JP2927727B2 - 地下構造物の施工方法 - Google Patents

地下構造物の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地下室などの地
下構造物の施工方法に関し、詳しくは、工期短縮および
有効床面積の増大と共に、軟弱地盤や狭隘な土地に好適
な地下構造物の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】在来工法により地下室などを施工する場
合、まず、周囲にH型鋼などを打込んで土留め工事を行
い、その内側の地盤を掘削する。そして、割栗石および
捨てコンクリートを打設した地盤上に型枠を組み立てて
鉄筋を配筋した後コンクリートを打設する。その後、コ
ンクリートの固化後型枠を取り外してコンクリート底版
およびコンクリート外壁を築造する。コンクリート底版
およびコンクリート外壁には防水処理を施し、コンクリ
ート外壁の外側に掘削した土砂を埋め戻す。このように
して、地下室が施工される。また、近年PC板ユニット
を使用した地下室の施工方法が提案されている。この方
法は、掘削して行きながらPC板をセットして行き、そ
れを土留めにして随時埋め戻しを行い、土の搬出、搬入
をできるだけ減らしたものである。この工法ではPC板
を外型枠として利用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した在
来工法は、H型鋼などの打込みによる土留め工事が不可
欠であって、重機搬入の困難な場所には適用が難しい。
しかも、土留め工事や掘削した土砂の埋め戻し作業の分
だけ工期も長くかかる。また、土留めの内側に型枠の設
置スペースを確保しなければならず、その分、地下室な
どの有効床面積が減少する。しかも、築造したコンクリ
ート外壁の外方に十分な作業スペースを確保し難いの
で、外側防水処理等の工事に手間がかかるという問題も
あった。
【0004】もっとも、土留め部材と外型枠とを兼用す
るPC板を使用した工法によれば、地下室などの有効床
面積は幾分増大する。しかし、この工法においても、土
砂の埋め戻し作業は不可欠であってそれに伴う工期は短
縮できない。また、従来公知の工法では、狭隘な土地に
は工事用重機の搬入が困難であり、地下室等の築造がで
きないという問題があった。さらに、コンクリート外壁
の外側には掘削した土が埋め戻されるので、従来の地盤
と比較すると軟弱な地盤となっている。このために、隣
地際まで掘削して埋め戻した場合には、月日が経つにつ
れて埋め戻した部分は外周からの土圧によって圧縮され
るから、隣地に建物がある場合には沈下によってその建
物が傾くという問題があった。
【0005】そこで、この発明は重機搬入の困難な場所
にも適用できて工期も短縮でき、また、有効床面積も増
大することができ、外側防水処理を容易に行なうことが
でるばかりでなく、しかも軟弱地盤や狭隘な土地に好適
な地下構造物の施工方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、次のような構成とした。即ち、内面に
防水層を形成した保護板で下端部を覆った鉄筋コンクリ
ート外壁を地上にて築造し、その内側および下方の地盤
を掘削しつつ鉄筋コンクリート外壁を沈降させ、その
後、鉄筋コンクリート外壁から引き出した配筋と鉄筋コ
ンクリート底版用配筋とを接続し、打設した捨てコンク
リート面に前記保護板の内側辺を倒してその上に鉄筋コ
ンクリート底版を成形することを特徴とする。内面に防
水層を形成した保護板を用いてコンクリートを打設して
築造した鉄筋コンクリート外壁の外面に防水層を形成
し、前記鉄筋コンクリート外壁を沈降させた後、その内
側に打設した捨てコンクリート面に防水層を形成して、
鉄筋コンクリート外壁の外面から鉄筋コンクリート底版
の下面に連続した防水層を設けるようにしてもよい。ま
た、鉄筋コンクリート底版のアンカ配筋を上方に折り曲
げて鉄筋コンクリート外壁のアンカ配筋と接続し、さら
に前記配筋の接続部分にコンクリートを打設して突出し
た連結部を設けてもよい。
【0007】そして、連続した防水層を設けるには、鉄
筋コンクリート外壁を形成する型枠内に溝状に折り曲
げ、底部内面に防水層を設けた保護板を設置し、コンク
リートを打設した後に外型枠と内型枠とを撤去し、保護
板の外側辺を倒して鉄筋コンクリート外壁面に防水層を
施して再度前記保護板の外側辺を起立させることが好ま
しい。
【0008】さらに、連続した防水層を設けるには、鉄
筋コンクリート外壁を形成する型枠内に溝状に折り曲
げ、底部内面に防水層を設けると共に、角部にスペーサ
ブロックを設けた保護板を設置し、コンクリート打設後
外型枠と内型枠とを撤去し、保護板の外側辺を倒して鉄
筋コンクリート外壁面に防水層を施すと共に、外側角部
のスペーサブロックを撤去して防水剤を充填し、再度保
護板の外側辺を起立させ、コンクリート外壁を沈降させ
た後に内側角部のスペーサブロックを撤去して防水剤を
充填するようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付の図面を参照して具体的に説明する。住宅等の地下室
を対象とした一実施形態の地下構造物の施工方法では、
まず、図1(a),(b),(c)に示すように、地上
にて鉄筋コンクリート外壁1を築造し、その外面に防水
層2を形成する。また、防水層2に重ねて滑性塗膜層3
も形成する。そして、鉄筋コンクリート外壁1の内側に
は補剛用の間仕切り4,4を架設しておく。前記鉄筋コ
ンクリート外壁1を築造する際には、コンクリート底版
と接続するための鉄筋を内型枠に折り曲げて当接させて
おき、内型枠を取り外したときに露出するように配筋し
ておく。あるいはコンクリート打設の際にケミカルアン
カを埋設しておく。
【0010】図2(a)ないし(e)、及び図3(a)
ないし(e)は、鉄筋コンクリート外壁1の下端部の打
設工程を示している。まず、図2(a)に示すように、
地盤面に受け板5を敷き、その上にブロック6を介して
底型枠7を内側上がりの傾斜状態に設置すると共に、外
型枠8を立設する。そして、溝状に折曲げ加工した保護
板9を底型枠7上に設置し、その外側9aを外型枠8の
内側に添わせて起立させ、内側辺9bも後述する内型枠
の内面に添うように起立させる。前記保護板9は、鉄
板、ブリキ板あるいは樹脂板等によって形成することが
できる。
【0011】続いて、図2(b)に示すように、保護板
9の底部内面に防水層2aを形成し、図2(c)のよう
に、保護板9の内側の両角部にスペーサブロック10,
11を設置する。また、図2(d)に示すように、受け
板5上に内型枠12を立設して保護板9の内側辺9bに
添わせる。そして、外型枠8と内型枠12との間にコン
クリートを打設した後、外型枠8と内型枠12とを撤去
することにより、図2(e)に示すような、下端部が保
護板9で覆われ、かつ下面に防水層2aが形成された鉄
筋コンクリート外壁1を得る。
【0012】次に、図3(a)に示すように、鉄筋コン
クリート外壁1の外面に添う保護板9の外側辺9aを倒
してスペーサブロック11を撤去する。続いて、図3
(b)に示すように、スペーサブロック11を撤去して
できた隙間に防水剤12を充填し、鉄筋コンクリート外
壁1の外面に防水層2bを形成することにより、鉄筋コ
ンクリート外壁1の外面から下面にわたって連続する防
水層2b、2aを形成する。尚、鉄筋コンクリート外壁
1の外面の防水層2の上には、滑性塗膜層3を重ねて形
成しておく(図3(c)参照)。前記防水層2は、アス
ファルト防水、シート防水、塗布防水等任意の防水手段
によって形成することができる。そして、図3(d)の
ように保護板9の外側辺9aを鉄筋コンクリート外壁1
の外面に添うよう起立させ、保護板9の下方の地盤を掘
削して受け板5、ブロック6、底型枠7を撤去する。
【0013】以上の工程によりアンカ配筋を有する鉄筋
コンクリート外壁1を地上にて築造したら、図4(a)
ないし(c)に示すように、その内側および下方の地盤
を掘削して鉄筋コンクリート外壁1を自重により所定の
深さまで沈降させる。その際、防水層2a、2bと共に
鉄筋コンクリート外壁1の下端部は予め保護板9により
覆われているので、防水層2a、2bが剥がれたり鉄筋
コンクリート外壁1の下端部が破損することはない。そ
して、この保護板9がクサビ形の断面形状をなして地盤
を掘削し得ること、及び鉄筋コンクリート外壁1の外面
に滑性塗膜層3が形成されていることにより、鉄筋コン
クリート外壁1は円滑に沈降する。
【0014】鉄筋コンクリート外壁1が所定の深さまで
沈降したら、図5(a)ないし(c)に示すように、鉄
筋コンクリート外壁1の内側の地盤面に割栗石13を敷
き詰め、その上に捨てコンクリート14を施した後、ア
ンカ配筋を有する鉄筋コンクリート底版15を打設す
る。その際、図6(a)ないし(c)に示す工程によ
り、捨てコンクリート14と鉄筋コンクリート底版15
との間に防水層2cを形成する。即ち、図6(a)に示
すように、鉄筋コンクリート底版15の打設の前に捨て
コンクリート14上に保護板9の内側辺9bを倒してス
ペーサブロック10を撤去する。続いて、図6(b)に
示すように、スペーサブロック10を撤去してできた隙
間に防水剤12を充填し、これに連続して保護板9の内
側辺9b上から捨てコンクリート14の上面に防水層2
cを形成する。これにより、鉄筋コンクリート外壁1の
外面から下面を介して捨てコンクリート14上に連続す
る防水層2が形成され、地下室の外側防水処理が完了す
る。
【0015】その後、図6(c)に示すように鉄筋コン
クリート底版15を打設し、図7(a)ないし(c)に
示すように、鉄筋コンクリート底版15の周辺の鉄筋コ
ンクリート外壁1との接合部分にコンクリートを打設し
て鉄筋連結部16を設ける。即ち、図8に示すように、
予め鉄筋コンクリート外壁1の内面側に突出できるよう
に予め設けられたアンカ配筋1aと、鉄筋コンクリート
底版15の上面に突設されたアンカ配筋15aとを接続
し、コンクリートを打設することによって鉄筋連結部1
6を設ける。尚、図9に示すように、鉄筋コンクリート
外壁1に予め埋設されたケミカルアンカ1bを利用して
鉄筋連結部16を設けてもよい。
【0016】鉄筋連結部16の構成については上記のよ
うにアンカ配筋1aとアンカ配筋15aとを接続して設
ける場合と、ケミカルアンカ1bを利用して設ける場合
と、さらに、コンクリート外壁1の埋設後にコンクリー
トにケミカルアンカ用穴を明け、この穴にケミカルアン
カを取り付けてアンカ配筋15aと接続することにより
鉄筋連結部16を設けるようにしてもよい。さらに、上
記実施形態における保護板9の外側辺9a及び内側辺9
bは起倒可能としたが、外側辺9aについては予め防水
層2a、2bを設け、防水剤12を充填しておくことに
より起倒しない構成としてもよい。
【0017】鉄筋連結部16の形成により、鉄筋コンク
リート外壁1と鉄筋コンクリート底版15とは強固に接
続され、剛接合となるとともに外側防水処理は完全なも
のとなる(図10参照)。尚、上記実施形態では鉄筋コ
ンクリート外壁1の外面に防水処理を施す場合について
説明したが、図11に示すように、鉄筋コンクリート外
壁1の内面から鉄筋連結部16の上面および側面を経て
鉄筋コンクリート底版15の上面に連続する他の防水層
17を形成して内側防水処理を施せば、さらに完全な防
水処理が達成される。また、外側防水を省略して前記内
側防水17のみとしてもよい。また、鉄筋コンクリート
外壁1の下端面は傾斜面としたが、これに限定されるも
のではなく、湾曲面、V字形面あるいは水平面等任意の
形状とすることができる。
【0018】このように防水処理が施された地下室に
は、内面に断熱材等を設け床を張り、建築すればよい。
即ち、鉄筋コンクリート外壁1の上端を基礎とし(図1
2参照)、または鉄筋連結部16を基礎とし(図13参
照)、あるいは鉄筋コンクリート外壁1に連続した鉄筋
コンクリートスラブ18の天井を基礎として(図14参
照)、木造住宅や、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの
適宜の家屋が建築される。この場合、地下室の施工にあ
たっては、土留め工事が不要であり、大型重機の搬入が
必要ないから、軟弱地盤や狭隘な土地にも適用できる。
また、掘削した地盤の土砂を埋め戻す必要がないから、
その分、工期も短縮する。特に、コンクリート外壁1は
地上にて隣地際まで打設することができるので、土留め
部材と外型枠とを兼用するPC板を使用した工法に較べ
ても、地下室の有効床面積を増大することができる。さ
らに、埋め戻しが不要で地質に変更を加えるものではな
いから、隣地の建造物を傾けさせる等の悪影響を与える
ことがない。
【0019】尚、この発明は、前述した建造物の地下室
に限らず、プールや水槽などにも適用できる。また、天
井として鉄筋コンクリートスラブを設けることにより、
ガソリンスタンドの地下タンク等や、各種のシェルタに
も適用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明によれば、
地下構造物の施工にあたり、土留め工事が不要であるか
ら狭隘な土地で重機搬入の困難な場所にも適用できる。
また、土留め工事に加えて土砂の埋め戻し作業も不要で
あるから、その分、工期も短縮することができるばかり
でなく、地質に変更を加えることもない。さらに、コン
クリート外壁は地上にて打設するので、隣地際に打設す
ることも可能である。従って、土留め部材と外型枠とを
兼用するPC板を使用した工法に較べても、有効床面積
を増大することができる。
【0021】特に、コンクリート外壁の外面および下面
には予め地上にて防水層を形成しておき、コンクリート
外壁の沈降後、その内側のコンクリート底版の打設面に
は防水層を形成してコンクリート外壁に形成された防水
層に連続させるので、外側防水処理を容易かつ完全に行
なうことができる。しかも、コンクリート外壁の沈降作
業は、防水層の存在により円滑に行なうことができる。
【0022】また、コンクリート外壁およびコンクリー
ト底版には、それぞれアンカ配筋手段を設けておき、コ
ンクリート底版の打設後、その周辺のコンクリート外壁
との接合部分にコンクリートを打設して鉄筋連結部を設
けるので、剛接合とした強固な地下構造物を得ることが
でき、外側防水処理もより完全なものとすることができ
る。
【0023】さらに、防水層と共にコンクリート外壁の
下端部を予め地上にて保護板で覆っておくので、コンク
リート外壁の沈降作業に際して下端部の破損が防止さ
れ、コンクリート外壁を円滑に沈降させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における地上にて築造さ
れた鉄筋コンクリート外壁を示し、(a)は平面図、
(b)は(a)のA−A線断面図、(c)は(a)のB
−B線断面図である。
【図2】(a)〜(e)は、一実施形態における鉄筋コ
ンクリート外壁の下端部の打設作業の工程図である。
【図3】(a)〜(e)は、一実施形態における鉄筋コ
ンクリート外壁の下端部の防水層形成作業の工程図であ
る。
【図4】一実施形態における鉄筋コンクリート外壁の沈
降状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−
A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図5】一実施形態における鉄筋コンクリート底版の打
設状態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−
A線断面図、(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図6】(a)ないし(c)は、一実施形態における捨
てコンクリート上の防水層形成作業を示す工程図であ
る。
【図7】一実施形態における鉄筋連結部の状態を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線断面図、
(c)は(a)のB−B線断面図である。
【図8】一実施形態における鉄筋連結部の配筋状態を示
す断面図である。
【図9】一実施形態における鉄筋連結部の他の配筋状態
を示す断面図である。
【図10】一実施形態における外側防水処理の状態を示
す部分断面図である。
【図11】一実施形態における外側防水処理および内側
防水処理の状態を示す部分断面図である。
【図12】一実施形態における鉄筋コンクリート外壁の
上端を基礎とした家屋の建築状態を示す部分断面図であ
る。
【図13】一実施形態における鉄筋連結部を基礎とした
家屋の建築状態を示す部分断面図である。
【図14】一実施形態における鉄筋コンクリートスラブ
を基礎とした家屋の建築状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 鉄筋コンクリート外壁 1a アンカ配筋 1b ケミカルアンカ 2 防水層 3 滑性塗膜 4 間仕切り 5 受け板 6 ブロック 7 底型枠 8 外型枠 9 保護板 9a 外側辺 9b 内側辺 10 スペーサブロック 11 スペーサブロック 12 防水剤 13 割栗石 14 捨てコンクリート 15 鉄筋コンクリート底版 16 鉄筋連結部 17 他の防水層 18 鉄筋コンクリートスラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雅光 東京都江戸川区本一色1−3−9 (56)参考文献 実開 平2−11847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 29/00 E02D 31/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に防水層を形成した保護板で下端部
    を覆った鉄筋コンクリート外壁を地上にて築造し、その
    内側および下方の地盤を掘削しつつ鉄筋コンクリート外
    壁を沈降させ、その後、鉄筋コンクリート外壁から引き
    出した配筋と鉄筋コンクリート底版用配筋とを接続し、
    打設した捨てコンクリート面に前記保護板の内側辺を倒
    してその上に鉄筋コンクリート底版を成形することを特
    徴とする地下構造物の施工方法。
  2. 【請求項2】 内面に防水層を形成した保護板を用いて
    コンクリートを打設して築造した鉄筋コンクリート外壁
    の外面に防水層を形成し、前記鉄筋コンクリート外壁を
    沈降させた後、その内側に打設した捨てコンクリート面
    に防水層を形成して、鉄筋コンクリート外壁の外面から
    鉄筋コンクリート底版の下面に連続した防水層を設ける
    ことを特徴とする請求項1記載の地下構造物の施工方
    法。
  3. 【請求項3】 鉄筋コンクリート底版のアンカ配筋を上
    方に折り曲げて鉄筋コンクリート外壁のアンカ配筋と接
    続し、さらに前記配筋の接続部分にコンクリートを打設
    して突出した連結部を設けることを特徴とする請求項1
    また2記載の地下構造物の施工方法。
  4. 【請求項4】 鉄筋コンクリート外壁を形成する型枠内
    に溝状に折り曲げ、底部内面に防水層を設けた保護板を
    設置し、コンクリートを打設した後に外型枠と内型枠と
    を撤去し、保護板の外側辺を倒して鉄筋コンクリート外
    壁面に防水層を施して再度前記保護板の外側辺を起立さ
    せることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか
    1項に記載の地下構造物の施工方法。
  5. 【請求項5】 鉄筋コンクリート外壁を形成する型枠内
    に溝状に折り曲げ、底部内面に防水層を設けると共に、
    角部にスペーサブロックを設けた保護板を設置し、コン
    クリート打設後外型枠と内型枠とを撤去し、保護板の外
    側辺を倒して鉄筋コンクリート外壁面に防水層を施すと
    共に、外側角部のスペーサブロックを撤去して防水剤を
    充填し、再度保護板の外側辺を起立させ、コンクリート
    外壁を沈降させた後に内側角部のスペーサブロックを撤
    去して防水剤を充填することを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれか1項に記載の地下構造物の施工方
    法。
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