JPH0458356B2 - - Google Patents

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JPH0458356B2
JPH0458356B2 JP60049388A JP4938885A JPH0458356B2 JP H0458356 B2 JPH0458356 B2 JP H0458356B2 JP 60049388 A JP60049388 A JP 60049388A JP 4938885 A JP4938885 A JP 4938885A JP H0458356 B2 JPH0458356 B2 JP H0458356B2
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JP60049388A
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Shigeru Ichihara
Kanji Uchama
Toshiaki Ishikawa
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Daiichi Shokai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遊技状況を遊技盤に配した表示器に
より表示するようにしたパチンコ遊技機に関す
る。
従来の技術 従来、通常の入賞領域に加えて第1及び第2特
定入賞領域を設け、該第1特定入賞領域に遊技球
が飛入したとき第2領域を開成させて入賞の機会
を飛躍的に増大させるようにし、遊技者の興味を
増大させたタイプのパチンコ遊技機が特開昭59−
40882号公報として知られている。また一般に、
斯かるタイプの遊技機にあつては、遊技内容が多
彩であることから遊技の進行状況を遊技盤に設け
た表示器に表示して興味を一層増すようにしてい
る。しかしながら、遊技盤上の表示器配設スペー
スは限られており、第2特定入賞領域への入賞回
数等は遊技者の関心が高い表示対象であるにもか
かわらず、従来これらの表示は適切になされてい
なかつた。
発明が解決すべき問題点 本発明は、遊技盤に設けた表示器の表示モード
を遊技の進行に応じて切換えて複雑な遊技状況を
も的確に遊技者に把握させるようにした省スペー
ス形のパチンコ遊技機を提供することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 本発明のパチンコ遊技機は、遊技盤に複数の入
賞領域と遊技状況を表示する表示器とを設けると
共に各該入賞領域への入賞を検出手段にて検出
し、前記表示器の表示モードを前記検出手段にて
検出した入賞内容に応じて制御手段により切換え
制御するようにしたことを特徴とする構成よりな
る。
実施例 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。
第1図に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤
1には通常の入賞穴2〜8に加え、第1特定入賞
領域を成すチヤツカ11〜13及び第2特定入賞
領域としてのアタツカ14がそれぞれ所定の位置
に設けられ、また、アタツカ14の内部略中央に
は上端開口を介して遊技球が飛入可能な中央ポケ
ツト15が配設され第3特定入賞領域を成してい
る。アタツカ14はその前面に開閉扉16を備
え、該開閉扉16が遊技盤1の裏面に固設した開
閉扉駆動ソレノイド17(第2図)にて駆動され
て開成したとき開口するようになつている。
遊技盤1の裏面に設けた入賞球誘導通路(図示
せず)途中の所定位置に各々配された3つの常開
形マイクロスイツチよりなる始動スイツチ(GO
スイツチ)18(第2図)はチヤツカ11〜13
の出口から流出し、誘導通路に沿つて落下する入
賞球の通過時に閉成してチヤツカ11〜13への
入賞を検出する。また、常閉形近接スイツチより
なるカウントスイツチ19が中央ポケツト15の
周壁及び案内板20にて画成した入賞球落下経路
内に配され、中央ポケツト15を介してあるいは
これを介さずにアタツカ14内へ遊技球が入賞し
たとき開成作動して斯かる入賞を検出する。さら
に、常開形マイクロスイツチよりなる中央ポケツ
トスイツチ(Vスイツチ)21が中央ポケツト1
5の中間部に臨んで配され、該ポケツト15への
入賞を検出するようになつている。
遊技盤1の中央部には上部及び下部デジタル表
示器22,23が配され、上部表示器22はセブ
ンセグメント形発光ダイオード(LED)よりな
る単一の表示部を含み、チヤツカ11〜13への
入賞回数を表示し、一方、下部表示器23は各々
セブンセグメント形発光ダイオードよりなる第1
〜第3表示部23a〜23cで構成され、後述の
ように遊技進行状況に応じた表示内容を表示す
る。
符号24,25は中央ポケツト15及びチヤツ
カ111〜13への入賞時に点滅まは点灯作動す
る中央ポケツトランプ(Vランプ)及び始動ラン
プ(GOランプ)を夫々示し、符号26は、遊技
機の枠体前面に設けられた後述のLED回転動作
を停止させるための常開形押ボタン式停止スイツ
チである。また、遊技盤1の裏面にはスピーカ2
7(第2図)が取付けられている。
第2図はパチンコ遊技機の回路構成の概略を示
し、上述の各種スイツチ18,19,21,26
は、これらスイツチの開閉状態に応じたレベルの
各種入賞表示信号S1〜S3及びLED回転停止
信号S4を出力するスイツチ入力検出回路30を
介して入出力回路40の入力ポートに接続されて
いる。中央処理装置(CPU)50はデータバス、
アドレスバス及びコントロールバスを介して入出
力回路40の入出力ポートに接続されると共に後
述の制御プログラム等を記憶しているリードオン
リメモリ(ROM)51及びCPU50に於て実行
される各種演算及び判別結果等を記憶するランダ
ムアクセスメモリ(RAM)52に接続されてい
る。クロツク回路53は所定周期のクロツク信号
S5を発生させ、これをCPU50及びリセツト
回路54に供給し、該リセツト回路54はクロツ
ク信号S5を分周して後述の制御プログラムの実
行を開始させるリセツト信号S6を発生させ
CPU50に供給する。電源回路55は外部交流
電源に接続され、CPU50等に所要の直流電圧
を供給する。入出力回路40の出力ポートには
CPU50からの入賞表示信号S1〜S3等に応
じた制御出力信号S11〜S16が供給され、該
出力ポートに接続された各種駆動回路61〜66
は、該制御出力に従い開閉扉駆動ソレノイド17
等の各種作動部の対応するものを後述のようにそ
れぞれ駆動する。
第3図は、第2図の回路の詳細を示し、同図に
於て、スイツチ入力検出回路30は第1〜第6入
力端子301〜306を有し、第1、第3及び第
4入力端子301,303,304にはGOスイ
ツチ18、停止スイツチ26及びVスイツチ21
の各一端が接続され、これら各スイツチの他端は
第2入力端子302を介して接地されている。特
定入賞領域への入賞時あるいはLED回転停止要
求時にはスイツチ18,26,21のいずれかが
一時的に閉成し、斯閉成したスイツチを介してイ
ンバータ311,312または313の入力側が
接地され、入賞表示信号S1,S3,LED回転
停止信号S4の対応するものがハイレベル状態と
なる。
スイツチ入力検出回路30は、該回路30とカ
ウントスイツチ19との結線切断状態等を検出す
るための異常状態検出回路320を含み、該回路
320はカウントスイツチ19が接続されたスイ
ツチ入力検出回路30の第5、第6入力端子30
5,306と入出力回路40間に介在している。
異常状態検出回路320に於て抵抗321,32
2及びインバータ323よりなる直列回路は第5
入力端子305と入出力回路40の入力ポート
PC4間に接続され、また、抵抗324及びコン
デンサ325は各一端が抵抗321,322の結
合点及び抵抗322とインバータ323との結合
点に接続され、各他端が接地されている。そし
て、抵抗326、コンデンサ327及び定電圧ダ
イオード328の各一端は第6入力端子306に
接続され、抵抗326の他端は電源回路55の第
3出力端子553aに、また、コンデンサ327
及びダイオード328の各他端は接地されてい
る。
第5、第6入力端子305,306は、通常、
常閉形カウントスイツチ19を介して接続状態に
あり、コンデンサ325は抵抗326,321,
322を介して電源回路55からの供給電流によ
り充電され、その両端電圧は所定レベル以上にな
り、従つてインバータ323の出力S2はローレ
ベル状態に維持されている。一方、アタツカ14
への入賞に伴い、カウントスイツチ19が一時的
に開成すると、電源回路55の第3出力端子55
3aが抵抗326,321,324を介して接地
され、かつコンデンサ325が抵抗322,32
4を介して放電し、出力S2はハイレベル状態に
移行する。このハイレベル状態はスイツチ19が
閉成位置に復帰し、コンデンサ325が再充電さ
れるまで一時的に継続する。
しかしながら、例えばカウントスイツチ19と
スイツチ入力検出回路30との結線が切断された
場合にはインバータ323は供電遮断状態に、ま
た、コンデンサ325は放電状態にあり、インバ
ータ323の出力S2はハイレベル状態に維持さ
れたままになる。斯かる異常状態は、結線切断時
以外にも例えばカウントスイツチ19の近傍に遊
技球を固定保持して該スイツチを入賞検出状態に
強制的に維持し、実際の入賞回数とは無関係に1
回だけ入賞を検出し続けるように不正改造した場
合に生じる。
入出力回路40はプログラム可能な周辺インタ
フエイス(PPI)用LSIより構成され、入力ポー
トPC4〜PC7に入賞表示信号及びLED回転停止
要求信号S1〜S4を、出力ポートPA0〜PA
6,PB0〜PB6,PC0〜PC3に制御出力信号
S11〜S16をそれぞれ保持すると共にコント
ロールレジスタに供給されるCPU50の書込み、
読出し指令に従い、CPU50との間でこれら各
種信号を授受可能にされている。
入出力回路40のRESET端子には遊技機の誤
動作防止のための入出力回路用リセツト回路40
0が接続され、該回路400は抵抗401、コン
デンサ402、ダイオード403及びインバータ
404にて構成されている。抵抗401の一端は
電源回路55の第4出力端子554aに、他端は
コンデンサ402を介して接地され、また、ダイ
オード403は電源回路55とコンデンサ402
間にかつ抵抗401と並列に接続され、インバー
タ404は抵抗401とコンデンサ402との結
合点と入出力回路40のRESET端子間に介在し
ている。このリセツト回路400は電源投入時、
すなわち電源回路55の外部交流電源への接続時
にハイレベルのリセツト出力S7を出力する。該
リセツト出力S7は電源投入時からコンデンサ4
02の両端電圧が所定レベルに到達するまでの間
に亙つて持続し、入出力回路40はリセツト出力
S7を供給されるとその後一定時間に亙り入力モ
ードに維持され、駆動回路61〜66への制御出
力S11〜S16の供給が禁止される。
RAM52はデータ記憶領域を有し、CPU50
の書込み指令に従い、該記憶領域の各所定番地に
チヤツカ11〜13への入賞、ポケツト15への
入賞及びLED回転停止要求の有無を表示するス
イツチフラグ情報、チヤツカ11〜13への入賞
回数を表わすデータ(記憶始動数)、中央ポケツ
ト15への入賞回数を表わすデータ、後述の制御
プログラムにおける判別に用いるコマンドデー
タ、並びにソレノイド17等の各種作動部を駆動
させるための制御出力データ等が記憶される。
電源回路55は、入力側が外部交流電源に接続
される一方、ブリツヂ整流器551、平滑回路5
52,553及びこれらの後段に配され、スイツ
チングレギユレータ用コントロールIC554b
を主要要素とする定電圧回路554を含み、第1
〜第4出力端子すなわち上記要素の各出力端子5
51a〜554aを介して各種動作電源を供給す
るように構成されている。すなわち、第1出力端
子551aは各種ランプ24,25に、第2出力
端子552aは開閉扉駆動ソレノイド17及び上
部、下部表示器22,23に、第3出力端子55
3aは音駆動回路66、カウントスイツチ19及
びコントロールIC554bの各電源入力端子に
接続され、これら要素に所定直流電圧例えば24
Vを供給し、また、第4出力端子554aは
CPU50、ROM51、RMM52等を構成する
各ICに接続され、所定直流電圧例えば5Vを供給
するようにされている。符号555は各種コンデ
ンサよりなるラインノイズ消去回路である。
ソレノイド駆動回路61はトランジスタ611
よりなり、該トランジスタ611はベースが入出
力回路40の出力ポートPB2に接続され、該ポ
ートからの制御出力S11がハイレベルのとき導
通して回路61の出力端子612,613間に介
在する開閉扉駆動ソレノイド17を付勢させる。
上部表示器駆動回路62は、IC700とIC8
00の一部とIC700の後段に配されたトラン
ジスタ711〜717とよりなり、入出力回路4
0の出力ポートPA6〜PA0からの各セブンセグ
メント駆動信号と出力ポートPC3からのコモン
駆動信号とよりなる制御出力信号S12に応じて
上部表示器22を駆動する。一方、下部表示器駆
動回路63は、上記回路62と略同様に構成さ
れ、出力ポートPA6〜PA0からの各セブンセグ
メント駆動信号と出力ポートPC2〜PC0からの
第1〜第3表示部用コモン駆動信号とよりなる制
御出力S13に応じて下部表示器23の第1〜第
3表示部23a〜23cを駆動する。上部及び下
部表示器22,23の各表示部のセグメントは、
トランジスタ出力端子721〜723とIC出力
端子811〜814間にそれぞれ接続されてい
る。
中央ポケツト及び始動ランプ駆動回路64,6
5はベースが入出力回路40の出力ポートPB1,
PB0に接続されたトランジスタ641,651
よりそれぞれなり、該ポートPB1,PB0からの
制御出力信号S14,S15がハイレベルのと
き、トランジスタ641,651の出力端子64
2,652と両回路64,65の電源入力端子6
43,653間にそれぞれ介在する中央ポケツト
ランプ24、始動ランプ25を点灯駆動する。
音駆動回路66は第3図のIC800の一部と
第4図に示すサウンド回路660とよりなり、該
サウンド回路は、基本発振回路部661、開口音
発生部662、電圧−周波数変換部663及び増
幅回路部664で構成されている。この音駆動回
路66は、その出力端子665,666間に接続
されたスピーカ27を入出力回路40からの制御
出力信号S16、詳しくは、該回路40の出力ポ
ートPB3〜PB5からの第1〜第3音制御信号S
16a〜S16cに応じて駆動するもので、第1
音制御信号S16aがハイレベルのとき基本発振
回路部661からの発振波形はダイオード661
aに出力されず、第2音制御信号S16bがロー
レベルのときダイオード662aを介して変換部
663に出力され、また、第3音制御信号S16
cがハイレベルのときスピーカ27を消勢するよ
うな回路構成になつている。
第5図は、CPU50に於て実行される制御プ
ログラムのフローチヤートを示し、該プログラム
はリセツト回路54からのリセツト信号S6に従
い周期的に実行される。まず、ステツプ501に
於て電源投入時か否かが判別され、その答が肯定
(Yes)ならば初期化処理に移行し(ステツプ5
02)、RAM52内のスイツチフラグ、入賞回
数データ、コマンドデータ及び制御出力データ等
をクリアすると共に、CPU50内のリフレツシ
ユカウンタ(図示せず)にて乱数を発生させ、こ
れを下部表示器23の表示データとして用い、入
賞確率がランダムになるようにしている。なお、
電源投入時、リセツト回路400が作動し入出力
回路40が入力モード保持され、誤つた制御出力
による遊技機の作動が防止される。
次いで、ステプ503に移行してスイツチ入力
検出回路30の異常状態検出回路320から供給
される入賞表示信号S2のレベルが所定時間に亙
つてハイレベル状態にあるか判別する。斯かる判
別のためカウントスイツチ19の開成動勉作時に
発生する正極性パルス出力S2の通常の持続時間
より長い所定時間例えば1秒にセツトしたソフト
タイマを出力S2がハイレベルに移行した時点で
起動させ、CPU50によりソフトタイマがタイ
ムアツプしたか否かを監視するようにしている。
カウントスイツチ9の正常作動時、ステツプ5
03の判別結果は否定となりステツプ504に移
行する。チヤツカ11〜13の入賞が未だない場
合、チヤツカへの入賞回数を表わす始動記憶数は
0であるので、次いで、LED回転中か否かが判
別される(ステツプ506)。コマンドデータの
内容が0で、LED回転中を表わす1ではないの
でこの判別結果は否定となり、また、次いで順次
実行されるステツプ507〜510での判別の答
のいずれもが否定となる。従つて、開閉扉駆動ソ
レノイド17、ランプ24,25及びスピーカ2
7が消勢状態に維持され(ステツプ511)、本
プログラムの今回ループが終了する。
一方、遊技球がチヤツカ11〜13のいずれか
に入賞すると、始動スイツチ18が閉成し、スイ
ツチ入力検出回路30の入力端子301,302
が接続状態となり、インバータ131の出力S1
がハイレベル状態となる。ハイレベル出力S1に
応じたスイツチフラグの内容に基づき、ステツプ
504での判別結果が肯定となり始動記憶数に1
が加算される(ステツプ505)。なお、連続入
賞の場合、所定回数例えば4回までに限り斯かる
加算が実行される。次いで、コマンドデータの内
容が未だ0なので、ステツプ506〜511を介
してステツプ512に至ると、始動記憶数ありと
判別され、この記憶数が上部表示器22に表示さ
れる。そして、始動数から1が減算され(ステツ
プ513)、CPU50内のソフトタイマが所定最
大LED回転時間例えば5秒にセツトされた後
(ステツプ514)、コマンドデータが0から
LED回転中を表わす1へ更新され(ステツプ5
15)、本プログラムの今回ループが終了する。
次回ループのステツプ506の答えは肯定とな
り、LED回転処理が行われ(ステツプ516)、
制御出力S13に従う下部LED駆動回路63に
より下部表示器23の各表示部23a〜23cの
表示内容が1ずつ更新される。LED回転をラン
ダム化すべく、各表示部23a〜23cの表示更
新周期は例えば1:2:3に設定される。この
LED回転処理は所定最長時間の経過時に自動的
に停止しまたは押ボタン停止スイツチ26が押圧
操作された後に開放された時点(すなわち正極性
パルス出力S2の立下り時)に停止し、このとき
コマンドデータはLED回転停止を表わす2に更
新される。そして、LED回転処理中は、制御出
力S15,S16に従う始動ランプ及び音駆動回
路65,66の各出力に応じて始動ランプ25が
点灯し、かつスピーカ27から回転音が出力され
る。
次回ループのステツプ507の判別結果は肯定
となり、LED回転停止処理(ステツプ517)
に移行し、各表示部23a〜23cの表示内容が
順次停止される。詳しくは、LED回転停止のラ
ンダム性を確保すべく、RAM52の所定番地に
リセツト信号S6発生毎に更新され、例えば0乃
至4の値のいずれかをとるLED回転停止用のラ
ンダム制御情報を記憶させる一方、前述の所定最
長時間経過時または押しボタン26の押圧開放時
から斯かる時点でのランダム制御情報の値に応じ
た5種類の所定時間のいずれかが経過したときに
第1表示部23aの表示内容の更新を、次いで表
示部23b,23cの更新を順次停止させてい
る。そして、コマンドデータをLED判定中を表
わす3に更新する。
したがつて、LED回転停止処理の完了直後の
ループにおいてステツプ508の答えは肯定とな
り、LED判定処理(ステツプ518)に移行し、
下部表示器23の表示内容をこれに対応する
RAM52内の表示データに基づいて判別する。
判別の結果、表示器23の第1〜第3表示部23
a〜23cに表示された3桁のデジタル数がゾロ
目でなければCPU50内のソフトタイマを第1
の所定時間例えば0.4秒にセツトする一方、偶数
のゾロ目であれば第2の所定時間例えば6秒に、
また、奇数のゾロ目であれば(大当り入賞)、第
3の所定時間例えば20秒にセツトする。また、コ
マンドデータをアタツカ開成中を表わす4に更新
する。
本プログラムの次回ループにおけるステツプ5
09での判別の答は肯定となり、アタツカ開成処
理が実行される(ステツプ519)。すなわち、
制御出力S11に伴うソレノイド駆動回路61に
てソレノイド17が作動し、アタツカ14の開閉
扉16を表示器23の表示数の組合せに応じてセ
ツトされた時間に亙り開成させる。但し、大当り
の入賞時には、第3の所定時間が経過しなくとも
アタツカ14への入賞回数が10回に達すると開閉
扉16は閉成される。
さらに、アタツカ開成中、始動ランプ25を点
灯させると共にスピーカ27から開口音を出力さ
せる。また、中央ポケツト15への入賞時、中央
ポケツトランプ26を点滅させる一方、斯かる入
賞の回数が所定回数例えば10回に達していない限
り入賞を表示するフラグ情報をRAM52内に記
憶する。
アタツカ開成後、第1、第2または第3の所定
時間が経過すると、コマンドデータがデイレイ処
理中を表わす5に更新され、次回ループのステツ
プ510の判別結果が肯定となるので、デイレイ
処理が実行される(ステツプ520)。すなわち、
前述のフラグ情報に基づき中央ポケツト15への
入賞無しと判別されると、前述のステツプ511
に移行する一方、斯かる入賞があればアタツカ1
4を再度開成させる。従つて、中央ポケツト15
へ入賞を条件としてアタツカ14は連続的に10回
に亙つて開成可能にされている。
ステツプ503での判別結果が肯定すなわちカ
ウントスイツチ19の作動等に異常があると、非
作動化処理に移行し(ステツプ521)、RAM
52内に保持した制御出力データをクリアしてソ
レノイド17等の作動部をすべて消勢し、遊技機
を非作動化させる。
第6図は、CPU50により実行される下部デ
ジタル表示器用制御プログラムのフローチヤート
を示す。上述のように、遊技者の入賞利益に多大
な影響を与えるアタツカ14の開閉は、表示器2
3の表示数の組合せに応じてなされると共にアタ
ツカ14及び中央ポケツト15への入賞回数に応
じてなされ、これら入賞回数等の遊技進行状況を
表わすパラメータ値及びアタツカ14の開閉動作
がこれらパラメータ値に応じて正確になされてい
るか否かは遊技者の関心を惹くものである。そこ
で、以下のように、一つの表示器23を複数の表
示モードで駆動し、種々の表示内容を表示する。
ステツプ601〜603の判別結果のいずれか
が肯定すなわちLED回転乃至LED判定処理のい
ずれかを実行中ならば、制御出力S13に従う下
部LED駆動回路63の出力により下部デジタル
表示器23に第1表示モードをとらしめ、表示器
23の各表示部23a〜23cに0乃至9のいず
れかのデジタル数字をそれぞれ表示させる(ステ
ツプ604〜606)。なお、上述のようにLED
回転中はこのデジタル数字は更新される。一方、
ステツプ601〜603及び607の判別の答が
いずれも否定すなわちLED判別処理により表示
器の3桁の表示数が奇数のゾロ目ではないと判別
されると、LED駆動停止処理に移行して各表示
部23a〜23cが消勢され(ステツプ608)、
本プログラムの今回のループを終了する。ステツ
プ607で表示器23の表示数のゾロ目であると
判別されると、下部LED駆動回路63の出力に
応じて表示器23の表示モードは第1モードから
第2モードへ切換えられ、RAM52内の入賞回
数表示データに基づき、表示器23の第1及び第
3表示部23a,23cに中央ポケツト15への
継続入賞回数及びアタツカ14の各開成動作中に
おけるアタツカ14への入賞回数が、第2表示部
23bに表示されるハイフンにより区別されてそ
れぞれ表示される(ステツプ609〜611)。
この第2表示モードは、アタツカ開成処理または
デイレイ処理実行中継続する(ステツプ612,
613)。すなわち、アタツカ開成中、中央ポケ
ツト15への入賞がなければ、アタツカ開成終了
後直ちにLED駆動停止処理がなされる一方(ス
テツプ608)、斯かる入賞があればアタツカ開
成終了後のデイレイ処理中も第2表示モードを維
持してアタツカ14の開成開始を待ち、アタツカ
14がが再度開成したならば第2表示モードでの
表示を再開する。
上記実施例では開閉扉31の開成阻止条件パラ
メータとしてアタツカ30への入賞球数を用いた
が、これに代えてアタツカ30の開成時間を用い
てもよい。この場合、アタツカ30の開成時間が
所定時間を越えたとき遊技機を非作動化すればよ
い。
発明の効果 上述のように、本発明によれば、遊技盤に複数
の入賞領域と遊技状況を表示する表示器とを設け
ると共に前記表示器の表示モードを検出手段にて
検出した入賞内容に応じて制御手段により切換え
制御するようにしたので、遊技内容が複雑であつ
ても遊技の進行に従つて遊技状況を表わすパラメ
ータ値を的確に表示でき、しかも一つの表示器で
多様な情報を表示できるので、広い表示器配設ス
ペースを要しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るパチンコ遊
技機の遊技盤を示す部分概略正面図、第2図は、
本発明の上記実施例に係るパチンコ遊技機の回路
構成を示すブロツク図、第3図は及び第4図は、
第2図の回路の詳細を示す電気回路図、第5図及
び第6図は、第2図の中央処理装置において実行
される制御プログラムを示すフローチヤートであ
る。 1…遊技盤、11〜13…第1特定入賞領域、
14…第2特定入賞領域、15…第3特定入賞領
域、16…開閉扉、18…始動スイツチ、19…
カウントスイツチ、21…中央ポケツトスイツ
チ、23…下部デジタル表示器、50…中央処理
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 遊技盤に設けた複数の入賞領域と、各該入賞
    領域への入賞を検出する手段と、前記遊技盤上に
    配されて遊技状況を表示する表示器と、前記表示
    器を制御する手段とを備えるパチンコ遊技機にお
    いて、前記表示器は複数の表示モードを有し、前
    記制御手段は前記表示器の表示モードを前記検出
    手段にて検出した入賞内容に応じて切換えるよう
    にしたことを特徴とするパチンコ遊技機。 2 前記入賞領域は第1特定入賞領域と、開閉扉
    により開閉される第2特定入賞領域とを含み、前
    記表示器は複数の表示部よりなり、前記制御手段
    は、前記検出手段により前記第1特定入賞領域へ
    の入賞が検出されたとき前記表示器をして各前記
    表示部が協働して所定桁の数の組合せを表示する
    第1の表示モードをとらしめる一方、前記第2特
    定入賞領域への入賞が検出されたとき該第2特定
    入賞領域への入賞回数を前記表示部のいずれかに
    表示する第2の表示モードをとらしめるようにし
    た特許請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技機。 3 前記第2特定入賞領域内に第3特定入賞領域
    を設け、前記第2の表示モードにおいて、前記第
    2及び第3特定入賞領域への入賞回数を前記表示
    部の対応するものにそれぞれ区別可能に表示する
    ようにした特許請求の範囲第2項記載のパチンコ
    遊技機。
JP60049388A 1985-03-14 1985-03-14 パチンコ遊技機 Granted JPS61209681A (ja)

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JPS5964079A (ja) * 1982-10-02 1984-04-11 株式会社三共 弾球遊技機
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