JP2012235970A - 内視鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】観察窓とともに、照明窓の表面へ流体を流して汚れを確実に除去する。
【解決手段】内視鏡の挿入部先端に連設された先端部16aには、送気・送水ノズル22、観察窓28、第1及び第2の照明窓29,30が設けられている。第1及び第2の照明窓29,30は、観察窓28を間に挟んだ位置に配されている。先端部16aには、先端側の平坦面27cに対して基端側に段差を有するガイド凹部35が形成されている。ガイド凹部35は、観察窓28及び第1及び第2の照明窓29,30を囲む位置に配される。ガイド凹部35の底面35aは、送気・送水ノズル22の噴射口40から第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜する。
【選択図】図4

Description

本発明は、観察窓に向けて流体を噴射する流体噴射ノズルを備えた内視鏡に関する。
内視鏡は、被検体内へ挿入される挿入部の先端部に、被検体の像光を取り込むための観察窓と、被検体に照明光を照射するための照明窓と、観察窓に向けて流体(洗浄水またはエアー)を噴射する流体噴射ノズルとを備えている。従来、観察窓は、その光入射面となる表面が、挿入部の先端面から露呈する位置に設けられているのが一般的であり、照明窓及び流体噴射ノズルは、観察窓の周囲に配される。観察窓の表面には、被検体内の体液や汚物が付着するため、流体噴射ノズルの噴射口から流体を噴射して観察窓の汚れを除去する。また、特許文献1記載の内視鏡では、流体噴射ノズルの噴射口と観察窓の表面とを結ぶ領域の両側に一対の液体ガイドが延設されている。
実開平3−116801号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の内視鏡では、観察窓の表面に洗浄水を当てて洗浄し、さらに観察窓に水滴が付着しないように吹き飛ばすことが考慮されており、照明窓の表面へ流体を流して洗浄することは考慮されていない。照明窓の表面に付着する汚れが多くなると、被検体内を照明する光量が低下して観察が困難になる。また、光量調節機構を備えた光源装置を使用する場合、内視鏡の照明窓の汚れによって、被検体内の明るさが低下すると、光量調節機構が照明光の光量を上げるように動作するため、発熱により内視鏡先端部の素材が劣化したり、乾燥した汚物が照明窓にこびり付いたりする問題が発生することがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、観察窓とともに、照明窓の表面へ流体を流して汚れを確実に除去する内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、被検体内へ挿入される挿入部の先端部に形成され、挿入部の軸方向と直交する平坦面と、前記先端部に設けられ、前記被検体内を観察するための観察窓と、前記観察窓を間に挟んだ位置に配置され、前記被検体内に照明光を照射するための第1及び第2の照明窓と、前記先端部に設けられ、流体を噴射するための流体噴射ノズルとを備えた内視鏡において、前記先端部は、前記平坦面に対して段差を有し、前記第1及び第2の照明窓と、前記観察窓とを囲む位置に配されたガイド凹部が形成され、前記ガイド凹部は、前記流体噴射ノズルの噴射口から前記第1の照明窓、前記観察窓、及び前記第2の照明窓を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、前記噴射口から噴射される流体をガイドすることを特徴とする。なお、ここでいう「直交」とは、挿入部の軸方向に対しほぼ直交な平坦面を含むものである。
被検体内へ挿入される挿入部の先端部に形成され、挿入部の軸方向と直交する平坦面と、前記先端部に設けられ、前記被検体内を観察するための観察窓と、前記観察窓を間に挟んだ位置に配置され、前記被検体内に照明光を照射するための第1及び第2の照明窓と、前記先端部に設けられ、流体を噴射するための流体噴射ノズルとを備えた内視鏡において、前記第1の照明窓は、前記平坦面に配され、前記先端部は、前記平坦面に対して段差を有し、前記第2の照明窓と、前記観察窓とを囲む位置に配されたガイド凹部が形成され、前記ガイド凹部は、前記流体噴射ノズルの噴射口から前記観察窓、及び前記第2の照明窓を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、前記噴射口から噴射される流体をガイドすることを特徴とする。なお、ここでいう「直交」とは、挿入部の軸方向に対しほぼ直交な平坦面を含むものである。
前記ガイド凹部に囲まれた位置に配される前記照明窓及び前記観察窓は、前記ガイド凹部の底面から先端側へ表面が所定高さ突出し、且つ前記平坦面から表面が突出しない位置に設けられていることが好ましい。
前記ガイド凹部に囲まれた位置に配される前記照明窓及び前記観察窓は、前記ガイド凹部の幅方向の中心に位置を合わせて設けられていることが好ましい。また、前記ガイド凹部は、前記先端部の外周面に連続するように形成されていることが好ましい。
前記ガイド凹部に囲まれた位置に配される前記照明窓は、表面が前記外周面側に向かって先端側から基端側に傾斜して設けられていることが好ましい。前記先端部は、前記平坦面と前記外周面とが滑らかに連続するとともに、前記ガイド凹部の側面と前記外周面とが滑らかに連続することが好ましい。
本発明の内視鏡によれば、挿入部の先端部に形成されたガイド凹部が、流体噴射ノズルの噴射口から第1の照明窓、観察窓、及び第2の照明窓を順に通過するガイド方向、あるいは、噴射口から観察窓、及び第2の照明窓を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、噴射口から噴射される流体をガイドするから、観察窓とともに、照明窓の表面へ流体を流して汚れを確実に除去することができる。
電子内視鏡システムの外観斜視図である。 電子内視鏡の先端部の構成を示す斜視図である。 先端部を先端側から視た平面図である。 先端部をガイド凹部に沿って切断した断面図である。 平坦面に第1の照明窓を、ガイド凹部で囲まれる位置に観察窓及び第2の照明窓を配した第2の実施形態を示す斜視図である。 図5の先端部を先端側から視た平面図である。。 図5の先端部をガイド凹部に沿って切断した断面図である。 照明窓を観察窓に対して傾斜させて配置した第1変形例を示す平面図である。 図8のA−A線に沿った断面図である。 先端部の先端面と外周面との境界を滑らかに形成した第3実施形態を示す斜視図である。 図10の先端部をガイド凹部に沿って切断した断面図である。
図1に示すように、電子内視鏡システム10は、電子内視鏡11、プロセッサ装置12、光源装置13、及び送気・送水装置14などから構成されている。送気・送水装置14は、光源装置13に内蔵され、エアーの送気を行う周知の送気装置(ポンプなど)14aと、光源装置13の外部に設けられ、洗浄水を貯留する洗浄水タンク14bから構成されている。電子内視鏡11は、被検者の体内に挿入される可撓性の挿入部16と、挿入部16の基端部分に連接された操作部17と、プロセッサ装置12及び光源装置13に接続されるコネクタ18と、操作部17とコネクタ18との間を繋ぐユニバーサルコード19とを有する。コネクタ18は複合タイプのコネクタであり、プロセッサ装置12、及び光源装置13、送気・送水装置14がそれぞれ接続されている。
挿入部16は、その先端に設けられ、被検体内撮影用の撮像素子としてのCCD型イメージセンサ(図4参照。以下、CCDという)38等が内蔵された先端部16aと、先端部16aの基端に連設された湾曲自在な湾曲部16bと、湾曲部16bの基端に連設された可撓性を有する可撓管部16cとからなる。以下、挿入部16の先端側を単に「先端側」といい、挿入部16の基端側を単に「基端側」という。
プロセッサ装置12は、光源装置13と電気的に接続され、電子内視鏡システム10の動作を統括的に制御する。プロセッサ装置12は、ユニバーサルコード19や挿入部16内に挿通された伝送ケーブルを介して電子内視鏡11に給電を行い、CCD38の駆動を制御する。また、プロセッサ装置12は、伝送ケーブルを介してCCD38から出力された撮像信号を取得し、各種画像処理を施して画像データを生成する。プロセッサ装置12で生成された画像データは、プロセッサ装置12にケーブル接続されたモニタ20に観察画像として表示される。
挿入部16及び操作部17の内部には、送気・送水チャンネル21(図4参照)が配されており、送気・送水チャンネル21は、先端部16aに設けられた送気・送水ノズル(流体噴射ノズル)22(図2〜図4参照)に接続している。また、送気・送水チャンネル21は、ユニバーサルコード19を通って送気・送水装置14に接続される。
操作部17には、注射針や高周波メスなどが先端に配された各種処置具が挿通される鉗子口23と、送気・送水ボタン24、湾曲操作ノブ25などが設けられている。送気・送水ボタン24によって送気操作を行うと、送気装置14aが発生するエアーが送気・送水ノズル22に送られ、送水操作を行うと、送気装置14aが発生するエアーの圧力によって洗浄水タンク14bから洗浄水が送気・送水ノズル22に送られる。送気・送水ノズル22は、送気・送水チャンネル21を介して供給されたエアー、洗浄水を選択的に噴射する。
また、湾曲操作ノブ25が操作されると、挿入部16内に挿設されたワイヤが押し引きされることにより、湾曲部16bが上下左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部16aが体腔内の所望の方向に向けられる。
図2、図3及び図4に示すように、先端部16aは、先端部本体26、この先端部本体26の先端側に装着されるキャップ状の先端保護キャップ27、観察窓28、第1及び第2の照明窓29,30、鉗子出口31、及び送気・送水ノズル22を備える。先端部本体26は、送気・送水ノズル22や、後述する対物レンズユニット36、ライトガイド39などの各部品を保持する貫通孔26a〜26cが挿入部16の軸方向に沿って形成されている。先端部本体26の後端は、湾曲部16bを構成する先端側の湾曲駒32に連結されている。
先端保護キャップ27は、先端部本体26の先端側を覆う先端板部27aと、先端部本体26の外周面を覆う円筒部27bとからなる。湾曲部16bの外周面を覆う外皮層33が先端部本体26まで延在し、外皮層33の先端と円筒部27bの後端とが突き合わされて端部同士が接着剤などにより固着されている。先端板部27aには、先端部16aの先端側に位置し、挿入部16の軸方向と直交する平面状の平坦面27cが形成されている。なお、ここでいう「直交」とは、挿入部16の軸方向に対しほぼ直交な平坦面27cを含むものである。
先端板部27aの外周面すなわち先端保護キャップ27の外周面27dは、挿入部16の軸方向と平行な円周面状に形成されている。先端板部27aは、平坦面27cと外周面27dとが繋がる角部34を有する。
先端板部27aには、平坦面27cに対して基端側に段差を有するガイド凹部35が形成されている。ガイド凹部35は、送気・送水ノズル22と接する位置から延びるように形成され、外周面27dに連続している。
先端板部27aには、平坦面27cを先端側から視たとき、観察窓28、第1及び第2の照明窓29,30、及び送気・送水ノズル22を露呈させる貫通孔27e〜27h、及び鉗子出口31が形成されている。観察窓28及び第1及び第2の照明窓29,30は、ガイド凹部35に囲まれた位置に配されている。また、第1及び第2の照明窓29,30は、観察窓28を間に挟んだ位置に配されている。
観察窓28は、対物レンズユニット36を構成する最先端側の対物レンズであり、カバーガラスを兼ねるものである。観察窓28は、略円板状の外形であり、光入射面である表面28aと、表面28aに連続する外周面28bとを有し、平面状の表面28aが平坦面27cと平行、すなわち挿入部16の軸方向と直交する位置に配されている。
観察窓28を含む対物レンズユニット36の光学系は、鏡胴37に保持される。鏡胴37は、観察窓28の外周面28bの基端側を保持する。観察窓28は、外周面28bの先端側が先端保護キャップ27の貫通孔27eに嵌合する。鏡胴37は、先端部本体26の貫通孔26bに嵌合するとともに、先端面が先端保護キャップ27の先端板部27aに突き当たって取り付けられている。
対物レンズユニット36の奥には、CCD38が取り付けられている。CCD38は、例えばインターライントランスファ型のCCDからなり、対物レンズユニット36の光学系によって取り込まれた被検体像が撮像面に結像される。なお、撮像素子としては、CCD38に限らず、CMOSでもよい。
第1及び第2の照明窓29,30は、照射レンズを兼ねており、被検体内の被観察部位に光源装置13からの照明光を照射する。これらの照明窓29,30は、光出射面となる平面状の表面29a,30aが、観察窓28の表面28aと平行、すなわち挿入部16の軸方向と直交する位置に配されており、裏面側にライトガイド39の出射端が面している。ライトガイド39は、多数の光ファイバーを束ねて先端側に口金を外嵌し、外周面にチューブを被覆して形成されたものである。このライトガイド39は、挿入部16、操作部17、ユニバーサルコード19、及びコネクタ18の内部を通っており、光源装置13からの照明光を第1及び第2の照明窓29,30に導く。鉗子出口31は、挿入部16内に配設された鉗子チャンネル(図示せず)に接続され、操作部17の鉗子口23に連通している。鉗子口23に挿通された各種処置具は、その先端が鉗子出口31から露呈される。
送気・送水ノズル22は、先端側の噴射筒部22aと、基端側の接続筒部22bとが一体に形成されている。接続筒部22bは、送気・送水チャンネル21の先端側外周面に嵌合して送気・送水チャンネル21に接続される。また、接続筒部22b及び送気・送水チャンネル21は、先端部本体26の貫通孔26aに嵌合している。噴射筒部22aは、接続筒部22bから先端の噴射口40へ滑らかに曲折された筒状に形成されており、先端保護キャップ27の貫通孔27hを通して外部に露呈している。
ガイド凹部35は、観察窓28と第1及び第2の照明窓29,30とを囲む底面35aと、底面35aの両側から略垂直に延びて平坦面27cに繋がる側面35b,35cとを有する。底面35aは、送気・送水ノズル22の噴射口40から第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、側面35b,35cとともに噴射口40から噴射される流体をガイドする。
また、送気・送水ノズル22の噴射口40、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30は、先端部16aの小径化を考慮して曲線状に並んでいるため、平坦面27cを先端側から視たとき、底面35aは、噴射口40、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の配列に合わせた曲線状に形成されている。
送気・送水ノズル22の噴射口40の幅方向寸法に対して観察窓28及び照明窓29,30の外径が大きいため、側面35b,35cは、噴射口40から外周面27dに向かって徐々に互いの間隔が広くなっている。また、送気・送水ノズル22は、ガイド凹部35の底面35a、及び観察窓28の表面28aの斜め上方から流体を吹き付けるように噴射方向S1が決められている。
符号CL1は、ガイド凹部35の中心線、すなわち側面35b,35cの間隔を2等分する線であり、観察窓28及び照明窓29,30は、中心線CL1上に中心位置を合わせて設けられている。
符号H1,H2,H3は、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の各表面29a,28a,30aが底面35aから突出する所定高さを示しており、詳しくは、各表面29a,28a,30aの中心位置における底面35aからの所定高さである。さらに、符号D1,D2,D3は、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の各中心位置における平坦面27cから底面35aまでの深さを示す。第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30は、表面が底面35aよりも所定高さ突出し、且つ平坦面27cから表面が突出しない位置、すなわち、D1>H1、D2>H2、D3>H3となる位置に、それぞれ配設されている。これにより、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の各表面29a,28a,30aに確実に流体を流すことを可能とするとともに、観察窓28から被検体内の像光が取り込まれる観察範囲内にガイド凹部35が入り込むことがなく、照明窓29,30から被検体内へ出射される照明光がガイド凹部35によって遮られることもない。
上記構成の電子内視鏡11を使用して、送気・送水ノズル22の流体噴射による観察窓28及び照明窓29,30の洗浄を行うときのプロセスを説明する。送気・送水ノズル22から噴射した流体(エアー又は洗浄水)は、ガイド凹部35、及び観察窓28の表面28aに当たる。さらにガイド凹部35にガイドされた流体が第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の各表面29a,28a,30aを順に流れて通過し、外周面27dへ流れる。これにより観察窓28、及び照明窓29,30の表面に付着した体液や汚物などの汚れが除去される。さらに、エアーの噴射によって洗浄水も除去される。
以上のように、送気・送水ノズル22から噴射された流体は、ガイド凹部35によりガイドされて観察窓28の表面28aとともに、第1及び第2の照明窓29,30の表面29a,30aへ流れて確実に洗浄することができる。また、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30の各表面29a,28a,30aは、ガイド凹部35の底面35aよりも所定高さ突出し、且つ平坦面27cから突出しない位置に配されているので、ガイド凹部35を通過する流体が確実に各表面29a,28a,30aに当たる。
なお、上記第1実施形態では、第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30は、各表面29a,28a,30aがガイド凹部35の底面35aから所定高さ突出する位置に配されているが、これに限らず、各表面29a,28a,30aが底面35aと同一面となる位置に第1の照明窓29、観察窓28、及び第2の照明窓30を配置してもよい。
上記第1実施形態においては、観察窓28とともに、第1及び第2の照明窓29,30をガイド凹部35で囲まれる位置に配設しているが、本発明はこれに限らず、図5、図6及び図7に示す第2実施形態の先端部50のように、第1の照明窓29を平坦面50aに配設し、第2の照明窓30、及び観察窓28を囲む位置にガイド凹部51を形成してもよい。なお、図5、図6及び図7においては、上記第1実施形態と同じ部品を用いるものについては同符号を付して説明を省略する。
この第2実施形態では、第1及び第2の照明窓29,30は、上記第1実施形態と同様に観察窓28を間に挟んだ位置に配置され、各表面29a,30aが観察窓28の表面28aと平行に配置されている。平坦面50aは、上記第1実施形態の平坦面27cと同様に、先端部50の先端側に形成され、挿入部16の軸方向と直交する。また、先端部50は、平坦面50aと外周面50bとが繋がる角部52を有する。
ガイド凹部51は、送気・送水ノズル22と接する位置から延びるように形成され、外周面50bに連続している。このガイド凹部51は、平坦面50aに対して段差を有し、観察窓28及び第2の照明窓30を囲む底面51aと、底面51aの両側から略垂直に延びて平坦面50aに繋がる側面51b,51cを有する。底面51aは、送気・送水ノズル22の噴射口40から観察窓28、及び第2の照明窓30を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、側面51b,51cとともに噴射口40から噴射される流体をガイドする。底面51aは、噴射口40、観察窓28、及び第2の照明窓30の配列に合わせた曲線状に形成されている。側面51b,51cは、噴射口40から外周面50bに向かって徐々に互いの間隔が広くなっている。
符号CL2は、ガイド凹部51の中心線、すなわち側面51b,51cの間隔を2等分する線であり、観察窓28及び第2の照明窓30は、中心線CL2上に中心位置を合わせて設けられている。観察窓28及び第2の照明窓30は、表面が底面51aよりも所定高さ突出し、且つ平坦面27cから表面が突出しない位置にそれぞれ配設されている。
本実施形態では、送気・送水ノズル22は、ガイド凹部51の底面51a、及び観察窓28の表面28aの斜め上方から流体を吹き付けるように噴射方向S2が決められている。
送気・送水ノズル22から噴射した流体が、ガイド凹部35及び観察窓28の表面28aに当たると、ガイド凹部35にガイドされた流体が観察窓28及び第2の観察窓30の各表面28a,30aを順に流れて通過し、外周面50bへ流れる。これにより、観察窓28の表面28aとともに、少なくとも第2の照明窓30の表面30aに付着した体液や汚物などの汚れが除去されるので、例えば第1の照明窓29の表面29aに汚れが付着していたとしても、第2の照明窓30の表面30aは、汚れを除去することが可能であり、被検体内を照明することができる。
なお、上記第2実施形態では、観察窓28、及び第2の照明窓30は、各表面28a,30aがガイド凹部51の底面51aから所定高さ突出する位置に配されているが、これに限らず、各表面28a,30aが底面51aと同一面となる位置に観察窓28、及び第2の照明窓30を配置してもよい。
上記第1及び第2実施形態においては、照明窓29,30の表面を、観察窓28の表面28aと平行に配しているが、本発明はこれに限らず、図8及び図9に示す変形例の先端部55のように、照明窓29,30の表面が、外周面55b側に向かって先端側から基端側に傾斜してもよい。なお、図8及び図9においては、上記第1実施形態と同じ部品を用いるものについては同符号を付して説明を省略する。
図8及び図9に示す変形例では、上記第1及び第2実施形態と同様に、先端部55の先端側に平坦面55aが形成され、この平坦面55aに対して段差を有し、観察窓28及び第2の照明窓30を囲むガイド凹部56が形成されている。ガイド凹部56は、送気・送水ノズル22と接する位置から延びるように形成され、外周面55bに連続している。また、観察窓28は、上記第1及び第2実施形態と同様に、表面28aが平坦面55aと平行に配されている。さらにまた、先端部55は、平坦面55aと外周面55bとが繋がる角部57を有する。この変形例では、第2の照明窓30の表面30aが、ガイド凹部56の底面56aと平行、すなわち外周面55b側に向かって先端側から基端側に傾斜している。これにより、送気・送水ノズル22から観察窓28及びガイド凹部56へ流体が噴射されたとき、ガイド凹部56を流れる流体の抵抗を軽減し、噴射口40から外周面55b側へ流体がスムーズに流れるようにすることができる。また、この変形例では、先端部55には、平坦面55aから外周面55bに向かって先端側から基端側に傾斜する傾斜面55cが形成されており、第1の照明窓29は、傾斜面55cに囲まれる位置に配され、傾斜面55cと平行に配設されている。
上記第1及び第2実施形態においては、先端部16a,50,55の平坦面27c,50a,55aと外周面27d,50b,55bとが繋がる角部34,52,57を有するが、本発明はこれに限らず、図10及び図11に示す変形例の先端部60のように、平坦面60aと外周面60bとが滑らかに連続するように形成してもよい。この場合、平坦面60aと外周面60bとの間を繋ぐ接続面62が曲面になっている。先端部60に設けられたガイド凹部61は、送気・送水ノズル22と接する位置から延びるように形成され、外周面60bに連続している。さらに、ガイド凹部61の側面61b,61cと先端部60の外周面60bとが滑らかに連続するように形成されている。これにより、先端部60は、角部が無くなり、被検体内への挿入をスムーズに行うことができる。
また、上記各実施形態においては、表面が平面状の観察窓28、照明窓29,30を用いているが、本発明はこれに限らず、表面が先端側に凸となる凸レンズ面の観察窓、又は照明窓を用いてもよい。この場合、先端部16a,50,55,60のガイド凹部35,51,56,61に囲まれる位置に配された観察窓及び照明窓は、凸レンズ面の最先端がガイド凹部35,51,56,61の底面35a,51a,56a,61aから所定高さ突出し、且つ平坦面27c,50a,55a,60aから突出しない位置に配される。
上記各実施形態においては、撮像素子を用いて被検体の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検体の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
10 電子内視鏡システム
11 電子内視鏡
16 挿入部
16a,50,55,60 先端部
21 送気・送水チャンネル
22 送気・送水ノズル
27c,50a,55a,60a 平坦面
27d,50b,55b,60b 外周面
28 観察窓
29 第1の照明窓
30 第2の照明窓
35,51,56,61 ガイド凹部
35a,51a,56a,61a 底面
35b,35c,51b,51c,56b,56c,61b,61c 側面
40 噴射口

Claims (7)

  1. 被検体内へ挿入される挿入部の先端部に形成され、挿入部の軸方向と直交する平坦面と、
    前記先端部に設けられ、前記被検体内を観察するための観察窓と、
    前記観察窓を間に挟んだ位置に配置され、前記被検体内に照明光を照射するための第1及び第2の照明窓と、
    前記先端部に設けられ、流体を噴射するための流体噴射ノズルとを備えた内視鏡において、
    前記先端部は、前記平坦面に対して段差を有し、前記第1及び第2の照明窓と、前記観察窓とを囲む位置に配されたガイド凹部が形成され、
    前記ガイド凹部は、前記流体噴射ノズルの噴射口から前記第1の照明窓、前記観察窓、及び前記第2の照明窓を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、前記噴射口から噴射される流体をガイドすることを特徴とする内視鏡。
  2. 被検体内へ挿入される挿入部の先端部に形成され、挿入部の軸方向と直交する平坦面と、
    前記先端部に設けられ、前記被検体内を観察するための観察窓と、
    前記観察窓を間に挟んだ位置に配置され、前記被検体内に照明光を照射するための第1及び第2の照明窓と、
    前記先端部に設けられ、流体を噴射するための流体噴射ノズルとを備えた内視鏡において、
    前記第1の照明窓は、前記平坦面に配され、
    前記先端部は、前記平坦面に対して段差を有し、前記観察窓と、前記第2の照明窓とを囲む位置に配されたガイド凹部が形成され、
    前記ガイド凹部は、前記流体噴射ノズルの噴射口から前記観察窓、及び前記第2の照明窓を順に通過するガイド方向に沿って先端側から基端側に傾斜し、前記噴射口から噴射される流体をガイドすることを特徴とする内視鏡。
  3. 前記ガイド凹部に囲まれる前記照明窓及び前記観察窓は、前記ガイド凹部の底面から先端側へ表面が所定高さ突出し、且つ前記平坦面から表面が突出しない位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の内視鏡。
  4. 前記ガイド凹部に囲まれる前記照明窓及び前記観察窓は、前記ガイド凹部の幅方向の中心線上に位置を合わせて設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内視鏡。
  5. 前記ガイド凹部は、前記先端部の外周面に連続するように形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内視鏡。
  6. 前記ガイド凹部に囲まれる前記照明窓は、表面が前記外周面側に向かって先端側から基端側に傾斜して設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の内視鏡。
  7. 前記先端部は、前記平坦面と前記外周面とが滑らかに連続するとともに、前記ガイド凹部の側面と前記外周面とが滑らかに連続することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の内視鏡。
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