JP2941052B2 - 料金徴収式コードレス電話機 - Google Patents

料金徴収式コードレス電話機

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JP2941052B2
JP2941052B2 JP33863290A JP33863290A JP2941052B2 JP 2941052 B2 JP2941052 B2 JP 2941052B2 JP 33863290 A JP33863290 A JP 33863290A JP 33863290 A JP33863290 A JP 33863290A JP 2941052 B2 JP2941052 B2 JP 2941052B2
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unit
signal
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loop
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正晴 西海
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は通話料金を貨幣またはプリペイドカードで支
払う料金徴収式電話機に係わり、特に、無線によって接
続された子機を有する料金徴収式コードレス電話機に関
する。
[従来の技術] 各種施設に配設されたピンクの電話は、使用者が通話
料金を直接電話機の硬貨投入口へ投入することによって
支払う機構そのものにおいては、赤色の委託公衆電話機
と同じである。すなわち、一般の公衆電話機と同様に、
電話局からの課金信号が入力される毎に、投入されてい
る金銭の金額から1通話度数に対応する単位金額を徴収
していく。そして、残り金額が単位金額未満になった状
態で次の課金信号が入力されると、通話先との間に形成
されている通話ループが強制遮断される。
近年、施設の使用者に対するサービス向上のために、
このピンク電話機を従来の電話機である親機とこの親機
に対して無線回線によって接続された子機とからなるコ
ードレス電話機とすることが提唱されている。したがっ
て、使用者は子機を持った状態で施設内を移動しながら
通話先と会話することができる。
このような料金徴収式コードレス電話機においては、
親機の近傍に充電器を兼用する子機置台が配設され、通
常子機はこの子機置台上に載置されている。そして、こ
のピンク電話機の使用者は、親機を使用する場合、親機
のハンドセットをフックから取上げて硬貨投入口に硬貨
を投入した後、ダイヤル操作を行って通話を開始する。
そして、通話が終了して、ハンドセットをフックに置く
と、通話先との間に形成されている通話ループが遮断さ
れる。そして、通話料金以上に投入された硬貨が残り硬
貨として硬貨返却口へ排出される。
一方、子機を利用する場合、子機を子機置台から取上
げて、親機の硬貨投入口へ硬貨を投入した後、施設内を
歩きながら、または自分の席で子機のダイヤルキーをキ
ー操作して通話を開始する。そして、通話が終了する
と、子機のダイヤルキーの近傍に配設された切キーを押
す。すると、前述と同様に通話先との間に形成されてい
る通話ループが遮断される。そして、親機の硬貨投入口
に投入した通話料金を超える硬貨が残り硬貨として硬貨
返却口へ排出される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような料金徴収式コードレス電話
機においてもまだ次のような課題があった。すなわち、
一般に、子機を使用する使用者は、子機を自分の席へ移
動させたり、または施設内を歩きながら通話を行う。し
かし、通話者が移動しながら通話を行うと、このピンク
電話機が配設された施設の規模にもよるが、子機と親機
との間の距離が無線通信が可能な通信可能圏内を外れて
しまう場合もある。また、通話可能圏内であっても、ビ
ル等の建物内においては、隣の部屋に移動すると、無線
通信が不能になる場合がある。
通常、通話先と通話ループが形成された状態におい
て、親機と子機との間で無線によって送受信される通話
信号の信号レベルが許容信号レベル以下に低下すると、
子機の使用者は通話先と会話が不可能になる。したがっ
て、親機としては、通話信号の信号レベルが許容信号レ
ベル以下に低下した時点で通話先との間に形成されてい
る通話ループを遮断するようにしている。そして、その
時点で通話料金を超える硬貨が存在すれば、その残り硬
貨を硬貨返却口へ排出する。
一方、移動しながら子機を用いて通話を行っている使
用者は、相手の音声が聞きにくくなったと感じると、突
然音声がとぎれる。そして、親機によって一旦通話ルー
プが遮断されてしまうと、たとえ子機の使用者が通話可
能圏内に戻ったとしても通話先との間の通話ループは復
旧することはない。
したがって、会話を継続するためには、一旦親機の設
置場所まで戻り、再度硬貨を硬貨入口に投入して、子機
のダイヤルキーをキー操作して通話を開始する必要があ
る。
よって、通常の加入者電話におけるコードレス電話の
ように、相手先との通話ループが遮断されると、通話可
能圏内に戻り、子機の使用者がその場で再度ダイヤル操
作して通話を再開することができない不便がある。
また、例えば、100円等の高額硬貨を投入して通話を
行っている途中で親機と子機との間の通話信号の信号レ
ベルが低下して、通話ループが遮断されると、その時点
で、高額硬貨が徴収されていまう。したがって、この場
合は、その投入した硬貨でまだ多くの時間の通話が可能
であるにもかかわらず、その硬貨は徴収されてしまう。
よって、たとえ短い時間であっても、途中で途絶えた会
話を継続するために、再度硬貨を投入する必要がある。
よって、この使用者にとっては、多額の出費を強いられ
ることになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであ
り、たとえ子機との間の通話信号の信号レベルが許容信
号レベル以下に低下したとしても、規定時間経過するま
では通話先との間の通話ループを保持することによっ
て、子機の使用者が通話可能圏内に戻れば、そのまま通
話を再開でき、親機まで戻って最初から通話開始操作を
行う必要がなく、また一旦投入した金銭を有効に使用で
き、子機の使用者にとって非常に使いやすい料金徴収式
コードレス電話機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解消するために本発明は、投入された金銭
情報によって通話料金を徴収する通話料金徴収部を含む
本体通話部を備えた親機と、この親機に対して無線によ
って接続され、親機の通話料金徴収部によって徴収する
料金に応じて通話を可能とするリモート通話部を有した
子機とからなり、かつ通話料金徴収部は、課金信号が入
力する毎に投入された金銭情報から単位金銭情報を差し
引き、差し引かれた後の残り金銭情報が単位金銭情報未
満になった次の課金信号で通話先との間に形成されてい
る通話ループを遮断する料金徴収式コードレス電話機に
おいて、 親機に対して、通話ループ形成時に子機から受信した
通話信号の信号レベルが許容信号レベル以下に低下した
ことを検出して通話不能信号を出力する通話不能検出回
路と、この通話不能信号出力に応動して子機との間の通
話を遮断状態とし、通話不能信号解除に応動してこの遮
断状態を解除する通話制御手段と、通話不能信号の出力
時刻から規定時間経過後に通話通話ループがまだ形成さ
れている場合この通話ループを遮断する通話ループ遮断
手段とを備えたものである。
[作用] このように構成された料金徴収式コードレス電話機で
あれば、親機と遠く離れた位置で歩きながら子機を使用
している場合に、親機と子機との間の距離が大きく離れ
すぎて、親機において子機から受信した通話信号の信号
レベルが許容信号レベル以下に低下すると、その時点
で、子機においては親機を介して通話先との間の会話が
不能になる。しかし、親機は、通話先との間の通話ルー
プを直ちに遮断することはない。したがって、予め定め
られた規定時間内に、子機の使用者が通話可能圏内に戻
れば、通話先との間の通路が復旧し、そのまま会話を再
開できる。
なお、規定時間を経過しても、親機にて受信される通
話信号の信号レベルが許容信号レベル以上に戻らなけれ
ば、通話先との間に形成されている通話ループが強制遮
断される。したがって、この時点で残り金銭情報があれ
ば返却される。
[実施例] 以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は実施例の料金徴収式コードレス電話機全体を
示す外観図である。なお、この実施例の電話機は規模の
大きい施設に配設されたピンク電話機である。また、金
銭情報として硬貨を使用する。
図示するように、このピンク電話機は電話局に局回線
を介して接続された親機1と、この親機1に対して無線
回線を介して接続された子機2と、充電器を兼用する子
機置台4とで構成されている。
親機1の上面にはハンドセット5がフック台6に載置
されており、前面にはダイヤルキー7,硬貨投入口8,シャ
ッター開放キー9が配設されており、前面下方位置には
硬貨返却口10が形成されている。さらに、上面後方に無
線通信のためのアンテナ11が取付けられている。また、
硬貨投入口8内には、この硬貨投入口8から硬貨が誤っ
て投入されることを防止するためのシャッター9aが取付
けられている。
子機2には、使用者が耳に当てるスピーカ12,使用者
の音声を検出するマイク13,操作パネル4およびアンテ
ナ15が取付けられている。操作パネル14には、第2図に
示すように、通話を開始するための通話キー14a,通話先
番号をキー入力するためのダイヤルキー14b,通話を強制
終了するための切キー14c,充電回路の出力電圧が低下し
たことを表示する充電警告ランプ14d,親機1との間の距
離が大きくなり通話可能圏外に出たことを使用者に知ら
せるための圏外表示ランプ14e等が配設されている。
子機置台4の中央部には子機2が置かれる凹部16が形
成されている。そして、この凹部16内に充電端子が設け
られている。子機2を子機置台4に置いた状態において
は、親機1の電源回路29からケーブル3を介して子機2
内に収納された充電回路33へ充電電圧VBが供給される。
また、子機2は充電回路33の充電動作の有無を検出して
親機1へ子機2が子機置台4に置かれたこと、および子
機2が子機置台4から取上げられたことを親機1へ送信
する。したがって、親機1は子機2が子機置台4に置か
れているか否かを把握できる。
第3図は親機1の概略構成を示すブロック図である。
一対の信号線17a,17bは一端が各入力端子18a,18bを介し
て局回線に接続され、他端が信号切換回路19を介して送
受信機20、又はダイヤルパルス発生回路21,ダイヤルキ
ー7,通話回路22およびハンドセット5からなる本体通話
部に接続される。
また、この信号線17a,17bには着信を検出してスピー
カ23aに着信音を発声させるをトーンリンガー23b、通話
中に局から送信されてくる課金信号を受信して通話料金
徴収部24aを動作させる課金信号受信回路24bが接続され
ている。
また、前記送受信機20には通話不能検出回路25が取付
けられている。この通話不能検出回路25は、子機2が使
用中において、子機2から受信される通話信号の信号レ
ベルを監視し、この信号レベルが予め設定された許容信
号レベル以下に低下すると、ロー(L)レベルの通話不
能信号を出力する。なお、通話信号の信号レベルが許容
信号レベル以上の正常状態時には、通話不能信号はハイ
(H)レベルである。
また、前記信号切換回路19は例えばマイクロコンピュ
ータからなる制御部26からの切換信号にて前記信号線17
a,17bに対する切換動作を行う。また、この信号切換回
路19は制御部26または通話料金徴収部24aからの指令に
て、通話先との間に形成されている通話ループを強制遮
断する機能を有している。
制御部26には、前記ハンドセット5のフック台6に取
付けられハンドセット5の取上げ動作を検出するフック
スイッチ6a、シャッター開放キー9、シャッター9aを回
動させるシャッター用ソレノイド9b、送受信機20、通話
不能検出回路25、この通話不能検出回路25から出力され
ている通話不能信号がLレベルに変化した時刻からの経
過時間Tを経時するタイマ回路28等が接続されている。
さらに、各電子回路へ駆動電圧VCおよび子機2へ充電
電圧VBを供給するための電源回路29が組込まれている。
子機2は例えば第4図に示すように構成されている。
すなわち、スピーカ12,マイク13および操作パネル14の
切キー14cが接続された通話回路30と、ダイヤルキー14b
が接続された制御部31でもってリモート通話部を構成し
ている。このリモート通話部は送受信機32を介して無線
により親機1の送受信機20と接続される。また、各電子
回路には子機置台4の充電端子を介して充電電圧VBが入
力される充電回路33から駆動電圧VCが供給される。な
お、送受信機32には親機1からの通話信号が許容信号レ
ベル以下に低下したことを表示する前述した圏外表示ラ
ンプ14eが接続されている。
そして、親機1の通話料金徴収部24aは、親機1が通
話先との間で通話ループが形成されている機関に課金信
号受信回路24bにて課金信号を受信すると、第5図に示
す課金信号処理を実行するようにプログラム構成されて
いる。
すなわち、課金信号が入力されると、P(プログラム
ステップ1)にて、硬貨投入口8から投入された硬貨の
金額が1通話に必要な単位金額以上残っているか否かを
調べる。残っていなければ、通話先との間に形成されて
いる通話ループを強制遮断する。また、単位金額以上残
っていれば、その残り金額から1通話度数に必要な単位
金額を徴収する。
また、親機1のマイクロコンピュータで構成された制
御部26はフックスイッチ6aのオン,オフの状態変化およ
び子機2が子機置台4に載置されている(オン)か否か
(オフ)の状態変化、さらにシャッター開放キー9のキ
ー操作信号を監視し、状態変化およびキー操作信号を検
出すると、この状態変化およびキー操作信号に応動して
第6図の流れ図に従って、信号切換回路19,シャッター9
aの動作を制御するようにプログラム構成されている。
流れ図が開始され、S(ステップ)1にてフックスイ
ッチ(FS)6aがオフ状態へ変化すると、親機1のハンド
セット5が取上げられたので、S2にて子機フラグの状態
を調べる。そして、子機フラグが0に解除されていれ
ば、現在子機2は使用されていないので、親機1を使用
することを示す親機フラグを1に設定する。そして、信
号切換回路19へ切換信号を送出して、信号線17a,17bを
親機1側の本体通話部へ切換接続する。その後、この親
機1と局とを接続して通話開始基準を行い、使用者によ
るダイヤルキー7のキー操作待状態とする。なお、S2に
て子機フラグが1に設定されていれば、現在子機2が使
用中であるので、なにもせずにS1へ戻る。
また、S3にてフックスイッチ6aがオン状態へ変化する
と、親機1側での通話が終了してハンドセット5が置か
れたので親機フラグを0に解除する。そして、通話先と
の間に形成されている通話ループを遮断する。
次に、S4にて子機2が子機置台4から取上げられる
(オフ)と、親機フラグが0に解除されていることを確
認し、子機フラグを1に設定する。そして、信号切換回
路19へ切換信号を送出して、信号線17a,17bを子機側、
すなわち送受信機20側へ切換接続する。次に、前述と同
様に、この親機1と局とを接続して通話開始準備を行
い、子機2の使用者によるダイヤルキー14のキー操作待
状態とする。そして、その状態で硬貨投入操作に要する
例えば10秒等の所定時間TSが経過するのを待つ。所定時
間TSが経過すると、硬貨投入口8から硬貨が投入された
と判断して、S5にてシャッター用ソレノイド9bを通電し
て、シャッター9aを駆動させて、硬貨投入口8を閉鎖す
る。なお、親機フラグが1に設定されていれば、現在親
機1が使用中であるので、なにもせずにS1へ戻る。
さらに、S6にて子機2が子機置台4に置かれる(オ
ン)と、子機2による通話が終了したので、子機フラグ
を0に解除し、シャッター用ソレノイド9bに対する通電
を遮断して、シャッター9aを元の状態へ戻す。よって、
硬貨投入口8は開放される。
また、S7にてシャッター開放キー9がキー操作される
と、子機2を使用している者が追加の硬貨を投入するた
めにシャッター開放キー9を操作したと判断して、シャ
ッター9aを開放する。そして、前述した所定時間TSが経
過すると、追加の硬貨が硬貨投入口8へ投入されたと判
断してシャッター9aを閉じる。
また、前記制御部26は、子機2が使用中でかつ通話先
との間で通話ループが形成された状態において、通話不
能検出回路25からLレベルの通話不能信号が入力される
と、第7図に示す通話不能割込処理を実行するようにプ
ログラム構成されている。
すなわち、通話不能信号がLレベルへ変化すると、Q1
にて、親機1と子機2との間の音声による通話を遮断す
る。その結果、子機2の使用者は相手先との会話を継続
することができなくなる。なお、一般に、親機1と子機
2との間の通話信号は、数百MHzの搬送波信号を音声信
号で多重変調したものであるので、たとえ音声のみを遮
断したとしても、親機1の送受信機20と子機2の送受信
機32との間には搬送波信号のみの通話信号が送受信され
ている。
次に、タイマ回路28を起動して通話遮断後の経過時間
Tの経時を開始させる。Q3にて例えば1秒等の予め定め
られた微小時間ΔTが経過するのを待って、再度通話不
能検出回路25から出力されている通話不能信号の信号レ
ベルを読取る。Q4にて、通話不能信号がLレベルのまま
であれば、親機1と子機2との間の通話信号はまだ正常
状態に復旧していないので、Q5へ進む。Q5において、タ
イマ回路28にて経時されている経過時間Tが予め設定さ
れている例えば1分等の規定時間Tmaxを経過していない
ことを確認すると、Q3へ戻り、さらに微小時間ΔTの経
過を待つ。
Q4にて、通話不能信号がHレベルへ変化しておれば、
親機1と子機2との間の通話信号が正常に戻ったと判断
する。そして、Q6にて、この時点において、通話先との
間でまだ通話ループが形成されている状態であれば、Q7
にて、先のQ1にて遮断した親機1と子機2との間の音声
による通話を復旧させる。その結果、子機2の使用者は
相手先との会話をそのまま再開できる。
また、Q6において、通話ループが遮断されていれば、
通話先の電話機のハンドセットが置かれたか、または投
入されている硬貨の残り金額がなくなって、通話料金徴
収部24aによって通話ループが強制遮断されたと判断で
きる。よって、この場合は、なにもせずにそのまま流れ
図を終了する。
さらに、Q5にて、タイマ回路28にて経時されている経
過時間Tが規定時間Tmaxを経過すると、Q8へ進み、現在
まだ通話ループが形成されている状態であるか否かを調
べる。通話ループが形成中であれば、Q9にてその通話ル
ープを強制遮断する。なお、通話ループが既に遮断され
ておれば、なにもせずにこの流れ図を終了させる。
次に、このように構成された料金徴収式コードレス電
話機としてのピンク電話の使用法および動作を説明す
る。
先ず、親機1を用いて通話する場合、子機2が子機置
台4に置かれていることを確認の後、ハンドセット5を
取上げると、信号切換回路19が本体通話部側に切換わ
る。なお、子機2が子機置台4に置かれている状態にお
いてはシャッター9aのソレノイド9bは通電されていない
ので、硬貨投入口8は開放されている。そして、使用者
が硬貨を硬貨投入口8へ投入した後、ダイヤルキー7で
通話先の番号をキー入力する。相手側と通話ループが形
成され、通話が開始されると、通話距離に応じて定まる
通話時間が経過する毎に課金信号が入力して、既に投入
されている硬貨を順次徴収していく。
そして、通話が終了して、ハンドセット5を置くと、
通話ループか遮断され、投入された硬貨のうちの通話料
金を越える残り硬貨が硬貨返却口10へ排出される。
一方、子機2を用いて通話する場合、子機2を子機置
台4から取上げる。すると、親機1の信号切換回路19が
子機2のリモート通話部側に切換る。そして、使用者が
通話料金にほぼ対応する硬貨を硬貨投入口8へ投入す
る。子機2を子機置台4から取上げた時刻から、硬貨を
投入するに要する例えば10秒等の所定時間TS経過する
と、シャッター9aが回動して、硬貨投入口8が自動的に
閉じる。
しかるのち、子機2の使用者はこの子機2を持参し
て、例えば広い施設内を歩きながら、操作パネル14の通
話キー14aを押した後、ダイヤルキー14bで通話先の番号
をキー入力する。相手側と通話ループが形成され、通話
が開始されると、前述と同様の手順で通話料金が通話料
金徴収部24aによって順次徴収されていく。
そして、通話が終了して、切キー14cを押すと、通話
ループが遮断され、通話料金徴収部24aによる通話料の
徴収が停止する。使用者が子機2を親機1位置まで持参
して、子機押台4に置くと、シャッター9aが元に戻り、
硬貨投入口8は開放される。
また、歩きながら子機2でもって通話している使用者
が親機1から遠く離れて、通話可能圏外になると、親機
1と子機2との間の通話信号が正常に授受されなくな
り、親機1は子機2と間の音声による通話を一旦遮断す
る。そして、子機2においては圏外表示ランプ14eが点
灯する。使用者が親機1から遠く離れてしまったことに
気付いて、通話可能圏内に戻ると、音声による通話がそ
のまま再開される。
また、親機1と子機2との間の通話が遮断されてか
ら、規定時間Tmax経過すると通話先との間の通話ループ
も強制遮断される。一旦通話ループか遮断されると、子
機1の使用者は親機1の設置位置まで戻り、硬貨を硬貨
投入口8へ再度投入して、最初から通話操作をやり直す
必要がある。
このように、たとえ子機2の使用者が子機2を誤っ
て、通話可能圏外へ持ち出したとしても、通話ループが
直ちに遮断されることはないので、規定時間内に通話可
能圏内へ戻ると、同一話相手とそのまま会話を再開でき
る。したがって、従来の料金徴収式コードレス電話機の
ように、同一話相手と会話の続きを行うために、親機1
の設置位置まで戻って、再度通話操作をやり直す必要が
ない。よって、子機2の使用者にとって、非常に使いや
すいコードレス電話機とすることができる。
また、子既2を通話可能圏外へ持ち出したとしても、
通話ループが直ちに遮断されることはない。すなわち、
従来の電話機であれば、例えば100円等の高額硬貨を投
入して通話を行っている途中で子機2が通話可能圏内を
外れて、通話ループが遮断されると、その時点で、高額
硬貨が収納されてしまう。しかし、この実施例の電話機
であれば、その投入した硬貨でまだ多くの時間の通話が
可能であれば、子機2が通話可能圏内に戻った時点で、
投入金額による通話可能時間が残っておれば、その残り
通話時間を使用して会話を継続できる。よって、たとえ
短い時間であっても、途中で途絶えた会話を継続するた
めに、再度硬貨を投入する必要がないので、投入した金
額を有効に使用できき、使用者にとって、多額の出張を
強いられることはない。
なお、この実施例においては、硬貨投入口8にシャッ
ター9aを設け、子機2の使用期間において、シャッター
9aを閉じている。よって、子機2の使用中に第3者が誤
って硬貨投入口8に硬貨を投入することを未然に防止で
き、金銭上のトラブルが発生するのを回避している。
なお、この実施例においては、親機1に挿入できる金
額情報として硬貨を用いるようにしたが、プリペイドカ
ードであってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明においては、たとえ子機が
通話可能圏内を外れて、親機と子機との間の通話信号の
信号レベルが許容信号レベル以下に低下したとしても、
規定時間経過するまでは通話先との間に形成されている
通話ループを保持している。したがって、子機の使用者
が通話可能圏内に戻れば、そのまま通話を再開でき、親
機まで戻って最初から通話開始操作を行う必要がない。
また通話ループか遮断されて残り通話可能時間が多い金
額が収納されることはない。よって一旦投入した金銭を
有効に使用できる。このように、子機の使用者にとって
非常に使いやすい料金徴収式コードレス電話機が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係わる料金徴収式コードレス電
話機を示すものであり、第1図は全体を示す外観図、第
2図は子機の操作パネルを示す図、第3図は親機の概略
構成を示すブロック図、第4図は子機の概略構成を示す
ブロック図、第5図乃至第7図は動作を示す流れ図であ
る。 1……親機、2……子機、4……子機置台、5……ハン
ドセット、6a……フックスィッチ、7,14b……ダイヤル
キー、8……硬貨投入口、9a……シャッター、10……硬
貨返却口、11,15……アンテナ、19……信号切換回路、2
0,32……送受信機、22,30……通話回路、24a……通話料
金徴収部、24b……課金信号受信回路、25……通話不能
検出回路、26,31……制御部、28……タイマ回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入された金銭情報によって通話料金を徴
    収する通話料金徴収部(24a)を含む本体通話部を備え
    た親機(1)と、この親機に対して無線によって接続さ
    れ、前記親機の通話料金徴収部によって徴収する料金に
    応じて通話を可能とするリモート通話部を有した子機
    (2)とからなり、かつ前記通話料金徴収部は、課金信
    号が入力する毎に前記投入された金銭情報から単位金銭
    情報を差し引き、差し引かれた後の残り金銭情報が単位
    金銭情報未満になった次の課金信号で通話先との間に形
    成されている通話ループを遮断する料金徴収式コードレ
    ス電話機において、 前記親機は、前記通話ループ形成時に前記子機から受信
    した通話信号の信号レベルが許容信号レベル以下に低下
    したことを検出して通話不能信号を出力する通話不能検
    出回路(25)と、この通話不能信号出力に応動して前記
    子機との間の通話を遮断状態とし、前記通話不能信号解
    除に応動してこの遮断状態を解除する通話制御手段(Q1
    〜Q7)と、前記通話不能信号の出力時刻から規定時間経
    過後に前記通話通話ループがまだ形成されている場合こ
    の通話ループを遮断する通話ループ遮断手段(Q5〜Q9)
    とを備えたことを特徴とする料金徴収式コードレス電話
    機。
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