JPH0610603Y2 - フラットパネル型小型陰極線管 - Google Patents
フラットパネル型小型陰極線管Info
- Publication number
- JPH0610603Y2 JPH0610603Y2 JP158388U JP158388U JPH0610603Y2 JP H0610603 Y2 JPH0610603 Y2 JP H0610603Y2 JP 158388 U JP158388 U JP 158388U JP 158388 U JP158388 U JP 158388U JP H0610603 Y2 JPH0610603 Y2 JP H0610603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat panel
- ray tube
- cathode ray
- funnel
- high voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフラットパネルを有する小型陰極線管に関し、
特に高電圧を供給するための手段の構造に関するもので
ある。
特に高電圧を供給するための手段の構造に関するもので
ある。
第８図はフラットパネルを有する陰極線管を説明する為
の断面図である。フラットパネル（１）には、蛍光体
（３）による画面の枠取りを兼ねた導電性膜（通常カー
ボン被膜）（２）が塗布されその上には金属導電膜
（４）が蒸着されている。内面に導電性膜（６）を形成
したファンネル（５）とフラットパネル（１）はフリッ
トガラス（７）により封止されている。ファンネル
（１）のネック部には電子銃（８）が配置されている。
前記構造を有する陰極線管においては、導電性膜（６）
及び金属導電膜（４）に外部から高電圧を加えるように
している。本考案に係るフラットパネル型小型陰極線管
はビデオカメラのビューファインダー等に使用されるも
ので、画面の大きさは３インチ以下である。多用されて
いるのは１．５インチ以下の超小型のものであるが、高
電圧としては４ＫＶ前後が使用されている。この場合パ
ネルにスカート部を有する通常の陰極線管においては、
ファンネルに設けたアノードボタンを通じて高電圧を供
給するようにしているが、第８図のようなフラットパネ
ル（１）を有する陰極線管に対してはアノードボタンに
よる高電圧の供給は困難となる。即ち、陰極線管の製造
工程において、導電性膜（６）が塗布されたファンネル
（５）と、蛍光体（３）、導電性膜（２）及び金属導電
膜（４）とが形成されたパネル（１）とをフリットガラ
ス（７）により固着しても導電性膜（２）と（６）は離
れているので、金属導電膜（４）に所定の電圧を加える
ことができない。
の断面図である。フラットパネル（１）には、蛍光体
（３）による画面の枠取りを兼ねた導電性膜（通常カー
ボン被膜）（２）が塗布されその上には金属導電膜
（４）が蒸着されている。内面に導電性膜（６）を形成
したファンネル（５）とフラットパネル（１）はフリッ
トガラス（７）により封止されている。ファンネル
（１）のネック部には電子銃（８）が配置されている。
前記構造を有する陰極線管においては、導電性膜（６）
及び金属導電膜（４）に外部から高電圧を加えるように
している。本考案に係るフラットパネル型小型陰極線管
はビデオカメラのビューファインダー等に使用されるも
ので、画面の大きさは３インチ以下である。多用されて
いるのは１．５インチ以下の超小型のものであるが、高
電圧としては４ＫＶ前後が使用されている。この場合パ
ネルにスカート部を有する通常の陰極線管においては、
ファンネルに設けたアノードボタンを通じて高電圧を供
給するようにしているが、第８図のようなフラットパネ
ル（１）を有する陰極線管に対してはアノードボタンに
よる高電圧の供給は困難となる。即ち、陰極線管の製造
工程において、導電性膜（６）が塗布されたファンネル
（５）と、蛍光体（３）、導電性膜（２）及び金属導電
膜（４）とが形成されたパネル（１）とをフリットガラ
ス（７）により固着しても導電性膜（２）と（６）は離
れているので、金属導電膜（４）に所定の電圧を加える
ことができない。
前記問題点を解決する為に、高電圧供給手段が考案され
ている。第２図、第３図、第４図、第５図は従来技術に
よる高電圧供給手段を説明する為の図であり、第２図は
高電圧供給端子の斜視図、第３図は高電圧供給端子をフ
ラット型小型陰極線管に組み込んだ状態を示す要部断面
図、第４図は高電圧供給端子をフラット型小型陰極線管
に組み込んだ状態の要部を示す一部断面斜視図、第５図
はファンネルに高電圧供給端子をセットした状態の要部
斜視図である。第８図、第２図、第３図、第４図、第５
図において同一記号は同一部を表わす。
ている。第２図、第３図、第４図、第５図は従来技術に
よる高電圧供給手段を説明する為の図であり、第２図は
高電圧供給端子の斜視図、第３図は高電圧供給端子をフ
ラット型小型陰極線管に組み込んだ状態を示す要部断面
図、第４図は高電圧供給端子をフラット型小型陰極線管
に組み込んだ状態の要部を示す一部断面斜視図、第５図
はファンネルに高電圧供給端子をセットした状態の要部
斜視図である。第８図、第２図、第３図、第４図、第５
図において同一記号は同一部を表わす。
高電圧供給端子（１０）は、フライバックトランスより
高電圧を供給される高圧導入部（１１）と、フラットパ
ネル（１）とファンネル（５）に挟持され内部に高電圧
を供給する連結部（１２）と高電圧を導電性膜（２）、
（６）に供給する接触部（１３）、（１３′）、（１
４）で構成されている。第４図のように高電圧供給端子
（１０）を組み込んだ状態では、連結部（１２）がパネ
ル（１）とファンネル（５）により挟持される為、接触
部（１３）、（１３′）（１４）が夫々導電性膜
（２）、（６）に弾性をもって圧接され安定した高電圧
供給手段となっている。
高電圧を供給される高圧導入部（１１）と、フラットパ
ネル（１）とファンネル（５）に挟持され内部に高電圧
を供給する連結部（１２）と高電圧を導電性膜（２）、
（６）に供給する接触部（１３）、（１３′）、（１
４）で構成されている。第４図のように高電圧供給端子
（１０）を組み込んだ状態では、連結部（１２）がパネ
ル（１）とファンネル（５）により挟持される為、接触
部（１３）、（１３′）（１４）が夫々導電性膜
（２）、（６）に弾性をもって圧接され安定した高電圧
供給手段となっている。
しかし、従来技術の問題点は、製造工程にある。ファン
ネル（５）の端部にフリットガラス（７）を付着し、そ
の上に高電圧供給端子（１０）をセットした状態が第５
図であるが、図の状態では高電圧供給端子（１０）が非
常に不安定な状態である。例えば１．５インチの陰極線
管の場合、接触部（１３）と（１３′）の間隔は８〜１
０mmあるのに対し、連結部（１２）は１〜１．５mm程度
である為、バランスが取れず、次の作業に移るまでに傾
いたり、ずれたりすることが多く、作業性の悪いもので
あった。連結部（１２）の巾を広くすることは考えられ
るが、封止時の熱膨張の差があるのであまり広くすると
封止部のガラスにクラックが生じリークが発生してしま
う。
ネル（５）の端部にフリットガラス（７）を付着し、そ
の上に高電圧供給端子（１０）をセットした状態が第５
図であるが、図の状態では高電圧供給端子（１０）が非
常に不安定な状態である。例えば１．５インチの陰極線
管の場合、接触部（１３）と（１３′）の間隔は８〜１
０mmあるのに対し、連結部（１２）は１〜１．５mm程度
である為、バランスが取れず、次の作業に移るまでに傾
いたり、ずれたりすることが多く、作業性の悪いもので
あった。連結部（１２）の巾を広くすることは考えられ
るが、封止時の熱膨張の差があるのであまり広くすると
封止部のガラスにクラックが生じリークが発生してしま
う。
本考案は、ファンネルの前方端にフラットパネルが封止
されたフラットパネル型陰極線管の前記ファンネルと前
記フラットパネルとの封止部を介して高電圧供給手段が
前記フラットパネル型小型陰極線管の内部と外部とに渡
って配されて成り、前記高電圧供給手段は、前記ファン
ネル内面に形成された導電性被膜に接触する第１の端子
部と、外部から高電圧が供給される第２の端子部と、前
記第１の端子部と前記第２の端子部とを連結し且つ前記
封止部で挟持される連結部と、この連結部の両側より延
長され且つ前記第２の端子部と共同して前記ファンネル
の前方端を挟持する両端部を有する第３の端子部とより
成ることを特徴とするフラットパネル型小型陰極線管で
ある。
されたフラットパネル型陰極線管の前記ファンネルと前
記フラットパネルとの封止部を介して高電圧供給手段が
前記フラットパネル型小型陰極線管の内部と外部とに渡
って配されて成り、前記高電圧供給手段は、前記ファン
ネル内面に形成された導電性被膜に接触する第１の端子
部と、外部から高電圧が供給される第２の端子部と、前
記第１の端子部と前記第２の端子部とを連結し且つ前記
封止部で挟持される連結部と、この連結部の両側より延
長され且つ前記第２の端子部と共同して前記ファンネル
の前方端を挟持する両端部を有する第３の端子部とより
成ることを特徴とするフラットパネル型小型陰極線管で
ある。
第２の端子部と第３の端子部でファンネルの前方端を挟
持することにより、高電圧導入端子がファンネルに固定
されるので、位置が固定され移動しなくなる。
持することにより、高電圧導入端子がファンネルに固定
されるので、位置が固定され移動しなくなる。
第１図は本考案による高電圧供給端子の斜視図であり、
第６図は本考案による高電圧供給端子をファンネルにセ
ットした状態を示す斜視図、第７図は本考案によるフラ
ットパネル型小型陰極線管の要部断面図である。図にお
いて同一記号は同一部を表わす。
第６図は本考案による高電圧供給端子をファンネルにセ
ットした状態を示す斜視図、第７図は本考案によるフラ
ットパネル型小型陰極線管の要部断面図である。図にお
いて同一記号は同一部を表わす。
第１図において、高電圧供給端子（２０）は、ファンネ
ル内面に形成された導電性被膜に接触する第１の端子部
（２３）と、外部から高電圧が供給される第２の端子部
（２１）と、前記第１の端子部と前記第２の端子部とを
連結し且つ前記封止部で挟持される連結部（２２）と、
この連結部（２２）の両側より延長され且つ前記第２の
端子部と共同して前記ファンネルの前方端を挟持する両
端部を有する第３の端子部（２４）、（２４′）とより
構成されている。
ル内面に形成された導電性被膜に接触する第１の端子部
（２３）と、外部から高電圧が供給される第２の端子部
（２１）と、前記第１の端子部と前記第２の端子部とを
連結し且つ前記封止部で挟持される連結部（２２）と、
この連結部（２２）の両側より延長され且つ前記第２の
端子部と共同して前記ファンネルの前方端を挟持する両
端部を有する第３の端子部（２４）、（２４′）とより
構成されている。
第６図は、ファンネル（５）の前方端にフリットガラス
（７）を付着し、その上に高電圧供給端子（２０）をセ
ットした状態図であり斜視図。図の状態で高電圧供給端
子（２０）は、第２端子部（２１）と第３端子部（２
４）、（２４′）とでファンネルを挟持しながらファン
ネルに固定するので安定した状態にある。第７図で判る
ように第２端子部（２１）と第３端子部（２４′）、
（２４）により挟持され、３ケ所による固定なので安定
している訳である。第１端子部（２３）の上端部（２
５）はパネル（１）に形成された導電性膜（２）に接触
しており、上端部（２５）がパネル（１）により押し下
げられ、第１端子部（２３）の接触部はファンネルに形
成された導電性膜（６）にバネ性をもって圧接されてい
る。最近、パネル（１）に導電性膜（２）や金属導電性
膜（４）を形成しないタイプの陰極線管が開発されてい
るが、その場合でも前記上端部（２５）は高電圧を供給
しないだけで、第１端子部（２３）を導電性膜（６）に
圧接する役目を果している。
（７）を付着し、その上に高電圧供給端子（２０）をセ
ットした状態図であり斜視図。図の状態で高電圧供給端
子（２０）は、第２端子部（２１）と第３端子部（２
４）、（２４′）とでファンネルを挟持しながらファン
ネルに固定するので安定した状態にある。第７図で判る
ように第２端子部（２１）と第３端子部（２４′）、
（２４）により挟持され、３ケ所による固定なので安定
している訳である。第１端子部（２３）の上端部（２
５）はパネル（１）に形成された導電性膜（２）に接触
しており、上端部（２５）がパネル（１）により押し下
げられ、第１端子部（２３）の接触部はファンネルに形
成された導電性膜（６）にバネ性をもって圧接されてい
る。最近、パネル（１）に導電性膜（２）や金属導電性
膜（４）を形成しないタイプの陰極線管が開発されてい
るが、その場合でも前記上端部（２５）は高電圧を供給
しないだけで、第１端子部（２３）を導電性膜（６）に
圧接する役目を果している。
以上説明したように、本考案によれば、簡単な構造の高
電圧供給手段により、容易にファンネルに安定した位置
決め固定がなされ、その製造工程内における作業性を向
上し、且つ安定した高電圧供給を行うことができる。
電圧供給手段により、容易にファンネルに安定した位置
決め固定がなされ、その製造工程内における作業性を向
上し、且つ安定した高電圧供給を行うことができる。
第１図は本考案による高電圧供給端子の斜視図。第２図
は従来技術による高電圧供給端子の斜視図。第３図は従
来技術による高電圧供給端子をフラット型小型陰極線管
組み込んだ状態を示す要部断面図、第４図は高電圧供給
端子をフラット型小型陰極線管に組み込んだ状態の要部
を示す一部断面斜視図、第５図はファンネルに高電圧供
給端子をセットした状態の要部斜視図である。第６図は
本考案の高電圧供給端子をファンネルにセットした状態
図であり斜視図、第７図は本考案によるフラットパネル
型小型陰極線管の要部断面図、第８図はフラットパネル
型小型陰極線管を説明する為の断面図である。 （１）……パネル （２）、（６）……導電性膜 （７）……フリットガラス （２０）……高圧導入端子 （２１）……第２端子部 （２３）……第１端子部 （２２）……連結部 （２４）、（２４′）……第３端子部
は従来技術による高電圧供給端子の斜視図。第３図は従
来技術による高電圧供給端子をフラット型小型陰極線管
組み込んだ状態を示す要部断面図、第４図は高電圧供給
端子をフラット型小型陰極線管に組み込んだ状態の要部
を示す一部断面斜視図、第５図はファンネルに高電圧供
給端子をセットした状態の要部斜視図である。第６図は
本考案の高電圧供給端子をファンネルにセットした状態
図であり斜視図、第７図は本考案によるフラットパネル
型小型陰極線管の要部断面図、第８図はフラットパネル
型小型陰極線管を説明する為の断面図である。 （１）……パネル （２）、（６）……導電性膜 （７）……フリットガラス （２０）……高圧導入端子 （２１）……第２端子部 （２３）……第１端子部 （２２）……連結部 （２４）、（２４′）……第３端子部
Claims (1)
- 【請求項１】ファンネルの前方端にフラットパネルが封
止されたフラットパネル型陰極線管の前記ファンネルと
前記フラットパネルとの封止部を介して高電圧供給手段
が前記フラットパネル型小型陰極線管の内部と外部とに
渡って配されて成り、前記高電圧供給手段は、前記ファ
ンネル内面に形成された導電性膜に接触する第１の端子
部と、外部から高電圧が供給される第２の端子部と、前
記第１の端子部と前記第２の端子部とを連結し且つ前記
封止部で挟持される連結部と、この連結部の両側より延
長され且つ前記第２の端子部と共同して前記ファンネル
の前方端を挟持する両端部を有する第３の端子部とより
成ることを特徴とするフラットパネル型小型陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP158388U JPH0610603Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | フラットパネル型小型陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP158388U JPH0610603Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | フラットパネル型小型陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01106058U JPH01106058U (ja) | 1989-07-17 |
| JPH0610603Y2 true JPH0610603Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31201591
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP158388U Expired - Lifetime JPH0610603Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | フラットパネル型小型陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610603Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-09 JP JP158388U patent/JPH0610603Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01106058U (ja) | 1989-07-17 |
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