JPH053635Y2 - - Google Patents

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JPH053635Y2
JPH053635Y2 JP1984072260U JP7226084U JPH053635Y2 JP H053635 Y2 JPH053635 Y2 JP H053635Y2 JP 1984072260 U JP1984072260 U JP 1984072260U JP 7226084 U JP7226084 U JP 7226084U JP H053635 Y2 JPH053635 Y2 JP H053635Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として建築用ブロツクを現場で組
積する際に使用する作業機に関する。
従来技術 例えば、コンクリートを主体としたコンクリー
トブロツクは、工場における機械的な大量生産に
より規格化されたものが安価に得られる。従つ
て、このようなコンクリートブロツクに代表され
る建築用ブロツクを建築材として使用することに
より、現場作業が簡易化され、現場工事期間が短
縮されるとともに、工事費用の節約が図れるか
ら、鉄筋コンクリート造等とも併用されて広く使
用されるようになつた。特に、土地事情が悪く隣
地が近接した我国においては、広い作業スペース
を必要としないから適したものといえる。
しかして、このような建築用ブロツクを積み上
げて壁体を構成する場合には、従来、作業場所へ
の持ち上げから据え置きまでのすべての作業を人
力のみで行なつていた。
考案が解決しようとする問題点 ところが、最近の傾向として、建築用ブロツク
の各単位ブロツクに、構造体としての機能に加え
て装飾性、外断熱性等の各種機能を持たせて多機
能化される傾向にある。また、強度面からいつて
も、単位ブロツクの形状を大きくして目地部分を
少なくするのが望ましい。これらの要求を満足さ
せようとすると、単位ブロツクあたりの重量は従
来のものより増加することになる。
しかるに、従来の人力に依存した組積工法にお
いては、一方の手は建築用ブロツクの小口にモル
タル付けする場合等のためにあけておく必要があ
るから、各単位ブロツクは片手で楽に取り扱う程
度の重量に制限されることになる。
従つて、この種建築用ブロツクの改良、開発を
進める上からも、建築用ブロツクを持ち上げて据
置場所へ移動させるための機械的手段を開発する
ことが急務となつていた。
もちろん、土木・建設作業において広く一般に
使用されている自走式クレーン等の大型のクレー
ン装置を現場へ搬入することも考えられなくはな
いが、前述のように土地事情が良くない我国にお
いては、隣接した建造物の間の狭い敷地スペース
で作業を行なわなければならない場合が多く、搬
入に困難をきたすのみならず、仮に搬入できたと
しても、小回りが利かず、しかも重量が大きいか
ら取り扱いが不便であり、縦横に煩雑な動きが要
求されるブロツクの組積には適したものではな
い。
問題点を解決するための手段 上記の問題点を解決するため、本考案では、台
車に取り付けられたクレーンポストと、同じく台
車に取り付けられた巻揚機と、この巻揚機に巻回
されたロープ等の紐状体先端に取り付けられたブ
ロツク吊り上げ金具とを有する作業機において、
前記紐状体の先端をクレーンポストより下方へ垂
下させる一方、同じくクレーンポストへ垂直面内
で少なくとも横方向に回動自在に枢着した紐状体
位置調節部材の先端を紐体状の前記垂下部分へ係
止するとともに、この紐状体位置調節部材に設け
た操作部材を、紐状体を前記係止部において屈折
させた状態でクレーンポストへ係脱自在に係止し
てなることを特徴とするものである。
実施例 第1図は、本考案作業機の一実施例を示す全体
斜視図である。図において、1は、キヤスター付
台車(以下、「台車」と略称する。)であり、この
台車1後部側の両側部にはポストホルダー2,2
が設けられている。しかして、3は、一方のポス
トホルダーに2にボルト4によつて着脱可能に取
り付けられたクレーンポストであり、このクレー
ンポスト3上端には、吊り上げアーム5が手前側
に張り出して設けられている。6は、もう片方の
ポストホルダー2に、同じくボルト4,4によつ
て着脱可能に取り付けられたやや短めの足場固定
専用ポストである。7,7は、これらクレーンポ
スト3及び足場固定専用ポスト6を安定させるた
めに、ポストホルダー2,2上方に配置された拘
束部材であり、台車1前部側の両側壁に各先端部
が固定され、後方に向かつて傾斜状に配置された
コ字形のフレーム部材8に一体に固着されてい
る。9は、コ字形フレーム部材8と台車1後端縁
との間に介在された補強部材である。10,10
……は、クレーンポスト3及び足場固定専用ポス
ト6に上下間隔をおいて列設されたボルト孔であ
り、各ボルト孔10はこれらポスト3,6を左右
に貫通している。
11は、クレーンポスト3と足場固定専用ポス
ト6との間に跨つて設けられた作業足場台であつ
て、取り付けブラケツト12両側部の下部アーム
13,13が、クレーンポスト3及び足場固定専
用ポスト6の各一つのボルト孔10,10に挿通
されたボルト14,14によつて着脱可能に取り
付けられている。15は、取り付けブラケツト1
2によつて支持された足場板である。そして、作
業足場台11は、ボルト14の取り付け位置を変
更することによつて上下に調節することができる
ようになつている。16は、足場板15の略半分
の長さの補助足場であり、後方に突出している2
本の支持棒17,17を、作業足場台11の前面
に設けた左右2組の挿入孔18a,18a,18
b,18bのうちの一方に挿し込むことによつて
左右へ偏心して取り付けられる。この場合は、向
かつて右側の挿入孔18b,18bに挿入される
ようになつている。
19は、台車1の後部側上面に載置された巻揚
機としての電動ウインチである。この電動ウイン
チ19は、基本的にドラム20とモーター21と
によつて構成されており、ドラム20が側方に偏
心するように、モーター21がボルト22,22
……によつて固定されている。23,23……
は、モーター21の側方の台車1上面に設けられ
予備のボルト孔であり、ドラム20の配置を左右
変更する際に、ボルト22,22……を付け替え
るためのものである。しかして、上記ドラム20
に巻回されたロープ24は、クレーンポスト3上
端部近傍のガイドローラ25及び吊り下げアーム
5先端部の滑車26を介して下方に垂下せしめら
れ、その先端には吊り上げ金具27が取り付けら
れている。
28は、その基端部が滑車26後方において、
吊り下げアーム5に垂直面内で前後横方向に回動
自在に枢着29されたロープ位置調節部材であ
り、先端部の係合ピン30が、第2図に示すよう
に、ロープ24前方(図の右側)に位置して、そ
のロープ24の垂下部に係止されるようになつて
いる。一方、ロープ位置調節部材28先端部に取
り付けられた操作紐31は、クレーンポスト3上
端部近傍の案内環32を介して下方に垂下せしめ
られ、その先端には係止金具33が取り付けられ
ている。
第1図において、34は、頭部形状を環状に形
成して係着環35とした特殊ボルトであつて、ク
レーンポスト3の適宜のボルト孔10に取り付け
られるようになつており、この係着環35へ、前
記操作紐31の係止金具34を係脱自在に係止す
る。このように係止した状態では、第2図の2点
鎖線で示すように、ロープ24は、ロープ位置調
節部材28の係止部において屈折した状態に保持
されている。
次に、本考案作業基の使用方法を第3図〜第6
図を参照しながら説明する。
まず、地上にいる作業員36aが、吊り下げ
アーム5先端部の滑車26が壁体43の上方に
来るように、台車1を所定位置に移動させる。
次いで作業足場台15上の作業員36bが操作
紐31の末端を下方に引つ張り、クレーンポス
ト3に固定した係着環35に係止金具33を引
つ掛けて固定する(第3図参照)。そうすると、
第2図にも示すように、ロープ位置調節部材2
8が枢着29点を支点として後方に回動し、図
の2点鎖線のように、吊り上げ金具27をブロ
ツク吊り上げ位置に移動させる。この際、ロー
プ位置調節部材28が略鉛直になるように操作
紐31の長さを調節しておく。
作業足場11の上の作業員36bが電動ウイ
ンチ19のリモートスイツチ37を操作して、
吊り上げ金具27を壁体43と作業足場台11
の間から下に降ろす(第4図参照)。
地上の作業員36aが、台車1前部側上面に
積み上げた建築用ブロツク38に吊り上げ金具
27を取り付ける。しかる後に、建築用ブロツ
ク38ともども吊り上げ金具27を電動ウイン
チ19によつて引き上げ、係着環35から操作
紐31の係止金具33を外す(第5図参照)。
そうすると、ロープ24は建築用ブロツク3
8の自重により、据え付け位置へ移動するか
ら、作業員36bは、第7図に示すように、建
築用ブロツク38の一方の小口39にモルタル
40を付け、ロープ24を微調整して据え付け
る(第6図参照)。
なお、第7図において、41,41……は縦鉄
筋である。
これら〜の一連の作業を順次繰り返して建
築用ブロツク38を積み上げていき、その上に2
階床スラブ或いは平屋建の場合には屋根スラブを
作るのである。そして、2階・3階建の場合に
は、台車1とクレーンポスト3と足場固定専用ポ
スト6と作業足場台11と電動ウインチ19の5
点に分解して上階に運搬し、再び組み立てて同様
に建築用ブロツク38を積み上げていく。その
際、これらは数本のボルト4,14,22……に
よつて固定されているだけであるから、分解・組
立が容易に行なうことができる。更に、クレーン
ポスト3と足場固定専用ポスト6は左右交換する
ことができ、電動ウインチ19も左右入れ換える
ことができるから、吊り上げ金具27を台車1の
左右いずれの側にも配置することが可能である。
従つて、隅角部等スペースにあまり余裕のない場
所においても使用することができる。
また、本考案作業基は第8図のように簡略化し
て使用することもできる。この場合、高所の作業
時には、脚立(図示せず)等で足場42を支持
し、この足場42の上に作業員がのることにな
る。従つて、足場固定専用ポスト6及び作業足場
台11は、この場合には使用しない。
なお、この実施例では、操作紐31と係止金具
33及び係着環35でロープ位置調節部材28を
回動保持するようにしているが、これに限られる
ものではなく、例えばレバーのようなものをロー
プ位置調節部材28へ枢着しておいて、その先端
をクレーンポスト3側に掛止するか、或いは、ロ
ープ位置調節部材28を直接クレーンポスト3側
のロツク部材へ掛止するようにしても良い。
効 果 本考案は、以上の構成であり、台車に取り付け
られたクレーンポストと、同じく台車に取り付け
られた巻揚機と、この巻揚機に巻回されたロープ
先端に取り付けられ、かつ、上記クレーンポスト
上端部により上下動自在に吊り下げられたブロツ
ク吊り上げ金具とを有してなることを特徴とする
ものであるから、従来手作業は不可能に近かつた
比較的重量のある建築用ブロツクの組積が可能と
なつたものである。
特に、本考案では、垂下させた紐状体へ、横方
向に回動する位置調節部材を係止させて、その位
置調節部材を回動させると、吊り上げたブロツク
をそのまま横方向に移動させることができるの
で、例えば、水平方向に回動するビームなどで移
動させるものと異なり、ブロツクの向きが変るこ
とがなく、まず最初の吊り上げ位置で積み上げ位
置の側方に位置決めして上記のように移動させれ
ば、そのままブロツクの姿勢で設置できるという
効果がある。更に、そのようにそのまま横方向に
直線状に移動させるので、最初に設置位置の直線
外方向に位置させることで位置決めでき、ブロツ
クの位置決めが容易となり作業性が良好となる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案作業機の全体斜視図、第2図
は、クレーンポストの上部部分の側面図、第3図
〜第6図は、本考案作業機の使用説明図、第7図
は、ブロツクの積み上げ状態を示す説明図、第8
図は、本考案作業機の簡略された使用例を示す全
体側面図である。 1……台車、3……クレーンポスト、5……吊
り下げアーム、19……電動ウインチ、24……
ロープ、27……吊り上げ金具。28……ロープ
位置調節部材、31……操作紐、35……操作紐
の係着環、38……ブロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台車に取り付けられたクレーンポストと、同じ
    く台車に取り付けられた巻揚機と、この巻揚機に
    巻回されたロープ等の紐状体先端に取り付けられ
    たブロツク吊り上げ金具とを有する作業機におい
    て、前記紐状体の先端をクレーンポストより下方
    へ垂下させる一方、同じくクレーンポストへ垂直
    面内で少なくとも横方向に回動自在に枢着した紐
    状体位置調節部材の先端を紐体状の前記垂下部分
    へ係止するとともに、この紐状体位置調節部材に
    設けた操作部材を、紐状体を前記係止部において
    屈折させた状態でクレーンポストへ係脱自在に係
    止してなることを特徴とする建築用ブロツク組積
    用作業機。
JP7226084U 1984-05-17 1984-05-17 建築用ブロツク組積用作業機 Granted JPS60184944U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7226084U JPS60184944U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 建築用ブロツク組積用作業機

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JP7226084U JPS60184944U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 建築用ブロツク組積用作業機

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JPS60184944U JPS60184944U (ja) 1985-12-07
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JP7226084U Granted JPS60184944U (ja) 1984-05-17 1984-05-17 建築用ブロツク組積用作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5105994B2 (ja) * 2007-08-16 2012-12-26 中国電力株式会社 折損電柱補修装置及びこれを用いた折損電柱補修方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5229688A (en) * 1975-08-30 1977-03-05 Weinig Michael Kg Tool polishing machine

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JPS5229688A (en) * 1975-08-30 1977-03-05 Weinig Michael Kg Tool polishing machine

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