JP2011120863A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄回数を増加させることなく、観察窓の洗浄性、及び水切れ性を向上させる。
【解決手段】内視鏡の挿入部先端に連設された先端部14aには、送気・送水用ノズル20、観察窓26、円環状凸部36が設けられている。円環状凸部36は、第1の傾斜面37と、垂直面38とが形成されている。第1の傾斜面37は、観察窓26の先端面周囲から平坦面25cに向かって外径が徐々に大きくなるように傾斜する。垂直面38は、観察窓26を間に挟んで送気・送水用ノズル20と反対側に位置する。送記・送水ノズル20から流体を噴射すると第1の傾斜面37にぶつかって拡がり、観察窓26を乗り越える。平坦面25cに付着した水滴が観察窓26へ逆流したとき、垂直面38が水滴を受け止めて観察窓26の先端面へ流れ込むことを防止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、観察窓に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルを備えた内視鏡に関する。
内視鏡は、被検体への挿入部の先端に、被検体の像光を取り込むための観察窓と、観察窓に向けて流体(水または空気)を噴射する流体噴射(送気・送水)ノズルとを備えている。観察窓と流体噴射ノズルは、挿入部の軸方向と略直交する平坦面に配置されており、観察窓は、その光入射面となる表面が、平坦面から所定高さ突出して設けられている。観察窓の表面には、被検体内の液や汚物が付着するため、流体噴射ノズルの噴射口から水を噴射して観察窓の汚れを洗い流し、噴射口から空気を噴射して観察窓の表面に残った水滴が吹き飛ばされる。観察窓の一部に汚れや水滴が残っていると観察がしにくいので、流体噴射ノズルから噴射される流体は、観察窓の表面全体に行き渡ることが好ましい。
このため、特許文献1及び2の内視鏡では、観察窓の周縁の全周に渡って、平坦面から観察窓の表面に向かって徐々に高さが高くなるように傾斜する傾斜面が形成されている。傾斜面によって観察窓の表面と平坦面の間の段差がなくなり、流体噴射ノズルが噴射する流体が観察窓の表面に向かってスムーズに流れるので、流体を観察窓の表面全体に行き渡らせることができる。観察窓の表面を通過した流体は、流体噴射ノズルとは反対側の傾斜部を下り、平坦面へ流れる。このように傾斜面を設けることで、観察窓の洗浄性と噴射する水の水切れ性が向上する。
特開2003−210388号公報 特開平3−165731号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2記載の内視鏡では、観察窓の周縁の全周に渡って、平坦面から観察窓の表面に向かって徐々に高さが高くなる傾斜面が形成されているため、流体噴射ノズルから噴射され観察窓の表面をいったん通過した水が、再び傾斜面を伝って逆流するという問題があった。水が逆流すると観察視野が妨げられるので、再び洗浄しなければならず、洗浄回数が増加する。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、洗浄回数を増加させることなく、観察窓の洗浄性と水切れ性を向上することができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、被検体内へ挿入される挿入部の先端に設けられ、挿入部の軸方向と略直交する平坦面と、前記平坦面に配置され、光入射面である表面が前記平坦面から所定高さ突出して設けられた観察窓と、前記平坦面に配置され、前記観察窓の表面に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルと、前記観察窓の周縁の全周のうち、少なくとも前記流体噴射ノズルと対向する部分に配置され、前記観察窓の周縁から外方に向かって高さが徐々に低くなるように傾斜している第1傾斜面と、前記観察窓を挟んで前記流体噴射ノズルとは反対側に設けられており、前記流体噴射ノズルから噴射され前記観察窓の表面を通過した流体が、前記平坦面から前記観察窓の表面に向かって逆流することを防ぐ逆流防止部とを備えていることを特徴とする。
前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁において、前記平坦面から前記観察窓の表面が突出する高さ方向に立ち上がる面であり、この面は、前記平坦面から垂直に立ち上がる垂直面、又は前記平坦面との間でなす角度が鋭角となる第2の傾斜面であることが好ましい。なお、垂直面としては、平坦面に対して85°〜95°の略垂直な角度で立ち上がる面も含まれる。また、第2の傾斜面は、平面に限らず、曲面に形成してもよい。
前記第1の傾斜面は、前記流体噴射ノズルから噴射される流体の噴射範囲を含む幅を有することが好ましい。
前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁に沿って配置されていることが好ましい。
前記観察窓の周縁には、前記第1の傾斜面が配置された部分以外の残りの部分に前記逆流防止部が配置されていることが好ましい。
前記第1の傾斜面と前記逆流防止部とが接する境界には、角が生じないように前記第1の傾斜面と前記逆流防止部とを滑らかに繋ぐ接続面が形成されていることが好ましい。
前記第1の傾斜面と前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁に約半周分ずつ設けられていることが好ましい。
前記観察窓とその周囲に配置される照明窓との間には、前記逆流防止部が配置されていることが好ましい。
前記平坦面は、前記逆流防止部と前記第1の傾斜面との境界を基準として、前記逆流防止部側の部分が、第1の傾斜面側の部分よりも低く形成されていることが好ましい。
前記逆流防止部は、前記平坦面が形成される部材と一体に形成されることが好ましい。
前記逆流防止部は、前記平坦面が形成される部材とは別の部材に形成されることが好ましい。前記別の部材は、例えば、前記観察窓が取り付けられる鏡胴であり、前記鏡胴の外周面が前記逆流防止部として機能する。また、前記別の部材は、例えば、前記観察窓自体であり、前記観察窓のコバが前記逆流防止部として機能する。
前記挿入部は、前記平坦面を開口して設けられ、周囲の液体を吸引する吸引口と、前記観察窓の周囲に配置され、前記平坦面から突出して設けられた突出部と前記観察窓との間、及び前記逆流防止部の周囲を通過して前記吸引口へ向かって傾斜する第3の傾斜面とを備えたことが好ましい。
前記挿入部は、前記観察窓の周囲に配置され、前記平坦面から突出して設けられた突出部と前記観察窓との間を繋ぐ連結部を設けたことが好ましい。
前記連結部は、前記観察窓及び前記突出部の間を埋めるように連続して形成されており、前記逆流防止部は、観察窓を挟んで前記流体噴射ノズルとは反対側に位置する前記連結部の一部を切り欠いた切り欠きであることが好ましい。また、前記平坦面は、前記切り欠きに合わせた部分が前記第1の傾斜面側よりも低く形成されていることが好ましい。
本発明の内視鏡によれば、流体噴射ノズルと対向する位置に設けられた傾斜面と、観察窓を挟んで前記流体噴射ノズルとは反対側に設けられており、流体噴射ノズルから噴射され観察窓の表面を通過した流体が、平坦面から前記観察窓の表面に向かって逆流することを防ぐ逆流防止部とを設けたから、洗浄回数を増加させることなく、観察窓の洗浄性と水切れ性を向上することができる
内視鏡システムの外観斜視図である。 電子内視鏡の先端部の構成を示す斜視図である。 図2のA−a線に沿った断面図である。 観察窓へ流体噴射した状態(A)及び平坦面に水滴が付着した状態(B)を示す説明図である。 逆流防止部として、平坦面との間でなす角度が鋭角となる第2の傾斜面を形成した第2実施形態の一例を示す斜視図である。 図5のB−b線に沿った断面図である。 図5の第1の傾斜面と逆流防止部との境界に、角が生じないように滑らかに繋ぐ接続面を形成した例を示す説明図である。 切り欠きから露呈させた鏡胴の外周面を逆流防止部とした第3実施形態の一例を示す斜視図である。 図8に示す例の平面図である。 第3実施形態の変形例を示す斜視図である。 図10に示す例の平面図である。 流体噴射範囲に第1の傾斜面を配し、観察窓の周方向における残りの部分を逆流防止部とした例を示す平面図である。 凸部を保護カバーと別体にし、平坦面に固着した第4実施形態の一例を示す断面図である。 凸部を保護カバーと別体、且つ円筒部と一体に形成し、保護カバーに嵌合させて取り付ける例を示す断面図である。 凸部を保護カバーと別体、且つ観察窓を保持する鏡胴と一体に形成し、保護カバーに嵌合させて取り付ける例を示す断面図である。 観察窓の周囲に第3の傾斜面を設けた第5実施形態の一例を示す斜視図である。 図16に示す例の平面図である。 観察窓と照明窓の間に連結部を設けた第6実施形態の一例を示す斜視図である。 観察窓と照明窓の間を全て埋める連結部を設けた例を示す斜視図である。 図19に示す例の平面図である。 連結部に形成した切り欠きに合わせて先端凹部を設けた例を示す斜視図である。
図1に示すように、内視鏡システム2は、電子内視鏡10、プロセッサ装置11、光源装置12及び送気・送水装置13などから構成されている。送気・送水装置13は、光源装置12に内蔵され、エアーの送気を行う周知の送気装置(ポンプなど)13aと、光源装置12の外部に設けられ、洗浄水を貯留する洗浄水タンク13bから構成されている。電子内視鏡10は、被検体内に挿入される可撓性の挿入部14と、挿入部14の基端部分に連設された操作部15と、プロセッサ装置11や光源装置12に接続されるユニバーサルコード16とを備えている。
挿入部14の先端には、被検体内撮影用の撮像素子としてのCCD33(図3参照)などが内蔵された先端部14aが連設されている。先端部14aの後方には、複数の湾曲駒を連結した湾曲部14bが設けられている。
ユニバーサルコード16の先端には、コネクタ17が取り付けられている。コネクタ17は複合タイプのコネクタであり、プロセッサ装置11、及び光源装置12、送気・送水装置13がそれぞれ接続されている。
プロセッサ装置11は、ユニバーサルコード16及びコネクタ17を介してCCD33から入力された撮像信号に各種画像処理を施して、映像信号に変換するとともに、CCD33の駆動を制御する駆動制御信号を送信する。プロセッサ装置11で変換された映像信号は、プロセッサ装置11にケーブル接続されたモニタ18に内視鏡画像として表示される。また、プロセッサ装置11は、光源装置12と電気的に接続しており、内視鏡システム2全体の動作を統括的に制御する。
挿入部14及び操作部15の内部には、送気・送水チャンネル19(図3参照)が配されており、送気・送水チャンネル19は、先端部14aに設けられた送気・送水ノズル(流体噴射ノズル)20に接続している。また、送気・送水チャンネル19は、ユニバーサルコード16を通って送気・送水装置13に接続される。
操作部15には、注射針や高周波メスなどが先端に配された各種処置具が挿通される鉗子口21と、送気・送水ボタン22、アングルノブ23などが設けられている。送気・送水ボタン22によって送気操作を行うと、送気装置13aが発生するエアーが送気・送水用ノズル20に送られ、送水操作を行うと、送機装置13aが発生するエアーの圧力によって洗浄水タンク13bから洗浄水が送気・送水用ノズル20に送られる。送気・送水用ノズル20は、送気・送水チャンネル19を介して供給されたエアー、洗浄水を選択的に噴射する。
また、アングルノブ23が操作されると、挿入部14内に挿設されたワイヤが押し引きされることにより、湾曲部14bが上下左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部14aが体腔内の所望の方向に向けられる。
図2、図3及び図4に示すように、先端部14aは、先端部本体24、この先端部本体24の先端側に装着されるキャップ状の保護カバー25、観察窓26、照明窓27a,27b、鉗子出口28、及び送気・送水用ノズル20を備える。先端部本体24の後端は、湾曲部14bを構成する先端側の湾曲駒29に連結されている。
保護カバー25は、先端部本体24の先端側を覆う先端板部25aと、先端部本体24の外周面を覆う円筒部25bとからなる。湾曲部14bの外周面を覆う外皮層30が先端部本体24まで延在し、外皮層30の先端と円筒部25bの後端とが突き合わされて端部同士が接着剤などにより固着されている。先端板部25aには、挿入部14の軸方向と略直交する面であり、挿入部14の先端面を構成する平坦面25cが形成されている。先端板部25aには、観察窓26、照明窓27a,27b、送気・送水用ノズル20を平坦面25cから露呈させる貫通孔25d〜25g、及び鉗子出口28が形成されている。
なお、図4における上下方向は、湾曲部14bが湾曲する上下方向と一致しており、観察窓26は、平坦面25cの上方に位置し、送気・送水用ノズル20及び鉗子出口28は、その下方に配される。また、照明窓27a,27bは、観察窓26に関して対称な位置に2つ配されている。
観察窓26は、対物レンズユニット31を構成する最先端側の対物レンズであり、カバーガラスを兼ねるものである。観察窓26は円形をしており、対物レンズユニット31の光学系を保持する鏡胴32は、観察窓26のコバである周面を覆い、且つ先端面が、観察窓26の光入射面である表面と同一面となるように形成されている。鏡胴32は、先端部本体24及び保護カバー25に設けられた貫通孔24a,25dに嵌合し、観察窓26の表面が平坦面25cから所定高さ突出する位置に取り付けられている。観察窓26の表面が平坦面25cから突出する所定高さとしては、例えば0.3mmである。
なお、観察窓26としては、対物レンズユニット31の最先端側に位置し、レンズ効果を有しないカバーガラスであってもよい。また、観察窓26は、対物レンズユニット31を構成するものでなくてもよく、例えばカバーガラスとして、保護カバー25の貫通孔25dに直接嵌合して固着されるようにしてもよい。
対物レンズユニット31の奥には、CCD33が取り付けられている。CCD33は、例えばインターライントランスファ型のCCDからなる。なお、撮像素子としては、CCD33に限らず、CMOSでもよい。
照明窓27a,27bは、照射レンズを兼ねており、被検体内の被観察部位に光源装置12からの照明光を照射する。照明窓27a,27bは、ライトガイド(図示せず)の出射端が面している。ライトガイドは、多数の光ファイバー(例えば、石英からなる)を束ねて形成されたものである。このライトガイドは、挿入部14、操作部15、ユニバーサルコード16、及びコネクタ17の内部を通っており、被検体内の被観察部位に光源装置12からの照明光を照明窓27a,27bに導く。鉗子出口28は、挿入部14内に配設された鉗子チャンネル(図示せず)に接続され、操作部15の鉗子口21に連通している。鉗子口21に挿通された各種処置具は、その先端が鉗子出口28から露呈される。
送気・送水用ノズル20は、先端側の噴射筒部20aと、基端側の接続筒部20bとが一体に形成されている。接続筒部20bは、送気・送水チャンネル19の先端側外周面に嵌合して送気・送水チャンネル19に接続される。また、接続筒部20b及び送気・送水チャンネル19は、先端部本体24の貫通孔24bに嵌合している。噴射筒部20aは、接続筒部20bから先端の噴射口35へ滑らかに略90°曲折された筒状に形成されており、保護カバー25の貫通孔25gを通して外部に露呈している。図3において、流体の流れを点線で示すように、噴射筒部20aは、先端部14aの斜め上方から観察窓26に向かって流体が吹き付けられるように形成されている。
保護カバー25には、観察窓26の周縁と平坦面25cとの間に、平坦面25cから所定高さ分突出する円環状凸部36が一体に形成されている。円環状凸部36は、内周面が貫通孔25dと連続しており、第1の傾斜面37と、逆流防止部として機能する垂直面38とが形成されている。なお、観察窓26の表面よりも円環状凸部36が突出してしまうと、円環状凸部36の内側に位置する、観察窓26の表面に水滴が溜まってしまうため、円環状凸部36の突出量としては、観察窓26の表面と同じ所定高さ、あるいは、観察窓26の表面よりは若干低くすることが好ましい。
第1の傾斜面37は、観察窓26の周縁に、その形状に沿って配置されており、より具体的には観察窓26の外周に位置する鏡胴32の周縁の形状に沿って配置されている。第1の傾斜面37は、観察窓26の周縁から外方に向かって高さが徐々に低くなるように、具体的には、観察窓26の表面から平坦面25cと同じ高さになるまで傾斜している。第1の傾斜面37は、送気・送水用ノズル20の噴射口と対向する位置に設けられている。第1の傾斜面37は、観察窓26の周縁の全周のうち、約半周分設けられており、送気・送水用ノズル20が流体を噴射する流体噴射範囲を含む幅を有している。なお、本例では、観察窓26のコバと平坦面25cとの間に鏡胴32が配置されているが、観察窓26が保護カバー25に直接嵌合されていてもよい。
垂直面38は、第1の傾斜面37と異なり、平坦面25cから観察窓26の表面が突出する高さ方向に垂直に立ち上がる面である。具体的には、垂直面38が平坦面25cに対して85°〜95°の略垂直な角度で立ち上がるように形成されてる。垂直面38は、観察窓26を間に挟んで送気・送水用ノズル20と反対側に位置し、観察窓26の周縁の全周のうち、第1の傾斜面37が配置されていない残りの部分に配置されている。つまり、第1の傾斜面37及び垂直面38は、観察窓26の周方向に対して約半分ずつ、送気・送水用ノズル20側に第1の傾斜面37が、送気・送水用ノズル20と反対側に垂直面38が形成されている。
送気・送水用ノズル20から流体を噴射して観察窓26の洗浄を行うときのプロセスを図4を参照して説明する。上述したように、観察窓26及び第1の傾斜面37は、送気・送水用ノズル20の流体噴射範囲に位置する。図4(A)に示すように、送気・送水用ノズル20から噴射した流体(エアー又は洗浄水)39は、その一部が観察窓26に直接当たるとともに、残りが第1の傾斜面37にぶつかって観察窓26の周方向に拡がり、第1の傾斜面37を上る。これにより、観察窓26の表面全体に流体が行き渡り、観察窓26に付着した液や汚物が吹き飛ばされる。さらに、エアーの噴射によって洗浄水も吹き飛ばされる。
そして、観察窓26を乗り越えて液や汚物を含んだ水は、送気・送水用ノズル20の反対側、すなわち、垂直面38を通過して平坦面25cへ流下する。図4(B)に示すように、観察窓26を乗り越えた水は、その一部が水滴(洗浄済みの汚水)40となり、送気・送水用ノズル20の反対側の平坦面25cに滞留する。
この状態で、例えば、湾曲部14bが湾曲したり、挿入部14全体が軸回りに回転したりすると、水滴40が観察窓26の表面に向かって流れ出すことがあるが、垂直面38が水滴40を受け止めるので、観察窓26の表面に水滴40が逆流することはない。これにより、一旦吹き飛ばされた水滴40が観察窓26に付着することを防ぐことができる。
上述したように、観察窓26を乗り越えた水滴(洗浄済みの汚水)40が送気・送水用ノズル20の反対側に付着することがあるが、垂直面38が観察窓26への水滴の逆流を防止するため、再度洗浄水やエアーを噴射して水滴40を吹き飛ばす必要が無くなる。よって、洗浄回数を増加させることなく、観察窓26の洗浄性及び水切れ性を向上させることができる。
上記第1実施形態では、円環状凸部36に逆流防止部として垂直面38を形成した例を上げているが、逆流防止部は、垂直面でなくてもよく、図5及び図6に示す第2実施形態のように、円環状凸部41の上端から、平坦面25cに向かって傾斜する第2の傾斜面42としてもよい。第2の傾斜面42は、垂直面38と同様に、平坦面25cから観察窓26の表面が突出する高さ方向に立ち上がる面であるが、垂直面38と異なり、平坦面25cとの間でなす角度が鋭角になっている。これにより、上記第1実施形態よりも水滴40が観察窓26の表面に上がりにくくなるので、逆流を防止する効果が高くなる。なお、第2の傾斜面42としては、平面、曲面のいずれでもよい。
図7は、第2実施形態の円環状凸部41を送気・送水用ノズル20とは反対側から見た斜視図である。第1の傾斜面37と第2の傾斜面42とは、傾斜する方向が反対であるため、第1の傾斜面37と第2の傾斜面42との境界で、角部分43が生じる。このため、送気・送水用ノズル20から観察窓26及び第1の傾斜面37へ流体を噴射したとき、角部分43が流体の流れを遮ったり、流れの方向を変えるというように流体の流れの障害となる。そこで、図7(B)に示すように、図7(A)に示す角部分43を削って、第1の傾斜面37と第2の傾斜面42の間を滑らかに繋ぐ接続面44を形成するようにしてもよい。
なお、逆流防止部として垂直面38を形成した第1実施形態においても、第1の傾斜面37と垂直面38との境界で角部分(図2参照)が生じるので、これを削って、第1の傾斜面37と垂直面38の間を滑らかに繋ぐ接続面を形成してもよい。
上記第1及び第2実施形態では、円環状凸部に、第1の傾斜面37と逆流防止部とを一体に形成した例を説明したが、図8及び図9に示す第3実施形態の先端部50のように、第1の傾斜面37のみを有する円弧状凸部51を設け、この円弧状凸部51に形成された切り欠きから観察窓26を保持する鏡胴32の外周面32aを露呈させて逆流防止部としてもよい。
第3実施形態の先端部50では、観察窓26の周縁と平坦面25cとの間に、平坦面25cから観察窓26と同じ所定高さ分突出する円弧状凸部51が保護カバー25と一体に形成されている。円弧状凸部51は、内周面が貫通孔25dと連続しており、送気・送水用ノズル20の流体噴射範囲に第1の傾斜面37が形成されている。第1の傾斜面37は、上記第1及び第2実施形態と同様に、送気・送水用ノズル20と対向する位置に設けられており、観察窓26の周縁の全周のうち、約半周分設けられている。観察窓26の周縁の残りの部分には、観察窓26を間に挟んで送気・送水用ノズル20の反対側に切り欠き52が形成されている。切り欠き52は、観察窓26のコバを覆う鏡胴32の外周面32aの一部を露呈させる。この切り欠き52から露呈される外周面32aが逆流防止部となる。
第3実施形態のように逆流防止部を、鏡胴32の外周面32aで構成するというように、平坦面25cが形成される保護カバー25と別の部材で構成しても、第1実施形態と同様に、水滴40の逆流を防止する効果が得られる。
なお、本例においては、外周面32aを垂直面で形成した例で説明したが、第2実施形態の第2の傾斜面42と同様の傾斜を付けてもよい。また、外周面32aの代わりに、観察窓26のコバを逆流防止部としてもよい。
また、上記第3実施形態の変形例として、図10及び図11に示すように、平坦面25cに、逆流防止部と第1の傾斜面37との境界を基準として、逆流防止部側の部分が、第1の傾斜面37側の部分よりも低く形成された先端凹部55を形成してもよい。この先端凹部55は、平坦面25cの残りの部分との境界となる段差面56から保護カバー25の外縁まで形成されている。これにより、図11に示すように、水滴53は、観察窓26の表面までの段差が大きい先端凹部55に滞留することになるので、上記第2実施形態よりもさらに確実に観察窓26の先端面へ水滴53が流れ込むことを防止することができる。
上記各実施形態では、第1の傾斜面37を観察窓26の周方向に対して約半周分形成しているが、半周分よりも多くてもよいし、少なくてもよい。例えば、図12に示すように、送気・送水用ノズル20の流体噴射範囲内54にだけ形成し、周方向の残りの箇所を逆流防止部としてもよい。
また、観察窓26の周囲には、観察窓26と同様に、平坦面25cから突出する突出物、例えば照明窓27a,27bなどが配置される。照明窓27a,27bの付近には第1の傾斜面37を配置せず、観察窓26と照明窓27a,27bの間は逆流防止部を配置することが好ましい。これにより、送気・送水用ノズル20から噴射した流体が観察窓26付近の照明窓27a,27bにぶつかって水滴が跳ね返ったときでも、逆流防止部が水滴を受け止めて観察窓26に付着することを防止することができる。
また、上記各実施形態では、逆流防止部が形成される円環状凸部36又は円弧状凸部51を保護カバー25と一体に形成する例で説明したが、これに限るものではなく、逆流防止部を保護カバー25とは別の部材に形成してもよい。
例えば図13に示す第4実施形態のように、先端部60には、第1の傾斜面37及び逆流防止部62を有し、保護カバー25と別体に設けられた円環状又は円弧状の凸部61を有しており、この凸部61に逆流防止部62が形成されている。この凸部61は、平坦面25cに接着剤などで固着される。上述した円環状凸部41のように、観察窓26の周囲から平坦面25cに向かって外径が徐々に小さくなるように傾斜する第2の傾斜面42を逆流防止部とした場合、第1の傾斜面37と傾斜方向が反対になるため、保護カバー25と一体に形成すると成形型の構造が複雑になり、コスト増加の原因となるが、図13に示す例のように保護カバー25とは別の部材とすることで、成形が簡単になり、コスト増加を防ぐことができる。
また、図14に示す先端部65のように、第1の傾斜面37及び逆流防止部62を有し、保護カバー25と別体に設けられた円環状又は円弧状の凸部66を、鏡胴32の外周面に嵌合される円筒部67と一体に形成してもよい。円筒部67は、基端側(先端部本体24に面する側)の外径が一回り大きい鍔部67aを有しており、この鍔部67aが先端板部25aに係止されることにより、円筒部67の離脱が防止される。
さらにまた、図15に示す先端部70のように、第1の傾斜面37及び逆流防止部62を有し、保護カバー25と別体に設けられた円環状又は円弧状の凸部71を、鏡胴32と一体に形成してもよい。凸部71は鏡胴32の先端に位置し、保護カバー25に形成された嵌合孔72に鏡胴32の外周面を嵌合させて凸部71を保護カバー25の平坦面25cから所定量突出させるように取り付けることができる。
図16及び図17に示す第5実施形態の先端部80では、平坦面25cから突出して設けられた突出部である照明窓27a,27b及び観察窓26の間に滞留する水滴を除去するための第3の傾斜面81を備えている。先端部80は、観察窓26及び逆流防止部82の周囲から鉗子出口83に向かって屈曲する屈曲凸部84、第1の傾斜面37及び逆流防止部82を有する凸部85が設けられている。第3の傾斜面81は、屈曲凸部84に形成されている。また、逆流防止部82の形状は上記第1〜第4実施形態の逆流防止部と同様である。
屈曲凸部84は、上記第1〜第4実施形態の凸部36,41,51,61,66,71と同様に、保護カバー25と一体、あるいは別体に設けてもよく、例えば鏡胴32と一体に形成してもよい。また、先端部80には、鉗子出口83を備えている。鉗子出口83は、吸引口を兼ねており、鉗子出口83に連通する鉗子チャンネルは吸引チャンネルを兼ねる。鉗子チャンネル兼吸引チャンネルは、図示しない吸引ポンプと接続されることによって鉗子出口83近傍の液体を吸引可能とされている。
第3の傾斜面81は、観察窓26と照明窓27bとの間、逆流防止部82の周縁に接する位置から、逆流防止部82の周囲を通過し、さらに観察窓26と照明窓27aとの間を通過して鉗子出口83に向かって傾斜する(点線矢印は、傾斜方向を示す)。
送気・送水用ノズル20から流体を噴射して観察窓26の洗浄を行うときのプロセスを説明する。送気・送水用ノズル20から噴射した流体は、観察窓26に直接当たるとともに、第1の傾斜面37にぶつかって観察窓26の表面全体に行き渡り、観察窓26に付着した液や汚物が吹き飛ばされる。
そして、観察窓26を乗り越えて液や汚物を含んだ水は、送気・送水用ノズル20の反対側、すなわち、逆流防止部82を通過して、第3の傾斜面81及び平坦面25cに流下する。第3の傾斜面81及び平坦面25cに流下した水のうち、その一部が水滴(洗浄済みの汚水)となり、第3の傾斜面81に滞留する。この第3の傾斜面81に滞留する水滴のうち、特に観察窓26と照明窓27a,27bとの間に滞留する水滴が照明光を乱反射して観察視野を乱す可能性があるが、この乱反射が発生した場合、術者は、鉗子チャンネルに接続された吸引ポンプを動作させる。鉗子チャンネルからの吸引力により、水滴が第3の傾斜面81に沿って流下し、鉗子出口83へ吸引される。このように、第3の傾斜面81を備えたことにより、観察窓26と照明窓27a,27bとの間に滞留する水滴を容易に取り除くことができる。なお、送気・送水用ノズル20の反対側の平坦面25cに滞留した水滴は上記第1〜第4実施形態と同様に逆流防止部82が観察窓26への水滴の逆流を防止する。
また、図18に示す第6実施形態の先端部90では、平坦面25cから突出して設けられた突出部である照明窓27a,27bと、観察窓26との間を繋ぐ連結部91a,91bを設けている。先端部90には、第1の傾斜面37及び逆流防止部82を有する凸部92が設けられている。これにより、上記第1〜第4実施形態の効果に加えて、照明窓27a,27bと観察窓26との間に水滴、汚れが滞留することを防ぐことができる。
第6実施形態の変形例として、図19及び図20に示す先端部94のように、照明窓27a,27b、及び観察窓26の間を埋めるように連続する連結部95を形成してもよい。この連結部95は、照明窓27a,27bが観察窓26を間に挟んで対称に位置しているため、略一直線状に形成される。連結部95には、送気・送水用ノズル20の噴射口と対向する位置に設けられ、観察窓26の周縁から外方に向かって高さが徐々に低くなる第1の傾斜面96が形成されている。また、第1の傾斜面96は、観察窓26の周縁から連結部95の周縁を通って照明窓27a,27bの周縁に連続するように形成されている。
連結部95には、観察窓26を挟んで送気・送水用ノズル20とは反対側の位置を一部切り欠いた切り欠き97が形成されている。この切り欠き97の各面は、平坦面25cから観察窓26の表面が突出する高さ方向に立ち上がる面である。本例では、切り欠き97が逆流防止部となり、この切り欠き97に水滴が滞留することになるので、観察窓26の先端面へ水滴が流れ込むことを防止することができる。なお、図19及び図20に示す例では、切り欠き97を略コ字状に形成しているが、切り欠き97の形状はこれに限らず、連結部95を一直線状や曲線状に切り欠いてもよい。
また、第6実施形態の別の変形例として、図21に示す先端部98のように、上述した切り欠き97を有する連結部95を備えるとともに、平坦面25cに、切り欠き97に合わせた部分が、第1の傾斜面96側の部分よりも低く形成された先端凹部99を形成してもよい。この先端凹部99は、切り欠き97から保護カバー25の外縁まで連続して形成されている。これにより、水滴は、観察窓26までの段差が大きい先端凹部99に滞留することになるので、観察窓26の先端面へ水滴が流れ込むことを防止することができる。
上記実施形態においては、撮像装置を用いて被検体の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検体の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
10 電子内視鏡
14 挿入部
19 送気・送水チャンネル
20 送気・送水ノズル
26 観察窓
36,41,51,61,66,71,85,92 凸部
37,96 第1の傾斜面
38 垂直面
42 第2の傾斜面
44 接続面
52 切り欠き
67 円筒部
81 第3の傾斜面
82 逆流防止部
83 鉗子出口(吸引口)
91a,91b,92 連結部

Claims (17)

  1. 被検体内へ挿入される挿入部の先端に設けられ、挿入部の軸方向と略直交する平坦面と、
    前記平坦面に配置され、光入射面である表面が前記平坦面から所定高さ突出して設けられた観察窓と、
    前記平坦面に配置され、前記観察窓の表面に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルと、
    前記観察窓の周縁の全周のうち、少なくとも前記流体噴射ノズルと対向する部分に配置され、前記観察窓の周縁から外方に向かって高さが徐々に低くなるように傾斜している第1の傾斜面と、
    前記観察窓を挟んで前記流体噴射ノズルとは反対側に設けられており、前記流体噴射ノズルから噴射され前記観察窓の表面を通過した流体が、前記平坦面から前記観察窓の表面に向かって逆流することを防ぐ逆流防止部とを備えていることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁において、前記平坦面から前記観察窓の表面が突出する高さ方向に立ち上がる面であり、この面は、前記平坦面から垂直に立ち上がる垂直面、又は前記平坦面との間でなす角度が鋭角となる第2の傾斜面であることを特徴とする請求項1記載の内視鏡。
  3. 前記第1の傾斜面は、前記流体噴射ノズルから噴射される流体の噴射範囲を含む幅を有することを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡。
  4. 前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁に沿って配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  5. 前記観察窓の周縁には、前記第1の傾斜面が配置された部分以外の残りの部分に前記逆流防止部が配置されていることを特徴とする請求項4記載の内視鏡。
  6. 前記第1の傾斜面と前記逆流防止部とが接する境界には、角が生じないように前記第1の傾斜面と前記逆流防止部とを滑らかに繋ぐ接続面が形成されていることを特徴とする請求項5記載の内視鏡。
  7. 前記第1の傾斜面と前記逆流防止部は、前記観察窓の周縁に約半周分ずつ設けられていることを特徴とする5又は6記載の内視鏡。
  8. 前記観察窓とその周囲に配置される照明窓との間には、前記逆流防止部が配置されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の内視鏡。
  9. 前記平坦面は、前記逆流防止部と前記第1の傾斜面との境界を基準として、前記逆流防止部側の部分が、第1の傾斜面側の部分よりも低く形成されていることを特徴とする請求項5〜8のいずれ1項に記載の内視鏡。
  10. 前記逆流防止部は、前記平坦面が形成される部材と一体に形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の内視鏡。
  11. 前記逆流防止部は、前記平坦面が形成される部材とは別の部材に形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の内視鏡。
  12. 前記別の部材は、前記観察窓が取り付けられる鏡胴であり、前記鏡胴の外周面が前記逆流防止部として機能することを特徴とする請求項11記載の内視鏡。
  13. 前記別の部材は、前記観察窓自体であり、前記観察窓のコバが前記逆流防止部として機能することを特徴とする請求項11記載の内視鏡。
  14. 前記挿入部は、前記平坦面を開口して設けられ、周囲の液体を吸引する吸引口と、
    前記観察窓の周囲に配置され、前記平坦面から突出して設けられた突出部と前記観察窓との間、及び前記逆流防止部の周囲を通過して前記吸引口へ向かって傾斜する第3の傾斜面とを備えたことを特徴とする請求項1〜13いずれか1項に記載の内視鏡。
  15. 前記挿入部は、前記観察窓の周囲に配置され、前記平坦面から突出して設けられた突出部と前記観察窓との間を繋ぐ連結部を設けたことを特徴とする請求項1〜13いずれか1項に記載の内視鏡。
  16. 前記連結部は、前記観察窓及び前記突出部の間を埋めるように連続して形成されており、前記逆流防止部は、観察窓を挟んで前記流体噴射ノズルとは反対側に位置する前記連結部の一部を切り欠いた切り欠きであることを特徴とする請求項15記載の内視鏡。
  17. 前記平坦面は、前記切り欠きに合わせた部分が前記第1の傾斜面側よりも低く形成されていることを特徴とする請求項16記載の内視鏡。
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