JP7252411B2 - 内視鏡及び内視鏡の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、凸形状の観察光学系を有する内視鏡及び該内視鏡の製造方法に関する。
本出願は、2020年3月23日出願の日本出願第2020-051567号に基づく優先権を主張し、前記これらの日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
従来、内視鏡においては、体内へ挿入する挿入部の先端に、被検体を撮像するための観察光学系が設けられている。斯かる観察光学系の表面には、洗浄に用いられた液体が残留し易い。このように、観察光学系に洗浄用の液体が残留していると被検体の明確な画像を撮りにくい。
これに対して、特許文献1には、挿入部先端からの観察窓の突出量を抑えるとともに、観察窓の洗浄性と水切れ性を向上することができる内視鏡が開示されている。
特許文献2には、観察窓の窓面を先端カバーの平坦部から所定高さ突出させると共に、観察窓の窓面周縁と先端カバーの平坦部との間に傾斜部を備え、先端カバーの平坦部、観察窓の窓面、及び傾斜部の少なくとも一部を、洗浄用液体との親和性が高い表面特性とすることで、観察窓に残留する残液の除去性能を高めた内視鏡が開示されている。
特開2012-120701号公報 特開2016-22006号公報
一方、病変部の発見率の向上のために、観察光学系の視野広角化が求められている。斯かる視野広角化に伴い、観察光学系の対物レンズは凸形状を有し、且つ大径化している。また、このように凸形状を有する観察光学系においても、上述したように、観察光学系の表面に洗浄用の液体が残留することを防ぐ必要がある。
しかし、特許文献1の内視鏡においては、観察窓の突出量が抑えられており、観察光学系の視野広角化が十分に達成できない。また、特許文献2の内視鏡においては、観察窓の窓面周縁と先端カバーの平坦部との間に傾斜部を設けるうえ、斯かる傾斜部の表面特性が限定されているので、構成が複雑である。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、凸形状の観察光学系を備える内視鏡において、より簡単な構成にて、観察光学系の表面に洗浄用の液体が残留することを抑制できる内視鏡及び内視鏡の製造方法を提供することにある。
本発明に係る内視鏡は、挿入部の先端に設けられ、ノズルから洗浄用の液体が噴射される凸形状の観察光学系を備える内視鏡において、前記観察光学系を囲む凹凸形状の先端面を備える。
本発明にあっては、前記観察光学系を囲む前記先端面が凹凸形状を有するので、前記先端面における濡れ性が増し、洗浄後の残留液体が、前記観察光学系及び前記先端面との境界部に集まって止まることなく、前記先端面に広がり移動し易い。
本発明に係る内視鏡の製造方法は、挿入部の先端に設けられ、ノズルから洗浄用の液体が噴射される凸形状の観察光学系を備える内視鏡の製造方法において、前記観察光学系を囲む先端面に凹凸加工を施す。
本発明にあっては、例えば、ブラスト加工、エッチング等の凹凸加工によって、前記先端面が凹凸形状を有する。従って、前記先端面における濡れ性が増し、洗浄後の残留液体が、前記観察光学系及び前記先端面との境界部に集まって止まることなく、前記先端面に広がり移動し易い。
本発明に係る内視鏡の製造方法は、挿入部の先端に設けられ、ノズルから洗浄用の液体が噴射される凸形状の観察光学系を備える内視鏡の製造方法において、金型を用いて、前記観察光学系を囲む凹凸形状の先端面を生成する。
本発明にあっては、金型を用いて製造される前記先端面が凹凸形状を有するので、前記先端面における濡れ性が増し、洗浄後の残留液体が、前記観察光学系及び前記先端面との境界部に集まって止まることなく、前記先端面に広がり移動し易い。
本発明によれば、凸形状の観察光学系を備える内視鏡において、より簡単な構成にて、観察光学系の表面に洗浄用の液体が残留することを防止できる。
本発明の実施の形態1に係る内視鏡の外観図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の先端部の外観図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡の送気送水ノズルを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡において、送気送水ノズルが噴射した水の流路をシミュレーションした結果である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡において、送気送水ノズルが噴射した水の流路をシミュレーションした結果である。 平面に水滴が付着した場合の接触角と、曲面に水滴が付着した場合の接触角とを比較する比較図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡において、送気送水ノズルによる水噴射終了後、観察光学系及び先端面の上での残留水の流れを示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る内視鏡において、先端面の変形例を示す例示図である。 図8のIX-IX線による矢視図である。 本発明の実施の形態2に係る内視鏡の先端面を示す図である。 図10のXI-XI線による拡大断面図である。 本発明の実施の形態3に係る内視鏡の先端面を示す図である。 図12のXIII-XIII線による拡大断面図である。 本発明の実施の形態4に係る内視鏡の先端面を示す図である。 図14のXV-XV線による拡大断面図である。 本発明の実施の形態5に係る内視鏡の先端部を示す外観図である。 図16のXVII-XVII線による断面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る内視鏡について、図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の外観図である。本実施の形態に係る内視鏡10は、挿入部14と、操作部20と、ユニバーサルコード25と、コネクタ部24とを有する。操作部20は、ユーザの操作を受け付けるボタン201及び湾曲ノブ21と、略円筒形状のケース205に設けられたチャンネル入口22とを有する。チャンネル入口22には、処置具等を挿入する挿入口を有する鉗子栓23が取り付けられている。
挿入部14は、被検体の体内に挿入される。挿入部14は長尺であり、先端の一端から順に先端部13、湾曲部12および軟性部11を有する。挿入部14は、他端が折止部16を介して操作部20に接続されている。湾曲部12は、湾曲ノブ21の操作に応じて湾曲する。
以後の説明では、挿入部14の長手方向を挿入方向とも言う。また、挿入部14において、操作部20に近い他端側を操作部側と言い、先端部13に近い一端側を先端部側とも言う。
ユニバーサルコード25は長尺であり、一端が操作部20に接続され、他端がコネクタ部24にそれぞれ接続されている。ユニバーサルコード25は、軟性である。コネクタ部24は、図示しない内視鏡用プロセッサ、光源装置、表示装置および送気送水装置等に接続される。操作部20を適宜操作することによって、コネクタ部24を介して送られてきた洗浄用の流体(空気又は水)が、折止部16を介して先端部13に送られる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の先端部13の外観図である。図2Aは先端部13の斜視図であり、図2Bは図2AのB-B線による矢視図であり、図2Cは図2AのC-C線による矢視図である。
先端部13は断面視略楕円であり、先端が略円錐状に突出している。先端部13の先端面131には、観察光学系132、送気送水ノズル140、チャンネル出口18(吸引孔)等が設けられている。
また、先端部13は、観察光学系132を介して被検体の像光を取り込んで撮像を行う撮像素子(図示せず)等が収容された円筒状の収容筒19を有しており、収容筒19の縁から先端部13の先端面131が延設されている。収容筒19、湾曲部12及び軟性部11の内側には、送気送水ノズル140を介して噴射される空気及び水の送路が形成されている。
観察光学系132は、先端部13の先端面131の中心部に設けられており、対物レンズは円形の凸レンズである。また、先端部13の先端面131において、観察光学系132の周囲には、送気送水ノズル140、チャンネル出口18が設けられている。
先端部13の先端面131は、観察光学系132を囲んでおり、略円錐台のような外見をなす。即ち、先端面131は、観察光学系132の縁部からその接線方向へ延びる、挿入方向に対して傾斜している傾斜面である。斯かる先端面131に送気送水ノズル140が設けられ、チャンネル出口18が開口している。
先端面131は凹凸形状を有する。より詳しくは、先端面131には、複数の凹部133がランダムに形成されている。凹部133間の間隔は例えば0.1~0.35mmであり、凹部133の深さは例えば0.005~0.02mmである。
内視鏡10の製造過程において、例えば、先端面131には凹凸加工が施される。これによって先端面131には凹部133が形成され、先端面131が全体として凹凸になる。前記凹凸加工としては、例えば、ブラスト加工、エッチング、ヘアライン仕上げ等が挙げられる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10の送気送水ノズル140を示す図である。図3Aは送気送水ノズル140の外見を示す斜視図であり、図3Bは、図2BのIIIB-IIIB線による断面図、図3Cは、図2BのIIIC-IIIC線による断面図である。
送気送水ノズル140は、先端面131に沿って、空気又は液体を観察光学系132に向けて噴射する。以下においては、送気送水ノズル140が水を噴射する場合について説明する。
送気送水ノズル140は、水が出射される複数の出射口141を有する。水は各出射口141を介して観察光学系132に向けて出射される。
本実施の形態においては、送気送水ノズル140が2つの出射口141を有する場合を例に挙げて説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものでなく、3つ以上の出射口141を有するように構成しても良い。
各出射口141は、互いに異なる方向に向けて開口している。即ち、各出射口141を介して、水が互いに交差しない方向に出射される。各出射口141は、先端面131に沿う方向を長軸方向とする長円形状である。送気送水ノズル140は大部分(図3Aの一点鎖線部分)が先端面131に形成された孔に挿通されて保持されている。
上述したように、先端部13の先端に観察光学系132が設けられ、観察光学系132の円形の縁を囲むように、先端面131が斜面を形成しており、観察光学系132から離れた先端面131上に送気送水ノズル140が設けられている。即ち、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10においては、挿入部14の長手方向(図2Cの矢印参照)にて、送気送水ノズル140が観察光学系132よりも挿入部14の他端に(操作部20側)近い位置に配置されている。
観察光学系132では対物レンズが凸レンズであり、視野角が広い(180度以上)ため、挿入部14の長手方向において送気送水ノズル140が観察光学系132と同一位置に配置された場合、観察光学系132の撮像画像に送気送水ノズル140が写る。しかし、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10においては、上述のように、観察光学系132よりも送気送水ノズル140が挿入部14の他端に近い位置に配置されているので、観察光学系132の撮像画像に送気送水ノズル140が写らず、観察光学系132による撮像の妨げにならない。
送気送水ノズル140は、筒部147と、筒部147の一方の開口端を封じる蓋部148とを有する。蓋部148及び筒部147は一体形成されている。蓋部148は略円板状であり、筒部147の長手方向(軸方向)に対して傾斜している。
送気送水ノズル140では、蓋部148側の一端部に出射口141が形成されている。送気送水ノズル140は、筒部147の内側に、筒部147の長手方向に沿って延びる連結管部142を有する。連結管部142は、コネクタ部24及び折止部16を介して送られてくる水を各出射口141に送る。即ち、連結管部142の一端の開口を介して連結管部142に流れ込んだ水は、他端側(蓋部148側)の出射口141に送られる。
連結管部142において下流側の他端部(蓋部148側の端部)には、連結管部142を流れる水の流れを出射口141の数に分ける分流部144が設けられている。即ち、連結管部142の下流側は、連結管部142よりも小径の2つの流路(分流部144)に分けられている。各分流部144は何れか一つの出射口141に夫々対応するように設けられており、各分流部144に流れ込んだ水は対応する出射口141に流れて出射される。
また、連結管部142の下流側であって、分流部144よりも上流側には、漏斗形状又はテーパ状の縮径部143が形成されている。即ち、縮径部143は、分流部144及び連結管部142の他端部の間に形成されており、連結管部142の径は縮径部143にて縮小される。
従って、縮径部143を経て各分流部144に流れ込む水の圧力が低減し、流れの速度が速くなる。流速が速くなった水は、分流部144よりも広い空間に流れ出し(図3B,図3C参照)、出射口141に向けて流れて行く。この際、水は種々の方向にベクトルを持つ渦を形成し、その後、出射口141から出射される。よって、各出射口141から噴射される水が広範囲に広がり、噴射時の噴射力及び範囲を確保できる。図3Cでは水の流路を破線にて示す。
送気送水ノズル140は、上述したように、各出射口141の向きが互いに異なり、各出射口141から出射される水は互いに交差しない方向に進む。即ち、水が出射口141を介して直線状に出射され、出射後も直線状を維持するとした場合、各出射口141からの水は互いに交差しないように、各出射口141が設けられている。
このような構成を有することから、本実施の形態に係る内視鏡10は、一つの送気送水ノズル140でも、凸形状たる観察光学系132における、噴射された水が直接当たる送気送水ノズル140側の部分から、斯かる部分と反対側までキレイに洗浄できる。以下、観察光学系132において、噴射された水が直接当たる送気送水ノズル140側の部分をノズル側部といい、斯かるノズル側部と反対側をノズル反対部という。
一般に、壁面付近を流れる流体は、流体粘性の効果によって壁面に引き寄せられる(コアンダ効果と言う)。このようなコアンダ効果のため、凸レンズの表面(曲面)に沿って流体を流した場合、斯かる流体が曲面の中央に寄って集中する挙動を示す。このように集中した流体はその重さ及び慣性にため凸レンズの曲面から離脱する。従って、一つの送気送水ノズル(出射口)を用いて観察光学系のノズル側部に水を噴射した場合、観察光学系のノズル反対部まで水が流れず、観察光学系の洗浄が不十分となる。
たとえ、送気送水ノズルの出射口を広げ、観察光学系の広範囲に亘って水を噴射したとしても、出射口から出射された水が観察光学系の中央に寄って集中するのは変わりなく、上述したように、観察光学系の曲面からの離脱が生じる。
また、送気送水ノズルが複数の出射口を有し、複数の出射口から水が噴射される場合であっても、一の出射口からの水は出射後から広がり始め、他の出射口からの水と合流するので、上述したように、観察光学系の中央に寄って集中し、観察光学系の曲面から離脱する。
これに対して、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10は、出射された水が互いに交差しないように、2つの出射口141の夫々の向きを異にして各出射口141が設けられている。
従って、一の出射口141から出射された水が、他の出射口141から出射された水と合流することを抑制できる。よって、水が観察光学系132の中央に寄って集中し、観察光学系132の曲面から離脱することを未然に防止でき、観察光学系132におけるノズル反対部まで水が流れて洗浄できる。
また、夫々の出射口141からの水が、コアンダ効果によって、観察光学系132の中央によってくるため、観察光学系132の中央部を含めて、観察光学系132の全体を十分に洗浄できる。
図4及び図5は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10において、送気送水ノズル140が噴射した水の流路をシミュレーションした結果である。図4は主に流路の上流側を示しており、図5は主に下流側を示している。即ち、図5は、観察光学系132のノズル反対部における流路を示している。また、図4において、二点鎖線は各出射口141の向きを示しており、実線は出射口141から出射された水の流路を示す。なお、便宜上、図4及び図5において、先端面131の凹凸形状の図示は省略している。
図4及び図5から分かるように、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10においては、一の出射口141から出射された水が出射直後から広がり始めるものの(図4の矢印参照)、他の出射口141から出射された水との合流は殆ど発生しておらず、観察光学系132の中央での集中も見当たらず、観察光学系132の曲面からの離脱も発生していない。また、観察光学系132におけるノズル反対部まで、送気送水ノズル140から噴射された水が流れている(図5参照)。よって、観察光学系132の全体を十分に洗浄できる。
一方、観察光学系132はガラスからなり、先端面131は樹脂からなっており、一般に液体(水)に対するガラスとの接触角が樹脂との接触角の半分位であることから、観察光学系132の濡れ性(親水性)は先端面131の濡れ性よりも良い。即ち、水は先端面131よりも観察光学系132上で広がり易く、移動し易い。更に、観察光学系132では対物レンズが凸レンズであり、曲面を有するため、水滴との濡れ性が増す。
図6は、平面に水滴が付着した場合の接触角と、曲面に水滴が付着した場合の接触角とを比較する比較図である。図6Aは平面に水滴が付着した場合を示しており、図6Bは曲面に水滴が付着した場合を示している。
図6から分かるように、曲面に水滴が付着した場合の接触角θ2は、平面に水滴が付着した場合の接触角θ1よりも小さく、濡れ性が増加している。よって、観察光学系132上にて水滴は、更に広がり易く、移動し易い。
しかし、上述の如く、樹脂との水の接触角は、ガラスとの接触角の二倍ほど大きく、濡れ性が悪いので、樹脂において水の移動性が劣る。従って、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、観察光学系132上に残留する残留水(残留液体)は、観察光学系132の表面を移動し、観察光学系132と先端面131との境界部に集まって止まる虞がある。このような場合、被検体の撮像の妨げになり、明確な画像を撮りにくい。
これに対して、実施の形態1に係る内視鏡10においては、上述の如く、先端面131が凹凸形状を有しており、これによって、観察光学系132と先端面131との境界部に水滴が残留することを抑制できる。以下、詳しく説明する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10において、送気送水ノズル140による水噴射終了後、観察光学系132及び先端面131の上での残留水の流れを示す説明図である。図7A,図7B及び図7Cは時間の経過に伴う残留水の流れを示す。図7A,図7B及び図7Cにおいて、太い実線の円は、残留水を示す。
上述の如く、水滴と樹脂との濡れ性は、水滴とガラスとの濡れ性よりも悪く、樹脂からなる先端面131上では水滴が広がり難く、移動し難くなる虞がある。
しかし、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10においては、先端面131が凹凸形状を有するので、先端面131と水滴との接触面積が増えており、これによって親水性が高くなっている。従って、液滴は先端面131上において広がり易く、移動し易い。
詳しくは、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、図7Aに示すように、観察光学系132を含む先端面131の中央部に残っている残留水は、重力方向(図7Aの矢印方向)に流れ始める。この際、残留水は、表面張力によって、全体として一つの集合体をなす。
残留水は、表面張力によって、集合体の状態を維持しつつ、観察光学系132の表面を、観察光学系132と先端面131との境界部、即ち、先端面131の縁まで移動する。凹凸形状によって先端面131の親水性が高まっており、先端面131の縁に届いた残留水は、留まることなく、そのまま先端面131上に広がって移動する(図7B及び図7C参照)。残留水は、このようにして、先端面131の縁まで移動し、流れ落ちる。
即ち、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、観察光学系132を含む先端面131の中央部に残っている残留水は、一つの集合体の状態を維持しながら移動し初め、観察光学系132と先端面131との境界部に留まることなく、観察光学系132から先端面131へ移動する。従って、観察光学系132上に水滴が切り残され難い。
以上のように、実施の形態1に係る内視鏡10は、先端面131が凹凸形状を有する簡単な構成により、洗浄用水の噴射後、観察光学系132の表面に洗浄用の水が残留することを防止できる。
なお、以上においては、先端面131のみが凹凸形状を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、先端面131に加えて収容筒19(表面)も凹凸形状を有するように構成しても良い。
以上の記載では、先端面131が、略円錐台の形状をなしており、挿入部14の長手方向に対して傾斜している場合を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。 図8は、本発明の実施の形態1に係る内視鏡10において、先端面131の変形例を示す例示図であり、図9は、図8のIX-IX線による矢視図である。以下、先端面131の変形例を先端面131Aと称する。
先端面131Aは、挿入部14の長手方向と直交する平坦面であり、凹凸形状を有している。また、先端面131Aには観察光学系132、送気送水ノズル140及びチャンネル出口18が設けられている。図8及び図9に示すように、先端面131Aが平坦面である場合においても、上述した効果を奏することは言うまでもない。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2に係る内視鏡10の先端面131Bを示す図であり、図11は、図10のXI-XI線による拡大断面図である。
先端面131Bの中央部には、実施の形態1と同様に、観察光学系132が設けられている。即ち、先端面131Bは、観察光学系132を囲んでいる。先端面131Bは、観察光学系132の縁部からその接線方向へ延びる、挿入方向に対して傾斜している傾斜面であり、略円錐台の形状をなす。先端面131Bには、送気送水ノズル140が設けられ、チャンネル出口18が開口している。
先端面131Bは凹凸形状を有する。より詳しくは、先端面131Bには、複数の凸部134が等間隔にて形成されている。各凸部134は、観察光学系132の近位から遠ざかる方向へ直線状に延びる。即ち、複数の凸部134は観察光学系132を中心に放射状に形成されている。
内視鏡10の製造過程において、先端面131Bは、例えば金型を用いて成形される。凸部134間の間隔は例えば0.3~0.5mmであり、凸部134の高さは例えば0.1mmであり、凸部134の幅は例えば0.3mmである。
このように先端面131Bに複数の凸部134が形成され、先端面131Bが全体として凹凸になる。また、凸部134同士の間には相対的に凹部となるので、溝134Aが構成されている(図11参照)。
以上においては、先端面131Bに複数の凸部134が形成され、これらが溝134Aを構成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。先端面131Bに凸部134と同じ形状の凹部を形成しても良い。
実施の形態2に係る内視鏡10においても、先端面131Bが凹凸形状を有するので、先端面131Bと残留水との接触面積が増えており、親水性が高くなっている。従って、先端面131B上において残留水は広がり易く、移動し易い。
従って、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、観察光学系132を含む先端面131Bの中央部に残っている残留水は、一つの集合体の状態を維持しながら移動し、観察光学系132と先端面131Bとの境界部に止まらず、先端面131Bに移動する。よって、観察光学系132上に水滴が切り残され難い。
更に、実施の形態2に係る内視鏡10においては、隣り合う凸部134同士が同一方向に延びて溝134Aを構成している。これによって残留水の移動が誘導される。よって、先端面131B上での残留水の移動がいたずらに遅くなることを防止できる。
一方、内視鏡10のユーザはボタン201(図1参照)を適宜操作することによって、チャンネル出口18を介して先端面131Bの残留水を吸い込むことができる。これに対して、実施の形態2に係る内視鏡10においては、上述の如く、複数の凸部134又は溝134Aが観察光学系132を中心に放射状に延びており、一部は観察光学系132からチャンネル出口18まで延びている。
従って、凸部134又は溝134Aが先端面131B(観察光学系132)上の残留水をチャンネル出口18に誘導することができ、チャンネル出口18からの残留水の吸い込みがより効率的に行われる。
先端面131Bから突設された凸部134は、突出方向と交差する方向における寸法(幅)が一定であっても良く、先端に近い程幅が狭くなるように構成しても良い。先端に近い程幅を狭くした場合、金型を用いる製造の際、金型からの取り外しが容易になる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
図12は、本発明の実施の形態3に係る内視鏡10の先端面131Cを示す図であり、図13は、図12のXIII-XIII線による拡大断面図である。
先端面131Cは、中央部に設けられた観察光学系132を囲んでおり、観察光学系132の縁部からその接線方向へ延びる、挿入方向に対して傾斜している傾斜面であり、略円錐台の形状をなす。先端面131Cには、送気送水ノズル140が設けられ、チャンネル出口18が開口している。
先端面131Cは凹凸形状を有する。より詳しくは、先端面131Cには、複数の凸部135が略等間隔にて形成されている。各凸部135は、観察光学系132の近位から遠ざかる方向へ直線状又は曲線状に延びる。複数の凸部135には、観察光学系132からチャンネル出口18まで延びる、直線状の凸部135A又は曲線状の凸部135Bが含まれている。凸部135Bは、凸部135Aと直交する方向に並列されており、凸部135Aから遠くなるにつれて長さと曲率が増加する。
内視鏡10の製造過程において、先端面131Cは、例えば金型を用いて成形される。これによって先端面131Cに複数の凸部135が形成され、先端面131Cが全体として凹凸になる。また、凸部135同士の間には相対的に凹部となるので、溝135Cが構成されている。換言すれば、先端面131Cには、観察光学系132からチャンネル出口18まで延びる溝135Cが形成されている(図12参照)。
以上においては、先端面131Cに複数の凸部135が形成され、これらが溝135Cを構成する場合について説明したが、これに限定されるものではない。先端面131Cに凸部135と同じ形状の凹部を形成しても良い。
実施の形態3に係る内視鏡10においても、先端面131Cが凹凸形状を有するので、先端面131Cと残留水との接触面積が増えており、親水性が高くなっている。従って、先端面131C上において残留水は広がり易く、移動し易い。
従って、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、観察光学系132を含む先端面131Cの中央部に残っている残留水は、一つの集合体の状態を維持しながら移動し、観察光学系132と先端面131Cとの境界部に止まらず、先端面131Cに移動する。よって、観察光学系132上に水滴が切り残され難い。
更に、実施の形態3に係る内視鏡10においては、隣り合う凸部135同士が溝135Cを構成しつつ延びており、これによって残留水の移動が誘導される。よって、先端面131C上での残留水の移動がいたずらに遅くなることを防止できる。
一方、内視鏡10のユーザはボタン201(図1参照)を適宜操作することによって、チャンネル出口18を介して先端面131Cの残留水を吸い込むことができる。これに対して、実施の形態3に係る内視鏡10においては、上述の如く、直線状の凸部135A又は曲線状の凸部135B(溝135C)が観察光学系132からチャンネル出口18まで延びるように構成されている。
従って、凸部135A及び凸部135B(溝135C)が先端面131C(観察光学系132)上の残留水をチャンネル出口18に誘導することができ、チャンネル出口18からの残留水の吸い込みがより効率的に行われる。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
図14は、本発明の実施の形態4に係る内視鏡10の先端面131Dを示す図であり、図15は、図14のXV-XV線による拡大断面図である。
先端面131Dは、中央部に観察光学系132が設けられており、観察光学系132の縁部からその接線方向へ延びる、挿入方向に対して傾斜している傾斜面であり、略円錐台の形状をなす。先端面131Dには、送気送水ノズル140が設けられ、チャンネル出口18が開口している。
先端面131Dは凹凸形状を有する。より詳しくは、先端面131Dには、複数の凸部136が形成されている。各凸部136はドット形状である。
内視鏡10の製造過程において、先端面131Dは、例えば金型を用いて成形される。これによって先端面131Dに複数の凸部136が形成され、先端面131Dが全体として凹凸になる。
また、これに限定されるものではない。先端面131Dに凸部136と同じ形状の凹部を形成しても良い。
実施の形態4に係る内視鏡10においても、先端面131Dが凹凸形状を有するので、先端面131Dと残留水との接触面積が増えている。従って、親水性が高まり、先端面131D上において残留水は広がり易く、移動し易い。
従って、送気送水ノズル140からの水噴射終了後、観察光学系132を含む先端面131Dの中央部に残っている残留水は、一つの集合体の状態を維持しながら、観察光学系132と先端面131Dとの境界部に止まらず、先端面131Dまで移動する。よって、観察光学系132上に水滴が切り残され難い。
以上においては、観察光学系132はガラスからなり、先端面131,131A,131B,131C,131D(以下、単に先端面131)は樹脂からなっている場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものでない。例えば、観察光学系132が樹脂からなるように構成しても良い。斯かる場合においても、上述した効果を奏することは言うまでもない。
即ち、観察光学系132及び先端面131が樹脂からなる場合、先端面131が凹凸形状を有するので、先端面131の濡れ性が観察光学系132の濡れ性よりも良くなる。従って、残留水は、観察光学系132と先端面131Cとの境界部に止まらず、先端面131Cに移動する。よって、観察光学系132上に水滴が切り残され難い。
(実施の形態5)
図16は、本発明の実施の形態5に係る内視鏡10の先端部13を示す外観図であり、図17は、図16のXVII-XVII線による断面図である。
先端部13の収容筒19の内側には、環状の配光レンズ137が内嵌されている。配光レンズ137では、先端部13の先端側の一端部が内側に湾曲して縮径し、縮径部が形成されている。これによって、配光レンズ137の前記一端部の外側面が収容筒19の軸心に対して傾斜面をなしている。即ち、本発明の実施の形態5に係る内視鏡10においては、配光レンズ137の一端部の外側面が、先端部13の先端面131をなしている。
配光レンズ137の中央側には、観察光学系132が設けられている。観察光学系132は、観察窓61と、複数のレンズ60とを含む。観察窓61は略半球形状をなす広角の対物レンズである。複数のレンズ60には、レンズ60A及びレンズ60Bと共に、図示しないレンズが含まれる。観察窓61及び複数のレンズ60を含む観察光学系132の設定により、180°以上の視野角での撮像が可能となるように構成されている。
また、配光レンズ137の中央側には、観察窓61及び複数のレンズ60を保持するレンズ保持筒138が設けられている。レンズ保持筒138は配光レンズ137の軸心に沿って延びる円筒形状をなしている。レンズ保持筒138は、一端側が拡径しており、一端側の端面が先端面131から露出され、配光レンズ137の一端部の辺縁によって囲まれている。
観察窓61及び複数のレンズ60はレンズ保持筒138の軸心上に配置されている。観察窓61はレンズ保持筒138の拡径部に内嵌されており、複数のレンズ60は隣り合うように観察窓61よりも内側にて周縁部がレンズ保持筒138の内面に挟持されている。観察窓61は先端面131から外側に露出されている。斯かる観察窓61の露出部は、レンズ保持筒138によって取り囲まれており、レンズ保持筒138の一端に連続している。
収容筒19の内部では、レンズ保持筒138と配光レンズ137との間に、照明部70が組み込まれている。即ち、レンズ保持筒138の外周面近傍には照明部70が周設されている。
照明部70は、レンズ保持筒138の周囲を囲う円筒形状の照明保持部73と、照明保持部73の端面に設けられた円環状の基板71と、配光レンズ137に対向する基板71の一面上に実装された複数のLED72とを有する。
LED72は、基板71の周方向に略等間隔で配置されている。LED72の発光は、配光レンズ137を通して出射され、観察光学系132の撮像視野を照明する。LED72は、例えば、白色の光を発光する白色LEDである。また、LED72は、LD等の他の発光素子であってもよい。
図17中の破線は、LED72の配光範囲を示している。LED72の発光は、配光レンズ137の一端部の縮径部及び湾曲部の広範囲に入射して大きく広がる。なお、配光レンズ137の一端部では、前記湾曲部の内面に凹部が形成されている。この凹部の作用により、LED72の配光が広範囲に照射されるようになる。
更に、実施の形態5に係る内視鏡10においても、先端面131が凹凸形状を有する。従って、LED72の発光は、配光レンズ137に入射し、先端面131にて拡散されて出射する。
従って、実施の形態5に係る内視鏡10においては、LED72の発光は、観察光学系132の撮像視野の全域に配光される。即ち、照明部70の配光角度は、観察光学系132の視野角以上である。よって、実施の形態5に係る内視鏡10では、観察光学系132の視野全体で十分な光量下での撮像が可能である。
10 内視鏡
14 挿入部
13 先端部
18 チャンネル出口
131,131A,131B,131C,131D 先端面
132 観察光学系
133 凹部
134,135,136 凸部
140 送気送水ノズル
141 出射口

Claims (7)

  1. 挿入部の先端に設けられ、ノズルから洗浄用の液体が噴射される凸形状の観察光学系を備える内視鏡において、
    前記観察光学系を囲む先端面のみが凹凸形状を有し、
    前記凹凸形状は、前記観察光学系から放射状に延びる溝の形状である内視鏡。
  2. 前記先端面に凹設された、複数の凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記先端面に凸設された、複数の凸部を有していることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記先端面には、残留液体を吸引する吸引孔が形成されており、
    前記溝は、前記観察光学系から前記吸引孔に向かって延びることを特徴とする請求項に記載の内視鏡。
  5. 前記凸部はドット形状であることを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  6. 前記先端面は、
    前記観察光学系の縁部から該縁部の接線方向に延びており、
    前記挿入部の挿入方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の内視鏡。
  7. 挿入部の先端に設けられ、ノズルから洗浄用の液体が噴射される凸形状の観察光学系を備える内視鏡の製造方法において、
    前記観察光学系を囲む先端面にのみ、前記観察光学系から放射状に延びる溝を形成する凹凸加工を施すことを特徴とする内視鏡の製造方法。
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