JP2937121B2 - 脚のロック装置 - Google Patents

脚のロック装置

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JP2937121B2
JP2937121B2 JP14528196A JP14528196A JP2937121B2 JP 2937121 B2 JP2937121 B2 JP 2937121B2 JP 14528196 A JP14528196 A JP 14528196A JP 14528196 A JP14528196 A JP 14528196A JP 2937121 B2 JP2937121 B2 JP 2937121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル等に好適
に適用される脚のロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ホールで用いられる会議用のテ
ーブル等は、テーブル本体に脚を使用位置と収納位置の
間で回動可能に取り付け、通常は脚を邪魔にならないよ
うにコンパクトに収納しておき、必要なときに取り出し
て使用することができるようにしていることが少なくな
い。その際に脚を使用位置に固定するためのロック機構
の構成としては、脚の上端近傍部とテーブル本体との間
に薄板状のステーを架設しておき、脚を使用位置に配設
した際に脚とテーブル本体の間にステーを突っ張らせる
ことによって脚を固定するようにしたものや、テーブル
本体の梁の一部にレバーを枢着するとともに、このレバ
ーの枢着点から変位した位置と脚の上端部との間をリン
ク部材によって連結しておき、脚を使用位置に配設した
ときにレバーを枢着点回りに回動させることによって脚
を梁に引き寄せて固定するようにしたもの等が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の場合
には、無造作にステーを取り付けると該ステーに過大な
モーメントが作用する恐れがある。このため、ステーを
脚の回動中心からある程度離れた位置でテーブル本体と
の間に架設しておく必要があり、ステーが天板下方に大
きく迫り出して下肢空間を狭めるという不都合がある。
また、このステーは脚を使用位置に固定する作用を営む
だけであるため、脚を収納位置に折り畳んで固定する為
には別途にロック機構を設けなければならず、部品点数
の増加や構造の複雑化を招く要因となる。
【0004】一方、後者の場合には、脚を梁によほど強
く引き寄せないと、ぐらつきのない確実な固定状態を得
ることができない。このため、大きなレバー操作力が必
要になり、テーブルの設置台数が多い場合にはセッティ
ングに多大な労力と時間を要するという問題がある。ま
た、この構造の脚は一部をリンク部材に連結されている
だけであって固定軸を有していないため、ロック解除時
には脚とテーブル本体との一体感が損なわれ、脚の出し
入れに係る操作性が劣悪になる不具合が避けがたい。
【0005】以上のような不具合は、脚を折畳み可能に
している他の被支持物体においても同様に言えることが
少なくない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、脚と被支持物体の間に単一のロック
装置を介在させ、このロック装置によって、脚を使用位
置及び収納位置の何れにおいても被支持物体にロックで
きるようにするとともに、そのロック操作に係る操作力
も軽減されるような構造を採用することとしている。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る脚のロッ
ク装置は、被支持物体に固定軸を介して回動可能に取付
けた脚を、使用位置又は収納位置において被支持物体に
選択的にロックし得るように構成するに際して、脚と共
に回転する第1の係合部と、被支持物体側にあって前記
第1の係合部に対し固定軸方向に近接して対向する位置
に回転不能に設けられた第2の係合部と、第1、第2の
係合部のうち一方を他方に向かって押し付ける押付け機
構とから構成し、この押付け機構によって第1、第2の
係合部を脚の使用位置又は収納位置において相互に凹凸
係合させ得るようにしたものである。
【0008】このような構成のものであれば、ロック装
置が単一のものであっても、脚が使用位置又は収納位置
の何れの位置にあるときにも押付け機構を選択的に働か
せることによって第1、第2の係合部間を係脱し、脚を
被支持物体に対して選択的にロック若しくはロック解除
することができる。したがって、脚を収納位置に保持す
るための別段のロック機構を不要にすることができる。
しかも、このロック装置は、固定軸に沿って第1、第2
の係合部を対向配置し、その間を押付け機構を通じて圧
接するようにしているので、押付け機構のレバー等が脚
の使用位置で天板等の被支持物体の付近に位置するよう
にさえ構成しておけば、ロック装置が被支持物体の下方
に大きく迫り出すことを防止することができる。このた
め、下肢空間が不当に狭められる不都合を解消すること
が可能となる。その上、このものは凹凸係合構造を通じ
て脚を被支持物体にロックするようにしているので、凹
凸係合状態に引き込むに足る操作力さえ加えれば、過大
な操作力を加えずとも脚のぐらつきを確実に防止するこ
とができる。さらに、脚が固定軸回りに回動可能に取付
けられることが前提であるため、ロック解除時の脚の出
し入れに係る操作性も良好なものとなる。
【0009】第1、第2の係合部の具体的な実施の形態
としては、一方が十字溝であり、他方がこの溝に係合可
能な突条であるものや、一方が凹部であり、他方がこの
凹部に係合可能な方形の凸部であるものが挙げられる。
凹凸係合をより強固なものにするためには、第1、第2
の係合部が相互にテーパ係合するように構成されている
ことが望ましい。
【0010】押付け機構を、比較的小さい操作力で強固
な固定状態を実現できるものにするためには、第1、第
2の係合部のうち一方をねじ送りによって他方に向けて
移動させるねじ杆と、このねじ杆を回転操作する操作レ
バーとから構成されるものや、第1、第2の係合部のう
ち一方に添設して他方に向かって押し付けるカムと、こ
のカムを回転操作する操作レバーとから構成されるもの
等を採用することが好ましい。
【0011】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明の一実施例を、図1〜図9
を参照して説明する。この脚のロック装置3が適用され
るテーブルAは、図1〜図4に示すように、被支持物体
たるテーブル本体1に回動可能に脚2を取付けたもので
あり、ロック装置3は、使用位置P又は収納位置Qにあ
る脚2をテーブル本体1に選択的にロック若しくはロッ
ク解除し得るように構成されている。
【0012】テーブル本体1は、長方形状をなす天板1
1と、この天板11の長手方向縁部縁部1aに沿ってそ
の下面に固設された梁12とを具備してなるもので、梁
12の両側壁に、それぞれ内ブラケット13及び外ブラ
ケット14が取着されている。2枚のブラケット13、
14は平行平板状のもので、一方の縁部1a付近に配設
されるブラケット13、14と他方の縁部1a付近に配
設されるブラケット13、14とは互いに対面関係にあ
り、これらのブラケット13、14を貫通させて固定軸
15を抜出し得ないように取付けている。
【0013】脚2は、パイプ状のもので、その起立壁に
前記固定軸15が貫通され、その固定軸15に支持され
ている。そして、天板11に対して直交する使用位置P
と、平行をなす収納位置Qとの間で回動可能とされてい
る。ロック装置3は、脚2と共に一体回転する第1の係
合部たる突条31と、テーブル本体1と共に静止する第
2の係合部たる十字溝32と、突条31を十字溝32に
向かって押し付ける押付け機構4とから構成されてい
る。
【0014】突条31は、脚2の外壁に突設された横断
面三角形状のもので、その長寸方向は脚2が図1から図
4に示す使用位置Pにあるときに天板11に対して直交
し、脚2が図6〜図8に示す収納位置Qにあるときに天
板11に対して平行をなすように設定されている。十字
溝32は、脚2の外壁に近接して対向するブラケット1
3の内面に設けられたもので、天板11に対して直交す
る方向に伸びる溝部32aと、天板11に対して平行方
向に伸びる溝部32bとからなり、各溝部32a、32
bは横断面V形形状をなしている。そして、使用位置P
にある脚2の突条31を溝部32aに係合させ、収納位
置Qにある脚2の突条31を溝部32bに係合させ得る
ようにしている。なお、溝部32bの溝深さは溝部32
aの溝深さに対して相対的に浅く設定されている。その
理由については後述する。
【0015】押付け機構4は、各々の脚2を対応するブ
ラケット32に押し付けるためのもので、具体的には、
横架材41、ねじ杆42及び操作レバー43によって構
成されている。横架材41は、一端41aを対応する脚
2の内壁に固設され他端41bを天板2の幅方向中央付
近に延出させてなるもので、長手寸法は左右の脚2の離
間距離の半分よりも僅かに短寸となるように設定されて
いる。また、この横架材41の他端41bに開口する位
置には、ねじ孔41cを有するナット部材41dが装着
してあり、一方の脚2に付帯するねじ孔41cと他方の
脚2に付帯するねじ孔41cとは、互いに逆ねじの関係
にあるように設定されている。ねじ杆42は、両端に互
いに逆ねじの関係にあるねじ部42aを有してなるもの
で、前記両横架材41のねじ孔41cにそのねじ部42
aを同時に螺装している。操作レバー43は、このねじ
杆42の中央部に一体回転し得るように係合されたもの
で、この操作レバー43を固定軸15回りに回転操作す
ることによって、ねじ部42aを通じて両横架材41を
互いに接離する方向に同時にねじ送り駆動できるように
している。
【0016】なお、前記両横架材41には共通のカバー
44が外装され、このカバー44と横架材41との隙間
にはスペーサ45が介在されていて、左右の脚2が連動
して回転する様になっており、横架材41はカバー44
の両端から突没するようになっている。このカバー44
の中央部には操作レバー43との干渉を避ける切欠44
aが設けられている。
【0017】次に、本実施例の取扱方法を説明する。図
1〜図4は脚2が使用位置Pでロック解除されている状
態を示している。このとき操作レバー43は図3に示す
ように天板11よりも外方へ突出した位置にある。この
状態から同図中矢印で示す方向に操作レバーを180°
回転させると、ナット部材41dを有した横架材41が
ねじ部42aによってねじ送りされ、図5に示すように
脚2がブラケット13に押し付けられる。このとき、脚
2に設けた突条31がブラケット13に設けた十字溝3
2の溝部32aにテーパ係合し、その係合状態はねじ部
42aとねじ孔41cの間のセルフロック機能によって
レバー操作完了後も維持される。したがって、脚2は天
板本体1にガタつきなく強固に固定されることとなる。
一方、この位置から再び操作レバー43を前記とは逆方
向に180°操作すれば、再び図1〜図4に示したロッ
ク解除状態に復帰する。また、このロック解除状態から
今度は脚2を固定軸15回りに90°回動させて図6〜
図8に示すように天板11の下面に折り畳むと、横架材
41は脚2と一体に90°回動し、この横架材41には
ねじ杆42が螺合されていてねじ杆42も一体に回動す
るため、脚2の回動に伴ってねじ杆42に係合している
操作レバー43も90°回動する。つまり、脚2を収納
位置Qに折り畳んだ際に、操作レバー43は天板11か
ら真っ直ぐ下方に垂下した姿勢をとる。この状態から、
図7に矢印で示す方向に操作レバー43を90°回転操
作すると、横架材41がねじ杆42によってねじ送りさ
れ、図9に示すように脚2がブラケット13に押付けら
れる。このとき、脚2に設けた突条31はブラケット1
3に設けた十字溝32の前記とは異なる溝部32bに接
近することになる。前述したようにこの溝部32bは、
先に述べた溝部32aよりも溝浅なものに設定してある
ため、ねじ送りによるストローク量が少なくても、突条
31を溝部32bに適正に係合させることができる。そ
して、その係合状態はレバー操作完了後も維持されるこ
とになる。さらに、この位置から操作レバー43を逆操
作すると、脚2を再び図6から図8に示したロック解除
状態に復帰させることができる。
【0018】以上のようにして、このロック装置3は、
脚2が使用位置P又は収納位置Qの何れの位置にあると
きにも簡単なレバー操作で突条31を十字溝32に対し
て係脱し、脚2をテーブル本体1に選択的にロック若し
くはロック解除することができる。このため、脚2を収
納位置Qに保持するための別段のロック機構を不要にす
ることができる。しかも、このロック装置3は、固定軸
15に沿って突条31及び十字溝32を対向配置し、そ
の間を押付け機構4を通じて圧接するようにしている上
に、押付け機構4の操作レバー43等を脚2の使用位置
Pで天板11の下面に密接に配置しているため、ロック
装置3が天板11の下方に大きく迫り出すことを防止す
ることができる。このため、テーブルAの下肢空間を不
当に狭める不都合を解消することが可能となる。その
上、このものは凹凸係合構造を通じて脚2をテーブル本
体1にロックするようにしているので、凹凸係合状態に
引き込むに足る操作力さえ加えれば、過大な操作力を加
えずとも脚2のぐらつきを確実に防止することができ
る。特に、その押付け機構4にねじ送り機構を採用して
いるため、小さな操作力で大きな押付け力を発生させる
ことができ、しかもねじ送り機構のセルフロック機能を
利用して脚2を操作した位置に確実に保持しておくこと
ができる。さらに、脚2が固定軸15回りに回動可能に
取付けられるため、脚2の出し入れに係る操作性も良好
なものにすることができる。 <第2実施例>次に、本発明の他の実施例を、図10〜
図14を参照して説明する。なお、前記実施例と概ね同
様の構造を有する部分には同一符号を付し、その説明を
省略している。
【0019】このロック装置5が適用されるテーブルB
は、天板11の下面に設けたブラケット13a、13b
に固定軸15を架設しており、脚2は前記実施例と同様
にしてこの固定軸15に取付けられている。左右の脚2
の間は中空の横架材46によって一体回動可能に連結し
てあり、且つ左右の脚2と横架材46とが一体になって
固定軸15方向に移動可能とするために、脚2の外壁と
ブラケット13a又は13bとの間に一定のクリアラン
スが確保されている。
【0020】しかして、この実施例のロック装置5は、
天板11の一方の長手方向縁部1a近傍にある脚2の外
壁に第1の係合部たる凸部51を設け、対応するブラケ
ット13aの内面に第2の係合部たる凹部52を設ける
とともに、他方の長手方向縁部1a近傍にある脚2の近
傍に押付け機構6を構成して、脚2が図10〜図12に
示す使用位置P又は図13、図14に示す収納位置Qの
何れの位置にあってもその脚2を一方の長手方向縁部1
a側に変位させて凸部51を凹部52に凹凸係合させ得
るようにしている。
【0021】前記凸部51の具体的形状は、外周囲に二
対のテーパ面51a、52aを有するものであり、対応
する凹部52は任意の平断面が台形状をなすもので、脚
2が使用位置Pにあるときに少なくとも凸部51の対向
2面にあるテーパ面51aが凹部52のテーパ面52a
に凹凸係合し、脚2が収納位置Qにあるときに少なくと
も凸部51の他の対向2面にあるテーパ面51bが前記
凹部52のテーパ面52aに凹凸係合するようになって
いる。
【0022】また、押付け機構6は、他方の脚2に内周
にねじ孔61aを有するナット部材61を取着するとと
もに、このナット部材61とブラケット13bとの間に
操作レバー63によって回転操作可能なねじ杆62を配
設して、このねじ杆62をナット部材61のねじ孔61
aに螺装している。また、ねじ杆62は内周にねじ孔6
1aよりも小さいピッチのねじ孔を有し、軸15にはそ
れに螺合するねじが設けられていて、この2重ねじ構造
により高いロック効果が得られるようになっている。
【0023】このような構成においても、脚2が図10
〜図12に示す使用位置Pでロック解除されている状態
から、操作レバー63を操作して横架材46をねじ杆6
2によって図11及び図12に矢印で示す方向にねじ送
りすることで、脚2をブラケット13aに押し付け、脚
2に設けた凸部51のテーパ面51aをブラケット13
aに設けた凹部52のテーパ面52aにテーパ係合させ
ることができ、脚2を使用位置Pにガタつきなく保持す
ることができる。また、脚2を固定軸15回りに90°
回動させて図13及び図14に示すように天板11の下
面付近に折り畳んだ場合にも、操作レバー63を操作し
て横架材46をねじ杆62によって同図に矢印で示す方
向にねじ送りしても、脚2をブラケット13aに押し付
けて、脚2に向けた凸部51のテーパ面51bをブラケ
ット13aに設けた凹部52のテーパ面52aにテーパ
係合させることができる。この実施例の場合も、脚2の
使用位置Pと収納位置Qとで操作レバー63の操作量が
異なり、何れの位置においても脚2をロックできるよう
に構成する必要があるが、例えば凸部51の対向2面に
あるテーパ面51aの角度や突出量を他の対向2面にあ
るテーパ面51bのそれに対して異ならせておく等の手
法によって容易に対応することができる。
【0024】したがって、本実施例のものも、前記実施
例と同様に、単一のロック装置5で脚2を使用位置P及
び収納位置Qの双方においてロックすることができ、ロ
ック装置5が天板11の下肢空間を狭める不都合を有効
に解消することができ、操作レバー63を操作する際の
操作性や脚2を出し入れする際の操作性も極めて良好な
ものにすることが可能となる。
【0025】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。例えば、押付け機
構100として、図15及び図16に示すように、第1
の係合部103に添設してこれを第2の係合部104に
向かって押し付けるカム101と、このカム101を枢
着点100a回りに回転操作する操作レバー102とに
よって構成することも有効である。この場合、カム10
1は図16に示すロック状態で安定となるように構成し
ておけばよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明に係る脚のロック装置は、被支持物体に固定
軸を介して回動可能に取付けた脚を、使用位置又は収納
位置において被支持物体に選択的にロックし得るように
構成するに際して、そのロック装置を、脚と共に回転す
る第1の係合部と、テーブル本体側にあって前記第1の
係合部に対し固定軸方向に近接して対向する位置に回転
不能に設けられた第2の係合部と、第1、第2の係合部
のうち一方を他方に向かって押し付ける押付け機構とを
備え、この押付け機構によって第1、第2の係合部を脚
の使用位置又は収納位置において相互に凹凸係合させ得
るようにしたものである。
【0027】このため、ステーを用いた従来のロック装
置に比べて、脚を使用位置にロックするためのロック装
置に収納位置でのロック機能を兼任させることにより部
品点数の削減を図ることができ、ロック装置を天板等の
被支持物体の下に密接に配設できることで下肢空間等が
狭められる不都合も解消することができる。また、脚を
レバーによって被支持物体に強く引き寄せるようにした
従来のロック装置に比べて、遙かに少ない操作力でロッ
ク若しくはロック解除操作が行えるとともに、ロック解
除状態の脚を固定軸回りに回動可能に支持しておくこと
で脚の出し入れをスムーズに行えるようにするなど、使
い勝手を極めて良好なものにすることができる。
【0028】特に、脚と被支持物体との間をテーパ係合
させるように構成した場合には、両者が食い込むように
密着することで脚の安定度を簡単かつ有効に高めること
ができる。また、押付け機構をねじ送り機構やカム機構
によって構成した場合には、その倍力作用によって操作
性を一層良好なものにすることができ、ロック時の安定
度も高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を、脚を使用位置でロック
解除している状態において示す斜視図。
【図2】同状態を示す正断面図。
【図3】図2におけるIII−III線断面図。
【図4】同状態を示す底断面図。
【図5】脚を使用位置でロックしている状態を示す図4
に対応した底断面図。
【図6】脚を収納位置でロック解除している状態を示す
図2に対応した断面図。
【図7】同状態を示す図3に対応した断面図。
【図8】同状態を示す図4に対応した底断面図。
【図9】脚を収納位置でロックしている状態を示す図8
に対応した底断面図。
【図10】本発明の第2実施例を、脚を使用位置でロッ
ク解除している状態において示す斜視図。
【図11】同状態を示す部分正断面図。
【図12】同状態を示す部分底断面図。
【図13】脚を収納位置でロック解除している状態を示
す図11に対応した部分断面図。
【図14】同状態を示す図12に対応した部分断面図。
【図15】本発明の他の操作部を示す図。
【図16】図15に対応した作用説明図。
【符号の説明】
P…使用位置 Q…収納位置 1…被支持物体(テーブル本体) 2…脚 3、5…ロック装置 4、6…押付け機構 15…固定軸 31…第1の係合部(突条) 32…第2の係合部(十字溝) 42…ねじ杆 43…操作レバー 51…第1の係合部(凸部) 52…第2の係合部(凹部) 100…押付け機構 101…カム 102…操作レバー 103…第1の係合部 104…第2の係合部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被支持物体に固定軸を介して回動可能に取
    付けた脚を、使用位置又は収納位置において被支持物体
    に選択的にロックし得るようにしたものであって、 脚と共に回転する第1の係合部と、被支持物体側にあっ
    て前記第1の係合部に対し固定軸方向に近接して対向す
    る位置に回転不能に設けられた第2の係合部と、第1、
    第2の係合部のうち一方を他方に向かって押し付ける押
    付け機構とを具備してなり、この押付け機構によって第
    1、第2の係合部を脚の使用位置又は収納位置において
    相互に凹凸係合させ得るように構成してなることを特徴
    とする脚のロック装置。
  2. 【請求項2】第1、第2の係合部のうち一方が十字溝で
    あり、他方がこの溝に係合可能な突条であることを特徴
    とする請求項1記載の脚のロック装置。
  3. 【請求項3】第1、第2の係合部のうち一方が凹部であ
    り、他方がこの凹部に係合可能な方形の凸部であること
    を特徴とする請求項1記載の脚のロック装置。
  4. 【請求項4】第1、第2の係合部が相互にテーパ係合す
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の脚のロッ
    ク装置。
  5. 【請求項5】押付け機構が、第1、第2の係合部のうち
    一方をねじ送りによって他方に向けて移動させるねじ杆
    と、このねじ杆を回転操作する操作レバーとを具備して
    なることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の脚
    のロック装置。
  6. 【請求項6】押付け機構が、第1、第2の係合部のうち
    一方に添設して他方に向かって押し付けるカムと、この
    カムを回転操作する操作レバーとを具備してなることを
    特徴とする請求項1、2、3又は4記載の脚のロック装
    置。
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