JP3048034B2 - リニアモーターカーの走行路構築用型枠 - Google Patents

リニアモーターカーの走行路構築用型枠

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JP3048034B2
JP3048034B2 JP6252429A JP25242994A JP3048034B2 JP 3048034 B2 JP3048034 B2 JP 3048034B2 JP 6252429 A JP6252429 A JP 6252429A JP 25242994 A JP25242994 A JP 25242994A JP 3048034 B2 JP3048034 B2 JP 3048034B2
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正三 深沢
典章 畔柳
雪久 稲川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はリニアモーターカーの
コンクリート走行路(レールベース)を施工するための
走行路構築用型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、リニアモータカーを走行するた
めの走行路は図20に示すように構成されている。コン
クリート路面81にはレール支持用の帯状をなすコンク
リート走行路82が平行に形成され、その両側方には鉄
筋83によりコンクリート側壁84が形成されている。
そして、コンクリート走行路82の上面に敷設したレー
ル(図示略)上にリニアモータカーが支持される。
【0003】前記コンクリート走行路82を路面81に
打設する方法として従来、複数の型枠を互いに直列に連
結して形成した一対の型枠群を水平に、かつ互いに平行
に対向配置し、それらを間隔保持機構を用いて所定の間
隔に保持するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のコン
クリート走行路82の施工方法においては所定長さのコ
ンクリートを打設する毎に一対の型枠群を分解・組み立
てていたので、施工時間が非常に長くなるという問題が
あった。又、型枠をその都度組み立てることにより 走
行路の施工精度が低下するという問題があった。
【0005】この発明の第1の目的は、コンクリート走
行路の打設作業の所要時間を大幅に短縮することができ
るとともに、走行路の施工精度を向上することができる
リニアモーターカーの走行路構築用型枠を提供すること
にある。
【0006】又、この発明の第2の目的は上記第1の目
的に加えて、型枠の離型作業を容易に行うことができる
リニアモーターカーの走行路構築用型枠を提供すること
にある。
【0007】この発明の第3の目的は、上記第1又は第
2の目的に加えて、コンクリート走行路の打設高さを容
易に調節することができるリニアモーターカーの走行路
構築用型枠を提供することにある。
【0008】この発明の第4の目的はコンクートの成型
側壁から型枠を容易に引き放すことができるリニアモー
ターカーの走行路構築用型枠を提供することにある。
又、この発明の第5の目的は型枠の横方向の設置位置の
調節を容易に行うことができるリニアモーターカーの走
行路構築用型枠を提供することにある。
【0009】さらに、この発明の第6の目的は、コンク
リート走行路の長手方向の移動を容易に行うことができ
るリニアモーターカーの走行路構築用型枠を提供するこ
とにある。
【0010】さらに、この発明の第7の目的は第6の目
的に加えて、型枠の移動時に型枠をコンクリートの成型
側壁に沿って円滑に移動することができるリニアモータ
ーカーの走行路構築用型枠を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
左右一対の型枠と、この両型枠を所定間隔に保持するた
めの間隔保持機構と、前記両型枠の下部に設けられ、か
つ型枠を水平方向に走行するための走行車輪とを備え
前記走行車輪は上下位置調節機構を備え、型枠は上下位
置調節可能な可動成型板を備えている。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て走行車輪は型枠をその長手方向及びそれと直交する方
向への水平移動可能に構成されている
【0013】請求項記載の発明は、請求項1又は2
おいて、型枠はコンクリート成型面から型枠を離隔させ
る離型機構を備えている。請求項記載の発明は、請求
項1〜のいずれか1項において、型枠は固定の構造物
に連結されて型枠を水平方向に位置調節するための位置
調節機構を備えている。
【0014】請求項記載の発明は、請求項1〜のい
ずれか1項において、型枠の端部には牽引機構を備えて
いる。請求項記載の発明は、請求項において型枠は
コンクリートの成型側壁に沿って案内される案内機構を
備えている。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明では、左右一対の型枠を間
隔保持機構により所定間隔に保持した状態で、両型枠の
内側空間に生コンクリートを供給し、コンクリート走行
路を打設する。コンクリート走行路の打設後は間隔保持
機構を解除し、コンクリート走行路の側壁面から型枠を
引き離し、型枠を走行車輪により次のコンクリート打設
位置へ移動する。
【0016】請求項1記載の発明では、一対の型枠の組
立及び搬送作業が容易となり、走行路の打設作業に要す
る時間が短縮される。また、型枠に可動成型板が上下の
位置調節可能に設けられるとともに、走行車輪が上下位
置調節機構により型枠に支持されている。このため、コ
ンクリート路面に起伏がある場合に、型枠の高さを調節
してコンクリート走行路の打設高さを容易に調節するこ
とができる。請求項2記載の発明では、型枠下部の走行
車輪が型枠の長手方向及びそれと直交する方向への走行
可能に構成されているので、請求項1記載の発明の作用
に加えて、型枠の引き離し時に型枠をコンクリートの側
方へ容易に移動させることができる。
【0017】
【0018】請求項記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の作用に加えて、コンクリート打設後に離型
機構によりコンクリート成型側壁から型枠を容易に引き
離すことができる。
【0019】請求項記載の発明では、請求項1〜
載のいずれかの発明の作用に加えて、左右一対の型枠を
所定位置にセットした状態で、両型枠の横方向の位置を
調節することができ、コンクリート走行路の施工精度が
向上する。
【0020】請求項記載の発明では、請求項1〜
載のいずれかの発明の作用に加えて、型枠の移動作業を
容易に行うことができる。請求項記載の発明では、請
求項記載の発明の作用に加えて、型枠の移動時にコン
クリートの側壁に沿って型枠を円滑に案内することがで
きる。
【0021】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図1
〜図15に基づいて説明する。最初に、このリニアモー
ターカーの走行路構築用型枠の概略構成を図13〜図1
5に基づいて説明する。図13に示すように一対のコン
クリート型枠1,2は2ヶ所において間隔保持機構3に
より所定間隔に保持されている。又、図14に示すよう
に型枠1,2の下部には走行機構4がそれぞれ2ヶ所に
設けられている。前記走行機構には高さ調節機構5が
それぞれ設けられ、一方の型枠1には図13に示すよう
に型枠1,2を横方向に位置調節するための水平位置調
節機構6が設けられている。前記両型枠1,2には図1
4に示すようにコンクリート走行路の側壁から型枠1,
2を離すための離型機構7が設けられている。
【0022】さらに、両型枠1,2の一端部には連結手
段8を介して他の型枠1,2の端部が直列に連結されて
いる。型枠1,2は図15に示すように例えば箇所に直
列に連結されていて、二つのコンクリート走行路82を
同時に打設可能である。四列の型枠1,2の右端部には
型枠を牽引して設置場所を変えるための牽引機構9が装
着され、左端部には走行路82の側壁に沿って型枠を案
内するための案内機構10が装着されている。
【0023】以下に、前述した各機構を順次説明する。 (走行機構3)図1及び図2に示すように、型枠1,2
は横断面が底部を開放した横四角筒状に形成されてい
る。型枠1,2の内頂面には案内筒11が下向きに固定
されており、案内筒11には走行車輪12を支持したホ
ルダー13が上下方向の位置調節可能に挿入されてい
る。前記ホルダー13の上面には回動を許容する継手1
4を介してネジ棒15が型枠2の上壁から外部に貫通す
るように立設され、ネジ棒15は型枠2に固定したネジ
筒16に螺合されている。又、ネジ棒15の上端部に形
成した四角柱状の操作部17をスパナー等により回動す
ると、ネジ棒15が上下方向に変位されて、ホルダー1
3が案内筒11内で上下方向に往復動され、型枠2の高
さを調節することができる。又、前記型枠2の外側部に
は前記走行車輪12と対応する位置にブラケット18が
固定され、該ブラケットには前記案内筒11、ホルダー
13、継手14及びネジ棒15等からなる補助走行機構
3Aが装着されている。これによって型枠1,2を転倒
することなく安定して走行することが可能である。又、
走行車輪12は型枠1,2の長手方向の走行及びそれと
直交する方向への走行を自在に行うことができる。走行
機構3は図2に示すように一対の車輪12を有し、補助
走行機構3Aは一つの車輪12を有している。
【0024】図3及び図4に示すように前記型枠1,2
には可動成型板21が上下方向の位置調節可能に装着さ
れている。可動成型板21には複数箇所に操作ロッド2
2が一体に形成され、該ロッドは型枠2の内面に取り付
けた案内金具23の挿通孔に挿通され、型枠1,2の上
面から外部に突出されている。このため、操作ロッド2
2を上下方向に往復動すると可動成型板21が型枠1,
2に対し上下に位置調節可能である。 (型枠1,2の間隔保持機構4)図5に示すように一対
の型枠1,2の上面にはブラケット24,25が溶接等
によりそれぞれ固定され、ブラケット24,25の間に
は間隔保持ロッド26の水平部26aの両端部が挿入さ
れ、ボルト27をブラケット24,25の孔に挿通して
ナット28により締め付け固定している。間隔保持ロッ
ド26の水平部26aの両端部には型枠1,2の外側壁
面の位置を規制する規制部26bが直角に折曲げ形成さ
れている。前記間隔保持ロッド26の水平部26aには
図5に鎖線で示すように型枠1,2をコンクリート打設
位置に保持するための複数の孔h1と、後述するように
離型後に両型枠1,2を所定間隔に保持するための複数
の孔h2とを形成している。 (型枠の水平位置調節機構6)図6示すようにこの機構
はジャッキ31を主要部材とし、型枠2の外側面に固定
したブラケット32には連結ピン33を介してネジ棒3
4の一端部が上下方向の回動可能に連結されている。こ
のネジ棒34にはネジ筒35が螺合され、該ネジ筒35
には別のネジ棒36が螺合されている。そして、ネジ棒
36の基端は前記鉄筋83に挟着固定される一対の取付
板37,38に形成したブラケット41に対し連結ピン
42を介して上下方向の回動可能に支持されている。従
って、前記ネジ筒35を回動することにより、両ネジ棒
34,36の間隔を変更して型枠2を矢印方向に往復動
し、型枠2の横方向への位置を調節可能である。
【0025】図5に示すように型枠2の上面にはレベル
標準用のスケール43が立設され、スケールの近傍には
レーザー光を透過する孔44aを有するターゲット44
が取付られている。 (離型機構7)図7に示すように型枠2の左右両側壁に
は案内筒45とナット46が固定されていて、作動ロッ
ド47は前記案内筒45内に水平方向の移動可能に挿入
され、ロッド47のネジ部48はナット46に螺合され
ている。又、ネジ部48の右端部には四角柱状の操作部
49が形成され、この操作部49をスパナー等により回
動すると、操作ロッド47が水平方向に移動され、その
左端に回動可能に連結したパッド50が型枠2の左側壁
から左方に移動される。この動作により走行路82の側
壁面から型枠2を引き離すことができる。 (型枠の連結機構8)図5に示すように、型枠1,2の
端部には直角状をなすフランジ金具29が溶接により固
定されている。このフランジ金具29を互いに接合して
ボルト30及びナットにより両金具29を固定すること
により、型枠1,1(2,2)が互いに直列に連結され
ている。 (型枠の牽引機構9)図9及び図10に示すように牽引
台車51はターンバックル52を介して前記四列の型枠
1,2の端部に連結されている。又、台車51にはワイ
ヤー53が連結されていて、例えばフォークリフトやウ
インチ(図示略)により台車51を牽引することによ
り、型枠1,2を次のコンクリート走行路の打設位置に
移動することができる。 (型枠の案内機構10)図11に示すように四列の型枠
1,2の左端部には案内機構10がそれぞれ取り付けら
れている。図12に示すように型枠2の端部には案内金
具61が上下二箇所にかつ横方向に固定されている。こ
の案内金具61の案内溝61aには可動支持体62の係
合板63が水平方向の移動可能に嵌合されている。前記
可動支持体62にはブラケット64及び軸65を介して
コンクリート走行路82の側壁面に転動接触するガイド
ローラ66が支持されている。又、前記型枠2には支持
金具67が固定され、この金具67のネジ孔68にはネ
ジ棒69が水平方向に螺合され、該ネジ棒69の先端を
前記可動支持体62に回動可能に連結している。ネジ棒
68の基端に形成した四角柱状の操作部70をスパナー
等により回動すると、前記ネジ棒69が回動され支持体
62が案内溝61aに沿って水平方向に位置調整され
る。そして、型枠2を走行路82の側壁から離隔した後
に、前記ネジ棒69を回動してガイドローラ66を側壁
に接触させ、前記牽引機構9による型枠1,2の移動時
に走行路82に沿って型枠1,2を円滑に移動するよう
にしている。
【0026】次に、前記のように構成した型枠について
その作用を説明する。図15に示すようにコンクリート
走行路82を2ヶ所に互いに平行に打設するため、型枠
1,2がそれぞれ2ヶ所に互いに平行に設置される。こ
の状態では図5に示すように間隔保持機構4の間隔保持
ロッド26が両型枠1,2を所定の間隔に保持してい
る。この状態ではボルト27は孔h1に挿入されてい
る。又、水平位置調節機構6のジャッキ31を回動操作
することにより型枠1,2の長手方向と直交する方向へ
の水平位置の調整が行われる。
【0027】又、コンクリート路面81から型枠1,2
の上面までの高さが所定の高さになるように高さ調節機
構5の操作部17を回動して型枠1,2の高さを調整す
る。この時、可動成型板21が上下に位置調整されて、
両型枠1,2の成型面と路面81との隙間が閉鎖され
る。
【0028】四列の型枠1,2の正確な位置設定はレー
ザ光を型枠の長手方向に照射して、ターゲット44に当
て、その光の透過の有無を判断することにより行われ
る。以上のようにセットされた型枠1,2の内側空間に
生コンクリートを供給すると、コンクリート走行路82
が打設される。可動成型板21の下端縁は路面81に接
触しているので、生コンクリートが型枠の外部に漏れる
ことはない。
【0029】次に、コンクリートの硬化後、ボルト27
及びナット28を取り外して、間隔保持ロッド26をブ
ラケット24,25から取り外す。又、水平位置調節機
構6の取付板38を鉄筋83から取り外す。この状態で
離型機構7の作動ロッド49を回動してパッド50を走
行路82の側壁面に押し付けると、側壁面から型枠1,
2が走行車輪12により路面81に沿って離隔される。
【0030】次に、図8に示すように間隔保持ロッド2
6をその規制部26bが上向きとなる状態でブラケット
24,25に挿入した後、ボルト27及びナット28に
よりロッド26をブラケットに固定する。このときボル
ト27は孔h2(図5参照)に挿入される。さらに、図
12に示すように各案内機構10のネジ棒69を回動操
作してガイドローラ66をコンクリート82の側壁面に
接触するまで前進させる。この状態において図15に示
す牽引台車51をワイヤ53により牽引すると各型枠
1,2が同図の右方向に牽引され、各型枠はコンクリー
ト82の側壁面に沿って同方向に円滑に移動される。
【0031】このように前記実施例においては、型枠
1,2に走行機構3を装着するとともに、間隔保持ロッ
ド26により両型枠1,2を互いに所定間隔に連結した
ので、両型枠1,2の走行を容易に行うことができると
ともに所定位置への設置を容易に行いコンクリートの打
設作業を迅速に行うことができる。
【0032】又、前記実施例では走行車輪12を任意の
方向への移動可能に構成したので、コンクリート走行路
82から型枠1,2を引き離す作業を円滑に行うことが
できる。
【0033】さらに、前記実施例では可動成型板21を
型枠1,2に対し上下方向に位置調節可能に支持すると
ともに、走行機構3の走行車輪12を型枠1,2に対し
上下方向の位置調節可能に支持した。このため、コンク
リート路面81の高さが変化した場合にコンクリート走
行路82の高さを基準高さに容易に調節することができ
る。
【0034】又、前記実施例では離型機構7を設けたの
で、コンクリート走行路82から型枠1,2を容易に引
き離すことができる。さらに、前記実施例では牽引機構
9を設けたので、コンクリート走行路82の打設後に型
枠1,2を一括して次のコンクリート打設位置へ容易に
搬送することができる。
【0035】さらに前記実施例では案内機構10を設け
たので、型枠1,2をコンクリート走行路82に沿って
円滑に移動することができる。次に、この発明の別の実
施例を図16及び図17に基づいて説明する。
【0036】この別例では間隔保持機構4の構成を図1
6に示すように構成している。間隔保持ロッド26の両
端部には垂直規制部26bの外側に別の規制部26cを
直角に形成している。又、型枠1,2の外側壁には係合
筒74が溶接等により固定されている。
【0037】従って、コンクリート走行路82を打設す
る場合には、規制部26bを係合筒74に挿入する。型
枠を走行路82から離す場合には間隔保持ロッド26を
係合筒74から抜き取り、型枠1,2を図17に示すよ
うに引き離した状態で、規制部26cを係合筒74に挿
入する。
【0038】この実施例では前記実施例と比較してボル
ト27やナット28を使用することなく、簡単に間隔保
持ロッド26の脱着を行うことができるとともに、部品
点数を少なくしてコストダウンを図ることができる。
【0039】なお、この発明は次のように具体化するこ
ともできる。 (1)図18に示すように、間隔保持ロッド26をブラ
ケット24,25に固定するため、連結ピン75と割り
ピン76を使用すること。この場合には間隔保持ロッド
26の脱着が前記実施例よりも簡単となる。
【0040】(2)図19に示すように、型枠1,2の
上側壁部にネジ筒77を固定し、このネジ筒に操作ロッ
ド78を螺合する。又、この操作ロッド78の下端部に
は路面81に接触する板79を相対回転可能に連結す
る。この別例では走行車輪12を上方に引き上げた後、
操作部78aを回動して板79を路面81に押圧し、型
枠1,2の水平方向への移動を阻止することができる。
又、この別例では走行車輪12がロックできない場合や
水平位置調節機構6が使用できない場合に型枠を安定し
て設置することができる。
【0041】(3)前記実施例の走行車輪12に代え
て、旋回可能なキャスター(図示略)を使用すること。 (4)前記水平位置調節機構6及び離型機構7の少なく
とも一つを省略すること。
【0042】(5)前記水平位置調節機構6を離型機構
として使用すること。この場合には図7に示す離型機構
を省略することができ、それだけ構造を簡素化すること
ができる。
【0043】(6)図示しないが前記牽引台車51にエ
ンジンを搭載して駆動輪を回転させ、型枠1,2を自動
走行させるように構成すること。 上記実施例から把握できる請求項以外の技術思想につい
て、以下にその効果とともに記載する。
【0044】請求項1において、間隔保持機構4は型枠
1,2の上面に固定したブラケット24,25と、この
ブラケット24,25にボルト27又はピン75により
連結された間隔保持ロッド26とにより構成されている
リニアモーターカーの走行路構築用型枠。
【0045】このリニアモーターカーの走行路構築用型
枠の場合には型枠1,2に対する間隔保持ロッド26の
脱着を容易に行うことができる。上記リニアモーターカ
ーの走行路構築用型枠において、間隔保持ロッド26又
はブラケット24,25は、離型状態で両部材を連結す
るボルト27又はピン75を挿通する孔を備えているリ
ニアモーターカーの走行路構築用型枠。
【0046】この型枠は、離型後の移動が容易となる。
請求項1において、間隔保持機構4は型枠1,2の外側
壁に固定した係合筒74と、水平部26aの両端部に形
成され、かつ前記係合筒74に係合される規制部26b
を備えた間隔保持ロッド26とにより構成されているリ
ニアモーターカーの走行路構築用型枠。
【0047】この型枠の場合には部品点数を低減して構
造を簡素化することができる。又、間隔保持ロッドの脱
着作業を迅速に行うことができる。請求項4において、
離型機構7は型枠1,2に横方向への往復同可能に螺合
した作動ロッド47と、このロッド47の先端部に取り
付けられ、成型面からコンクリート走行路82の側壁面
に押圧されるパット50とにより構成されているリニア
モーターカーの走行路構築用型枠。
【0048】この型枠の場合には、離型機構7の構造が
簡素化され、コストダウンを図ることができる。請求項
7において、案内機構10は走行路82の側壁面を転動
するガイドローラ66と、このローラの位置を横方向に
調節するための機構とから構成されているリニアモータ
ーカーの走行路構築用型枠。
【0049】この型枠の場合には、走行路82の側壁面
から型枠を離した状態でガイドローラ66を側壁面に接
触するように位置調整することができ、案内動作を円滑
に行うことができる。
【0050】又、この明細書において、走行車輪とは、
型枠1,2の長手方向及びそれと直交する方向への転動
可能のものや前記キャスター以外に長手歩方向のみに転
動するものあるいは無端状の走行ベルト等も含むものと
する。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は特許請
求の範囲のように構成したので、各請求項は次のような
効果を奏する。
【0052】請求項1記載の発明では、一対の型枠の組
立及び搬送作業が容易となり、走行路の打設作業に要す
る時間を短縮することができる。また、ンクリート路面
に起伏がある場合に、型枠の高さを調節してコンクリー
ト走行路の打設高さを容易に調節することができる。
求項2記載の発明では、請求項1記載の発明の効果に加
えて、型枠の引き離し時に型枠をコンクリートの側方へ
容易に移動させることができる。
【0053】
【0054】請求項記載の発明では、請求項1又は2
記載の発明の効果に加えて、コンクリート打設後に離型
機構によりコンクリート成型側壁から型枠を容易に引き
離すことができる。
【0055】請求項記載の発明では、請求項1〜
載のいずれかの発明の効果に加えて、左右一対の型枠を
所定位置にセットした状態で、両型枠の横方向の位置を
調節することができ、コンクリート走行路の施工精度が
向上する。
【0056】請求項記載の発明では、請求項1〜
載のいずれかの発明の効果に加えて、型枠の移動作業を
容易に行うことができる。請求項記載の発明では、請
求項記載の発明の効果に加えて、型枠の移動時にコン
クリートの側壁に沿って型枠を円滑に案内することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行路構築用型枠の走行機構を示す断面図で
ある。
【図2】 図1のA−A線端面図である。
【図3】 可動成型板の取付構造を示す断面図である。
【図4】 可動成型板の取付構造を示す斜視図である。
【図5】 間隔保持機構を示す斜視図である。
【図6】 水平位置調節機構を示す斜視図である。
【図7】 離型機構を示す断面図である。
【図8】 型枠の離型状態を示す斜視図である。
【図9】 牽引機構を示す平面図である。
【図10】 牽引機構を示す側面図である。
【図11】 案内機構を示す平面図である。
【図12】 案内機構を示す斜視図である。
【図13】 型枠の設置状態を示す平面図である。
【図14】 型枠の縦断面図である。
【図15】 型枠全体を示す平面図である。
【図16】 この発明の別例を示す断面図である。
【図17】 この発明の別例を示す断面図である。
【図18】 この発明の別例を示す断面図である。
【図19】 この発明の別例を示す断面図である。
【図20】 走行レールを支持するコンクリートの斜視
図である。
【符号の説明】
1,2…コンクリート型枠、3…走行機構、4…間隔保
持機構、5…高さ調節機構、6…水平位置調節機構、7
…離型機構、9…牽引機構、10…案内機構、11…案
内筒、12…走行車輪、13…ホルダー、14…継手、
15…ネジ棒、17…操作部、18…ブラケット、21
…可動成型板、22…操作ロッド、23…案内金具、2
4,25…ブラケット、26…間隔保持ロッド、27…
ボルト、28…ナット、31…ジャッキ、34,36…
ネジ棒、35…ネジ筒、37,38…取付板、51…牽
引台車、61…案内金具、62…可動支持体、66…ガ
イドローラ、69…ネジ棒、70…操作部、82…コン
クリート走行路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 喜之 東京都台東区北上野一丁目10番14号 日 本鉄道建設公団関東支社内 (72)発明者 深沢 正三 東京都台東区北上野一丁目10番14号 日 本鉄道建設公団関東支社内 (72)発明者 畔柳 典章 東京都千代田区三崎町二丁目5番3号 鉄建建設株式会社内 (72)発明者 稲川 雪久 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (72)発明者 岩田 光司 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (72)発明者 山崎 徹 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐 阜工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−72930(JP,A) 実開 昭52−34130(JP,U) 実開 昭56−16614(JP,U) 実開 平4−130653(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 11/34 E01B 25/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の型枠と、この両型枠を所定間
    隔に保持するための間隔保持機構と、前記両型枠の下部
    に設けられ、かつ型枠を水平方向に走行するための走行
    車輪とを備え 前記走行車輪は上下位置調節機構を備え、型枠は上下位
    置調節可能な可動成型板を備えている ことを特徴とする
    リニアモーターカーの走行路構築用型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1において走行車輪は型枠をその
    長手方向及びそれと直交する方向への水平移動可能に構
    成されているリニアモーターカーの走行路構築用型枠。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、型枠はコンク
    リート成型面から型枠を離隔させる離型機構を備えてい
    るリニアモーターカーの走行路構築用型枠。
  4. 【請求項4】 請求項1〜のいずれか1項において、
    型枠は固定の構造物に連結されて型枠を水平方向に位置
    調節するための位置調節機構を備えているリニアモータ
    ーカーの走行路構築用型枠。
  5. 【請求項5】 請求項1〜のいずれか1項において、
    型枠の端部には牽引機構を備えているリニアモーターカ
    ーの走行路構築用型枠。
  6. 【請求項6】 請求項において型枠はコンクリートの
    成型側壁に沿って案内される案内機構を備えているリニ
    アモーターカーの走行路構築用型枠。
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