JP3192648B1 - 弾球遊技機 - Google Patents
弾球遊技機Info
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Abstract
も、遊技状態記憶手段の記憶内容に基づいて給電停止前
の遊技状態で遊技を復帰でき、しかもその復帰に伴う遊
技者の不測の不利益を防止できるようにする。 【解決手段】 遊技状態を制御する1個又は複数個の遊
技制御手段55,60,61,62,70と、少なくとも1個の遊技制
御手段55,62 の主電源63の給電停止時における遊技状態
の制御に関連する情報を給電停止後も記憶保持可能な遊
技状態記憶手段56,69 と、遊技状態記憶手段56,69 の記
憶内容に基づいて所定の遊技を復帰させる遊技復帰手段
58と、主電源63の給電開始後に所定時間経過することを
条件に遊技復帰手段58を復帰動作させるタイマー手段79
とを備えている。
Description
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
源から電源基板の主電源に電力を供給し、この電源基板
の主電源から主制御基板を介して遊技盤側の特別図柄表
示手段、可変入賞手段、その他の遊技部品に給電し、ま
た払い出し制御基板を介して払い出し手段に、発射制御
基板を介して発射手段に夫々給電する方式を採用してい
る。
手段により、遊技盤側の特別図柄表示手段、可変入賞手
段等による遊技動作を制御しながら、特別図柄表示手段
の特別図柄の変動後の停止図柄が特定態様になることを
条件に、特別利益状態を発生させる。
入賞手段の開閉板が1回開放し、その入賞口に所定数の
遊技球が入賞したとき、又は開放から所定時間経過した
ときの何れか早い方を条件に開閉板が閉じる。また入賞
口に入賞した遊技球が特定領域を通過すると、それを条
件に可変入賞手段の開閉板が最大所定回数開放するまで
特別利益状態を継続する。従って、一旦、特別利益状態
が発生すると、可変入賞手段に多数の遊技球が入賞し、
その入賞球数に応じて払い出し手段から多数の遊技球が
払い出されるので、遊技者は多大な利益を享受できる。
は、遊技中に停電等で主電源からの給電が停止すると、
バックアップ電源からRAM等の遊技状態記憶手段に給
電して、その遊技状態記憶手段に停電直前の遊技状態を
記憶させておき、停電の復旧後に主電源を投入したとき
に、その遊技状態記憶手段の記憶内容に基づいて所定の
遊技を復帰させることが考えられている。
ときに、遊技状態記憶手段の記憶内容に基づいて直ちに
所定の遊技を復帰させれば、次のような問題がある。例
えば、特別利益状態の発生後に停電が発生した場合、停
電が復旧するまで遊技者が弾球遊技機から離れることが
ある。この場合に、遊技者が戻るまでの間に主電源の投
入があれば、停電直前の特別利益状態から遊技を再開し
ても、可変入賞手段に遊技球が入賞しないので、最大所
定回数まで特別利益状態の継続が可能であるにも拘わら
ず、その復帰時点の特別利益状態で遊技が終了してしま
い、遊技者が不測の不利益を被るようなことがある。
み、停電等で主電源からの給電が停止した場合でも、遊
技状態記憶手段の記憶内容に基づいて給電停止前の遊技
状態で遊技を復帰でき、しかもその復帰に伴う遊技者の
不測の不利益を防止できる弾球遊技機を提供することを
目的とする。
領域15へと発射する発射手段9 と、前記遊技領域15に配
置された入賞手段17,18,20と、該入賞手段17,18,20に入
賞した遊技球を検出する入賞球検出手段24,28,29,31
と、遊技状態を制御する1個又は複数個の遊技制御手段
55,60,61,62,70と、少なくとも1個の前記遊技制御手段
55,62 の主電源63の給電停止時における遊技状態の制御
に関連する情報を前記給電停止後も記憶保持可能な遊技
状態記憶手段56,69 と、前記遊技状態記憶手段56,69 の
記憶内容に基づいて給電停止直前の遊技状態から所定の
遊技を復帰させる遊技復帰手段58と、前記主電源63の給
電開始後に所定時間経過することを条件に前記遊技復帰
手段58を復帰動作させるタイマー手段79と、該遊技復帰
手段58が前記所定の遊技を復帰させることを遊技者側に
事前に予告する復帰予告手段80とを備えたものである。
基づいて説明する。図1〜図4は本発明の第1の実施形
態を例示し、図1及び図2において、1 は遊技機本体
で、外枠2 と、この外枠2 に開閉自在に枢着された前枠
3 とを有する。前枠3 には、その窓孔に対応して遊技盤
4 が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4 の前側
にガラス扉5 と前面板6 とが開閉自在に配置されてい
る。
上皿7 が装着されている。前枠3 の下部には、余剰球を
貯留する下皿8 と、発射手段9 の発射ハンドル10とが設
けられている。発射手段9 は発射制御基板11側で制御さ
れ、また発射制御基板11は発射制御基板ケース12に収納
されている。
レール14が環状に装着されると共に、そのガイドレール
14の内側の遊技領域15に液晶表示手段16、特別図柄始動
手段17、可変入賞手段18、普通図柄始動手段19、普通入
賞手段20等の複数個の遊技部品が配置されている。
別図柄表示手段21を兼用している。特別図柄表示手段21
は1個又は複数個、例えば左右方向に3個の特別図柄を
変動表示可能であり、特別図柄始動手段17への遊技球の
入賞を条件に、その特別図柄が乱数制御により所定時間
変動して停止するように構成されている。
表示手段22が設けられている。普通図柄表示手段22は1
個又は複数個、例えば1個の普通図柄を変動表示可能で
あり、普通図柄始動手段19が遊技球の通過を検出するこ
とを条件に、その普通図柄が乱数制御により所定時間変
動して停止するようになっている。
もので、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不能な閉状態
とに開閉自在に枢支された左右一対の開閉爪23と、開閉
爪23間から入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段24
とを備え、普通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が所
定態様となることを条件に、開閉爪23が所定時間、例え
ば0.5秒間程度の短時間だけ開放するようになってい
る。なお、特別図柄始動手段17は、電動開閉式チューリ
ップ等により構成されている。
(開状態)と不利な状態(閉状態)とに変換可能であっ
て、入賞口26を有する入賞ケース25と、入賞口26を開閉
すべく下部側の横軸により入賞ケース25に開閉自在に枢
支され且つ開放状態のときに遊技球を入賞口26へと案内
する開閉板27とを備え、特別図柄表示手段21の変動後の
停止図柄が「7・7・7」等の特定態様となって、後述
の特別利益状態が発生することを条件に、開閉板27が前
側に開放するように構成されている。
入賞した遊技球を検出する計数用の入賞球検出手段28
と、特定領域への遊技球の通過を検出する入賞球検出手
段29とが設けられている。
から所定時間が経過したとき、又は入賞球検出手段28が
所定数(例えば10個)の遊技球を検出したときの何れ
か早い方を条件に開閉板27が閉じ、また特定領域の入賞
球検出手段29が遊技球を検出することを条件に、最大所
定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すように
なっている。
技球の通過を検出する球検出手段30を備えている。普通
入賞手段20には、遊技球の入賞を検出する入賞球検出手
段31が設けられている。
技盤4 を裏側から押さえる裏機構板32が開閉自在に装着
されている。裏機構板32には、遊技盤4 の裏側の裏カバ
ー33が嵌合する開口部34が形成され、その上側に遊技球
タンク35及びタンクレール36が、左右方向の一側に払い
出し手段37が、下側に通路ユニット38が夫々設けられて
いる。遊技球タンク35は、遊技球補給系から補給された
遊技球を貯留して、タンクレール36を経て払い出し手段
37側へと供給するようになっている。
この払い出しケース39内に設けられ且つ回転により遊技
球を繰り出す回転体40と、この回転体40を駆動する払い
出しモータ41と、払い出しケース39の下部に設けられ且
つ払い出された遊技球を検出する払い出し球検出手段42
とを備え、球払い出し指令があったときに払い出しモー
タ41が回転体40を駆動して、その回転体40の回転により
遊技球タンク35からの遊技球を賞品球として上皿7 側へ
と払い出し、その遊技球を払い出し球検出手段42で1個
づつ検出するようになっている。
4 に装着された液晶表示手段16等の遊技部品を裏側から
覆うためのもので、遊技盤4 に着脱自在に固定されてい
る。裏カバー33には、主制御基板43を収納する主制御基
板ケース44と、ランプ制御基板45を収納するランプ制御
基板ケース46と、音声制御基板47を収納する音声制御基
板ケース48とが着脱自在に装着されている。主制御基板
ケース44は裏カバー33の上部側に配置され、この主制御
基板ケース44の下側にランプ制御基板ケース46と音声制
御基板ケース48とが左右に配置されている。
け板49を介して制御基板ケース50が着脱自在に装着さ
れ、この制御基板ケース50内に電源基板51と払い出し制
御基板52とが左右に収納されている。電源基板51は、電
源コード53を介して外部電源54に接続可能である。
基板43には、主遊技制御手段55と遊技状態記憶手段56と
記憶保持信号出力手段57と遊技復帰手段58と給電検出手
段78とタイマー手段79と復帰信号出力手段59とが設けら
れている。なお、これらは主制御基板43に設けられたC
PU、ROM、RAM等により構成されている。
り分け主として遊技盤4 側の遊技動作に関わる制御を行
うためのもので、CPU、ROM、RAM等により構成
され、普通図柄始動手段19が遊技球を検出することを条
件に乱数制御により普通図柄表示手段22の普通図柄の変
動・停止を制御する機能と、変動後の普通図柄の停止図
柄が所定態様となることを条件に特別図柄始動手段17を
所定時間開放させる機能と、特別図柄始動手段17が遊技
球を検出することを条件に乱数制御により特別図柄表示
手段21の特別図柄の変動・停止を制御する機能と、変動
後の特別図柄の停止図柄が特定態様となることを条件
に、遊技者に有利な特別利益状態を発生させて可変入賞
手段18を開放させる機能と、遊技状態に応じてランプ制
御手段60、音声制御手段61、払い出し制御手段62等に所
定のコマンドを送信する機能と、主電源63からの給電が
停止したときに所定のバックアップ処理を行う機能と、
特別図柄始動手段17、入賞手段18,20 等に遊技球が入賞
することを条件に入賞処理を行う機能等を備えている。
により構成され、主遊技制御手段55の制御により刻々変
化する遊技盤4 側の遊技状態を記憶する機能と、主電源
63からの給電の停止後も、主遊技制御手段55側でのバッ
クアップ処理により、バックアップ電源64からの給電に
よって、その時点の遊技状態を記憶保持する機能とを備
えている。
手段56がバックアップ電源64からの給電によって記憶を
保持した状態のときに、その記憶保持に関連する記憶保
持信号を機外に出力するためのもので、遊技ホール等の
管理装置66に記憶保持信号を出力するようになってい
る。なお、この記憶保持信号出力手段57は、例えば主遊
技制御手段55側でのバックアップ処理を条件に、そのバ
ックアップ処理の開始時又は終了時に記憶保持信号を出
力する等、適宜時点に記憶保持信号を出力すれば良い。
電源63の給電開始から所定時間が経過したときに、遊技
状態記憶手段56の記憶内容に基づいて所定の遊技を復帰
させるためのもので、タイマー手段79からタイマー信号
があることを条件に主遊技制御手段55を働かせて、遊技
状態記憶手段56の記憶内容に基づいて給電停止直前の遊
技状態から遊技を復帰させると共に、払い出し制御手段
62に復帰コマンドを送信し、また復帰報知手段65に報知
信号を送信するようになっている。
開始を検出するためのもので、停電等で主電源63からの
給電が停止した後に、その主電源63を再投入して給電を
開始したときに、その給電の開始を検出するように構成
されている。
ら遊技復帰手段58による遊技の復帰までの所定時間を計
時するためのもので、給電検出手段78が主電源63からの
給電の開始を検出することを条件に所定時間を計時し、
その所定時間が経過したときに信号を遊技復帰手段58に
出力して、遊技復帰手段58を復帰動作させるようになっ
ている。なお、タイマー手段79が計時する所定時間は、
例えば数十秒から数分程度が適当である。
続されている。復帰予告手段80は、遊技復帰手段58が所
定の遊技を復帰させるときに、その復帰を遊技者に対し
て事前に予告するためのもので、タイマー手段79の計時
開始後に視覚的及び/又は聴覚的に報知するようになっ
ている。
ガラス扉5 等の遊技機本体1 の前面側に配置された複数
個の表示ランプ、帯状の表示手段、デジタル表示手段等
によって構成しても良いし、液晶表示手段16の表示画面
の一部領域を利用して構成しても良い。またスピーカ等
の音声発生手段を使用しても良い。
までの残り時間が判るように、デジタル表示手段、液晶
表示手段16の表示画面等を利用してカウントダウン方式
で表示することが望ましい。
の遊技を復帰させたことを遊技者側に報知するためのも
ので、遊技機本体1 の前面側、例えば前枠3 の周縁部等
に装着されたLED等の表示ランプ、遊技盤4 の前面側
に装着された液晶表示手段16の表示画面の一部領域等に
より構成されている。また復帰報知手段65は、スピーカ
68により構成しても良い。
所定の遊技を復帰させたときに、その復帰に関連する復
帰信号を機外の管理装置66に出力し送信するようになっ
ている。
が設けられている。ランプ制御手段60は、ランプ制御基
板45に装着されたCPU、ROM、RAM等により構成
され、主遊技制御手段55からの表示コマンドに従って、
遊技盤4 の遊技部品に装着された表示ランプ、遊技機本
体1 の前側に配置された表示ランプ等の各種の表示ラン
プ67を点灯又は点滅制御するようになっている。
けられている。音声制御手段61は、音声制御基板47に装
着されたCPU、ROM、RAM等により構成され、主
遊技制御手段55からの音声コマンドに従って、スピーカ
68から発生する効果音を制御するようになっている。な
お、スピーカ68は、図1に示すように前面板6 の裏側で
前枠3 側の部材等に装着されている。
られ、遊技者が発射ハンドル10を操作したときに、この
発射制御手段70により発射手段9 を制御するようになっ
ている。
段62と払い出し個数記憶手段69とが設けられている。払
い出し制御手段62は、遊技動作の制御、取り分け払い出
し手段37の払い出し動作を制御するためのもので、主遊
技制御手段55の払い出しコマンドから遊技者の賞品球の
獲得個数(払い出し個数)を解析する機能と、その獲得
個数を払い出し個数記憶手段69に記憶させる機能と、そ
の獲得個数分の賞品球を払い出すように払い出し手段37
を制御する機能と、新たな賞品球の獲得個数と払い出し
済み個数とを未払い出し個数に加減算して払い出し個数
記憶手段69の記憶個数を更新する機能と、遊技復帰手段
58からの復帰コマンドにより払い出し個数記憶手段69の
記憶内容を読み出して未払い出し個数分の賞品球を払い
出すように払い出し手段37を制御する機能と、主電源63
からの給電が停止したときに所定のバックアップ処理を
行う機能とを備えている。
手段62で算出された賞品球の獲得個数(払い出し個数)
を記憶し、主電源63からの給電の停止後も、払い出し制
御手段62側でのバックアップ処理により、バックアップ
電源64からの給電によって、その時点の賞品球の獲得個
数を記憶保持するようになっている。
電源64と電源監視部71とリセット部72とが設けられてい
る。主電源63は、主制御基板43、ランプ制御基板45、音
声制御基板47、発射制御基板11、払い出し制御基板52等
を経て、各制御手段55,60,61,62,70、液晶表示手段16、
特別図柄始動手段17、普通図柄始動手段19、可変入賞手
段18、発射手段9 、払い出し手段37、その他の部位に給
電するためのものである。
等により主電源63からの給電が停止したときに、遊技状
態記憶手段56、払い出し個数記憶手段69が夫々の記憶情
報を保持するように、各記憶手段56,69 の電源端子側に
記憶保持電位の電圧を印加し給電するためのものであ
る。
給電停止から所定時間が経過するまで遊技盤4 側の遊技
部品の球検出手段24,28 〜31、払い出し手段37側の払い
出し球検出手段42の検出機能を有効にし、且つ所定時間
の経過後にその検出機能を停止させるように、主電源63
の給電停止から所定時間だけ主遊技制御手段55、払い出
し制御手段62、球検出手段24,28 〜31,42 に夫々給電す
るようにしても良い。
の充放電回路、乾電池又は蓄電池等から給電するように
構成されている。またバックアップ電源64は電源基板51
に設けても良いが、主制御基板43、払い出し制御基板52
に夫々設けても良い。
止したときに異常を検出して、主遊技制御手段55、ラン
プ制御手段60、音声制御手段61、払い出し制御手段62に
電源異常信号を送り、主遊技制御手段55、払い出し制御
手段62に記憶情報の保持に必要なバックアップ処理を行
わせるためのものである。
常信号があったときに、各制御手段55,60 〜62側でのリ
セット処理に要する時間分遅延させてリセット信号を出
力するようになっている。主遊技制御手段55、ランプ制
御手段60、音声制御手段61、払い出し制御手段62では、
リセット信号があったときに、CPUの動作を停止する
と同時に、出力の全てをクリアするようになっている。
段62は、主電源63からの給電が停止したときに、その電
圧が処理動作電位以下に低下するまでの間に所定のバッ
クアップ処理、リセット処理を行うようになっている。
段56、払い出し個数記憶手段69がバックアップ電源64に
よる記憶保持状態であるか否かを遊技者等に報知するた
めのものである。なお、この記憶保持報知手段73は、前
枠3 の周縁部等に装着されたLED等の表示ランプ、液
晶表示手段16の表示画面の一部領域等により構成され、
バックアップ電源64からの給電中に点灯又は文字等の発
光により表示するようになっている。
に装着されたLED等の表示ランプ等により構成され、
バックアップ電源64からの給電中に点灯又は文字等の発
光により表示するようになっている。記憶保持報知手段
73は、主電源63からの給電が停止した後も、液晶表示手
段16への給電を可能にして、その表示画面の一部領域を
利用して報知するように構成しても良い。
御基板47、払い出し制御基板52は、図4に示すように、
夫々が独立した複数個の別基板構成になっている。また
ランプ制御手段60、音声制御手段61、払い出し制御手段
62は広義の遊技制御手段を構成し、払い出し個数記憶手
段69は広義の遊技状態記憶手段を構成するものである。
3、払い出し制御基板52に、夫々の目的に応じて遊技の
制御を行う主遊技制御手段55及び払い出し制御手段62
と、主電源63からの給電の停止後もその遊技状態を記憶
保持可能な遊技状態記憶手段56及び払い出し個数記憶手
段69とが設けられており、遊技者の操作に伴う発射手段
9の作動を契機に、遊技復帰手段58により、遊技状態記
憶手段56及び払い出し個数記憶手段69の記憶内容に基づ
いて所定の遊技を復帰させるようになっている。
外部電源54に接続すると、外部電源54から電源基板51の
主電源63を経由し、主制御基板43、ランプ制御基板45、
音声制御基板47、発射制御基板11、払い出し制御基板52
等を経て、遊技盤4 側の液晶表示手段16等の遊技部品、
発射手段9 、払い出し手段37等に給電され、遊技可能な
状態となる。
を操作すると、上皿7 の遊技球が発射手段9 の発射動作
に連動して1個づつ発射部に供給され、その遊技球を打
撃槌で打撃してガイドレール14に沿って順次遊技盤4 側
に発射させて行く。遊技盤4の上部側に発射された遊技
球は、遊技盤4 の遊技領域15に入った後、盤面に沿って
落下する間に普通入賞手段20等に入賞するか、普通図柄
始動手段19を通過しながら下方へと落下する。
と、主遊技制御手段55が働いて普通図柄表示手段22の普
通図柄が乱数制御により所定時間変動する。そして、普
通図柄表示手段22の変動後の停止図柄が例えば「7」等
の所定態様になれば、特別図柄始動手段17の開閉爪23が
所定時間開放して、この特別図柄始動手段17に遊技球が
入賞し易くなる。
と、特別図柄表示手段21の特別図柄が乱数制御により所
定時間変動する。そして、変動後の停止図柄が例えば
「7・7・7」等の特定態様になれば特別利益状態が発
生し、可変入賞手段18の開閉板27が開放して遊技球が入
賞し易くなる。
時間が経過するか、又は所定数の遊技球が入賞すれば閉
じる。しかし、可変入賞手段18の開放中に入賞した遊技
球が特定領域を通過して、その特定領域の入賞球検出手
段29が遊技球を検出すれば、特別利益状態が継続して可
変入賞手段18が再度開放し、以下同様の動作を最大所定
回数まで繰り返す。
通入賞手段20等に遊技球が入賞すると、主遊技制御手段
55がその入賞に伴う払い出しコマンドを払い出し制御手
段62へと送る。そして、払い出し制御手段62が賞品球の
払い出し個数を算出し、払い出し個数記憶手段69がその
払い出し個数を記憶すると共に、払い出し手段37がその
払い出し個数分の賞品球を払い出す。
状態の発生、その他の遊技状態を記憶し、また払い出し
個数記憶手段69が賞品球の払い出し個数を記憶し、その
記憶内容を随時更新しながら遊技を進めて行く。
電源63からの給電が停止するため、発射手段9 等が作動
不能になり、遊技が停止する。しかし、電源監視部71が
電源異常を検出して、主電源63からの給電の停止と同時
に主遊技制御手段55、払い出し制御手段62等に電源異常
信号を送る。これによって主遊技制御手段55、払い出し
制御手段62が所定のバックアップ処理を行い、主電源63
からの給電の停止後も、遊技状態記憶手段56、払い出し
個数記憶手段69の夫々がバックアップ電源64からの給電
によって、給電停止直前の遊技状態における各記憶情報
を保持する。
段69が記憶保持状態になると、記憶保持信号出力手段57
が記憶保持信号を機外の管理装置66に送信する。このた
め管理装置66側では、各弾球遊技機毎にバックアップ電
源64による記憶保持状態か否かを容易に把握し管理でき
る。また一方、記憶保持報知手段73がバックアップ電源
64による記憶保持を報知する。このため遊技者は、停電
等によって遊技不能になった場合でも、記憶保持報知手
段73の報知により、その直前の遊技状態が記憶保持され
ていることを容易に把握できる。
の主電源63から各制御基板11,43,45,47,52への給電を開
始する。しかし、主電源63からの給電開始から所定時間
が経過しない限り、遊技復帰手段58が働かないので、主
電源63から給電を開始した時点では、遊技状態記憶手段
56、払い出し個数記憶手段69の記憶内容に基づいて遊技
を復帰して、停電等の直前の遊技状態から再開すること
はない。
出手段78がその給電の開始を検出し、タイマー手段79が
所定時間の計時を開始すると共に、復帰予告手段80がデ
ジタル表示又は音声等で遊技を復帰させる時期を予告す
る。そして、給電開始から所定時間が経過すると、タイ
マー手段79が遊技復帰手段58へと信号を出力するため、
遊技復帰手段58が作動して、主遊技制御手段55が遊技状
態記憶手段56の記憶情報を読み出し、その記憶内容に基
づいて所定の遊技を復帰させる。
で遊技が中断した場合には、遊技復帰手段58の働きによ
って、その停電等の直前の遊技状態から遊技を再開でき
る利点がある。また主電源63を再投入しても、直ちに遊
技を復帰させずに、その主電源63からの給電の開始から
所定時間の経過を待って、遊技復帰手段58が所定の遊技
を復帰させるので、停電等の発生後に遊技者が弾球遊技
機から離れた場合でも、給電開始と同時に所定の遊技を
復帰させる場合に比較して、遊技者の不測の不利益を防
止できる。
前に表示又は音声によって予告するので、所定時間の経
過によって遊技復帰手段58が自動的に遊技を復帰させる
にも拘わらず、遊技者はその復帰時期を事前に把握で
き、これによっても遊技者の不測の不利益を防止でき
る。
に復帰コマンドを送信して遊技の復帰を指令し、払い出
し制御手段62が、払い出し個数記憶手段69の記憶情報で
ある払い出し個数を読み出して、払い出し手段37を作動
させる。このため払い出し手段37は、払い出し個数記憶
手段69の記憶内容に基づいて未払い出し個数分の賞品球
を順次払い出すことになり、賞品球の払い出しを確実に
実行できる。
と、復帰報知手段65が遊技者に対してそれを報知すると
共に、復帰信号出力手段59が復帰信号を機外の管理装置
66へと送信する。このため、遊技者は、復帰報知手段65
の報知により、記憶内容に基づいて遊技が復帰したこと
を容易に把握でき、また管理装置66側でもその復帰の事
実を確実に把握して管理できる。
場合、リセット部72からのリセット信号により、遊技状
態記憶手段56、払い出し個数記憶手段69の記憶情報を除
いて、ランプ制御手段60、音声制御手段61が初期状態に
リセットされる。このため主電源63の投入により遊技を
再開する場合には、遊技状態記憶手段56、払い出し個数
記憶手段69の記憶情報を除いて、初期状態から遊技を開
始することになる。
例示する。この実施形態では、遊技復帰手段58を強制的
に作動させる強制復帰スイッチ81を設けて、タイマー手
段79が所定時間を計時する以前でも、遊技者が強制復帰
スイッチ81を操作すれば、遊技復帰手段58が働いて、所
定の遊技を強制的に復帰させるようにしている。
7aが設けられ、その上皿カバー7aの前面側、その他の適
当箇所に、有価カードの有価額表示手段82と球貸しスイ
ッチ83と返却スイッチ84が設けられると共に、これらの
近傍に強制復帰スイッチ81が設けられている。
より強制的に遊技を復帰させるときに操作するためのも
ので、タッチスイッチ、押しボタンスイッチ、その他の
適宜スイッチにより構成されている。
うに遊技復帰手段58に接続されており、遊技者が強制復
帰スイッチ81を操作したときに、遊技復帰手段58が前述
と同様に復帰動作して所定の遊技を強制的に復帰させる
ようになっている。
は給電の開始後の早い時点で遊技者が弾球遊技機の前に
戻っているような場合には、タイマー手段79に設定され
た所定時間が経過するまで待つ必要がなく、遊技者の強
制復帰スイッチ81の操作によって直ぐに遊技を復帰させ
ることができる。
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であ
る。例えば、実施形態では、遊技状態記憶手段56と、払
い出し個数記憶手段69との両方について、バックアップ
電源64から給電して、その記憶情報を記憶保持可能にし
ているが、記憶保持は遊技状態記憶手段56側のみでも良
い。
段、及び/又は音声制御基板47に音声情報記憶手段を設
け、これと遊技状態記憶手段56とを併用するようにして
も良い。なお、ランプ情報記憶手段、音声情報記憶手段
は、共に広義の遊技情報記憶手段を構成する。勿論、こ
れら以外でも良い。従って、バックアップ電源64により
記憶保持可能な遊技状態記憶手段は、複数個の遊技制御
手段に対応する複数個の遊技状態記憶手段の内、その1
個でも良いし、複数個の一部又は全部でも良く、少なく
とも1個あれば十分である。
からの給電の開始を検出し、その検出信号によりタイマ
ー手段79が所定時間を計時するようにしているが、電源
監視部71が主電源63の給電、停止を検出するように構成
し、この電源監視部71が給電の開始を検出したときにタ
イマー手段79が作動して所定時間を計時するようにして
も良い。
制御手段55を、ランプ制御基板45にランプ制御手段60
を、音声制御基板47に音声制御手段61を、払い出し制御
基板52に払い出し制御手段62を夫々設け、各制御手段5
5,60,61,62 をその制御機能別に別々の基板に設ける別
基板構成とする場合を例示しているが、必ずしも別基板
構成とする必要はなく、例えば主遊技制御手段55、ラン
プ制御手段60及び/又は音声制御手段61を共通基板に設
ける等、制御手段55,60,61,62 の一部を共通の基板に設
けても良い。
ール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同
様に実施可能である。
と発射する発射手段9 と、遊技領域15に配置された入賞
手段17,18,20と、該入賞手段17,18,20に入賞した遊技球
を検出する入賞球検出手段24,28,29,31 と、遊技状態を
制御する1個又は複数個の遊技制御手段55,60,61,62,70
と、遊技状態を制御する1個又は複数個の遊技制御手段
55,60,61,62,70と、少なくとも1個の前記遊技制御手段
55,62 の主電源63の給電停止時における遊技状態の制御
に関連する情報を前記給電停止後も記憶保持可能な遊技
状態記憶手段56,69 と、遊技状態記憶手段56,69 の記憶
内容に基づいて給電停止直前の遊技状態から所定の遊技
を復帰させる遊技復帰手段58と、主電源63の給電開始後
に所定時間経過することを条件に遊技復帰手段58を復帰
動作させるタイマー手段79と、該遊技復帰手段58が前記
所定の遊技を復帰させることを遊技者側に事前に予告す
る復帰予告手段80とを備えているので、停電等で主電源
63からの給電が停止した場合でも、遊技状態記憶手段5
6,69 の記憶内容に基づいて給電停止前の遊技状態で遊
技を復帰でき、しかもその復帰に伴う遊技者の不測の不
利益を防止できる。
せることを遊技者側に事前に予告する復帰予告手段80を
備えているので、主電源63からの給電開始から所定時間
が経過すれば遊技復帰手段58が自動的に遊技を復帰させ
るようにしているにも拘わらず、遊技者は遊技盤の復帰
時期を容易に把握できる。
させたことを遊技者側に報知する復帰報知手段65を備え
ているので、遊技者側で復帰の事実を容易に把握でき
る。
の記憶保持に関連する記憶保持信号を機外に出力する記
憶保持信号出力手段57を備えているので、機外の管理装
置66で記憶保持の有無を容易に管理できる。
利な状態と不利な状態とに変換可能な可変入賞手段18を
備え、所定の遊技として該可変入賞手段18の作動を含ん
でいるので、可変入賞手段18の作動中に給電が停止した
場合には、復帰後に可変入賞手段18を作動させて遊技者
の不利益を防止できる。
面図である。
面図である。
である。
ク図である。
面図である。
ク図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 遊技球を遊技領域(15)へと発射する発射
手段(9) と、前記遊技領域(15)に配置された入賞手段(1
7)(18)(20)と、該入賞手段(17)(18)(20)に入賞した遊技
球を検出する入賞球検出手段(24)(28)(29)(31)と、遊技
状態を制御する1個又は複数個の遊技制御手段(55)(60)
(61)(62)(70)と、少なくとも1個の前記遊技制御手段(5
5)(62)の主電源(63)の給電停止時における遊技状態の制
御に関連する情報を前記給電停止後も記憶保持可能な遊
技状態記憶手段(56)(69)と、前記遊技状態記憶手段(56)
(69)の記憶内容に基づいて給電停止直前の遊技状態から
所定の遊技を復帰させる遊技復帰手段(58)と、前記主電
源(63)の給電開始後に所定時間経過することを条件に前
記遊技復帰手段(58)を復帰動作させるタイマー手段(79)
と、該遊技復帰手段(58)が前記所定の遊技を復帰させる
ことを遊技者側に事前に予告する復帰予告手段(80)とを
備えたことを特徴とする弾球遊技機。 - 【請求項2】 前記復帰予告手段(80)は遊技盤(4) に配
置された液晶表示手段(16)の表示画面の一部領域を利用
したものであることを特徴とする請求項1に記載の弾球
遊技機。 - 【請求項3】 前記遊技復帰手段(58)が所定の遊技を復
帰させたことを遊技者側に報知する復帰報知手段(65)を
備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊
技機。 - 【請求項4】 前記給電停止後の前記遊技状態記憶手段
(56)(69)の記憶保持に関連する記憶保持信号を外部に出
力する記憶保持信号出力手段(57)を備えたことを特徴と
する請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。 - 【請求項5】 前記遊技復帰手段(58)が所定の遊技を復
帰させることに関連する復帰信号を外部に事前に出力す
る復帰信号出力手段(59)を備えたことを特徴とする請求
項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。 - 【請求項6】 前記遊技領域(15)に配置され且つ遊技者
に有利な状態と不利な状態とに変換可能な可変入賞手段
(18)を備え、前記所定の遊技として該可変入賞手段(18)
の作動を含むことを特徴とする請求項1〜5の何れかに
記載の弾球遊技機。
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