JP3097424B2 - コードレス電話装置 - Google Patents
コードレス電話装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログコードレス電
話装置、デジタルコードレス電話装置及び携帯電話無線
装置などにあって、子機又は携帯無線電話機に内蔵する
二次電池への充電を制御し、かつ、充電台から取り上げ
た際に発呼開始又は着信応答のクイック通話を行うコー
ドレス電話装置に関する。
話装置、デジタルコードレス電話装置及び携帯電話無線
装置などにあって、子機又は携帯無線電話機に内蔵する
二次電池への充電を制御し、かつ、充電台から取り上げ
た際に発呼開始又は着信応答のクイック通話を行うコー
ドレス電話装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の子機を充電台や親機の充
電部に載せ置いて充電を行うコードレス電話装置では、
例えば、特開平１−１７７７４８号公報に示されるよう
にクイック通話が出来るようになっている。すなわち、
子機を親機の充電部又は充電台から取り上げた場合に、
この取り上げた場合と、載せ置いた場合との充電端子の
電圧変化を検出して、子機でのフックボタンの押下操作
を行わずに、発呼を開始又は着信の応答を行う。
電部に載せ置いて充電を行うコードレス電話装置では、
例えば、特開平１−１７７７４８号公報に示されるよう
にクイック通話が出来るようになっている。すなわち、
子機を親機の充電部又は充電台から取り上げた場合に、
この取り上げた場合と、載せ置いた場合との充電端子の
電圧変化を検出して、子機でのフックボタンの押下操作
を行わずに、発呼を開始又は着信の応答を行う。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコードレス電話装置では、子機を親機の充電部又は
充電台に載せ置いた場合と、取り外した場合の子機での
充電端子の電圧を検出して、子機でのフックボタンの押
下操作を行わずに、発呼を開始又は着信の応答を行って
いる。したがって、子機を充電台から取り外した発呼の
開始の場合と、ＡＣ電源の停電及び直流電圧を出力する
直流電源部の故障によって、親機の充電部又は充電台か
らの充電電圧の停止とを区別する切り分けが内部の制御
部で判断できず、ＡＣ電源の停電の場合にも発呼開始又
は着信応答のクイック通話の動作に設定されてしまう問
題があった。
来のコードレス電話装置では、子機を親機の充電部又は
充電台に載せ置いた場合と、取り外した場合の子機での
充電端子の電圧を検出して、子機でのフックボタンの押
下操作を行わずに、発呼を開始又は着信の応答を行って
いる。したがって、子機を充電台から取り外した発呼の
開始の場合と、ＡＣ電源の停電及び直流電圧を出力する
直流電源部の故障によって、親機の充電部又は充電台か
らの充電電圧の停止とを区別する切り分けが内部の制御
部で判断できず、ＡＣ電源の停電の場合にも発呼開始又
は着信応答のクイック通話の動作に設定されてしまう問
題があった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、移動電話機への充電完了による電圧供給
停止と、ＡＣ電源の停電及び直流電源部の故障などによ
る電圧供給断とを区別して、この電圧供給断の場合のク
イック通話の誤動作をなくして、確実なクイック通話が
可能になる優れたコードレス電話装置の提供を目的とす
る。
るものであり、移動電話機への充電完了による電圧供給
停止と、ＡＣ電源の停電及び直流電源部の故障などによ
る電圧供給断とを区別して、この電圧供給断の場合のク
イック通話の誤動作をなくして、確実なクイック通話が
可能になる優れたコードレス電話装置の提供を目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１記載のコードレス電話装置は、内蔵する二
次電池に充電電圧を供給する充電端子と充電制御端子を
備える移動電話機と、二次電池にＡＣ電源から直流電源
部で生成した充電電圧を充電端子と充電制御端子を通じ
て移動電話機に供給する充電台とを有し、移動電話機
に、充電端子と充電制御端子との充電電圧の同時停止又
は印加を検出する充電電圧検出手段と、当該移動電話機
を充電台から取り外し又は装着した際の、充電電圧検出
手段が充電台からの充電電圧の印加停止又は印加の検出
に基づいて発呼を開始し又は着信応答を制御するクイッ
ク通話制御手段とを備え、充電台に、ＡＣ電源の停電を
含む直流電源部からの充電電圧の出力停止を判断する判
断手段と、判断手段で充電電圧の出力停止を判断した場
合に充電制御端子に印加する電圧が一定時間遅延して低
下する制御を行ってクイック通話を未動作にする制御手
段とを備える構成としている。
に、請求項１記載のコードレス電話装置は、内蔵する二
次電池に充電電圧を供給する充電端子と充電制御端子を
備える移動電話機と、二次電池にＡＣ電源から直流電源
部で生成した充電電圧を充電端子と充電制御端子を通じ
て移動電話機に供給する充電台とを有し、移動電話機
に、充電端子と充電制御端子との充電電圧の同時停止又
は印加を検出する充電電圧検出手段と、当該移動電話機
を充電台から取り外し又は装着した際の、充電電圧検出
手段が充電台からの充電電圧の印加停止又は印加の検出
に基づいて発呼を開始し又は着信応答を制御するクイッ
ク通話制御手段とを備え、充電台に、ＡＣ電源の停電を
含む直流電源部からの充電電圧の出力停止を判断する判
断手段と、判断手段で充電電圧の出力停止を判断した場
合に充電制御端子に印加する電圧が一定時間遅延して低
下する制御を行ってクイック通話を未動作にする制御手
段とを備える構成としている。
【０００６】請求項２記載のコードレス電話装置は、制
御手段は、移動電話機を充電台から取り外した場合に、
プラスの充電端子よりも、先にマイナスの充電端子が電
気的に開放する構成としている。
御手段は、移動電話機を充電台から取り外した場合に、
プラスの充電端子よりも、先にマイナスの充電端子が電
気的に開放する構成としている。
【０００７】
【作用】このような構成により、請求項１及び２記載の
コードレス電話装置は移動電話機を充電台から取り外し
又は装着した際の充電台からの充電端子と充電制御端子
との充電電圧の同時停止又は印加を検出した際にクイッ
ク通話を開始している。また、ＡＣ電源の停電及び直流
電源部の故障などによる電圧供給断の場合に、プラスの
充電端子よりも、先にマイナスの充電端子を電気的に開
放し、かつ、充電制御端子が一定時間に一定の電圧を保
持している。この保持電圧に基づいてＡＣ電源の停電を
含む直流電源部からの充電電圧の出力停止が判断され、
クイック通話を未動作に設定している。
コードレス電話装置は移動電話機を充電台から取り外し
又は装着した際の充電台からの充電端子と充電制御端子
との充電電圧の同時停止又は印加を検出した際にクイッ
ク通話を開始している。また、ＡＣ電源の停電及び直流
電源部の故障などによる電圧供給断の場合に、プラスの
充電端子よりも、先にマイナスの充電端子を電気的に開
放し、かつ、充電制御端子が一定時間に一定の電圧を保
持している。この保持電圧に基づいてＡＣ電源の停電を
含む直流電源部からの充電電圧の出力停止が判断され、
クイック通話を未動作に設定している。
【０００８】
【実施例】以下、本発明のコードレス電話装置の実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明のコー
ドレス電話装置の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図１において、このコードレス電話装置は、図示し
ない親機と無線回線で通話を行う子機１と、この子機１
を載せ置いて充電を行うための充電台１２とを有してい
る。子機１には、送受信兼用のホイップアンテナ２と、
このホイップアンテナ２を通じて無線の送受信処理を行
う無線送受信部３とが設けられている。この無線送受信
部３には、会話を行うためのマイクロホン及びスピーカ
からなる送受話器、電話番号等を入力するダイヤルボタ
ン、表示器等で構成されている。更に、子機１には、各
回路を制御するマイクロプロセッサなどを用いた制御部
４が設けられ、電話番号の入力制御、無線送受信制御、
二次電池の電圧監視処理、充電端子の電圧検出、発呼開
始及び着信応答（クイック通話）等を処理している。ま
た子機１には、電源としての二次電池５が電池パック６
として設けられている。
を図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明のコー
ドレス電話装置の実施例の構成を示すブロック図であ
る。図１において、このコードレス電話装置は、図示し
ない親機と無線回線で通話を行う子機１と、この子機１
を載せ置いて充電を行うための充電台１２とを有してい
る。子機１には、送受信兼用のホイップアンテナ２と、
このホイップアンテナ２を通じて無線の送受信処理を行
う無線送受信部３とが設けられている。この無線送受信
部３には、会話を行うためのマイクロホン及びスピーカ
からなる送受話器、電話番号等を入力するダイヤルボタ
ン、表示器等で構成されている。更に、子機１には、各
回路を制御するマイクロプロセッサなどを用いた制御部
４が設けられ、電話番号の入力制御、無線送受信制御、
二次電池の電圧監視処理、充電端子の電圧検出、発呼開
始及び着信応答（クイック通話）等を処理している。ま
た子機１には、電源としての二次電池５が電池パック６
として設けられている。
【０００９】また、電池パック６内に配置されて二次電
池５の温度検出を行うサーミスなどの充電制御素子７
と、子機１の図示される下部には、二次電池５のマイナ
ス端及び制御部４、無線送受信部３のマイナス端に接続
されるマイナス（−）充電端子８と、二次電池５のプラ
ス端及び制御部４、無線送受信部３のプラス端に接続さ
れるプラス（＋）充電端子９とが設けられている。ま
た、子機１には、充電制御素子７の一端と二次電池５の
プラス端に接続される充電制御端子１０と、プラス
（＋）充電端子９と二次電池５のプラス端との間に逆流
防止用ダイオードＤ１とが設けられている。
池５の温度検出を行うサーミスなどの充電制御素子７
と、子機１の図示される下部には、二次電池５のマイナ
ス端及び制御部４、無線送受信部３のマイナス端に接続
されるマイナス（−）充電端子８と、二次電池５のプラ
ス端及び制御部４、無線送受信部３のプラス端に接続さ
れるプラス（＋）充電端子９とが設けられている。ま
た、子機１には、充電制御素子７の一端と二次電池５の
プラス端に接続される充電制御端子１０と、プラス
（＋）充電端子９と二次電池５のプラス端との間に逆流
防止用ダイオードＤ１とが設けられている。
【００１０】充電台１２には、プラス（＋）充電端子９
がコイルスプリングの弾性をもって接触して二次電池５
に充電電力を供給するプラス（＋）充電端子１４と、子
機１を載せ置いた際にマイナス（−）充電端子８がコイ
ルスプリングの弾性をもって接触して接地されるマイナ
ス（−）充電端子１５とが設けられている。さらに、充
電制御端子１０がコイルスプリングの弾性をもって接触
する充電制御端子１３と、充電電圧の監視制御、充電電
流の監視制御及び充電時間の制御等の充電制御を行う充
電制御部１６とが設けられている。また、充電台１２に
は、充電制御部１６でベースのバイアス電圧を制御し
て、プラス（＋）充電端子１４及びマイナス（−）充電
端子１５を通じて二次電池５への充電電圧、充電電流の
制御を行う制御用トランジスタＱ１と、ＡＣ電源入力プ
ラグコード１７を通じて供給されたＡＣからＤＣ電圧を
生成し、制御用トランジスタＱ１のコレクタ、エミッタ
を通じてプラス（＋）充電端子１１に出力する電源部１
８とが設けられている。
がコイルスプリングの弾性をもって接触して二次電池５
に充電電力を供給するプラス（＋）充電端子１４と、子
機１を載せ置いた際にマイナス（−）充電端子８がコイ
ルスプリングの弾性をもって接触して接地されるマイナ
ス（−）充電端子１５とが設けられている。さらに、充
電制御端子１０がコイルスプリングの弾性をもって接触
する充電制御端子１３と、充電電圧の監視制御、充電電
流の監視制御及び充電時間の制御等の充電制御を行う充
電制御部１６とが設けられている。また、充電台１２に
は、充電制御部１６でベースのバイアス電圧を制御し
て、プラス（＋）充電端子１４及びマイナス（−）充電
端子１５を通じて二次電池５への充電電圧、充電電流の
制御を行う制御用トランジスタＱ１と、ＡＣ電源入力プ
ラグコード１７を通じて供給されたＡＣからＤＣ電圧を
生成し、制御用トランジスタＱ１のコレクタ、エミッタ
を通じてプラス（＋）充電端子１１に出力する電源部１
８とが設けられている。
【００１１】次に、この実施例の動作について説明す
る。図２は子機１が充電台１２に載せ置かれている際の
充電端子の接触状態を示す側面図である。図２におい
て、子機１側のプラス（＋）充電端子９、充電制御端子
１０及びマイナス（−）充電端子８は、それぞれに対応
して充電台１２側の充電制御端子１３、プラス（＋）充
電端子１４と、マイナス（−）充電端子１５と接触して
いる。
る。図２は子機１が充電台１２に載せ置かれている際の
充電端子の接触状態を示す側面図である。図２におい
て、子機１側のプラス（＋）充電端子９、充電制御端子
１０及びマイナス（−）充電端子８は、それぞれに対応
して充電台１２側の充電制御端子１３、プラス（＋）充
電端子１４と、マイナス（−）充電端子１５と接触して
いる。
【００１２】図３はプラス（＋）充電端子９及び充電制
御端子１０における時間対電圧変化を示す信号波形図で
ある。図３において、子機１のプラス（＋）充電端子９
及び充電制御端子１０には、規定の電圧が発生してい
る。制御部４は、この電圧を取り込んで子機１が充電台
１２に載せ置かれていることを検出する。
御端子１０における時間対電圧変化を示す信号波形図で
ある。図３において、子機１のプラス（＋）充電端子９
及び充電制御端子１０には、規定の電圧が発生してい
る。制御部４は、この電圧を取り込んで子機１が充電台
１２に載せ置かれていることを検出する。
【００１３】図４は子機１を充電台１２から取り外した
際の充電端子の接触状態を示す側面図である。図４にお
いて、マイナス（−）充電端子１５は、他のプラス
（＋）充電端子９及び充電制御端子１０より、図におけ
る上方向にコイルスプリングの弾性で飛び出す長さが短
くなっているため、子機１を充電台１２から取り外した
場合に早く離脱（非接触）する。図３中のＡ点は、マイ
ナス（−）充電端子８が開放されたときの子機１のプラ
ス（＋）充電端子１４、充電制御端子１３の電圧変化を
示している。子機１のマイナス（−）充電端子１５の接
続が開放されると同時にプラス（＋）充電端子１４、充
電制御端子１３の電圧はそれぞれ０ボルトになるため、
子機１の制御部４が、この０ボルトを検出することによ
って子機１が充電台１２から取り外されたと判定でき
る。
際の充電端子の接触状態を示す側面図である。図４にお
いて、マイナス（−）充電端子１５は、他のプラス
（＋）充電端子９及び充電制御端子１０より、図におけ
る上方向にコイルスプリングの弾性で飛び出す長さが短
くなっているため、子機１を充電台１２から取り外した
場合に早く離脱（非接触）する。図３中のＡ点は、マイ
ナス（−）充電端子８が開放されたときの子機１のプラ
ス（＋）充電端子１４、充電制御端子１３の電圧変化を
示している。子機１のマイナス（−）充電端子１５の接
続が開放されると同時にプラス（＋）充電端子１４、充
電制御端子１３の電圧はそれぞれ０ボルトになるため、
子機１の制御部４が、この０ボルトを検出することによ
って子機１が充電台１２から取り外されたと判定でき
る。
【００１４】図５は、プラス（＋）充電端子９〜マイナ
ス（−）充電端子１５の他の構成例を示す側面図であ
り、図６は、この図５の構成にあって、子機１を充電台
１２に載せ置いた場合のプラス（＋）充電端子９〜マイ
ナス（−）充電端子１５の接触状態を示す側面図であ
る。図５及び図６において、この例では図２に示したプ
ラス（＋）充電端子９〜マイナス（−）充電端子１５
と、接点部材の構造が同一になっている。そして、マイ
ナス（−）充電端子１５の接点部材が、子機１の部材の
窪みに深く配置されている。これによって、マイナス
（−）充電端子１５が早く離脱して、接点開放が行われ
る。
ス（−）充電端子１５の他の構成例を示す側面図であ
り、図６は、この図５の構成にあって、子機１を充電台
１２に載せ置いた場合のプラス（＋）充電端子９〜マイ
ナス（−）充電端子１５の接触状態を示す側面図であ
る。図５及び図６において、この例では図２に示したプ
ラス（＋）充電端子９〜マイナス（−）充電端子１５
と、接点部材の構造が同一になっている。そして、マイ
ナス（−）充電端子１５の接点部材が、子機１の部材の
窪みに深く配置されている。これによって、マイナス
（−）充電端子１５が早く離脱して、接点開放が行われ
る。
【００１５】次に、子機１が充電台１２から取り外され
た場合と、載せ置かれている場合にあって、充電台１２
のＡＣ電源の停電した場合のプラス（＋）充電端子９〜
マイナス（−）充電端子１５における電圧の変化につい
て説明する。
た場合と、載せ置かれている場合にあって、充電台１２
のＡＣ電源の停電した場合のプラス（＋）充電端子９〜
マイナス（−）充電端子１５における電圧の変化につい
て説明する。
【００１６】図７は子機１が充電台１２から取り外され
た場合の電圧変化を示す信号波形図である。図７におい
て、Ａ点は、マイナス（−）充電端子１５が開放された
ときのプラス（＋）充電端子１４、充電制御端子１３の
電圧変化を示しており、プラス（＋）充電端子１４、充
電制御端子１３の両端子の電圧変化が同時である。
た場合の電圧変化を示す信号波形図である。図７におい
て、Ａ点は、マイナス（−）充電端子１５が開放された
ときのプラス（＋）充電端子１４、充電制御端子１３の
電圧変化を示しており、プラス（＋）充電端子１４、充
電制御端子１３の両端子の電圧変化が同時である。
【００１７】図８は子機１が充電台１２に載せ置いた場
合の電圧変化を示す信号波形図である。図８において、
停電時には、Ｂ点に示すようにプラス（＋）充電端子１
４の電圧が０ボルトに変化する。すなわち、図１に示す
充電電流の制御を行う制御用トランジスタＱ１の出力を
オフにし、その後、Ｔ時間後に充電制御端子１３の電圧
が０ボルトとなる。このとき、制御部４は子機１がＡＣ
電源の停電状態にあると判断する。ここで、Ｔ時間は、
一例として０．５秒程度に設定しておけば良く、このＴ
時間の遅延は、慣用的なコンデンサの放電を利用したタ
イマーを用いれば良い。図９は、子機１の制御部４の処
理手順を示す流れ図である。図９において、子機１が充
電台１２に置かれているときはプラス（＋）充電端子９
（図１）の電圧変化を常に監視している（ステップ（図
中Ｓで示す）１）。そして、制御部４はプラス（＋）充
電端子９の電圧が変化して０ボルトとなると（ステップ
２：Ｙｅｓ）、充電制御端子１０（図１）の電圧を調べ
る（ステップ３）。この監視は、一定の時間を待機する
処理を行うことによって、ノイズによる誤動作及び接点
の機械的な振動チャタリングが取り除去されて、誤動作
を阻止できる。なお、待機時間は、通常、図８に示すの
Ｔ時間よりも短く設定しておく。待機終了後に（ステッ
プ４）、プラス（＋）充電端子９、充電制御端子１０の
電圧変化を検出する。この時点でプラス（＋）充電端子
９、充電制御端子１０の両方ともに０ボルトの場合（ス
テップ５：Ｙｅｓ）、発呼開始又は着信応答のクイック
通話へ移行する（ステップ６）。また、プラス（＋）充
電端子９が０ボルトで、充電制御端子１０の電圧が発生
している場合（ステップ５：Ｎｏ）、充電台１２の停電
処理へ移行する（ステップ７）。
合の電圧変化を示す信号波形図である。図８において、
停電時には、Ｂ点に示すようにプラス（＋）充電端子１
４の電圧が０ボルトに変化する。すなわち、図１に示す
充電電流の制御を行う制御用トランジスタＱ１の出力を
オフにし、その後、Ｔ時間後に充電制御端子１３の電圧
が０ボルトとなる。このとき、制御部４は子機１がＡＣ
電源の停電状態にあると判断する。ここで、Ｔ時間は、
一例として０．５秒程度に設定しておけば良く、このＴ
時間の遅延は、慣用的なコンデンサの放電を利用したタ
イマーを用いれば良い。図９は、子機１の制御部４の処
理手順を示す流れ図である。図９において、子機１が充
電台１２に置かれているときはプラス（＋）充電端子９
（図１）の電圧変化を常に監視している（ステップ（図
中Ｓで示す）１）。そして、制御部４はプラス（＋）充
電端子９の電圧が変化して０ボルトとなると（ステップ
２：Ｙｅｓ）、充電制御端子１０（図１）の電圧を調べ
る（ステップ３）。この監視は、一定の時間を待機する
処理を行うことによって、ノイズによる誤動作及び接点
の機械的な振動チャタリングが取り除去されて、誤動作
を阻止できる。なお、待機時間は、通常、図８に示すの
Ｔ時間よりも短く設定しておく。待機終了後に（ステッ
プ４）、プラス（＋）充電端子９、充電制御端子１０の
電圧変化を検出する。この時点でプラス（＋）充電端子
９、充電制御端子１０の両方ともに０ボルトの場合（ス
テップ５：Ｙｅｓ）、発呼開始又は着信応答のクイック
通話へ移行する（ステップ６）。また、プラス（＋）充
電端子９が０ボルトで、充電制御端子１０の電圧が発生
している場合（ステップ５：Ｎｏ）、充電台１２の停電
処理へ移行する（ステップ７）。
【００１８】上記実施例における接地レベル及び０ボル
トは、プラス（＋）充電端子９、充電制御端子１０の電
圧の変化を制御部４として検出できる値を示しており、
実回路では充電電圧及び、充電制御電圧（約４ボルト）
の約５０％以下の値、（例えば入力回路素子にＣＭＯＳ
を用いた場合）、又は０．５〜０．７ボルト程度（入力
回路素子として、トランジスタ用いた場合）の値とな
る。
トは、プラス（＋）充電端子９、充電制御端子１０の電
圧の変化を制御部４として検出できる値を示しており、
実回路では充電電圧及び、充電制御電圧（約４ボルト）
の約５０％以下の値、（例えば入力回路素子にＣＭＯＳ
を用いた場合）、又は０．５〜０．７ボルト程度（入力
回路素子として、トランジスタ用いた場合）の値とな
る。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１及び２記載のコードレス電話装置は移動電話機を充電
台から取り外し又は装着した際の充電台からの充電端子
と充電制御端子との充電電圧の同時停止又は印加を検出
した際にクイック通話を開始している。また、ＡＣ電源
の停電及び直流電源部の故障などによる電圧供給断の場
合に、プラスの充電端子よりも、先にマイナスの充電端
子を電気的に開放し、かつ、充電制御端子が一定時間に
一定の電圧を保持しているため、移動電話機への充電完
了による電圧供給停止と、ＡＣ電源の停電及び直流電源
部の故障などによる電圧供給断とが確実に区別でき、こ
の電圧供給断の場合のクイック通話の誤動作がなくなっ
て、確実なクイック通話が可能になるという効果を有す
る。
１及び２記載のコードレス電話装置は移動電話機を充電
台から取り外し又は装着した際の充電台からの充電端子
と充電制御端子との充電電圧の同時停止又は印加を検出
した際にクイック通話を開始している。また、ＡＣ電源
の停電及び直流電源部の故障などによる電圧供給断の場
合に、プラスの充電端子よりも、先にマイナスの充電端
子を電気的に開放し、かつ、充電制御端子が一定時間に
一定の電圧を保持しているため、移動電話機への充電完
了による電圧供給停止と、ＡＣ電源の停電及び直流電源
部の故障などによる電圧供給断とが確実に区別でき、こ
の電圧供給断の場合のクイック通話の誤動作がなくなっ
て、確実なクイック通話が可能になるという効果を有す
る。
【図１】本発明のコードレス電話装置の実施例の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図２】実施例において、子機が充電台に載せ置かれて
いる際の充電端子の接触状態を示す側面図
いる際の充電端子の接触状態を示す側面図
【図３】実施例において、プラス（＋）充電端子及び充
電制御端子における時間対電圧変化を示す信号波形図
電制御端子における時間対電圧変化を示す信号波形図
【図４】実施例において、子機を充電台から取り外した
際の充電端子の接触状態を示す側面図
際の充電端子の接触状態を示す側面図
【図５】実施例において、充電端子の他の構成例を示す
側面図
側面図
【図６】実施例において、子機を充電台に載せ置いた場
合の充電端子の接触状態を示す側面図
合の充電端子の接触状態を示す側面図
【図７】実施例において、子機が充電台から取り外され
た場合の電圧変化を示す信号波形図
た場合の電圧変化を示す信号波形図
【図８】実施例において、子機が充電台に載せ置かれた
場合の電圧変化を示す信号波形図
場合の電圧変化を示す信号波形図
【図９】実施例において、子機の制御部の処理手順を示
す流れ図
す流れ図
１ 子機 ４ 制御部 ５ 二次電池 ８，１５ マイナス（−）充電端子 ９，１１，１４ プラス（＋）充電端子 １０，１３ 充電制御端子 １２ 充電台 １６ 充電制御部 １８ 電源部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/26 H04M 1/00 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (2)
- 【請求項１】 内蔵する二次電池に充電電圧を供給する
充電端子と充電制御端子を備える移動電話機と、前記二
次電池にＡＣ電源から直流電源部で生成した充電電圧を
充電端子と充電制御端子を通じて前記移動電話機に供給
する充電台とを有し、前記移動電話機に、前記充電端子
と充電制御端子との充電電圧の同時停止又は印加を検出
する充電電圧検出手段と、当該移動電話機を充電台から
取り外し又は装着した際の、前記充電電圧検出手段が前
記充電台からの充電電圧の印加停止又は印加の検出に基
づいて発呼を開始し又は着信応答を制御するクイック通
話制御手段とを備え、前記充電台に、ＡＣ電源の停電を
含む前記直流電源部からの充電電圧の出力停止を判断す
る判断手段と、前記判断手段で充電電圧の出力停止を判
断した場合に充電制御端子に印加する電圧が一定時間遅
延して低下する制御を行ってクイック通話を未動作にす
る制御手段とを備えることを特徴とするコードレス電話
装置。 - 【請求項２】 制御手段は、移動電話機を充電台から取
り外した場合に、プラスの充電端子よりも、先にマイナ
スの充電端子が電気的に開放することを特徴とする請求
項１記載のコードレス電話装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29172093A JP3097424B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | コードレス電話装置 |
| GB9724921A GB2317081B (en) | 1993-11-22 | 1994-09-27 | Cordless telephone system |
| GB9809284A GB2322050B (en) | 1993-11-22 | 1994-09-27 | Cordless telephone system |
| GB9419471A GB2284127B (en) | 1993-11-22 | 1994-09-27 | Cordless telephone system |
| CA002133127A CA2133127C (en) | 1993-11-22 | 1994-09-28 | Cordless telephone system |
| DE4439261A DE4439261C2 (de) | 1993-11-22 | 1994-11-03 | Schnurloses Telefonsystem |
| US08/768,224 US5867798A (en) | 1993-11-22 | 1996-12-17 | Cordless telephone system having power interruption detection |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29172093A JP3097424B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | コードレス電話装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07143053A JPH07143053A (ja) | 1995-06-02 |
| JP3097424B2 true JP3097424B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=17772526
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29172093A Expired - Fee Related JP3097424B2 (ja) | 1993-11-22 | 1993-11-22 | コードレス電話装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3097424B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2008139629A1 (ja) * | 2007-05-09 | 2010-07-29 | 佳章 瀧田 | 携帯型コンポーネントオーディオ |
-
1993
- 1993-11-22 JP JP29172093A patent/JP3097424B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07143053A (ja) | 1995-06-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |