JP2930813B2 - エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置 - Google Patents
エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置Info
- Publication number
- JP2930813B2 JP2930813B2 JP4232137A JP23213792A JP2930813B2 JP 2930813 B2 JP2930813 B2 JP 2930813B2 JP 4232137 A JP4232137 A JP 4232137A JP 23213792 A JP23213792 A JP 23213792A JP 2930813 B2 JP2930813 B2 JP 2930813B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- guide rail
- centering
- guide rails
- centering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B19/00—Mining-hoist operation
- B66B19/002—Mining-hoist operation installing or exchanging guide rails
Landscapes
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの据え付け工
事におけるガイドレールの芯出しを精度よく行うための
エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置に関
する。
事におけるガイドレールの芯出しを精度よく行うための
エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベータの据え付け工事において、ガ
イドレール用ブラケツトの芯出しを行うエレベータガイ
ドレール用ブラケツトの芯出し装置については、例えば
特開昭58−36869号公報に開示されており、この
開示の芯出し装置は所定の位置に目印を刻印した長尺部
材と、この長尺部材の両端近傍に、長尺部材に直角に取
り付けられた短尺部材とを具備している。そして、この
短尺部材の一面と、エレベータガイドレール用ブラケツ
トとを密着して支持する支持具が、長尺部材の両端に取
り付けてある。
イドレール用ブラケツトの芯出しを行うエレベータガイ
ドレール用ブラケツトの芯出し装置については、例えば
特開昭58−36869号公報に開示されており、この
開示の芯出し装置は所定の位置に目印を刻印した長尺部
材と、この長尺部材の両端近傍に、長尺部材に直角に取
り付けられた短尺部材とを具備している。そして、この
短尺部材の一面と、エレベータガイドレール用ブラケツ
トとを密着して支持する支持具が、長尺部材の両端に取
り付けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、鉄筋ビルで
のエレベータの据え付け工事は、コンクリート壁打設後
に行われるので、エレベータの昇降路壁に沿つて配置さ
れるガイドレールのブラケツトを固定する突設体は、昇
降路壁面内の鉄筋位置を避けた位置に、アンカーボルト
を打ち込んで固定される。このために、左右のガイドレ
ールの突設体が、設置高さ方向(鉛直方向)に100m
m程度の差が生じることがある。前記開示に係る芯出し
装置では、左右のガイドレールで設置高さ方向に生じる
突設体の差に対しては、十分に対応することができず、
突設体に高さ方向に差が生じると芯出しの精度が低下す
るという問題がある。
のエレベータの据え付け工事は、コンクリート壁打設後
に行われるので、エレベータの昇降路壁に沿つて配置さ
れるガイドレールのブラケツトを固定する突設体は、昇
降路壁面内の鉄筋位置を避けた位置に、アンカーボルト
を打ち込んで固定される。このために、左右のガイドレ
ールの突設体が、設置高さ方向(鉛直方向)に100m
m程度の差が生じることがある。前記開示に係る芯出し
装置では、左右のガイドレールで設置高さ方向に生じる
突設体の差に対しては、十分に対応することができず、
突設体に高さ方向に差が生じると芯出しの精度が低下す
るという問題がある。
【0004】また、エレベータの据え付け工事に際して
は、エレベータの製造会社から現地に送付される資材と
部品を、加工し組み立てることにより据え付け工事が行
われるが、ガイドレールは一般に5mの定尺ものが複数
送付される。このために、ガイドレールを例えば昇降路
の下から立設すると、最上部の余分の部分は切除され、
廃材処理の扱いを受けるため、従来からこのガイドレー
ルの廃材の活用が望まれていた。
は、エレベータの製造会社から現地に送付される資材と
部品を、加工し組み立てることにより据え付け工事が行
われるが、ガイドレールは一般に5mの定尺ものが複数
送付される。このために、ガイドレールを例えば昇降路
の下から立設すると、最上部の余分の部分は切除され、
廃材処理の扱いを受けるため、従来からこのガイドレー
ルの廃材の活用が望まれていた。
【0005】本発明は、前述したようなエレベータガイ
ドレールの芯出しの現状に鑑みてなされたものであり、
その目的はガイドレールの廃材となる部分を活用するこ
とにより、設備費用を低減できると共に、芯出し作業を
容易に行えるエレベータガイドレール用ブラケツトの芯
出し装置を提供することにある。
ドレールの芯出しの現状に鑑みてなされたものであり、
その目的はガイドレールの廃材となる部分を活用するこ
とにより、設備費用を低減できると共に、芯出し作業を
容易に行えるエレベータガイドレール用ブラケツトの芯
出し装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、本設用の左右のガイドレールの頂面間にわ
たる長さを有する長尺体と、この長尺体の両端近傍に取
り付けられ、前記左右のガイドレールをそれぞれ固定す
る各ブラケツトを位置決めするための芯出し治具をそれ
ぞれ備え、芯出しされた前記芯出し治具に当接する前記
ブラケツトをその位置で固定するようしたエレベータガ
イドレール用ブラケツトの芯出し装置において、前記ブ
ラケツトの芯出し治具を本設用のガイドレールの端材で
形成したものである。
に本発明は、本設用の左右のガイドレールの頂面間にわ
たる長さを有する長尺体と、この長尺体の両端近傍に取
り付けられ、前記左右のガイドレールをそれぞれ固定す
る各ブラケツトを位置決めするための芯出し治具をそれ
ぞれ備え、芯出しされた前記芯出し治具に当接する前記
ブラケツトをその位置で固定するようしたエレベータガ
イドレール用ブラケツトの芯出し装置において、前記ブ
ラケツトの芯出し治具を本設用のガイドレールの端材で
形成したものである。
【0007】
【作用】このように構成することにより、本設用のガイ
ドレールの端材で形成した芯出し治具で芯出しを行う
と、該芯出し治具に当接するブラケツトの位置が精度よ
く決められるから、ブラケツトに固定される本設用のガ
イドレールの位置も精度よく決められる。
ドレールの端材で形成した芯出し治具で芯出しを行う
と、該芯出し治具に当接するブラケツトの位置が精度よ
く決められるから、ブラケツトに固定される本設用のガ
イドレールの位置も精度よく決められる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3を参
照して説明する。ここで、図1は実施例の構成を示す斜
視図、図2は実施例の構成を示す平面図、図3は実施例
の構成を示す正面図である。
照して説明する。ここで、図1は実施例の構成を示す斜
視図、図2は実施例の構成を示す平面図、図3は実施例
の構成を示す正面図である。
【0009】図1で1は図示せぬ左右のガイドレール頂
面に亘つて配設される長さを有する長尺体で、この長尺
体1の両端近傍には、本設用のガイドレールの端材から
なるガイドレール固定用のブラケツト3の芯出し治具2
a,2bが固定してある。また、昇降路内には昇降路壁
内の鉄筋位置を避けた位置に、アンカーボルトを打ち込
んで突設体4が固定してあり、ブラケツト3はこの突設
体4に固定される。さらに、芯出し治具2a,2bを構
成するガイドレールの端材の底部は、レールクリツプ5
によつてブラケツト3に固定される。また、実施例で
は、昇降路の左右の壁面に固定され、互いに対向する突
設体4の設置高さ方向の位置ずれに対応して、ガイドレ
ールの端材で形成する芯出し治具2a,2bの設置高さ
方向の長さを、それぞれ余裕をもつて設定してある。
面に亘つて配設される長さを有する長尺体で、この長尺
体1の両端近傍には、本設用のガイドレールの端材から
なるガイドレール固定用のブラケツト3の芯出し治具2
a,2bが固定してある。また、昇降路内には昇降路壁
内の鉄筋位置を避けた位置に、アンカーボルトを打ち込
んで突設体4が固定してあり、ブラケツト3はこの突設
体4に固定される。さらに、芯出し治具2a,2bを構
成するガイドレールの端材の底部は、レールクリツプ5
によつてブラケツト3に固定される。また、実施例で
は、昇降路の左右の壁面に固定され、互いに対向する突
設体4の設置高さ方向の位置ずれに対応して、ガイドレ
ールの端材で形成する芯出し治具2a,2bの設置高さ
方向の長さを、それぞれ余裕をもつて設定してある。
【0010】実施例により、エレベータガイドレールの
芯出しを行うには、昇降路内に配設された移動足場或い
は固定足場上で、レールクリツプ5によつて、芯出し治
具2a,2bにガイドレール固定用のブラケツト3を仮
固定する。即ち、予め突設体4上にブラケツト3を載
せ、長尺体1上に図示せぬ水平器を配置し、この水平器
で水平状態を確認しながら、図示せぬピアノ線を使用し
て芯出し治具2a,2bの位置を調整することにより、
左右それぞれのブラケツト3の仮固定した位置を調整す
る。
芯出しを行うには、昇降路内に配設された移動足場或い
は固定足場上で、レールクリツプ5によつて、芯出し治
具2a,2bにガイドレール固定用のブラケツト3を仮
固定する。即ち、予め突設体4上にブラケツト3を載
せ、長尺体1上に図示せぬ水平器を配置し、この水平器
で水平状態を確認しながら、図示せぬピアノ線を使用し
て芯出し治具2a,2bの位置を調整することにより、
左右それぞれのブラケツト3の仮固定した位置を調整す
る。
【0011】そして、ブラケツト3を仮固定した位置の
調整が完了した状態で、昇降路の左右の壁面に取り付け
てある突設体4と、それぞれのブラケツト3の接触部分
を点付溶接する。この際、非接触の隙間部分について
は、隙間の大きさ及び形状に応じて、スぺーサを押し込
みながら溶接を行う。
調整が完了した状態で、昇降路の左右の壁面に取り付け
てある突設体4と、それぞれのブラケツト3の接触部分
を点付溶接する。この際、非接触の隙間部分について
は、隙間の大きさ及び形状に応じて、スぺーサを押し込
みながら溶接を行う。
【0012】このようにして、実施例では、芯出し治具
2a,2bは実際に芯出しが行われるガイドレールと同
一形状になつているので、芯出し治具2a,2bの芯出
し作業を行うことにより、ブラケツト3の固定位置を正
確に決めることができると共に、ガイドレールの端材を
廃材とせずに、有効に活用することができる。また、ガ
イドレールの端材から形成される芯出し治具の設置高さ
方向の長さを適宜設定することにより、昇降路の左右の
壁面に固定される突設体4の固定位置の差に合わせて設
置高さを保持した左右のブラケツト3の位置決めを精度
良く行うことができる。
2a,2bは実際に芯出しが行われるガイドレールと同
一形状になつているので、芯出し治具2a,2bの芯出
し作業を行うことにより、ブラケツト3の固定位置を正
確に決めることができると共に、ガイドレールの端材を
廃材とせずに、有効に活用することができる。また、ガ
イドレールの端材から形成される芯出し治具の設置高さ
方向の長さを適宜設定することにより、昇降路の左右の
壁面に固定される突設体4の固定位置の差に合わせて設
置高さを保持した左右のブラケツト3の位置決めを精度
良く行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によると、
ブラケツトを位置決めする芯出し治具を本設用のガイド
レールの端材で形成したので、ガイドレールの端材を有
効に活用することにより、設備費用を低減できると共
に、ブラケツトの芯出し作業を容易に行うことができ
る。
ブラケツトを位置決めする芯出し治具を本設用のガイド
レールの端材で形成したので、ガイドレールの端材を有
効に活用することにより、設備費用を低減できると共
に、ブラケツトの芯出し作業を容易に行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の構成を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例の構成を示す正面図である。
1 長尺体 2a,2b 芯出し治具 3 ブラケツト 4 突設体 5 レールクリツプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神内 孝章 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平3−200686(JP,A) 特開 昭58−36869(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 7/02
Claims (2)
- 【請求項1】 本設用の左右のガイドレールの頂面間に
わたる長さを有する長尺体と、この長尺体の両端近傍に
取り付けられ、前記左右のガイドレールをそれぞれ固定
する各ブラケツトを位置決めするための芯出し治具をそ
れぞれ備え、芯出しされた前記芯出し治具に当接する前
記ブラケツトをその位置で固定するようにしたエレベー
タガイドレール用ブラケツトの芯出し装置において、前
記芯出し治具を本設用のガイドレールの端材で形成した
ことを特徴とするエレベータガイドレール用ブラケツト
の芯出し装置。 - 【請求項2】 芯出し治具の設置高さ方向の長さが、互
いに異なつていることを特徴とする請求項1記載のエレ
ベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232137A JP2930813B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4232137A JP2930813B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672661A JPH0672661A (ja) | 1994-03-15 |
JP2930813B2 true JP2930813B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=16934577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4232137A Expired - Lifetime JP2930813B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | エレベータガイドレール用ブラケツトの芯出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930813B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4924620B2 (ja) | 2009-01-13 | 2012-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置および制御方法 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4232137A patent/JP2930813B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672661A (ja) | 1994-03-15 |
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