JP2002107183A - 計器装置 - Google Patents

計器装置

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JP2002107183A
JP2002107183A JP2000302856A JP2000302856A JP2002107183A JP 2002107183 A JP2002107183 A JP 2002107183A JP 2000302856 A JP2000302856 A JP 2000302856A JP 2000302856 A JP2000302856 A JP 2000302856A JP 2002107183 A JP2002107183 A JP 2002107183A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 計器本体に対する前面パネルの位置ずれを抑
えることが可能な計器装置を提供する。 【解決手段】 回路基板1と、この回路基板1に装着さ
れ駆動軸21が前方に延びる速度計本体(計器本体)2
と、駆動軸21の先端側に装着され線状に延びる指示体
31を有する指針3と、この指針3と回路基板1との間
に配置され少なくとも指示体に対応する計測量表示部
(表示部)41と駆動軸21に対応する貫通部45とを
有する前面パネル4と、この前面パネル4と回路基板1
との間に配置され前面パネル1を背後から支持するケー
ス体5とを備え、前面パネル4には貫通部45の中心か
ら外側に延びる延長線上に一対の第2の係合部(係合
部)48,49を形成し、ケース体5には貫通部45に
嵌合し前面パネル4の基準位置を定める第2の第2の位
置決め基準部57と各係合部48,49に係合し第2の
位置決め基準部57を軸とした前面パネル4の回動移動
を規制する第2の位置決め部58,59を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車やオ
ートバイ、農建機、水上バイク、雪上バイク、船舶等の
移動体に搭載される計器装置に関し、詳しくはその構成
部品の位置決め構造に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】例えばスクータ形オートバイに搭載され
る速度計からなる計器装置として、駆動用回路基板(サ
ブ回路基板)に駆動軸を突設した速度計本体(計器本
体)を装着し、この計器本体の前方側に、速度に応じた
目盛や文字等の表示部が配された前面パネルを配置し、
前面パネルの貫通部を介して駆動軸の先端に線状の指示
体を有する指針を装着して指針による表示部の回動指示
を可能とした速度計ユニットを設け、この速度計ユニッ
トをメイン回路基板に搭載し、メイン回路基板にはフィ
ラメントを有する白熱バルブからなる照明用の光源を装
着し、このように一体化した全体ユニットをケースに収
納し、ケースの前方側に透明カバーを装着してなるもの
が知られている(例えば特開平8−193853号公報
参照)。
【0003】ところで近年、この種計器装置における薄
型化や軽量化、回路基板への部品実装技術の進歩等に応
じて、例えば電気式の計器本体、これを駆動するための
駆動ICをはじめとする各種電子部品、必要に応じて小
型で発熱量の小さい発光ダイオードからなる光源等を単
一の硬質回路基板上に実装し、このように各種構成部品
を実装した回路基板上にケース体を設け、このケース体
上に前面パネルを配置し、この前面パネルの前方から計
器本体の駆動軸に指針を設けた構成が採用されるように
なってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに各種構成部品を実装した単一の回路基板上にケース
体を通じて前面パネルを支持する構成では、前記特開平
8−193853号公報記載のように、計器本体と前面
パネルとを直接固定する構成ではないため、計器本体と
前面パネルとの位置ずれが生じやすく、前面パネルの外
周に位置決め孔を設け、この位置決め孔に対応してケー
ス体に位置決めピンを設けるという単純な位置決め構造
では、十分に対応することができないという問題があ
る。
【0005】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、位置決め構造を工夫すること
により、計器本体に対する前面パネルの位置ずれを抑え
ることが可能な計器装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、回路基板と、この回路基板に装着され駆動軸
が前方に延びる計器本体と、前記駆動軸の先端側に装着
され線状に延びる指示体を有する指針と、この指針と前
記回路基板との間に配置され少なくとも前記指示体に対
応する表示部と前記駆動軸に対応する貫通部とを有する
前面パネルと、この前面パネルと前記回路基板との間に
配置され前記前面パネルを背後から支持するケース体と
を備え、前記前面パネルには前記貫通部の中心から外側
に延びる延長線上に少なくとも一対の係合部が形成さ
れ、前記ケース体には前記貫通部に嵌合し前記前面パネ
ルの基準位置を定める位置決め基準部と前記各係合部に
係合し前記位置決め基準部を軸とした前記前面パネルの
回動を規制する位置決め部とが形成されることを特徴と
する。
【0007】また本発明は、前記前面パネルが所定方向
に長く形成され、その長手方向外周部に前記貫通部を挟
むように前記係合部を形成したことを特徴とする。
【0008】また本発明は、前記係合部が前記貫通部の
中心に向けて延びる長孔からなることを特徴とする。
【0009】また本発明は、前記位置決め基準部に前記
指針の一部と当接しその回動範囲を規制する回動規制部
を設けたことを特徴とする。
【0010】また本発明は、前記回動規制部が前記回動
軸側に向けて突出することを特徴とする。
【0011】また本発明は、前記ケース体に前記前面パ
ネルの外周部に係合するフック部を設けたことを特徴と
する。
【0012】また本発明は、前記指示体が回動中心部よ
り光供給を受けて発光する透光性材料からなり、前記回
路基板に前記指示体に光供給を行う光源を設け、前記位
置決め基準部が前記駆動軸を取り巻く筒形で前記光源か
らの光を前記指示体の回動中心部に案内する光案内面を
有することを特徴とする。
【0013】また本発明は、前記表示部が前記光源から
の光を透過する透光性を有し、前記ケース体が前記位置
決め基準部の周囲に前記光源からの光を前記前面パネル
側に反射する反射部を有することを特徴とする。
【0014】また本発明は、前記ケース体が白色系の合
成樹脂材料からなることを特徴とする。
【0015】また本発明は、前記光源が前記指示体及び
前記表示部を照明する単一の光源からなることを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発明
による計器装置をスクータ型オートバイの速度計に適用
した場合を例に実施形態を説明する。
【0017】図1は本発明の実施形態による速度計の分
解斜視図、図2は図1の速度計の組み付け状態を示す正
面図、図3は図2に示した速度計のA−A線に沿った断
面図、図4は図2に示した速度計のB−B線に沿った断
面図、図5は図2に示した速度計のC−C線に沿った断
面図、図6は図3における矢印D領域の部分拡大断面
図、図7は図3における矢印E領域の部分拡大断面図、
図8は図3における矢印F領域の部分拡大断面図、図9
は図2における矢印G,H領域を中間部を省略して示す
部分拡大正面図である。
【0018】図1において、速度計は、回路基板1と、
速度計本体(計器本体)2と、指針3と、前面パネル4
と、ケース体5とを主な構成要素としている。
【0019】回路基板1は、例えばガラスエポキシ系材
料からなる硬質の印刷回路基板からなり、その前面側に
は、後述する液晶パネルや報知表示部を照明するための
光源Lを複数個備えている。
【0020】光源Lは、SMD(表面実装デバイス)型
の発光ダイオードからなり、それらの発光部が前方側を
向くように回路基板1に装着されている。
【0021】回路基板1はまた、速度計本体2の後述す
る軸受部、挿入ピン、端子に対応する位置に孔部11〜
13を有し、ケース体5の後述する第1の位置決め基準
部に対応する位置には、丸孔形状の嵌合部14が形成さ
れ、ケース体5の後述する一対の第1の位置決め部に対
応する位置には、各々が嵌合部14の中心に向けて延び
る長孔形状の第1の係合部15,16が形成され、後述
する液晶表示器の抑え部材に設けられるかしめ部に対応
する位置には、挿通孔17が設けられている。なお第1
の係合部15,16は嵌合部14を挟むように回路基板
1の長手方向両サイドに設けられている。
【0022】速度計本体2は例えばコイル(図示しな
い)に流れる電流に応じて駆動軸21を回転させる交差
コイル式計器本体またはステッピングモータ式計器本体
からなり、それぞれが駆動軸21に沿って前方に延びる
軸受部22、挿入ピン23、端子24を有し、軸受部2
2と挿入ピン23が回路基板1の各孔部11,12に挿
入されることにより回路基板1に対する速度計本体2の
位置が定まり、端子24が回路基板1の孔部13に挿入
され半田付けすることにより、速度計本体2が回路基板
1に導通する。このように、速度計本体2は回路基板1
から駆動軸21が前方に貫通するように回路基板1の背
後に装着される。
【0023】指針3は、透光性樹脂材料からなる指示体
31と、この指示体31の所定領域を覆う指針カバー3
2とからなる。指示体31は速度計本体2の駆動軸21
の軸方向に対し略直交方向に線状に延びており、図6に
示すように、駆動軸21に挿入固定され指針カバー32
にて覆われる回動中心部33には、光源Lからの光を受
光する受光部34と受光部34から受光した光を指示体
31の先端方向に反射する指針反射部35が形成され、
指示体31はその回動中心部33より光源Lからの光供
給を受けて線状に光輝するようになっている。また回動
中心部33の駆動軸21に沿って延びる部分には、ケー
ス体5に設けた後述する回動規制部に当接し指示体31
の回動範囲を規定する可動当接部36が駆動軸21の軸
方向とは直交する方向に突出形成されている。
【0024】前面パネル4は、薄板状の透光性樹脂プレ
ートに、後述する貫通部の中心とした円弧状の配列形状
を有し、指針3(指示体31)の指示対象となる目盛,
数字からなる計測量表示部(表示部)41と、計測量表
示部41の種別が走行速度であることを示す文字表示部
42と、速度警報やオイル警報を示す報知表示部43
と、これら各表示部41〜43の背景となる地部44と
が印刷形成されており、各表示部41〜43は透光性を
有し、地部44は遮光性を有するように設けられてい
る。
【0025】そして前面パネル4は、その中央領域で速
度計本体2の駆動軸21に対応する箇所に、ケース体5
の後述する第2の位置決め基準部と嵌合する円形の貫通
部45が形成され、またターンインジケータ部を構成す
る着色パネルと液晶表示器(共に後述する)に対応する
箇所には、矢印形状または矩形形状の開口窓46,47
がそれぞれ形成され、またその外周部には、一対の第2
の係合部(係合部)48,49が形成されている。
【0026】これら第2の係合部48,49は、貫通部
45の中心から外側に延びる延長線(図2中、一点鎖線
A−A参照)上に位置し、且つ延長線に沿って貫通部4
5の中心に向けて延びる長孔形状に設けられ、ケース体
5の後述する位置決め部と係合する。なおこれら第2の
係合部48,49は貫通部45を挟むように回路基板1
の長手方向両サイドに設けられている。
【0027】ケース体5は、前面パネル4に対応した外
形形状を有する白色系樹脂の成形体からなり、回路基板
1と前面パネル4との間に配置され、回路基板1上に前
面パネル4を支持するもので、図5に示すように回路基
板1側に対面する側には、回路基板1の嵌合部14の内
径に対応した丸ピン形状を有し、嵌合部14に嵌合する
第1の位置決め基準部51と、回路基板1の第1の係合
部15,16の各長辺間の距離に対応した外径の丸ピン
形状を有し、これら第1の係合部15,16に係合する
第1の位置決め部52,53とが形成され、嵌合部14
に第1の位置決め基準部51が嵌合することにより、回
路基板1に対するケース体5の基準位置を定め、第1の
係合部15,16に第1の位置決め部52,53が係合
することにより、第1の位置決め基準部51を軸とした
ケース体5の回動移動を規制し、これにより回路基板1
に対しケース体5を位置決めするものである。なお第1
の係合部15,16を長孔として形成されているのは、
寸法誤差を吸収しつつ回路基板1とケース体5との位置
決めを行うためである。またこのように回路基板1上に
位置決めされたケース体5は、図示しないネジ等の固定
手段により本固定される。また第1の係合部15,16
とこれに対応する位置決め部52,53の数は任意であ
るが、本実施形態のように一対ずつ設けると精度の良い
位置決めを行うことができる。またケース体5と回路基
板1との位置決めは、本実施形態の構造に限らず、回路
基板1とケース体5との部分的な嵌合または係合により
両者を位置決めする構成であれば任意であるが、本実施
形態のごとき回路基板1とケース体5との位置決め構造
を採用することにより、位置決め精度を高めることがで
きる。
【0028】前面パネル4に対面するケース体5側に
は、走行距離を表示すると共に光源Lにより照明される
液晶表示器6とターンインジケータ部を構成する開口窓
47を光源Lの発光により有色照明する着色パネル7と
を保持すると共に照明用ハウジングを構成する複数の保
持部54と、報知表示部43に対応し報知表示部43を
照明する際の照明用ハウジングを構成するハウジング部
55と、光源Lからの光を計測量表示部41側に反射す
ると共に図3,図4に示すように前面パネル4との間で
照明室を構成する反射部56と、貫通部45に対応する
第2の位置決め基準部(位置決め基準部)57と、第2
の係合部48,49に対応する矩形突起状の第2の位置
決め部(位置決め部)58,59とが形成されている。
【0029】第2の位置決め基準部57は、貫通部45
の内径に対応した外径を有して駆動軸21を取り巻くと
共に駆動軸21の軸方向に沿って貫通する円筒形に形成
され、貫通部45に嵌合することによりケース体5に対
する前面パネル4の基準位置を定めると共にその内壁部
を利用して光源Lからの光を指示体31の回動中心部3
3に案内する光案内面570が設けられている。また第
2の位置決め基準部57の内壁部には、指針3の可動当
接部36(図6参照)に当接し指示体31の回動範囲を
規制する突片形状の回動規制部57aが回動軸21側に
向けて突出形成されている。また本実施形態では採用し
ていないが、第2の位置決め基準部57の外壁部または
貫通部45のうち少なくとも何れか一方側に突起部を形
成し、この突起部を通じて第2の位置決め基準部57が
貫通部45に確実に嵌合するように構成することもでき
る。
【0030】なお回路基板1とケース体5との組み付け
状態において、指針3及び前面パネル4照明用の光源L
は、図4に示すように、反射部56の中央開口内で位置
決め基準部57の開口部直下を少し外れた位置に一つ配
置され、指針3と計測量表示部41と文字表示部42と
を照明するようになっており、文字表示部42に対応す
るケース体5箇所には、光源Lからの光を文字表示部4
2側に通す貫通窓部57bが形成されている。
【0031】第2の位置決め部58,59は、第2の位
置決め基準部57を挟むようにケース体5の長手方向両
サイドに一対設けられており、第2の位置決め基準部5
7を貫通部45に嵌合させてケース体5に対する前面パ
ネル4の基準位置を定めた状態で、図7〜図9に示すよ
うに、第2の位置決め部58,59を第2の係合部4
8,49に係合させることにより、第2の位置決め基準
部57を軸とした前面パネル4の回動移動を規制するも
ので、これにより第2の位置決め基準部57を基準とし
てケース体5に対する前面パネル4の位置が定まる。な
お第2の係合部48,49を長孔として形成したのは、
第1の係合部15,16の場合と同様、寸法誤差を吸収
しつつ前面パネル4をケース体5に位置決めするためで
ある。また第2の係合部48,49とこれに対応する位
置決め部58,59の数は任意であるが、本実施形態の
ように一対ずつ設けると精度の良い位置決めを行うこと
ができる。
【0032】また前面パネル4の外周部に対応するケー
ス体5の前方側外周部には、所定間隔を有して複数のフ
ック部5aが形成されており、前記のようにケース体5
の前方側に位置決め状態の前面パネル4の外周部を、各
フック部5aに係合することにより、前面パネル4をケ
ース体5に固定するようにしている。
【0033】なお液晶表示器6は、液晶パネル61と、
液晶パネルと回路基板1とを接続するラバーコネクタ6
2と、このラバーコネクタ62を介して液晶パネル61
を回路基板1側に押圧しつつ液晶パネル61をケース体
5の保持部54に装着固定するセル抑え63とからな
り、セル抑え63は、かしめ部64を有し、このかしめ
部64を回路基板1の挿通孔17に貫通させてかしめる
ことにより、液晶パネル61を導通固定するものであ
る。
【0034】以上のように本実施形態では、回路基板1
と、この回路基板1に装着され駆動軸21が前方に延び
る速度計本体(計器本体)2と、駆動軸21の先端側に
装着され線状に延びる指示体31を有する指針3と、こ
の指針3と回路基板1との間に配置され少なくとも指示
体に対応する計測量表示部(表示部)41と駆動軸21
に対応する貫通部45とを有する前面パネル4と、この
前面パネル4と回路基板1との間に配置され前面パネル
1を背後から支持するケース体5とを備え、前面パネル
4には貫通部45の中心から外側に延びる延長線上に一
対の第2の係合部48,49を形成し、ケース体5には
貫通部45に嵌合し前面パネル4の基準位置を定める第
2の第2の位置決め基準部57と各係合部48,49に
係合し第2の位置決め基準部57を軸とした前面パネル
4の回動移動を規制する第2の位置決め部58,59を
設けたことにより、駆動軸21に対応する貫通部45を
基準として前面パネル4が位置決めされるため、駆動軸
21と計測量表示部(表示部)41との位置ずれを抑制
することができ、これにより速度計本体2に対する前面
パネル4の位置ずれを抑制することができる。
【0035】また本実施形態では、前面パネル4が所定
方向に長く形成され、その長手方向外周部に貫通部45
を挟むように係合部48,49を形成したことにより、
長手方向とは直交する方向に係合部48,49を形成し
た場合と比較して、貫通部45に対する係合部48,4
9の距離を大きく取れる分、位置決め精度をさらに向上
させることができる。
【0036】また本実施形態では、係合部48,49が
貫通部45の中心に向けて延びる長孔からなることによ
り、係合部48,49の長手方向軸線が貫通部45の中
心に対応するため、位置決め精度をさらに向上させるこ
とができる。
【0037】また本実施形態では、貫通部45を基準と
して前面パネル4を位置決めする構成で、第2の位置決
め基準部57に指針3の可動当接部36と当接しその回
動範囲を規制する回動規制部57aを設けたことによ
り、前面パネル4上において回動規制部57aによる指
針3の停止位置がばらつくのを抑制することができる。
また前面パネル4の貫通部45ではなく第2の位置決め
基準部57に回動規制部57aを設けたことにより、貫
通部45の大型化や回動規制部57aを設けることによ
る光漏れを抑制することができる。
【0038】また本実施形態では、回動規制部57aを
第2の位置決め基準部57の内壁部から回動軸21側に
向けて突出形成したことにより、指針3(指針カバー3
2)の大型化を抑えることができる。
【0039】また本実施形態では、ケース体5に前面パ
ネル4の外周部に係合する係合部5aを設けたことによ
り、前面パネル4の固定にあたり、ネジや両面テープ、
溶着等による固定が不要となり、組み付け作業性を向上
させ、コスト低減を達成することができる。
【0040】また本実施形態では、指示体31が回動中
心部33より光供給を受けて発光する透光性材料からな
り、回路基板1に指示体31に光供給を行う光源Lを設
けて指針3を照明する構造で、第2の位置決め基準部5
7を筒形に形成し、その内壁部を利用して光源Lからの
光を指示体31の回動中心部33に案内する光案内面5
70を設けたことにより、指針3の照明効率を向上させ
ることができる。
【0041】また本実施形態では、計測量表示部(表示
部)41が光源Lからの光を透過する透光性を有し、ケ
ース体5が第2の位置決め基準部57の周囲に光源Lか
らの光を前面パネル4(計測量表示部41)側に反射す
る反射部56を有することにより、前面パネル4の照明
効率を向上させることができる。
【0042】また本実施形態では、ケース体5を白色系
の合成樹脂材料から形成したことにより、照明効率をさ
らに高めることができる。
【0043】また本実施形態では、単一の光源Lを用い
て指示体31及び計測量表示部41を照明することによ
り、コスト低減を達成することができる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、回路基
板と、この回路基板に装着され駆動軸が前方に延びる計
器本体と、前記駆動軸の先端側に装着され線状に延びる
指示体を有する指針と、この指針と前記回路基板との間
に配置され少なくとも前記指示体に対応する表示部と前
記駆動軸に対応する貫通部とを有する前面パネルと、こ
の前面パネルと前記回路基板との間に配置され前記前面
パネルを背後から支持するケース体とを備え、前記前面
パネルには前記貫通部の中心から外側に延びる延長線上
に少なくとも一対の係合部が形成され、前記ケース体に
は前記貫通部に嵌合し前記前面パネルの基準位置を定め
る位置決め基準部と前記各係合部に係合し前記位置決め
基準部を軸とした前記前面パネルの回動を規制する位置
決め部とが形成されることにより、計器本体に対する前
面パネルの位置ずれを抑えることが可能な計器装置を提
供できる。
【0045】また本発明は、前記前面パネルが所定方向
に長く形成され、その長手方向外周部に前記貫通部を挟
むように前記係合部を形成したことにより、位置決め精
度をさらに向上させることができる。
【0046】また本発明は、前記係合部が前記貫通部の
中心に向けて延びる長孔からなることにより、位置決め
精度をさらに向上させることができる。
【0047】また本発明は、前記位置決め基準部に前記
指針の一部と当接しその回動範囲を規制する回動規制部
を設けたことにより、指針の停止位置がばらつくのを抑
制することができる。
【0048】また本発明は、前記回動規制部が前記回動
軸側に向けて突出することにより、指針の大型化を抑え
ることができる。
【0049】また本発明は、前記ケース体に前記前面パ
ネルの外周部に係合するフック部を設けたことにより、
コスト低減を達成することができる。
【0050】また本発明は、前記指示体が回動中心部よ
り光供給を受けて発光する透光性材料からなり、前記回
路基板に前記指示体に光供給を行う光源を設け、前記位
置決め基準部が前記駆動軸を取り巻く筒形で前記光源か
らの光を前記指示体の回動中心部に案内する光案内面を
有することにより、指針の照明効率を向上させることが
できる。
【0051】また本発明は、前記表示部が前記光源から
の光を透過する透光性を有し、前記ケース体が前記位置
決め基準部の周囲に前記光源からの光を前記前面パネル
側に反射する反射部を有することにより、前面パネルの
照明効率を向上させることができる。
【0052】また本発明は、前記ケース体が白色系の合
成樹脂材料からなることにより、照明効率をさらに向上
させることができる。
【0053】また本発明は、前記光源が前記指示体及び
前記表示部を照明する単一の光源からなることによりコ
スト低減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による速度計の分解斜視図。
【図2】図1の速度計の組み付け状態を示す正面図。
【図3】図2に示した速度計のA−A線に沿った断面
図。
【図4】図2に示した速度計のB−B線に沿った断面
図。
【図5】図2に示した速度計のC−C線に沿った断面
図。
【図6】図3における矢印D領域の部分拡大断面図。
【図7】図3における矢印E領域の部分拡大断面図。
【図8】図3における矢印F領域の部分拡大断面図。
【図9】図2における矢印G,H領域を中間部を省略し
て示す部分拡大正面図
【符号の説明】
1 回路基板 2 速度計本体(計器本体) 3 指針 4 前面パネル 5 ケース体 5a フック部 6 液晶表示器 7 着色パネル 11〜13 孔部 14 嵌合部 15,16 第1の係合部 21 駆動軸 22 軸受部 23 挿入ピン 31 指示体 32 指針カバー 33 回動中心部 34 受光部 35 指針反射部 36 可動当接部 41 計測量表示部(表示部) 42 文字表示部 43 報知表示部 44 地部 45 貫通部 46,47 開口窓 48,49 第2の係合部(係合部) 51 第1の位置決め基準部 52,53 第1の位置決め部 54 保持部 55 ハウジング部 56 反射部 57 第2の位置決め基準部(位置決め基準部) 57b 貫通窓部 58,59 第2の位置決め部(位置決め部) 57a 回動規制部 61 液晶パネル 62 ラバーコネクタ 63 セル抑え 570 光案内面 L 光源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板と、この回路基板に装着され駆
    動軸が前方に延びる計器本体と、前記駆動軸の先端側に
    装着され線状に延びる指示体を有する指針と、この指針
    と前記回路基板との間に配置され少なくとも前記指示体
    に対応する表示部と前記駆動軸に対応する貫通部とを有
    する前面パネルと、この前面パネルと前記回路基板との
    間に配置され前記前面パネルを背後から支持するケース
    体とを備え、前記前面パネルには前記貫通部の中心から
    外側に延びる延長線上に少なくとも一対の係合部が形成
    され、前記ケース体には前記貫通部に嵌合し前記前面パ
    ネルの基準位置を定める位置決め基準部と前記各係合部
    に係合し前記位置決め基準部を軸とした前記前面パネル
    の回動を規制する位置決め部とが形成されることを特徴
    とする計器装置。
  2. 【請求項2】 前記前面パネルが所定方向に長く形成さ
    れ、その長手方向外周部に前記貫通部を挟むように前記
    係合部を形成したことを特徴とする請求項1記載の計器
    装置。
  3. 【請求項3】 前記係合部が前記貫通部の中心に向けて
    延びる長孔からなることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の計器装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め基準部に前記指針の一部と
    当接しその回動範囲を規制する回動規制部を設けたこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一つに
    記載の計器装置。
  5. 【請求項5】 前記回動規制部が前記回動軸側に向けて
    突出することを特徴とする請求項4記載の計器装置。
  6. 【請求項6】 前記ケース体に前記前面パネルの外周部
    に係合するフック部を設けたことを特徴とする請求項1
    から請求項5のうち何れか一つに記載の計器装置。
  7. 【請求項7】 前記指示体が回動中心部より光供給を受
    けて発光する透光性材料からなり、前記回路基板に前記
    指示体に光供給を行う光源を設け、前記位置決め基準部
    が前記駆動軸を取り巻く筒形で前記光源からの光を前記
    指示体の回動中心部に案内する光案内面を有することを
    特徴とする請求項1から請求項7のうち何れか一つに記
    載の計器装置。
  8. 【請求項8】 前記表示部が前記光源からの光を透過す
    る透光性を有し、前記ケース体が前記位置決め基準部の
    周囲に前記光源からの光を前記前面パネル側に反射する
    反射部を有することを特徴とする請求項7記載の計器装
    置。
  9. 【請求項9】 前記ケース体が白色系の合成樹脂材料か
    らなることを特徴とする請求項7または請求項8記載の
    計器装置。
  10. 【請求項10】 前記光源が前記指示体及び前記表示部
    を照明する単一の光源からなることを特徴とする請求項
    7から請求項9のうち何れか一つに記載の計器装置。
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