JP2930941B1 - 可動ホーム柵のロック装置 - Google Patents

可動ホーム柵のロック装置

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JP2930941B1 JP21306398A JP21306398A JP2930941B1 JP 2930941 B1 JP2930941 B1 JP 2930941B1 JP 21306398 A JP21306398 A JP 21306398A JP 21306398 A JP21306398 A JP 21306398A JP 2930941 B1 JP2930941 B1 JP 2930941B1
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Abstract

【要約】 【課題】通常時には、可動ホーム柵を強固な支持強度を
持ってプラットホーム上に支持することができると共
に、緊急時には、可動ホーム柵を簡易かつ迅速に回動さ
せて避難用の開口部を確保することが可能な可動ホーム
柵のロック装置を提供する。 【解決手段】操作レバー51の回動と共にリンク部材6
1も、第1枢軸50を中心に回動する。このリンク部材
61の回動に伴ってストライカ71は、第2枢軸60よ
り略鉛直下方へ延びた位置で、その先端の掛止部71が
被係合部材80に対して上向きに係合するロック状態と
なる。ストライカ71に嵌通する第2枢軸60に対し
て、ストライカ71の回動中心73aは偏心しており、
その偏心距離だけ前記ロック状態にあるストライカ71
は、更に前記被係合部材80と係合する上方へと変位す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラットホーム上
の側縁に沿って、線路側の定位置に停止した列車との間
に壁をなす可動ホーム柵を立設し、該可動ホーム柵をプ
ラットホーム上に拘束するロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の鉄道旅客業界では、人件費削減等
の見地より、列車のワンマン運転化が推進されており、
これに伴ってプラットホームに可動ホーム柵等を設け、
列車を利用する乗客の安全を確保する必要があった。
【0003】従来の可動ホーム柵は、線路側の定位置に
停止した列車の乗客ドア位置に対応して、互いに両側方
向に近接および離間して開閉する一対の乗降扉を備えて
おり、各乗降扉の両脇位置には、各乗降扉が開いた際に
これを収納する戸袋柵がプラットホーム上に固設されて
いる。
【0004】通常列車は予め決められた定位置に停止す
るが、この基準となる定位置に対して所定の許容範囲内
での誤差が許されている。従って、前記可動ホーム柵に
おける一対の乗降扉の開口量、すなわち両戸袋柵の間口
は、列車の停止誤差を見込んで、列車側の乗客ドアの開
口枠幅よりも広く設定されている。
【0005】このような可動ホーム柵が設置されたプラ
ットホームであっても、列車が前記許容範囲内で停止す
る限り、事故等が発生した緊急時には、列車側の乗客ド
アと可動ホーム柵側の乗降扉とが共に開けられて、これ
らの重なる開口部より列車外部に乗客は避難することが
できた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、列車が
前記許容範囲を越えて停止してしまった場合には、列車
側の乗客ドアの位置と可動ホーム柵の間口との間に位置
ずれが起きてしまう。そのため、主として前記戸袋柵が
障害になり、乗客の緊急時の避難が妨げられるという問
題があった。
【0007】かかる問題を解決すべく、最近では前記戸
袋柵をプラットホームに動かぬように固設するのではな
く、例えば、一側端を回動中心として水平方向に回動可
能に支持するような考えが提案されている。かかる戸袋
柵を緊急時に回動させることにより、避難用の開口部を
確保しようとするものである。
【0008】ところで、戸袋柵を回転可能に支持するよ
うな場合には、通常時は安全確保のために戸袋柵を簡単
には動かぬように相当な強度で固定しなければならず、
逆に緊急避難時には、前記戸袋柵を簡易かつ迅速に回動
できるようにしなければならない。これら相反する要請
を満たすことができるような可動ホーム柵専用のロック
装置の開発が切望されていた。
【0009】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、通常時には、可動ホ
ーム柵を強固な支持強度を持ってプラットホーム上に支
持することができると共に、緊急時には、可動ホーム柵
を簡易かつ迅速に回動させて避難用の開口部を確保する
ことが可能な可動ホーム柵のロック装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]プラットホーム(1)上の側縁に沿って、線路側
の定位置に停止した列車(2)との間に壁をなす可動ホ
ーム柵(10)を立設し、該可動ホーム柵(10)をプ
ラットホーム(1)上に拘束するロック装置(40)で
あって、前記可動ホーム柵(10)は、プラットホーム
(1)上に固設された支持柵(10a)と、該支持柵
(10a)の側端縁に対して略水平方向に回動可能に連
結された戸袋柵(11)と、該戸袋柵(11)より側方
に出没して線路側の定位置に停止した列車(2)のドア
(3)に対応して開閉する乗降扉(20)とを有し、前
記ロック装置(40)は、前記戸袋柵(11)の下端部
に一体に取り付けられたベース部材(41)と、該ベー
ス部材(41)に第1枢軸(50)で回動可能に枢支さ
れた操作レバー(51)と、該操作レバー(51)に前
記第1枢軸(50)を介して一体に連結されたリンク部
材(61)と、該リンク部材(61)に第2枢軸(6
0)で回動可能に枢支されたストライカ(71)と、前
記プラットホーム(1)上に固設されて前記ストライカ
(71)が係脱する被係合部材(80)とを有し、前記
操作レバー(51)の回動と共に前記リンク部材(6
1)も前記第1枢軸(50)を中心に回動し、前記リン
ク部材(61)の回動に伴って前記ストライカ(71)
は、前記第2枢軸(60)より略鉛直下方へ延びた位置
で、その先端の掛止部(72)が前記被係合部材(8
0)に対して上向きに係合するロック状態と、該被係合
部材(80)から離脱するロック解除状態とに変位する
ことを特徴とする可動ホーム柵(10)のロック装置
(40)。
【0011】[2]前記リンク部材(61)に第2枢軸
(60)を、回転不能に拘束および拘束解除可能に軸支
し、前記ストライカ(71)に前記第2枢軸(60)を
嵌通させる嵌合孔(73)を設け、前記第2枢軸(6
0)に対して前記嵌合孔(73)を偏心させて、その偏
心距離だけ前記ロック状態にあるストライカ(71)
を、更に前記被係合部材(80)と係合する上方へと変
位させるように設定したことを特徴とする[1]記載の
可動ホーム柵(10)のロック装置(40)。
【0012】[3]前記操作レバー(51)の操作端側
に、該操作端に沿う格納位置と操作端より側方に延びる
使用位置とに揺動可能な足踏ペダル(54)を設け、前
記足踏ペダル(54)を付勢手段によって使用位置に付
勢し、該足踏ペダル(54)を格納位置に畳んだ状態で
操作レバー(51)を前記戸袋柵(11)に内装し、該
戸袋柵(11)に、前記操作レバー(51)の軌跡に干
渉しない開口部(17a)と、該開口部(17a)を開
閉するカバー(17)を設け、前記カバー(17)を開
いた際に、前記足踏ペダル(54)が前記付勢手段の付
勢力によって、前記開口部(17a)より外側に飛び出
すように設定したことを特徴とする[1]または[2]
記載の可動ホーム柵(10)のロック装置(40)。
【0013】[4]前記被係合部材(80)は、その最
上端に位置して前記ストライカ(71)の掛止部(7
2)が係脱するフック部(81)をプラットホーム
(1)のフロア面近傍に配置させたことを特徴とする
[1],[2]または[3]記載の可動ホーム柵(1
0)のロック装置(40)。
【0014】[5]互いに対向する前記支持柵(10
a)の側端縁と前記戸袋柵(11)の側端縁との間に
は、所定の隙間が設定され、前記支持柵(10a)の側
端縁に対して前記戸袋柵(11)の側端縁は、前記隙間
内に位置する垂線を中心として水平方向に湾曲可能な可
撓ヒンジ(100,110)を介して連結されることを
特徴とする[1],[2],[3]または[4]記載の
可動ホーム柵(10)のロック装置(40)。
【0015】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。前述した可動ホーム柵(10)では、列車(2)
への乗客の乗降時以外は、戸袋柵(11)より乗降扉
(20)は側方に伸び出て閉じた状態に維持される。一
方、乗客が列車(2)へ乗降する際は、前記乗降扉(2
0)は戸袋柵(11)側に引っ込む方向に駆動されて、
乗降扉(20)は列車(2)のドア(3)前から側方に
移動し、そのまま前記戸袋柵(11)側に収納される。
【0016】前記戸袋柵(11)は、プラットホーム
(1)上に固設された支持柵(10a)に対して略水平
方向に回動可能に連結されているが、通常はロック装置
(40)によって回転不能に拘束されている。従って、
通常戸袋柵(11)は不用意に回動するようなことはな
く、プラットホーム(1)上における乗客の安全が確保
される。
【0017】ところで、列車(2)が停止誤差の許容範
囲を越えて停止した場合、列車(2)側のドア(3)位
置と可動ホーム柵(10)側との間に位置ずれが生じ
て、前記戸袋柵(11)がドア(3)前に立ちはだかる
ことがある。かかる状況下で、緊急に列車(2)外へ避
難する必要がある場合には、前記ロック装置(40)に
よる戸袋柵(11)の拘束を解除して、該戸袋柵(1
1)を回動させて避難経路を確保すればよい。
【0018】前記ロック装置(40)では、操作レバー
(51)の回動と共にリンク部材(61)も第1枢軸
(50)を中心に回動するが、このリンク部材(61)
に第2枢軸(60)で枢支されたストライカ(71)
は、第2枢軸(60)より略鉛直下方へ延びた先端の掛
止部(72)が、プラットホーム(1)側の被係合部材
(80)に係合するとロック状態となる。このようにス
トライカ(71)がロック状態にあるとき、戸袋柵(1
1)はプラットホーム(1)側に対して動かぬように固
定される。
【0019】前記リンク部材(61)に軸支された第2
枢軸(60)は、ストライカ(71)の嵌合孔(73)
に嵌通している。ここで前記第2枢軸(60)の軸心に
対して、前記嵌合孔(73)の中心は偏心した位置にあ
り、その偏心距離だけ、前記第2枢軸(60)を一方向
に回転させると、前記ロック状態にあるストライカ(7
1)が、更に前記被係合部材(80)と係合する上方へ
と変位する。ここで、前記リンク部材(61)に第2枢
軸(60)を回転不能に拘束することで、より確実かつ
強固に戸袋柵(11)を拘束することができる。
【0020】このようなロック装置(40)では、前記
ストライカ(71)の掛止部(72)と前記被係合部材
(80)との係合点および前記第1枢軸(50)を結ん
だ線を、前記ストライカ(71)の嵌合孔(73)の回
動中心が越える前後でトグルが形成される。そのため、
操作レバー(51)を回動して、ストライカ(71)の
回動中心を、前記トグル形成線を越えた位置に移動させ
ると、ストライカ(71)がロック状態に維持される。
【0021】一方、緊急脱出時には、前記操作レバー
(51)を反対方向に回動して、前記ストライカ(7
1)の回動中心を前記トグル形成線の反対側へ移動させ
ればよい。すると、前記第2枢軸(60)と前記嵌合孔
(73)は、ストライカ(71)の掛止部(72)が前
記被係合部材(80)に対して下方移動し、被係合部材
(80)に対する保持力が解放される。このようにし
て、ストライカ(71)を容易かつ迅速に、被係合部材
(80)から離脱するロック解除状態に変位させること
ができる。
【0022】また、前記操作レバー(51)の操作端側
に、該操作端に沿う格納位置と操作端より側方に延びる
使用位置とに揺動可能な足踏ペダル(54)を設けると
よい。かかる足踏ペダル(54)は付勢手段によって使
用位置に付勢した上で、格納位置に畳んだ状態で前記戸
袋柵(11)に内装する。それにより、足踏ペダル(5
4)の実質的な配置スペースは小さくて済み、戸袋柵
(11)内の限られたスペースに収納できる。
【0023】緊急時等に戸袋柵(11)に設けた開口部
(17a)のカバー(17)を開けば、前記足踏ペダル
(54)は付勢手段の付勢力によって、開口部(17
a)より外側に飛び出し使用位置に揺動する。従って、
迅速にロック装置(40)のロック状態を解除すべく、
操作レバー(51)の足踏ペダル(54)を踏み込むよ
うにして、簡単に揺動させることができる。
【0024】また、プラットホーム(1)側に固設した
前記被係合部材(80)は、その最上端に位置して前記
ストライカ(71)の掛止部(72)が係脱するフック
部(81)をプラットホーム(1)のフロア面近傍に配
置させれば、フロア面上における突起が少なくて済み、
乗客が誤って被係合部材(80)に引っかかる虞がなく
なる。かかる観点より、フック部(81)はプラットホ
ーム(1)のフロア面より下側に配置させるとなおよ
い。
【0025】更にまた、前記支持柵(10a)の側端縁
に対して前記戸袋柵(11)の側端縁を、両者間の隙間
内にて水平方向に湾曲可能な可撓ヒンジ(100,11
0)を介して連結すれば、戸袋柵(11)の製造誤差や
取付誤差、あるいは変形等が生じた場合でも、その誤差
や変形分を前記可撓ヒンジ(100,110)で吸収す
ることができる。
【0026】従って、前記戸袋柵(11)の製造誤差や
取付誤差、あるいは変形等が生じた場合でも、前記ロッ
ク装置(40)による戸袋柵(11)の拘束を解除した
際に、該戸袋柵(11)を支障なく円滑に回動させるこ
とができる。また、ロック装置(40)の各構成部品の
製造誤差や取付誤差、あるいは変形等が生じた場合で
も、ストライカ(71)を被係合部材(80)と係合す
る位置に適切に配置させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図13は本発明
の第1実施の形態を示している。可動ホーム柵10は、
プラットホーム1上の側縁に沿って立設され、プラット
ホーム1脇に延びる線路上の定位置に停止する列車2
(図13参照)との間に壁をなし、列車2への乗降時に
おける乗客の安全性を確保するものである。ロック装置
40は、可動ホーム柵10の戸袋柵11を、プラットホ
ーム1上に拘束および拘束解除するものである。
【0028】図1に示すように、可動ホーム柵10は、
支持柵10aと、戸袋柵11と、該戸袋柵11より側方
に出没するよう開閉可能な乗降扉20とから成る。ここ
で支持柵10aは、図示省略したアンカーやボルト等に
よって、プラットホーム1上の所定位置に動かぬように
固設されている。
【0029】詳しく言えば図13に示すように、プラッ
トホーム1上には、所定間隔おきに前記可動ホーム柵1
0が一対ずつ両側方向を向く背中合わせに配置されてい
る。ここで背中合わせに並ぶ一対のうち、一方の戸袋柵
はプラットホーム1上に固設されており、これが他方
(本実施の形態に係る方)の可動ホーム柵10における
支持柵10aとなっている。
【0030】各可動ホーム柵10は、それらの間に列車
2側の乗客ドア3が位置するように配置されている。こ
こで列車2は定位置に停止するのだが、基準となる定位
置に対して所定範囲内の許容誤差が設定されており、各
可動ホーム柵10の間口は、乗客ドア3の開口枠3aの
幅よりも広く設定されている。
【0031】図1は戸袋柵11の内部を正面から見た様
子を示し、図2は戸袋柵11の外観を正面から見た様子
を示している。また、図3は戸袋柵11の内部を側面か
ら見た様子を示している。戸袋柵11は扁平な矩形箱型
に形成されており、その一側端縁が、前記支持柵10a
の側端縁に対して略水平方向に回動可能に連結されてい
る。
【0032】図1に示すように、戸袋柵11の一側端縁
の上部および下部が、それぞれ相当の強度を有する一対
のヒンジ18を介して支持柵10aに連結されている。
ここでヒンジ18は、一対のそで板を軸ピンで連結して
成る一般的なものである。戸袋柵11には、乗降扉20
を収納する収納部12と、乗降扉20を側方に出没させ
て開閉動作を行う扉駆動部30が設けられている。収納
部12は、乗降扉20がちょうど収まる内寸に設定され
ている。
【0033】戸袋柵11の内側の上部および下部には、
戸袋柵11のほぼ幅一杯に渡って水平に配置された上部
フレーム13および下部フレーム14が設けてある。上
部フレーム13の上面には、開閉移動する乗降扉20を
案内するための上部案内レール15が、また下部フレー
ム14の下面には同じく乗降扉20を案内するための下
部案内レール16が取り付けてある。
【0034】戸袋柵11に内設された扉駆動部30は、
乗降扉20を開閉駆動する機構であり、かかる扉駆動部
30は、電動モータ33により回転駆動されるスクリュ
ー部材31と、このスクリュー部材31に相対的に回転
可能に螺合し、乗降扉20に固設されたナット部材32
とを備える。
【0035】スクリュー部材31は、前記下部フレーム
14の上面側に沿って延ばされ、軸受け35,35aに
よって両端が回動自在に下部フレーム14上に支持され
ている。電動モータ33は、前記下部フレーム14上に
軸受け35を介して固設されている。この電動モータ3
3の出力軸は、軸継手34を介してスクリュー部材31
の基端部に回転力伝達可能に連結されている。
【0036】ナット部材32は、次述する乗降扉20の
側壁の基端側に、回動不能にして推力だけを乗降扉20
に伝え、前後・上下方向はフリー結合させて、乗降扉2
0が変形してもスクリュー部材31は変形しないように
固定されている。また、戸袋柵11の内部には、電動モ
ータ33の駆動制御等を行うための各種の電気部品を実
装した制御盤36が取り付けてある。
【0037】乗降扉20は、前記戸袋柵11より側方に
出没して、線路側の定位置に停止した列車2のドア3に
対応して開閉するものである。乗降扉20における戸袋
柵11寄りの基端側近傍の上部には、前記上部案内レー
ル15にその上方から当接する上段扉ガイドローラ21
が、また下部には、前記下部案内レール16にその下方
から当接する下段扉ガイドローラ22がそれぞれ取り付
けてある。
【0038】各ガイドローラ21,22が案内レール1
5,16に沿って転がることにより、乗降扉20は、水
平な出没方向に滑らかにスライドし開閉するようになっ
ている。乗降扉20は、前記扉駆動部30によって突出
方向に駆動された際、列車2にある乗客ドア3の開口枠
3aを覆うように閉じ、没入方向に駆動されると開いて
前記戸袋柵11の収納部12に収納されるように設定さ
れている。
【0039】前記可動ホーム柵10の戸袋柵11は、ロ
ック装置40によって、プラットホーム1の側端縁と平
行な通常位置(図4参照)に拘束される。また、戸袋柵
11は、ロック装置40による拘束を解除すると、前記
ヒンジ18を回動中心として、前記通常位置に対して略
直角となる避難位置(図5参照)まで、水平方向に回動
させることができるように設定されている。
【0040】図1に示すように、ロック装置40は、戸
袋柵11の下端部の両端にそれぞれ一対となるように設
けられている。ここで各ロック装置40は、互いに対称
となるように逆向きに配設されている。以下、一方のロ
ック装置40を代表して説明する。図6に示すように、
ロック装置40は、ベース部材41と、操作レバー51
と、リンク部材61と、ストライカ71と、被係合部材
80とを有する。
【0041】ベース部材41は一対の側部42,42か
ら成り、各側部42は、それぞれボルト43により前記
戸袋柵11の下端部に一体に取り付けられている。操作
レバー51は、前記ベース部材41の前端側に、第1枢
軸50を介して回動可能に枢支されている。ここで第1
枢軸50は、操作レバー51の基端側に廻止めボルト5
2の締結により一体に固結されている。操作レバー51
の操作端側には、枢支ピン53を介して足踏ペダル54
が、操作端に沿う格納位置(図8中に実線で示す。)
と、操作端より側方に延びる使用位置(図8中に二点破
線で示す。)とに揺動可能に設けられている。
【0042】足踏ペダル54は、例えば、枢支ピン53
に巻き付けたコイルばね(図示せず。)等の付勢手段に
より使用位置に付勢され、該足踏ペダル54は、格納位
置に畳んだ状態で前記戸袋柵11に内装される。図2に
示すように、前記戸袋柵11の側壁には、操作レバー5
1の軌跡に干渉しない開口部17aと、該開口部17a
を開閉するカバー17が設けられている。前記足踏ペダ
ル54は付勢手段の付勢力によって、図3に示す如くカ
バー17を開いた際に、開口部17aより外側に飛び出
すように設定されている。
【0043】リンク部材61は、前記操作レバー51の
基端側に、第1枢軸50を介して一体に連結されてい
る。図7に示すように、第1枢軸50がリンク部材61
基端に嵌合する部位には、廻止め用のキーが形成されて
おり、前記操作レバー51の回動と共に、リンク部材6
1も第1枢軸50を中心に回動するようになっている。
なお、通常時には操作レバー51は第1枢軸50から斜
め上方に略45度の角度で伸びるのに対し、リンク部材
61は第1枢軸50から略垂直上方に伸びている。
【0044】ストライカ71は、前記リンク部材61の
回動端側に、第2枢軸60を介して回動可能に枢支され
ている。また、ストライカ71の基端は、支持連結管桿
45を介して、前記ベース部材41の側部42の後端側
に相対的に押し引き可能に連結されている。支持連結管
桿45は、ストライカ71の回動範囲を規制するもので
あり、ネジ構造で適宜長さを調整できるように構成され
ている。
【0045】前記リンク部材61の回動に伴ってストラ
イカ71は、第2枢軸60より略鉛直下方へ延びた位置
で、その先端の掛止部72が後述する被係合部材80に
対して上向きに係合するロック状態(図7中に実線で示
す。)と、被係合部材80から離脱するロック解除状態
(図7中に二点破線で示す。)とに変位する。
【0046】図12に示すように、ロック装置40は、
後述の被係合部材80に対する掛止部72の係合点P
と、第1枢軸50の軸心50aとを結ぶ線(以下、トグ
ル形成線Lとする。)を、ストライカ71の回動中心
(次述する嵌合孔73の中心73a)が越える前後でト
グルを形成している。
【0047】すなわち、操作レバー51を、図12中で
第1枢軸50を中心とする反時計方向に回動させて、前
記トグル形成線Lを越えた位置にストライカ71の回動
中心73aを移動させたとき、該ストライカ71はロッ
ク状態に維持される。通常時にはストライカ71がロッ
ク状態に安定して維持されるように、図12において、
略鉛直に伸びるトグル形成線Lに対して、ストライカ7
1は、その回動中心73aが角度θだけ反時計方向に傾
斜した位置に固定されるように設定されている。
【0048】また、図10に示すように、第2枢軸60
は、リンク部材61に対して回転不能に拘束および拘束
解除可能に軸支されている。詳しく言えば第2枢軸60
は、リンク部材61の回動端に対して廻止めボルト62
の締結により一体に固結されるが、廻止めボルト62を
緩めることにより、リンク部材61を第2枢軸60に対
して相対的に回動させることもできる。図11に示すよ
うに、前記第2枢軸60は偏心軸として形成されてお
り、第2枢軸60の中央寄り部位には、その軸心60a
に対して偏心したカム外周部60bが設けられている。
【0049】一方、前記ストライカ71の基端側には、
前記第2枢軸60のカム外周部60bを嵌通させる嵌合
孔73が穿設されている。図12に示すように、前記第
2枢軸60の軸心60aに対して、前記嵌合孔73の中
心73aを偏心させることにより、その偏心距離Xだけ
前記ロック状態にあるストライカ71を、更に前記被係
合部材80と係合する上方へと変位させるように設定さ
れている。
【0050】被係合部材80は板状に形成されており、
ボルト82を介してプラットホーム1上に固設されてい
る。詳しく言えば、図1,3に示すように、被係合部材
80は、プラットホーム1のフロア面下に埋設されたア
ンカー83に対してボルト82で固設される。ここで被
係合部材80の最上端であり、前記ストライカ71の掛
止部72が係脱するフック部81は、プラットホーム1
のフロア面と略同一面上に位置するように配置されてい
る。
【0051】次に作用を説明する。図1に示すように、
可動ホーム柵10では、列車2への乗客の乗降時以外
は、乗降扉20は戸袋柵11より側方に伸び出ている。
すなわち乗降扉20は、図13に示すように、線路側の
定位置に停車する列車2の乗客ドア3の開口枠3aを覆
う閉じた状態に維持される。
【0052】一方、乗客が列車2へ乗降する際は、乗降
扉20は、戸袋柵11側に引っ込む方向に扉駆動部30
により駆動され、乗降扉20は列車2の乗客ドア3前か
ら側方に移動し、そのまま戸袋柵11の収納部12に収
納される。乗降扉20の開閉は、扉駆動部30の電動モ
ータ33によってスクリュー部材31が正逆方向に回転
することにより行われる。
【0053】可動ホーム柵10の戸袋柵11は、プラッ
トホーム1上に固設された支持柵10aに対して、略水
平方向に回動可能にヒンジ18で連結されているが、通
常はロック装置40によって回転不能に拘束されてい
る。従って、通常戸袋柵11は不用意に回動するような
ことはなく、プラットホーム1上における乗客の安全が
確保される。
【0054】ロック装置40により戸袋柵11を拘束す
るには、図6において、先ずリンク部材61に軸支して
いる第2枢軸60を、廻止めボルト62を緩めて回動可
能な状態とする。次に、リンク部材61とストライカ7
1を略垂直となる状態にして、ストライカ71の先端に
ある掛止部72を被係合部材80のフック部81にかみ
合わせる。この際、操作レバー51は、図6中で第1枢
軸50を中心とする反時計方向に回動させて略45度に
傾く位置とする。すなわち、図12に示すように、スト
ライカ71の回動中心である嵌合孔73の中心73a
を、トグル形成線Lを越えた位置(図12中で右側)ま
で移動させればよい。
【0055】それにより、ストライカ71は、第2枢軸
60より略鉛直下方へ延びた先端の掛止部72が、プラ
ットホーム1側の被係合部材80にあるフック部81に
対して上向きに係合したロック状態となる。図12にお
いて、略鉛直に伸びるトグル形成線Lに対して、ストラ
イカ71は、その回動中心73aが角度θだけ反時計方
向に傾斜した位置に固定される。そのため、多少の振動
等ではストライカ71は、トグル形成線Lのロック解除
側に移動することはなく、ロック状態に安定して維持さ
れる。
【0056】また、図12に示すように、第2枢軸60
にはカム外周部60bが形成されており、このカム外周
部60bがストライカ71の嵌合孔73に嵌通してい
る。従って、第2枢軸60の軸心60aに対して、スト
ライカ71の回動中心である嵌合孔73の中心73aは
偏心している。ここで、第2枢軸60の軸心60aを反
時計方向に回動させることで、偏心距離Xだけ、前記ロ
ック状態にあるストライカ71が、更に前記被係合部材
80のフック部81と係合する上方へと変位する。
【0057】前記偏心距離Xは、取り付け誤差の調整代
を見込んだ僅かな値でよい。リンク部材61の廻止めボ
ルト62を締め付けて固定し、リンク部材61と一体の
第2枢軸60を回動させれば、ストライカ71側に対し
てクサビ作用が働くため、ストライカ71と被係合部材
80との間には強力な保持力が発生する。従って、戸袋
柵11をボルト等で固定すると同等の固定力を得ること
ができ、戸袋柵11を、より確実かつ強固にプラットホ
ーム1上に拘束することができる。
【0058】前述のようにロック装置40をロック状態
にしたら、操作レバー51の操作端側にある足踏ペダル
54を、付勢力に抗して格納位置に畳んだ状態にして、
前記戸袋柵11の開口部17aをカバー17で閉じれば
よい。それにより、足踏ペダル54の実質的な配置スペ
ースは小さくて済み、戸袋柵11内の限られたスペース
に収納できる。
【0059】ところで、図13において、列車2が停止
誤差の許容範囲を越えて停止した場合、列車2側のドア
3位置と可動ホーム柵11側との間に位置ずれが生じ
て、前記戸袋柵11がドア3前に立ちはだかることがあ
る。かかる状況下で、緊急に列車2外へ避難する必要が
ある場合には、前記ロック装置40による戸袋柵11の
拘束を解除して、該戸袋柵11を回動させて避難経路を
確保すればよい。
【0060】ロック装置40による戸袋柵11の拘束を
解除するには、図4に示すように、先ず戸袋柵11に設
けた開口部17aのカバー17を開ける。すると、操作
レバー51に設けられた足踏ペダル54が、付勢手段の
付勢力によって開口部17aより外側に飛び出し使用位
置に揺動する。従って、迅速にロック装置40のロック
状態を解除すべく、操作レバー51は、足踏ペダル54
を踏み込むことで簡単に揺動させることができる。
【0061】足踏ペダル54を踏み込むと、図6におい
て操作レバー51とリンク部材61は、一緒に第1枢軸
50を中心とする時計方向に回動する。このとき、リン
ク部材61に固結された第2枢軸60を中心に、ストラ
イカ71が相対的に回動することで、その掛止部72の
被係合部材80側に対する保持力が解放される。ここで
ストライカ71は、支持連結管桿45によって回動範囲
が規制されるため、図7中に二点破線で示したような水
平位置まで変位する。
【0062】また、プラットホーム1側に固設した前記
被係合部材80は、その最上端であるフック部81が、
プラットホーム1のフロア面と略同一面上に位置する。
それにより、フロア面上における突起が少なくて済み、
乗客が誤って被係合部材80に引っかかる虞がなくな
る。
【0063】図14および図15は本発明の第2実施の
形態を示している。本実施の形態では、戸袋柵11の下
端部の両端に設けた一対のロック装置40A,40A
を、一つのキックレバー90の操作で同期してロック解
除できるように構成している。
【0064】各ロック装置40Aは、その操作レバー5
1Aが前記ロック装置40のそれとは異なっており、操
作レバー51Aはリンクとして形成されている。各操作
レバー51Aの回動端には、それぞれ互いに近接するよ
うに伸びる連結バー91,92が枢支されており、各連
結バー91,92の先端は、連動用リンク部材93の両
端に枢支されている。
【0065】連動用リンク部材93は、その中央部位が
枢軸94で支持ブラケット95に枢支されているが、連
動用リンク部材93には、枢軸94を介してキックレバ
ー90が一体に固設されている。キックレバー90は、
前記ロック装置40の操作レバー51とほぼ同様に構成
されており、その操作端には足踏ペダル54が設けられ
ている。
【0066】このような本実施の形態によれば、キック
レバー90を踏み込む一操作によって、両側にある各ロ
ック装置40Aを、連結バー91,92を介して同時に
ロック解除することが可能となる。なお、第1実施の形
態と同種の部位には同一符号を付して、重複した説明を
省略する。
【0067】図16〜図19は本発明の第3実施の形態
を示している。本実施の形態では、図16に示すよう
に、互いに対向する支持柵10aの側端縁と戸袋柵11
の側端縁との間には、所定の隙間Sが設定されている。
そして、前記支持柵10aの側端縁に対して前記戸袋柵
11の側端縁は、可撓ヒンジ100を介して連結されて
いる。かかる可撓ヒンジ100は、前記隙間S内に位置
する垂線Lを中心として水平方向に湾曲可能なものであ
る。
【0068】詳しく言えば、図17に示すように、可撓
ヒンジ100は戸袋柵11の高さとほぼ同じ長さの硬質
ゴム材から成る。かかる可撓ヒンジ100には、その中
心線に沿うようにしてプラットホーム1側へ半円形に出
っ張る支点部100aが形成されている。
【0069】図17に示すように、可撓ヒンジ100の
両側縁は、それぞれ押え金具102で抱持された状態
で、支持柵10aまたは戸袋柵11に内設された各フレ
ーム101にネジ103で固定されている。
【0070】このような本実施の形態によれば、戸袋柵
11等の製造誤差や取付誤差、あるいは変形等が生じた
場合でも、その誤差や変形分を、前記隙間S内で多少変
形可能な前記可撓ヒンジ100で吸収することができ
る。従って、前記ロック装置40による戸袋柵11の拘
束を解除した際に、該戸袋柵11を支障なく円滑に回動
させることができる。
【0071】また、ロック装置40の各構成部品の製造
誤差や取付誤差、あるいは変形等が生じた場合でも、前
記ストライカ71を被係合部材80と係合する位置に適
切に配置させることができる。
【0072】特に本実施の形態では、戸袋柵11の回動
中心となる可撓ヒンジ100の支点部100aがプラッ
トホーム1側へと出っ張るため、回動半径を小さく設定
できる。それにより、前記支持柵10aと戸袋柵11と
の隙間Sを、できるだけ小さく抑えることができる。な
お、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付し
て、重複した説明を省略する。
【0073】図20は本発明の第4実施の形態を示して
いる。本実施の形態は、前記第3実施の形態と可撓ヒン
ジの構成が異なり、本実施の形態での可撓ヒンジ110
は金属製板バネで形成されている。このように、可撓ヒ
ンジには様々な材質を用いることができる。なお、第3
実施の形態と同種の部位には同一符号を付して、重複し
た説明を省略する。
【0074】なお、本発明に係る可動ホーム柵やそのロ
ック装置は、前述した実施の形態に限定されるものでは
ない。例えば、前記実施の形態においては、扉駆動部を
スクリュー部材とナット部材により構成したものを示し
たが、ベルト駆動、油圧または空圧シリンダ、リンク、
あるいはリニア等によって構成してもよい。
【0075】また、第3,4実施の形態に係る可撓ヒン
ジで連結するのは、第1実施の形態の支持柵および戸袋
柵に限定されるわけではなく、第2実施の形態の支持柵
および戸袋柵であってもよい。また、乗降扉の片持ち支
持間隔を広くするためには、戸袋柵の横幅を長く設定す
るとよい。また、駆動用の動力ケーブルは支持柵内から
戸袋柵内へと挿通させてもよく、あるいは支持柵と戸袋
柵との各側端縁付近にて、外部に這わすように配線して
もよい。
【0076】更に、前記各種実施の形態では説明を省略
したが、前記乗降扉の開閉動作が障害物等によって妨害
されたことを的確に検出することのできる扉の移動妨害
検出装置を別途設けてもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明に係る可動ホーム柵のロック装置
によれば、通常時には、ストライカと被係合部材との係
合関係により、可動ホーム柵を強固な支持強度を持っ
て、プラットホーム上に支持することができると共に、
緊急時には、操作レバーの回動操作により、ストライカ
を被係合部材から離脱させ、可動ホーム柵を簡易かつ迅
速に回動させて避難用の開口部を確保することが可能と
なる。また、プラットホーム側に固設した前記被係合部
材のフック部を、プラットホームのフロア面近傍に配置
させれば、フロア面上における突起が少なくて済み、乗
客が誤って被係合部材に引っかかる虞がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る可動ホーム柵の
内部構造とロック装置の配置を示す正面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る可動ホーム柵の
外観とロック装置の配置を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る可動ホーム柵の
内部構造とロック装置の配置を示す側面図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る可動ホーム柵が
ロック装置により通常の位置に拘束されている状態を示
す平面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係るロック装置の拘
束を解除して、可動ホーム柵の戸袋柵を水平方向に回動
させた状態を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係るロック装置を示
す正面図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係るロック装置の操
作レバーを取り外した状態を示す正面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係るロック装置を示
す平面図である。
【図9】本発明の第1実施の形態に係るロック装置を示
す右側面図である。
【図10】本発明の第1実施の形態に係るロック装置の
リンク部材とストライカを拡大して示す斜視図である。
【図11】本発明の第1実施の形態に係るロック装置の
第2枢軸を拡大して示す斜視図である。
【図12】本発明の第1実施の形態に係るロック装置の
ストライカと被係合部材との係合関係を説明する作用説
明図である。
【図13】本発明の第1実施の形態に係る可動ホーム柵
をプラットホーム上に配設した状態を示す正面図であ
る。
【図14】本発明の第2実施の形態に係るロック装置を
示す正面図である。
【図15】本発明の第2実施の形態に係るロック装置を
配設した可動ホーム柵を示す正面図である。
【図16】本発明の第3実施の形態に係る可動ホーム柵
の外観と可撓ヒンジの配置を示す正面図である。
【図17】図16のXVII−XVII線断面図である。
【図18】本発明の第3実施の形態に係る可動ホーム柵
がロック装置により通常の位置に拘束されている状態を
示す平面図である。
【図19】本発明の第3実施の形態に係るロック装置の
拘束を解除して、可動ホーム柵の戸袋柵を水平方向に回
動させた状態を示す平面図である。
【図20】本発明の第4実施の形態に係る可動ホーム柵
に設けた可撓ヒンジを示す断面図である。
【符号の説明】
1…プラットホーム 2…列車 10…可動ホーム柵 10a…支持柵 11…戸袋柵 12…収納部 17a…開口部 18…ヒンジ 20…乗降扉 30…扉駆動部 40…ロック装置 40A…ロック装置 41…ベース部材 42…側部 45…支持連結管桿 50…第1枢軸 51…操作レバー 51A…操作レバー 52…廻止めボルト 53…枢支ピン 54…足踏ペダル 60…第2枢軸 60b…カム外周部 61…リンク部材 62…廻止めボルト 71…ストライカ 72…掛止部 73…嵌合孔 73a…中心 80…被係合部材 81…フック部 82…ボルト 83…アンカー 90…キックレバー 91…連結バー 93…連動用リンク部材 95…支持ブラケット 100,110…可撓ヒンジ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラットホーム上の側縁に沿って、線路側
    の定位置に停止した列車との間に壁をなす可動ホーム柵
    を立設し、該可動ホーム柵をプラットホーム上に拘束す
    るロック装置であって、 前記可動ホーム柵は、プラットホーム上に固設された支
    持柵と、該支持柵の側端縁に対して略水平方向に回動可
    能に連結された戸袋柵と、該戸袋柵より側方に出没して
    線路側の定位置に停止した列車のドアに対応して開閉す
    る乗降扉とを有し、 前記ロック装置は、前記戸袋柵の下端部に一体に取り付
    けられたベース部材と、該ベース部材に第1枢軸で回動
    可能に枢支された操作レバーと、該操作レバーに前記第
    1枢軸を介して一体に連結されたリンク部材と、該リン
    ク部材に第2枢軸で回動可能に枢支されたストライカ
    と、前記プラットホーム上に固設されて前記ストライカ
    が係脱する被係合部材とを有し、 前記操作レバーの回動と共に前記リンク部材も前記第1
    枢軸を中心に回動し、前記リンク部材の回動に伴って前
    記ストライカは、前記第2枢軸より略鉛直下方へ延びた
    位置で、その先端の掛止部が前記被係合部材に対して上
    向きに係合するロック状態と、該被係合部材から離脱す
    るロック解除状態とに変位することを特徴とする可動ホ
    ーム柵のロック装置。
  2. 【請求項2】前記リンク部材に第2枢軸を、回転不能に
    拘束および拘束解除可能に軸支し、前記ストライカに前
    記第2枢軸を嵌通させる嵌合孔を設け、前記第2枢軸に
    対して前記嵌合孔を偏心させて、その偏心距離だけ前記
    ロック状態にあるストライカを、更に前記被係合部材と
    係合する上方へと変位させるように設定したことを特徴
    とする請求項1記載の可動ホーム柵のロック装置。
  3. 【請求項3】前記操作レバーの操作端側に、該操作端に
    沿う格納位置と操作端より側方に延びる使用位置とに揺
    動可能な足踏ペダルを設け、 前記足踏ペダルを付勢手段によって使用位置に付勢し、
    該足踏ペダルを格納位置に畳んだ状態で操作レバーを前
    記戸袋柵に内装し、該戸袋柵に、前記操作レバーの軌跡
    に干渉しない開口部と、該開口部を開閉するカバーを設
    け、 前記カバーを開いた際に、前記足踏ペダルが前記付勢手
    段の付勢力によって、前記開口部より外側に飛び出すよ
    うに設定したことを特徴とする請求項1または2記載の
    可動ホーム柵のロック装置。
  4. 【請求項4】前記被係合部材は、その最上端に位置して
    前記ストライカの掛止部が係脱するフック部をプラット
    ホームのフロア面近傍に配置させたことを特徴とする請
    求項1,2または3記載の可動ホーム柵のロック装置。
  5. 【請求項5】互いに対向する前記支持柵の側端縁と前記
    戸袋柵の側端縁との間には、所定の隙間が設定され、 前記支持柵の側端縁に対して前記戸袋柵の側端縁は、前
    記隙間内に位置する垂線を中心として水平方向に湾曲可
    能な可撓ヒンジを介して連結されることを特徴とする請
    求項1,2,3または4記載の可動ホーム柵のロック装
    置。
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