JPH04158826A - 内視鏡用湾曲管 - Google Patents

内視鏡用湾曲管

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Publication number
JPH04158826A
JPH04158826A JP2286597A JP28659790A JPH04158826A JP H04158826 A JPH04158826 A JP H04158826A JP 2286597 A JP2286597 A JP 2286597A JP 28659790 A JP28659790 A JP 28659790A JP H04158826 A JPH04158826 A JP H04158826A
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JP
Japan
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wire
joint piece
mounting hole
endoscope
receiver
Prior art date
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Pending
Application number
JP2286597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kishi
孝浩 岸
Masaaki Nakazawa
中沢 雅明
Tsuguhisa Sasai
笹井 嗣久
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04158826A publication Critical patent/JPH04158826A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、組立て容易で、確実にアングルワイヤを保持
する内視鏡用湾曲管に関する。
〔従来の技術〕
近年、体腔内に細長な挿入部を挿入することにより体腔
内の臓器を観察したり、必要に応じ処置具チャンネル内
に挿入した処置具を用いて各種治療処置のできる内視鏡
が広く用いられている。
ところで、一般に内視鏡は、挿入部と操作部とからなり
、挿入部は操作部側から可撓管部、湾曲部から構成され
ている。前記湾曲部は、湾曲管の外周にブレード(網管
)及び外皮の順で覆っている。そして、総組部に設けら
れた湾曲操作ノブにより、アングルワイヤを牽引・弛緩
して湾曲部が湾曲するようになっている。
前記アングルワイヤは、湾曲部に内設した関節駒の内面
に固定された金属パイプ(ワイヤ受け)に挿通されいる
。従って、アングルワイヤは、蛇行せず、円滑かつ安定
した湾曲操作を行うことができるようになっている。そ
して、ワイヤ受けは、ロー付けにより関節駒へ固定して
いる。
また、実公昭57−8801号公報に記載のように、ワ
イヤ受けの固定方法には、各関節駒の連結部の孔へワイ
ヤ受けを挿入し、カシメているものが提案されている。
さらに、特開昭63−30923号公報には、一方の関
節駒の連結部である耳状突起部を折り曲げ、この折り曲
げ部にワイヤ挿通孔を設ける一方、折り曲げ部を他方の
関節駒の連結孔へ組み入れ、折り曲げ部のガイド孔へア
ングルワイヤを挿通するものも記載されている。
あるいは、特公昭61−568号公報には、関節駒の後
端縁にスリットを設ける一方、ワイヤ受けに係合溝を設
けて、スリットと係合溝とを係合し、その摩擦力により
関節駒とワイヤ受けとを固定するものも提案されている
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、ワイヤ受けをロー付は固定しているものは、固
定位置の精度が要求され、組み立て作業の面で非常に手
間がかかるものであった。
また、実公昭57−8801号公報に記載のものでは、
多数のワイヤ受をカシメるので、湾曲管へ固定する作業
が前記同様に手間がかかる、面倒なものであった。そし
て、大径のチャンネルを内股する内視鏡の場合には、ワ
イヤ受けを90度以外の位置に設けなければならなが、
回動する支点となる関節軸にワイヤ受けを固定するとい
う必要から、この方法を用いることができない制約があ
る。
一方、特開昭63−30923号公報に記載のものでは
、湾曲時に耳状突起部のワイヤ挿通孔と、ワイヤとが折
れ曲がった状態となり、ワイヤの進退によりワイヤ受け
が摩耗したり、ワイヤが切れたりする。
また、ワイヤ受けが摩耗した場合には、ワイヤの進退が
円滑に行われなくなり、摩擦抵抗の増大により耳状突起
部が破断することも考えられる。
さらに、特公昭61−5689公報に記載のものは、関
節駒のスリットと、ワイヤ受けの係合溝との摩擦力によ
りる固定方法のため、ワイヤの牽引・弛緩動作による摩
擦力の方が勝り、簡単にワイヤ受けが脱落するという欠
点がある。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであり、関
節駒への組み付けが容易で、簡単な精成のもので、かつ
確実にワイヤ受けを関節駒に保合・保持することができ
る内視鏡用湾曲管を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の内視鏡用湾曲管は、内視鏡の湾曲部に内設され
て互いに回動自在に連結された複数の関節駒を有し、操
作ワイヤに応動して湾曲するものであって、前記関節駒
に貫設された装着孔と、前記操作ワイヤが挿通されるワ
イヤ挿通孔を有し、前記関節駒の装着孔に挿入され乞ワ
イヤ受け部材とを備えると共に、前記ワイヤ受け部材は
、前記装着孔に挿入された後に回転されることにより、
前記ワイヤ受け部材が前記関節駒から脱落しないように
、前記関節駒の装着孔の周辺部を挾み込む固定部を有し
ている。
〔作用〕
前述した精成による本発明の内視鏡用湾曲管は、各関節
駒の装着孔へワイヤ受け部材を挿入しかつ回転すること
により、ワイヤ受け部材の固定部が関節駒の装着孔の周
辺部を挾み込み、ワイヤ受け部材が関節駒に固定される
。そして、ワイヤ受け部材のワイヤ挿通孔へ操作ワイヤ
を挿通ずると、ワイヤ挿通孔が操作ワイヤを保持する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図ないし第18図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡の湾曲機構の椙成図、第2図は関節駒の説
明図、第3図はワイヤ受けの正面図、第4図は関節駒へ
ワイヤ受けを装着し、回転する以前の状態における第1
図のA−Ai断面図、第5図は関節駒へワイヤ受けを装
着し、回転した状態における第1図のA−A@断面図、
第6図は第5図のC−C線断面図、第7図は第1図のB
−B線階段断面図、第8図はファイバー式内視鏡の斜視
図、第9図は電子内視鏡システムの全体図、第10図は
内視鏡先端部における操作ワイヤの固定状態を示す説明
図、第11図は第10図のD−DI!断面図、第12図
は第10図のE方向矢視図、第13図は内視鏡先端部に
おける操作ワイヤの固定方法を示す説明図、第14図(
A)、(I3)は内視鏡先端部における操作ワイヤの固
定方法を示す説明図、第15図は内視鏡先端部における
操作ワイヤの固定方法を示す説明図、第16図は第17
図のF−F線断面図、第17図は内視鏡先端部の正面図
、第18図は内視鏡先端部に設けるノズルの説明図であ
る。
可視管部を有するな内視鏡には、光学式ファイバー内視
鏡と電子内視鏡とがある。
第8図には、光学式ファイバー内視鏡を示している。こ
の光学式ファイバー内視鏡1は、手元側の操作部2から
前方に、患者の体腔内へ挿入する挿入部3を延設し、こ
の挿入部3は先端から順次先端構成部6と、湾曲部5と
可撓管部4とから構成され、さらに操作部2の側部より
ユニバーサルコード10を延設している。前記操作部2
の後端部には、接眼部8が設けられ、内視鏡像を肉眼観
察できるようになっている。また、前記操作部2の側部
には、送気・送水釦9a及び吸引釦9bを設け、さらに
、前記湾曲部5を湾曲操作するための操作ノブ7を備え
ている。
前記湾曲部5は、第1図に示すように、短p1円筒状を
した関節駒25を連結部で交互に多数連結した湾曲管2
6を内設している。そして、第1図及び2図に示すよう
に、この関節駒25の一端部には、一対の連結部27を
周方向に180度の位置で突設し、かつ他端部に前記連
結部27に対して90度の位置に一対の連結部28を突
設してbする。また、一端部に一対の連結部27を突設
している最先端の関節駒25aは、その本体を前記先端
部6に固設している。一方、図示しない最後端の関節駒
は、一対の連結部を突設し、その本体を可視管部4に固
設している。前記連結部27及び前記連結部28は、そ
れぞれの支軸29によって軸着されている。すなわち、
この湾曲管26は、上下・左右方向に回動できるように
連結されてり)る。
前記関節駒25の内側には、前記湾曲管26を湾曲させ
るための4つの操作ワイヤ30を張設している(図中、
1つは省略されている)、この操作ワイヤ30の先端に
は、例えば、ロー付けまたはレーザ溶接等で固着したテ
ーバ部30aを設けている。一方、前記関節駒25aの
内周面には、テーパ孔25cを設けているワイヤ固定部
25bを突設している。ワイヤ固定部25bのテーパ孔
25cは、前記操作ワイヤ30のテーバ部30aと嵌合
し、操作ワイヤ3.0を回動自在に固定するようになっ
ている。尚、符号31は、前記先端構成部6に装着され
る先端枠を示している。この先端枠31は、関節駒25
aに嵌合するようになっている。
また、操作ワイヤ30の固定については、下記のように
行ってもよい、第14図(A>、(B)に示すように、
操作ワイヤ30の先端はリング状に形成し、このリング
へ前記先端枠31に螺合する固定ねじ32を挿通し、先
端枠31と前記関節駒25aとで固定ねじ32が固定さ
れることによりに、操作ワイヤ30を固定するものであ
る。
あるいは、第15図に示すように、操作ワイヤ30の先
端にはボルト30bを設け、このボルト30bが先端枠
31に設けた雌ねじ部と螺合することにより、操作ワイ
ヤ30を固定するようにしてもよい。
尚、第1図に示す湾曲管26の関節駒25は、金属製の
ものであるが、第10図ないし第13図に示すように、
プラスチック等の合成樹脂からなる一体の湾曲管35を
有するする内視鏡もあり、この内視鏡の場合には、下達
する方法で操作ワイヤ30を固定してもよい、第13図
に示すように、前記先端枠31には、例えば長手方向に
2つのワイヤ案内ff136を設ける一方、前記湾曲管
35には、長手方向に対して例えば垂直方向に、操作ワ
イヤ30が係合するスリット部35aを設けている。
前記ワイヤ案内溝36は、操作ワイヤ30を係合させた
場合、操作ワイヤ30がワイヤ案内溝36の外周面より
突出しないよう形成している。また、スリット部35a
の幅は、第10図ないし第12図に示すように、操作ワ
イヤ30の外径と時間−になっている。そして、第13
図に示すように、操作ワイヤ30は折り返す形にして、
前記先端枠31のワイヤ案内溝36.36へ係合させる
と共に、係合した状態で操作ワイヤ30及び先端枠31
を湾曲管35へ装着することにより、操作ワイヤ30を
固定するようになっている。操作ワイヤ30の固定を更
に強固にするため、先端枠31と湾曲管35とは、接着
して、固定するようにしてもよい。
またワイヤ案内溝36は、湾曲管35の内周側に設けて
もよいし、先端枠31と湾曲管35との両方に設けても
よい、あるいは、ワイヤ案内7f436に代えて、先端
枠31または湾曲管35の長手方向にワイヤ案内孔を設
け、湾曲管35のスリッ1〜部35aへ操作ワイヤ30
を導くように形成してもよい。
第1図、及び第10図ないし第15図に示す操作ワイヤ
30の固定は、ロー付けや半田付は等と異なり、取り付
け・取り外しが容易な構成となっている。
一方、第9図に示す電子内視鏡システムは、電子内視鏡
11と、光源装置及び信号処理回路を内蔵し且つ前記内
視鏡]1を接続するビデオプロセッサ14と、このビデ
オプロセッサ14を接続するモニタ15とを備えている
電子内視鏡11は、可視性を有する挿入部13を備え、
この挿入部13の後端に操作部12が連設されている。
前記操作部12は、側方に可視性のユニバーサルコード
22を延設し、このユニバーサルコード22の端部は、
ビデオプロセッサ14へ着脱可能に接続するようになっ
ている。
前記電子内視鏡11の挿入部13は、その先端側から順
次先端構成部18と、湾曲可能な湾曲部17と、細長な
可視管部16とを有している。
電子内視鏡11の操作部12は、側部にスイッチ部19
、上下、左右に湾曲操作するための湾曲操作ノブ20、
送気送水スイッチ21a、及び吸引スイッチ21bを有
している。この湾曲操作ノブ20の中心は、湾曲操作ノ
ブ20に近い側の前記ユニバーサルコード22の側部と
の距離(第9図に示す符号t)が、例えば、115mm
以内とし、湾曲操作ノブ20の操作性を向上するように
している。
電子内視[11の先端構成部18は、第16図及び第1
7図に示すように、先端構成部材65を有し、この先端
構成部材65に先端カバー66が取り付けられている。
この先端カバー66には、対物光学系を構成する第ルン
ズ67、ライトガイドレンズ68、鉗子チャンネル口6
9、及び送気・送水ノズル70を回動自在に保持する送
気・送水チャンネルロア1を備えている。また、先端カ
バー66には、第ルンズ67の周囲及びその周囲から放
射状に延設された第1の排水溝72を有している。さら
に、この排水溝72は、前記先端カバー66の端部に設
けらている連通溝73を介して、先端カバー66の周回
面を一周する第2の排水溝74と連通している。
前記ライトガイドレンズ68は、ライトガイドファイバ
(図示せず)を介して、供給される前記ビデオプロセッ
サ14の光源からの照明光を観察部位へ出射し、第ルン
ズ67は、観察部位からの反射光を入射するようになっ
ている。
前記第ルンズ67を含めた対物光学系の後端には、この
対物光学系が結像した11察像を電気信号に変換する固
体撮像素子76が配設され、固体撮像素子76は信号ケ
ーブル77を介して、前記ビデオプロセッサ14へ接続
されている。ビデオプロセッサ14は、前記電気信号を
標準的な映像信号に変換し、この映像信号を受けて、前
記モニタ15が観察像を表示するようになっている。
一方、第18図に示す前記送気・送水ノズル70は、送
くられてくる空気や水を導くバイブ状の筒部本体70a
と、筒部本体70aの中途に突設するフランジ部70b
と、筒部本体70aを折り曲げるようにして設けられて
いる噴出口部70cとを備えている。前記先端構成部材
65の送気・送水チャンネル78へ挿着された送気・送
水ノズル70は、先端カバー66と先端構成部材65と
の間でフランジ部70bが緩嵌されることにより、回動
自在に保持されている0才な前記送気・送水チャンネル
78には、送気・送水管7つが連通し、この送気・送水
管79、及び送気・送水チャンネルア8を経て、空気や
水が送られると、送気・送水ノズル70の噴出口部70
cより空気や水(第17図中、2点鎖線で示す)が噴出
するようになっている。従って、空気や水の噴出の反動
により、送気・送水ノズル70は(第17図中、矢印の
方向へ)回転し、回転しながら空気や水を噴出するよう
になっている。そして、送気・送水ノズル70は、前記
第ルンズ67やライトガイドレンズ68を水により洗浄
した後、レンズに付着した水を空気により吹き飛ばすよ
うになっている。
また、前記第1の排水WI72は、前記送気・送水ノズ
ル70より噴出した水を排水し、第ルンズ67へ付着し
ないようになっている。特に、先端構成部18が斜め下
方に向いた状態(水が排水され難い状態)でも、第1の
排水溝72は、よく水を排水する。さらに、第2の排水
溝74は、連通溝73を介して水を排水し、排水効率を
高めていると共に、再び水が戻ってレンズに付着するこ
とを防止するようになっている。
次に、第1図ないし第3図を参照し、操作ワイヤ30を
保持するためのワイヤ受け33と、その固定に関する構
成について説明する。
第1図及び第2図に示すように、前記湾曲管26の関節
駒25.25aには、その側壁に2つの装着孔25dが
貫設されている。この装着孔25dは長方形をなし、ワ
イヤ受け33を挿入するようになっている。
第3図(A)、(B)に示すように、前記ワイヤ受け3
3は、一端に設けたフランジ部33aと、他端側に前記
関節駒25の装着孔25dと略同形の長方体の受け部3
3bとを有している。フランジ部33aは、前記関節駒
25の装着孔25dより大きく形成している。また、受
け部33bには、長辺方向に前記操作ワイヤ30を挿通
するためのワイヤ挿通孔33cを貫設する一方、フラン
ジ部33a側であって、長辺方向の一部を切欠いた嵌合
部33d、33dを設けている。この嵌合部33dの縦
方向の幅は、関節駒25の肉厚と略同−となり、受け部
33bの長手方向の幅は、関節駒25の装着孔25dの
短辺と略同じ長さに形成されている。また、受け部33
bの底部は、丸く形成し関節駒25の装着孔25dへ挿
入し易くしている。
この構成で、第4図に示すように、関節駒25の装着孔
25dヘワイヤ受け33を装着し、第5図に示すように
ワイヤ受け33を90度回転すると、ワイヤ受け33は
、嵌合部33d側の受け部33bとフランジ部33aと
により関節駒25の装着孔25d周辺部を挾み込み固定
する。この状態で嵌合部33dの対向する一端部は、前
記装着孔25dの長辺側の側部(短辺方向)と略密接状
態にある。また、嵌合部33dの対向する他端部は、第
6図に示すように、装着孔25(]の短辺側の側部(長
辺方向)と間隔が開いている。
次に、前記関節駒25aのワイヤ固定部25bには、操
作ワイヤ30のテーバ部30aが装着され、さらに操作
ワイヤ30は、複数のワイヤ受け33のワイヤ挿通孔3
3cへ挿通される。そして、前記操作ノブ7を操作する
と、操作ワイヤ30が牽引・弛緩され、前記湾曲管25
は湾曲する。
本実施例では、関節駒25の装着孔25dヘワイヤ受け
33を装着し、回転するだけで、ワイヤ受け33を関節
駒25へ装着できる。また、装着後、ワイヤ受け33は
堅固に関節駒25へ固定されているので、ワイヤ挿通孔
33cに挿通される操作ワイヤ30も確実に保持される
と共に、操作ワイヤ30の牽引・弛緩動作によりワイヤ
受け33が脱落することもない、さらに操作ワイヤ30
の神道後には、ワイヤ受け33の回転が操作ワイヤ30
により規制され、ワイヤ受け33が再び回転して、関節
駒25から脱落することがない。
また、前記挿入部3に大径の処置具チャンネル等を設け
ている場合、第7図に示すように、関節駒25は、この
処置具チャンネル45を回避する位置に装着孔25dを
設けて、ワイヤ受け33を配設することもできる。すな
わち、周方向に90度毎に配設されている前記支軸29
の位置とは、異なる位置へ配設でき、挿入部3の限られ
た空間を有効に利用できる。
尚、図示例の装着孔25!:lの形状は、長方形であっ
たが、短辺と長辺とを有した、例えば楕円形に近い形状
のものでもよい、また、ワイヤ受け33の受け部33b
の断面の形状は、装着孔25dの形状と異なっていても
よい。すなわち、受け部33dは、装着孔25dへ装着
可能で、かつ回転によ挟み込んで固定できるようになっ
ていればよく、また、フランジ部33aの形状も、ワイ
ヤ受け33が関節駒25から脱落しないよう、少なくと
も一部が装着孔25dより大きく形成してあればよい。
さらに、前記装着孔25dの形状、及び受け部33dの
外形は多角形でもよく、回転した状態で、ワイヤ受け3
3が関節駒25から脱落しなければよい。
また、図示例ではワイヤ受け33の回転を90度にして
いるが、他の角度でもよく、この場合ワイヤ挿通孔33
cの貫設位置(方向)は、回転角に合わせる必要がある
さらに、本実施例のワイヤ受け33は、第10図に示す
合成樹脂の湾曲管、あるいは、超弾性金属等で形成され
た湾曲管に用いてもよい。
第19図は本発明の第2実施例に係り、第19図(A)
はワイヤ受けの正面図、第19図(B)はワイヤ受けの
側面図である。
本実施例のワイヤ受け50は、前記ワイヤ受け部33と
異なり、二つのフランジ部51.52を有している。
第19図(A)、(B)に示すように、ワイヤ受け50
は、一端に関節駒25の装着孔25dより大きい第一の
フランジ部51を有し、このフランジ部51に略筒状の
受け部53を垂設し、フランジ部51との間が関節駒2
5の肉厚と路間−の位置で、受け部53には第2のフラ
ンジ部52を突設すると共に、受け部53の底部側にワ
イヤ挿通孔53aを貫設している。第2のフランジ部5
2は、例えば、ステンレス鋼で約0.5mmの肉厚で形
成している。
この構成で、前記関節駒25の装着孔25dヘワイヤ受
け50を装着し、ワイヤ受け50を回転すると、ワイヤ
受け50は、第1のフランジ部51と第2のフランジ部
52とで、関節駒25の装着孔25d周辺部を挾み込み
固定する。そして、操作ワイヤ30は、複数のワイヤ挿
通孔53aへ挿通される。
その他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様であり
、説明を省略する。
第20図ないし第21図は本発明の第3実施例に係り、
第20図は関節駒の断面図、第21図は第20図の関節
駒へワイヤ受けを装着した状態での断面図である。
この本実#A例では、第1実施例の関節駒25aに代え
て、第20図に示す関節駒55を有している。この関節
駒55に貫設された装着孔56は、前記関節駒25aの
装着孔25dに加え、前記ワイヤ受け33のフランジ部
33aと嵌合するフランジ嵌合部57を関節駒25aの
外周側から設けている。このフランジ嵌合部57は、フ
ランジ部33aの肉厚より深く、かつ関節駒55の厚さ
より浅く形成している。その他の構成及び作用は、第1
実施例と同様で、同じ符号を付して説明を省略する。
本実施例では、ワイヤ受け33のフランジ部33aが、
関節駒25の外周面より突き出ることがなく、挿入部3
に不要な突起部を形成することがない、従って、本実施
例は、第1実施例に比較してJIllt入部3の細径化
と、挿入性の向上が図れる。
また、第1実施飼で述べた挾み込んで固定するカリに加
え、ワイヤ受け33のフランジ部33aが、関節駒25
のフランジ嵌合部57により動きを規制する働きを有す
るするので、ワイヤ受け3oの規制力と合い加わって、
更にワイヤ受け3oの再回転による脱落を防止できる。
その他の構成、及び作用効果は第1実施例と同様である
第22図は本発明の第4本実施例に係り、第22図(A
)はワイヤ受けの側面図、第22図(B)ワイヤ受けの
平面図である。
本実施例のワイヤ受け60は、第1実施例のフランジ部
33aに代えて、ドライバなどの工具を用いてワイヤ受
け60を回転させるための講61を設けたフランジ部6
2を有している。尚、講61は前記ドライバに係合する
形状となっているが、これ以外にも、例えばスパナなど
に嵌合する突起部をもうけてもよい。また、受け部63
は、先端が角状になっている。
その他の構成及び作用は、第1実施例と同様で、同じ符
号を付して説明を省略する。
本実施例では、ワイヤ受け60を回転させる作業の迅速
化が図れるので、組立て及び取外しの作業能率が向上で
きる。
その他の構成、及び作用効果は第1実施例と同様である
尚、第1実施例ないし第4実施例を複合的に組み合わせ
たものでもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、関節駒の装着孔へ
ワイヤ受け部材を挿入し、回転するだけでワイヤ受け部
材を固定できるので、関節駒に対するワイヤ受け部材の
組付は及び取外しが容易で、ワイヤ受け部材も簡単な構
成のものであり、かつ確実に操作ワイヤを保持すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第18図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は内視鏡の湾曲機構の構成図、第2図は関節駒の説
明図、第3図はワイヤ受けの正面図、第4図は関節駒へ
ワイヤ受けを装着し、回転する以前の状態における第1
図のA−A線断面図、第5図は関節駒へワイヤ受けを装
着し、回転した状態における第1図のA−A線断面図、
第6図は第5図のC−C線断面図、第7図は第1図のB
−B線階段断面図、第8図はファイバー式内視鏡の斜視
図、第9図は電子内視鏡システムの全体図、第10図は
内視鏡先端部における操作ワイヤの固定状態を示す説明
図、第11図は第10図のD−D線断面図、第12図は
第10図のE方向矢視図、第13図は内視鏡先端部にお
ける操作ワイヤの固定方法を示す説明図、第14図(A
>、(B)は内視鏡先端部における操作ワイヤの固定方
法を示す説明図、第15図は内視鏡先端部における操作
ワイヤの固定方法を示す説明図、第16図は第17図の
F−F!i断面図、第17図は内視鏡先端部の正面図、
第18図は内視鏡先端部に設けるノズルの説明図、第1
9図は本発明の第2実施例に係り、第19図(A)はワ
イヤ受けの正面、第19図(B)はワイヤ受けの側面図
、第20図ないし第21図は本発明の第3実施例に係り
、第20図は関節駒の断面図、第21図は第20図の関
節駒へワイヤ受けを装着した状態での断面図、第22図
は本発明の第4本実施例に係り、第22図(A)はワイ
ヤ受けの側面図、第22図(B)ワイヤ受けの平面図で
ある。 3・・・挿入部、5・・・湾曲部、6・・先端構成部、
25.25a・・・関節駒、25b・・・装着孔、27
.28・・・連結部、30・・・操作ワイヤ、33・・
・ワイヤ受け、33a・・・フランジ部、33b・・・
受け部、33C・・・ワイヤ挿通孔、33d・・・嵌合
部 代理人   弁理士  伊 藤   進第4図   第
5図 第7図 第16図 第17図 ヨ 第19図(A)  第19図(B) 第20図   第21図 第22はA) 第22図(B) 武n 手続補正書(目先 平成3年嗣各日 1、明細書中第2ページの第10行目の「10.総祖部
・・・Jをr・・・操作部・・・Jに訂正します。 2、明細書中第3ページの第9行目の「・・・特公昭6
1−568号公報・・・」を「・・・特公昭6]−52
689号公報・・・」に訂正します。 3、明細書中第4ページの第13行目の「・・・特公昭
61−568号公報・・・Jを「・・・特公昭61−5
2689号公報・・・」に訂正します。 4、明細書中第16ページの第16行目がら第17行目
の「・・・、長辺方向の一部を切欠いた嵌合@33d、
33d・Jを「・・・、装着孔25dの短辺と同等以下
の径の円筒部33d・・・」に訂正します。 5、明細書中第17ページの第7行目の「・・・嵌合部
33d・・四を[・・・円筒部33d・・・Jに訂正し
ます。 6、明細書中第17ページの第9行目から第14行目の
「この状態で嵌合部33dの対向する一端部は、前記装
着孔25dの長辺側の側部(短辺方向)と略密接状態に
ある。また、嵌合部33dの対向する他端部は、第6f
flに示すように、装着孔25dの短辺側の側部(長辺
方向)と間隔が開いている。」を削除します。 7、明細書中第19ページの第4行目から第5行目の「
・・・受け部33d・・・」を「・・・受け部33b・
・・」に訂正します。 8、明細書中第19ページの第6行目の「によ挟み込ん
で・・・」を「により挟み込んで・・・」に訂正します
。 9、明細書中第23ページの第3行目から第4行目の「
また、受け部63は、先端が角状になっている。」を削
除します。 10、  明細書中第25ページの第13行目の「25
b・・・装着孔」を[25d・・・装着孔」、に訂正し
ます。 11、明細書中第25ページの第17行目のr33d・
・・嵌合部Jを「33d・・・円筒部」に訂正します。 以    上 第3匡A)@3匝B) 第22匡A) らn

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 内視鏡の湾曲部に内設されて互いに回動自在に連結され
    た複数の関節駒を有し、操作ワイヤに応動して湾曲する
    内視鏡用湾曲管において、 前記関節駒に貫設された装着孔と、 前記操作ワイヤが挿通されるワイヤ挿通孔を有し、前記
    関節駒の装着孔に挿入されるワイヤ受け部材とを備える
    と共に、 前記ワイヤ受け部材は、前記装着孔に挿入された後に回
    転されることにより、前記ワイヤ受け部材が前記関節駒
    から脱落しないように、前記関節駒の装着孔の周辺部を
    挾み込む固定部を有することを特徴とする内視鏡用湾曲
    管。
JP2286597A 1990-10-23 1990-10-23 内視鏡用湾曲管 Pending JPH04158826A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2011034074A1 (ja) * 2009-09-17 2011-03-24 オリンパス株式会社 内視鏡湾曲部
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