JP2938843B2 - 架台への重量物の設置装置及び設置方法 - Google Patents

架台への重量物の設置装置及び設置方法

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JP2938843B2
JP2938843B2 JP10058382A JP5838298A JP2938843B2 JP 2938843 B2 JP2938843 B2 JP 2938843B2 JP 10058382 A JP10058382 A JP 10058382A JP 5838298 A JP5838298 A JP 5838298A JP 2938843 B2 JP2938843 B2 JP 2938843B2
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gantry
heavy
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敏幸 川口
孝 切澤
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、架台上に複数の
ナトリウム−硫黄電池の単電池から構成されるモジュー
ル電池等の重量物を設置するための装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 架台の所定の位置に重量物を設置する
場合には、作業効率、作業スペースの大きさによる制限
等を考慮する必要があり、これらの観点より、従来は、
例えば、特開平6−283151号公報に開示されてい
る、図2に示すような重量物設置装置を用いていた。
【0003】 図2に示す重量物設置装置1は、重量物
を載置するための重量物載置板2、重量物載置板2ごと
重量物を上下させる昇降手段(図示せず。)並びにベア
リングユニット本体からの突出及びベアリングユニット
本体への格納が可能なボール部を備えたベアリングユニ
ット4を備えている。
【0004】 この装置1を用いて重量物44を架台に
設置する場合には、まず、図2に示すように、重量物4
4の底部の両端に、コの字型の断面を有する溝型部材3
を紙面に対して垂直に設けた上で、重量物44を重量物
載置板2に載置し、溝型部材3の内部にベアリングユニ
ット4をセットする。次いで、昇降手段により、重量物
44を重量物載置板2ごと、所定の高さまで上昇させ
る。なお、重量物載置板2の溝型部材3に対応する部分
には、重量物2の移動の際の便宜を考慮してガイド溝6
を設けている。又、ベアリングユニット4の厚さは、図
2においてボール部7をベアリングユニット本体より突
出させた状態において、ボール部7の一部が溝型部材3
から突出し、図2においてボール部7をベアリングユニ
ット本体に格納した状態において、ボール部7の全部が
溝型部材3の内部に収まるように設定されている。
【0005】 次に、図3に示すように、ベアリングユ
ニット4のボール部7をベアリングユニット本体より突
出させ、重量物44を重量物載置板2から浮いた状態に
した上で、押し込み・引き出しハンドル43を操作する
ことにより、重量物44を架台5の所定の位置に移動さ
せる。
【0006】 最後に、ベアリングユニット4のボール
部7をベアリングユニット本体に格納することにより、
溝型部材3と架台5とを当接させ、溝型部材3からベア
リングユニット4を離脱させることにより、図4に示す
ように、重量物44を架台5の所定の位置に設置する。
なお、ベアリングユニット4のボール部7をベアリング
ユニット本体に格納した状態では、ベアリングユニット
4の厚さは、溝型部材3の厚さより薄くなるため、ベア
リングユニット4を溝型部材3から容易に離脱させるこ
とができる。
【0007】 上記のベアリングユニット4の一例を図
5に示す。ベアリングユニット4は、その本体11に、
一列に上昇及び下降可能なボール部7を有する。図5に
示すベアリングユニット4において、ボール部7の突出
及び格納は窒素、空気等の気体の供給及び排出により行
われ、そのため本体11に気体供給孔12が設けられて
いるが、気体以外の手段によりボール部7の突出及び格
納を行うことも可能である。ベアリングユニット4は市
販のものを用いることができ、例えば、フリーベアユニ
ット(商標名)等が好適に用いられる。
【0008】 従って、上記の装置を用いて重量物を架
台に設置する場合には、重量物の架台への移動はボール
部の転がりによって行われるため、図6に示すように、
ウインチ64、ワイヤロープ65等を用いて重量物44
を移動させる場合に比べ、作業効率に優れるとともに、
架台背面側の作業スペースも少なくて済むという利点が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、複数
の重量物を架台に設置しなければならないような場合、
例えば、図7に示すように、複数のモジュール電池53
を直列又は並列に接続して構成される電力貯蔵設備にお
いて、架台5上に、複数のモジュール電池53を設置す
るような場合においては、上記の重量物設置装置では、
以下のような不都合があった。
【0010】 まず、モジュール電池をトラック等の輸
送手段に搭載して架台近傍まで運んだ後、重量物設置装
置に積み直さなければならず、作業効率が良くないとと
もに、架台への収納場所近傍に、重量物設置装置と輸送
手段の双方を収容できるスペースが必要となり、又、モ
ジュール電池の積み替え作業にもある程度のスペースが
必要となることから、狭いスペースで作業を行おうとす
れば、作業員の安全を確保することが困難となり、モジ
ュール電池の架台への設置作業に大きなスペースが必要
になるという問題があった。さらに、積み換えを行う際
の操作ミス等により、モジュール電池に過度の衝撃を与
える危険要因が増えるという問題もあった。
【0011】 又、水平方向に複数の収納場所を有する
架台にモジュール電池を設置する場合には、水平方向に
おける収納場所が変わる度に重量物設置装置の位置を変
えなければならず、さらに、重量物設置装置の位置が、
架台5の収納場所に対してずれていた場合には、重量物
設置装置の位置の調整を行うことが必要となるが、重量
物設置装置の移動には大きな労力と時間及び作業スペー
スが必要となり、この点においても作業効率が良くない
という問題があった。
【0012】 さらに、従来の重量物設置装置において
は、重量物載置板を最も低い位置に配置した場合におい
ても、重量物載置板の高さが架台の最下段の高さより高
くなり、実際上、架台の最下段にモジュール電池を設置
する場合には別の手段を用いることが必要になるという
問題もあった。
【0013】 本発明はかかる状況に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、狭い作業スペース
で、安全かつ効率的に重量物を架台に設置することがで
きる架台への重量物の載置方法及びそのための装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】 即ち、本発明によれ
ば、自走式移動手段、重量物を載置するための重量物載
置板、上記重量物載置板ごと重量物を上下させる昇降手
段並びにベアリングユニット本体からの突出及びベアリ
ングユニット本体への格納が可能なボール部を備えた複
数のベアリングユニットとを有する架台への重量物設置
装置であって、重量物を上記重量物載置板に載置した
後、上記自走式移動手段により重量物を架台近傍に搬送
し、次いで、上記昇降手段により重量物を所定の高さま
で上昇させ、さらに重量物の底部に設けた溝型部材にセ
ットした上記ベアリングユニットのボール部を上記ベア
リングユニット本体から突出させ、ボール部のころがり
により重量物を架台上に移動し、その後上記ボール部を
上記ベアリングユニット本体に格納することにより重量
物の底部に設けた溝型部材を架台と当接させる架台への
重量物設置装置が提供される。
【0015】 上記の重量物設置装置において、上記重
量物載置板は上記自走式移動手段の進行方向に対し横方
へスライドするものであることが好ましい。又、上記
の重量物設置装置において、重量物載置板は、そのスラ
イド方向端部に突出部を有し、重量物載置板をスライド
させた際に、上記突出部を架台に設けた重量物載置棚に
掛け渡すものであることが好ましい。さらに、上記の重
量物設置装置において、上記重量物載置板は、その重量
物載置面に昇降可能な重量物支持部材を有するものが好
ましく、重量物支持部材は油圧シリンダであってもよ
い。
【0016】 さらに、上記の重量物設置装置におい
て、自走式移動手段が、その地面近傍の両側面に2個ず
つ、回転面が地面に水平となるように設置されたガイド
ローラーを有し、重量物設置装置の片側又は両側の地面
に垂直に設けられたガイドレールに沿って走行するもの
であることが好ましい。
【0017】 本発明の重量物設置装置は、自走式移動
手段及び昇降手段がフォークリフトであり、フォークリ
フトのアームに重量物載置板を設けて構成されるもので
あってもよい。
【0018】 又、本発明の重量物設置装置において、
重量物載置板は、フォークリフトのアームとの固定手段
を備えた基板、上記基板の上にスライド可能に取り付け
られ、かつスライド方向の端部に、上記スライド板をス
ライドさせた際に、上記架台に設けた重量物載置棚の上
面に掛け渡すための突出部を備えることが好ましい。
【0019】 上記の重量物設置装置は、複数のナトリ
ウム−硫黄電池の単電池を直列又は並列に接続してケー
スに収容して構成されるモジュール電池を架台に設置す
るために用いることができる。
【0020】 らに、本発明によれば、上記の重量物
載置装置用いた架台への重量物の設置方法が提供され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】 本発明の架台への重量物設置装
置は、自走式移動手段、重量物を載置するための重量物
載置板、上記重量物載置板ごと重量物を上下させる昇降
手段並びにベアリングユニット本体からの突出及びベア
リングユニット本体への格納が可能なボール部を備えた
複数のベアリングユニットとを有する。
【0022】 従って、重量物設置装置自体が自走式
動手段を備えるため、重量物をトラック等で架台への収
納場所近傍まで運んだ後に重量物を積み替える必要がな
く、輸送トラックからの積み替えは架台への収納場所と
は別の広い場所でできるため、作業効率の向上を図るこ
とができるとともに、狭い作業スペースで安全に重量物
の架台近傍への搬送を行うことができる。
【0023】 又、水平方向に複数の収納場所を有する
架台にモジュール電池を設置する場合や、重量物設置装
置の位置の調整を行う場合においても、重量物設置装置
を容易に移動できるため、この点においても作業効率の
向上を図ることができる。
【0024】 さらに、積み換えを行う際の操作ミス等
により、モジュール電池に過度の衝撃を与える危険を減
らすことができるという利点もある。
【0025】 本発明の重量物設置装置は、図1に示す
ように、フォークリフト13のアーム14に重量物載置
板2を設けて構成されるものであってもよい。この場
合、重量物載置板2は、フォークリフト13のアーム1
4との固定手段を備えることが必要であり、固定手段
は、例えば、重量物載置板2の厚み方向に設けた2箇所
の貫通孔(図示せず。)であってもよく、その場合は貫
通孔にフォークリフト13のアーム14を挿入すること
により、アーム14と重量物載置板2とを固定する。
【0026】 フォークリフトは汎用機械であることか
ら、上記のように、フォークリフトを用いて本発明の重
量物設置装置を構成すれば、重量物載置板のみを準備す
ることにより、容易に重量物の架台への設置ができ、コ
ストの低減を図ることが可能となる。又、フォークリフ
トを用いた場合には、架台の最下段にモジュール電池を
設置する場合にも本発明の重量物設置装置を用いること
ができ、作業効率の向上を図ることができる。
【0027】 本発明の重量物設置装置において、上記
重量物載置板は自走式移動手段の進行方向に対し横方向
へスライドするものであることが好ましい。電力貯蔵設
備の構成によっては、図8に示すように、重量物44を
設置する方向に、架台5を収納する収納庫51等が存在
するために、重量物設置装置を架台に近づけて、重量物
載置板2を架台5に当接させることができない場合があ
るが、重量物載置板2が自走式移動手段の進行方向に対
し横方向へスライドできるような構成とすることによ
り、このような場合においても、重量物44を容易に架
台5へ移動させることができる。
【0028】 フォークリフトを用いて本発明の重量物
設置装置を構成する場合には、フォークリフトのアーム
自体が水平方向に移動可能なものを用いてもよい。又
は、重量物載置板を、図8に示すように、フォークリフ
トのアームとの固定用貫通孔15を備えた基板17及び
上記基板の上にスライド可能に取り付けられたスライド
板18とから構成してもよい。重量物載置板の上面に
は、ベアリングユニットのボール部の転がり方向を規定
するガイド溝を設けることが好ましい。
【0029】 又、本発明の重量物設置装置において、
上記重量物載置板は、図8に示すように、そのスライド
方向端部に突出部19を有し、重量物載置板2をスライ
ドさせた際に、上記突出部19を架台5に設けた重量物
載置棚20に掛け渡すものであることが好ましい。
【0030】 上記のような構成とすることにより、重
量物44を架台5に移動させる際の、重量物載置板2の
上下方向の位置決めが容易になり、作業効率の向上を図
ることができる。
【0031】 さらに、本発明の重量物設置装置におい
ては、重量物載置板を自走式移動手段の進行方向に設け
るとともに、自走式移動手段の地面近傍の両側面に2個
ずつ、回転面が地面に水平となるように設置されたガイ
ドローラーを設けることが好ましい。
【0032】 図9に、フォークリフト13を用いて本
発明の重量物設置装置を構成する場合の、ガイドローラ
ー21の設置態様を示す。架台近傍の地面に架台の前面
に平行にガイドレール22を設置し、ガイドローラー2
1を設けたフォークリフト13が、そのガイドレール内
を走行するようにすれば、容易に重量物設置装置を架台
に平行に横付けすることができ、重量物を架台に移動さ
せる際の重量物載置板の位置決めが容易になり、作業効
率の向上を図ることができる。又、フォークリフト13
の走行中に、重量物載置板又は重量物が、架台その他の
器物に接触することを防ぐことができ、器物並びに重量
物載置板及び重量物に損傷が生じるのを防止することが
できる。なお、重量物の架台最下段への挿入作業時に、
上記のガイドレールが妨げとなる場合もあるため、ガイ
ドレールの幅はモジュール電池の幅と同一寸法とし、ガ
イドレールを地面から容易に着脱できるように設置する
ことが好ましい。又、電力貯蔵設備が大規模になった場
合には、フォークリフトのような自走式移動手段に替え
て、架台の前方に軌道を設置し、その軌道上を走行する
移動手段を用いることもできる。軌道を常設しておけ
ば、モジュール電池の設置や修理・交換の度にガイドレ
ールを設置する手間が省けるという利点がある。
【0033】 図1及び図8に、本発明の重量物設置装
置を用いた、架台への重量物設置方法の概要を示す。
【0034】 重量物設置装置1は、フォークリフト1
3のアームに重量物載置板2を設けて構成されている。
又、重量物載置板2は、フォークリフト13のアームと
の固定用貫通孔15を備えた基板17及び上記基板の上
にスライド可能に取り付けられたスライド板18とから
構成され、スライド板18の端部には突出部19が設け
られている。なお、架台5はモジュール電池53を収容
するためのものであり、多段構成を有し、収納庫51に
収納されている。
【0035】 まず、図1に示すように、重量物載置板
2にモジュール電池53を載置して架台5近傍まで搬送
し、図8に示すように、重量物設置装置1を架台の前面
に平行に横付けする。なお、モジュール電池53の底部
の両端には、直接又は別体のモジュール電池載置板を介
して、コの字型の断面を有する溝型部材(図示せず。)
が設けられ、その内部には、図5に示すような突出及び
収納可能なボール部7を備えたベアリングユニット4が
セットされている。
【0036】 次に、フォークリフト13のアームを上
昇させることにより、モジュール電池53を持ち上げた
後、図8に示すように、スライド板18を架台5方向に
スライドさせ、突出部19を架台5に設けた重量物設置
棚20に掛け渡す。
【0037】 次いで、ベアリングユニットに窒素ボン
ベ23より窒素を供給することにより、ボール部の一部
を溝型部材より突出させ、モジュール電池53を重量物
載置板2から浮いた状態にした上で、押し込み・引き出
しハンドル43を操作することにより、モジュール電池
53を架台5の所定の位置に移動させる。
【0038】 最後に、ベアリングユニット内の窒素を
排出して、ボール部の全部を溝型部材の内部に収納する
とともに、溝型部材と架台とを当接させる。なお、ベア
リングユニットは溝型部材から引き抜かれ、次のモジュ
ール電池の設置に使用する。
【0039】 尚、重量物載置板2にモジュール電池等
の重量物を載置する方法としては、例えば、下記のよう
な方法がある。即ち、まず、図10(a)に示すよう
に、重量物支持柱66を備えた仮置き台車16の上に、
重量物載置板2を、重量物載置板2に設けた重量物支持
柱貫通孔68に重量物支持柱を貫通させた状態で載せ
る。次に、フォークリフトにより、図10(b)に示す
ように、重量物44(モジュール電池53)を重量物支
持柱66に載置する。次に、図10(c)に示すよう
に、フォークリフトのアーム14を重量物載置板2の厚
み方向に設けた2箇所の固定貫通孔15に挿入して、重
量物載置板2ごと重量物44を持ち上げることにより、
重量物44が重量物載置板2に載置される。この際に、
ベアリングユニット4を重量物載置板2に配置しておけ
ば、重量物載置板2を持ち上げた際に、ベアリングユニ
ット4が溝型部材3の内部にはめ込まれることになる。
【0040】 しかし、この方法では、フォークリフト
により重量物44を仮置き台車16まで運んだ後、さら
に重量物載置板2ごと重量物44を架台まではこばなけ
ればならず、作業効率がよくない。又、モジュール電池
を重量物支持柱66に載置する時に、電池に損傷を与え
る危険もある。さらに、重量物44を仮置き台車16に
載置した後フォークリフトのアームを引き抜いて、さら
に重量物載置板2の厚み方向に設けた固定貫通孔15に
挿入して持ち上げるには、相当のスペースが必要にな
る。
【0041】 このような不都合を回避するためには、
下記のような方法が有効である。即ち、重量物載置板2
として、図11に示すように、重量物載置面69に油圧
シリンダのような昇降可能な重量物支持部材70を設け
たものを用いる方法である。この方法によれば、まず、
図11(a)に示すように、荷吊り用スリングベルト等
のワイヤ67にて重量物44を吊った状態で、クレーン
等により重量物44を重量物載置板まで運ぶ。重量物4
4をワイヤ67で吊る方法としては、溝型部材3を利用
することができる。
【0042】 次に、図11(b)に示すように、重量
物44をフォークリフトのアーム14を挿入した重量物
載置板2に載置して、ワイヤ67を引き抜く。尚、重量
物を載置する際において、図12に示すように、重量物
載置板2に設けた重量物支持部材(油圧シリンダ)70
は上昇させた状態にしておき、又、重量物載置板2の所
定の位置にベアリングユニット4を配置しておく。
【0043】 次に、重量物支持部材70を下降させる
ことにより、図11(c)に示すように、重量物44を
重量物載置板2に当接させるとともに、ベアリングユニ
ット4を溝型部材3の内部にはめ込む。尚、溝型部材3
は、図13に示すように、重量物44と重量物載置板2
との間に介在させたスライドベース71に取り付け、ス
ライドベース71には重量物支持部材70との当接部7
2を設けることが好ましい。溝型部材3を直接重量物4
4に取り付けたのでは、重量物支持部材70との当接に
より、例えば、モジュール電池に損傷が生じるからであ
る。
【0044】 このような方法によれば、重量物を重量
物載置板を介して、直接フォークリフト13のアームに
挿入された重量物載置板2の上に載置することができる
ため、仮置き台車が不要となり、作業効率が向上する。
又、フォークリフト13のアームの抜き差しが不要とな
るので、狭いスペースで作業を行うことができる。さら
に、モジュール電池に損傷が生じることもない。
【0045】
【発明の効果】 本発明の架台への重量物設置装置は、
重量物設置装置自体が自走式移動手段を備えるため、重
量物をトラック等で架台への収納場所近傍まで運んだ後
に重量物を積み替える必要がなく、輸送トラックからの
積み替えは架台への収納場所とは別の広い場所でできる
ため、作業効率の向上を図ることができるとともに、狭
い作業スペースで安全に重量物の架台近傍への搬送を行
うことができる。
【0046】 又、水平方向に複数の収納場所を有する
架台にモジュール電池を設置する場合や、重量物設置装
置の位置調整を行う場合においても、重量物設置装置を
容易に移動できるため、この点においても作業効率の向
上を図ることができる。
【0047】 さらに、積み換えを行う際の操作ミス等
により、モジュール電池に過度の衝撃を与える危険を減
らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の重量物設置装置の一例を示す(a)
正面図、(b)側面図である。
【図2】 従来の架台への重量物設置装置を用いて重量
物を架台へ設置する場合の一工程を示す(a)正面図、
(b)側面図である。
【図3】 従来の架台への重量物設置装置を用いて重量
物を架台へ設置する場合の他の工程を示す(a)正面
図、(b)側面図である。
【図4】 従来の架台への重量物設置装置を用いて重量
物を架台へ設置する場合のさらに他の工程を示す(a)
正面図、(b)側面図である。
【図5】 ベアリングユニットの一例を示す模式図であ
る。
【図6】 従来の架台への重量物設置装置の他の例を示
す模式図である。
【図7】 集合モジュール電池の一例を示す模式図であ
る。
【図8】 (a)、(b)本発明の架台への重量物設置
装置を用いて重量物を架台へ設置する場合の工程を示す
模式図、及び(c)A方向から見た模式図である。
【図9】 ガイドローラーの取り付け態様の一例を示す
(a)平面図、(b)一部を拡大した正面図である。
【図10】 重量物載置板に重量物を載置する方法の一
例を示す模式断面図である。
【図11】 重量物載置板に重量物を載置する方法の他
の例を示す模式図である。
【図12】 重量物支持部材の一例を示す斜視図であ
る。
【図13】 スライドベースの一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…重量物設置装置、2…重量物載置板、3…溝型部
材、4…ベアリングユニット、5…架台、6…ガイド
溝、7…ボール部、8、10…昇降手段、11…ベアリ
ングユニット本体、12…気体供給孔、13…フォーク
リフト、14…アーム、15…固定用貫通孔、16…仮
置き台車、17…基板、18…スライド板、19…突出
部、20…重量物載置棚、21…ガイドローラー、22
…ガイドレール、23…窒素ボンベ、40…幅微調整ハ
ンドル、41…安全ネット、42…支持棒、43…押し
込み・引き出しハンドル、44…重量物、51…収納
庫、53…モジュール電池、56…ナトリウム−硫黄電
池、63…ウインチ固定用フレーム、64…ウインチ、
65…ワイヤロープ、66…重量物支持柱、67…ワイ
ヤ、68…重量物支持柱貫通孔、69…重量物載置面、
70…重量物支持部材、71…スライドベース、72…
重量物支持部材との当接部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−283151(JP,A) 特開 昭50−47174(JP,A) 特開 平9−12291(JP,A) 実開 昭49−33553(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/10 B66F 9/12 H01M 10/39

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式移動手段、 重量物を載置するための重量物載置板、 当該重量物載置板ごと当該重量物を上下させる昇降手段
    並びにベアリングユニット本体からの突出及びベアリン
    グユニット本体への格納が可能なボール部を備えた複数
    のベアリングユニットとを有する架台への重量物設置装
    置であって、 当該重量物を当該重量物載置板に載置した後、当該自走
    移動手段により当該重量物を架台近傍に搬送し、 次いで、当該昇降手段により当該重量物を所定の高さま
    で上昇させ、 さらに当該重量物の底部に設けた溝型部材にセットした
    当該ベアリングユニットのボール部を当該ベアリングユ
    ニット本体から突出させ、当該ボール部のころがりによ
    り当該重量物を架台上に移動し、 その後当該ボール部を当該ベアリングユニット本体に格
    納することにより重量物の底部に設けた溝型部材を架台
    と当接させることを特徴とする架台への重量物設置装
    置。
  2. 【請求項2】 当該重量物載置板が当該自走式移動手段
    の進行方向に対し横方向へスライドする請求項1に記載
    の架台への重量物設置装置。
  3. 【請求項3】 当該重量物載置板が、そのスライド方向
    端部に、当該重量物載置板をスライドさせた際に、当該
    架台に設けた重量物載置棚の上面に掛け渡すための突出
    部を有する請求項2に記載の架台への重量物設置装置。
  4. 【請求項4】 当該自走式移動手段が、その地面近傍の
    両側面に2個ずつ、回転面が地面に水平となるように設
    置されたガイドローラーを有し、 当該重量物設置装置の片側又は両側の地面に垂直に設け
    られたガイドレールに沿って走行する請求項1、2又は
    3に記載の架台への重量物設置装置。
  5. 【請求項5】 当該自走式移動手段及び昇降手段がフォ
    ークリフトであり、当該フォークリフトのアームに当該
    重量物載置板を設けて成る請求項1、2、3又は4に記
    載の架台への重量物設置装置。
  6. 【請求項6】 当該重量物載置板が、その重量物載置面
    に昇降可能な重量物支持 部材を有する請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の架台への重量物設置装置。
  7. 【請求項7】 当該重量物支持部材が油圧シリンダであ
    る請求項に記載の架台への重量物設置装置。
  8. 【請求項8】 当該重量物載置板が、 フォークリフトのアームとの固定手段を備えた基板、 当該基板の上にスライド可能に取り付けられ、かつスラ
    イド方向の端部に、当該スライド板をスライドさせた際
    に、当該架台に設けた重量物載置棚の上面に掛け渡すた
    めの突出部を有するスライド板を備えた請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の架台への重量物設置装置。
  9. 【請求項9】 当該重量物が、複数のナトリウム−硫黄
    電池の単電池を直列又は並列に接続してケースに収容し
    て構成されるモジュール電池である請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の架台への重量物設置装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜のいずれか1項に記載の
    架台への重量物載置装置用いたことを特徴とする架台
    への重量物の設置方法。
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