JP2928503B1 - 防音壁取付構造 - Google Patents

防音壁取付構造

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JP2928503B1
JP2928503B1 JP2482098A JP2482098A JP2928503B1 JP 2928503 B1 JP2928503 B1 JP 2928503B1 JP 2482098 A JP2482098 A JP 2482098A JP 2482098 A JP2482098 A JP 2482098A JP 2928503 B1 JP2928503 B1 JP 2928503B1
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大三 吉川
史郎 玉木
剛 杉林
憲司 三谷
智司 丸山
博 東山崎
陽太郎 中山
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KENSETSU KANRI SENTAA KK
NIPPON HYUUMU KAN KK
NIPPON TETSUDO KENSETSU KODAN
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KENSETSU KANRI SENTAA KK
NIPPON HYUUMU KAN KK
NIPPON TETSUDO KENSETSU KODAN
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Abstract

【要約】 【課題】 床版上のスペースを可及的に広くとることが
できるとともに、防音壁の取付けを容易にかつ迅速に行
うことができる防音壁取付構造を提供する。 【解決手段】 床版1の側部に防音壁3を取付けた防音
壁取付構造であって、床版1の側端面1aから先端に係
合部2aをもつアンカー部材2を外側方向に向けて突設
し、防音壁3の下部裏面3aに、係合部2aに対応する
係合孔4aを形成し、防音壁3の下部と床版1の側端面
1aとを係合し、両者の間にコンクリートを打設して防
音壁3と床版1とを一体に結合した構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音壁取付構造に
関し、詳しくは、床版の側部に防音壁を取付けた防音壁
取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば鉄道の高架に防音壁を
取付ける防音壁取付構造が種々提案されている。一例を
挙げれば、鉄道の高架を形成する床版の側部上面から上
方に向けてアンカー筋を突出させ、他方、防音壁の下面
に凹部を形成し、該防音壁の凹部に上記床版のアンカー
筋を差し込ませ、これら間にコンクリートを打設して上
記防音壁を上記床版の側部上面に立設する構造としたも
のがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような防音壁取付構造では、防音壁を床版の側部上面
に立設していたため、床版上のスペースが防音壁の厚さ
の分だけ狭くなるとともに、防音壁を床版に取付ける
際、クレーンで防音壁を吊っておくか、あるいは作業員
がその手で防音壁を支えておく必要があったため、防音
壁の取付けに手間がかかり、その作業を容易にかつ迅速
に行うことができなかった。本発明は、上記実情に鑑み
てなされたもので、床版上のスペースを可及的に広くと
ることができるとともに、防音壁の取付けを容易にかつ
迅速に行うことができる防音壁取付構造を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、床版の側部に防音壁を取付けた防音壁
取付構造であって、上記床版の側端面から先端に係合部
をもつアンカー部材を外側方向に向けて突設し、上記防
音壁の下部裏面に、上記係合部に対応する係合孔を形成
し、上記防音壁の下部と上記床版の側端面とを係合し、
両者の間にコンクリートを打設して防音壁と床版とを一
体に結合した構成としている。また、本発明では、上記
目的を達成するために、床版の側部に防音壁を取付けた
防音壁取付構造において、上記床版の側端面から先端を
拡大させた係合部をもつ第1のアンカー筋を外側方向に
向けて突設し、上記防音壁の下部裏面に、上方に向かっ
て幅が狭くなる係合孔を形成したプレートと、該プレー
トの表面に配設した第2のアンカー筋とから成るアンカ
ーを配設し、さらに、上記防音壁の裏面の上記アンカー
の上方にインサートを配設し、上記アンカーの係合孔に
上記床版の第1のアンカー筋の先端部を係合させて上記
防音壁を上記床版に仮止めし、次いで、上記防音壁のイ
ンサートに第3のアンカー筋を接続して、上記防音壁の
下部と上記床版の側部との間にコンクリートを打設して
該第3のアンカー筋を埋め込んだ構成としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る防音壁取付構
造の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1〜図5は、本発明に係る防音壁取付構造の一実
施形態を示す。本実施形態の防音壁取付構造では、床版
1の側端面1aから、先端を例えばナットによって拡大
させた係合部2aをもつ第1のアンカー筋2を外側方向
に向けて突設している。他方、防音壁3の下部裏面3a
に、上方に向かって幅が狭くなる係合孔4aを形成した
プレート4と、該プレートの表面に配設した略コ字形状
の第2のアンカー筋5と、プレート4の表面において係
合孔4aの周囲を囲むように該プレートに取付けられた
ケーシンング6から成るアンカー7を配設している。さ
らに、該アンカー7の上方に一対のインサート8,8を
上下に並設している。インサート8は、その先端部8a
が2つ割になって入れ違いに折曲されているので、防音
壁3から抜けることはない。床版1の中には、略L字形
状に折曲された複数の主筋9が配設されている。主筋9
は、床版1の幅方向に配置され、その先端が該床版の側
部上面1bから上方へ突設されている。また、これらの
主筋9には、床版1の長手方向を向けて複数の補助筋1
0が配設されている。他方、防音壁3には、その上下方
向に向けて複数の主筋11が配設され、これらの主筋1
1には、防音壁3の幅方向を向けて複数の補助筋12が
配設されている。
【0006】本実施形態では、防音壁3は次のようにし
て床版1に取付けられる。まず、防音壁3のインサート
8,8に略L字形状の第3のアンカー筋13を螺合させ
て接続する。このとき、下方のインサート8と第3のア
ンカー筋13と間には、断面略L字形状に折曲された金
具14が介在設置しておく。次いで、防音壁3のアンカ
ー7の係合孔4aに床版1の第1のアンカー筋2の先端
部2aを係合させるとともに、金具14を床版1の上面
1bに載せて、該防音壁を床版1に仮止めする。次い
で、アンカー筋13を主筋9に固着し、この状態で、防
音壁3の裏面3aと床版1の側端面1aとの間にコンク
リートを打設してスラブ15を形成し、これに第3のア
ンカー筋13と床版1の主筋9とその補助筋10を埋め
込む。これによって、防音壁3は床版1の側部に一体に
なって取付けられる。
【0007】なお、図中、16は第2の床版であって、
この上面に砂利、レールなどを配置する。なお、本発明
では、先端に係合部をもつアンカー部材を防音壁に設
け、係合孔を床版に設けることもできる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る防音
壁取付構造によれば、アンカー部材の係合部を床版の側
端面から外側方向に向けて突設して、防音壁を床版の側
端面に側方から直接取付けるようにしたため、床版上の
スペースを可及的に広くとることができる。しかも、本
発明では、コンクリートを打設して防音壁を床版に固定
する際、防音壁の係合孔をアンカー部材の係合部に係合
させて防音壁を床版に仮止めしておくことができるの
で、クレーンで防音壁を吊ったり、あるいは作業員がそ
の手で防音壁を支えたりする必要がなくなる。したがっ
て、防音壁の取付けを容易にかつ迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防音壁取付構造の一実施形態を示
す断面図である。
【図2】本発明に係る防音壁取付構造の一実施形態の要
部を拡大してを示す断面図である。
【図3】本発明に係る防音壁取付構造の一実施形態を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係る防音壁取付構造の一実施形態にお
ける防音壁を示す正面図である。
【図5】本発明に係る防音壁取付構造の一実施形態の防
音壁に設置したアンカーを示すもので、(a)は左側面
図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 床版 1a 側端面 2 第1のアンカー筋(アンカー部材) 2a 係合部 3 防音壁 4 プレート 4a 係合孔 5 第2のアンカー筋 6 ケーシング 7 アンカー 8 インサート 8a 先端部 9,11 主筋 10,12 補助筋 13 第3のアンカー筋 14 金具 15 スラブ 16 第2の床版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉木 史郎 北海道札幌市白石区南郷通2丁目南8− 18 (72)発明者 杉林 剛 北海道札幌市東区北38条東18丁目3−22 (72)発明者 三谷 憲司 北海道札幌市手稲区新発寒6条9丁目6 番26号 (72)発明者 丸山 智司 北海道札幌市中央区北2条西23丁目1− 17 (72)発明者 東山崎 博 北海道札幌市豊平区真栄5条5丁目6− 2 (72)発明者 中山 陽太郎 北海道札幌市中央区南4条西26丁目2− 1−605 (56)参考文献 特開 平8−144227(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01F 8/00 E01F 8/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床版の側部に先端に係合部をもつアンカ
    ー部材を突設し、防音壁の裏面に上記アンカー部材の係
    合部に対応する係合孔を形成し、該係合孔に上記アンカ
    ー部材の係合部を係合させて上記防音壁を上記床版に固
    定する防音壁取付構造において、 上記アンカー部材の係合部を上記床版の側端面から外側
    方向に向けて突設し、 上記防音壁を側方から上記床版の側端面に寄せつつ、上
    記防音壁の係合孔を上記アンカー部材の係合部に上記床
    板の側方から係合させ、この状態のまま上記床版と上記
    防音壁との間にコンクリートを打設して両者を一体に結
    合したことを特徴とする防音壁取付構造。
  2. 【請求項2】 床版の側部に防音壁を取付けた防音壁取
    付構造において、 上記床版の側端面から先端を拡大させた係合部をもつ第
    1のアンカー筋を外側方向に向けて突設し、 上記防音壁の下部裏面に、上方に向かって幅が狭くなる
    係合孔を形成したプレートと、該プレートの表面に配設
    した第2のアンカー筋とから成るアンカーを配設し、 さらに、上記防音壁の裏面の上記アンカーの上方にイン
    サートを配設し、 上記アンカーの係合孔に上記床版の第1のアンカー筋の
    先端部を係合させて上記防音壁を上記床版に仮止めし、
    次いで、上記防音壁のインサートに第3のアンカー筋を
    接続して、上記防音壁の下部と上記床版の側部との間に
    コンクリートを打設して該第3のアンカー筋を埋め込ん
    だことを特徴とする防音壁取付構造。
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