時間を計測する計測手段と、遊技者に有利な
遊技状態になるか否かを判定する判定手段と、前記各手
段に電力を供給する電力供給手段と、前記計測手段によ
る計測時間が所定時間に達した場合は、少なくとも前記
検出手段、前記計測手段および前記判定手段の機能を維
持するとともに、それら各手段以外に前記電力供給手段
からの電力供給により機能している個所のうち、所定の
個所に対する前記電力供給手段からの電力供給が停止す
るように制御する制御手段とを備えたという技術的手段
を用いる。
【0006】手動操作が行われないと、その行われてい
ない時間は、計測手段により計測される。そして、その
計測時間が所定時間に達すると、制御手段は、手動操作
が行われたことを検出する検出手段、計測手段および遊
技者に有利な遊技状態になるか否かを判定する判定手段
の機能を維持するとともに、それら各手段以外に電力供
給手段からの電力供給により機能している個所のうち、
所定の個所に対する電力供給手段からの電力供給が停止
するように制御する。
【0007】つまり、所定時間手動操作が行われず、遊
技が開始されていない場合には、所定の個所に対する電
力供給手段からの電力供給が停止するように制御できる
ため、遊技が開始されていないにもかかわらず電力が供
給されている事態をなくすことができるので、消費電力
を節約することができる。しかも、遊技者に有利な遊技
状態になるか否かを判定する判定手段の機能を維持した
状態であるため、遊技機の起動と同時に判定手段が機能
する遊技機のように、判定手段の機能開始からのタイミ
ングを推定し、遊技者に有利な遊技状態を発生させると
いう不正行為を防止することもできる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記所定の個所は、前記判定手段
による判定結果に対応した画像を表示する画像表示手段
であるという技術的手段を用いる。
【0009】つまり、所定時間手動操作が行われず、遊
技が開始されていない場合には、判定結果に対応した画
像を表示する画像表示手段に対する電力供給手段からの
電力供給が停止するように制御できる。したがって、遊
技が開始されていない場合は、画像表示手段(特別図柄
表示装置)により客待ち用のデモンストレーション表示
を行う従来の遊技機よりも消費電力を節約することがで
きる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の遊技機において、前記所定の個所
は、この遊技機を装飾する発光手段であるという技術的
手段を用いる。
【0011】つまり、所定時間手動操作が行われず、遊
技が開始されていない場合には、この遊技機を装飾する
発光手段に対する電力供給手段からの電力供給が停止す
るように制御できる。したがって、遊技が開始されてい
ない場合は、装飾用の発光手段(LED)を発光(点灯
または点滅)させている従来の遊技機よりも消費電力を
節約することができる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記所定の個所は、この遊技機から音声を出力する音声出
力手段であるという技術的手段を用いる。
【0013】つまり、所定時間手動操作が行われず、遊
技が開始されていない場合には、この遊技機から音声を
出力する音声出力手段に対する電力供給手段からの電力
供給が停止するように制御できる。したがって、遊技が
開始されていない場合でも何らかの音声を出力している
従来の遊技機よりも消費電力を節約することができる。
【0014】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記所定の個所に対する電力供給が停止していることを報
知する報知手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0015】つまり、所定の個所に対する電力供給が停
止していることを報知することができるため、遊技者お
よび遊技店(パチンコホール)は、電力供給が停止して
いる遊技機であることを明確に知ることができる。
【0016】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記所定の個所に対する電力供給が停止することを予告す
る予告手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0017】つまり、所定の個所に対する電力供給が停
止することを予告することができるため、遊技者および
遊技店(パチンコホール)は、電力供給が停止する遊技
機であることを明確に知ることができる。
【0018】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記電力供給手段からの電力供給により機能している個所
のうち、前記所定の個所を選択するための選択手段を備
えたという技術的手段を用いる。
【0019】つまり、電力の供給を停止する個所を選択
できるため、電力の供給を停止しているときの演出内容
を遊技店(パチンコホール)ごとに設定することができ
る。たとえば、画像表示手段(特別図柄表示装置)のみ
に電力を供給して客待ち用の画像を表示したり、発光手
段(LED)のみに電力を供給して発光手段による装飾
のみを行ったりすることができる。
【0020】請求項8に記載の発明では、手動操作によ
り遊技を開始する操作手段と、前記手動操作が行われた
ことを検出する検出手段と、この検出手段による検出結
果に基づいて、前記手動操作が行われていない時間を計
測する計測手段と、遊技者に有利な遊技状態になるか否
かを判定する判定手段と、前記各手段に電力を供給する
電力供給手段とを備えた遊技機をコンピュータにより機
能させるためのコンピュータプログラムであって、前記
計測手段による計測時間が所定時間に達した場合は、少
なくとも前記検出手段、前記計測手段および前記判定手
段の機能を維持するとともに、それら各手段以外に前記
電力供給手段からの電力供給により機能している個所の
うち、所定の個所に対する前記電力供給手段からの電力
供給が停止するように制御する制御処理を前記コンピュ
ータが実行するためのコンピュータプログラムを含むコ
ンピュータプログラムという技術的手段を用いる。
【0021】つまり、請求項1に記載の遊技機は、たと
えば、後述する発明の実施の形態に記載するように、遊
技機に内蔵されたコンピュータ(CPU)により機能す
るため、上記コンピュータプログラムをROMなどの記
録媒体に記録しておき、その記録されたコンピュータプ
ログラムを上記コンピュータが実行することにより、機
能させることができる。
【0022】請求項9に記載の発明では、手動操作によ
り遊技を開始する操作手段と、前記手動操作が行われた
ことを検出する検出手段と、この検出手段による検出結
果に基づいて、前記手動操作が行われていない時間を計
測する計測手段と、遊技者に有利な遊技状態になるか否
かを判定する判定手段と、前記各手段に電力を供給する
電力供給手段とを備えた遊技機をコンピュータにより機
能させるためのコンピュータプログラムが記録された記
録媒体であって、前記計測手段による計測時間が所定時
間に達した場合は、少なくとも前記検出手段、前記計測
手段および前記判定手段の機能を維持するとともに、そ
れら各手段以外に前記電力供給手段からの電力供給によ
り機能している個所のうち、所定の個所に対する前記電
力供給手段からの電力供給が停止するように制御する制
御処理を前記コンピュータが実行するためのコンピュー
タプログラムを含むコンピュータプログラムが記録され
た記録媒体という技術的手段を用いる。
【0023】つまり、コンピュータにより遊技を制御す
る遊技機にあっては、たとえば、後述する発明の実施の
形態に記載するように、遊技機に設けられた記録媒体
(ROM)に記録されたコンピュータプログラムをコン
ピュータ(CPU)が実行することにより機能すること
から、上記コンピュータプログラムを記録した記録媒体
を使用することにより、請求項1に記載の遊技機を実現
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技機の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記
載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第
1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。 <第1実施形態> [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説
明図である。パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備
えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能
に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開
閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠
4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右
側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射モータ
(図3において符号15eで示す)を操作するための発
射ハンドル15aが回動可能に取付けられている。ま
た、発射ハンドル15aには、遊技者が発射ハンドル1
5aに手を触れたことを検出するタッチセンサ式の発射
スイッチ15dが取付けられており、その発射スイッチ
15dがONすると、発射モータが駆動される。
【0025】ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給
される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞
球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給
口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上
受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下方に
は、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上
受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排
出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されて
いる。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排
出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設け
られている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が
設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設
けられている。
【0026】(遊技盤5の主要構成)次に、遊技盤5の
主要構成について図2を参照して説明する。図2は遊技
盤5の全体構成を示す正面説明図である。遊技盤5の略
中央には、センターケース30が備えられている。セン
ターケース30には、天入賞口31と、3個のLEDか
らなる普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置
34の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する普
通図柄記憶表示LED35と、複数の図柄、たとえば
「0」〜「9」の数字を示す特別図柄や背景画像などを
液晶で表示する特別図柄表示装置32と、特別図柄始動
記憶数を4個のLEDにより表示する特別図柄記憶表示
LED36とが備えられている。
【0027】センターケース30の両側上方には、LE
Dにより装飾された装飾風車46がそれぞれ設けられて
いる。右側の装飾風車46の右斜め下方には、普通図柄
表示装置34を作動させるための普通図柄作動右ゲート
25が設けられており、左側の装飾風車46の左斜め下
方には、同じく普通図柄作動左ゲート26が設けられて
いる。センターケース30の両側下方には、風車24が
それぞれ設けられており、右側の風車24の下方には、
右入賞口12が設けられており、左側の風車24の下方
には、左入賞口13が設けられている。右入賞口12の
右側には、右袖入賞口22が設けられており、左入賞口
13の左側には、左袖入賞口23が設けられている。セ
ンターケース30の下方には、特別図柄表示装置32を
作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられて
おり、この第1種始動口27の下部には普通図柄表示装
置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開
放する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放
した普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特
別図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えてい
る。
【0028】センターケース30の下方には、特別図柄
表示装置32の3個所の表示領域A〜Cにおける停止図
柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置4
0が設けられている。この変動入賞装置40には、大当
りの発生時に開放動作して大入賞口41を開口する板状
の開閉部材43が扉式に開閉可能に取り付けられてい
る。変動入賞装置40の右側には、右下入賞口14が設
けられており、変動入賞装置40の左側には、左下入賞
口44が設けられている。また、変動入賞装置40の内
部には、開閉部材43を連続して開放動作させる機能を
有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検
出する特定領域スイッチ(図3において符号42aで示
す)が設けられている。
【0029】また、遊技盤5には、発射された遊技球を
遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、遊
技盤5の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなど
により装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊
技盤5の右側には、その右側をLEDなどにより装飾す
る右サイド飾り20が設けられており、遊技盤5の左側
には、その左側をLEDなどにより装飾する左サイド飾
り21が設けられている。さらに、遊技盤5には、入賞
しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口4
5が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘
(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発射され
た遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や
第1種始動口27に入賞したり、各普通図柄作動ゲート
を通過したり、あるいはアウト口45から回収されたり
する。
【0030】(パチンコ機1の電気的構成)次に、パチ
ンコ機1の電気的構成についてそれをブロックで示す図
3を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板10
0が設けられており、この主基板100には、マイクロ
プロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッ
サ110には、大当りの判定、大入賞口41への入賞数
のカウント、ラウンドの制御など、遊技の主な制御を実
行するメインCPU112と、このメインCPU112
が各種制御を実行するための各種制御プログラムなどが
記録されたROM114と、遊技球が第1種始動口27
を通過したことの検出結果などの遊技中に発生する各種
データ、ROM114から読出された制御プログラムな
どを一時的に格納するRAM116とが搭載されてい
る。主基板100には、次に記載するものが電気的に接
続されている。遊技球が第1種始動口27を通過したこ
とを検出する第1種始動口スイッチ27a、特別図柄表
示装置32、LEDやランプ類を制御するランプ制御装
置75、電源基板74、賞球の払出しなどを制御する払
出制御基板200、遊技中の効果音などを制御する音声
制御装置79、入賞や大当りなどに関する遊技盤情報を
パチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ
(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板5
2、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0031】払出制御基板200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種デ
ータを一時的に格納するRAM216とが搭載されてい
る。また、払出制御基板200には、電源基板74、発
射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板1
5c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55
が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15c
には、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15e
へ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接
続されている。
【0032】遊技枠中継基板53には、満杯検出スイッ
チ72、賞球切れスイッチ73およびセンサ中継基板5
4が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、
賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,
62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されてい
る。払出中継基板55には、貸球切れスイッチ61、賞
球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に
接続されている。盤面中継基板51には、普通電動役物
28を駆動する普通電動役物ソレノイド28a、普通図
柄表示装置34、普通図柄作動右ゲート25を通過した
遊技球を検出する右ゲートスイッチ25a、普通図柄作
動左ゲート26を通過した遊技球を検出する左ゲートス
イッチ26a、大入賞口41に入賞した遊技球を検出す
る大入賞口スイッチ41a、右袖入賞口22に入賞した
遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ22a、左袖入賞
口23に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ
23a、右入賞口12に入賞した遊技球を検出する右入
賞口スイッチ12a、左入賞口13に入賞した遊技球を
検出する左入賞口スイッチ13a、右下入賞口14に入
賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ14a、左
下入賞口44に入賞した遊技球を検出する左下入賞口ス
イッチ44a、天入賞口31に入賞した遊技球を検出す
る天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50
である。大入賞口中継基板50には、特定領域スイッチ
42a、特定領域を形成する部材の姿勢を変化させる特
定領域ソレノイド42bおよび大入賞口ソレノイド41
bが電気的に接続されている。電源基板74は、AC2
4V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供
給を受け、各基板へ必要電源を供給する。
【0033】(電源基板80の主要構成、電源基板80
と各基板との接続関係)次に、電源基板80の主要構
成、電源基板80と各基板との接続関係について、それ
を示す図4を参照して説明する。主電源70から供給さ
れた24Vの交流電流は、整流回路81によって32V
の直流に変換され、スイッチSW1を介して主基板10
0に、スイッチSW5を介して払出制御基板200に、
スイッチSW6を介して発射モータ駆動基板15cにそ
れぞれ供給される。また、32Vの直流は、DC/DC
コンバータ82によって12Vに変圧される。この12
Vの直流は、スイッチSW1を介して主基板100に、
スイッチSW2を介して特別図柄表示装置32に、スイ
ッチSW3を介してランプ制御装置75に、スイッチS
W4を介して音声制御装置79に、スイッチSW5を介
して払出制御基板200にそれぞれ供給される。
【0034】主基板100に供給された32Vの直流
は、盤面中継基板51(図3)に供給され、普通電動役
物ソレノイド28aを駆動する。特別図柄表示装置32
に供給された12Vの直流は、特別図柄表示器の液晶な
どを駆動し、ランプ制御装置75に供給された12Vの
直流は、コーナー飾り11、右サイド飾り20および左
サイド飾り21などのLEDやランプを点灯または点滅
させる。音声制御装置79に供給された12Vの直流
は、音声回路を介してスピーカを駆動し、払出制御基板
200に供給された12Vの直流は、払出中継基板55
を介して賞球ユニット62に供給され、賞球払出モータ
62cなどを駆動する。また、払出制御基板200に供
給された32Vの直流は、払出中継基板69を介して貸
球ユニット63(図3)に供給され、供給する貸球を所
定数で区切るシャッター部材を動作させる貸球ソレノイ
ド(図示省略)を駆動する。
【0035】また、DC/DCコンバータ82によって
12Vに変圧された直流電流は、DC/DCコンバータ
83によって5Vに変圧され、この5Vの直流は、スイ
ッチSW1を介して主基板100に、スイッチSW2を
介して特別図柄表示装置32に、スイッチSW3を介し
てランプ制御装置75に、スイッチSW4を介して音声
制御装置79に、スイッチSW5を介して払出制御基板
200にそれぞれ供給される。さらに、5Vの直流は、
タッチセンサ式の発射スイッチ15dにも供給されてい
る。主基板100に供給された5Vの直流は、マイクロ
プロセッサ110(図3)の駆動電源となり、払出制御
基板200に供給された5Vの直流は、マイクロプロセ
ッサ210(図3)の駆動電源となる。また、特別図柄
表示装置32、ランプ制御装置75および音声制御装置
79に供給された5Vの直流は、各装置に設けられたマ
イクロプロセッサ(図示せず)の駆動電源となる。な
お、この実施形態では、スイッチSW1〜SW6として
トランジスタを用いる。
【0036】また、電源基板80には、各基板および装
置に供給されている電源を制御する電源制御回路84が
搭載されている。電源制御回路84には、電源制御を行
う電源制御CPU85と、この電源制御CPU85が電
源制御のために実行するコンピュータプログラムが記録
されたROM86と、電源制御CPU85が上記コンピ
ュータプログラムを実行する際にROM86から読出さ
れたコンピュータプログラムを一時的に格納するRAM
87とが備えられている。電源制御回路84は、接続ケ
ーブルL1によりスイッチSW1と、接続ケーブルL2
によりスイッチSW2と、接続ケーブルL3によりスイ
ッチSW3と、接続ケーブルL4によりスイッチSW4
と、接続ケーブルL5によりスイッチSW5と、接続ケ
ーブルL5によりスイッチSW6とそれぞれ電気的に接
続されている。また、電源制御回路84には、発射スイ
ッチ15dが接続ケーブルL7により接続されており、
電力供給の待機中であることを報知する待機中LED9
0が接続ケーブルL8により接続されている。
【0037】(電源制御)次に、電源制御の流れについ
て図5および図6を参照して説明する。図5は電源制御
CPU85が実行する電源制御の流れを示すフローチャ
ートであり、図6は図5の続きを示すフローチャートで
ある。パチンコ機1が設けられている島の電源が投入さ
れ、主電源70(図4)が立上がり、DC/DCコンバ
ータ83から5V電源が供給されると、電源制御CPU
85は、初期化を実行する(図5のS10)。このと
き、スイッチSW1〜SW6がONし、主基板100、
特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御
装置79、払出制御基板200および発射モータ駆動基
板15cが立上がる。続いて電源制御CPU85は、電
源制御回路自身が制御可能になると(S12:Ye
s)、自身に内蔵されたタイマをスタートし(S1
4)、一旦、スイッチSW1〜SW6をOFFし、各基
板および装置の機能を停止させる(S16)。つまり、
電源投入時は、電源制御回路84の動作が不安定である
ため、このタイミングで各基板および装置の電源制御を
開始すると、制御タイミングが合わなくなるおそれがあ
るので、電源制御回路自身の動作が安定してから各基板
および装置の電源制御を開始する。
【0038】続いて電源制御CPU85は、タイマの計
測時間Tが時間t1を経過すると(S18:Yes)、
スイッチSW2〜SW6をONし(S20)、特別図柄
表示装置32、ランプ制御装置75、音声制御装置7
9、払出制御基板200および発射モータ駆動基板15
cを立上げる。そして、時間t2(たとえば1秒)を経
過すると(S22:Yes)、スイッチSW1をONし
(S24)、主基板100を立上げる。つまり、主基板
100を最後に立上げるため、主基板100から送信さ
れたコマンドを各制御基板および装置が受信漏れするお
それがない。続いて電源制御CPU85は、発射スイッ
チ15dがONしたことを検出しない場合は(S26:
No)、タイマの計測時間Tが時間t3(たとえば10
分)を経過するまで待機する(S28:No)。そして
電源制御CPU85は、時間t3を経過すると(S2
8:Yes)、スイッチSW2〜SW6をOFFし(S
30)、待機中LED90(図2、図4)を点滅させ
(S32)、タイマをリセットする(S34)。これに
より、電力供給の再開を待機する待機中モードに入る。
つまり、パチンコホールが開店してから約10分の間、
客が付かなかった台の主基板100以外の制御基板およ
び装置への電源供給を停止し、電力を節約する。また、
待機中LED90を点滅させることにより、その台は、
現在、電力供給を待機している状態であることを報知す
る。なお、待機中LED90の点滅速度は、たとえば
0.5秒間点灯し、2秒間消灯する速度である。
【0039】続いて電源制御CPU85は、再びタイマ
をスタートし(図6のS50)、発射スイッチ15dが
ONしたことを検出しない場合は(S52:No)、タ
イマの計測時間Tが時間t4(たとえば5分)を経過す
るまで待機する(S54:No)。そして電源制御CP
U85は、時間t4を経過するまでに発射スイッチ15
dがONしたことを検出すると(S52:Yes)、タ
イマをリセットし(S60)、スイッチSW2〜SW6
をONし(S62)、待機中LED90を消灯する(S
64)。つまり、遊技者が発射ハンドル15aに触れる
と、それまで電源供給を停止していた特別図柄表示装置
32、ランプ制御装置75、音声制御装置79、払出制
御基板200および発射モータ駆動基板15cへの電源
供給を開始し、遊技可能な状態にする。また、待機中L
ED90を消灯し、待機中でないことを報知する。
【0040】また電源制御CPU85は、時間t4を経
過するまでに発射スイッチ15dがONしない場合は
(S52:No、S54:Yes)、スイッチSW2〜
SW6をOFFし(S56)、待機中LED90を点滅
させる(S58)。つまり、時間t4の間、遊技が行わ
れていない台は、特別図柄表示装置32、ランプ制御装
置75、音声制御装置79、払出制御基板200および
発射モータ駆動基板15cへの電源供給を停止、電力を
節約する。
【0041】(第1種始動口処理)次に、メインCPU
112が実行する第1種始動口処理の流れについて、そ
れを示す図7のフローチャートを参照して説明する。遊
技球が第1種始動口27(図2)を通過し、もしくは開
放した普通電動役物28(図2)を通過したことを検出
し(S70:Yes)、特別図柄始動記憶数U1が
「4」未満である場合は(S72:Yes)、特別図柄
始動記憶数U1に「1」を加算し(S74)、大当りカ
ウンタのカウント値を1つ取得し(S76)、その取得
したカウント値をRAM116に一時的に格納する(S
78)。大当りカウンタは、たとえば「0」〜「25
5」の計256の乱数をカウントし、一定の周期でカウ
ント値の初期値を繰り上げて更新する。また、大当りカ
ウンタは、主基板100に搭載されているため、時間t
4の間、遊技が行われず、電源供給が停止した場合であ
っても、主基板100への電源供給は停止されないた
め、大当りカウンタは、カウントを継続する。
【0042】(特別図柄表示処理)次に、メインCPU
112が実行する特別図柄表示処理の流れについて、そ
れを示す図8のフローチャートを参照して説明する。メ
インCPU112は、特別図柄が変動中でないと判定し
(S80:No)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以
上であると判定すると(S82:Yes)、特別図柄始
動記憶数U1から「1」を減算する(S84)。続いて
メインCPU112は、第1種始動口処理のS78(図
7)においてRAM116に一時的に格納したカウント
値が、大当りを決定する値であるか否か、つまり大当り
か否かを判定する(S86)。ここで、大当りである場
合は(S86:Yes)、大当り図柄と、特別図柄の変
動パターンとを決定し(S88)、大当りでない場合は
(S86:No)、ハズレ図柄と、特別図柄の変動パタ
ーンとを決定する(S90)。続いてメインCPU11
2は、変動開始コマンドと共に、S88またはS90に
おいて決定した図柄および変動パターンを示すコマンド
を特別図柄表示装置32へ送信する(S92)。これに
より、特別図柄表示装置32は、特別図柄の変動表示を
開始する。そしてメインCPU112は、特別図柄の変
動時間がタイムアップすると(S80:Yes、S9
4:Yes)、全図柄停止コマンドを特別図柄表示装置
32へ送信し、特別図柄の変動表示を停止させる(S9
6)。これにより、特別図柄表示装置32は、所定の停
止パターンにて各特別図柄の変動表示を停止し、大当り
の場合は大当り図柄を表示し、ハズレの場合はハズレ図
柄を表示する。
【0043】[第1実施形態の効果] (1)以上のように、第1実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、遊技が行われていない時間が時間t4を経過
すると、特別図柄表示装置32、ランプ制御装置75、
音声制御装置79、払出制御基板200および発射モー
タ駆動基板15cへの電源供給を停止することができる
ため、電力を節約することができる。しかも、大当りカ
ウンタは、主基板100に搭載されているため、時間t
4の間、遊技が行われず、電源供給が停止した場合であ
っても、主基板100への電源供給は停止されないた
め、大当りカウンタは、カウントを継続する。したがっ
て、主基板100への電源供給をも停止し、その後再開
する場合のように、パチンコ機の起動と同時に大当りカ
ウンタのカウント周期を推定することができないため、
そのカウント周期を利用して大当りを発生させる不正行
為を防止することもできる。
【0044】(2)また、時間t4を経過しても遊技が
開始されていない場合には、特別図柄表示装置32への
電力供給を停止できるため、客が付いていない間は、客
待ち用のデモンストレーション表示を行う従来のパチン
コ機よりも消費電力を節約することができる。 (3)さらに、時間t4を経過しても遊技が開始されて
いない場合には、ランプ制御装置75への電力供給を停
止できるため、客が付いていない間は、装飾用のLED
やランプを点灯させている従来のパチンコ機よりも消費
電力を節約することができる。 (4)時間t4を経過しても遊技が開始されていない場
合には、音声制御装置79への電力供給を停止できるた
め、客が付いていない間でも何らかの音声を出力してい
る従来のパチンコ機よりも消費電力を節約することがで
きる。 (5)待機中LED90を点滅させて待機中であること
を報知することができるため、遊技者および遊技店(パ
チンコホール)は、待機中のパチンコ機であることを明
確に知ることができる。
【0045】<第2実施形態>次に、この発明の第2実
施形態について図9を参照して説明する。図9は、この
実施形態のパチンコ機に設けられた電源制御CPU85
が実行する電源制御の流れの一部を示すフローチャート
である。なお、図9に示す電源制御以外は、第1実施形
態と同じ構成および機能であるため、その同じ部分の説
明を省略する。電源制御CPU85は、発射スイッチ1
5dが時間t5(たとえばS50にてタイマをスタート
してから4分)を経過してもONしない場合は(S5
1:No、S52:Yes)、待機中LED90を点滅
させて、もうしばらくすると、電力供給が停止すること
を予告する(S53)。続いて電源制御CPU85は、
さらに時間t6(たとえばS50にてタイマをスタート
してから5分)を経過しても電源スイッチ15dがON
しない場合は(S54:Yes)、スイッチSW2〜S
W6をOFFし(S55)、待機中LED90を点滅か
ら点灯に変更する(S56)。
【0046】[第2実施形態の効果]以上のように、第
2実施形態のパチンコ機を使用すれば、待機中LED9
0を点滅させることにより、電力供給が停止することを
予告することができるため、遊技者および遊技店(パチ
ンコホール)は、しばらくすると電力供給が停止するパ
チンコ機であることを明確に知ることができる。。
【0047】<第3実施形態>次に、この発明の第3実
施形態について図10を参照して説明する。図10は、
この実施形態のパチンコ機に設けられた電源基板80の
主要構成、電源基板80と各基板との接続関係を示す説
明図である。なお、図10に示す電源基板以外は、第1
実施形態と同じ構成および機能であるため、その同じ部
分の説明を省略する。接続ケーブルL2〜L6の途中に
手動操作によるスイッチSW7〜SW11を設け、その
スイッチをON・OFFすることにより、電源制御回路
84と、スイッチSW2〜SW6との電気的接続をON
・OFFするように構成することもできる。この構成に
よれば、電力を節約する対象となる基板または装置を選
択することができる。たとえば、スイッチSW8〜SW
11をOFFにし、スイッチSW7のみをONにしてお
くことにより、待機中に特別図柄表示装置32のみに電
力を供給できるため、客待ち用の画像を表示しておくこ
とができる。また、スイッチSW8のみをONしておけ
ば、待機中にコーナー飾り11、右サイド飾り20、左
サイド飾り21などを点灯または点滅させることによ
り、装飾効果を出すことができる。つまり、電力の供給
を停止する個所を選択できるため、電力の供給を停止し
ているときの演出内容を遊技店(パチンコホール)ごと
に設定することができる。
【0048】<他の実施形態> (1)時間t1〜t6は、それぞれ電源制御CPU85
が実行するコンピュータプログラムを作成するときに任
意に設定することができる。 (2)前記各実施形態では、スイッチSW1〜SW6を
電源基板80に設けた場合を例にして説明したが、それ
らのスイッチを各基板や装置に設けることもできる。 (3)前記各実施形態では、電力供給を停止する個所が
5個所の場合を例にして説明したが、さらに細分化して
6個所以上にすることもできる。
【0049】(4)ランプ制御装置75により制御され
るLEDやランプのうち、電力の供給を停止する部分を
複数に設定することもできる。たとえば、コーナー飾り
11への電力供給を停止して右サイド飾り20および左
サイド飾り21への電力供給は停止しないように構成す
ることができる。また、逆に、右サイド飾り20および
左サイド飾り21への電力供給を停止してコーナー飾り
11への電力供給は停止しないように構成することもで
きる。さらに、コーナー飾り11のうち、右コーナー飾
りのみ、左コーナー飾りのみ、あるいは、右サイド飾り
20のみ、左サイド飾り21のみに対して電力の供給を
停止するように構成することもできる。 (5)発射スイッチ15dがONしない時間の長さによ
り、電力供給を停止する基板または装置を増やしたり、
変更したりすることもできる。たとえば、発射スイッチ
15dがONしない時間の増加にしたがって、電力消費
の大きいものから順に電力の供給を停止して行くことも
できる。たとえば、ランプ制御装置への電力供給停止を
最優先で行う。
【0050】[各請求項と実施形態との対応関係]発射
ハンドル15aが、請求項1に記載の操作手段に対応
し、発射スイッチ15dが検出手段に対応する。また、
主電源70が電力供給手段に対応し、電源制御回路84
が制御手段に対応する。さらに、大当りが発生した遊技
状態が、遊技者に有利な遊技状態に対応する。特別図柄
表示装置32が、請求項2に記載の画像表示手段に対応
し、コーナー飾り11、右サイド飾り20および左サイ
ド飾り21が、請求項3に記載の発光手段に対応する。
音声制御装置79が、請求項4に記載の音声出力手段に
対応し、待機中LED90が、請求項5に記載の報知手
段または請求項6に記載の予告手段に対応する。スイッ
チSW7〜SW11が選択手段に対応する。そして電源
制御CPU85が実行するS50〜S64(図6)が、
請求項1に記載の制御手段として機能するとともに、請
求項8に記載の制御処理に対応する。また、その制御処
理を含むコンピュータプログラムが請求項8に係るコン
ピュータプログラムに対応し、そのコンピュータプログ
ラムが記録されたROM86が、請求項9に係る記録媒
体に対応する。さらに、メインCPU112が実行する
S86が請求項1に記載の判定手段として機能する。さ
らに、電源制御CPU85が実行するS58(図6)が
請求項5に記載の報知手段として機能し、S53(図
9)が請求項6に記載の予告手段として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5
の全体構成を示す正面説明図である。
【図3】図1に示すパチンコ機1の電気的構成をブロッ
クで示す説明図である。
【図4】電源基板80の主要構成、電源基板80と各基
板との接続関係を示す説明図である。
【図5】電源制御CPU85が実行する電源制御の流れ
を示すフローチャートである。
【図6】図5の続きを示すフローチャートである。
【図7】メインCPU112が実行する第1種始動口処
理の流れを示すフローチャートである。
【図8】メインCPU112が実行する特別図柄表示処
理の流れを示すフローチャートである。
【図9】第2実施形態のパチンコ機に設けられた電源制
御CPU85が実行する電源制御の流れの一部を示すフ
ローチャートである。
【図10】第3実施形態のパチンコ機に設けられた電源
基板80の主要構成、電源基板80と各基板との接続関
係を示す説明図である。
【図11】従来のパチンコ機の主要構成を示す正面説明
図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 11 コーナー飾り(発光手段) 15a 発射ハンドル(操作手段) 15d 発射スイッチ(検出手段) 20 右サイド飾り(発光手段) 21 左サイド飾り(発光手段) 32 特別図柄表示装置(画像表示手段) 70 主電源(電力供給手段) 79 音声制御装置(音声出力手段) 80 電源基板 84 電源制御回路(制御手段) 90 待機中LED(報知手段、予告手段) SW7〜SW11 スイッチ(選択手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作により遊技を開始する操作手段
    と、 前記手動操作が行われたことを検出する検出手段と、 この検出手段による検出結果に基づいて、前記手動操作
    が行われていない時間を計測する計測手段と、 遊技者に有利な遊技状態になるか否かを判定する判定手
    段と、 前記各手段に電力を供給する電力供給手段と、 前記計測手段による計測時間が所定時間に達した場合
    は、少なくとも前記検出手段、前記計測手段および前記
    判定手段の機能を維持するとともに、それら各手段以外
    に前記電力供給手段からの電力供給により機能している
    個所のうち、所定の個所に対する前記電力供給手段から
    の電力供給が停止するように制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定の個所は、前記判定手段による
    判定結果に対応した画像を表示する画像表示手段である
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定の個所は、この遊技機を装飾す
    る発光手段であることを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定の個所は、この遊技機から音声
    を出力する音声出力手段であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記所定の個所に対する電力供給が停止
    していることを報知する報知手段を備えたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の遊
    技機。
  6. 【請求項6】 前記所定の個所に対する電力供給が停止
    することを予告する予告手段を備えたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 前記電力供給手段からの電力供給により
    機能している個所のうち、前記所定の個所を選択するた
    めの選択手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれか1つに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 手動操作により遊技を開始する操作手段
    と、前記手動操作が行われたことを検出する検出手段
    と、この検出手段による検出結果に基づいて、前記手動
    操作が行われていない時間を計測する計測手段と、遊技
    者に有利な遊技状態になるか否かを判定する判定手段
    と、前記各手段に電力を供給する電力供給手段とを備え
    た遊技機をコンピュータにより機能させるためのコンピ
    ュータプログラムであって、 前記計測手段による計測時間が所定時間に達した場合
    は、少なくとも前記検出手段、前記計測手段および前記
    判定手段の機能を維持するとともに、それら各手段以外
    に前記電力供給手段からの電力供給により機能している
    個所のうち、所定の個所に対する前記電力供給手段から
    の電力供給が停止するように制御する制御処理を前記コ
    ンピュータが実行するためのコンピュータプログラムを
    含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  9. 【請求項9】 手動操作により遊技を開始する操作手段
    と、前記手動操作が行われたことを検出する検出手段
    と、この検出手段による検出結果に基づいて、前記手動
    操作が行われていない時間を計測する計測手段と、遊技
    者に有利な遊技状態になるか否かを判定する判定手段
    と、前記各手段に電力を供給する電力供給手段とを備え
    た遊技機をコンピュータにより機能させるためのコンピ
    ュータプログラムが記録された記録媒体であって、 前記計測手段による計測時間が所定時間に達した場合
    は、少なくとも前記検出手段、前記計測手段および前記
    判定手段の機能を維持するとともに、それら各手段以外
    に前記電力供給手段からの電力供給により機能している
    個所のうち、所定の個所に対する前記電力供給手段から
    の電力供給が停止するように制御する制御処理を前記コ
    ンピュータが実行するためのコンピュータプログラムを
    含むコンピュータプログラムが記録されたことを特徴と
    する記録媒体。
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