JP2937510B2 - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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JP2937510B2
JP2937510B2 JP5697191A JP5697191A JP2937510B2 JP 2937510 B2 JP2937510 B2 JP 2937510B2 JP 5697191 A JP5697191 A JP 5697191A JP 5697191 A JP5697191 A JP 5697191A JP 2937510 B2 JP2937510 B2 JP 2937510B2
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steering
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陽介 岩崎
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Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のステアリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平2-71068 号公報に開
示されているように、内部にハンドル軸を挿通したステ
アリングコラムと、該ステアリングコラムの下端を上下
に回動自在に車体に連結する第1の連結部材と、前記ス
テアリングコラムの上部を車体に固定する第2の連結部
材とを備えた車両のステアリング装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハンドル内にエアバッ
グを備えたステアリング装置にあっては、重量の増加に
よりステアリングコラムの固有振動数が低下するため、
従来の2点支持ではステアリングコラムの撓み振動がア
イドル時のエンジンの上下振動と共振するという問題が
あった。 従って、本発明の目的は、ハンドル内にエア
バッグを設けても、ステアリングコラムがエンジンの振
動と共振しない車両のステアリング装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、内部にハンドル軸が挿通されたス
テアリングコラムと、前記ステアリングコラムの下端を
上下に回動自在に車体に連結する第一の連結部材と、前
記ステアリングコラムの上部を車体に固定する第二の連
結部材と、前記ステアリングコラムの前記第一の連結部
材と前記第二の連結部材とに挟まれた中間部の前記第一
の連結部材に近い側の部分をボルトによって車体に固定
する第三の連結部材とを備え、該第三の連結部材と車体
との接合面は、側方からみて車体前後方向の後端部が上
方に位置するように、ステアリングの軸線に対して傾斜
している車両のステアリング装置が提供される。
【0005】
【作用】上述のごとく、本発明においては、ステアリン
グコラムの下端を上下に回動自在に車体に連結する第1
の連結部材と、前記ステアリングコラムの上部を車体に
固定する第2の連結部材との間に、ステアリングコラム
の中間部を車体に固定する第3の連結部材を設けたの
で、ハンドル内のエアバッグによりステアリングコラム
の重量が増加しても、ステアリングコラムの撓み振動の
固有振動数は従来に比べて低下しない。従って、ステア
リングコラムの撓み振動はアイドル時のエンジンの上下
振動と共振しない。
【0006】
【実施例】以下添付図に基づいて、本発明の実施例係る
車両のステアリング装置を説明する。図1において、車
両のステアリング装置Aは、内部にハンドル軸を挿通し
たステアリングコラム1を備えている。ステアリングコ
ラム1の上端はハンドル2に連結されており、ハンドル
2内には図示しないエアバッグが収納されている。ステ
アリングコラム1の下端は、ステアリングコラム1に固
定された第1部分3aと、ピン3bを介して第1部分3
aに上下に回動自在に連結された第2部分3cとから成
る下部ブラケット3を、ボルト4を用いて車体側のブラ
ケット5に固定することにより、車体に対して上下に回
動自在に連結されている。
【0007】ステアリングコラム1の上部は、ステアリ
ングコラム1に堅く外嵌したスリーブを有する上部ブラ
ケット6を、ボルト7を用いて、インストルメントパネ
ルを車体に固定するための構造部材であるインパネメン
バー8に固定することにより、車体に固定されている。
下部ブラケット3の第1部分3aには、中間ブラケット
9が固定されており、中間ブラケット9は、ボルト10
を用いて、アクセルペダルBを支持する車体側のマスタ
ーシリンダブラケット11に固定されたブラケット12
に固定されている。中間ブラケット9とブラケット12
とは、中間ブラケット9の接合面9aとブラケット12
の接合面12aとが当接した状態で、ボルト10により
連結されている。中間ブラケット9の接合面9aは側方
から見て、ステアリングコラムの軸線に対して傾斜して
いる。この傾斜は、ステアリングコラムの上下の撓み振
動の振動モード、すなわち下部ブラケット3と上部ブラ
ケット7の位置を節とした上下の撓みモードの傾きと同
じ方向の傾きに設定されている。
【0008】上記構成を有する車両のステアリング装置
Aにあっては、ステアリングコラム1が下部ブラケット
3、上部ブラケット6及び中間ブラケット9により、3
点で車体に連結されているので、下部ブラケット3と上
部ブラケット6とで車体に連結されていた従来のステア
リング装置に比べて、ステアリングコラム1の撓み振動
の固有振動数が高い。従って、ハンドル2にエアバッグ
が取付けられて、ステアリングコラム1の重量が増加し
ても、ステアリングコラム1の撓み振動の固有振動数
は、従来のステアリング装置のステアリングコラムの固
有振動数よりも低くならず、アイドリング時のエンジン
の振動と共振しない。
【0009】また、中間ブラケット9の接合面9aは側
方から見て、ステアリングコラムの軸線に対して傾斜し
ており、この傾斜は、ステアリングコラムの上下の撓み
振動の振動モード、すなわち下部ブラケット3と上部ブ
ラケット7の位置を節とした上下の撓みモードの傾きと
同じ方向の傾きに設定されているので、ステアリングコ
ラムが上下に撓み振動をする際に、ボルト10には、軸
方向の力のみが加わり、剪断方向の力が加わらない。し
たがって、使用時にボルト10が緩むおそれはない。
【0010】更に、ステアリング装置Aを組付ける際に
は、ステアリングコラム1に中間ブラケット9が固定さ
れた下部ブラケット3と上部ブラケット6とを取付け、
図1に想像線で示すようにステアリングコラム1をピン
3bの周りに時計方向に回転させ、ステアリングコラム
1の上部を下方に向けて、下部ブラケット3の第2部分
3cを車体側ブラケット5に固定し、その後、ステアリ
ングコラム1をピン3bの周りに反時計方向に回転さ
せ、ステアリングコラム1の上部を上方に向けて、上部
ブラケット6をインパネメンバー8に、中間ブラケット
9をブラケット12に固定する。中間ブラケット9をボ
ルト10を用いてブラケット12に固定する際に、中間
ブラケット9の接合面9aが側方から見て、ステアリン
グコラムの軸線に対して傾斜しているので、ボルト10
の締結作業の作業性が向上する。
【0011】
【効果】以上説明したごとく、本発明においては、ステ
アリングコラムの下端を上下に回動自在に車体に連結す
る第1の連結部材と、前記ステアリングコラムの上部を
車体に固定する第2の連結部材との間に、ステアリング
コラムの中間部を車体に固定する第3の連結部材を設け
たので、ハンドル内のエアバッグによりステアリングコ
ラムの重量が増加しても、ステアリングコラムの撓み振
動の固有振動数は従来に比べて低下しない。
【0012】従って、本発明により、ハンドル内にエア
バッグを設けても、ステアリングコラムがエンジンの振
動と共振しない車両のステアリング装置か提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る車両のステアリング装置
の構造を示す側面図である。
【図2】図1のII-II 矢視図である。
【図3】図2のIII-III 矢視図である。
【符号の説明】
A 車両のステアリング装置 1 ステアリングコラム 3 下部ブラケット 6 上部ブラケット 9 中間ブラケット 9a 中間ブラケットの接合面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にハンドル軸が挿通されたステアリ
    ングコラムと、 前記ステアリングコラムの下端を上下に回動自在に車体
    に連結する第一の連結部材と、 前記ステアリングコラムの上部を車体に固定する第二の
    連結部材と、 前記ステアリングコラムの前記第一の連結部材と前記第
    二の連結部材とに挟まれた中間部の前記第一の連結部材
    に近い側の部分をボルトによって車体に固定する第三の
    連結部材とを備え、 該第三の連結部材と車体との接合面は、側方からみて車
    体前後方向の後端部が上方に位置するように、ステアリ
    ングの軸線に対して傾斜していることを特徴とする車両
    のステアリング装置。
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