JP3193438B2 - ブロック組立用の配材装置 - Google Patents

ブロック組立用の配材装置

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JP3193438B2 JP05983492A JP5983492A JP3193438B2 JP 3193438 B2 JP3193438 B2 JP 3193438B2 JP 05983492 A JP05983492 A JP 05983492A JP 5983492 A JP5983492 A JP 5983492A JP 3193438 B2 JP3193438 B2 JP 3193438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブロック組立用の配
材装置に関し、たとえば船殻平板ブロックの組立に必要
なパネルに取付けられた複数列のロンジにトランスのス
リットを差し込みながら配材するのに好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ブロック工法を用いる構造物の一つに船
体があり、種々のブロックを組合せるようにしている。
たとえば、船殻平板ブロックは、平板状のパネルの表面
に複数列のロンジを配置する一方、これらロンジと直交
する方向にトランスを一定間隔で配置し、パネルとロン
ジの間、ロンジとトランスの間、パネルとトランスの間
をそれぞれ溶接して構成される。
【0003】このような船殻平板ブロックの組立にとも
なう配材方法の1つは、まず、パネルの表面に複数列の
ロンジを配置して溶接する一方、トランスにロンジの最
大幅より大きいスリットを形成し、このトランスを所定
位置に吊上げて移動した後、ロンジにスリットを被せる
ようにトランスをパネル上に下ろし、ロンジとスリット
との間の隙間を塞ぐカラープレートを介してロンジとト
ランスとを溶接するものである。
【0004】このようなロンジの最大幅より大きいスリ
ットをトランスに形成する場合には、トランスの配材は
簡単にできるものの、ロンジとスリットとの間の隙間の
溶接のためカラープレートが必要となるとともに、溶接
が複雑になったり、重量の増大を招いてしまう。
【0005】また、別の配材方法としては、図7に示す
ように、パネル1の表面に複数列のロンジ2を配置して
溶接する一方、トランス3にロンジ2の横断面形状に対
応したスリット4を形成し、クレーンで吊り上げたトラ
ンス3のスリット4をロンジ2の一端に位置させ、水平
方向に配置したチェーンブロックでトランス3を引き込
むとともに、ハンマーで叩いて姿勢を修正しながら所定
の位置にトランス3を配材した後、ロンジ2とトランス
3のスリット4との間を溶接するものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなロンジ2の
横断面形状に対応した隙間の小さいスリット4をトラン
ス3に形成することで、移動後の溶接は容易となるが、
複数列のロンジ2にスリット4を通しながらトランス3
を移動しなければならず、多くの作業者と多くの時間が
かかるという問題がある。特に、船殻平板ブロックが大
きくなると、ロンジ2の本数が増えるとともに、トラン
ス3も大きく重量がかさむため、一層トランス3の配材
が困難で、機械化も難しいという問題がある。
【0007】この発明はかかる従来技術の課題に鑑みて
なされたもので、わずかな隙間しかないスリットが形成
された板材を補強材に差し込みながら簡単に移動するこ
とができるブロック組立用の配材装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明のブロック組立用の配材装置は、複数列の
補強材が取付られた平板上にこれら補強材の横断面形状
に対応したスリットが形成された板材を差し込んで所定
位置に配材するブロック組立用の配材装置において、門
型フレームを備え前記板材を吊上げて支えるとともに地
上を走行駆動されて所定位置に移動可能なクレーン部
と、このクレーン部の内側に配置されて地上を走行する
門型の挿入ビームおよびこの挿入ビームに沿って移動可
能に取付けられ前記板材の背面に当てられる背当て治具
で構成される挿入ビーム部と、前記クレーン部に設けら
れ門型フレームの走行駆動力を前記挿入ビーム部に伝達
してクレーン部と挿入ビーム部を同期走行させ吊下げら
れた板材を垂直状態で押しながら移動させ得る動力伝達
部と、前記クレーン部に設けられ吊下げられた前記板材
のスリットから前記補強材の一部が出るように板材下端
を走行方向に移動して傾斜状態にし得る板材傾斜部とか
ら成ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このブロック組立用の配材装置によれば、クレ
ーン部で板材を吊上げて支え、挿入ビーム部の背当て治
具を板材の突起部分と干渉しない位置に移動して吊り下
げた板材の背面に当てるようにし、クレーン部に設けた
動力伝達部でクレーン部と挿入ビーム部を連結して同期
走行できるようにしており、クレーン部の動力を利用し
て板材の垂直状態を保持しながら補強材にスリットを差
し込んだ状態で押して移動することができるようにして
いる。
【0010】また、この同期走行に先立って板材傾斜部
で板材の下端を走行方向に移動して板材を傾けるように
しており、傾けた状態で板材のスリットから補強材の一
部が出るようにして初期の差し込みを行なうことができ
るようにし、スリットと補強材の位置合せが簡単にでき
るようにしている。
【0011】さらに、位置合せ後には、板材を垂直に立
てるようにクレーン部を走行させながら板材傾斜部を後
退させるようにし、クレーン部と挿入ビーム部との同期
走行で板材のスリットを補強材に差し込んで所定の位置
に移動して行く。
【0012】これにより、わずかな作業者で短時間にブ
ロックの組立に必要な配材作業を行なうことができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳
細に説明する。図1〜5はこの発明のブロック組立用の
配材装置を船殻平板ブロックの組立のためのロンジにト
ランスのスリットを差し込みながら配材する配材装置に
適用した一実施例にかかり、図1は主要部の斜視図、図
2は右半分の正面図、図3は側面図、図4は挿入ビーム
部の部分正面図、図5は挿入ビーム部の側面図である。
【0014】このブロック組立用の配材装置10は、ト
ランス3を吊り上げるとともに、パネル1の所定位置に
走行駆動されるクレーン部11と、トランス3の背面に
当てられてトランス3を垂直状態で押すための挿入ビー
ム部21と、クレーン部11の動力を挿入ビーム部21
に必要に応じて伝達する動力伝達部31と、ロンジ2へ
のスリット4の最初の差込みを容易とするためにトラン
ス3を傾ける板材傾斜部41とで構成される。
【0015】まず、クレーン部11は、図1〜3に示す
ように、門型のフレーム12を備え、このフレーム12
の両下端部に一体に取付けられた走行台車13が、パネ
ル1が載置される定盤5の両側に敷設されたレール14
に沿って走行駆動されるようになっている。このクレー
ン部11の走行台車13の走行駆動機構としては、作業
対象となるトランス3の重量が最大20トン程度でこれ
を押すためのスラスト力が最大5トン程度であってもス
リップせずに走行できるようにする必要があり、図示省
略したが、たとえばレール14にラックを取付けるとと
もに、走行台車13にピニオンを取付けてラックとピニ
オンの噛み合いによってスリップを防止するようにした
り、レール14の両端部にスプロケットを配置して1本
のチェーンを巻き掛け、その両端部を走行台車13の前
後に連結してスプロケットを回転駆動し、チェーンを介
して走行台車13を引っ張ることで走行させ、スリップ
を防止するようにする。
【0016】このフレーム12上には、2台のホイスト
15,16が横行できるように搭載され、吊上げビーム
17を介してトランス3を吊り上げるようになってい
る。
【0017】したがって、このクレーン部11により、
トランス3を吊上げビーム17を介して吊上げることが
できるとともに、門型のフレーム12の走行台車13を
レール14に沿って走行させることでトランス3を定盤
5の任意の位置に移動することができる。
【0018】しかしながら、このクレーン部11による
トランス3の移動では、トランス3が揺れるため、垂直
状態を保持し、しかも左右両端部の移動量を同一として
平行状態で移動することができない。
【0019】そこで、このクレーン部11の内側に挿入
ビーム部21が設けられ、トランス3の下部背面をクレ
ーン部11と同期走行しながら押すことによって垂直状
態で左右平行に押すようにする。
【0020】この挿入ビーム部21は、図1〜5に示す
ように、クレーン部11で吊り下げられるトランス3の
下部に当てられる門型の挿入ビーム22を備えており、
ビーム部分の高さがロンジ2より高くトランス3の下部
を押すことができるように定めてある。この挿入ビーム
22の両下端部には、一体に走行台車23が取付けら
れ、パネル1が載置される定盤5の両側のクレーン部1
1のレール14の内側に敷設されたレール24に沿って
走行されるようになっている。
【0021】また、この挿入ビーム22には、トランス
3の背面に補強材などが取付けられて凹凸があってもト
ランス3の背面を直接押すことができるように背当て治
具25が複数設けられ、挿入ビーム22に沿って横移動
できるようになっている。
【0022】この背当て治具25は、図4,5に示すよ
うに、ほぼL字状に形成され、その下端部の前方に突き
出した部分がトランス3に当てられ当接部25aとさ
れ、垂直の部分が挿入ビーム22に沿って横移動するガ
イド部25bとなっている。
【0023】この背当て治具25の当接部25aの突出
量は、配材の対象となるトランス3の背面に取付けられ
る補強材などの最大突出量を考慮してそれより大きく形
成しておき、1組で全ての配材作業ができるようにした
り、突出量の異なる当接部25aを備えた背当て治具2
5を複数組用意し、交換するようにしても良い。
【0024】このガイド部25bが横移動する挿入ビー
ム22には、前面上部に沿って挿入ビーム22より突き
出してガイドレール26が取付けてある。
【0025】一方、背当て治具25のガイド部25bに
は、挿入ビーム22の上面に沿って横行する水平軸回り
に回転する2つのローラ27と、挿入ビーム22の前面
上部のガイドレール26の背面に沿って横行する垂直軸
回りに回転する2つのガイドローラ28と、挿入ビーム
22の前面下部に沿って横行する垂直軸回りに回転する
2個のローラ29が設けてある。また、この背当て治具
25のガイド部25bには、図示省略したが、挿入ビー
ム22のガイドレール26を挾むようにボルトで締め付
けて固定する固定機構が設けられている。
【0026】この背当て治具25は、配材対象となるト
ランス3の大きさに応じて挿入ビーム22への装着個数
が異なるが、たとえば挿入ビーム22に10個程度装着
される。
【0027】このような背当て治具25は、その固定機
構のボルトなどを緩めた状態とすることで、ガイド部2
5bのローラ27,28,29によって挿入ビーム22
の任意の位置に移動することができ、トランス3の背面
の突起の無い部分に位置させて再び固定機構によって固
定することができる。
【0028】次に、この挿入ビーム部21をクレーン部
11と同期させて走行させるための動力伝達部31は、
図1〜3に示すように、クレーン部11の両端部の走行
台車13上に設けられている。
【0029】この動力伝達部31は走行台車13の中間
部に取付けられた支柱32に基端部が回動可能にピンで
支持された押付アーム33を備えており、図示しない流
体圧シリンダなどで押付アーム33を回動し、横にして
クレーン部11の門型のフレーム12の内側に先端部を
突き出すようにしたり、垂直にしてまったく突き出すこ
とがないようにできる。
【0030】この動力伝達部31の押付アーム33の取
付位置は、クレーン部11で吊り下げたトランス3の背
面に挿入ビーム部21の背当て治具25の当接部25a
を当接させ、トランス3が垂直状態となるときに、挿入
ビーム部21の挿入ビーム22の支柱22aの背面に横
に突き出した押付アーム33の前面が当接するようにし
てある。
【0031】したがって、動力伝達部31の押付アーム
33を横に突き出すようにしてクレーン部11を走行す
ると、押付アーム33の前面が挿入ビーム22の両側の
支柱22aの背面に当接し、クレーン部11の駆動力が
挿入ビーム部21に伝達され、クレーン部11と同じ速
度で挿入ビーム部21が同期走行される。これにより、
クレーン部11で吊り下げたトランス3の背面に挿入ビ
ーム部21の背当て治具25の当接部25aを当接させ
てトランス3を垂直状態に保持したまま左右平行に押し
ながらトランス3を移動することができ、トランス3の
スリット4をパネル1のロンジ2に差し込んだ状態でス
ムーズに移動し、配材することができる。
【0032】このブロック組立用の配材装置10には、
パネル1上の複数のロンジ2にトランス3のスリット4
を差し込むことを容易とするため、板材傾斜部41が設
けられており、トランス3の下端を走行方向前方に位置
するように傾けてスリット4の開口からロンジ2の一部
が出るようにする。
【0033】この板材傾斜部41は、動力伝達部31の
押付アーム33の先端部にクレーン部11の走行方向前
方に突き出すジャッキ42を取付け、その先端に当て板
43を取付けて構成したり、ジャッキ42に代えて流体
圧シリンダで突き出すようにする。また、押付アーム3
3に装備せずに挿入ビーム部21の背当て治具25の当
接部25a内にジャッキと当て板、あるいは流体圧シリ
ンダと当て板などを設けるようにしても良い。
【0034】このように構成したブロック組立用の配材
装置10によるトランス3の配材について、図6に示す
フローチャートにしたがって説明する。
【0035】(1) まず、定盤5上にパネル1を配置
した後、ロンジ2を所定本数配置して仮溶接したり、本
溶接して固定する。
【0036】(2) スリット4が形成されたトランス
3を吊上げビーム17を介してクレーン部11のホイス
ト15,16で吊上げる。
【0037】(3) クレーン部11をレール14に沿
って走行させ、吊上げたトランス3をパネル1の一端に
移動する。
【0038】(4) クレーン部11のホイスト15,
16を操作して吊り上げたトランス3の水平レベルを調
整する。
【0039】(5) 挿入ビーム部21をレール24に
沿って走行させ、トランス3の背部に移動する。
【0040】(6) 挿入ビーム部21の背当て治具2
5を挿入ビーム22に沿って横移動してトランス3の突
起部などと干渉しない位置に固定する。
【0041】(7) 板材傾斜部41のジャッキ42で
当て板43を突き出した状態にするとともに、動力伝達
部31の押付アーム33を横に突き出すようにしてクレ
ーン部11を低速で前進する。すると、クレーン部11
に吊り下げられているトランス3の下端が板材傾斜部4
1の当て板43で押されて傾いた状態になり、スリット
4の開口からロンジ2の一部が出るようにすることがで
き、複数列のロンジ2にスリット4の先端を差し込むこ
とが簡単にできる。
【0042】(8) クレーン部11を低速でさらに前
進させるとともに、板材傾斜部41のジャッキ42で当
て板43を戻すようにし、トランス3を垂直状態として
ロンジ2にトランス3のスリット4が完全に差し込まれ
るようにし、そのままクレーン部11を走行して挿入ビ
ーム部21でトランス3を垂直状態とし、しかも左右平
行な状態で押しながらロンジ2に差し込んで行く。この
トランス3の移動の際、トランス3はクレーン部11で
吊り下げられているが、その下部を挿入ビーム22の背
当て治具25でクレーン部11の移動速度と同期して押
すようにしているので、トランス3を垂直にし、しかも
左右平行に移動することができ、ロンジ2とスリット4
との隙間が小さくてもスムーズに移動することができ
る。
【0043】(9) トランス3を配材すべき所定の位
置の近くまで移動したところで、クレーン部11の走行
速度をごく低速としてインチング操作を行ない、所定位
置にトランス3をクレーン部11で支えてパネル1上に
着地させる。
【0044】(10) トランス3をパネル1およびロ
ンジ2と仮溶接して固定し、トランス3の配材が完了す
る。
【0045】(11) クレーン部11の吊上げビーム
17をトランス3から取外して新たなトランス3の配材
ができるよう元の位置に復帰する。
【0046】(12) 動力伝達部31の押付アーム3
3を垂直にして挿入ビーム部21とクレーン部11との
連結状態を解除して、挿入ビーム部21をクレーン部1
1と同様、元の位置に復帰する。
【0047】(13) 上記の操作を繰り返して必要な
枚数のトランス3の配材を行う。
【0048】(14) 全てのトランス3の配材が完了
した後、所定箇所の溶接を行って船殻平板ブロックの組
立が完了し、これを搬出し全ての組立作業が終了する。
【0049】このようなブロック組立用の配材装置10
によれば、従来、チェーンブロックによる引込みとハン
マーによる姿勢の修正によって行っていた作業を機械化
することができ、トランス3の配材時間を大巾に短縮す
ることができる。
【0050】なお、上記実施例では、船殻平板ブロック
のトランスの配材を例に説明したが、これに限らず、他
のブロックを構成する板材の配材に適用することができ
る。
【0051】また、この発明の要旨を変更しない範囲で
各構成要素に変更を加えても良い。
【0052】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明のブロック組立用の配材装置によれ
ば、クレーン部で板材を吊上げて支え、挿入ビーム部の
背当て治具を板材の突起部分と干渉しない位置に移動し
て吊り下げた板材の背面に当て、クレーン部に設けた動
力伝達部でクレーン部と挿入ビーム部を連結して同期走
行できるようにしたので、クレーン部の動力を利用して
板材の垂直状態を保持しながら補強材にスリットを差し
込んだ状態で押して移動し、配材することができる。ま
た、この同期走行に先立って板材傾斜部で板材の下端を
走行方向に移動して板材を傾けるようにしたので、傾け
た状態で板材のスリットから補強材の一部が出るように
して初期の差し込みを行なうことができ、スリットと補
強材の位置合せが簡単にできる。
【0053】さらに、位置合せ後には、板材を垂直に立
てるようにクレーン部を走行させながら板材傾斜部を後
退させるようにしたので、クレーン部と挿入ビーム部と
の同期走行で板材のスリットを補強材に差し込んで所定
の位置に移動することができ、わずかな作業者で短時間
にブロックの組立に必要な配材作業を行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のブロック組立用の配材装置の一実施
例の主要部の斜視図である。
【図2】この発明のブロック組立用の配材装置の一実施
例の右半分の正面図である。
【図3】この発明のブロック組立用の配材装置の一実施
例の側面図である。
【図4】この発明のブロック組立用の配材装置の一実施
例の挿入ビーム部の部分正面図である。
【図5】この発明のブロック組立用の配材装置の一実施
例の挿入ビーム部の側面図である。
【図6】この発明のブロック組立用の配材装置による配
材作業のフローチャートである。
【図7】この発明のブロック組立用の配材装置による組
立対象の一つである船殻平板ブロックの部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 パネル 2 ロンジ 3 トランス 4 スリット 5 定盤 10 ブロック組立用の配材装置 11 クレーン部 12 フレーム 13 走行台車 14 レール 15,16 ホイスト 17 吊上げビーム 21 挿入ビーム部 22 挿入ビーム 22a 支柱 23 走行台車 24 レール 25 背当て治具 25a 当接部 25b ガイド部 26 ガイドレール 27 ローラ 28 ガイドローラ 29 ローラ 31 動力伝達部 32 支柱 33 押付アーム 41 板材傾斜部 42 ジャッキ 43 当て板
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 領 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川 島播磨重工業株式会社 東二テクニカル センター内 (72)発明者 伊豆内 延生 東京都町田市金井町1978−29 (56)参考文献 特開 昭49−127396(JP,A) 特公 昭49−18079(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63B 9/06 B63B 9/06 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数列の補強材が取付られた平板上にこ
    れら補強材の横断面形状に対応したスリットが形成され
    た板材を差し込んで所定位置に配材するブロック組立用
    の配材装置において、門型フレームを備え前記板材を吊
    上げて支えるとともに地上を走行駆動されて所定位置に
    移動可能なクレーン部と、このクレーン部の内側に配置
    されて地上を走行する門型の挿入ビームおよびこの挿入
    ビームに沿って移動可能に取付けられ前記板材の背面に
    当てられる背当て治具で構成される挿入ビーム部と、前
    記クレーン部に設けられ門型フレームの走行駆動力を前
    記挿入ビーム部に伝達してクレーン部と挿入ビーム部を
    同期走行させ吊下げられた板材を垂直状態で押しながら
    移動させ得る動力伝達部と、前記クレーン部に設けられ
    吊下げられた前記板材のスリットから前記補強材の一部
    が出るように板材下端を走行方向に移動して傾斜状態に
    し得る板材傾斜部とから成ることを特徴とするブロック
    組立用の配材装置。
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