JP2932972B2 - 自発光指針式計器 - Google Patents
自発光指針式計器Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指針本体の元部に配置
した発光素子によって指針本体を発光させる自発光指針
式計器に関し、例えば車両用メータ等に使用される自発
光指針式計器に関する。
した発光素子によって指針本体を発光させる自発光指針
式計器に関し、例えば車両用メータ等に使用される自発
光指針式計器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自発光指針式計器として、実開
平3−63821号公報に開示されているものが知られ
ている。該公報に記載されているように従来では、発光
素子が、所定の信号を受けて駆動する内機によって回動
される指針軸の先端上に配置されている。また、この発
光素子から放射される光によって発光する指針本体は、
元部を取付部とカバー部材とに挿入された状態で固定さ
れ、該指針本体の元部の端面は、発光素子と対向してい
る。よって、指針本体は、発光素子の光を受けて発光し
ながら回動する。
平3−63821号公報に開示されているものが知られ
ている。該公報に記載されているように従来では、発光
素子が、所定の信号を受けて駆動する内機によって回動
される指針軸の先端上に配置されている。また、この発
光素子から放射される光によって発光する指針本体は、
元部を取付部とカバー部材とに挿入された状態で固定さ
れ、該指針本体の元部の端面は、発光素子と対向してい
る。よって、指針本体は、発光素子の光を受けて発光し
ながら回動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自発光指針式計器の構造では、発光素子が指針軸の先端
上に配置されているため、指針本体を指針軸の先端の近
くまで延設することができなかった。よって、乗員が視
認可能な指針本体の発光部分は短くなってしまうという
問題がある。
自発光指針式計器の構造では、発光素子が指針軸の先端
上に配置されているため、指針本体を指針軸の先端の近
くまで延設することができなかった。よって、乗員が視
認可能な指針本体の発光部分は短くなってしまうという
問題がある。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、指針本体の発光部分を長くすることによって、計器
の斬新な見栄えを実現させることができる自発光指針式
計器を提供することを目的とする。
で、指針本体の発光部分を長くすることによって、計器
の斬新な見栄えを実現させることができる自発光指針式
計器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自発光指針式計器は、所定信号に応じ
て駆動される内機によって回動される指針軸と、前記指
針軸の回動に応動する指針本体と、前記指針本体に向け
て放光して該指針本体を発光させる発光素子と、前記指
針本体および前記発光素子を前記指針軸の先端側に取り
付け可能にする取付部材と、を備える自発光指針式計器
において、前記取付部材に取り付けられる前記発光素子
は、前記指針軸先端上を外れて配置され、且つ前記指針
本体の元部が該指針軸の先端上まで延設されていると共
に、さらに前記内機側から前記発光素子へ電力供給を行
う導通部が前記取付部材に具設され、且つ前記導通部は
前記発光素子の長さ以上を有していると共に、前記取付
部材上において、前記指針軸に対して前記発光素子の反
対側にバランサが配置されることを特徴とする。
に、本発明による自発光指針式計器は、所定信号に応じ
て駆動される内機によって回動される指針軸と、前記指
針軸の回動に応動する指針本体と、前記指針本体に向け
て放光して該指針本体を発光させる発光素子と、前記指
針本体および前記発光素子を前記指針軸の先端側に取り
付け可能にする取付部材と、を備える自発光指針式計器
において、前記取付部材に取り付けられる前記発光素子
は、前記指針軸先端上を外れて配置され、且つ前記指針
本体の元部が該指針軸の先端上まで延設されていると共
に、さらに前記内機側から前記発光素子へ電力供給を行
う導通部が前記取付部材に具設され、且つ前記導通部は
前記発光素子の長さ以上を有していると共に、前記取付
部材上において、前記指針軸に対して前記発光素子の反
対側にバランサが配置されることを特徴とする。
【0006】また、所定信号に応じて駆動される内機
と、前記内機の駆動に応じて回動される指針軸の先端に
配設される取付部材と、前記取付部材とともに内部空間
を形成するカバー部材と、前記内部空間に挿入・固定さ
れる元部を有するとともに前記指針軸の先端上まで延設
される指針本体と、前記内部空間内において前記指針本
体の元部の端面に対向配置され、該指針本体内に放光す
ることによって前記指針本体の元部を含めて当該指針本
体を発光させる発光素子と、前記内機側から前記発光素
子へ電力を供給するために、前記取付部材に対して前記
発光素子の長さ以上の長さが具備される導通部とを有
し、前記取付部材上において、前記指針軸に対して前記
発光素子の反対側にバランサが配置されることを特徴と
する自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
と、前記内機の駆動に応じて回動される指針軸の先端に
配設される取付部材と、前記取付部材とともに内部空間
を形成するカバー部材と、前記内部空間に挿入・固定さ
れる元部を有するとともに前記指針軸の先端上まで延設
される指針本体と、前記内部空間内において前記指針本
体の元部の端面に対向配置され、該指針本体内に放光す
ることによって前記指針本体の元部を含めて当該指針本
体を発光させる発光素子と、前記内機側から前記発光素
子へ電力を供給するために、前記取付部材に対して前記
発光素子の長さ以上の長さが具備される導通部とを有
し、前記取付部材上において、前記指針軸に対して前記
発光素子の反対側にバランサが配置されることを特徴と
する自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
【0007】また、前記取付部材上において、前記指針
本体の中心線の左右両側のそれぞれにバランサが配置さ
れることを特徴とする自発光指針式計器を採用するよう
にしても良い。
本体の中心線の左右両側のそれぞれにバランサが配置さ
れることを特徴とする自発光指針式計器を採用するよう
にしても良い。
【0008】また、前記発光素子から延出されているリ
ード端子に接続され該発光素子に電力を供給するコネク
タ金具が、前記取付部材内にインサート成形されている
ことを特徴とする自発光指針式計器を採用するようにし
ても良い。
ード端子に接続され該発光素子に電力を供給するコネク
タ金具が、前記取付部材内にインサート成形されている
ことを特徴とする自発光指針式計器を採用するようにし
ても良い。
【0009】また、前記コネクタ金具は、前記リード端
子数に合わせて複数個の端子を備えており、前記コネク
タ金具の前記取付部材内へのインサート成形時において
は一体となっていた前記複数個の端子が、前記インサー
ト成形後に連結部を切り離されて複数個の端子に分離さ
れることを特徴とする自発光指針式計器を採用するよう
にしても良い。
子数に合わせて複数個の端子を備えており、前記コネク
タ金具の前記取付部材内へのインサート成形時において
は一体となっていた前記複数個の端子が、前記インサー
ト成形後に連結部を切り離されて複数個の端子に分離さ
れることを特徴とする自発光指針式計器を採用するよう
にしても良い。
【0010】また、前記コネクタ金具の端子は、前記発
光素子の後方に配置され、前記発光素子のリード端子は
該発光素子から直線的に前記コネクタ金具の端子に接続
されることを特徴とする記載の自発光指針式計器を採用
するようにしても良い。
光素子の後方に配置され、前記発光素子のリード端子は
該発光素子から直線的に前記コネクタ金具の端子に接続
されることを特徴とする記載の自発光指針式計器を採用
するようにしても良い。
【0011】また、前記発光素子は、前記取付部材およ
び前記カバー部材に備えられた位置決め部によって、上
下および前後方向の移動を規制されることを特徴とする
自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
び前記カバー部材に備えられた位置決め部によって、上
下および前後方向の移動を規制されることを特徴とする
自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
【0012】また、前記位置決め部と前記発光素子との
間に、所定量の隙間が設けられていることを特徴とする
自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
間に、所定量の隙間が設けられていることを特徴とする
自発光指針式計器を採用するようにしても良い。
【0013】また、前記位置決め部と前記発光素子との
間に、緩衝材が介設されていることを特徴とする自発光
指針式計器を採用するようにしても良い。
間に、緩衝材が介設されていることを特徴とする自発光
指針式計器を採用するようにしても良い。
【0014】また、前記導通部は、前記取付部材に沿っ
て設けられていることを特徴とする自発光指針式計器を
採用するようにしても良い。
て設けられていることを特徴とする自発光指針式計器を
採用するようにしても良い。
【0015】また、前記指針本体の状面中間部にはシボ
が配置されていることを特徴とする自発光指針式計器を
採用するようにしても良い。
が配置されていることを特徴とする自発光指針式計器を
採用するようにしても良い。
【0016】また、前記発光素子として、発光ダイオー
ドが採用されたことを特徴とする自発光指針式計器を採
用するようにしても良い。
ドが採用されたことを特徴とする自発光指針式計器を採
用するようにしても良い。
【0017】また、前記自発光指針式計器は、車両のイ
ンストルメントパネル内に配置され、前記内機は前記所
定信号として車両情報を受けて指針軸を回動し、前記指
針本体によって前記車両情報に対応する情報を指示する
ことを特徴とする自発光指針式計器を採用するようにし
ても良い。
ンストルメントパネル内に配置され、前記内機は前記所
定信号として車両情報を受けて指針軸を回動し、前記指
針本体によって前記車両情報に対応する情報を指示する
ことを特徴とする自発光指針式計器を採用するようにし
ても良い。
【0018】
【作用・効果】本発明による自発光指針式計器では、所
定信号を受けて駆動される内機によって回動される指針
軸の回動に応じて指針本体が回動する。取付部材に配設
される発光素子への内機側からの電力供給は、前記導通
部によって実行される。この際前記導通部は、発光素子
の長さ以上に形成されているため、内機と発光素子との
導通を指針軸の近傍でとることができる。指針軸近傍で
の導通が可能であれば、例えば指針軸に沿ってリード線
を併設すると、リード線の固定が安易で且つ安定する。
定信号を受けて駆動される内機によって回動される指針
軸の回動に応じて指針本体が回動する。取付部材に配設
される発光素子への内機側からの電力供給は、前記導通
部によって実行される。この際前記導通部は、発光素子
の長さ以上に形成されているため、内機と発光素子との
導通を指針軸の近傍でとることができる。指針軸近傍で
の導通が可能であれば、例えば指針軸に沿ってリード線
を併設すると、リード線の固定が安易で且つ安定する。
【0019】導通部によって内機側から発光素子に電力
供給が行われると、指針本体は発光素子からの放射光に
よって発光する。発光素子が指針軸の先端上を外れて取
付部材に配置されているため、指針本体は指針軸の先端
の近傍まで延設可能である。
供給が行われると、指針本体は発光素子からの放射光に
よって発光する。発光素子が指針軸の先端上を外れて取
付部材に配置されているため、指針本体は指針軸の先端
の近傍まで延設可能である。
【0020】また、指針本体が指針軸の先端上まで延設
されていることにより、指針本体の発光部分は、指針本
体の回動中心の近傍から指針本体の先端部までとなり、
指針発光部分を長くすることができる。よって、本発明
による自発光指針式計器では、このような長い指針発光
部分が発光素子からの光を受けて発光できると共に、バ
ランサを前記指針軸に対して前記発光素子の反対側に設
けているため、自発光指針のバランスをとることができ
る。
されていることにより、指針本体の発光部分は、指針本
体の回動中心の近傍から指針本体の先端部までとなり、
指針発光部分を長くすることができる。よって、本発明
による自発光指針式計器では、このような長い指針発光
部分が発光素子からの光を受けて発光できると共に、バ
ランサを前記指針軸に対して前記発光素子の反対側に設
けているため、自発光指針のバランスをとることができ
る。
【0021】また、請求項2に記載の自発光指針式計器
では、発光素子を収納する内部空間を取付部材とともに
形成するカバー部材が設けられる。これは、発光素子と
して指向性が強い発光ダイオード等を採用した際に指針
本体以外の部分からの光が漏洩することを防止する作用
も行っている。よって、指針本体の発光部分が一層鮮明
に発光されることとなり、デザイン性を確保することが
できる。さらに、バランサを前記指針軸に対して前記発
光素子の反対側に設けているため、自発光指針のバラン
スをとることができる。
では、発光素子を収納する内部空間を取付部材とともに
形成するカバー部材が設けられる。これは、発光素子と
して指向性が強い発光ダイオード等を採用した際に指針
本体以外の部分からの光が漏洩することを防止する作用
も行っている。よって、指針本体の発光部分が一層鮮明
に発光されることとなり、デザイン性を確保することが
できる。さらに、バランサを前記指針軸に対して前記発
光素子の反対側に設けているため、自発光指針のバラン
スをとることができる。
【0022】また、カバー部材と取付部材の内側に設け
た位置決め部により、発光素子の先端が指針本体の末端
部に正確に位置合せされるため、放射光の指向性がかな
り狭い発光素子であっても、放射光を効率良く指針本体
内に入射させ、指針の発光輝度を良好に確保することが
できる。
た位置決め部により、発光素子の先端が指針本体の末端
部に正確に位置合せされるため、放射光の指向性がかな
り狭い発光素子であっても、放射光を効率良く指針本体
内に入射させ、指針の発光輝度を良好に確保することが
できる。
【0023】さらに、位置決め部と発光素子の外周部と
の間に隙間を設ければ、発光素子が作動中に発熱し、熱
膨張により発光素子の外周部が膨出しても、熱膨張によ
る応力が素子の内側に向うことはなく、素子内部の細い
金属線等の断線事故を回避することができる。また、位
置決め部と発光素子の外周部との間に設けられた隙間
に、緩衝材を介挿することにより、振動等による発光素
子の揺れや異音の発生を防止することができる。
の間に隙間を設ければ、発光素子が作動中に発熱し、熱
膨張により発光素子の外周部が膨出しても、熱膨張によ
る応力が素子の内側に向うことはなく、素子内部の細い
金属線等の断線事故を回避することができる。また、位
置決め部と発光素子の外周部との間に設けられた隙間
に、緩衝材を介挿することにより、振動等による発光素
子の揺れや異音の発生を防止することができる。
【0024】
【実施例】以下、図に基づいて本発明の一実施例を説明
する。
する。
【0025】先ず、自発光指針式計器の全体構成を図1
1により説明すると、指針1の指針本体2はその元部が
取付部材4とカバー部材3内に固定され、取付部材4が
内機20から上方に突出する指針軸26上に固定され
る。指針本体2は内機20上に配設された文字板23の
上方を回転する。
1により説明すると、指針1の指針本体2はその元部が
取付部材4とカバー部材3内に固定され、取付部材4が
内機20から上方に突出する指針軸26上に固定され
る。指針本体2は内機20上に配設された文字板23の
上方を回転する。
【0026】指針本体2の下面は後述する発光素子5か
らの発光中心軸と平行に形成され、指針本体2は指針先
端に向かって厚みが薄くなるようにテーパ状に形成され
る。指針本体2の元部近傍にはLED等の発光素子5が
その端面に向けて投光するように設けられる。この発光
素子5から出射する光は、指針本体2の端面から指針本
体内に入射し、指針本体2の上面から前方に放射され、
発光照明を行う。
らの発光中心軸と平行に形成され、指針本体2は指針先
端に向かって厚みが薄くなるようにテーパ状に形成され
る。指針本体2の元部近傍にはLED等の発光素子5が
その端面に向けて投光するように設けられる。この発光
素子5から出射する光は、指針本体2の端面から指針本
体内に入射し、指針本体2の上面から前方に放射され、
発光照明を行う。
【0027】発光素子5から延びる導通用のリード端子
5aは、コネクタ金具6と熱かしめ等によって電気的に
接続され、コネクタ金具6の他端は指針軸26に取り付
けられたインシュレータ21に固定される内端ターミナ
ル22に電気的に接続される。発光素子5及びリード端
子5aは取付部材4とカバー部材3とによって形成され
る内部空間内に納められ、コネクタ金具6の一部も該空
間内に収納される。
5aは、コネクタ金具6と熱かしめ等によって電気的に
接続され、コネクタ金具6の他端は指針軸26に取り付
けられたインシュレータ21に固定される内端ターミナ
ル22に電気的に接続される。発光素子5及びリード端
子5aは取付部材4とカバー部材3とによって形成され
る内部空間内に納められ、コネクタ金具6の一部も該空
間内に収納される。
【0028】内端ターミナル22は、図示しない電力供
給源と電気的に接続されており、発光素子5に電力を供
給する。インシュレータ21、指針軸26を駆動する交
差コイル24等は内機20内に収納され、内機20の底
部にはプリント配線板25が固定される。プリント配線
板25には交差コイル24の電力供給を制御し、指針本
体2の駆動を制御するための部品が配置されており、交
差コイル24と電気的に接続される。
給源と電気的に接続されており、発光素子5に電力を供
給する。インシュレータ21、指針軸26を駆動する交
差コイル24等は内機20内に収納され、内機20の底
部にはプリント配線板25が固定される。プリント配線
板25には交差コイル24の電力供給を制御し、指針本
体2の駆動を制御するための部品が配置されており、交
差コイル24と電気的に接続される。
【0029】次に、図1〜4に基づき、指針1の構成に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0030】指針1は、図1〜図4に示すように、指針
本体2の元部を、カバー部材3と取付部材4内に挿入し
て固定し、カバー部材3と取付部材4内に発光素子(こ
こでは、赤色、橙色等に有色発光する発光ダイオード)
5を配設して構成される。指針本体2は、透明合成樹脂
(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂)等の
導光体により成形され、その上面又は下面に着色層がホ
ットスタンプ等により形成される。
本体2の元部を、カバー部材3と取付部材4内に挿入し
て固定し、カバー部材3と取付部材4内に発光素子(こ
こでは、赤色、橙色等に有色発光する発光ダイオード)
5を配設して構成される。指針本体2は、透明合成樹脂
(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂)等の
導光体により成形され、その上面又は下面に着色層がホ
ットスタンプ等により形成される。
【0031】なお、指針本体2は、着色層を設けずに、
着色された透光性の合成樹脂で形成することもできる。
指針本体2の元部側の端部は、発光素子5から放射され
る光を効率良く入射させるために、幅広で、且つ素子の
球面先端に対応して形状を有している。
着色された透光性の合成樹脂で形成することもできる。
指針本体2の元部側の端部は、発光素子5から放射され
る光を効率良く入射させるために、幅広で、且つ素子の
球面先端に対応して形状を有している。
【0032】カバー部材3は、黒色の合成樹脂(例え
ば、ジュラコン、ABS樹脂)によりキャップ状に成形
され、指針本体2を挿入するためのスリットを有し、そ
の内側には、図5に示すように、発光素子5を位置決め
するための位置決め用リブ3a,3b,3cが突設され
る。これらの位置決め用リブ3a,3b,3cは、発光
素子5の円柱状の外周部に沿うように、その正面視が円
弧状となるように形成される。
ば、ジュラコン、ABS樹脂)によりキャップ状に成形
され、指針本体2を挿入するためのスリットを有し、そ
の内側には、図5に示すように、発光素子5を位置決め
するための位置決め用リブ3a,3b,3cが突設され
る。これらの位置決め用リブ3a,3b,3cは、発光
素子5の円柱状の外周部に沿うように、その正面視が円
弧状となるように形成される。
【0033】カバー部材3に固定される取付部材4は、
カバー部材3と同様な合成樹脂により、図6に示すよう
な板状に成形され、その下部に指針軸嵌入用のボス4a
が下方に向けて突設される。また、取付部材4上には、
発光素子5を位置決めするための位置決め用リブ4b,
4c突設される。これらの位置決め用リブ4b,4c
も、発光素子5の円柱状の外周部に沿うように、その正
面視が円弧状となるように形成される。さらに、この取
付部材4には、発光素子5用のコネクタ金具6がインサ
ート成形され、一部を突出させた状態で埋設される。
カバー部材3と同様な合成樹脂により、図6に示すよう
な板状に成形され、その下部に指針軸嵌入用のボス4a
が下方に向けて突設される。また、取付部材4上には、
発光素子5を位置決めするための位置決め用リブ4b,
4c突設される。これらの位置決め用リブ4b,4c
も、発光素子5の円柱状の外周部に沿うように、その正
面視が円弧状となるように形成される。さらに、この取
付部材4には、発光素子5用のコネクタ金具6がインサ
ート成形され、一部を突出させた状態で埋設される。
【0034】コネクタ金具6は、りん青銅等の金属によ
り板状にプレス成形されると共に、発光素子5の一対の
リード端子5aを各々接続するように2分割して形成さ
れる。金具6の各片の末端は露出して上方に折曲げら
れ、そこには、リード端子5aをかしめて接続するため
の折曲げ接続部6aが設けられる。また、取付部材4の
略中央両側に位置するコネクタ金具6の先端部両側に
は、舌状の接続端子部6bが露出して設けられる。
り板状にプレス成形されると共に、発光素子5の一対の
リード端子5aを各々接続するように2分割して形成さ
れる。金具6の各片の末端は露出して上方に折曲げら
れ、そこには、リード端子5aをかしめて接続するため
の折曲げ接続部6aが設けられる。また、取付部材4の
略中央両側に位置するコネクタ金具6の先端部両側に
は、舌状の接続端子部6bが露出して設けられる。
【0035】この両側の接続端子部6bには、図6に示
す如く、各々、端子部材7が外側から差込むように嵌着
される。この端子部材7は、上部に接続端子部6bを挟
持するばね弾性の挟持片を有し、且つ、その下部に接続
ピン8を挟持するための挟持片を有した構造である。
す如く、各々、端子部材7が外側から差込むように嵌着
される。この端子部材7は、上部に接続端子部6bを挟
持するばね弾性の挟持片を有し、且つ、その下部に接続
ピン8を挟持するための挟持片を有した構造である。
【0036】発光素子5を取付部材4上に取付ける場
合、図6に示すように、先ず、発光素子5を位置決め用
リブ4b,4cの上に載置し、両方のリード端子5aを
コネクタ金具4の末端部上に位置させ、その状態で折曲
げ接続部6aを内側に折曲げ、各リード端子5aを折曲
げ接続部6aと末端部で挟むようにかしめて固定する。
合、図6に示すように、先ず、発光素子5を位置決め用
リブ4b,4cの上に載置し、両方のリード端子5aを
コネクタ金具4の末端部上に位置させ、その状態で折曲
げ接続部6aを内側に折曲げ、各リード端子5aを折曲
げ接続部6aと末端部で挟むようにかしめて固定する。
【0037】このように、コネクタ金具6の末端部が上
方に折曲げれ、そこに、発光素子5のリード端子5aが
接続されるため、リード端子5aを曲げずに直線状態で
使用することができ、リード端子5aを曲げる際に生じ
やすい発光素子5への悪影響を回避することができる。
方に折曲げれ、そこに、発光素子5のリード端子5aが
接続されるため、リード端子5aを曲げずに直線状態で
使用することができ、リード端子5aを曲げる際に生じ
やすい発光素子5への悪影響を回避することができる。
【0038】一方、取付部材4の略中央両側に位置する
接続端子部6bには、各々接続部材7が差込むように嵌
着される。
接続端子部6bには、各々接続部材7が差込むように嵌
着される。
【0039】なお、取付部材4内にインサート成形され
た一対のコネクタ金具6は、図6に示すように、その末
端に連結部6cを設けておくことにより、予め一体にプ
レス成形し、且つその状態でインサート成形し、発光素
子5のリード端子5aを接続した後で、その連結部6c
を切り離すようにすれば、一対の部品を一部品として扱
うことができ、特に成形時、金型内にインサートをセッ
トする際などに工数を削減できる。
た一対のコネクタ金具6は、図6に示すように、その末
端に連結部6cを設けておくことにより、予め一体にプ
レス成形し、且つその状態でインサート成形し、発光素
子5のリード端子5aを接続した後で、その連結部6c
を切り離すようにすれば、一対の部品を一部品として扱
うことができ、特に成形時、金型内にインサートをセッ
トする際などに工数を削減できる。
【0040】一方、指針本体2は、その末端部である元
部をカバー部材3および取付部材4によって形成される
内部空間内に挿入した状態で、樹脂部の熱かしめ、或い
は接着剤により固定される。また、取付部材4における
発光素子5、端子部材7を取り付けた面は、内部空間内
に向くように配置され、取付部材4とカバー部材3が樹
脂部の熱かしめ、或いは接着剤により固定される。
部をカバー部材3および取付部材4によって形成される
内部空間内に挿入した状態で、樹脂部の熱かしめ、或い
は接着剤により固定される。また、取付部材4における
発光素子5、端子部材7を取り付けた面は、内部空間内
に向くように配置され、取付部材4とカバー部材3が樹
脂部の熱かしめ、或いは接着剤により固定される。
【0041】図4および図5に示すように、指針本体2
は、その元部が指針軸挿入用のボス4aの上方に位置す
るように配置される。すなわち、指針軸26の先端上に
指針本体2の元部が配置されており、指針本体2の元部
の後方に、つまり指針軸先端上から後方に外れた位置に
発光素子5が配置される。
は、その元部が指針軸挿入用のボス4aの上方に位置す
るように配置される。すなわち、指針軸26の先端上に
指針本体2の元部が配置されており、指針本体2の元部
の後方に、つまり指針軸先端上から後方に外れた位置に
発光素子5が配置される。
【0042】また、カバー部材3に形成した指針本体挿
入用のスリットは、指針軸26の上方まで深く形成さ
れ、指針本体2の全体つまり指針本体2の先端から元部
(指針軸26の上方)に至るまでの長い部分が発光する
ようにしている。
入用のスリットは、指針軸26の上方まで深く形成さ
れ、指針本体2の全体つまり指針本体2の先端から元部
(指針軸26の上方)に至るまでの長い部分が発光する
ようにしている。
【0043】このような構成により、発光素子5の発光
時、指針本体2の元部(指針軸の位置する回転中心位
置)から指針先端部まで発光し、指針1が従来のものに
比べて長尺形態で発光・表示される。これにより、指針
本体2の回転中心付近からその先端までが発光すること
になり、従来にはない斬新な意匠性が得られる。
時、指針本体2の元部(指針軸の位置する回転中心位
置)から指針先端部まで発光し、指針1が従来のものに
比べて長尺形態で発光・表示される。これにより、指針
本体2の回転中心付近からその先端までが発光すること
になり、従来にはない斬新な意匠性が得られる。
【0044】さらに、この自発光指針式計器を車両のイ
ンストルメントパネル内に収納し、車両用計器として使
用する場合、インストルメントパネルの前面部分をブラ
ックフェイスにすれば、計器の見栄えが一層向上する。
ブラックフェイスとは、発光素子5の非点灯時つまり指
針本体2の非発光時には、車両乗員側からインストルメ
ントパネルが略黒色に見え、発光素子5の点灯時つまり
指針本体2の発光時には、指針本体2が鮮明に発光照明
されるものである。指針本体2の発光時、文字板30等
も照明表示される構造とすることもできる。
ンストルメントパネル内に収納し、車両用計器として使
用する場合、インストルメントパネルの前面部分をブラ
ックフェイスにすれば、計器の見栄えが一層向上する。
ブラックフェイスとは、発光素子5の非点灯時つまり指
針本体2の非発光時には、車両乗員側からインストルメ
ントパネルが略黒色に見え、発光素子5の点灯時つまり
指針本体2の発光時には、指針本体2が鮮明に発光照明
されるものである。指針本体2の発光時、文字板30等
も照明表示される構造とすることもできる。
【0045】上述の如く、発光素子5と内機20間の導
通は、コネクタ金具6とリード端子5a等によりなされ
るが、コネクタ金具6は取付部材4に具設された部分を
有し、所謂導通部として形成されている。そして、この
導通部は、前述の如く取付部材4にインサート成形され
ているが、単に取付部材4に沿って取付けるようにして
も良い。
通は、コネクタ金具6とリード端子5a等によりなされ
るが、コネクタ金具6は取付部材4に具設された部分を
有し、所謂導通部として形成されている。そして、この
導通部は、前述の如く取付部材4にインサート成形され
ているが、単に取付部材4に沿って取付けるようにして
も良い。
【0046】取付部材4に沿って延設される導通部分
は、インサート成形された部分も含み発光素子5の全長
より長くなる。しかし、こうすることによって、指針軸
26に取り付けられたインシュレータ21の内端ターミ
ナル22への発光素子5からの導通位置を、指針軸26
近傍まで近づけることができる。
は、インサート成形された部分も含み発光素子5の全長
より長くなる。しかし、こうすることによって、指針軸
26に取り付けられたインシュレータ21の内端ターミ
ナル22への発光素子5からの導通位置を、指針軸26
近傍まで近づけることができる。
【0047】このように、指針軸26の近傍に導通部を
位置させることにより、指針軸26および導通部とイン
シュレータ21との間の接続線が通るための孔、つまり
文字板23の略中央に形成する孔の大きさを小さくする
ことができる。また、導通部とインシュレータ21との
間の接続線を指針軸26の近傍に沿って設けることによ
り、接続線を容易に且つ確実に固定することができる。
位置させることにより、指針軸26および導通部とイン
シュレータ21との間の接続線が通るための孔、つまり
文字板23の略中央に形成する孔の大きさを小さくする
ことができる。また、導通部とインシュレータ21との
間の接続線を指針軸26の近傍に沿って設けることによ
り、接続線を容易に且つ確実に固定することができる。
【0048】次に、発光素子5の位置決めについて説明
する。
する。
【0049】上記のように、発光素子5は取付部材4上
に取付けられ、指針本体2は、その元部をカバー部材3
および取付部材4によって形成される内部空間内に挿入
した状態で、樹脂部の熱かしめ、或いは接着剤により固
定されるが、カバー部材3と取付部材4が組付け・固定
される際、指針本体2に対する発光素子5の位置決め
は、カバー部材3の内側に突設された位置決め用リブ3
a〜3cにより、正確になされる。
に取付けられ、指針本体2は、その元部をカバー部材3
および取付部材4によって形成される内部空間内に挿入
した状態で、樹脂部の熱かしめ、或いは接着剤により固
定されるが、カバー部材3と取付部材4が組付け・固定
される際、指針本体2に対する発光素子5の位置決め
は、カバー部材3の内側に突設された位置決め用リブ3
a〜3cにより、正確になされる。
【0050】このとき、図5の拡大断面に示すように、
位置決め用リブ3a〜3cは、発光素子5の外周を強固
に押えて保持するのではなく、発光素子との間に僅かな
隙間C1、C2を設けて、位置決めするようにする。
位置決め用リブ3a〜3cは、発光素子5の外周を強固
に押えて保持するのではなく、発光素子との間に僅かな
隙間C1、C2を設けて、位置決めするようにする。
【0051】発光素子5が作動中に発熱した際、熱膨張
により発光素子5の外周部が膨出するが、発光素子5の
外周部が固定部材により強固に押えられていると、熱膨
張による応力が素子の内側に向い、素子内部の細い金属
線を断線させる恐れがある。このため、位置決め用リブ
3a〜3cと発光素子5の外周部との間に僅かな隙間を
設けることにより、このような断線事故を回避すること
ができる。
により発光素子5の外周部が膨出するが、発光素子5の
外周部が固定部材により強固に押えられていると、熱膨
張による応力が素子の内側に向い、素子内部の細い金属
線を断線させる恐れがある。このため、位置決め用リブ
3a〜3cと発光素子5の外周部との間に僅かな隙間を
設けることにより、このような断線事故を回避すること
ができる。
【0052】また、この隙間C1、C2には、図7に示
すように、発泡ポリウレタンシート等の緩衝材9を介挿
して、振動等による発光素子5の揺れや異音の発生を防
止するようにしてもよい。
すように、発泡ポリウレタンシート等の緩衝材9を介挿
して、振動等による発光素子5の揺れや異音の発生を防
止するようにしてもよい。
【0053】さらに、取付部材4の下側には、図3に示
すように、2個の金属製のバランサ(重り)10、11
が取付けられる。この2個のバランサ10、11は、取
付部材4の指針本体2側に取付けられ、反指針本体側に
設けられた発光素子5とのバランスをとるようにしてい
る。また2個のバランサ10、11は、指針1の中心線
の両側に配置され、各バランサ10、11の重さを調整
することにより、指針1の中心線の両側つまり指針1の
左右のバランスをもとることができる。
すように、2個の金属製のバランサ(重り)10、11
が取付けられる。この2個のバランサ10、11は、取
付部材4の指針本体2側に取付けられ、反指針本体側に
設けられた発光素子5とのバランスをとるようにしてい
る。また2個のバランサ10、11は、指針1の中心線
の両側に配置され、各バランサ10、11の重さを調整
することにより、指針1の中心線の両側つまり指針1の
左右のバランスをもとることができる。
【0054】このように構成された計器用指針は、図示
しない計器の指針軸に、そのボス4aを嵌込むように取
付け、さらに、図示しない通電用のヘアスプリングの末
端に固定された接続ピン8を、各端子部材7に差込むよ
うに接続して使用される。
しない計器の指針軸に、そのボス4aを嵌込むように取
付け、さらに、図示しない通電用のヘアスプリングの末
端に固定された接続ピン8を、各端子部材7に差込むよ
うに接続して使用される。
【0055】発光素子5への通電は、ヘアスプリング、
接続ピン8、端子部材7、コネクタ金具6を通して行わ
れ、発光素子5が発光すると、そこから放射された光
は、指針本体2内にその元部から入射して、透明な指針
本体2内を進み、指針本体2が発光照明される。
接続ピン8、端子部材7、コネクタ金具6を通して行わ
れ、発光素子5が発光すると、そこから放射された光
は、指針本体2内にその元部から入射して、透明な指針
本体2内を進み、指針本体2が発光照明される。
【0056】上記のように、位置決め用リブ3a〜3
c、4b,4cによって、カバー部材3つまり指針本体
2に対し、発光素子5を正確に位置決めして取付けるこ
とができ、指針の発光輝度を良好に確保することができ
る。
c、4b,4cによって、カバー部材3つまり指針本体
2に対し、発光素子5を正確に位置決めして取付けるこ
とができ、指針の発光輝度を良好に確保することができ
る。
【0057】なお、指針本体2は、カバー部材3を成形
する際、或は取付部材14を成形する際、インサートと
してインサート成形(一体成形)することもできる。
する際、或は取付部材14を成形する際、インサートと
してインサート成形(一体成形)することもできる。
【0058】図8〜図10は他の実施例を示し、この例
では、取付部材14に対しコネクタ金具16が別個に取
付けられ、そのコネクタ金具16に、発光素子15の曲
折したリード端子15aが接続される。
では、取付部材14に対しコネクタ金具16が別個に取
付けられ、そのコネクタ金具16に、発光素子15の曲
折したリード端子15aが接続される。
【0059】即ち、取付部材14には、上記と同様に、
発光素子15を位置決めするための位置決め用リブ14
b,14cが突設され、下部にはボス14aが下向きに
突設され、さらに、下部には、発光素子15のリード端
子15aを挿入するための挿入孔14dが水平方向に設
けられる。
発光素子15を位置決めするための位置決め用リブ14
b,14cが突設され、下部にはボス14aが下向きに
突設され、さらに、下部には、発光素子15のリード端
子15aを挿入するための挿入孔14dが水平方向に設
けられる。
【0060】取付部材14上に組み付けられるコネクタ
金具16には、発光素子15のリード端子15aをかし
め接続、または接触させるための折曲げ接続部16aが
設けられ、さらに、上記と同様、端子部材7を接続する
ための接続端子部がその先端に設けられる。
金具16には、発光素子15のリード端子15aをかし
め接続、または接触させるための折曲げ接続部16aが
設けられ、さらに、上記と同様、端子部材7を接続する
ための接続端子部がその先端に設けられる。
【0061】一方、発光素子15はそのリード端子15
aを下側にU字状に曲げて形成される。そして、発光素
子15は、そのリード端子15aを取付部材14の挿入
孔14dに挿入し、さらに、コネクタ金具16の折曲げ
接続部16aに差込むように、取付部材14上の定位置
に載置され、その折曲げ接続部16aをかしめて固定ま
たは接触させる。
aを下側にU字状に曲げて形成される。そして、発光素
子15は、そのリード端子15aを取付部材14の挿入
孔14dに挿入し、さらに、コネクタ金具16の折曲げ
接続部16aに差込むように、取付部材14上の定位置
に載置され、その折曲げ接続部16aをかしめて固定ま
たは接触させる。
【0062】そして、発光素子15、端子部材7を取付
けた取付部材14が、上記と同様な構造のカバー部材3
の内部に嵌込むように挿入され、樹脂部の熱かしめ、或
は接着剤により定位置に固定される。
けた取付部材14が、上記と同様な構造のカバー部材3
の内部に嵌込むように挿入され、樹脂部の熱かしめ、或
は接着剤により定位置に固定される。
【0063】カバー部材3と取付部材14が組付け・固
定される際、指針本体2に対する発光素子15の位置決
めは、上記と同様、カバー部材3の内側に突設された位
置決め用リブ3a〜3cにより、正確になされる。
定される際、指針本体2に対する発光素子15の位置決
めは、上記と同様、カバー部材3の内側に突設された位
置決め用リブ3a〜3cにより、正確になされる。
【0064】このとき、図9の拡大断面に示すように、
位置決め用リブ3a〜3cは、発光素子15の外周を強
固に押えて保持するのではなく、発光素子との間に僅か
な隙間C1、C2をつけて、位置決めする。
位置決め用リブ3a〜3cは、発光素子15の外周を強
固に押えて保持するのではなく、発光素子との間に僅か
な隙間C1、C2をつけて、位置決めする。
【0065】上記と同様に、位置決め用リブ3a〜3c
と発光素子15の外周部との間に僅かな隙間を設けるこ
とにより、熱膨張による応力が素子の内側に向い、素子
内部の細い金属線を断線させるこのような断線事故を回
避することができる。また、位置決め用リブ3a〜3
c、14b,14cによって、カバー部材3つまり指針
本体2に対し、発光素子15を正確に位置決めして取付
けることができ、指針の発光輝度を良好に確保すること
ができる。
と発光素子15の外周部との間に僅かな隙間を設けるこ
とにより、熱膨張による応力が素子の内側に向い、素子
内部の細い金属線を断線させるこのような断線事故を回
避することができる。また、位置決め用リブ3a〜3
c、14b,14cによって、カバー部材3つまり指針
本体2に対し、発光素子15を正確に位置決めして取付
けることができ、指針の発光輝度を良好に確保すること
ができる。
【図1】計器用指針の平面図である。
【図2】同計器用指針の正面図である。
【図3】同計器用指針の底面図である。
【図4】同指針の断面図である。
【図5】同指針の拡大部分断面図である。
【図6】同指針の組み付け斜視図である。
【図7】同指針の拡大部分断面図である。
【図8】他の実施例の指針の断面図である。
【図9】同指針の拡大部分断面図である。
【図10】同指針の底面図である。
【図11】自発光指針式計器の全体構成図である。
1−指針、 2−指針本体、 3−カバー部材、 3a,3b,3c−位置決め用リブ(位置決め部)、 4−取付部材、 4b,4c−位置決め用リブ(位置決め部)、 5−発光素子、 6−コネクタ金具、 9−緩衝材、 20−内機、 26−指針軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−17111(JP,A) 実開 平7−8723(JP,U) 実開 平3−128819(JP,U) 実開 平3−90096(JP,U) 実開 昭49−108063(JP,U) 米国特許5319527(US,A) 独国特許出願公開3837295(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 13/28 G01D 13/22 101 G12B 11/04
Claims (13)
- 【請求項1】 所定信号に応じて駆動される内機によっ
て回動される指針軸と、前記指針軸の回動に応動する指
針本体と、前記指針本体に向けて放光して該指針本体を
発光させる発光素子と、前記指針本体および前記発光素
子を前記指針軸の先端側に取り付ける取付部材と、を備
える自発光指針式計器において、 前記取付部材に取り付けられる前記発光素子は、前記指
針軸先端上を外れて配置され、且つ前記指針本体の元部
が該指針軸の先端上まで延設されていると共に、さらに
前記内機側から前記発光素子へ電力供給を行う導通部が
前記取付部材に具設され、且つ前記導通部は前記発光素
子の長さ以上を有していると共に、 前記取付部材上において、前記指針軸に対して前記発光
素子の反対側にバランサが配置される ことを特徴とする
自発光指針式計器。 - 【請求項2】 所定信号に応じて駆動される内機と、 前記内機の駆動に応じて回動される指針軸の先端に配設
される取付部材と、 前記取付部材とともに内部空間を形成するカバー部材
と、 前記内部空間に挿入・固定される元部を有するとともに
前記指針軸の先端上まで延設される指針本体と、 前記内部空間内において前記指針本体の元部の端面に対
向配置され、該指針本体内に放光することによって前記
指針本体の元部を含めて当該指針本体を発光させる発光
素子と、 前記内機側から前記発光素子へ電力を供給するために、
前記取付部材に対して前記発光素子の長さ以上の長さで
設けられる導通部とを有し、前記取付部材上において、前記指針軸に対して前記発光
素子の反対側にバランサが配置される ことを特徴とする
自発光指針式計器。 - 【請求項3】 前記バランサは、前記取付部材上におい
て、前記指針本体の中心線の左右両側のそれぞれに配置
されることを特徴とする請求項1または2に記載の自発
光指針式計器。 - 【請求項4】 前記発光素子から延出されているリード
端子に接続され該発光素子に電力を供給するコネクタ金
具が、前記取付部材内にインサート成形されていること
を特徴とする請求項1または2に記載の自発光指針式計
器。 - 【請求項5】 前記コネクタ金具は、前記リード端子数
に合わせて複数個の端子を備えており、 前記コネクタ金具の前記取付部材内へのインサート成形
時においては一体となっていた前記複数個の端子が、前
記インサート成形後に連結部を切り離されて複数個の端
子に分離されることを特徴とする請求項4に記載の自発
光指針式計器。 - 【請求項6】 前記コネクタ金具の端子は、前記発光素
子の後方に配置され、前記発光素子のリード端子は該発
光素子から直線的に前記コネクタ金具の端子に接続され
ることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の自
発光指針式計器。 - 【請求項7】 前記発光素子は、前記取付部材および前
記カバー部材に備えられた位置決め部によって、上下お
よび前後方向の移動を規制されることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の自発光指針式計器。 - 【請求項8】 前記位置決め部と前記発光素子との間
に、所定量の隙間が設けられていることを特徴とする請
求項7に記載の自発光指針式計器。 - 【請求項9】 前記位置決め部と前記発光素子との間
に、緩衝材が介挿されていることを特徴とする請求項7
に記載の自発光指針式計器。 - 【請求項10】 前記導通部は、前記取付部材に沿って
設けられていることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の自発光指針式計器。 - 【請求項11】 前記指針本体の中間部にシボが形成さ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の自発光指針式計器。 - 【請求項12】 前記発光素子として、発光ダイオード
が採用されたことを特徴とする請求項1乃至請求項11
のいずれかに記載の自発光指針式計器。 - 【請求項13】 前記自発光指針式計器は、車両のイン
ストルメントパネル内に配置され、前記内機は前記所定
信号として車両情報を受けて指針軸を回動し、前記指針
本体によって前記車両情報に対応する情報を指示するこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記
載の自発光指針式計器。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16996595A JP2932972B2 (ja) | 1994-09-30 | 1995-07-05 | 自発光指針式計器 |
DE19532618A DE19532618B4 (de) | 1994-09-30 | 1995-09-04 | Anzeigeinstrument |
FR9510843A FR2725170B1 (fr) | 1994-09-30 | 1995-09-15 | Indicateur pour panneau d'instruments de vehicule |
US08/686,018 US5839809A (en) | 1994-09-30 | 1996-07-25 | Indicating instrument |
US08/745,370 US5678913A (en) | 1994-09-30 | 1996-11-08 | Indicating instrument |
FR9710375A FR2752083B1 (fr) | 1994-09-30 | 1997-08-14 | Indicateur pour panneau d'instruments de vehicule |
US09/127,728 US6120158A (en) | 1994-09-30 | 1998-08-03 | Illuminated indicator for an indicating instrument |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-237628 | 1994-09-30 | ||
JP23762894 | 1994-09-30 | ||
JP16996595A JP2932972B2 (ja) | 1994-09-30 | 1995-07-05 | 自発光指針式計器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08152340A JPH08152340A (ja) | 1996-06-11 |
JP2932972B2 true JP2932972B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=26493134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16996595A Expired - Fee Related JP2932972B2 (ja) | 1994-09-30 | 1995-07-05 | 自発光指針式計器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2932972B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5379111B2 (ja) * | 2004-02-19 | 2013-12-25 | 矢崎総業株式会社 | 自発光指針及び指針式表示装置 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP16996595A patent/JP2932972B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08152340A (ja) | 1996-06-11 |
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