JP2934002B2 - 固着具打込機の安全装置及び打込深度調整装置 - Google Patents
固着具打込機の安全装置及び打込深度調整装置Info
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Description
関し、特に、対象物にノーズ先端部を押しつけない限り
トリガレバーの動作を無効にする安全装置に関する。ま
た、本発明は、その安全装置に設けられる、打込部材が
固着具を対象物に打込む深さを調整する打込深度調整装
置に関する。
れた打込部材が、固着具の給送されたノーズに延びて、
その固着具を対象物に打込む構成にされた釘打機やねじ
打機はよく知られている。一般に、打込機では対象物に
ノーズ先端部を押しつけない限りトリガレバーの動作を
無効にする安全装置が設けられるのが普通である。この
安全装置は、基本的には、ノーズ先端部からノーズに沿
って平行にハウジング側に延び、ハウジングの部分で曲
げられて、更にトリガレバーに設けられたトリップレバ
ーに延びるアームを備え、このアームをノーズの先端側
に押して先端部がノーズ先端部より突出するように付勢
するばねとから成る。従って、ノーズ先端部が打込対象
物に押しつけられない限り、アームはトリガレバーのト
リップレバーを押さないのでトリガレバーの引き動作は
無効にされる。これが一般の安全装置である。
を調整することによって、打込対象物への釘等の固着具
の打込深さを調整する打込深度調整装置がそのアーム部
分に設けられている。これはアーム先端部の突出長さ
が、トリガレバーを有効にするノーズ先端部の対象物へ
の押しつけ位置を定めており、トリガレバーの有効位置
における打込部材(ブレード等)の突出長さが定められ
るからである。
簡単であるが、装置が打込機の先端側のノーズの回りに
出っ張るように設けられるので、打込機のノーズの部分
が太ってしまい、隅打ち作業が困難になり、あるいは不
可能になるという不具合があった。また、打込深度の調
整においても、ノーズの側に設けられているので、その
調整が厄介になるという欠点もあった。
に何も配置しない安全装置と打込深度調整装置を備えた
固着具打込機を提供することにある。
が、ハウジングと軸方向移動可能なノーズとの間に介在
し、この安全装置は、後端側がハウジング先端側にハウ
ジングと同心に固定取付けされる筒状カバーと、筒状カ
バーの内側に配置され、ピストンから延びる前記打込部
材がスライド可能に収容され、先端側がノーズの後端側
に連結される筒状部材と、この筒状部材またはノーズ後
端側に一端部を連結されてノーズと連動し、ハウジング
に沿ってトリガレバーに取付けられたトリップレバーに
向けて延びるアームと、該アームを介してノーズを先端
側に向けて押すように設けられたばねとから成り、ノー
ズ先端を打込対象物に押しつけるとノーズと連動するア
ームがトリップレバーを押してトリガレバーを有効にす
ることを特徴とする固着具打込機が提供される。
状カバーに回転自在に取付けられ、一部がその筒状カバ
ーから外側に出ていて手で回転させることのできるアジ
ャスタ部材と、このアジャスタ部材の回転によって前記
筒状部材を介してノーズをスライドさせる手段とが設け
られ、アジャスタ部材の回転によりノーズがハウジング
から延び出す長さを変化させる打込深度調整装置を備え
た固着具打込機が提供される。
説明する。第1図及び第2図は、本発明に係る固着具打
込機としての釘打機1を部分的に断面した正面図及び側
面図を示している。釘打機1は、ハンドル2と、これと
一体に成形された本体3と、本体3から延びるノーズ4
と、ノーズ4に釘を供給するため多量の釘(固着具)を
収容できるマガジン5とを備え、釘をマガジン5から釘
給送装置6によってノーズ4の釘通路に送り出される。
釘打機1にはハンドル2に取付けられたニップル7から
圧力空気が供給され、トリガ8を操作することによって
釘を打込むように動作する。
する打込部材としてのブレード10と、このブレードを駆
動する打撃ピストン11と、この打撃ピストンを摺動可能
に収容する、メインシリンダ12と、このメインシリンダ
のピストン背面側に圧力空気を送ったりその圧力空気を
逃がしたりするメインバルブ13とが設けられている。
ガ8を引くと、メインバルブ13が動作して、シリンダ12
の上部位置にある打撃ピストン11(第1図において、ブ
レード10の軸芯lを境にして右半分のピストン11を参照
されたい)の背面に圧力空気を供給する。これにより、
打撃ピストン11には第1図の下方へ急速に移動する力が
与えられ、自身の下方への移動とともに、ブレード10を
下方へ打撃する(第1図において、ブレードの軸芯から
左半分の側のピストン11を参照されたい)。この下方へ
の打撃によって、釘通路9にある釘を下方に打撃して、
板等の打込対象物にその釘を打込む。打込みの後、メイ
ンバルブ13が動作してピストン背面への圧力空気の供給
を停止する。リターンチャンバ14に入った圧力空気によ
って打撃ピストン11が上方に移動させられ、第1図の右
半分のピストン11の位置に復帰し、ブレード10も復帰す
る。この復帰の際に、給送装置6によって、次の釘がノ
ーズ4の釘通路9に給送される。
れた釘をノーズ先端部から一部突出するように押し出す
手段が設けられている。打込対象物への釘の位置決めを
確実にするとともに、通路内での釘の落下という事故を
皆無とする利点を有するものである。ブレード10が中空
に形成され、打撃ピストン11もブレード10に連続して中
空に形成され、その上方に設けられたメインバルブ13
も、打撃ピストン11及びブレード10の中空部分に連続し
て軸芯部分が中空に形成されている。これらの中空部分
には、細長い棒状体15が摺動自在に配置されている。棒
状体15は、メインバルブ13の上方のシリンダ16に収容さ
れたピストン17に連結され、シリンダ16内を上下の方向
に往復動するピストン17によって、上下に往復動するよ
うに駆動される。このため、シリンダ16の上方には、ピ
ストン17の背面及び前面に圧力空気を選択的に供給する
バルブ18が設けられている。バルブ18は、ピストン17の
背面側に圧力空気を供給して棒状体を下方に下げたり、
棒状体15が延びる側に圧力空気を供給して下がったピス
トン17を上昇させたりする機能を有する。
例えば、トリガ8が作動させられていないときに、ピス
トン17が下げられて棒状体15が下げられ、トリガ8が作
動させられると、ピストン17を上げて棒状体15を上げる
ように、バルブ18をトリガ8の作動と連動させる。この
様子が第1図に示されている。すなわち、第1図のブレ
ード10の軸芯lを境にして右側のピストン11の位置が、
トリガ8が非作動状態にあってブレード10も上に引込ん
だ非作動状態にあることを示しており、この状態では、
ピストン17が下がっていて棒状体15が下げられている。
他方、第1図において、左側のピストン11の位置は、ト
リガ8が引かれて作動状態にあり、このため、メインバ
ルブ13が作動して最も下の側に押し下げられ、ブレード
10も釘を打撃して打込対象物に打込む作動状態を示して
おり、この状態では、ピストン17が上がっていて棒状体
15も上げられて、非作動状態にある。
定的なものではない。基本的には、釘を打込対象物に打
込む前すなわちトリガ8を作動させる前に、ピストン17
が下がっていて、棒状体15も下がっていればよい。この
ように、棒状体15が、メインバルブ13と打撃ピストン11
とブレード10の中空部分を通って下方に下げられると、
マガジン5から給送装置6によってノーズ4の釘通路9
に送られた釘が、その釘通路9を通って下方に下げられ
る。この釘は、ノーズ先端部に設けられたチャック部材
19に把持されて停止するまで棒状体15の先端部によって
押し下げられ、これにより、押し出された釘先端部がチ
ャック部材19より延び出る。従って、棒状体15が、ノー
ズの釘通路に装填された釘をノーズ先端部から一部突出
するように押し出す手段となる。
ない限りトリガレバー8の動作を無効にする安全装置20
が、ハウジング3の先端側とノーズ4の後端側との間に
設けられている。この安全装置20の説明の前に、トリガ
レバー8の有効位置及び無効位置について説明する。
よう支持されており、通常時はばね等によって非動作位
置に付勢されているトリガレバーの自由端には、ピン22
によりトリップレバー23が枢支されている。トリップレ
バー23の自由端はトリガレバーの枢支ピン21がある側の
方に延びていて、その先端側は安全装置20のアーム(後
述)の先端側によって押される位置にまで延びている。
このトリップレバー23の中程の位置には、メインバルブ
13を作動させるためのトリガバルブ24の作動用のピン25
が突出している。第1図のように、トリップレバー23の
先端側が上方に押されない状態では、トリガレバー8を
引いても、トリップレバー23がトリガバルブ24の作動用
ピン25を押さず、トリガバルブは作動しない。第1図に
図示のトリップレバー23の先端側が上方に押されない状
態がトリガレバー8の無効位置となる。
リップレバー23の先端側が安全装置20のアーム(後述)
の先端側によって押され、第1図の位置から上方に押さ
れた状態で、トリガレバー8を引くと、トリップレバー
23がトリガレバー8とともに枢動し、トリップレバー23
の中間部分がトリガバルブ24の作動用ピン25を押す。こ
のため、トリガバルブ24が作動してメインバルブ13が動
作させられブレード21を打込む。このトリップレバー23
の先端側が上方に押された状態で、トリガレバー8の有
効位置となる。なお、本実施例では、メインシリンダ12
の中に配置されるピストン11の打撃力を吸収するため、
バンパ27の外に、第2のバンパ28が設けられている。こ
れにより打撃力の吸収性がよくなる。このような2重バ
ンパは知られており、本発明の要旨ではなく、2重バン
パに限定するものでもない。
作を無効にする安全装置20が、ハウジング3の先端側と
ノーズ4の後端側との間に設けられている。従って、本
発明の安全装置は、従来の固着具打込機のようにノーズ
部分には一切設けられず、これにより、ノーズ部分に余
分な出っ張りがなくなる。
の外に、第3図以降も参照しながら説明する。安全装置
20は、後端側(第1図の上端部の側をいう。以下同じ)
のフランジ31がハウジング3の先端側(第1図の下端部
の側をいう。以下同じ)にねじ32等により固定取付けさ
れる筒状カバー33を有する。なお、筒状カバー33の後端
側には、ハウジング3の先端側にあってメインシリンダ
11の先端側の一部を構成するとともに、バンパ27及び28
を支持する筒状の補助部材34が設けられている。この補
助部材34は必須のものでないが、安全装置20をユニット
として構成するのに役立つ。筒状カバー33の内側であっ
て補助部材34の内側には、ピストン11から延びる打込部
材としてのブレード10がスライド可能に収容される円筒
状に形成された筒状部材36が配置されている。この筒状
部材36には、先端側に後述する態様でノーズ4の後端側
が連結される。筒状部材36は円筒に形成されるのが加工
の点から好ましいが、ブレード10をスライド可能に収容
する角筒状に形成されてもよい。筒状部材36には、筒状
カバー33から外側に出てハウジング3に沿って延びるア
ーム37が取付けられている。このアーム37はトリガレバ
ー8に取付けられたトリップレバーに向けて延びてお
り、そのアーム37の上下方向の運動を中継する中間ロッ
ド38に接している。この中間ロッド38は、第1図に図示
のように、ハウジング3に固定されたガイド39によって
支持され、トリップレバー23の自由端部を確実に押すよ
うに配置されている。なお、アーム37がトリップレバー
23の自由端部を押す限り、中間ロッド38はなくともよ
い。実施例では、アーム37は筒状部材36に連結されてい
るが、本質的にはノーズ4と連動するように連結されれ
ばよく、従って、ノーズ4の後端側に直接連結されても
よい。
部材に連結されたアーム37との間には、アーム37を先端
側に向けて押すようにばね40が設けられている。従っ
て、アーム37は下方に押され、トリップレバー23の自由
端を押さず、トリガレバー8を無効位置に置いている。
なお、ノーズ4の先端部を打込対象物に押しつけると、
トリップレバー23の自由端が押され、トリガレバー8が
有効位置に配置されることはいうまでもない。なお、ば
ね40は、アーム37を先端側に押している限り任意の位置
にあってよい。
は、第1図及び第6図の軸線lの左側の通常位置から、
ノーズ4を打込対象物に押しつけた場合の第6図軸線l
の右側の押し位置に移動させられる。この移動によっ
て、中間ロッド38が、トリップレバー23を第1図の上方
に押し上げ、トリガレバー8の引き動作を有効にする。
ノーズ4を対象物から離すと、アーム37は第1図及び第
6図の軸線lの左側の通常位置に復帰して、トリガレバ
ー8を無効位置に戻してしまう。以上が、本発明によ
る、安全装置の構成及び作用の説明である。
調整装置の第1実施例の構成について、第1図〜第6図
を参照しながら説明する。本発明による、安全装置に組
み込まれる打込深度調整装置は、筒状カバー33と、ブレ
ード10をスライド可能に収容する筒状部材36と、ばね40
によって先端側に付勢されるアーム37の外に、筒状カバ
ー33に回転自在に取付けられ、一部がその筒状カバーか
ら外側に出ていて手で回転させることのできるアジャス
タ部材41と、該アジャスタ部材の回転によって筒状部材
36をスライドさせる手段とから成る。このスライド手段
は、第1実施例においては、筒状部材36の先端側の外面
に、回転可能であるが軸方向には移動しないように取付
けられた筒状体42で成る。
は、筒状カバー33に固定されたシャフト43に回転可能に
支持され、また、その外面に歯車の歯44が形成されてい
る。更に、アジャスタ部材41の側面に形成された円状に
点々と形成された凹部には、ばね付勢されたピン45の頭
部が当接していて、そのアジャスタ部材41の回転にクリ
ック機能を持たせているのが好ましい。
状部材36に回転可能に支持される。このため、筒状部材
36は円筒状に形成され、筒状体42の内側には円形の空洞
が形成されている。また、筒状体42は筒状部材36に対し
て軸方向にスライドしないように取付けられる。このた
め、筒状体42の上部はアーム37とともに円筒状筒状部材
36の半径方向外方に出っ張る突出部46に接し、筒状体42
の下部は筒状部36の下端に設けられたEリング47等に接
することによって支持されている。筒状体42の外面に
は、アジャスタ部材41の歯44に噛み合う歯48が形成され
た半径方向外方への突出部49が形成されている。この噛
み合い係合によって、アジャスタ部材41を回転させれ
ば、筒状体42を回転でき、また、ノーズ4の先端部を打
込対象物に押しつけると、筒状体42は筒状部材36ととも
に上方にスライドできる。なお、この筒状体42とアジャ
スタ部材41との係合は、アジャスタ部材41の回転によっ
て筒状体を回転でき且つ該筒状体がアジャスタ部材に対
して軸方向にスライドできる限り任意の方式でよい。筒
状体42の先端側には雄ねじ51が切られ、ノーズ後端側52
の雌ねじに螺合するようになっており、この筒状体への
ノーズの螺合により、筒状部材36の先端側にノーズが連
結されることになる。なお、筒状体に螺合されるノーズ
の後端側52は、筒状体42の回転によって回転しないよう
に形成される。そのため、ノーズ後端側は角筒に形成し
たり、キー溝を形成したりできる。
と筒状体42が回転し、回転する筒状体42が、螺合したノ
ーズ4の後端側の部分を筒状体42から先端側に移動させ
たり、後端側に移動させたりして、ノーズと筒状カバー
33ひいてはハウジング3との間の間隔を変化させること
ができる。従って、ノーズのハウジングからの突出長さ
をアジャスタ部材41の回転によって調整できるので、打
込部材としてのブレード10の打込深度が調整でき、打込
通路9に置いた釘等の固着具の対象物への打込深度を調
整できる。この場合、ピン45によるクリック機能を利用
することにより、打込深度の微調整も簡単にできる。
施例を示している。この場合においても、安全装置は、
既述のように、ハウジング3の先端側とノーズ4の後端
側との間に設けられ、安全装置20が、筒状カバー33と、
ブレード10がスライド可能に収容される筒状部材36と、
筒状部材36に連結され、筒状部材36から筒状カバー33を
貫通してハウジング3に沿って延び且つ先端側に向けて
付勢されたアーム37とを備えている。アーム37はトリガ
レバー8に取付けられたトリップレバーに向けて延びて
おり、通常時は、トリガレバー8を無効位置に置いてい
るが、ノーズ4の先端部を打込対象物に押しつけると、
トリガレバー8が有効位置に配置する。なお、この実施
例においても補助部材34が設けられ、安全装置20をユニ
ットに構成できる。以上が、安全装置部分の説明であ
り、更に詳しくは、第1実施例を参照されたい。
調整装置の第2実施例の構成について、第7図を参照し
ながら説明する。打込深度調整装置は、上記の安全装置
の構成要素の外に、筒状カバー33に回転自在に取付けら
れ、一部がその筒状カバーから外側に出ていて手で回転
させることのできるアジャスタ部材41と、該アジャスタ
部材の回転によって筒状部材36をスライドさせる手段と
から成る。
材36の先端側の外面に、回転可能であるが軸方向には移
動しないように取付けられた筒状体42を含む。アジャス
タ部材41は第1実施例と同じであるので説明を省略す
る。筒状体42の外面には、アジャスタ部材41の歯44に噛
み合う歯が形成された半径方向外方への突出部49が形成
されている。筒状体42の外面の上部56は、補助部材34の
内側の雌ねじに螺合する雄ねじを有する。また筒状部材
36の先端側にはノーズ4の後端側52が固着されている。
また、筒状部材36は、その後端側が、補助部材34から延
びるキーピン57を受けるキー溝によってスライドできる
が回転しないように配置されている。
回転し、回転する筒状体42が、螺合した補助部材34に対
して、上方に移動したり下方に移動したりして、筒状部
材36が上方にあるいは下方に移動する。筒状部材36の先
端側にはノーズ4が連結されているので、ノーズと補助
部材34ひいてはハウジング3との間の間隔を変化させる
ことができる。
動可能なノーズとの間に介在し、この安全装置は、後端
側がハウジング先端側にハウジングと同心に固定取付け
される筒状カバーと、筒状カバーの内側に配置され、ピ
ストンから延びる打込部材がスライド可能に収容され、
先端側がノーズの後端側に連結される筒状部材と、この
筒状部材またはノーズ後端側に一端部を連結されてノー
ズと連動し、ハウジングに沿ってトリガレバーに取付け
られたトリップレバーに向けて延びるアームと、該アー
ムを介してノーズを先端側に向けて押すように設けられ
たばねとから成り、ノーズ先端を打込対象物に押しつけ
るとノーズと連動するアームがトリップレバーを押して
トリガレバーを有効にするので、ノーズの外面部分に
は、一切、安全装置がなく、従って、ノーズはスリムな
ままに維持され、ノーズを隅部分に位置決めすることが
可能になり、従来困難であった部分の固着具の打込みが
容易にできる。
状カバーに回転自在に取付けられ、一部がその筒状カバ
ーから外側に出ていて手で回転させることのできるアジ
ャスタ部材と、このアジャスタ部材の回転によって前記
筒状部材を介してノーズをスライドさせる手段とを設け
られ、アジャスタ部材の回転によりノーズがハウジング
から延び出す長さを変化させるので、ノーズはスリムな
ままに維持され、ノーズを隅部分に位置決めすることが
可能になり、従来困難であった部分の固着具の打込みが
容易にできる利点を維持しており、更に、作業者は、単
に、アジャスタ部材を回動させるだけで打込深度を調整
でき、しかもそのアジャスタ部材の位置がハウジングに
近い操作のし易い位置にあるので調整が簡単であり、ま
た、アジャスタ部材を除いて、筒状カバーによって打込
深度調整装置全体が包囲され、作業者への安全性が高く
維持される。更に、従来の打込深度調整装置と違って、
打込作業中において、打込深度の調整が簡単にできる利
点もある。
部分破断正面図、第2図は、第1図の釘打機の部分破断
側面図、第3図は、第1図及び第2図の釘打機の安全装
置及びそれに組み込まれる打込深度調整装置部分の平面
図、第4図は、第3図の装置の底面図、第5図は、第3
図の装置の半断面正面図、第6図は、第4図のVI−VI線
断面図、第7図は、第3図〜第6図とは違う構成の打込
深度調整装置を有する固着具打込機の部分破断正面図で
ある。 符号の説明 1……釘打機、2……ハンドル 3……ハウジング、4……ノーズ 5……マガジン、6……釘給送装置 7……ニップル、8……トリガ 10……ブレード、11……打撃ピストン 12……メインシリンダ 13……メインバルブ 14……リターンチャンバ 15……細長い棒状体、16……シリンダ 17……ピストン、18……バルブ 19……チャック部材、20……安全装置 21……枢支ピン、22……枢支ピン 23……トリップレバー、24……トリガバルブ 25……バルブ作動用ピン 27、28……バンパ 31……フランジ、32……ねじ 33……筒状カバー、34……補助部材 36……筒状部材、37……アーム 38……中間ロッド、41……アジャスタ部材 42……筒状体、43……シャフト 44……歯、45……クリック用ピン 47……Eリング、48……筒状体の歯 52……ノーズの後端側部分
Claims (3)
- 【請求項1】ハウジングの中にピストン・シリンダ装置
を備え、ピストンに打込部材が固着され、トリガレバー
によってピストンが駆動されてハウジングに取付けられ
たノーズに打込部材が延び出して、ノーズの通路にある
固着具を対象物に打込む構成にされ、対象物にノーズ先
端部を押しつけない限りトリガレバーの動作を無効にす
る安全装置が設けられた固着具打込機において、 前記安全装置が、ハウジングと軸方向移動可能なノーズ
との間に介在し、この安全装置は、後端側がハウジング
先端側にハウジングと同心に固定取付けされる筒状カバ
ーと、筒状カバーの内側に配置され、ピストンから延び
る前記打込部材がスライド可能に収容され、先端側がノ
ーズの後端側に連結される筒状部材と、この筒状部材ま
たはノーズ後端側に一端部を連結されてノーズと連動
し、ハウジングに沿ってトリガレバーに取付けられたト
リップレバーに向けて延びるアームと、該アームを介し
てノーズを先端側に向けて押すように設けられたばねと
から成り、ノーズ先端を打込対象物に押しつけるとノー
ズと連動するアームがトリップレバーを押してトリガレ
バーを有効にすることを特徴とする固着具打込機。 - 【請求項2】ハウジングの中にピストン・シリンダ装置
を備え、ピストンに打込部材が固着され、トリガレバー
によってピストンが駆動されてハウジングに取付けられ
たノーズに打込部材が延び出して、ノーズの通路にある
固着具を対象物に打込む構成にされ、対象物にノーズ先
端部を押しつけない限りトリガレバーの動作を無効にす
る安全装置が設けられ、この安全装置に、打込部材が固
着具を対象物に打込む深さを調整する打込深度調整装置
が設けられた固着具打込機において、 前記安全装置が、ハウジングと軸方向移動可能なノーズ
との間に介在し、この安全装置は、後端側がハウジング
に同心に固定取付けされる筒状カバーと、筒状カバーの
内側に配置され、ピストンから延びる前記打込部材がス
ライド可能に収容され、先端側にノーズ後端側が連結さ
れる筒状部材と、筒状カバーに回転自在に取付けられ、
一部がその筒状カバーから外側に出ていて手で回転させ
ることのできるアジャスタ部材と、該アジャスタ部材の
回転によって前記筒状部材を介してノーズをスライドさ
せる手段と、筒状部材に一端部を連結されてノーズと連
動し、トリガレバーに取付けられたトリップレバーに向
けて延びるアームと、このアームを介してノーズを先端
側に向けて押すように設けられたばねとから成り、アジ
ャスタ部材の回転によりノーズとハウジングの間の間隔
を変化させて、前記アームの端部とトリップレバーとの
間隔を変えることができることを特徴とする固着具打込
機。 - 【請求項3】アジャスタ部材の回転によって前記筒状部
材をスライドさせる手段が、筒状部材の先端側の外面
に、回転可能であるが軸方向には移動しないように取付
けられた筒状体を含み、前記アジャスタ部材は、その回
転が筒状体を回転させるようにその外面の一部が筒状体
の外面に係合しており、筒状体の先端側の外面には雄ね
じが形成され、ノーズの後端側には筒状体の雄ねじに螺
合する雌ねじが形成されて、アジャスタ部材の回転によ
り回転する筒状体によりノーズとハウジングとの間の間
隔を変化させることを特徴とする請求項2に記載の固着
具打込機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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