JPS6041208Y2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPS6041208Y2
JPS6041208Y2 JP11828880U JP11828880U JPS6041208Y2 JP S6041208 Y2 JPS6041208 Y2 JP S6041208Y2 JP 11828880 U JP11828880 U JP 11828880U JP 11828880 U JP11828880 U JP 11828880U JP S6041208 Y2 JPS6041208 Y2 JP S6041208Y2
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JP
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protruding
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JP11828880U
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JPS5742802U (ja
Inventor
浩司 神原
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は先端ノズルの構造を改良した内視鏡に関する。
一般に、内視鏡の挿入部を患者の体腔内に挿入すると、
挿入部の先端における観察窓の外表面に血液や粘液など
の異物が付着し、これによって明瞭な観察が妨げられる
このため、使用中その観察窓の外表面を洗浄する必要が
ある。
そこで、従来の内視鏡では挿入部の先端に観察窓の外表
面に向けて開口する先端ノズルを設け、この先端ノズル
を通じてまず洗浄水を吹き付け、この後に同じくその先
端ノズルから空気を吹き付けて観察窓の外表面に残る水
滴を除去し、かつ乾操させるようになっている。
ところで、最近の内視鏡は対物レンズの広角化、挿入部
の細径化の方向にあるため、その観察窓のカバーガラス
と先端ノズルとの間の実質的な距離はますます狭くなる
傾向がある。
そして先端ノズルが観察視野内に入るのを防ぐため、先
端ノズルの突出高さ、およびノズル中心から噴出口先端
までの長さを極力小さくしなければならなかった。
そこで、従来、第1図で示すような構造の先端ノズルが
提案されている。
すなわち、これは先端構成部1の本体2に被着する先端
フード3に突出部4を設け、この突出部4と本体2の先
端面との間で流路5の方向を観察窓6のカバーガラス7
の外表面側に向けたものである。
しかしながら、この方式のものであっても先端ノズルの
突出高さを低くし、かつ汚物等が詰らないようにその噴
出口路をできるだけ大きくしようとすると、その突出部
分の部材の肉厚を異常に薄くしなければならないため、
製作上非常に難かしくなる。
さらに、第1図で示すように製作上のわずかな誤差によ
って流路5中に段差部Aが生じ、この段差部Aには送水
時の水が溜って残りやすくなっている。
そして、この段差部Aに溜った水は送気の際において少
しずつ排出され、観察窓6の外表面に飛び散り付着して
観察視野を妨げる欠点があった。
一方、第2図および第3図で示すような先端ノズル8が
すでに出願(特願昭54−13920号)されている。
この先端ノズル8はパイプ9の一端部ヲ偏平に形成し、
その先端をノズル口10とするとともに、上記端部をな
めらかに彎曲させようとするものであるが、もともと先
端ノズル8は非常に小さいものであるため、製作する際
にその屈曲部11がパイプ9の内部に喰い込み、異常に
狭い部分12が生じる。
そして、この狭い部分12に汚物等が詰りやすくなる欠
点がある。
また、第2図で示すように先端構成部13に取り付けた
ときにはその先端面とノズル口10との間に段差部Bが
生じてここに水が溜りやすく、上記従来例と同様に観察
視野に悪影響を及ぼす不都合がある。
さらに、この形成の先端ノズル8を作るためには加工上
の制約から金属パイプしか使用することしかなく、その
ため高周波処置具を使用するような場合には先端構成部
13との間に電気絶縁性の部材を介在させなければなら
ず、製作がむしろ面倒になるものである。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは簡単な構成でありながら先端ノズルの内
部に汚物等の異物が詰りにくく、かつ送水を行なったと
きその先端ノズルの内部あるいは周辺に水が残りにくい
構成とし、良好な送気送水と、明瞭な観察視野を確保で
きる内視鏡を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を第4図ないし第7図にもとつ
いて説明する。
第4図中21は内視鏡であり、この内視鏡21は操作部
22に挿入部23を連結してなり、上記操作部22には
彎曲操作ノブ24、接眼部25、送気送水切換え用弁の
釦26、吸引操作弁の釦27および鉗子挿入口28が設
けられている。
さらに、操作部22にはライトガイドケーブル29が連
結されており、このライトガイドケーブル29の先端に
は光源装置(図示しない。
)に装着できるコネクタ30が取り付けられている。
また、コネクタ30には送水タンク31を接続できるソ
ケット32が設けられている。
上記挿入部23は可撓管33の先端に彎曲管34を介し
て先端構成部25を連結してなり、その彎曲管34は操
作部22の彎曲操作ノブ24を操作することにより遠隔
的に彎曲操作されるようになっている。
上記先端構成部35は第5図で示すように構成されてい
る。
すなわち、本体36の先端面37に照明窓38および観
察窓39を設けてなり、さらに、上記観察窓39の側方
には先端ノズル40が設けられている。
上記照明窓38はカバーガラス41を設けてなり、この
カバーガラス41の内側には光学繊維束からなるライト
ガイド42の先端が配置されている。
ライトガイド42は挿入部23、操作部22およびライ
トガイドケーブル29内を通じてコネクタ30のガイド
管43に達している。
また、観察窓39はレンズを形成するカバーガラス44
によって構されており、このカバーガラス44の外表面
45は本体36の先端面37と一致し、連続する平坦面
になっている。
さらに、カバーガラス44の内側には対物レンズ46・
・・・・・が設置され、この対物レンズ46・・・・・
・によって観察窓39から見える視野像を後述するイメ
ージガイド47の先端面に結像するようになっている。
上記イメージガイド47は光学繊維束からなり、これは
挿入部23および操作部22内を通じて接眼部25に導
びかれ、その接眼部25の光学系に連結されている。
一方、上記先端ノズル40は第6図および第7図で示す
ようにたとえば金属製のパイプ48によって形成されて
いる。
すなわち、そのパイプ48の一端部をノズル本体49と
するとともに、他端部をノズル本体49から延出する突
出先端部50として、この突出先端部50を一側方にな
めらかに彎曲してなり、さらにその彎曲する内側部分を
除去して開口部分51を形成したものである。
そして、ノズル本体49の先端から連続して延出する突
出先端部50を観察窓39側に向けるようになめらかに
彎曲するとともに、その彎曲する内側部分を除去してな
る開口部分51を先端構成部35の本体36側に対向さ
せて取り付ける。
なお、先端ノズル40のノズル本体49は第5図で示す
ように先端構成部35の本体36に形成した取付は孔5
2に対して取付はリング53を介して嵌め込まれるとと
もに、接着を兼ねた充填材54によって密に取り付は固
定されている。
また、充填材54はその取付は孔52と先端ノズル40
との間に隙間や段差などが生じないように充填してあり
、さらに、この充填材54によって突出先端部50にお
ける開口部分51の端縁間を結ぶ面上でその開口部分5
1を閉塞するようにしである。
しかして、突出先端部50の先端のみが開口し、これを
噴出口55とするものである。
したがって、噴出口55は連続的に本体36の先端面3
7に連なるとともにカバーガラス44の外表面45に向
って開口する。
なお、上記先端ノズル40のノズル本体49には送気送
水用のチューブ56が接続されている。
また、このチューブ56は挿入部23、操作部22およ
びライトガイドケーブル29にわたって挿入配置されて
いて、送水タンク31および光源装置側の送気ポンプに
接続されるようになっている。
さらに、チューブ56に対する送気送水の断続切換え操
作は前述した釦26を操作することによって行なうこと
ができるようになっている。
そこで、上記内視鏡21の使用中において観察窓39に
おけるカバーガラス44の外表面45に血液や粘液など
の異物が付着したときには上記釦26を操作し、まず送
水することにより先端ノズル40の噴出口55から洗浄
水をカバーガラス44の外表面45に吹き付ける。
このようにしてカバーガラス44の外表面45に付着し
た異物を洗い落した後、今度は送気に切り換え、先端ノ
ズル40の噴出口55から空気を吹き付け、カバーガラ
ス44の外表面45に残る水滴を吹き飛ばして除去する
とともに、乾燥させるのである。
なお、上記実施例では先端ノズル40をパイプ48から
一体に形成したが、本考案はこれに限定されるものでは
ない。
たとえば第8図および第9図で示すように先端ノズル5
7を構成してもよい。
すなわち、これは保護パイプ58からなるノズル本体5
9に別部材からなる突出先端部60を接着等によって取
付は固定したものである。
このようにすれば突出先端部60をモールド加工などに
よって容易に製作できる。
また、その突出先端部60を合成樹脂などの電気的絶縁
物質で作れば、先端構成部35と先端ノズル57間の電
気的絶縁を簡単に遠戚できる。
したがって、高周波処置具を使用する場合においての安
全性を高めることができる。
以上説明したように本考案は先端ノズルの突出先端部を
観察窓側に向けるようになめらかに彎曲するとともに、
その彎曲する内面側部分を切除してなるから、その彎曲
する屈曲部などに異常に狭い部分が形成されないので、
汚物などの異物が詰る現象を防止できる。
つまり、観察窓が洗浄不能になることが防止できるため
、術者は安心して使用できる。
また、先端ノズルの彎曲する突出先端部の内側部分を切
除してなるから、送水時における水が円滑に流れるとと
もに、すみやかに排出され、水が溜ることがない。
したがって、送気後もしばらくたっても水滴が飛び続け
ることがなく、すみやかに観察窓の外表面の水滴を除去
腰かつ乾燥させることができる。
そして、すみやかに良好な観察視野が得られるため、検
査臨床時間の短縮化に寄与し、術者、患者の負担を軽減
できる。
さらに、本考案でのノズル内はなめらかに彎曲しており
、このため、洗浄水の流れは、スムーズであり、管路抵
抗による圧力損失がなく、勢いよく出るので洗浄効果が
高く、しかも残本がない。
また、本考案の噴出口は、ノズルの先端部と内視鏡の先
端構成部の面とて形成されるのでノズルの突出量は極め
て小さくなり、ノズルが視野のさまたげになることはな
いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の内視鏡における先端ノズル部分の断面図
、第2図は先願に係る内視鏡における先端ノズル部分の
断面図、第3図は同じくその先端ノズルの正面図、第4
図は本考案に係る内視鏡の斜視図、第5図は同じくその
挿入部の先端部分の側断面図、第6図は同じくその先端
ノズルの正面図、第7図は同じくその先端ノズルの側断
面図、第8図は本考案の他の実施例における先端ノズル
の正面断面図、第9図は同じくその先端ノズルの側断面
図である。 21・・・・・・内視鏡、23・・・・・・挿入部、3
5・・・・・・先端構成部、36・・・・・・本体、3
7・・・・・・先端面、39・・・・・・観察窓、44
・・・・・・カバーガラス、45・・・・・・外表面、
49・・・・・・ノズル本体、50・・・・・・突出先
端部、51・・・・・・開口部分、55・・・・・・噴
出口、59・・・・・・ノズル本体、60・・・・・・
突出先端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入部の先端構成部に観察窓とこの観察窓の外表面に向
    けて洗浄水と空気を吹き付ける先端ノズルとを備えた内
    視鏡において、上記先端ノズルは流路を形成する突出先
    端部を観察窓側に向けるようになめらかに)弯曲すると
    ともに、その彎曲する内側部分を除去し、この除去した
    開口部分の一部が内視鏡先端構成部より突出するように
    上記先端ノズルを上記先端構成部に埋設し、洗浄水の噴
    出口を上記突出先端部の上縁部と上記先端構成部の先端
    面とで形成したことを特徴とする内視鏡。
JP11828880U 1980-08-21 1980-08-21 内視鏡 Expired JPS6041208Y2 (ja)

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JP11828880U JPS6041208Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 内視鏡

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JP11828880U JPS6041208Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 内視鏡

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Publication Number Publication Date
JPS5742802U JPS5742802U (ja) 1982-03-09
JPS6041208Y2 true JPS6041208Y2 (ja) 1985-12-14

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ID=29479002

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JP11828880U Expired JPS6041208Y2 (ja) 1980-08-21 1980-08-21 内視鏡

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JPS5990543A (ja) * 1982-11-17 1984-05-25 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡

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JPS5742802U (ja) 1982-03-09

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