JP2936751B2 - レール装置 - Google Patents

レール装置

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JP2936751B2 JP3036459A JP3645991A JP2936751B2 JP 2936751 B2 JP2936751 B2 JP 2936751B2 JP 3036459 A JP3036459 A JP 3036459A JP 3645991 A JP3645991 A JP 3645991A JP 2936751 B2 JP2936751 B2 JP 2936751B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば工場内に配設
され、走行台車などの移動体を支持案内する無端状のレ
ールからなるレール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレール装置としては、た
とえば特開平1−261103号公報に見られるものが
提供されている。
【0003】すなわち、搬送用台車がループ経路上に走
行自在に設けられ、このループ経路は搬送用台車を支持
案内するレールによって形成されている。このレールは
並設された二本の直線部と、これらの各端部間を連結す
る半円状のターン部とで構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式によると、上記レールを出荷する場合、出荷前
に一旦仮組みをして欠陥の有無を点検したのち、図7に
示すように、上記の各直線部60とターン部61とを再
び個々の直線レール60a〜60dとターンレール61
a〜61dとに分解し、出荷していた。このため、出荷
後、現地でレールを敷設する際、上記の分解された複数
本の直線レール60a〜60dとターンレール61a〜
61dとをそれぞれ接続し、二本の直線部60とターン
部61とに組み立てなければならなかった。この組み立
て作業は、二本の直線部60の設置間隔が狂ったり、ど
ちらか一方の直線部60が長さ方向にずれたりし易いた
め、手間がかかり作業性が悪かった。
【0005】本発明は上記問題を解決するもので、出荷
後のレールの組み立てを容易に行うことができるレール
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明は、移動体を支持案内するレール装置であっ
て、レールを、平行に並設された直線レール部と両端の
カーブレール部とにより無端状に形成し、幅方向で対向
する一対の直線レール部間を複数の連結材で連結すると
ともに、この直線レール部を、上記連結材を介在させた
状態で長さ方向で連結自在に分割し、上記連結材は、直
線レール部の長さ方向に変位自在で、締結具によって直
線レール部に固定されているものである。
【0007】
【作用】上記構成により、レール装置を出荷するとき、
幅方向で対向する一対の平行した直線レール部を長さ方
向で分割することによって、平行した直線レール部は、
さらに、連結材によって連結された、複数の短い平行し
一対の直線レール部に分割される。
【0008】そして、上記レール装置は、上記のように
幅方向で対向する一対の平行した直線レール部が長さ方
向で分割された状態で運搬された後、現地にて組み立て
られる。組み立ての際は、分割された複数の直線レール
部をそれぞれ長さ方向で連結すればよい。また、現地で
の組み立て作業時において、万一、連結材が障害物に干
渉する場合、締結具を緩めて連結材を直線レール部の長
さ方向に変位させることにより、連結材を障害物から回
避させることができる。その後、締結具を締め付けるこ
とによって、連結材が直線レール部に固定される。これ
により、支障なくレール装置を設置場所で組み立てるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6にした
がって説明する。図1〜図3において、1はレール装置
を示し、レール2と、このレール2に支持案内されて一
定経路上を走行自在な移動体の一例である走行台車3と
で構成されている。上記レール2は、平行した二本の直
線レール部4と、これら直線レール部4の両端に連結さ
れた半円状のカーブレール部5とによって、無端状に形
成されている。
【0010】上記直線レール部4およびカーブレール部
5は断面がC字状で、その上部全面を偏平な車輪受け面
7に形成するとともに、下部に下方開放の蟻溝部8を全
長にわたって、かつ左右に振分けて二条(複数条)形成
している。
【0011】上記直線レール部4およびカーブレール部
5の外側面には、側方開放の蟻溝部9が全長にわたっ
て、かつ上下方向に振り分けられて二条形成されてい
る。また、各レール部4,5の上部下面には、下方開放
で台形状の溝部10が全長にわたって形成されている。
【0012】そして各レール部4,5の上部と下部との
両側外面には、それぞれガイドローラ案内面12,1
3,14,15が形成されている。各レール部4,5
は、たとえばアルミニウムの引抜き成形によって得られ
る。
【0013】各レール部4,5はベース部材(床や床
板)16上に脚部材17と連結部材18を介して配設さ
れる。すなわち脚部材17は門形状であって、その下端
から外方に折曲したフランジ部19をベース部材16側
からのボルト20に外嵌し、そしてナット21をら合し
て締め付けることで固定される。
【0014】上記連結部材18は、各レール部4,5の
下面に当接自在な本体22と、この本体22の両側部に
一体形成した左右一対のナット部23と、これらナット
部23に下方からら合したボルト24などからなる。そ
して本体22に下方から通したボルト25を蟻溝部8内
に設けられた板状のナット体26にら合し締め付けるこ
とで各レール部4,5の下面に本体22を固定し得、ま
た脚部材17の天板部に上記ボルト24を挿通させると
ともに、このボルト24にら合した上下対のナット2
7,28を締め付けて上記天板部を挾持することで、上
下位置を調整自在にして脚部材17に固定される。
【0015】C字状の各レール部4,5は内部が配設空
間30であり、この配設空間30内には給電装置31が
配設される。給電装置31は、絶縁部材32の内面に給
電用や信号用のレール部材33を有し、そしてボルトな
どによって各レール部4,5に固定されている。
【0016】幅方向で対向する平行した二本の直線レー
ル部4間には、チャンネル状の連結材35が複数本架設
されている。すなわち、直線レール部4の下面に長方形
のブロック体36が当接自在に設けられ、これらブロッ
ク体36の下面に上記連結材35の両端部が当接自在に
設けられ、ボルト37が下方から上記連結材35の両端
部およびブロック体36に挿通され、上記蟻溝部8内に
設けられた板状のナット体38にら合し締め付けられて
いる。これによって、各連結材35の両端部は各ブロッ
ク体36の下面に固定される。尚、上記ボルト37とナ
ット体38とは締結具の一例であり、ボルト37を緩め
ることによって、連結材35は、ブロック体36とナッ
ト体38と共に、直線レール部4の長さ方向に変位自在
となる。この際、上記ナット体38は蟻溝部8内を摺動
する。
【0017】上記直線レール部4は上記連結材35を介
在させて長さ方向で連結自在に分割されている。たとえ
ば、この実施例では、図4に示すように、上記直線レー
ル部4は、中央部が分割されて、それぞれカーブレール
部5を含んだ第一直線レール部40と第二直線レール部
41とに連結自在に二分割されている。
【0018】図5,図6に示すように、上記第一直線レ
ール部40と第二直線レール部41との各連結部の継ぎ
目42の下部には、上記脚部材17と連結部材18とが
設けられ、連結される第一直線レール部40と第二直線
レール部41とのそれぞれの端部を支持している。すな
わち、第一直線レール部40と第二直線レール部41と
の各端部は、前後左右一対に設けられた上記ボルト25
と、両端部間にわたって上記蟻溝部8に挿入された上記
ナット体26とを介して上記本体22に固定されてい
る。
【0019】また、上記蟻溝部9には、それぞれ連結板
43が第一直線レール部40と第二直線レール部41と
の連結される両端部間にわたって挿入され、継ぎ目42
の左右両端部間に設けられた止めねじ44によってそれ
ぞれ第一直線レール部40と第二直線レール部41とに
押し付けられて固定されている。さらに、上記溝部10
には、台形状の連結板45が第一直線レール部40と第
二直線レール部41との連結される両端部間にわたって
挿入され、継ぎ目42の左右両端部間に設けられた皿小
ねじ46によって第一直線レール部40と第二直線レー
ル部41とに固定されている。
【0020】図2に示すように、上記直線レール部4お
よびカーブレール部5に支持案内される走行台車3は、
その本体47の下面に前後一対の車輪48を配設してお
り、これら車輪48を車輪受け面7上に載置することに
よって一定経路上で走行自在となる。そして車輪48
に、本体47側に設けた走行駆動装置(モータなど)4
9が連動連結する。さらに両車輪48の近くには、それ
ぞれガイドローラ案内面12,13,14,15に当接
自在なガイドローラ50,51,52,53が取付けら
れる。そして本体47側には上記給電装置31に対応す
る集電装置54が設けられる。
【0021】以下、上記構成における作用を説明する。
レール装置1を出荷する際、一旦仮組みされたレール装
置1の直線レール部4を長さ方向で分割することによっ
て、図4に示すように、この直線レール部4は、連結材
35によって連結された、一対の平行な短い第一直線レ
ール部40と第二直線レール部41とに二分割される。
【0022】すなわち、上記直線レール部4の分割は、
図6に示すように、連結部におけるボルト25と止めね
じ44および皿小ねじ46を取り外して、第一直線レー
ル部40と第二直線レール部41とを互いに長さ方向に
引き離し、蟻溝部8,9からナット体26および連結板
43を抜脱させればよい。
【0023】上記のように、レール装置1は二分割され
た状態で出荷され、運搬された後、設置場所において組
み立てられる。レール装置1の組み立ては、上記蟻溝部
8,9にナット体26および連結板43を挿入して、第
一直線レール部40と第二直線レール部41との端面を
互いに長さ方向に当接させ、ボルト25と止めねじ44
を締め付け、さらに溝部10に連結板45を取り付けて
皿小ねじ46を締め付ければよい。これによって、第一
直線レール部40と第二直線レール部41とは連結され
る。また、設置場所での組み立て作業時において、万
一、連結材35が障害物に干渉する場合、ボルト37を
ナット体38から緩めて、ブロック体36とボルト37
とナット体38と共に連結材35を直線レール部4の長
さ方向に変位させることにより、連結材35を障害物か
ら回避させることができる。その後、ボルト37をナッ
ト体38に締め付けることによって、連結材35が直線
レール部4に固定される。これにより、支障なくレール
装置1を設置場所で組み立てることができる。
【0024】上記実施例では、直線レール部4を第一直
線レール部40と第二直線レール部41とに二分割した
が、上記直線レール部4が長い場合は、三分割あるいは
それ以上分割したものであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、幅方向で
対向する一対の平行した直線レール部間を複数の連結材
で連結するとともに、上記一対の直線レール部を、上記
連結材を介在させた状態で長さ方向で連結自在に分割し
たことにより、レール装置は一旦仮組みされたのち、
方向で対向する一対の平行した直線レール部が、連結材
によって連結された複数の短い一対の平行した直線レー
ル部に分割された状態で出荷される。このため、仮組み
後の上記直線レール部の分割は、従来のように直線レー
ル部を個々の直線レールに分解する手間が省け、少人数
かつ短時間で行える。
【0026】出荷後、上記の複数に分割された一対の
行な短い直線レール部を長さ方向で連結することによっ
て、レールを組み立てることができる。これら複数に分
割された一対の直線レール部は連結材によってそれぞれ
予め平行に連結されているため、組み立ての際、平行し
一対の直線レール部の設置間隔が狂ったり、どちらか
一方の直線レール部が他方の直線レール部に対して長さ
方向にずれるといった不具合は防止できる。
【0027】したがって、レールの組み立ては容易かつ
正確に行え、設置場所での組み立て作業性が向上する。
また、設置場所での組み立て作業時において、万一、連
結材が障害物に干渉する場合、締結具を緩めて連結材を
直線レール部の長さ方向に変位させることにより、連結
材を障害物から回避させることができる。その後、締結
具を締め付けることによって、連結材が直線レール部に
固定される。これにより、支障なくレール装置を設置場
所で組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すレール装置の平面図で
ある。
【図2】レールの横断面図である。
【図3】レールと連結材との連結部を示す横断面図であ
る。
【図4】レールの分割を示す平面図である。
【図5】レールの連結部を示す横断面図である。
【図6】図5におけるA−A矢視図である。
【図7】従来例におけるレールの分解を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 レール装置 2 レール 3 走行台車(移動体) 4 直線レール部 5 カーブレール部 8 蟻溝部 9 蟻溝部 10 溝部 16 ベース部材 17 脚部材 18 連結部材 22 本体 25 ボルト 26 ナット体 31 給電装置 35 連結材 36 ブロック体 37 ボルト 38 ナット体 40 第一直線レール部 41 第二直線レール部 43 連結板 44 止めねじ 45 連結板 46 皿小ねじ 48 車輪 49 走行駆動装置 54 集電装置 60 直線部 60a〜60d 直線レール 61 ターン部 61a〜61d ターンレール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体を支持案内するレール装置であっ
    て、レールを、平行に並設された直線レール部と両端の
    カーブレール部とにより無端状に形成し、幅方向で対向
    する一対の直線レール部間を複数の連結材で連結すると
    ともに、この直線レール部を、上記連結材を介在させた
    状態で長さ方向で連結自在に分割し、上記連結材は、直
    線レール部の長さ方向に変位自在で、締結具によって直
    線レール部に固定されていることを特徴とするレール装
    置。
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