JP2931166B2 - 建築用ゴンドラ - Google Patents

建築用ゴンドラ

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JP2931166B2
JP2931166B2 JP28608192A JP28608192A JP2931166B2 JP 2931166 B2 JP2931166 B2 JP 2931166B2 JP 28608192 A JP28608192 A JP 28608192A JP 28608192 A JP28608192 A JP 28608192A JP 2931166 B2 JP2931166 B2 JP 2931166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建屋の建設時に、コー
キング作業等に使用される建築用ゴンドラに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ビル等の建屋では、建屋の外壁
を、サッシュ用の窓部の形成されるプレキャストコンク
リート板により構築することが行われている。
【0003】そして、従来、プレキャストコンクリート
板による建屋の外壁の構築後に、サッシュ用の窓部から
ゴンドラを降ろして、ゴンドラ内の作業者によりコーキ
ング作業等が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
サッシュ用の窓部からゴンドラを降ろしているため、ゴ
ンドラの大きさが制限され、軽量となり、風の影響を受
け易く、また、ゴンドラ内が狭いため、コーキング等の
作業がしにくいという問題があった。
【0005】また、1回のゴンドラ作業で、例えば、1
つのガラスコーキングしかできないため、作業効率が悪
いという問題があった。本発明は、上記のような問題を
解決したもので、コーキング等の作業効率を従来より大
幅に向上することができる建築用ゴンドラを提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の建築用ゴンドラ
は、ゴンドラ本体に、水平方向に所定間隔を置いて、壁
面に形成される窓部の両側に着脱自在に係止可能な一対
の第1取付部材を配置するとともに、前記ゴンドラ本体
に対して水平方向に移動自在に、ゴンドラ本体を支持す
る支持レールを配置し、この支持レールの両側に、壁面
の水平方向に隣り合って形成される2つの窓部の両側に
着脱自在に固定可能な第2取付部材を配置してなるもの
である。
【0007】
【作用】本発明の建築用ゴンドラでは、例えば、タワー
クレーンにより、ゴンドラ本体が所定階のサッシュ用の
窓部まで揚重され、所定の窓部の両側に一対の第1取付
部材が係止され、さらに、壁面の水平方向に隣り合って
形成される2つの窓部の両側に支持レールの第2取付部
材が取り付けられる。
【0008】そして、所定の窓部に対する作業が終了す
ると、壁面の水平方向に隣り合って形成される2つの窓
部の両側から支持レールの第2取付部材が取り外され、
支持レールが窓部の1スパン分だけ、隣接する窓部側に
水平移動され、第2取付部材が2つの窓部の両側に取り
付けられ、この後、窓部から第1取付部材が取り外さ
れ、ゴンドラ本体が支持レールに沿って、窓部の1スパ
ン分だけ隣接する窓部側に水平移動され、隣接する窓部
に第1取付部材が係止され、これにより、ゴンドラ本体
が隣接する窓部に水平移動される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例に
ついて説明する。図1は、本発明の建築用ゴンドラの一
実施例を示すもので、この建築用ゴンドラは、ゴンドラ
本体11と、ゴンドラ本体11の下端に取り付けられた
足場部13とから構成されている。
【0010】なお、この実施例では、足場部13は、ワ
ンタッチ式の楔型クランプにより建地材と水平材とを結
合する3Sシステム(NISSOの商品名)を使用して
構築されている。
【0011】この建築用ゴンドラは、図2ないし図4に
示すように、プレキャストコンクリート板により構築さ
れた壁面15に形成されるサッシュ用の窓部17に取り
付けられて使用される。
【0012】ゴンドラ本体11は、図1に示したよう
に、H型鋼を水平面において矩形状に組み立ててなるベ
ース部19と、このベース部19から上方に立設される
矩形状の支持部21とから主体部分が構成されている。
【0013】ベース部19の下面には、水平方向に所定
間隔を置いて、壁面15に形成される窓部17の両側に
着脱自在に係止可能な一対の第1取付部材23が配置さ
れている。
【0014】また、支持部21には、支持部21に対し
て水平方向に移動自在に、支持部21を支持する支持レ
ール24が配置されている。そして、支持レール24の
両側には、壁面15の水平方向に隣り合って形成される
2つの窓部17の両側に着脱自在に固定可能な第2取付
部材25が配置されている。
【0015】また、足場部13の下端には、足場部13
の下端を、壁面15に沿って案内する案内部27が配置
されている。図5は、第1取付部材23およびこの近傍
の詳細を示すもので、符号29は、ベース部19の下面
に固定されるH型鋼からなる下側部材を示している。
【0016】下側部材29の上下には、補強板31が突
出して形成され、この補強板31の間に、回動部材33
がピン部材35により回動自在に支持されている。回動
部材33の先端には、第1取付部材23が、回動部材3
3に対して直角に固定されている。
【0017】補強板31には、ピン穴37が形成されて
おり、このピン穴37にピン部材を挿入することによ
り、回動部材33が、実線で示す係止位置、あるいは、
二点鎖線で示す取り外し位置に規制される。
【0018】図6は、第2取付部材25およびこの近傍
の詳細を示すもので、符号24は、支持レールを示して
いる。支持レール24の端部の上下には、一対の突出片
38が固定され、この突出片38の間に、回動部材39
の一端がピン部材41により回動自在に支持されてい
る。
【0019】回動部材39の先端には、第2取付部材2
5が、回動部材39に対して直角に固定されている。第
2取付部材25には、プレキャストコンクリート板の窓
部17の裏側に形成される図示しないサッシュ穴に対応
する位置に、取付穴25aが形成されている。
【0020】この実施例では、取付穴25aは、サッシ
ュ穴の精度を考慮して、長孔形状とされている。図7
は、支持レール24を支持する支持部21の詳細を示す
もので、符号24は、支持レールを示している。
【0021】支持レール24の上下には、シャフト43
を中心にして回転するローラー45が配置されており、
シャフト43は、支持部21を構成する垂直部材47に
支持されている。
【0022】図8は、足場部13の下端に配置される案
内部27の詳細を示すもので、符号49は、足場部13
の下端に固定されるプレートを示しており、このプレー
ト49には、壁面15に当接されるキャスター51が固
定されている。
【0023】また、プレート49は、3Sシステムの足
場部13の建地材61と水平材63に、Uボルト65,
67により固定されている。以上のように構成された建
築用ゴンドラは、以下述べるようにして使用される。
【0024】すなわち、先ず、例えば、タワークレーン
により、ゴンドラ本体11が、図2に示す所定階の一番
端のサッシュ用の窓部17Aまで揚重される。この後、
図3に示す窓部17Aの両側の壁面15の裏側に一対の
第1取付部材23が係止される。
【0025】この係止は、第1取付部材23を、図5の
二点鎖線の位置から実線の位置まで開き、この位置でピ
ン穴37にピン部材を挿入することにより行われる。そ
して、さらに、壁面15の水平方向に隣り合って形成さ
れる2つの窓部17A,17Bの両側の壁面15の裏側
に支持レール24の第2取付部材25が取り付けられ
る。
【0026】この状態において、足場部13を使用し
て、作業者によりサッシュ用の窓部17aのコーキング
作業等が行われる。そして、窓部17aに対する作業が
終了すると、第1取付部材23が、窓部17Aから取り
外され、図2に示したように、窓部17Bに係止され、
窓部17bのコーキング作業等が行われる。
【0027】そして、窓部17bに対する作業が終了す
ると、壁面15の水平方向に隣り合って形成される2つ
の窓部17A,17Bの両側から支持レール24の第2
取付部材25が取り外され、図3に示したように、支持
レール24が窓部17の1スパン分だけ、隣接する窓部
17C側に水平移動され、第2取付部材25が2つの窓
部17B,17Cの両側に取り付けられる。
【0028】この後、窓部17Bから第1取付部材23
が取り外され、ゴンドラ本体11が支持レール24に沿
って、窓部17の1スパン分だけ隣接する窓部17C側
に水平移動され、図3に示したように、隣接する窓部1
7Cに第1取付部材23が係止され、これにより、ゴン
ドラ本体11が隣接する窓部17Cに水平移動される。
【0029】そして、この状態で、足場部13を使用し
て、作業者によりサッシュ用の窓部17cのコーキング
作業等が行われる。以下、同様にして、ゴンドラ本体1
1が隣接する窓部17Dに移動され、サッシュ用の窓部
17dのコーキング作業等が行われる。
【0030】しかして、以上のように構成された建築用
ゴンドラでは、一度ゴンドラ本体11を所定階の窓部1
7に設置すると、作業者の手作業により、ゴンドラ本体
11を水平方向に隣接する窓部17に移動することが可
能になるため、コーキング等の作業効率を従来より大幅
に向上することができる。
【0031】また、この実施例では、ゴンドラ本体11
の下端に足場部13を形成したので、充分な作業空間を
確保することが容易に可能になり、コーキング作業等が
非常にやり易くなる。
【0032】さらに、ゴンドラ本体11が、第1取付部
材23および第2取付部材25により窓部17に確実に
固定されるため、風の影響により揺動することがなくな
り、コーキング作業等が非常にやり易くなる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の建築用ゴン
ドラでは、一度ゴンドラ本体を所定階の窓部に設置する
と、作業者の手作業により、ゴンドラ本体を水平方向に
隣接する窓部に移動することが可能になるため、コーキ
ング等の作業効率を従来より大幅に向上することができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用ゴンドラの一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の建築用ゴンドラを建屋の壁面に配置した
状態を示す正面図である。
【図3】図1の建築用ゴンドラを建屋の壁面に配置した
状態を示す横断面図である。
【図4】図1の建築用ゴンドラを建屋の壁面に配置した
状態を示す縦断面図である。
【図5】図1の第1取付部材の詳細を示す上面図であ
る。
【図6】図1の第2取付部材の詳細を示す斜視図であ
る。
【図7】図1の支持部の詳細を示す断面図である。
【図8】図1の案内部の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ゴンドラ本体 15 壁面 17 窓部 23 第1取付部材 24 支持レール 25 第2取付部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴンドラ本体に、水平方向に所定間隔を
    置いて、壁面に形成される窓部の両側に着脱自在に係止
    可能な一対の第1取付部材を配置するとともに、前記ゴ
    ンドラ本体に対して水平方向に移動自在に、ゴンドラ本
    体を支持する支持レールを配置し、この支持レールの両
    側に、壁面の水平方向に隣り合って形成される2つの窓
    部の両側に着脱自在に固定可能な第2取付部材を配置し
    てなることを特徴とする建築用ゴンドラ。
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