JP2940630B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2940630B2 JP2286598A JP28659890A JP2940630B2 JP 2940630 B2 JP2940630 B2 JP 2940630B2 JP 2286598 A JP2286598 A JP 2286598A JP 28659890 A JP28659890 A JP 28659890A JP 2940630 B2 JP2940630 B2 JP 2940630B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、観察窓の外表面における水切れを向上させ
る手段を設けた内視鏡に関する。
[従来技術] 近年、医療分野及び工業分野において内視鏡が広く用
いられるようになった。
例えば第27図に示すように、大腸1等の体腔内に挿入
部2を挿入して、この体腔内の深部側の部位まで挿入を
進める場合、第28図に示すように観察窓3の外表面に付
着した汚物あるいは体液等を挿入部2の先端に設けた送
気送水用ノズル4からの送気、送水により洗浄すること
ができるようにして、視野を確保できる。尚、第28図で
符号5は照明窓であり、符号6は吸引口である。
この洗浄は、観察窓3の外表面に向けてノズル4から
…先ず送水し、その後送気して水滴を除去することによ
り行われる。
内視鏡先端部7は、挿入部2の湾曲部8により様々な
方向に向けて観察及び所用の処理を行うことができる
が、ノズル4の開口が垂直方向上方に向くことが多い。
その他、観察窓3の外表面を洗浄すると多数の小さな水
滴が残留していた。
この残留した水滴を除去するためにノズル4から送気
すると、送気による負圧で多数の水滴が第28図の矢印で
示すようにノズル4の近傍に引寄せられ、大きな水滴B
(第28図で斜線で示すもの)となって中央部が上方に持
上げられる。そして、送気を中止すると第29図に示すよ
うに大きな水滴Bが下方に下がり、観察窓3及び照明窓
5を覆い、観察窓3の視野を妨げていた。
これに対して、特開昭50−55189号は、観察窓の周囲
に溝を穿設して観察面の水を排水する方法が示されてい
る。
又、特開昭57−175341号では、振動素子の振動によっ
て除水し、実開平1−59101号では観察窓をはさんでノ
ズルに対向して吸引ノズルを設けて除水し、特開昭58−
61723号ではワイパーにて除水していた。
尚、大腸1内に挿入部2を挿入する場合には、一般に
スライディングチューブを挿入補助に用いて挿入され
る。
[発明が解決しようとする問題点] 特開昭50−55189号の場合には、対物レンズの周囲に
スペースがない場合には、溝を形成できず、形成できた
場合でも溝内の洗浄がたいへんであった。
また、特開昭57−175341号、特開昭58−61723号、実
開平1−59101号は、いずれも構造が複雑で安価にでき
なく、先端部も太径化してしまう欠点があった。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、観
察窓の外表面に付着した水滴をスペースをとらず、効率
良く、安価で簡便な方法で除去可能な内視鏡を提供する
ことを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 先端部に観察窓と、この観察窓の外表面に向くノズル
とを有し、前記ノズルから送気及び送水することによ
り、前記観察窓の外表面を洗浄可能とした内視鏡におい
て、前記先端部の端面より前記観察窓を突出して形成
し、かつ前記観察窓より大きく、該観察窓の周囲に溝を
形成する開口を設けたカバー部材を、前記先端部の端面
と空隙を有する状態で設け、さらに前記空隙を前記カバ
ー部材の外周面又は吸引チャンネルに導く排水用ガイド
部を設けることにより,簡単な構成で観察窓の外表面に
付着した水滴をスペースをとらず、効率良く除去できる
ようにしている. [実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第10図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は第1実施例における先端部の断面図、第2図は第
1実施例の内視鏡を示す外観図、第3図は第1図の正面
図、第4図は湾曲部を示す斜視図、第5図は湾曲駒の断
面図、第6図は第1実施例の挿入補助に用いられるスラ
イディングチューブを示す断面図、第7図は押し出しチ
ューブを装着した状態でのスライディングチューブを示
す断面図、第8図は第7図のA−A線断面図、第9図は
大腸にスライディングチューブを挿入した様子を示す説
明図、第10図はチュンネル等を洗浄するのに用いられる
洗浄ブラシを示す構成図である。
第2図(a)に示すように第1実施例の軟性内視鏡11
は、種々の操作を手元で行うための操作部12と、患者の
体腔内等に挿入される挿入部13とで、その主体が構成さ
れており、挿入部13は操作部12側から可撓部14、湾曲部
15及び先端部16の各部からなっている。
又、上記湾曲部15は、操作部12に設けられた湾曲操作
用ノブ17を回転操作することによって、湾曲操作ワイヤ
(図示せず)を介して、操作部12側から遠隔的に湾曲操
作することができるようになっている。
又、操作部12の頂部には接眼部18が形成され、又、操
作部12の一方の側部には送気・送水釦19a、吸引釦19bが
設けられ、さらに他方の側部からライトガイドケーブル
20が延出されている。
一方、第1実施例の電子内視鏡21は、第2図(b)に
示すように操作部22と挿入部23でその主体が構成されて
おり、操作部22から延出されたユニバーサルコード2は
信号処理等を行うビデオプロセッサ25と接続され、この
ビデオプロセッサ25と接続されたテレビモニタ26で被写
体像を表示できるようになっている。
上記挿入部23は、操作部22側から、可撓部27、湾曲部
28及び先端部29の各部からなっている。そして、湾曲部
28は、操作部22に設けた湾曲操作用ノブ30を操作するこ
とにより湾曲操作できる。又、操作部22にはフリーズ等
を行うためのスイッチ部31と、送気・送水釦32a及び吸
引釦32bも設けてある。
第2図(a)又は(b)に示したいずれの内視鏡11,2
1も、その先端部16,29は湾曲部15,28により、種々の方
向に向けることができ、体腔内の観察及び所用の処理を
行うことができ、先端部16,29に配置される観察窓の外
表面を洗浄するノズルが配置されている。従って、以
下、単に内視鏡と称する場合は、軟性内視鏡11及び電子
内視鏡21のいずれも含む。
第1図又は第3図に示すように先端部16を構成する先
端部本体の端面33には観察光を取入れる観察窓34と、体
腔壁等に光を照射する照明窓35と、鉗子等の処置具を挿
通可能なチャンネルであると共に,吸引することもでき
る吸引口36と、観察窓34の外表面に向かって開口するノ
ズル37とが突出して配設されている。通常、この観察窓
34には第1図に示すようにガラス板等が配設され、この
ガラス板の内側に対物光学系38を構成するレンズセット
が配置され、その後方にイメージガイドファイバ39ある
いは図示しないCCD等の固体撮像素子(第2図(b)の
場合)が配設されている。
さらに、先端部16の外周部に周溝部40が設けられ、こ
の周溝部40より前方側に一段浅い段差部41が設けられて
いる。この段差部41には弾性部材で形成された(先端)
カバー42の内面43が着脱自在に嵌着され、カバー42の開
口端内面に設けられた凸部44によって先端部16の周溝部
40にクリックを持たせてある。また、カバー42は、先端
部16の端面33との間に間隙45を有し、カバー42に設けら
れた貫通孔46,47,48,49は、観察窓34、吸引口36、照明
窓35の先端面と対応して略同一平面になるように先端部
16に形成されている。
尚、カバー42の貫通孔49は、少なくとも観察窓34をガ
イドしているレンズ枠50より大きい径の孔で外周溝51を
有し、間隙45に接するカバー42の内面43には複数の連通
孔53がカバー42の外面54に開口して設けられている。
このような先端部16の構造にすることにより、観察窓
34が汚れた際に、ノズル37より送液、送気して、汚れを
取り除き、送液、送気によって残った水を外周溝51にた
めると同時に間隙45を経由して連通孔53より排水するこ
とができる排水ガイド手段を形成している。
従って、簡単な構成でかつ低コストで観察窓34の外表
面の水滴を効率良く,除去でるし,水切れ機能(排水機
能)を向上でき、溝内の洗浄が容易に行える利点を有す
る。
また、カバー42を着脱自在にすることによって、先端
部16の洗浄性を向上できる。さらに、先端レイアウトで
対物レンズと吸引口36,照明レンズ等のスペースが小さ
いものでも排水用の溝を設けることができる等の利点が
ある。
一方、先端部16に隣接する湾曲部15は、第4図に示す
構造である。
先端部16には、湾曲部15を形成する第1湾曲駒61aが
外嵌され、ねじ62で固着されている。この湾曲駒61aの
後端の枢支部には第2湾曲駒61bがリベット等で回動自
在に連結され、この第2湾曲駒61bの後端の枢支部には
第3湾曲駒61cが連結されている。各湾曲駒61i(i=a,
b,c,…)は、第5図に示すように、対向する(例えば)
2個所に開口63,63が設けられ、各開口63内に入り込む
U字状部64を設けたリング状の金属帯65が湾曲駒61i外
周に覆せるように設けてある。そして各U字状部64によ
って形成されたワイヤ受け内に湾曲用ワイヤ66を通すよ
うにしている。尚、第4図における湾曲駒61dは、金属
帯65を外した状態で示してある。
又、第4図では簡単化のため、上下方向又は左右方向
のみの湾曲方向を行うものを示していたが、上下、左右
方向のものについても同様に形成できる。
この実施例では、ワイヤを通す部分に開口を設けた湾
曲駒61a,61b,…をプラスチックで成形し、金属帯65を形
成したものを覆せてワイヤ受けを形成して簡単な構造で
薄肉のワイヤ受けを実現している。
又、この第1実施例の内視鏡11又は21を大腸に挿入す
る際には第6図に示すスライディングチューブ71を使用
することができる。
このスライディングチューブ71は第6図に示すように
内視鏡11(又は21)を挿入する補助具としてのスライデ
ィングチューブ機能の他に、第7図又は第9図に示すよ
うに押し込みチューブ72を用いて大腸73内の圧力を測定
する圧力センサをこの大腸73内に挿入するガイドチュー
ブ機能を兼ね備えたものである。
第6図に示すように、スライディングチューブ71は、
1段目チューブ74と、2段目チューブ75とよりなり、こ
れらチューブ74,75の内側には第6図に示すように内視
鏡11の挿入部13を挿通することができる。尚、内視鏡11
の操作部12の前端にはゴム等で形成された折れ止め部76
が形成してある。
上記一段目チューブ74はチューブ本体74a、リング77
及び係止リング78よりなる。
つまり、1段目チューブ74の先端にはステンレスより
なるリング77がチューブ本体74aに接着固定されてお
り、他端には係止リング78が接着固定されている。
尚、チューブ本体74aは、ポリテトラフルオロエチレ
ン樹脂の多孔質構造のものとかポリウレタン樹脂等より
なる。
また、2段目チューブ75は、チューブ本体75aと、突
き当てリング79、把持部80よりなる。
2段目チューブ75の先端には、係止リング78を係止で
きる突き当てリング79が接着固定されている。又、他端
は、拡径の把持部80に固定されている。
又、チューブ本体75aもチューブ本体74aとほぼ同じ材
質である。
上記把持部80は把持部本体80aと抜け止めリング81と
よりなり、把持部本体80aの一端には抜け止めリング81
がねじ込み固定されれている。この抜け止めリング81の
一端には、ゴム部材等よりなる固定リング82が止めリン
グ83によってねじ込み固定されている。さらに、抜け止
めリング81の一部は凹部をした突き当て部84になってい
る。この突き当て部84に係止リング78が突き当たって、
1段目チューブ74が2段目チューブ75より抜けないよう
にしてある。係止リング78のフランジ部85を突き当て部
84と固定リング82の間で挾んで、2段目チューブ75によ
って1段目チューブ74を保持できるようにしてある。
一方、圧力センサを挿入するガイドチューブとして使
用する時は、抜け止めリング81を把持部80より外し(係
合を解き)、さらにフランジ部85を抜け止めリング81か
ら外す。
押し込みチューブ72は、第8図に示すように分割部87
より割りが入っている。そして、押し込みチューブ72を
把持部80側より押し込むことにより、第6図に示すよう
に1段目チューブ74のフランジ部85を押し、さらに抜け
止めリング81を把持部本体80aにねじ込むことによっ
て、突き当てリング79にフランジ部85が突き当たって1
段目チューブ84と2段目チューブ75を直線化できるよう
になっている。
このスライディングチューブ71を用いて、内視鏡11の
挿入のガイドに使用する場合には、第6図に示すように
1段目チューブ74を2段目チューブ75に保持して、内視
鏡11の折れ止め部76に保持する。この状態で、内視鏡11
の挿入部13を大腸73内に挿入し、挿入部13の先端を脾湾
曲部に引っかけて、挿入部13を直線化した時に、スライ
ディングチューブ71を折れ止め部76より外して、大腸73
内に挿入し、スライディングチューブとして使用でき
る。
一方、圧力センサを大腸73内に挿入するガイドチュー
ブとして使用する場合には、挿入部13を大腸73の深部
(回盲部)まで挿入したら、先ず抜け止めリング81を把
持部本体80aより取り外して、1段目チューブ74の係止
リング78を固定リング82に抗して抜け止めリング81から
取り外す。次に、押し込みチューブ72を分割部87より挿
入部13に挿入し、把持部80側よりフランジ部85を押し込
む。押し込みチューブ72の一端を抜け止めリング81の突
き当て部84に突き当てて、突き当てリング79にフランジ
部85が突き当たるまで、抜け止めリング81をねじ込む。
内視鏡11の挿入部13をスライディングチューブ71から抜
去して、第9図に示すように圧力センサ89をスライディ
ングチューブ71内に挿入して、圧力センサを大腸73内に
留置することが可能になる。押し込みチューブ72は、チ
ューブ本体75aの内部に嵌合している。このスライディ
ングチューブ71では、通常のスライディングチューブ機
能とガイドチューブ機能とを兼用できる。又、内視鏡11
の挿入部13をガイドにして、スライディングチューブ71
を入れることができるので、スライディングチューブ71
を大腸73内に簡単に入れることができ、圧力センサの留
置を容易に行うことができる。
尚、チューブ本体74aとチューブ本体75aの肉厚は同じ
厚さでなくても良い。
又、チューブ本体74a、チューブ本体75a、押し込みチ
ューブ72の材質は、全て同じものでなくても良い。又、
場合によっては、固定リング82は取り付けなくても良
い。
又、内視鏡11に設けられたチャンネル等の管路を洗浄
する際には、第10図(a)に示す洗浄ブラシ91を用いる
ことができる。
この洗浄ブラシ91は、ブラシ部92と、このブラシ部92
の後方に形成されたシャフト部93とからなる。
上記ブラシ部92は、ワイヤ94にブラシ95が植設され、
ワイヤ94の後端は折り返して抜け止めが形成された状態
で、シャフト部93を形成するチューブシース96の前端中
空内に圧入又は挿入部分を接着して接続されている。こ
のチューブシース96は、腰の強い例えば樹脂製であり、
その一部に切欠き97が設けられ、この切欠き97を形成す
ることによって、高可撓部を実現している。つまり、一
般に管路洗浄ブラシは屈曲した管路内に挿入できること
が必要であるため、ブラシの後側でシース(シャフト)
が軟かくなっている高可撓部が形成されていることが必
要であり、コイルシースのピッチを一部分伸ばして粗ピ
ッチ区間を設けたり、ブラシとシースを軟性チューブで
接続していたが、コイルシースでは内視鏡管路の内部を
傷つけたり、軟性チューブでは伸び易いため、スイス後
端の動きがブラシに伝わりにくいという不具合があった
のを解消できるようにしている。又、構成が簡単で、製
造が容易且つ安価にできること。さらに、切欠き97によ
り洗浄水を噴射することもできる副次的な効果もある。
又、第10図(b)に示すようにチューブシース96に切
欠き97を設ける代りに、中空部をなくすか小さくつぶる
ようにしたつぶし部98によって高可撓部を形成しても良
い。
この場合の効果は第10図(a)と同じである。
又、第10図(c)に示すようにシャフト部を樹脂製の
軟性ロッド93′で形成し、ワイヤ94が取付けられた部分
の後方部分を細くした細径部99を設けて高可撓部を形成
しても良い。尚、第10図(c)では、ワイヤ94の後端
は、該ワイヤ94の一部の撚りを解いたループ部100を抜
け止めとして軟性ロッド93′内に埋め込んである。この
第10図(c)も同図(a)とほぼ同様の効果を有する。
次に本発明の第2実施例について説明する。
第11図は第2実施例における先端部の正面図を示す。
この第2実施例では、第3図に示す第1実施例におい
て、外周溝51と孔46とを連通溝101で連通した構造にし
てある。
このようにすることにより、吸引口36より吸引するこ
とで排水できる排水ガイド手段を形成している。従っ
て、第1実施例の場合よりも排水能を向上できる。
又、第2実施例における内視鏡の湾曲部は第12図にの
ように、プラスチック成形による湾曲駒61,61,…が帯状
の樹脂ヒンジ102,102(第12図では一方のみ示す)で連
結されている。つまり、第13図に示すように各湾曲駒61
の外周面における対向する2個所に、切欠き103,103が
設けられ、各切欠き103に帯状の樹脂ヒンジ102を嵌合さ
せることにより、回動自在に連結している。
尚、ヒンジ102の先端は、例えば係止穴104内に収納さ
れる。
又、切欠き103は内側に広くなるように形成して、抜
けにくくしても良い。又、第12図又は第13図では、上下
又は左右方向の湾曲駒を示しているが、上下、左右方向
用のものも同様にできる。
又、第14図に示す変形例のように、各湾曲駒61に設け
た1対の切欠きによって形成した嵌め込み部105に棒状
樹脂ヒンジ106を通して湾曲駒61,61,…を湾曲自在に連
結しても良い。つまり第15図に示すように各湾曲駒61の
対向する2個所には、それぞれ切欠きにより形成した嵌
め込み105,105が形成され、各嵌め込み部105内にヒンジ
106を挿通することにより、湾曲駒61,61,…を湾曲自在
に連結している。
又、この実施例を大腸等に挿入する場合には、例えば
第16図に示すスライディングチューブ111を使用するこ
とができる。
このスライディングチューブ111は、内挿チューブ112
と、この内挿チューブ112を内側に収納できる外挿チュ
ーブ113と、内装及び外挿チューブ112及び113を連結す
る接続リング114とからなる。
外挿チューブ113の先端には、プラスチック等、若干
の変形可能な材料で形成された接続リング114が接着剤
等で固着されている。この接続リング114には、内挿チ
ューブ112の後端部(又は一体化された後端部材)に形
成した例えば一対の凸部115をスライド移動可能とする
スライド溝116が形成され、さらに各スライド溝116の最
深部から回転させた位置に、前記凸部115を収納可能と
する凹部117が形成されている。
従って、スライドチューブ111を最大長にする場合に
は、内挿チューブ112の後端部を前方(第16図の左側)
に移動し、その際凸部115はスライド溝116内を移動可能
であり、スライド溝116の最深部まで移動した後に、内
挿チューブ112に対して、外装チューブ113又は接続リン
グ114を回転させることにより、凸部115を凹部117内に
収納できるようになっている。
この構造によれば、内挿チューブ112と外装チューブ1
13との連結が容易であり、従来、ねじで行っていた場合
における数回転しなければならなかった操作が数10度程
度回転するのみで済む。又、ねじで行っていた場合にお
けるねじにより内挿チューブを傷つけてしまうことも解
消できる。
第18図は本発明の第3実施例における内視鏡の先端側
を示す。
この第3実施例は、第1図に示す第1実施例におい
て、カバー42によってノズル37′を形成している。つま
り先端部16に形成された送気、送水管路121の出口部分
に接触するカバー42には、この管路121に連通する孔を
設け、且つこの孔の出口側を屈曲させてノズルにしてい
る。
この第3実施例の作用効果は第1実施例とほぼ同じで
あり、且つノズル37′がつまった場合、カバー42の交換
で解消できる。
第19図は本発明の第4実施例における内視鏡の先端側
を示す。
この実施例は第1図に示す第1実施例において、連通
孔53を設けないで、代りに吸引口36を形成するチャンネ
ルチューブ122に間隙45に通じる連通孔123を設けたもの
である。(尚、この連通孔123を観察窓34に近い位置に
設けても良い。) この実施例の作用効果は第1実施例と同じである。
第20図は本発明の第5実施例の内視鏡の先端面を示
す。
この実施例は、第2図に示す第1実施例において、外
周溝51のある一部(第20図ではノズル37との間に位置す
る部分)を塞いで、送液ガイド部124を形成したもので
ある。
この実施例の作用としては、ノズル37からの送液が観
察窓34に触れる前に外周溝51に落ち込むのを防止でき
る。
従って、この実施例の効果として、第1実施例よりも
送液能を向上できる。
第21図は本発明の第6実施例の内視鏡の先端側を示
す。
この実施例は、第3実施例とは異なる形状でカバー42
によりノズル37′等を形成したものである。
第18図に示す第3実施例において、さらに先端部16構
成部材で形成した管路部分等もカバー42で形成してい
る。、吸引口36の出口側もカバー42で形成している。
この第6実施例の作用効果は第3実施例と同じであ
る。
尚、第6実施例を電子内視鏡に適用した場合には、第
22図のようになる。
対物光学系38の焦点面にCCD等の固体撮像素子131が配
設され、この固体撮像素子131のパッケージの裏面側に
は信号線132が接続されている。
第23図は本発明の第7実施例の主要部を示す。第1実
施例において、観察窓34、吸引口36、照明窓35を設けた
際のスペースが少ない場合、例えばレンズ枠50を設けな
いで、対物光学系38(及びカバーガラス)を取付けて観
察窓34を形成している。
又、カバー42の穴49は、面取りで、できるだけ外周溝
51を大きくしている。
第24図は本発明の第8実施例の内視鏡の先端側を示
す。
第24図に示すように、先端部16を構成する先端部本体
201に取付けられた(先端)カバー202におけるノズル20
3の近傍に、貫通孔204が少なくとも1つ設けてある。
(第25図では3つ設けてある。) 又、対物レンズ205を挿通用および照明レンズ(図示
せず)挿通用のカバー202側に設けた孔206、207のう
ち、少なくとも対物レンズ挿通用の孔206はレンズ枠207
より大きな径で形成され、レンズ枠207とカバー202との
間にクリアランス208を設けると共に、上記貫通孔204及
びカバー202に設けた孔206,207と、カバー側吸引孔209
を結ぶ溝210をそれぞれ設け、先端部本体201とカバー20
2との間にすき間を設けている。
そして、先端面に水滴が残った場合には吸引口211を
介して吸引することにより、水滴を吸引口211側に吸引
移動し、少なくとも先端面から除去できる排水ガイド手
段を形成するようにしている。
尚、第24図において、対物レンズ205の焦点面にはイ
メージガイド212の先端面が固着されている。又、第25
図における符号213は、ノズル用孔である。
この様な構成の第8実施例によれば、レンズ面を洗浄
する為に、ノズル203から噴出された洗浄水が、第24図
に示すようにノズル203近傍とか対物レンズ205上に水滴
214として残ったとしても、吸引口211に引き込めるの
で、カバー203上にあった水滴214を取り除くことができ
る。
第26図は本発明の第9実施例における主要部を示す。
この図は第25図と同様にカバー202の裏面を示す。
第26図に示すように、カバー202に設けた各孔の少な
くとも1部分を含む面(斜線で示した面)を凹部とし、
先端部本体201とカバー202との間にすき間を設けてい
る。
この様な構成にして、第1実施例と同様にカバーの前
面に残った水滴を吸引により除去することができる。
尚、上述した各実施例を組合わせて異なる実施例を構
成することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、先端部の端面よ
り観察窓を突出して形成し、かつこの観察窓より大き
く、該観察窓の周囲に溝を形成する開口を設けたカバー
部材を、前記先端部の端面と空隙を有する状態で設け、
さらに前記空隙を前記カバー部材の外周面又は吸引チャ
ンネルに導く排水用ガイドを設けてあるので、簡単且つ
低コストで観察窓外表面の水滴を排除できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例における先端部の断面図、第2図は第1
実施例の内視鏡を示す外観図、第3図は第1図の正面
図、第4図は湾曲部を示す斜視図、第5図は湾曲駒の断
面図、第6図は第1実施例の挿入補助に用いられるスラ
イディングチューブを示す断面図、第7図は押し出しチ
ューブを装着した状態でのスライディングチューブを示
す断面図、第8図は第7図のA−A線断面図、第9図は
大腸にスライディングチューブを挿入した様子を示す説
明図、第10図はチュンネル等を洗浄するのに用いられる
洗浄ブラシを示す構成図、第11図は本発明の第2実施例
における先端部の正面図、第12図は湾曲部を示す斜視
図、第13図は湾曲駒の形状を示す正面図、第14図は第12
図の変形例を示す斜視図、第15図は第14図に用いられた
湾曲駒の形状を示す正面図、第16図スライディングチュ
ーブの構成図、第17図は第16図のB−B線拡大断面図、
第18図は本発明の第3実施例における先端部の断面図、
第19図は本発明の第4実施例における先端部の断面図、
第20図は本発明の第5実施例における先端部の正面図、
第21図は本発明の第6実施例における先端部の断面図、
第22図は電子内視鏡の場合における第6実施例の先端部
の断面図、第23図は本発明の第7実施例の主要部の断面
図、第24図は本発明の第8実施例の先端部の断面図、第
25図は第8実施例における先端カバーの裏面図、第26図
は本発明の第9実施例の先端カバーの裏面図、第27図は
従来例を大腸に挿入している様子を示す説明図、第28図
及び第29図は従来例における水切れが良くないことを説
明する説明図である。 11,21……内視鏡、12,22……操作部 13,23……挿入部、16,29……先端部 34……観察窓、36……吸引口 37……ノズル、42……(先端)カバー 45……間隙 46,47,48,49……貫通孔 51……外周溝、53……連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 孝浩 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭54−135085(JP,U) 実開 昭59−193401(JP,U) 実開 昭56−133802(JP,U) 実開 昭56−95201(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 C

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に観察窓と、この観察窓の外表面に
    向くノズルとを有し、前記ノズルから送気及び送水する
    ことにより、前記観察窓の外表面を洗浄可能とした内視
    鏡において、 前記先端部の端面より前記観察窓を突出して形成し、か
    つ前記観察窓より大きく、該観察窓の周囲に溝を形成す
    る開口を設けたカバー部材を、前記先端部の端面と空隙
    を有する状態で設け、さらに前記空隙を前記カバー部材
    の外周面又は吸引チャンネルに導く排水用ガイド部を設
    けたことを特徴とする内視鏡。
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