JPH0629233Y2 - アンカ−ボルトの据付装置 - Google Patents

アンカ−ボルトの据付装置

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JPH0629233Y2
JPH0629233Y2 JP1987094443U JP9444387U JPH0629233Y2 JP H0629233 Y2 JPH0629233 Y2 JP H0629233Y2 JP 1987094443 U JP1987094443 U JP 1987094443U JP 9444387 U JP9444387 U JP 9444387U JP H0629233 Y2 JPH0629233 Y2 JP H0629233Y2
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anchor
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英成 松尾
信清 今川
勇 山本
隆司 北野
満信 岩田
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Hitachi Metals Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鉄骨構造建物における露出形固定用柱脚に使用
するアンカーボルトの据付装置に関するものである。
〔従来の技術〕
鉄骨構造建物の精度は,最下階柱の位置精度によって大
きく左右され,その柱は基礎構造部分の精度に大きな影
響を受ける。工場において製作された鉄骨部材は許容誤
差範囲内で納入されるのが一般的であるから,工事現場
における鉄骨建方の誤差は,アンカーボルトの精度の影
響がそのまま現われる場合が多い。従って鉄骨建方の良
否は,一に上記アンカーボルトの精度にかかっており,
正確な位置決めを行なう必要がある。このため,例えば
鉄骨工事技術指針・同解説(昭和54年4月25日 日
本建築学会発行)第625項に記載のようにアンカーボ
ルトを鋼製のフレーム若しくは保持具によって保持し,
コンクリートの打設による衝撃や流れによる圧力によっ
て移動しないようにするアンカーボルト据付装置を使用
するのが通常である。
第6図は従来のアンカーボルトの据付装置の一例を示す
要部正面図である。同図において1はフレームであり,
例えば等辺山形鋼によって角枠状に構成すると共に,上
部に上部形板2を,下端部から若干の高さの位置に下部
形板3を各々固着し,上部形板2および下部形板3に設
けた保持穴(図示せず)にアンカーボルト4を保持する
ように構成する。なおアンカーボルト4の上下方向の位
置決めは,例えば角片状の定着板5を介してナット6に
より下部形板3を挟着する手段によって行なう。上記の
構成により,予め打設した捨てコンクリート7上の所定
の位置にフレーム1を載置し,ドリルアンカー9を打込
んで固定した後,鎖線にて示すような基礎8をコンクリ
ート打設により形成するのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の据付装置を構成するフレーム1は,予め工場
において製作した後,建方現場に運搬するのが通常であ
るが,下記のような問題点がある。
(1)フレーム1に突出部分が多いため,工場から現場ま
での運搬途中において,フレーム1相互の重合,衝突等
によって変形を生じ,アンカーボルト4を基礎8中に高
精度で埋設することが困難である。
(2)フレーム1は一般に溶接接合で組立製作されるた
め,建方現場におけるアンカーボルト4の水平方向若し
くは垂直方向の位置調整を行なうことができない。
(3)フレーム1を捨てコンクリート7上に固定するには
ドリルアンカー9等の固定部材を必要とし,特殊工具お
よび煩雑な作業が必要である。
本考案は上記従来技術に存在する問題点を解消し,容易
かつ高精度でアンカーボルトを据付け得るアンカーボル
トの据付装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために,本考案においては,捨て
コンクリートに4本の支持部材を突設固定し,前記支持
部材の上端部に2本の水平支持部材を平行に架け渡し,
これら2本の水平支持部材の上端部が実質的に水平面を
形成すると共に上下方向の位置調節可能に支持接合して
アンカーフレームを構成し,一対の上部形板と下部形板
とを複数個のアンカーボルトにより包囲される区域中に
垂直方向に配置された複数個の連結部材を介し一体的に
接合して形成した保持具を前記アンカーフレームに水平
方向の位置調節可能に載置接合し,アンカーボルトの下
端部を前記下部形板に設けた挿通穴に通して上下方向の
位置調節可能に支持しかつ定着板と共にナットにより前
記下部形板に固定し,アンカーボルトの上部を前記上部
形板に設けた挿通穴に通して保持し,前記保持具と共に
アンカーボルトを基礎コンクリート中に埋設するように
構成する,という技術的手段を採用したのである。
〔作用〕
上記の構成により,保持具によってアンカーボルトを正
確に位置決めした状態で基礎コンクリート中に埋設する
ことができるのである。
〔実施例〕
第1図および第2図は各々本考案の実施例を示す要部正
面図および同平面図,第3図は第1図におけるA−A線
断面図であり,同一部分は前記第6図と同一の参照符号
にて示す。これらの図において,10は連結部材であ
り,例えば等辺山形鋼により,両端部を直角に折り曲げ
て,ボルト・ナット11を介して上部形板2および下部
形板3と一体的に固着し,保持具12を形成する。次に
上部形板2および下部形板3に各々設けた所定寸法およ
びピッチの挿通穴(図示せず)を介してアンカーボルト
4を保持する。なおアンカーボルト4を定着板5および
ナット6により,下部形板3を挟着することによって位
置決めする手段は,前記第6図に示すものと同様であ
る。次に捨てコンクリート7に例えば等辺山形鋼からな
る4本の支持部材13を突設すると共に,支持部材13
の上端部に例えば等辺山形鋼からなる2本の水平支持部
材14を,それらの上面が実質的に水平面を形成するよ
うに固着してアンカーフレーム15を構成する。上記の
構成により,保持具12をアンカーフレーム15上に載
置して,両者をボルト・ナット(図示せず)若しくは溶
接接合により固着した後,コンクリート打設により,ア
ンカーボルト4を保持具12およびアンカーフレーム1
5と共に,基礎8中に埋設することができる。
第4図および第5図は各々本考案の他の実施例を示す要
部正面図および要部平面図であり,同一部分は前記第1
図〜第3図に示す実施例と同一の参照符号で示す。まず
第4図において,支持部材13の上端部近傍に上下方向
に延びる長穴16を穿設して,ボルト17を貫通可能と
する。このように構成することにより,水平支持部材1
4を上下に移動可能とすることができ,上面のレベル出
し,および第1図〜第3図に示すアンカーボルト4の上
下方向の位置調整が可能である。次に第5図において,
下部形板3および水平支持部材14に各々直交するよう
に長穴18,19を設けてボルト20を貫通可能とす
る。このように構成することにより,下部形板3を水平
面内において移動可能とし得るから,下部形板3に設け
た挿通穴4aに挿通保持するアンカーボルト(図示せ
ず)の水平面内における位置調整が可能である。
本実施例においては,保持具をボルト・ナット接合によ
って構成した例を示したが,建方現場にて溶接接合によ
って構成してもよく,また両者を併用してもよい。また
保持具を構成する連結部材の数量は4本に限定せず,ア
ンカーボルトの配設本数その他を勘案して適宜選定する
ことができる。更に保持具およびアンカーフレームの構
成部材が等辺山形鋼である例を示したが,これに限定せ
ず他の形鋼,管材,棒材,その他の構造用部材の使用が
可能であると共に,これらの併用も当然に可能である。
なお捨てコンクリートに突設する支持部材は,コンクリ
ート打設後,コンクリート未凝固の間に所定位置に挿し
込む手段を採用してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上記述のような構成および作用であるから,
下記の効果を期待できる。
(1)工場において予め所定寸法に加工した構成部材のみ
を製作して建方現場において組立てることができるた
め,運搬作業が極めて容易となる。
(2)従来のフレームのように突出部分が少なく,上記(1)
と関連して運搬中の変形が殆んどないため,保持具およ
びアンカーフレームの精度が大幅に向上する。
(3)構成部材相互の接合手段の全部若しくは一部をボル
ト・ナット接合することができ,建方現場におけるアン
カーボルトの位置調整が可能であり,アンカーボルトの
位置決め精度が大幅に向上する。
(4)アンカーフレームの設置が極めて容易であるため,
従来技術において必要としていた特殊工具の使用若しく
は煩雑な作業が全く不要となり,工程を大幅に短縮し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々本考案の実施例を示す要部正
面図および同平面図,第3図は第1図におけるA−A線
断面図,第4図および第5図は各々本考案の他の実施例
を示す要部正面図および要部平面図,第6図は従来のア
ンカーボルトの据付装置の一例を示す要部正面図であ
る。 2:上部形板,3:下部形板,4:アンカーボルト,1
0:連結部材,13:支持部材,14:水平支持部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北野 隆司 福岡県北九州市若松区北浜1丁目9番1号 日立金属株式会社若松工場内 (72)考案者 岩田 満信 東京都江東区東陽4丁目1番13号 日立金 属機材株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−8305(JP,U) 実開 昭63−112543(JP,U) 実開 昭57−12444(JP,U) 実公 昭54−28803(JP,Y2)

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】捨てコンクリートに4本の支持部材を突設
    固定し,前記支持部材の上端部に2本の水平支持部材を
    平行に架け渡し,これら2本の水平支持部材の上端部が
    実質的に水平面を形成すると共に上下方向の位置調節可
    能に支持接合してアンカーフレームを構成し,一対の上
    部形板と下部形板とを複数個のアンカーボルトにより包
    囲される区域中に垂直方向に配置された複数個の連結部
    材を介し一体的に接合して形成した保持具を前記アンカ
    ーフレームに水平方向の位置調節可能に載置接合し,ア
    ンカーボルトの下端部を前記下部形板に設けた挿通穴に
    通して上下方向の位置調節可能に支持しかつ定着板と共
    にナットにより前記下部形板に固定し,アンカーボルト
    の上部を前記上部形板に設けた挿通穴に通して保持し,
    前記保持具と共にアンカーボルトを基礎コンクリート中
    に埋設するように構成したことを特徴とするアンカーボ
    ルトの据付装置。
  2. 【請求項2】上部形板および下部形板と連結部材とをボ
    ルト・ナットで接合した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のアンカーボルトの据付装置。
  3. 【請求項3】アンカーフレームと保持具とをボルト・ナ
    ットで接合した実用新案登録請求の範囲第1項若しくは
    第2項記載のアンカーボルトの据付装置。
  4. 【請求項4】支持部材と水平支持部材とをボルト・ナッ
    トで接合した実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項何れかに記載のアンカーボルトの据付装置。
  5. 【請求項5】上部形板および下部形板と連結部材とを建
    方現場にて溶接接合した実用新案登録請求の範囲第1
    項,第3項および第4項何れかに記載のアンカーボルト
    の据付装置。
  6. 【請求項6】アンカーフレームと保持具とを建方現場に
    て溶接接合した実用新案登録請求の範囲第1項,第2
    項,第4項および第5項何れかに記載のアンカーボルト
    の据付装置。
  7. 【請求項7】支持部材と水平支持部材とを建方現場にて
    溶接接合した実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3
    項,第5項および第6項何れかに記載のアンカーボルト
    の据付装置。
JP1987094443U 1987-06-19 1987-06-19 アンカ−ボルトの据付装置 Expired - Lifetime JPH0629233Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200463064Y1 (ko) 2011-12-12 2012-10-16 김종훈 앵커 볼트 정렬 장치 및 그를 이용한 수직 빔 지지 구조물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428803U (ja) * 1977-07-29 1979-02-24
JPS5712444U (ja) * 1980-06-20 1982-01-22
JPS608305U (ja) * 1983-06-28 1985-01-21 旭化成株式会社 アンカ−ボルト定着装置

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KR200463064Y1 (ko) 2011-12-12 2012-10-16 김종훈 앵커 볼트 정렬 장치 및 그를 이용한 수직 빔 지지 구조물

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