JP2926154B2 - 陰極線管 - Google Patents

陰極線管

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JP2926154B2
JP2926154B2 JP3148355A JP14835591A JP2926154B2 JP 2926154 B2 JP2926154 B2 JP 2926154B2 JP 3148355 A JP3148355 A JP 3148355A JP 14835591 A JP14835591 A JP 14835591A JP 2926154 B2 JP2926154 B2 JP 2926154B2
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智基 中野
憲雄 本田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャドウマスクを備え
た陰極線管に関し、詳しくは、シャドウマスクを保持し
ているパネルピンと、パネル内面のアルミニウム膜(ア
ルミバック)との間を導通する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のシャドウマスクを備えた
陰極線管の縦断面図で、1はパネル部、2はファンネル
部、3はネック部で、1〜3で真空外囲器20を構成し
ている。4はアルミニウム膜で、パネル部1の内面に形
成された蛍光体およびブラックマトリックスの面上を覆
っている。5はパネルピン、6はパネルピン導通膜で、
パネルピン5とアルミニウム膜4の間を導通する。7は
シャドウマスクで、パネルピン5に取り付けられてい
る。8は導通スプリングで、一端がシャドウマスク7に
取り付けられ、他端が、ファンネル部2の内面に塗布さ
れている内部導通膜9に接触している。10はアノード
ボタン、11は電子銃である。
【0003】図5はパネルピン回りの構造を示す一部拡
大斜視図で、14はブラックマトリックスを形成してい
るグラファイト膜(以下、「BMグラファイト膜」とい
う)で、パネル1の内面に形成されており、アルミニウ
ム膜4で覆われている。
【0004】次に、動作について説明する。電子銃11
から飛び出した電子ビームは、シャドウマスク7の穴を
通り抜けて蛍光面を発光させる。動作中は、高電圧がア
ノードボタン10を通して陰極線管管内に導入され、内
部導通膜9、導通スプリング8を通してシャドウマスク
7に給電され、さらにシャドウマスク7を保持している
パネルピン5から、パネルピン導通膜6を通して、蛍光
体およびブラックマトリックスを覆うアルミニウム膜
(アルミバック)4に給電されている。
【0005】ところで、パネルピン導通膜6は、水ガラ
スに溶かしたグラファイトの微粒子を、図5に示すよう
に筆で塗布し、室温で自然乾燥して形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパネルピン導通
膜6は、以上のような方法で形成されているため、パネ
ルピン導通膜6の仕上がりの管理、たとえば、膜厚の管
理がむずかしく、厚い場合ははがれ落ち易く、薄い場合
は導通が不十分になるなど、陰極線管の信頼性を低下さ
せる一因となっていた。
【0007】この発明は、上記のような課題を解消させ
るためになされたもので、パネルピン5とアルミニウム
膜4との間の導通を、確実にとることができる接続構造
を備えた陰極線管を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、陰極線管の
内面に塗布されて形成されるBMグラファイトの塗膜
が、シャドウマスクを保持するパネルピンの基部を覆う
ことにより、上記塗膜とパネルピンとの導電性を保持す
るようにしたものである。
【0009】この発明は、また、陰極線管のパネルに対
向配置されるシャドウマスクを保持するパネルピンと、
このパネルピンに固定され上記パネルの内面に沿って延
在する延在部を有する導電性のプレートとを備え、上記
プレートの延在部を上記パネルの内面に塗布されるBM
グラファイト膜及び上記BMグラファイト膜を覆って上
記パネル内面に被着されるアルミニウム膜によって覆う
ようにしたものである。
【0010】
【作用】この発明によれば、BMグラファイト膜でパネ
ルピンの基部を覆うようにしたので、膜切れがほとんど
発生せず、パネルピンとブラックマトリックスおよびこ
れに接するアルミニウム膜との間の導電性を確実に保持
することができる。
【0011】この発明によれば、また、パネルピンに取
り付けられたプレートの延在部をBMグラファイト膜お
よびアルミニウム膜で覆っているため、BMグラファイ
ト膜およびアルミニウム膜と上記プレートの延在部とが
面接触となってそれらの間の確実な導電性を保持する
他、プレートの延在部周縁では膜の破れ等が発生して導
電性が不安定となることがあるが、2つの膜で重複して
覆うことによって安定した導電性を確保することができ
る。
【0012】次に、上述の課題に対する対策の一つにつ
いて説明する。図1は、パネル部1からシャドウマスク
をはずしてパネルピン5を示した一部拡大図である。
【0013】この図において、12は改良されたパネル
ピン導通膜で、グラファイトの微粒子に、ボリビニール
アルコール(PVA)と感光剤、たとえば重クロム酸ナ
トリウムを加えたブラックマトリックス形成用のグラフ
ァイトを筆塗りしたのち、紫外線で露光して硬化させた
ものである。
【0014】このパネルピン導通膜は、外観上は、従来
例の筆塗り後、自然乾燥させたパネルピン導通膜6と違
いはないが、露光時間により膜厚が容易にコントロール
できるため、所定の膜厚への膜厚管理がし易いなど、大
きく改善されている。
【0015】なお、上記パネルピン導通膜12は、筆塗
りによる形成以外に、スタンプ方式や、スプレー方式
よつても同様に形成できる。
【0016】
【実施例】次に、この発明の実施例を図について説明す
る。図2は、この実施例のパネルピン5の回りの一部拡
大斜視図で、この実施例は、BMグラファイト膜14の
塗布範囲を広げ、露光する際パネルピン5の基部を覆う
ように露光してBMグラファイト膜14を形成したもの
である。
【0017】この実施例によれば、ブラックマトリック
スを形成する際のBMグラファイト膜を形成する範囲を
変更するだけで、パネルピン5とBMグラファイト膜1
4の上に形成されるアルミニウム膜4との間の導通を確
実にとることができる。
【0018】次に、この発明の他の実施例を図について
説明する。図3は、この実施例のパネルピン回りの一部
拡大斜視図で、13は導電性の材料で形成されたプレー
トで、パネルの内面に沿って延在する延在部を有する。
このプレートは陰極線管のパネル部1を組み立て工程に
投入する前にパネルピン5に取り付け、BMグラファイ
ト膜およびアルミニウム膜を形成する工程で、プレート
13の延在部を覆うようにBMグラファイト膜14およ
アルミニウム膜4を形成し、これらの膜14、4とパ
ネルピン5とを導通するように図示の如く構成されてい
る。
【0019】このプレート13をパネルピン5に取り付
ける際、振動等の外力により動くことのないように、た
とえばプレート13の裏面とパネルガラス1とを接着し
てもよい。また、BMグラファイト膜14およびアルミ
ニウム膜4がプレート13の延在部の周縁で切れないよ
うに、プレート13の板厚は薄い方が望ましい。
【0020】なお、上記実施例では、プレート13の取
付位置を一ケ所としたが、二ケ所としてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように、この発明によれぱ、膜厚
の管理されたパネルピン導通膜を形成できるので、信頼
性の高い陰極線管が得られる効果がある。
【0022】また、この発明によれぱ、ブラックマトリ
ックスを形成する工程でパネルピンの基部を覆うため膜
切れがほとんど発生せず、ブラックマトリックスとパネ
ルピンとの間の確実な導通をとることができる効果があ
る。
【0023】更に、この発明によれぱ、導電性のプレー
トの延在部をBMグラファイト膜およびアルミニウム膜
で覆うため、これらの膜とプレートの延在部とは面接触
となり、プレート及びパネルピンとBMグラファイト膜
及びアルミニウム膜との間の確実な導通を保持すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パネル部1からシャドウマスクをはずしてパ
ネルピン5を示した一部拡大図である。
【図2】 この発明の実施例のパネルピン回りを示す
一部拡大斜視図である。
【図3】 この発明の他の実施例のパネルピン回りを示
一部拡大斜視図である。
【図4】 従来のシャドウマスクを備えた陰極線管の縦
断面図である。
【図5】 従来例におけるパネルピン回りを示す一部拡
大斜視図である。
【符号の説明】
1 パネル部、4 アルミニウム膜(アルミバ
ック)、5 パネルピン、7 シャドウマス
ク、12 パネルピン導通膜、13 導電性のプレ
ート、14 BMグラファイト膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−160544(JP,A) 特開 昭61−109203(JP,A) 特開 平2−170330(JP,A) 特開 昭52−77580(JP,A) 特開 昭63−281334(JP,A) 特開 昭63−124348(JP,A) 実開 昭58−182350(JP,U) 実開 平2−71944(JP,U) 実開 昭53−67764(JP,U) 実開 昭54−170772(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/00 - 29/45

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管の内面に塗布されて形成される
    BMグラファイトの塗膜が、シャドウマスクを保持する
    パネルピンの基部を覆うことにより、上記塗膜とパネル
    ピンとの導電性を保持するようにしたことを特徴とする
    陰極線管。
  2. 【請求項2】 陰極線管のパネルに対向配置されるシャ
    ドウマスクを保持するパネルピンと、このパネルピンに
    固定され上記パネルの内面に沿って延在する延在部を有
    する導電性のプレートとを備え、上記プレートの延在部
    を上記パネルの内面に塗布されるBMグラファイト膜及
    び上記BMグラファイト膜を覆って上記パネル内面に
    着されるアルミニウム膜によって覆うようにしたことを
    特徴とする陰極線管。
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JPS58182350U (ja) * 1982-05-31 1983-12-05 日本電気株式会社 カラ−ブラウン管
JPS60160544A (ja) * 1984-01-31 1985-08-22 Sony Corp カラ−陰極線管
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US5083057A (en) * 1988-10-29 1992-01-21 Samsung Electron Devices Co., Ltd. Panel of color cathode ray tube

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