JP2936722B2 - シートキーボード - Google Patents
シートキーボードInfo
- Publication number
- JP2936722B2 JP2936722B2 JP2402584A JP40258490A JP2936722B2 JP 2936722 B2 JP2936722 B2 JP 2936722B2 JP 2402584 A JP2402584 A JP 2402584A JP 40258490 A JP40258490 A JP 40258490A JP 2936722 B2 JP2936722 B2 JP 2936722B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- unit
- sheet
- keyboard
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシートキーボードに係わ
り、特に複数個のユニットキーで構成されたNユニット
キーに対して、軽いキータッチと安定なスイッチング動
作が得られるように構成されたシートキーボードに関す
る。
り、特に複数個のユニットキーで構成されたNユニット
キーに対して、軽いキータッチと安定なスイッチング動
作が得られるように構成されたシートキーボードに関す
る。
【0002】近年、情報処理機器の発展に伴い、人間と
機械との情報のやり取りに各種入出力装置が用いられて
いるが、入力装置にはキーボードが多用されている。こ
のキーボードは、キースイッチやキートップなどの形態
によっていろいろな種類に分けられるが、例えばファク
トリユースとかストアユースといったいわゆる工場の製
造現場やレストランのような店舗などの情報化や自動化
のために用いられるキーボードは、いろいろな埃とか粉
塵、油気とか水気、湯気といった電子機器、特にキーボ
ードのような電気接点を有する機器にとって好ましくな
い悪い環境において用いられる場合が多い。
機械との情報のやり取りに各種入出力装置が用いられて
いるが、入力装置にはキーボードが多用されている。こ
のキーボードは、キースイッチやキートップなどの形態
によっていろいろな種類に分けられるが、例えばファク
トリユースとかストアユースといったいわゆる工場の製
造現場やレストランのような店舗などの情報化や自動化
のために用いられるキーボードは、いろいろな埃とか粉
塵、油気とか水気、湯気といった電子機器、特にキーボ
ードのような電気接点を有する機器にとって好ましくな
い悪い環境において用いられる場合が多い。
【0003】そこで、このような場所で仕様されるキー
ボードには、キートップの可動部分が継ぎ目のないシー
トによって覆われ、キーボード全体が密閉構造になって
いるいわゆるシートキーボードが多用されている。
ボードには、キートップの可動部分が継ぎ目のないシー
トによって覆われ、キーボード全体が密閉構造になって
いるいわゆるシートキーボードが多用されている。
【0004】一方、キーボード自体の使い易さや高機能
化に伴い、キートップもいろいろな形状になっている。
すなわち、1個のスイッチ素子に1個のキートップを対
応させた1ユニットキーと単位として、隣接する複数個
のスイッチ素子を一列状や鉤形状などにまとめて1個の
キーと見なしたいわゆるNユニットキー(Nは 0.5刻み
の数値、例えば 1.5とか2とか5など)が、キーボード
の中の各所に配置されるようになっている。
化に伴い、キートップもいろいろな形状になっている。
すなわち、1個のスイッチ素子に1個のキートップを対
応させた1ユニットキーと単位として、隣接する複数個
のスイッチ素子を一列状や鉤形状などにまとめて1個の
キーと見なしたいわゆるNユニットキー(Nは 0.5刻み
の数値、例えば 1.5とか2とか5など)が、キーボード
の中の各所に配置されるようになっている。
【0005】ところが、シートキーボードの場合には、
表面シートで全体が覆れていて露出したキートップを直
接打鍵する形態ではないので、キートップに対応する表
面シートをNユニットキーと見立てて打つことになる。
従って、面積の大きいNユニットキーの中央部だろうが
端部だろうが、どの位置を打鍵してもキータッチが軽い
感触で、安定にスイッチング動作するように仕上げるこ
とはなかなか厄介である。そこで、シートキーボード用
に適しており、しかも使い勝手のよいNユニットキーの
開発が望まれている。
表面シートで全体が覆れていて露出したキートップを直
接打鍵する形態ではないので、キートップに対応する表
面シートをNユニットキーと見立てて打つことになる。
従って、面積の大きいNユニットキーの中央部だろうが
端部だろうが、どの位置を打鍵してもキータッチが軽い
感触で、安定にスイッチング動作するように仕上げるこ
とはなかなか厄介である。そこで、シートキーボード用
に適しており、しかも使い勝手のよいNユニットキーの
開発が望まれている。
【0006】
【従来の技術】図4はNユニットキーの種々の例を説明
する構成図、図5は従来の2ユニットキーの構成例を説
明する断面図である。図において、1はキートップ、3
はスイッチ素子、4は基板、5はパネル、6は表面シー
ト、7は緩衝材である。
する構成図、図5は従来の2ユニットキーの構成例を説
明する断面図である。図において、1はキートップ、3
はスイッチ素子、4は基板、5はパネル、6は表面シー
ト、7は緩衝材である。
【0007】図4において、基板4はプリント板などで
スイッチ素子3がはんだ付けなどによって固着されてい
る。このスイッチ素子3には接点を断続する梃子の役目
をもったアクチュエータ3aが上方に付勢されて設けられ
ている。そして、このアクチュエータ3aの上方にはキー
トップ1が配設されている。
スイッチ素子3がはんだ付けなどによって固着されてい
る。このスイッチ素子3には接点を断続する梃子の役目
をもったアクチュエータ3aが上方に付勢されて設けられ
ている。そして、このアクチュエータ3aの上方にはキー
トップ1が配設されている。
【0008】キートップ1は例えば鉄板製のパネル5に
開けられた支持孔5aに下方から上下動自在に緩く嵌まっ
ており、側壁の一部が突出しているので上に抜けないよ
うになっている。キートップ1はアクチュエータ3aによ
って常に上方に付勢されており、キートップ1の上面が
パネル5から突出するようになっている。そして、キー
トップ1を打鍵するとアクチュエータ3aが押下されてス
イッチ素子3の接点が開閉するようになっている。
開けられた支持孔5aに下方から上下動自在に緩く嵌まっ
ており、側壁の一部が突出しているので上に抜けないよ
うになっている。キートップ1はアクチュエータ3aによ
って常に上方に付勢されており、キートップ1の上面が
パネル5から突出するようになっている。そして、キー
トップ1を打鍵するとアクチュエータ3aが押下されてス
イッチ素子3の接点が開閉するようになっている。
【0009】パネル5の表面にはキートップ1が突出し
ているので、表面を平らにするために例えばシリコーン
ゴム製の緩衝材7などが被着されている場合もある。表
面シート6は例えばポリエステルなどのプラスチックの
フィルムからなり、キートップ1の位置を示す印刷がな
されている場合が多い。そして、この表面シート6がパ
ネル5全体を覆うように被せられている。
ているので、表面を平らにするために例えばシリコーン
ゴム製の緩衝材7などが被着されている場合もある。表
面シート6は例えばポリエステルなどのプラスチックの
フィルムからなり、キートップ1の位置を示す印刷がな
されている場合が多い。そして、この表面シート6がパ
ネル5全体を覆うように被せられている。
【0010】図4(A)は1ユニットキーの場合であ
り、1個のキートップ1と1個のスイッチ素子3とが対
応した構成になっている。キーボードにおけるキートッ
プの大半はこの1ユニットキーで構成されている。図4
(B)は 1.5ユニットキーの例である。この場合には1
個のスイッチ素子2を1ユニットキーの 1.5倍の大きさ
のキートップによって操作する。図4(C)は2ユニッ
トキーの例であり、図4(D)は3ユニットキーの例で
ある。3ユニットキーになると、横に並んだ長いキート
ップもあるが、例えば改行キーなどに用いられる鉤形に
曲がったキートップの例もある。
り、1個のキートップ1と1個のスイッチ素子3とが対
応した構成になっている。キーボードにおけるキートッ
プの大半はこの1ユニットキーで構成されている。図4
(B)は 1.5ユニットキーの例である。この場合には1
個のスイッチ素子2を1ユニットキーの 1.5倍の大きさ
のキートップによって操作する。図4(C)は2ユニッ
トキーの例であり、図4(D)は3ユニットキーの例で
ある。3ユニットキーになると、横に並んだ長いキート
ップもあるが、例えば改行キーなどに用いられる鉤形に
曲がったキートップの例もある。
【0011】このようにキートップのユニット構成は、
一般に使用頻度が多いファンクションキーなどに多くの
ユニットが割り付けられており、例えばスペースキーに
おいては、6ユニットキーとか8ユニットキーとかの長
いキートップもある。また、2ユニットキー以上のNユ
ニットキーの場合には、ユニットにまとまった複数個の
スイッチ素子3が並列接続されており、キートップのど
の位置を押下しても、どれか1個のスイッチ素子3が動
作すればよいように構成されている。
一般に使用頻度が多いファンクションキーなどに多くの
ユニットが割り付けられており、例えばスペースキーに
おいては、6ユニットキーとか8ユニットキーとかの長
いキートップもある。また、2ユニットキー以上のNユ
ニットキーの場合には、ユニットにまとまった複数個の
スイッチ素子3が並列接続されており、キートップのど
の位置を押下しても、どれか1個のスイッチ素子3が動
作すればよいように構成されている。
【0012】ところで、図5において、図5(A)は2
個の1ユニットキーをまとめて1個の2ユニットキーと
して構成した例である。この例では、スイッチ素子3が
2個あり、キートップ1もそれぞれのスイッチ素子3に
対応して2個あり、パネル5の2個の支持孔5aのそれぞ
れに嵌合している。そして、その上に表面シート6が被
さっている。
個の1ユニットキーをまとめて1個の2ユニットキーと
して構成した例である。この例では、スイッチ素子3が
2個あり、キートップ1もそれぞれのスイッチ素子3に
対応して2個あり、パネル5の2個の支持孔5aのそれぞ
れに嵌合している。そして、その上に表面シート6が被
さっている。
【0013】この構成においては、2個のキートップ1
が個別にアクチュエータ3aによって押し上げられてい
る。従って動作時には表面シート6のどの位置が押下さ
れたかによって、キートップ1の片方だけが動いたり両
方が同時に動いたり、あるいはキートップ1とキートッ
プ1の隙間を打鍵した場合には、キートップ1が動かな
いことも起こり得る。
が個別にアクチュエータ3aによって押し上げられてい
る。従って動作時には表面シート6のどの位置が押下さ
れたかによって、キートップ1の片方だけが動いたり両
方が同時に動いたり、あるいはキートップ1とキートッ
プ1の隙間を打鍵した場合には、キートップ1が動かな
いことも起こり得る。
【0014】一方、図5(B)は、キートップ1を2ユ
ニットキー分まとめて大きくした例であり、従って支持
孔5aも2個の孔をまとめた大きな孔になっている。この
場合には、動作時に2個のスイッチ素子3のアクチュエ
ータ3aを、一体となった大きなキートップ1によって動
かすようになっており、キートップ1を十分深く押し込
むことができる。
ニットキー分まとめて大きくした例であり、従って支持
孔5aも2個の孔をまとめた大きな孔になっている。この
場合には、動作時に2個のスイッチ素子3のアクチュエ
ータ3aを、一体となった大きなキートップ1によって動
かすようになっており、キートップ1を十分深く押し込
むことができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来用い
られているシートキーボードのNユニットキーの構成の
中で、ユニットキーをN個(複数個)用いたNユニット
キーの場合には、複数個のキートップがそれぞれ対向す
るアクチュエータによって押し上げられている。そし
て、表面シートのどの位置を打鍵しても、キートップが
1個だけ動けばスイッチング動作がなされ、キータッチ
も軽い。しかし、打鍵された位置が操作者に外観から判
断できないユニットキーとユニットキーの間になった場
合には、支持孔の間に設けられた仕切りに突き当たるた
めに、安定なスイッチング動作が行い難い問題があっ
た。
られているシートキーボードのNユニットキーの構成の
中で、ユニットキーをN個(複数個)用いたNユニット
キーの場合には、複数個のキートップがそれぞれ対向す
るアクチュエータによって押し上げられている。そし
て、表面シートのどの位置を打鍵しても、キートップが
1個だけ動けばスイッチング動作がなされ、キータッチ
も軽い。しかし、打鍵された位置が操作者に外観から判
断できないユニットキーとユニットキーの間になった場
合には、支持孔の間に設けられた仕切りに突き当たるた
めに、安定なスイッチング動作が行い難い問題があっ
た。
【0016】一方、N個のユニットキーをまとめて一体
とした大きなNユニットキートップを用いる場合には、
支持孔も一体に開口しているので、キートップを十分深
く押し下げることができる。しかし、N個のアクチュエ
ータを全部同時に押下しなければならないので、押下力
がユニットキーのN個分だけ大きくなるばかりでなく、
Nユニットキートップの端部を打鍵した場合には、キー
トップが傾いて安定したスイッチング動作が得られない
問題があった。
とした大きなNユニットキートップを用いる場合には、
支持孔も一体に開口しているので、キートップを十分深
く押し下げることができる。しかし、N個のアクチュエ
ータを全部同時に押下しなければならないので、押下力
がユニットキーのN個分だけ大きくなるばかりでなく、
Nユニットキートップの端部を打鍵した場合には、キー
トップが傾いて安定したスイッチング動作が得られない
問題があった。
【0017】そこで本発明は、Nユニットキーのキート
ップ間を連結部材で連結し、個々のキートップが打鍵さ
れた際には拘束しないが、連結部材が打鍵された際には
連結された隣接のキートップだけが上下動して、軽いキ
ータッチと安定なスイッチング動作が得られるシートキ
ーボードを提供することを目的としている。
ップ間を連結部材で連結し、個々のキートップが打鍵さ
れた際には拘束しないが、連結部材が打鍵された際には
連結された隣接のキートップだけが上下動して、軽いキ
ータッチと安定なスイッチング動作が得られるシートキ
ーボードを提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、スイ
ッチ素子が並設された基板に間隙をもって配設されたパ
ネルと、該パネルの、スイッチ素子に対向して設けられ
た支持孔に、上方に付勢されて上下動自在に嵌合するユ
ニットキーからなるキートップと、該パネルの全面を被
覆する表面シートと、該キートップの隣接同士を連結す
る連結部材を有し、前記キートップは、上面と側壁面と
のそれぞれに開口した少なくとも1つの連結溝を有する
ものであり、前記連結部材は、対向する2つの側壁面の
それぞれに突出した連結突起を有するものであり、前記
連結部材は、Nユニットキーを形成する際、N個の連通
した支持孔に嵌合されたN個のキートップの隣接する間
隙に架設されて、連結突起が連結溝に上下に滑動自在に
嵌合するものであるように構成されたシートキーボード
によって解決される。
ッチ素子が並設された基板に間隙をもって配設されたパ
ネルと、該パネルの、スイッチ素子に対向して設けられ
た支持孔に、上方に付勢されて上下動自在に嵌合するユ
ニットキーからなるキートップと、該パネルの全面を被
覆する表面シートと、該キートップの隣接同士を連結す
る連結部材を有し、前記キートップは、上面と側壁面と
のそれぞれに開口した少なくとも1つの連結溝を有する
ものであり、前記連結部材は、対向する2つの側壁面の
それぞれに突出した連結突起を有するものであり、前記
連結部材は、Nユニットキーを形成する際、N個の連通
した支持孔に嵌合されたN個のキートップの隣接する間
隙に架設されて、連結突起が連結溝に上下に滑動自在に
嵌合するものであるように構成されたシートキーボード
によって解決される。
【0019】
【作用】シートキーボードにおける従来のNユニットキ
ーは、1ユニットキーをN個用いたり、N個分をまとめ
て一体となした大きなキートップを用いたりしていたの
に対して、本発明においては、N個のユニットキーの隣
接同士を連結部材を用いて連結するようにしている。
ーは、1ユニットキーをN個用いたり、N個分をまとめ
て一体となした大きなキートップを用いたりしていたの
に対して、本発明においては、N個のユニットキーの隣
接同士を連結部材を用いて連結するようにしている。
【0020】すなわち、それぞれのユニットキートップ
の上面に連結溝を設け、連結部材の方には連結突起を設
け、隣接するキートップの間に連結部材を架け渡して連
結溝に連結突起を嵌合させ、上下動自在に滑動するよう
にしている。しかも、この連結溝はキートップに対し
て、少なくとも1つの方向に設けて縦横どの方向にも連
結部材が架け渡せるようにしている。
の上面に連結溝を設け、連結部材の方には連結突起を設
け、隣接するキートップの間に連結部材を架け渡して連
結溝に連結突起を嵌合させ、上下動自在に滑動するよう
にしている。しかも、この連結溝はキートップに対し
て、少なくとも1つの方向に設けて縦横どの方向にも連
結部材が架け渡せるようにしている。
【0021】こうすると、横長や縦長のNユニットキー
でも、鉤形のNユニットキーでも、いろいろな形状のN
ユニットキーを構成することができる。そして、それぞ
れのユニットキートップを打鍵したときは、そのキート
ップだけが押下され、キートップとキートップの間の連
結部材を打鍵したときには、隣接する2個のキートップ
だけが押下される。
でも、鉤形のNユニットキーでも、いろいろな形状のN
ユニットキーを構成することができる。そして、それぞ
れのユニットキートップを打鍵したときは、そのキート
ップだけが押下され、キートップとキートップの間の連
結部材を打鍵したときには、隣接する2個のキートップ
だけが押下される。
【0022】つまり、どのように大きなNユニットキー
でも2個以上のキートップが同時に打鍵されることがな
い。また、Nユニットキーのどの位置を打鍵しても少な
くとも1個のキートップが押下される。従って、大きな
Nユニットキーにおいても、軽いキータッチと安定なス
イッチング動作を保つことができる。
でも2個以上のキートップが同時に打鍵されることがな
い。また、Nユニットキーのどの位置を打鍵しても少な
くとも1個のキートップが押下される。従って、大きな
Nユニットキーにおいても、軽いキータッチと安定なス
イッチング動作を保つことができる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の一実施例の分解斜視図、図2
は図1の動作を説明する側断面図、図3は本発明の他の
実施例の主要部の斜視図である。図において、1はキー
トップ、1aは連結溝、1bは拡開部、2は連結部材、2aは
連結突起、2bは膨出部、3はスイッチ素子、3aはアクチ
ュエータ、4は基板、5はパネル、5aは支持孔、6は表
面シートである。
は図1の動作を説明する側断面図、図3は本発明の他の
実施例の主要部の斜視図である。図において、1はキー
トップ、1aは連結溝、1bは拡開部、2は連結部材、2aは
連結突起、2bは膨出部、3はスイッチ素子、3aはアクチ
ュエータ、4は基板、5はパネル、5aは支持孔、6は表
面シートである。
【0024】図1において、基板4はプリント板など
で、スイッチ素子3がキー配列に従ってはんだ付けなど
によって固着されている。このスイッチ素子3には、図
示してない接点を開閉するためにアクチュエータ3aが上
方に付勢されて突出しており、このチュエータ3aを押下
するようにユニットキーからなるキートップ1が配設さ
れている。
で、スイッチ素子3がキー配列に従ってはんだ付けなど
によって固着されている。このスイッチ素子3には、図
示してない接点を開閉するためにアクチュエータ3aが上
方に付勢されて突出しており、このチュエータ3aを押下
するようにユニットキーからなるキートップ1が配設さ
れている。
【0025】キートップ1の上面には、縦横両方向に連
結溝1aが設けられている。この連結溝1aはキートップ1
の中央部側の一端部に拡開部1bを有し、他端部はキート
ップ1の側壁に開口している。拡開部1bは上から見て丸
い孔になっている。このキートップ1はパネル5に開け
られた支持孔5aに下方から上下動自在に緩く嵌まってお
り、側壁の一部が突出しているので上に抜けないように
なっている。
結溝1aが設けられている。この連結溝1aはキートップ1
の中央部側の一端部に拡開部1bを有し、他端部はキート
ップ1の側壁に開口している。拡開部1bは上から見て丸
い孔になっている。このキートップ1はパネル5に開け
られた支持孔5aに下方から上下動自在に緩く嵌まってお
り、側壁の一部が突出しているので上に抜けないように
なっている。
【0026】パネル5に開けられた支持孔5aは、Nユニ
ットキーのNの数と形状に応じて設けられており、こゝ
では3ユニットキーの場合を例示している。つまり、支
持孔5aには3個のキートップ1が嵌合している。そし
て、それぞれのキートップ1の下壁はアクチュエータ3a
に当接しており、キートップ1の上面がパネル5の支持
孔5aから突出するように、常に上方に付勢されている。
ットキーのNの数と形状に応じて設けられており、こゝ
では3ユニットキーの場合を例示している。つまり、支
持孔5aには3個のキートップ1が嵌合している。そし
て、それぞれのキートップ1の下壁はアクチュエータ3a
に当接しており、キートップ1の上面がパネル5の支持
孔5aから突出するように、常に上方に付勢されている。
【0027】3個のキートップ1には、隣接同士に2個
の連結部材2が架け渡される。この連結部材2の対向す
る2つの側壁には、連結溝1aに緩く嵌合する連結突起2a
が設けられており、その先端部には丸い孔状の拡開部1b
に緩く嵌合する円柱状の膨出部2bが設けられている。そ
して、連結溝1aと拡開部1bに連結突起2aと膨出部2bを嵌
合させれば、キートップ1の上面と連結部材2の上面が
面一になって、キートップ1の隣接同士が連結部材2に
よって連結される。
の連結部材2が架け渡される。この連結部材2の対向す
る2つの側壁には、連結溝1aに緩く嵌合する連結突起2a
が設けられており、その先端部には丸い孔状の拡開部1b
に緩く嵌合する円柱状の膨出部2bが設けられている。そ
して、連結溝1aと拡開部1bに連結突起2aと膨出部2bを嵌
合させれば、キートップ1の上面と連結部材2の上面が
面一になって、キートップ1の隣接同士が連結部材2に
よって連結される。
【0028】表面シート6には、3ユニットキーである
ことが分かるようにユニットキー3個分の大きさの形状
が印刷されている。そしてこの表面シート6をパネル5
の上に被せられて、本発明になるシートキーボードがで
きあがる。
ことが分かるようにユニットキー3個分の大きさの形状
が印刷されている。そしてこの表面シート6をパネル5
の上に被せられて、本発明になるシートキーボードがで
きあがる。
【0029】図2(A)に示したように、例えば両端や
中央部のキートップ1を打鍵すると、それぞれのキート
ップ1に対応したアクチュエータ3aが押下されてスイッ
チ素子3が動作する。次いで、図2(B)に示したよう
に、キートップ1とキートップ1の間を打鍵すると、連
結部材2とその連結部材2によって連結された両側の2
個のキートップ1が押し下げられ、対応した2個のアク
チュエータ3aが押下されてスイッチ素子3が動作する。
中央部のキートップ1を打鍵すると、それぞれのキート
ップ1に対応したアクチュエータ3aが押下されてスイッ
チ素子3が動作する。次いで、図2(B)に示したよう
に、キートップ1とキートップ1の間を打鍵すると、連
結部材2とその連結部材2によって連結された両側の2
個のキートップ1が押し下げられ、対応した2個のアク
チュエータ3aが押下されてスイッチ素子3が動作する。
【0030】こうして、NユニットキーのNが幾つであ
ろうと、どの位置を打鍵しても1個または2個のスイッ
チ素子3しか動作しないので、軽いキータッチと、安定
なスイッチング動作を得ることができる。
ろうと、どの位置を打鍵しても1個または2個のスイッ
チ素子3しか動作しないので、軽いキータッチと、安定
なスイッチング動作を得ることができる。
【0031】図3(A)において、キートップ1には2
つの方向に連結溝1aが設けられており、拡開部1bの形状
が方形になっている。この場合には、連結部材2に設け
た連結突起2aの先端の膨出部2bの形状もそれに応じて方
形になっている。また、図3(B)において、キートッ
プ1に設ける拡開部1bは、4つの連結溝1aに共通してキ
ートップ1の中央部に1つ丸い孔状に設けられている。
この場合には、連結部材2に設けた連結突起2aの先端の
膨出部2bの形状を拡開部1bの形状を4等分した形状にす
る。そうすると、キートップ1に対して1個から4個ま
での連結部材2を縦横どの方向にでも嵌合させることが
できる。このように、拡開部1bと膨出部2bの形状には、
種々の変形が可能である。
つの方向に連結溝1aが設けられており、拡開部1bの形状
が方形になっている。この場合には、連結部材2に設け
た連結突起2aの先端の膨出部2bの形状もそれに応じて方
形になっている。また、図3(B)において、キートッ
プ1に設ける拡開部1bは、4つの連結溝1aに共通してキ
ートップ1の中央部に1つ丸い孔状に設けられている。
この場合には、連結部材2に設けた連結突起2aの先端の
膨出部2bの形状を拡開部1bの形状を4等分した形状にす
る。そうすると、キートップ1に対して1個から4個ま
での連結部材2を縦横どの方向にでも嵌合させることが
できる。このように、拡開部1bと膨出部2bの形状には、
種々の変形が可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、シートキーボードにお
けるNユニットキーは、隣接するユニットキートップの
間を連結部材で連結することによって、Nの数や形状に
関係なくどの位置を打鍵しても1個または2個のスイッ
チ素子しか動作しない。その結果、どのようなNユニッ
トキーであってもキータッチが重くなったり、スイッチ
ング動作が不安定になることがない。
けるNユニットキーは、隣接するユニットキートップの
間を連結部材で連結することによって、Nの数や形状に
関係なくどの位置を打鍵しても1個または2個のスイッ
チ素子しか動作しない。その結果、どのようなNユニッ
トキーであってもキータッチが重くなったり、スイッチ
ング動作が不安定になることがない。
【0033】従って、本発明は、いろいろな大きさと形
状のNユニットキーが混在したシートキーボードの品質
向上に対して寄与するところが大である。
状のNユニットキーが混在したシートキーボードの品質
向上に対して寄与するところが大である。
【図1】 本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】 図1の動作を説明する側断面図である。
【図3】 本発明の他の実施例の主要部の斜視図であ
る。
る。
【図4】 Nユニットキーの種々の例を説明する構成図
である。
である。
【図5】 従来の2ユニットキーの構成例を説明する断
面図である。
面図である。
1 キートップ 1a 連結溝 1b 拡
開部 2 連結部材 2a 連結突起 2b 膨
出部 3 スイッチ素子 3a アクチュエータ 4 基板 5 パネル 5a支持孔 6 表面シート
開部 2 連結部材 2a 連結突起 2b 膨
出部 3 スイッチ素子 3a アクチュエータ 4 基板 5 パネル 5a支持孔 6 表面シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−11179(JP,A) 特開 平2−291617(JP,A) 実開 昭64−36937(JP,U) 実開 昭62−89731(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/70
Claims (4)
- 【請求項1】 スイッチ素子(3) が並設された基板(4)
に間隙をもって配設されたパネル(5) と、該パネル(5)
の、該スイッチ素子(3) に対向して設けられた支持孔(5
a)に、上方に付勢されて上下動自在に嵌合すユニットキ
ーからなるキートップ(1) と、該パネル(5) の全面を被
覆する表面シート(6) と、該キートップ(1) の隣接同士
を連結する連結部材(2) を有し、前記キートップ(1)
は、上面と側壁面とのそれぞれに開口した少なくとも1
つの連結溝(1a)を有するものであり、前記連結部材(2)
は、対向する2つの側壁面のそれぞれに突出した連結突
起(2a)を有するものであり、前記連結部材(2) は、Nユ
ニットキーを形成する際、N個の連通した前記支持孔(5
a)に嵌合されたN個の前記キートップ(1) の隣接する間
隙に架設されて、連結突起(2a)が前記連結溝(1a)に上下
に滑動自在に嵌合するものであることを特徴とするシー
トキーボード。 - 【請求項2】 前記連結溝(1a)は、前記キートップ(1)
の中心方向の先端部に、拡開部(1b)を有するものであ
り、前記連結突起(2a)は、先端部に、前記拡開部(1b)に
滑動自在に嵌合する膨出部(2b)を有するものである請求
項1記載のシートキーボード。 - 【請求項3】 前記連結溝(1a)は、2つ以上の該連結溝
(1a)に共通した1つの拡開部(1b)を有するものである請
求項2記載のシートキーボード。 - 【請求項4】 前記膨出部(2b)は、前記拡開部(1b)を4
等分した形状を有するものである請求項3記載のシート
キーボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402584A JP2936722B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | シートキーボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2402584A JP2936722B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | シートキーボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04218224A JPH04218224A (ja) | 1992-08-07 |
JP2936722B2 true JP2936722B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=18512380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2402584A Expired - Fee Related JP2936722B2 (ja) | 1990-12-17 | 1990-12-17 | シートキーボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936722B2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-17 JP JP2402584A patent/JP2936722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04218224A (ja) | 1992-08-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5152392A (en) | Push switch with improved actuator assembly | |
CA1124294A (en) | Tactile element and keyboard including the tactile element | |
JPH0216526B2 (ja) | ||
EP0995210B1 (en) | Housing and actuator button assembly | |
JP3010938B2 (ja) | 複合プッシュスイッチ | |
EP0340967B1 (en) | Membrane keyboard blockout apparatus | |
US3911233A (en) | Keyboard switch for desk top electronic calculators | |
JP2936722B2 (ja) | シートキーボード | |
TWI832473B (zh) | 按鍵及其鍵盤 | |
JPH0650921Y2 (ja) | スイッチ機構 | |
JPH0511377B2 (ja) | ||
JP2006286524A (ja) | 押圧キートップ構造 | |
JPH0424811B2 (ja) | ||
JPH0793073B2 (ja) | シートキーボード用多ユニットキーの構造 | |
JP2570501B2 (ja) | キーボード | |
JP2936745B2 (ja) | キースイッチ及びキーボード装置 | |
JPH01221830A (ja) | 操作パネルスイッチ | |
JPH09120747A (ja) | スイッチ装置 | |
GB2157497A (en) | Elastomeric dome with tactile feedback | |
JPH05101742A (ja) | キーボード | |
JPH02288115A (ja) | 押釦キー構造 | |
JP2557784Y2 (ja) | タクトスイッチ | |
JPH0520224U (ja) | 膜型キ−ボ−ドスイツチ | |
JPH01255122A (ja) | 電子機器の操作パネル | |
JPH02278621A (ja) | キーボード |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990511 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |