JP5990212B2 - 内視鏡用挿入部及び内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給管及び気体供給管を合流して送気送液管に連通する合流部材を備えた内視鏡用挿入部及び内視鏡に関する。
内視鏡は、被検者の体内へ挿入する内視鏡用挿入部と、内視鏡用挿入部の基端に連設された手元操作部とを備えている。内視鏡用挿入部は、先端から順に、先端部、湾曲部、軟性部を備えている。湾曲部は、複数の湾曲駒が連結された構造を有し、湾曲駒の内側に設けられた湾曲操作ワイヤが押し引きされることにより湾曲動作し、先端部が向きを変える。
内視鏡用挿入部の先端部は、観察窓、照明窓、流体噴射ノズルを備えている。観察窓の奥には、被検者の体内撮影用の撮像素子が設けられている。照明窓は照明光を照射する。流体噴射ノズルは、先端に噴射口を有し、例えば洗浄水等の液体、又は空気や炭酸ガス等の気体を選択的に噴射する。流体噴射ノズルから噴射される液体は観察窓の汚れを洗い流し、気体は観察窓の表面に残った液滴を吹き飛ばす。
流体噴射ノズルは、内視鏡用挿入部の内部に配された送気送液管に接続されている。この送気送液管は、合流部材を介して、液体及び気体が供給される液体供給管及び気体供給管とそれぞれ連通している。合流部材は、基端側が分岐して液体供給管及び気体供給管が接続される分岐管部と、分岐管部に連設され、送気送液管に接続される合流管部とを有する。
特許文献1記載の内視鏡では、手元操作部内に合流部材を配している。また、特許文献1記載の内視鏡では、内視鏡用挿入部と手元操作部との間に設けられた膨大部の内部に合流部材を配しており、内視鏡用挿入部内には送気送液管を、手元操作部内には液体供給管及び気体供給管を配している。
流体噴射ノズルから観察窓へ流体噴射を行う際、送気送液管に液体が送液された後、気体が送気され、液体が送気送液管内から押し出されるが、送気送液管が長過ぎる場合、送液操作から送気操作へ切り替えた際、送気送液管内に残留した液体が押し出された後に、流体噴射ノズルから気体が噴射されるため、術者は送気操作にタイムラグを感じてしまう。また、送気操作時に送気送液管に僅かに残る液滴が気体と共に流体噴射ノズルから噴射され観察窓に付着するおそれがある。上記特許文献1、2記載の内視鏡では、合流部材が内視鏡用挿入部よりも基端側に位置しており、送気送液管が長く、液体が残留する可能性があるため、送気送液管を可能な限り短縮することが求められている。そこで、特許文献3〜5記載の内視鏡では、内視鏡用挿入部内に合流部材を配している。
特開平11−253393号公報 特開2001−70230号公報 特開2002−102154号公報 特開昭63‐031631号公報 特開平08‐010216号公報
しかしながら、内視鏡用挿入部の内部は、撮像素子の回路基板に接続された信号ケーブルや、照明窓に照明光を導くライトガイド、湾曲部を湾曲させるための湾曲操作ワイヤなど、複数の内蔵物を挿通しており、特に、湾曲部の最も基端側に位置する湾曲駒の内部は、湾曲操作ワイヤが挿通されたガイド部材を固定する固定部などを設けているため、内部の充填率が高くなっている。上記特許文献3〜5記載の内視鏡のように合流部材を内視鏡用挿入部内に配置する場合、湾曲部内に液体供給管及び気体供給管、または合流部材の分岐管部を配置すると、送気送液管を配置した場合よりも充填率が高くなり、湾曲部の湾曲動作を妨げることがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、合流部材が湾曲部の動作を妨げない内視鏡用挿入部及び内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡用挿入部は、先端から順に、先端部、湾曲部、軟性部を有する。内視鏡用挿入部は、流体噴射ノズルと、気体供給管及び液体供給管と、複数の湾曲駒と、連結リングと、合流部材と、送気送液管と、内蔵物とを備える。流体噴射ノズルは、先端部に設けられ、気体、液体を噴射する。気体供給管及び液体供給管は、外部の送気送液装置から、気体及び液体を供給する。複数の湾曲駒は、湾曲部に設けられ、直列に連結されている。連結リングは、軟性部の最も先端側に設けられ、湾曲駒のうち、最も基端側に位置する基端駒と連結される。合流部材は、分岐管部、合流管部を有する。分岐管部は、基端側が分岐して気体供給管及び液体供給管にそれぞれ連通する。合流管部は、分岐管部に連設される。送気送液管は、流体噴射ノズルと合流管部とを連通し、湾曲部の湾曲によって合流部材が先端部側に引き込まれる際に、合流管部が連結リングに留まる長さを有する。内蔵物は、合流部材とともに、湾曲部及び軟性部に挿通される。基端駒の内部は、合流管部または合流管部に外嵌した送気送液管が進入する空間を有し、且つ内蔵物が分岐管部と当接して基端駒内への分岐管部の進入を規制する。
本発明の内視鏡用挿入部は、先端から順に、先端部、湾曲部、軟性部を有する。内視鏡用挿入部は、流体噴射ノズルと、気体供給管及び液体供給管と、複数の湾曲駒と、連結リングと、合流部材と、送気送液管と、湾曲操作ワイヤと、ガイド部材と、固定部とを備える。流体噴射ノズルは、先端部に設けられ、気体、液体を噴射する。気体供給管及び液体供給管は、外部の送気送液装置から、気体及び液体を供給する。複数の湾曲駒は、湾曲部に設けられ、直列に連結されている。連結リングは、軟性部の最も先端側に設けられ、湾曲駒のうち、最も基端側に位置する基端駒と連結される。合流部材は、分岐管部、合流管部を有する。分岐管部は、基端側が分岐して気体供給管及び液体供給管にそれぞれ連通する。合流管部は、分岐管部に連設される。送気送液管は、流体噴射ノズルと合流管部とを連通し、湾曲部の湾曲によって合流部材が先端部側に引き込まれる際に、合流管部が連結リングに留まる長さを有する。湾曲操作ワイヤは、湾曲部を湾曲操作するために設けられている。ガイド部材は、湾曲操作ワイヤをガイドする。固定部は、基端駒の内部に設けられ、ガイド部材を固定する。固定部と分岐管部とが当接して基端駒内への分岐管部の進入を規制する。
固定部は、基端駒の円筒部分の一部を内側に曲折させて形成された曲折部であることが好ましい。曲折部と一体に形成され、合流部材に向かって突出させた突出部を有している。固定部は、突出部が分岐管部と当接して基端駒内への分岐管部の進入を規制する。
ガイド部材と合流部材との間に設けられた付勢部材を備えることが好ましい。付勢部材は、合流部材を軟性部基端側へ付勢して基端駒内への分岐管部の進入を規制する。また、送気送液管、液体供給管、気体供給管、及び合流部材は、一体に形成されていることが好ましい。
本発明の内視鏡は、内視鏡用挿入部と、手元操作部と、湾曲操作部材とを備える。手元操作部は、内視鏡用挿入部に連設される。湾曲操作部材は湾曲部の湾曲操作を行う。
本発明では、送気送液管を介して合流部材の合流管部及び流体噴射ノズルが連通し、送気送液管は、湾曲部の湾曲によって合流部材が先端部側に引き込まれる際に、合流管部が連結リングに留まる長さを有しているので、送気送液管の管長を十分に短縮することができる。さらに、合流管部が連結リング内に留まり、湾曲部及び軟性部に挿通される内蔵物、またはガイド部材を固定する固定部が分岐管部と当接して基端駒内への進入を規制することで、充填率の高い湾曲部内への分岐管部の進入を防ぐことができるので、湾曲部の動作を妨げない内視鏡用挿入部及び内視鏡を提供することができる。

内視鏡システムの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示す電子内視鏡の内部にある管路を示す管路図である。 先端部及び湾曲部の要部断面図である。 電子内視鏡の先端部を示す斜視図である。 湾曲部及び軟性部の要部断面図である。 湾曲部及び軟性部の接合部分の構成を示す分解斜視図である。 湾曲部が直線状態の内視鏡用挿入部を示す説明図である。 湾曲部が湾曲状態になり送気送液管及び合流部材が引き込まれた内視鏡用挿入部を示す説明図である。 湾曲部の基端駒の位置における筒心方向と直交する断面図である。 軟性部の連結リングの位置における筒心方向と直交する断面図である。 第2実施形態の湾曲部の基端駒を示す背面側斜視図である。 第2実施形態の基端駒の位置における筒心方向と直交する断面図である。 第3実施形態の合流部材を付勢するバネを設けた構成を示す斜視図ある。
<第1実施形態>
図1に示すように、内視鏡システム2は、電子内視鏡10、プロセッサ装置11、光源装置12、送気送液装置13、及び吸引装置14を備えている。送気送液装置13は、光源装置12に内蔵され、気体の送気を行う周知の送気装置(ポンプなど)13aと、光源装置12の外部に設けられ、液体を貯留する液体タンク13bとを有する。電子内視鏡10は、体内に挿入される可撓性の内視鏡用挿入部(以下、挿入部と称する。)16と、挿入部16の基端部分に連設された手元操作部17と、プロセッサ装置11や光源装置12に接続されるユニバーサルコード18とを有する。送気送液装置13で送液する液体としては洗浄水であり、送気する気体としては空気や炭酸ガスである。
挿入部16は、先端から順に、先端部16a、湾曲部16b、軟性部16cを有する。先端部16aには、被検者の体内撮影用のカメラユニット43(図2及び図3参照)が内蔵されている。湾曲部16bは、先端部16aの基端に連設され、湾曲自在に構成されている。軟性部16cは、湾曲部16bの基端に連設され、可撓性を有する。
手元操作部17には、処置具入口19と、送気送液ボタン20と、吸引ボタン21と、湾曲操作部材としての湾曲操作ノブ22,23とを備える。ユニバーサルコード18の他端には、コネクタ24が取り付けられている。コネクタ24は複合タイプのコネクタであり、プロセッサ装置11、及び光源装置12、送気送液装置13がそれぞれ接続されている。コネクタ24には、連結チューブ25を介して吸引装置14が接続されている。
プロセッサ装置11は、光源装置12と電気的に接続され、内視鏡システム2の動作を統括的に制御する。プロセッサ装置11は、ユニバーサルコード18や挿入部16内に挿通された伝送ケーブルを介して電子内視鏡10に給電を行い、カメラユニット43の駆動を制御する。また、プロセッサ装置11は、信号ケーブル45(図3参照)を介してカメラユニット43から出力された撮像信号を取得し、各種画像処理を施して画像データを生成する。プロセッサ装置11で生成された画像データは、プロセッサ装置11にケーブル接続されたモニタ26に観察画像として表示される。
図2に示すように、先端部16aには、流体噴射ノズルとしての送気送液ノズル27が設けられている。挿入部16及び手元操作部17の内部には、送気送液管28、処置具挿通管29が配されている。送気送液管28は、一端が送気送液ノズル27に連通している。送気送液管28の他端は、後述する合流部材70を介して送気管路28aと送液管路28bとに分岐している。送気管路28aと送液管路28bとは、手元操作部17に設けられた送気送液ボタン20のシリンダ20aに接続している。
送気送液ボタン20は、シリンダ20a、ピストン20b、操作キャップ20cを備えている。シリンダ20aは、送気管路28aを有する気体供給管73(図5参照)の他端と、送液管路28bを有する液体供給管74(図5参照)の他端とが接続されている。シリンダ20aには、送気装置13aに通じる送気源管路30の一端と、液体タンク13bに通じる送液源管路31の一端とが接続されている。送気装置13aは、電子内視鏡10による内視鏡検査時に気体を常時供給する。ピストン20bは、シリンダ20aに対して摺動可能となっており、シリンダ20aから突出する一端部に操作キャップ20cが連結されている。操作キャップ20cには、リーク孔(図示せず)が形成されている。
操作キャップ20cに対して術者の手指等が非接触状態の際、リーク孔を介して送気源管路30と外部大気とが連通している。リーク孔を閉塞状態にして送気操作を行うと、ピストン20b内の第1連通路を介して送気管路28a及び送気源管路30が連通する。これにより、送気装置13aが発生する気体が送気源管路30、送気送液ボタン20、送気管路28aを介して送気送液管28に送られる。また、操作キャップ20cを押し込んで送液操作を行うと、ピストン20bの外周面が送気管路28a及び送気源管路30の連通を遮断するとともに、ピストン20b内の第2連通路を介して送液源管路31及び送液管路28bが連通する。これにより、送気装置13aが発生する気体の圧力によって液体タンク13bから送液源管路31、送気送液ボタン20、送液管路28bを介して洗浄水が送気送液管28に送られる。送気送液ノズル27は、送気送液管28を介して供給された気体、洗浄水を送気送液ボタン20の切り換え操作により選択的に噴射する。
処置具挿通管29は、一端が処置具出口32に連通し、他端が処置具入口19に接続されている。処置具入口19は、注射針や高周波メスなどが先端に配された各種処置具が挿入され、処置具を挿入するとき以外は栓(図示せず)により塞がれている。また、処置具挿通管29からは、吸引管路33が分岐しており、この吸引管路33は、吸引ボタン21のシリンダ21aに接続している。
吸引ボタン21は、シリンダ21a、ピストン21b、操作キャップ21cを備えている。シリンダ21aは、吸引管路33の他に、吸引源管路34の他端が接続されている。吸引装置14は、電子内視鏡10による検査の際には常時作動する。ピストン21bは、シリンダ21aに対して摺動可能となっており、シリンダ21aから突出する一端部に操作キャップ21cが連結されている。操作キャップ21cを押し込んで吸引操作を行うと、ピストン21b内の連通路を介して吸引管路33及び吸引源管路34が連通する。これにより、吸引管路33及び処置具挿通管39の負圧吸引力が上昇して、処置具出口32から吸引が行われる。また、操作キャップ21cの押し込みを解除する遮断操作を行うと、ピストン21bの外周面が吸引管路33及び吸引源管路34の連通を遮断して処置具出口32からの吸引が停止する。
図3に示すように、先端部16aは、先端部本体35、この先端部本体35の先端側に装着されるキャップ状の先端キャップ36、観察窓37、2つの照明窓38a,38b(図4参照)、送気送液ノズル27、及び処置具出口32(図4参照)を備える。先端部本体35は、対物レンズユニット41、送気送液ノズル27、接続パイプ48、及びライトガイド46a,46b(図8A、図8B参照)などの各部品を保持する貫通孔35a,35bなどが挿入部16の軸方向に沿って形成されている。先端部本体35の基端は、湾曲部16bを構成する最も先端側に位置する湾曲駒(先端駒)50Aに連結されている。なお、図3及び図5においては、図面の煩雑化を防ぐため、処置具挿通管29、ライトガイド46a,46b等を省略している。
先端キャップ36は、先端部本体35の先端側を覆う先端板部36aと、先端部本体35の外周面を覆う円筒部36bとを有する。湾曲部16bの外周面を覆うアングルゴム58が先端部本体35まで延在し、アングルゴム58の先端と円筒部36bの基端とが突き合わされて端部同士が接着剤などにより固着されている。
図4に示すように、先端板部36aには、観察窓37、照明窓38a,38b、送気送液ノズル27を露呈させる貫通孔36d〜36g、及び処置具出口32が形成されている。図3に示すように、観察窓37は、カメラユニット43のカバーガラスを兼ねるもので、対物レンズユニット41の最先端側の対物レンズである。観察窓37を含む対物レンズユニット41の光学系は、鏡胴42に保持される。鏡胴42は、観察窓37の外周面の基端側を保持する。観察窓37は、外周面の先端側が先端キャップ36の貫通孔36dに嵌合する。
鏡胴42は、先端部本体35の貫通孔35aに嵌合するとともに、先端面が先端キャップ36の先端板部36aに突き当たって、観察窓37が先端板部36aの先端側から露呈する位置に配される。なお、観察窓37としては、対物レンズユニット41の最先端側に位置し、レンズ効果を有しないカバーガラスであってもよい。また、観察窓37は、対物レンズユニット41を構成するものでなくてもよく、単なるカバーガラスとして、先端キャップ36の貫通孔36dに嵌合固着されるものでもよい。
対物レンズユニット41は、対物レンズやプリズム41aからなり、光学系の光軸はプリズム41aによって90度屈曲される。撮像素子43aは、プリズム41aから像光が射出する射出面と撮像面が対面するように横置きに配置されている。回路基板44は、撮像素子43aを実装するとともに、撮像素子43aを駆動する駆動回路も実装する。回路基板44には、多芯ケーブルからなる信号ケーブル45が接続されている。信号ケーブル45は、挿入部16から手元操作部17を通ってユニバーサルコード18へ延びており、プロセッサ装置11に接続される。撮像素子43aは、例えばインターライントランスファ型のCCDからなり、対物レンズユニット41の光学系によって取り込まれた被写体像が撮像面に結像される。なお、撮像素子43aとしては、CCDに限らず、CMOSやその他のデバイスでもよい。
照明窓38a,38bは、照射レンズを兼ねており、体内の観察部位に光源装置12からの照明光を照射する。照明窓38a,38bは、ライトガイド46a,46b(図8A、図8B参照)の出射端が面している。ライトガイド46a,46bは、多数の光ファイバーを束ねて形成されている。このライトガイド46a,46bは、挿入部16、手元操作部17、ユニバーサルコード18、及びコネクタ24の内部を通り、光源装置12からの照明光を照明窓38a,38bに導く。なお、光源装置12から導く光としては、例えばレーザ光などの励起光でもよい。この場合、光源装置12からの励起光を単線の光ファイバーで導光し、先端部16aに配した蛍光体を発光させて照明光を照射する方式のものが好ましい。
送気送液ノズル27は、送気送液管28と接続パイプ48を介して接続される。接続パイプ48は、先端部本体35の貫通孔35bに嵌合して保持される。接続パイプ48の一端部には、送気送液ノズル27の基端部が外嵌され、他端部には、送気送液管28の一端部が外嵌する。送気送液ノズル27の先端側には、噴射筒部27aが形成されている。噴射筒部27aは、送気送液ノズル27の基端部から、例えば90度に曲折する方向に突出された筒状に形成されており、先端に噴射口27bを有している。
湾曲部16bは、直列に連結した複数個(例えば、16個)の湾曲駒50を有する。以下では、説明の都合上、複数の湾曲駒50のうち、湾曲部16bの最も先端側に位置するものを先端駒50A、湾曲部16bの最も基端側に位置するものを基端駒50Bとする。先端駒50Aは先端部本体35に固定され、基端駒50Bは軟性部16cに固定されている。湾曲駒50には、手元操作部17から軟性部16cを通って湾曲部16bへ延びる湾曲操作ワイヤ51(図3及び図5参照)が連結されている。
湾曲操作ワイヤ51は、上下用及び左右用の2組設けられており、それぞれの湾曲操作ワイヤ51の基端側は、手元操作部17に設けられた上下湾曲操作ノブ22及び左右湾曲操作ノブ23の操作に連動して回転するプーリに掛け回されている。上下湾曲操作ノブ22が回転操作されると、上下用の湾曲操作ワイヤ51が押し引きされて湾曲部16bが上下方向に湾曲動作し、左右湾曲操作ノブ23が回転操作されると、湾曲操作ワイヤ51が押し引きされて湾曲部16bが左右方向に湾曲動作する。これにより、先端部16aを体内の所望の方向に向けることができる。
図5に示すように、湾曲駒50は、金属製であり、複数の湾曲駒50は、各湾曲駒50の回動中心となる、連結ピン52によって連結されている。基端駒50Bは、軟性部16cの連結リング63と連結される。各湾曲駒50は、先端駒50Aと基端駒50Bとを除いて、先端側と後端側にそれぞれ、連結ピン52が挿通される一対の舌片53が設けられている。舌片53は、先端側において上下に設けられている場合には、基端側では左右に設けられるというように、上下と左右に交互に設けられている。隣接する湾曲駒50は、上下あるいは左右の舌片53同士が連結ピン52を介して連結される。
また、基端駒50Bを除く湾曲駒50の内周面には、上下用及び左右用の2組の湾曲操作ワイヤ51を湾曲部16b内でガイドするワイヤガイド54が形成されている。また、軟性部16c内には、湾曲操作ワイヤ51をガイドするガイド部材としてのコイルパイプ55が設けられている。
ワイヤガイド54には、湾曲操作ワイヤ51が摺動自在に挿通される。湾曲操作ワイヤ51の先端は、先端駒50Aにろう付けなどにより固定され、基端側は、手元操作部17まで延設されて、プーリに取り付けられる。上下湾曲操作ノブ22が回転操作されると、上下用の1組の湾曲操作ワイヤ51が押し引きされて、各湾曲駒50が、左右の舌片53に取り付けられた連結ピン52を中心に回動し、湾曲部16bが上下方向に湾曲する。左右湾曲操作ノブ23が回転操作されると、左右用の1組の湾曲操作ワイヤ51が押し引きされて、各湾曲駒50が上下の舌片53に取り付けられた連結ピン52を中心に回動し、湾曲部16bが左右方向に湾曲する。
湾曲駒50内には、信号ケーブル45、ライトガイド46a,46b、送気送液管28、処置具挿通管29(図8A、図8B参照)が挿通されている。湾曲駒50の外周は、ブレード56によって被覆される。ブレード56の端部外周面には、金属リング57が嵌合される。なお、図3及び図5においては、金属リング57はブレード56の基端部のみに設けられているが、ブレード56の先端部に設けてもよい。ブレード56の外周は、筒状に形成されたゴム製の外皮であるアングルゴム58が被せられる。ブレード56は、金属製の複数の素線が編組されて形成される網状体である。ブレード56は、連結された複数の湾曲駒50を被覆することで、各湾曲駒50の姿勢を安定させる。また、アングルゴム58は、その内周面がブレード56と接することで、密着力が向上する。
アングルゴム58の先端側は、先端部16aの先端部本体35も被覆する。アングルゴム58の先端は、例えば、糸(図示せず)が巻き付けられて先端部16aに固定される。糸が巻き付けられた箇所は、シール材や接着剤が塗布されて固められる。また、アングルゴム58の基端側は、軟性部16cの先端側まで被覆する。
基端駒50Bには、内部に固定部60を設けている。固定部60は、基端駒50Bの円筒部分の一部を内側に曲折させて形成された曲折部であり、コイルパイプ55の外周面を挟持して基端駒50Bに固定する。なお、固定部60は、固定ピンなどを使用してコイルパイプ55を固定する構成にしてもよい。
軟性部16cは、ステンレスなどの金属性の条帯を螺旋状に巻き回してなる螺旋管61と、螺旋管61の外周に被せられ、ステンレスなどの金属製の素線をネット状に編組した網状体であるブレード62と、ステンレスなどの金属製であり、ブレード62の両端部外周面に固着された連結リング63と、ブレード62の外周に押し出し成形により被覆された樹脂製の外皮64とを有する。連結リング63は軟性部16cの最も先端側及び基端側に位置する。先端側の連結リング63は湾曲部16bに連結され、基端側の連結リング63が手元操作部17に連結される。連結リング63は、ブレード62の外周に嵌合されており、一部がブレード62とともに外皮64で被覆されている。なお、軟性部16cの構成としては、ブレード62をなくし、螺旋管61の外周面に直接外皮64を被覆してもよい。
基端駒50Bの外周面は、先端側の連結リング63の内周面に嵌合する。湾曲部16bと軟性部16cとを連結する組立工程では、連結リング63の内周面に基端駒50Bの外周面を嵌合させるとともに、基端駒50B及び連結リング63を半田付けなどにより接合させている。なお、基端駒50B及び連結リング63の接合方法としては、半田付けに限らず、ネジ止めや、金属部品を係合するなどの接合方法でもよい。
合流部材70は、挿入部16の内部に配されている。図6に示すように、この合流部材70は、分岐管部71a,71bと、合流管部72とを有する。分岐管部71a,71bは、合流部材70の基端側が2つに分岐して形成されている。分岐管部71aの外周面には、送気管路28aを有する気体供給管73の内周面が外嵌し、分岐管部71bの外周面には、送液管路28bを有する液体供給管74の内周面が外嵌する。これにより、気体供給管73及び液体供給管74は、分岐管部71a,71bに連通している。なお、図6においては、図面の煩雑化を防ぐため、ブレード56、金属リング57、アングルゴム58などを省略している。
合流管部72は、分岐管部71a、71bの先端側に連設している。この合流管部72は、外周面に送気送液管28の内周面が外嵌され、送気送液管28と連通する。これにより、合流部材70は、接続パイプ48、及び送気送液管28を介して送気送液ノズル27と連通する。合流管部72は、一方の分岐管部71aと一直線状に形成されている。他方の分岐管部71bは、合流管部72及び分岐管部71bの外周面に接合され、且つ90度屈曲しており、分岐管部71bの基端部は、合流管部72及び分岐管部71aと平行に配されている。送気送液管28、気体供給管73及び液体供給管74としては可撓性、耐潰性を有するチューブを用いる。
挿入部16内における合流部材70の位置は、送気送液管28の長さによって決まる。図7Aに示すように、湾曲部16bが直線状態では、送気送液管28も直線状態である。そして、直線状態の送気送液管28の他端に連通する合流部材70は、分岐管部71a,71b及び合流管部72がともに軟性部16c内に配され、また、合流管部72の先端が連結リング63内に配され、且つ合流管部72の一部と分岐管部71a,71bとが軟性部16c内に配されることもある。そして、図7Bに示すように、湾曲操作ノブ22,23の操作により湾曲部16bが最大湾曲状態になると、湾曲部16bとともに送気送液管28が湾曲する。なお、ここでいう最大湾曲状態とは、上下方向及び左右方向のうち、いずれか一方で湾曲動作した際、湾曲部16bの曲率半径が最小の状態をいう。この最大湾曲状態となった送気送液管28の他端に連通する合流部材70は、挿入部16の先端側に引き込まれる。符号Mは、湾曲部16bとともに最大湾曲状態となった送気送液管28によって引き込まれる合流部材70の移動量を示す。そして、送気送液管28は、湾曲部16bの湾曲によって合流部材70が移動量Mで引き込まれる際に、合流管部71が連結リング63内に留まる長さLを有する。なお、ここでいう「連結リング63内に留まる」状態とは、連結リング63の内部であればどの位置でもよく、連結リング63の内周面に嵌合した基端駒50Bの基端部内でもよい。また、合流管部72の一部でも連結リング63内に留まればよく、合流管部72の先端側が基端駒50B内に進入したとしても、合流管部72の一部が連結リング63内に留まればよい。
送気送液管28及び合流部材70の具体的な構成としては、送気送液管28の長さLを、例えば65mm以上100mm以下とすると、合流部材70が引き込まれる移動量Mは、3mm以上10mm以下である。連結リング63の筒心方向の長さDは、例えば15mmである。この場合、湾曲部16bが直線状態の際、合流管部72の先端が連結リング63の基端面と同じ位置、あるいは一部が連結リング63内にあったとしても、移動量Mが連結リング63の長さDよりも小さいため、合流管部72が連結リング63内に留まる。
合流部材70は、上述したように送気送液管28の長さLによって位置が決まるととともに、湾曲部16b及び軟性部16c内の内蔵物によって、位置が規制される。図8Aに示すように、基端駒50Bの内部に挿通される内蔵物として、信号ケーブル45、ライトガイド46a,46b、処置具挿通管29、湾曲操作ワイヤ51が挿通されたコイルパイプ55、固定部60、送気送液管28を有する。コイルパイプ55及び固定部60は基端駒50Bの内周面に沿った位置に配されている。
基端駒50B内の内蔵物のうち、処置具挿通管29は固定部60の間隔よりも外径が大きいため、固定部60と当接することにより基端駒50Bの内周面から離れて中央寄りの位置に配されている。また、ライトガイド46a,46b、送気送液管28は、固定部60の間隔よりも外径が小さいため固定部60に当接することなく、基端駒50Bの内周面に沿って配されている。また、信号ケーブル45は、固定部60の間隔よりも外径が小さいが、ライトガイド46a,46bに挟まれた位置にあるため、固定部60と当接し、基端駒50Bの内周面から離れて処置具挿通管29と当接する位置に配されている。固定部60が配され、信号ケーブル45、処置具挿通管29が中央寄りの位置に配されることにより、基端駒50Bの内部には、合流管部72または合流管部72に外嵌した送気送液管28が進入する空間を有しているが、これらの2倍の断面積を有する分岐管部71a,71bまたは分岐管部71a,71bに外嵌した気体供給管73及び液体供給管74を配置することはできない。なお、図8Aにおける2点鎖線は、分岐管部71a,71bの断面を示すものであり、処置具挿通管29、ライトガイド46a,46b、固定部60などに当接するため、基端駒50B内への分岐管部71a,71bの進入が規制される。
図8Bに示すように、軟性部16cに挿通される内蔵物としては、信号ケーブル45、ライトガイド46a,46b、処置具挿通管29、湾曲操作ワイヤ51が挿通されたコイルパイプ55、分岐管部71a,71bまたは気体供給管73及び液体供給管74を有する。軟性部16cまたは連結リング63の内部、且つ基端駒50Bよりも基端側の位置では、固定部60が無い分、基端駒50Bの内部に対して充填率に余裕があり、処置具挿通管29、信号ケーブル45を内周面付近に配置することができる。このため、軟性部16cまたは連結リング63の内部に、分岐管部71a,71bまたは気体供給管73及び液体供給管74を配置することができる。
上記構成の作用を説明する。内視鏡システム2の検査準備が完了した後は、撮像素子43aが作動するとともに、送気装置13aによる送気と、吸引装置14による吸引が常時行われる。そして、準備完了後、体内、例えば消化管内に挿入部16が挿入される。光源装置12からの光は、ユニバーサルコード18、挿入部16内のライトガイド46a,46b、先端部16aの照明窓38a,38bを通って、消化管内の観察部位に照射される。先端部16a内の撮像素子43aは、消化管内を撮影して撮像信号を出力する。この撮像信号は、挿入部16内の信号ケーブル45、ユニバーサルコード18を介してプロセッサ装置11に入力され、モニタ26に表示される。
観察窓37に汚れが付着した際、送気送液ボタン20の送液操作により送気送液ノズル27の噴射口27bから洗浄水を噴射して、観察窓37を洗浄する。観察窓37の洗浄後、さらに送気送液ボタン20の送気操作により噴射口27bから空気を噴射して観察窓37に残った洗浄水が吹き飛ばされる。上述したように、送気送液管28は、湾曲部16bの湾曲によって合流部材70が移動量Mで引き込まれる際、合流部材70が連結リング内に留まる長さLを有する。すなわち、送気送液管28の長さLとしては十分に短縮可能であり、洗浄水の送液後に送気送液管28内に付着した水滴が、直ちに送気された空気によって吹き飛ばされるとともに、送気送液管28内における洗浄水の残留を防止することができる。これにより、送気操作時に、気体と共に液滴が送気送液ノズル27から噴射され観察窓37に付着することを防止できる。
一方、内視鏡システム2で体内の観察を行う際、湾曲部16bを湾曲させて先端部16aの向きを変えることがある。上述したように、湾曲部16bが最大湾曲状態になったとしても、合流管部72が連結リング63内に留まり、分岐管部71a,71bが基端駒50B内に進入することを規制する。このため、内部の充填率の高い基端駒50B内には、送気送液管28または合流管部72が進入するが、分岐管部71a,71bまたは気体供給管73及び液体供給管74の進入は防ぐことができる。分岐管部71a,71bの合計断面積または気体供給管73及び液体供給管74の合計断面積に対して、送気送液管28または合流管部72の断面積のほうが小さいため、基端駒50B内の充填率を高めることが無い。これにより、湾曲部16bの湾曲動作を妨げることがない。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、信号ケーブル45、ライトガイド46a,46b、処置具挿通管29、コイルパイプ55、固定部60などの内蔵物の配置によって、分岐管部71a,71bの位置を規制する例で説明している。しかし、これに限るものではなく、図9に示す第2実施形態の挿入部を構成する基端駒75のように、固定部60から合流部材70に向かって突出させた突出部76を一体に形成してもよい。挿入部16内の内蔵物は湾曲部16bの湾曲操作や軟性部16cの挿入形状によって、僅かに動くため、上記第1実施形態では分岐管部71a,71bが基端駒50B内に進入できる空間が生じる可能性があり得るが、この第2実施形態では、図10に示すように、突出部76を分岐管部71bに当接させることによって、分岐管部71a,71bが基端駒50B内へ進入することを確実に規制する。
<第3実施形態>
また、分岐管部71a,71bの位置を規制する別の例としては、図11に示す第3実施形態のように、コイルパイプ55と合流部材70との間に付勢部材としてのバネ80を設けてもよい。この場合、バネ80は、一端をコイルパイプ55に巻き付け、他端を合流管部72に巻き付けて取り付けられる。これにより、湾曲部16bの湾曲によって合流部材70が引き込まれる際、バネ80が合流部材70を軟性部16c基端側へ付勢する。このバネ80の付勢によって、分岐管部71a,71bが基端駒50B内へ進入することを規制するとともに、湾曲部16bを直線状態にした際の合流部材70の位置に戻すことができる。なお、バネ80のコイルパイプ55及び合流部材70への取り付けとしてはろう付けや半田付けなど他の取り付け方法でもよい。また、この第3実施形態は、上記第1及び第2実施形態と組み合わせてもよく、すなわち、上記第1実施形態の固定部60または第2実施形態の突出部76が分岐管部71a,71bの位置を規制し、且つバネ80が合流部材70を付勢してもよい。
上記各実施形態においては、合流部材70としては、合流管部72と一直線状に形成された一方の分岐管部71aの外周面に、他方の分岐管部71bが接合され、且つ90度屈曲する例で説明しているが、これに限らず、合流管部に対して一対の分岐管部が同じ角度で屈曲し、且つ分岐管部が互いに対称な方向に配されるY字形状の合流部材に形成してもよい。
上記各実施形態においては、合流部材70、送気送液管28、気体供給管73及び液体供給管74をそれぞれ別部材で設けて接続させているが、合流部材70、送気送液管28、気体供給管73及び液体供給管74を一体に形成してもよい。すなわち、合流管部の先端側に送気送液管28を、分岐管部の基端側に気体供給管73及び液体供給管74を一体に形成するものである。また、この場合も、湾曲部16bの湾曲によって合流部材が引き込まれる際、合流管部の一部でも連結リング63内に留まればよい。また、上記各実施形態では、気体供給管73及び液体供給管74が、直接シリンダ20aに接続されているが、これに限らず、気体供給管73及び液体供給管74とシリンダ20aとの間に別のチューブを介して接続してもよい
上記各実施形態においては、撮像素子を用いて被検者の体内の状態を撮像した画像を観察する電子内視鏡を例に上げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、光学的イメージガイドを採用して被検者の体内の状態を観察する内視鏡にも適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
10 電子内視鏡
16 挿入部
16a 先端部
16b 湾曲部
16c 軟性部
17 手元操作部
22 上下湾曲操作ノブ
23 左右湾曲操作ノブ
27 送気送液ノズル
28 送気送液管
37 観察窓
50 湾曲駒
50B,75 基端駒
51 湾曲操作ワイヤ
55 コイルパイプ
60 固定部
63 連結リング
70 合流部材
71a,71b 分岐管部
72 合流管部
73 気体供給管
74 液体供給管
76 突出部
80 バネ

Claims (6)

  1. 先端から順に、先端部、湾曲部、軟性部を有する内視鏡用挿入部であって、
    前記先端部に設けられ、気体、液体を噴射するための流体噴射ノズルと、
    外部の送気送液装置から、気体及び液体を供給するための気体供給管及び液体供給管と、
    前記湾曲部に設けられ、直列に連結された複数の湾曲駒と、
    前記軟性部の最も先端側に設けられ、前記湾曲駒のうち、最も基端側に位置する基端駒と連結される連結リングと、
    基端側が分岐して前記気体供給管及び前記液体供給管にそれぞれ連通する分岐管部、前記分岐管部に連設される合流管部を有する合流部材と、
    前記流体噴射ノズルと前記合流管部とを連通し、前記湾曲部の湾曲によって前記合流部材が先端部側に引き込まれる際に、前記合流管部が前記連結リングに留まる長さを有する送気送液管と、
    前記合流部材とともに、前記湾曲部及び前記軟性部に挿通される内蔵物とを備え、
    前記基端駒の内部は、前記合流管部または前記合流管部に外嵌した前記送気送液管が進入する空間を有し、且つ前記内蔵物が前記分岐管部と当接して前記基端駒内への前記分岐管部の進入を規制する内視鏡用挿入部。
  2. 先端から順に、先端部、湾曲部、軟性部を有する内視鏡用挿入部であって、
    前記先端部に設けられ、気体、液体を噴射するための流体噴射ノズルと、
    外部の送気送液装置から、気体及び液体を供給するための気体供給管及び液体供給管と、
    前記湾曲部に設けられ、直列に連結された複数の湾曲駒と、
    前記軟性部の最も先端側に設けられ、前記湾曲駒のうち、最も基端側に位置する基端駒と連結される連結リングと、
    基端側が分岐して前記気体供給管及び前記液体供給管にそれぞれ連通する分岐管部、前記分岐管部に連設される合流管部を有する合流部材と、
    前記流体噴射ノズルと前記合流管部とを連通し、前記湾曲部の湾曲によって前記合流部材が先端部側に引き込まれる際に、前記合流管部が前記連結リング内に留まる長さを有する送気送液管と、
    前記湾曲部を湾曲操作するための湾曲操作ワイヤと、
    前記湾曲操作ワイヤをガイドするガイド部材と、
    前記基端駒の内部に設けられ、前記ガイド部材を固定する固定部とを備え、
    前記固定部と前記分岐管部とが当接して前記基端駒内への前記分岐管部の進入を規制する内視鏡用挿入部。
  3. 前記固定部は、前記基端駒の円筒部分の一部を内側に曲折させて形成された曲折部であり、前記曲折部と一体に形成され、前記合流部材に向かって突出させた突出部を有しており、
    前記固定部は、前記突出部が前記分岐管部と当接して前記基端駒内への前記分岐管部の進入を規制する請求項2記載の内視鏡用挿入部。
  4. 前記ガイド部材と前記合流部材との間に設けられ、前記合流部材を前記軟性部基端側へ付勢して前記基端駒内への前記分岐管部の進入を規制する付勢部材を備える請求項2また3記載の内視鏡用挿入部。
  5. 前記送気送液管、前記液体供給管、前記気体供給管、及び前記合流部材は、一体に形成されている請求項1ないし4いずれか1項記載の内視鏡用挿入部。
  6. 請求項1ないし5いずれか1項記載の内視鏡用挿入部と、前記内視鏡用挿入部に連設される手元操作部と、湾曲部の湾曲操作を行う湾曲操作部材とを備える内視鏡。
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