JP2925954B2 - 記録媒体カセットのシャッター用Al合金材料並びにその製造方法及びそれを使用したAl合金製シャッター - Google Patents

記録媒体カセットのシャッター用Al合金材料並びにその製造方法及びそれを使用したAl合金製シャッター

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JP2925954B2 JP26818194A JP26818194A JP2925954B2 JP 2925954 B2 JP2925954 B2 JP 2925954B2 JP 26818194 A JP26818194 A JP 26818194A JP 26818194 A JP26818194 A JP 26818194A JP 2925954 B2 JP2925954 B2 JP 2925954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ・フロッピー
・ディスクをケース内に収めたカセット、デジタル録
音、再生可能な光磁気ディスクや光ディスク用カセット
などの記録媒体カセットのヘッドアクセス用開口部の開
閉を行うシャッター用Al合金材料並びにその製造方法
及び当該材料を用いたAl合金製シャッターに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ・フロッピー・ディスクなどの
コンピューター用磁気ディスク、その他磁気式、静電
式、光学式などの作動方式により作動する記録媒体を樹
脂などのケース内に収めた記録媒体カセットには、磁気
ヘッドなどのヘッドで記録をアクセスするために、ケー
スの一部を貫通する開口部が設けられ、この開口部を左
右に摺動するシャッターで開閉するようになっている。
このシャッターは、ディスクのカセットを使用機器から
取り外した際に前記ヘッドアクセス用開口部を塞ぎ、シ
ート状記録媒体を保護するものである。
【0003】従来、シャッター用材料としては、主とし
てステンレス鋼、高分子系合成樹脂が使用され、一部に
陽極酸化処理及び着色処理を施したアルミニウム又はア
ルミニウム合金も使用されている。
【0004】しかしながら、ステンレス鋼を使用したも
のは、表面に文字などの印刷を施す際にインクとの親和
性が十分でなく、インクの密着性が劣り、印刷文字が脱
落し易いという問題点がある。また、表面全体に塗装そ
の他の表面処理による着色をすることも困難なため、表
面には文字が印刷されるだけで、カラフルな樹脂ケース
との対比で色彩性が劣る。
【0005】高分子系樹脂を使用したものも、ステンレ
ス鋼と同様印刷性がわるく、印刷前にコロナ放電加工な
どの前処理を行う必要もある。また、寸法精度が劣り、
熱による変形も大きい。さらに、静電気を帯び易くゴ
ミ、ホコリなどを吸着し易いため、記録媒体に悪影響を
与えるという難点もある。
【0006】アルミニウム材料としてはAA5052合金の
H38調質材などが提案されているが、強度が十分でな
く、アルミニウム素地のまま使用した場合には、ディス
クの使用中に指紋が付着し、この指紋の付着により腐食
が生じるおそれがあるから、耐食性を改善するために陽
極酸化処理を行う必要があり、場合によっては着色処理
も行われるるため製造工程が煩雑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、記録媒体カ
セットのシャッター用材料のうちアルミニウム材料にお
ける上記の問題点を解消するために、シャッター用材料
として最適の強度特性を有するアルミニウム合金及び該
アルミニウム合金に対して必要な耐食性及び色彩性を与
える表面処理との組み合わせについて種々研究した結果
としてなされたものであり、その目的は、特定の材料強
度と特定性状の塗膜の組み合わせにより、強度、色彩性
に優れ、異物を吸着し難く、耐食性にも優れ、かつその
製造工程も比較的簡単な記録媒体カセットのシャッター
用Al合金材料並びにその製造方法及び当該Al合金材
料を用いたシャッターを提供することにある。る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録媒体カセットのシャッター用Al
合金材料は、Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及び不
可避的不純物からなり、引張強さ310 〜410 MPa、耐
力250 〜370 MPaを有し、表面がRa0.2 〜1.5 μm
の表面粗度をそなえたアルミニウム合金板の表面に、厚
さ5μm以下のウレタン系樹脂塗膜、または塗膜重量に
対して10〜20%のコロイダルシリカを含有したエチ
レンアクリル系樹脂塗膜、エポキシ系樹脂塗膜、エポキ
シアクリル系樹脂塗膜あるいはウレタン系樹脂塗膜を形
成したことを構成上の特徴とし、該Al合金材料の製造
方法は、Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及び不可避
的不純物からなるアルミニウム合金の鋳塊を、均質化処
理後熱間圧延しまたは熱間圧延と冷間圧延を行い、最終
冷間圧延に先立って中間焼鈍を行った後、圧延率40〜
90%の最終冷間圧延を施して最終冷間圧延板の表面粗
度をRa0.2 〜1.5μmとし、250 ℃以下の温度で安定
化熱処理を行いあるいは安定化熱処理を行うことなし
に、ウレタン系樹脂塗料、または塗料重量に対して10
〜20%のコロイダルシリカを含有するエチレンアクリ
ル系樹脂塗料、エポキシ系樹脂塗料、エポキシアクリル
系樹脂塗料あるいはウレタン系樹脂塗料により厚さ5μ
m以下の塗膜を形成することを特徴とする。
【0009】本発明におけるアルミニウム合金の成分限
定理由について説明すると、Mgは、材料製造時の冷間
圧延によって加工硬化を促進し材料強度を向上させるの
に効果がある。好ましい含有範囲は3.0 〜6.0 %であ
り、3.0 %未満では、合金の強度向上効果が小さく、6.
0 %を越えると、圧延加工が困難になるとともに、シャ
ッターをカセットに取り付けるためにコ字状に曲げ加工
(90°−OR曲げ)を行う場合の曲げ成形性が低下す
る。
【0010】Mnは、Mgと同様材料強度を高める効果
があり、必要に応じて含有させる。好ましい含有量は1.
5 %以下の範囲であり、1.5 %を越えると材料の曲げ加
工性が低下する。Crは、Mg含有アルミニウム合金の
応力腐食割れ性を抑制する効果があり、必要に応じて添
加される。好ましい含有量は0.3 %以下の範囲であり、
0.3 %を越えるとAl7 Crの粗大金属間化合物が生じ
曲げ加工性を低下させるおそれがある。
【0011】Cuは、材料の強度を高め、塗膜の焼き付
け時に生じる材料強度の低下を軽減させる効果があり、
必要に応じて添加される。好ましい含有量は0.5 %以下
の範囲であり、0.5 %を越えると圧延加工性、曲げ加工
性、耐食性が低下する。Tiは、鋳塊の組織を微細化し
材料特性を均一にする効果があり、必要に応じて含有さ
せる。好ましい含有量は0.1 %以下であり、0.1 %をこ
えて含有すると鋳造時巨大金属間化合物が生じ、材料の
曲げ加工性を害する。
【0012】本発明における引張強さ310 〜410 MP
a、耐力250 〜370 MPaの強度特性、及び厚さ20μm
以下、好ましくは5 μm 以下の合成樹脂系塗膜の組み合
わせは、強度、耐食性、色彩性のバランス、さらには軽
量性、カセットの取り付ける場合の曲げ加工性、カセッ
トに取り付けた後の摺動性を必要とされるシャッター用
材料として最適の組み合わせであり、強度が上記範囲を
外れた場合、塗膜が合成樹脂系以外で所定厚さ以上の場
合には、上記性能のいずれかが不十分となる。
【0013】強度特性、及びシャッターとしての曲げ加
工性(90 °−OR曲げ)は、最終冷間圧延前の中間焼鈍
と40〜90%の最終冷間圧延を行うことにより、あるいは
最終冷間圧延の後、250 ℃以下、好ましくは120 〜200
℃で安定化熱処理を行うことにより与えられる。中間焼
鈍は合金の再結晶温度以上、好ましくは350 ℃以上の温
度で行い、最終冷間圧延に先立って材料を再結晶させる
のが好ましい。最終冷間圧延率が40%未満では十分な強
度が得られず、圧延率が90%を越えると曲げ加工性が低
下する。また、安定化熱処理温度が120 ℃未満では本発
明に必要な強度が安定して得られない場合があり、250
℃を越えて熱処理を行うと強度低下が生じ易くなる。
【0014】安定化熱処理後、材料表面に厚さ5μm以
下、好ましくは3μm以下の合成樹脂系塗料による塗膜
を形成する。合成樹脂塗料としては、ウレタン系樹脂塗
料、またはエチレン−アクリル共重合体にエポキシ系架
橋剤を添加してなるエチレンアクリル系樹脂塗料、エポ
キシ系樹脂塗料、エポキシアクリル系樹脂塗料あるいは
ウレタン系樹脂塗料に塗料重量に対して10〜20%の
コロイダルシリカを含有してなる塗料が好適に使用され
る。塗装前処理としては、リン酸クロメート処理(10〜
35mg/M2)、その他クロムイオン、ジルコニウムイオンあ
るいはチタニウムイオンを含有する下地処理皮膜を形成
するような前処理を行う。塗料には必要に応じて顔料、
染料などの着色材を添加することができ、この塗膜形成
により、ステンレス鋼などからなる従来のシャッターに
比べ、色彩性が向上する。色彩性をより向上させるに
は、塗膜密着性はやや劣るが5μmを越える塗膜厚さを
採用するのがよい。上記の合成樹脂系塗料による塗膜
は、シャッターをカセットに取り付けた後のシャッター
の摺動性を良くし、さらにシャッターをカセットに取り
付ける場合の曲げ加工性において潤滑剤として作用し、
曲げ加工工具の摩耗を低減する。また、曲げ加工時に使
用する潤滑剤として揮発性軽質油の使用を可能とする。
【0015】通常、曲げ加工においては、潤滑剤を使用
して加工を行い、加工後にトリクレンなどを用いて潤滑
剤を除去するという工程を採用するが、塗膜中にワック
スを含有させればオイルレス加工が可能となる。ワック
スとしては、カルナウバワックスなどの植物ワックス、
ラノリンなどの動物系ワックス、パラフィンワックスや
マイクロクリスタリンワックスなどの石油系ワックス、
ポリエチレンワックスなどの合成炭化水素、パラフィン
ワックス誘導体やマイクロクリスタリンワックス誘導体
などの変性ワックス、その他が適用される。ワックスの
含有量が増加すると、潤滑性が向上して加工性を改善す
るが、含有量が多くなり過ぎると、塗膜が硬化し樹脂化
する際にワックス成分が樹脂系外へ排出されるため、樹
脂表面にワックスが多量に偏在することとなり、塗膜に
文字印刷するためのインク、例えばUVインクによる印
刷性、インクの密着性を低下させる傾向がある。本発明
においては、合成樹脂系塗膜がエポキシアクリル系樹脂
で、塗膜中にインナーワックス3 %以下を含有する塗膜
が最も有効で、優れた加工性、印刷性およびインク密着
性の組合せが得られる。
【0016】潤滑剤を使用して曲げ加工を行い、加工後
トリクレンなどの溶剤で潤滑剤を除去する工程を採用し
た場合、形成されている合成樹脂塗膜は溶剤によって溶
解しないものでなければならない。耐溶剤性の観点か
ら、前記合成樹脂系塗料のうちウレタン系樹脂塗料を使
用するのが好ましく、塗装後の焼付け処理を220 〜260
℃の温度範囲で行うことにより十分な耐溶剤性を与える
ことができる。焼付け温度が220 ℃未満では塗膜の密着
性が不十分となり易く、焼付け温度が260 ℃を越えると
耐溶剤性が低下する。
【0017】また本発明においては、合成樹脂系塗膜中
に所定量のコロイダルシリカを含有させることにより、
塗膜の耐擦傷性を向上させることができる。コロイダル
シリカの好ましい含有範囲は、塗膜重量に対して10〜20
%であり、10%未満ではその効果が小さく、20%を越え
て含まれると、耐擦傷性が劣るとともに、塗膜面が白っ
ぽくなって塗装むらが生じ易くなる。
【0018】最終冷間圧延の仕上げ段階において、通常
行われる砥石による研磨ロール、あるいはサンドショッ
トロール( ショットダルロール) やレーザー線で規則的
な模様、例えば外径200 μm 、Ra1 μm 以下の円環状
溝を規則的に形成した模様を具えた圧延ロール(レーザ
ーダルロール) を用いて圧延加工を行い、Ra0.2 〜1.
5 μmの表面粗度を有する材料、あるいはRa1 μm 以
下の円環状の溝の規則的模様を有する材料とすることに
より、塗膜の密着性、曲げ加工性がさらに向上し、表面
に鮮映性を与えることができる。
【0019】
【作用】本発明は上記の構成からなり、Mgを含み、必
要に応じてMn、Cr、Cu、Tiを添加したアルミニ
ウム合金に、中間焼鈍、最終冷間圧延及び安定化熱処理
を行って必要な強度特性とともに曲げ加工性を確保し、
合成樹脂系塗膜を形成して耐食性、耐指紋性、色彩性お
よび摺動性を与え、上記基材及び塗膜の組み合わせによ
って耐久性のある軽量なシート状記録媒体カセットのシ
ャッターが得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比して説
明する。 実施例1 表1に示すアルミニウム合金を、常法により溶解、連続
鋳造により鋳塊とし、この鋳塊を500 ℃で8 時間均質化
処理後、熱間圧延して2 mm厚の板材とした。ついで、
380 ℃の温度で1 時間保持する中間焼鈍処理を行った
後、厚さ0.185 mmまで最終冷間圧延を行い、160 ℃の
温度で1 時間保持する安定化熱処理を行った。また、一
部の材料については、前記最終冷間圧延における最終パ
スにショットダル及びレーザーダルロールを使用して仕
上げ圧延を行い、表面状態の異なる板材を得た。これら
の板材の表面をリン酸クロメート処理(T-Cr 20mg/m2)し
た後、合成樹脂系塗料を用いて塗膜厚さを変えて塗装
し、試験材を得た。
【0021】
【表1】
【0022】試験材について、JIS5号試験片により
引張性能を測定し塗装処理前の引張性能と比較した。ま
た試験材の板厚を曲げ半径とする90°−OR曲げ試験を
行い、曲げ部の割れ状況を観察して曲げ加工性を評価
し、塗膜の剥離状況を調べた。さらにシルクスクリーン
印刷、UV硬化後のインクの密着性に基づく印刷性の評
価、JIS に従った塩水噴霧試験(96h) 後の腐食発生の有
無に基づく耐食性の評価、加工製品の強度評価を行っ
た。試験材の製造条件、塗装処理前の引張性能、塗膜厚
さを表2に示し、試験材についての諸性能測定、評価結
果を表3に示す。
【0023】
【表2】 〔表注〕通 常:砥石研磨ロール S/D:ショットダルロール R/D:レーザーダルロール
【0024】
【表3】 〔表注〕塗膜剥離状況 ○:剥離なし 耐食性 ○:腐食発生無 曲げ加工性 ○:割れなし 製品強度 ○:良好 印刷性 ○:密着性良好
【0025】表3にみられるように、本発明の条件に従
う試験材の塗装後の機械的性能は、塗装前の機械的性能
と比較してほとんど変化がなく、いずれも良好な引張強
度性能を示した。また、塗膜の密着性、曲げ加工性、印
刷性、耐食性、製品強度についても優れた性能を示し
た。
【0026】実施例2 実施例1の表1に示すアルミニウム合金を、常法により
溶解、連続鋳造して鋳塊とした後、実施例1と同様な工
程で処理し、厚さ0.185mm の板材とした。なお、材料N
o.1については安定化熱処理を行わないものも作製し
た。また、一部のものについては、最終冷間圧延の仕上
げロールにショットダルロールを用い表面状態の異なる
板材とした。安定化熱処理後(No.11〜19) の板材および
最終冷間圧延後(No.21) の板材に、実施例1と同様な方
法で、エポキシアクリル系樹脂塗料を2 μm の塗膜厚さ
で塗布し試験材を得た。試験材について実施例1と同じ
試験を実施した。試験材の製造条件を表4に、試験結果
を表5に示す。
【0027】
【表4】 〔表注〕通 常:砥石研磨ロール S/D:ショットダルロール R/D:レーザーダルロール
【0028】
【表5】 〔表注〕塗膜剥離状況 ○:剥離なし 曲げ加工性 ○:割れなし 印刷性 ○:密着性良好 製品強度 ○:良好
【0029】表5に示されるように、本発明の従う試験
材はいずれも、塗装後の機械的性能の低下がほとんどな
く、塗膜の密着性、曲げ加工性、印刷性、耐食性ともに
優れた性能を示し、シャッターとしての製品強度も十分
であった。
【0030】実施例3 実施例1の表2に示すNo.3、No.8及びNo.9の試験材か
ら、図1に示す開口部2を有するシャッターブランク1
を打ち抜いて、90°−OR曲げ試験を行い、打ち抜き部
のかえりの状況、曲げ部の塗膜の剥離状況を目視で観察
した結果、いずれも打ち抜き部にかえりがなく、曲げ部
の塗膜剥離もないことが確認された。
【0031】比較例1 実施例1の表1のNo.1のアルミニウム合金及び表6に示
すアルミニウム合金を常法により溶解、連続鋳造により
鋳塊とし、実施例1と同様な工程を経て試験材を作製
し、実施例1と同じ性能評価を行った。試験材の製造条
件、塗装前の引張性能、塗膜厚さを表7に、性能評価結
果を表8に示す。なお、本発明の条件を外れたものには
下線を付した。
【0032】
【表6】
【0033】
【表7】
【0034】
【表8】 〔表注〕塗膜剥離状況 ○:剥離なし 曲げ加工性 ○:割れなし
【0035】表8によれば、試験材 No.22は、本発明必
須の合成樹脂塗膜が形成されていなめ、印刷性が劣り、
No.23 は、Mgの含有量が低いため安定化処理後十分な
機械的性能が得られず、塗装後の引張性能も低下して、
シャッター材として強度が不十分なものとなる。
【0036】比較例2 実施例1の表1のNo.1アルミニウム合金及び比較例1の
表6に示すNo.4のアルミニウム合金を、常法により溶
解、連続鋳造により鋳塊とし、実施例2と同様の工程を
経て試験材を作製し、実施例2と同じ性能評価試験を行
った。試験材の製造条件を表9に、性能評価結果を表1
0に示す。なお、本発明の条件を外れるものには下線を
付した。
【0037】
【表9】
【0038】
【表10】 〔表注〕塗膜剥離状況 ○:剥離なし △:若干の剥離有 曲げ加工性 ○:割れなし △:微小割れ有 ×:割れ有 印刷性 ○:密着性良好 製品強度 ○:良好 ×:不足 耐食性 ○:腐食発生無 面質 ○:良好 ×:面粗度大
【0039】表10にみられるように、本発明の条件を
満たさない比較例により作製された材料は、シャッター
用材料として必要ないずれかの性能が劣りシャッター材
として満足すべきものではなかった。試験材No.24 は、
中間焼鈍処理温度が低いため再結晶が進行せず、従って
強度が高くなり曲げ加工性が低下する。No.25 は、安定
化熱処理温度が高すぎるため、強度が不十分となる。N
o.26 は、最終冷間圧延率が低いため、機械的性能が劣
りシャッターとしての強度が不足する。No.27 は、最終
冷間圧延率が高すぎるため、強度が高くなり曲げ加工性
が劣化する。No.28 は、合金のMg量が低いため、安定
化熱処理後十分な強度が得られない。試験材No.29 は、
塗膜厚さが厚いため、塗膜に微少な剥離が認められた。
No.30 は、ロール目が粗く筋目が目立つため、用途上不
適当である。
【0040】実施例4 実施例1の表1のNo.1のアルミニウム合金の安定化熱処
理材を試験材とし、これらの試験材に以下に示す塗装下
地処理を行った後、日本ペイント( 株) 製のキャンライ
ナー100 ( エポキシアクリル系樹脂塗料) を2 μm の厚
さで塗布し、実施例1と同様に曲げ加工性を評価し、塗
膜剥離状況を調べた。結果は、いずれも優れた曲げ加工
性を示し、塗膜の剥離は認められなかった。
【0041】塗装下地処理(1) 日本ペイント(株)製アルサーフ401/45(3%/0.8%)の
45℃の浴に浸漬し、クロムイオン含有皮膜( クロム付着
量20mg/m2)を形成した。 塗装下地処理(2) 日本ペイント( 株) 製LX91-303の2 %溶液(温度50℃)
に浸漬した後、日本ペイント( 株) 製デオキシライト14
7/148(12%/12 %) を塗布して200 ℃で10s 乾燥し、ジ
ルコニウム含有皮膜( 総ジルコニウム付着量40mg/m2)を
形成した。 塗装下地処理(3) 日本ペイント( 株) 製LX91-304の3 %溶液(温度40℃)
に浸漬し、チタニウム含有皮膜( チタニウム付着量20mg
/m2)を形成した。
【0042】実施例5 実施例1の表1のNo.1のアルミニウム合金の安定化熱処
理材を試験材とし、試験材の表面を日本ペイント( 株)
製アルサーフ401/45でリン酸クロメート処理(T-Cr20mg/
m2) した後、日本ペイント( 株) 製のエポキシアクリル
系樹脂塗料を用い、塗料中のインナーワックス( カルナ
ウバワックス) の含有量を変えて塗装し、250 ℃で60s
焼付け処理して、厚さ2 μm の塗膜を形成した塗装板と
した。得られた塗装板にスクリーン印刷により文字印刷
を行った。インクとしてはセイコーアドバンス( 株) 製
のUV硬化インクR1G を使用し、印刷性を評価した。つぎ
にメタルハライドランプ120W/cm 1 本、照射距離100mm
の条件でインクのUV焼付け( 焼付け処理におけるコンベ
ア速度3m/ 分) を実施し、得られた印刷板の文字部を爪
で10回こすり、インクの密着性を評価した。さらに、塗
装板の曲げ加工性を実施例1と同様な方法で評価した。
結果を表11に示す。
【0043】比較例3 実施例4を同じ試験材を用いて、実施例4と同様の塗装
を行い、実施例4と同様の条件で印刷性、インクの密着
性、曲げ加工性を評価した。結果を表11に示す。
【0044】
【表11】 《表注》印 刷 性 ○:良好 △:不良 ×:印刷不可 密 着 性 ○:良好 △:剥離小 ×:剥離大 曲げ加工性 ○:良好 △:塗膜の微小剥離有
【0045】表11に示されるように、塗料中にワック
スを含有しないNo.33 は曲げ加工性が十分でない場合が
あり、ワックスを含有量が4.00%を越えるNo.35 、No.3
6 、No.37 はUVインクの印刷時にインクのかすれや印刷
不可が生じ、インクの密着性も劣化した。
【0046】実施例6 実施例1の表1のNo.1アルミニウム合金の安定化熱処理
材を試験材とし、前記塗装下地処理(1) を行ったのち、
日本ペイント( 株) 製キャンライナー100(エポキシアク
リル系樹脂塗料) を用い、塗料中のコロイダルシリカ(
日本化学工業(株) 製シリカドール30) の含有量を変え
て塗装し、250 ℃で60s 焼付け処理することにより厚さ
2 μm の塗膜を形成した。得られた塗装板について、実
施例5と同様な方法でインク印刷性を評価し、実施例1
と同様な方法で曲げ加工性を評価した。また、鉛筆引掻
き硬度をJIS法により評価し、さらに耐擦傷性をスリ
ップテスターの鋼球3点に1000番のサンドペーパーを貼
り付け、荷重200g、滑り速度4.2mm/s で塗装板上を滑ら
せ、塗装面に生じた傷の程度を観察する方法により評価
した。結果を表12に示す。
【0047】
【表12】 《表注》耐擦傷性 ○:傷が目立たない △:傷がやや目立つ ×:傷が はっきり見える
【0048】表12に示されるように、試験材No.38
は、塗膜中にコロイダルシリカを含有していないため、
耐擦傷性が不足している。No.41 およびNo.42 は、塗膜
中のコロイダルシリカの含有量が多過ぎるため、塗装面
が白っぽくなって塗装むらが生じ、耐擦傷性も劣る。一
方、コロイダルシリカを10〜20%含有する塗料により形
成された塗膜(No.39、No.40)は、耐擦傷性が良好で優れ
た外観を示す。
【0049】実施例7 実施例1の表1のNo.1アルミニウム合金の安定化熱処理
材を試験材とし、前記塗装下地処理を行ったのち、日本
ペイント( 株) 製キャンライナー100(エポキシアクリル
系樹脂塗料) 、大日精化工業( 株) 製WAL-4373( ウレタ
ン系樹脂) を塗装し、焼付け温度を変えて60s 間焼付け
処理することにより厚さ2 μm の塗膜を形成した。得ら
れた塗装板について、実施例5と同様の方法でインク印
刷性を評価し、テープ剥離法によりインク密着性を評価
した。また、プレス成形後の洗浄に使用されるトリクレ
ンへの耐溶剤性を、87℃のトリクレンに5 分間浸漬した
のちの塗装外観により評価した。結果を表13に示す。
【0050】
【表13】 《表注》密着性 ○:インク剥離無し △:一部インク剥離有り ×:全面剥離 耐溶剤性 ○:塗膜溶解無し ×:塗膜溶解有り
【0051】表13にみられるように、試験材No.43 お
よびNo.44 は、塗装焼付け温度が低いため密着性が不足
する。No.48 は、塗装焼付け温度が高過ぎるため耐溶剤
性が劣る。No.49 〜No.52 はエポキシアクリル系樹脂塗
膜であるため、ウレタン系樹脂塗膜に比べて耐溶剤性が
劣る。No.45 〜No.47 は、ウレタン系樹脂塗膜を220〜2
60 ℃で焼付け処理したもので、優れた塗膜密着性およ
び耐溶剤性を示す。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、軽量で摺動性に優れ、
耐指紋性、耐食性の良好な耐久性のあるフロッピーディ
スク、光磁気ディスクなど記録媒体のカセットに取り付
けられるシャッター用Al合金材料が安価に提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のシート状記録媒体カセットのシ
ャッターの平面図である。
【符号の説明】
1 シャッターブランク 2 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 23/033 601 G11B 23/033 601Q (72)発明者 春日 司 東京都港区新橋5丁目11番3号 住友軽 金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−362151(JP,A) 特開 平5−41055(JP,A) 特開 平4−259973(JP,A) 特開 平3−177580(JP,A) 特開 平4−330683(JP,A) 実開 平2−135979(JP,U) 実開 平4−67255(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 21/00 - 21/18 B32B 15/08 C22F 1/04 - 1/057 C23C 22/24 G11B 23/03 605 G11B 23/033 601

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mg3.0 〜6.0 %(質量%、以下同じ)
    を含み、残部Al及び不可避的不純物からなり、引張強
    さ310 〜410 MPa、耐力250 〜370 MPaを有し、表
    面がRa0.2 〜1.5 μmの表面粗度をそなえたアルミニ
    ウム合金板の表面に、厚さ5μm以下のウレタン系樹脂
    塗膜を形成してなることを特徴とする記録媒体カセット
    のシャッター用Al合金材料。
  2. 【請求項2】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及び
    不可避的不純物からなり、引張強さ310 〜410 MPa、
    耐力250 〜370 MPaを有し、表面がRa0.2 〜1.5 μ
    mの表面粗度をそなえたアルミニウム合金板の表面に、
    厚さ5μm以下のエチレンアクリル系樹脂塗膜、エポキ
    シ系樹脂塗膜、エポキシアクリル系樹脂塗膜またはウレ
    タン系樹脂塗膜を形成してなり、該樹脂塗膜が塗膜重量
    に対して10〜20%のコロイダルシリカを含有してい
    ることを特徴とする記録媒体カセットのシャッター用A
    l合金材料。
  3. 【請求項3】 Mn≦1.5 %を含有することを特徴とす
    る請求項1または2記載の記録媒体カセットのシャッタ
    ー用Al合金材料。
  4. 【請求項4】 Cr≦0.3 %を含有することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載の記録媒体カセットの
    シャッター用Al合金材料。
  5. 【請求項5】 Cu≦0.5 %を含有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の記録媒体カセットの
    シャッター用Al合金材料。
  6. 【請求項6】 Ti≦0.1 %を含有することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の記録媒体カセットの
    シャッター用Al合金材料。
  7. 【請求項7】 アルミニウム合金板の表面がRa1 μm
    以下の円環状の溝を規則的に形成した模様を有すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録媒体
    カセットのシャッター用Al合金材料。
  8. 【請求項8】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及び
    不可避的不純物からなるアルミニウム合金の鋳塊を、均
    質化処理後熱間圧延しまたは熱間圧延と冷間圧延を行
    い、最終冷間圧延に先立って中間焼鈍を行った後、圧延
    率40〜90%の最終冷間圧延を施して最終冷間圧延板
    の表面粗度をRa0.2 〜1.5 μmとし、250 ℃以下の温
    度で安定化熱処理を行いあるいは安定化熱処理を行うこ
    となしに、ウレタン系樹脂塗料を用いて厚さ5μm以下
    の塗膜を形成することを特徴とする記録媒体カセットの
    シャッター用Al合金材料の製造方法。
  9. 【請求項9】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及び
    不可避的不純物からなるアルミニウム合金の鋳塊を、均
    質化処理後熱間圧延しまたは熱間圧延と冷間圧延を行
    い、最終冷間圧延に先立って中間焼鈍を行った後、圧延
    率40〜90%の最終冷間圧延を施して最終冷間圧延板
    の表面粗度をRa0.2 〜1.5 μmとし、250 ℃以下の温
    度で安定化熱処理を行いあるいは安定化熱処理を行うこ
    となしに、塗料中に塗料重量に対して10〜20%のコ
    ロイダルシリカを含有するエチレンアクリル系樹脂塗
    料、エポキシ系樹脂塗料、エポキシアクリル系樹脂塗料
    またはウレタン系樹脂塗料を用いて厚さ5μm以下の塗
    膜を形成することを特徴とする記録媒体カセットのシャ
    ッター用Al合金材料の製造方法。
  10. 【請求項10】 アルミニウム合金が、Mn≦1.5 %を
    含有することを特徴とする請求項8または9記載の記録
    媒体カセットのシャッター用Al合金材料の製造方法。
  11. 【請求項11】 アルミニウム合金が、Cr≦0.3 %を
    含有することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに
    記載の記録媒体カセットのシャッター用Al合金材料の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 アルミニウム合金が、Cu≦0.5 %を
    含有することを特徴とする請求項8〜11のいずれかに
    記載の記録媒体カセットのシャッター用Al合金材料の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 アルミニウム合金が、Ti≦0.1 %を
    含有することを特徴とする請求項8〜12のいずれかに
    記載の記録媒体カセットのシャッター用Al合金材料の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及
    び不可避的不純物からなり、引張強さ310 〜410 MP
    a、耐力250 〜370 MPaを有し、表面がRa0.2 〜1.
    5 μmの表面粗度をそなえたアルミニウム合金板の表面
    に、厚さ5μm以下のウレタン系樹脂塗膜を形成してな
    ることを特徴とする記録媒体カセットのAl合金製シャ
    ッター。
  15. 【請求項15】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及
    び不可避的不純物からなり、引張強さ310 〜410 MP
    a、耐力250 〜370 MPaを有し、表面がRa0.2 〜1.
    5 μmの表面粗度をそなえたアルミニウム合金板の表面
    に、厚さ5μm以下のエチレンアクリル系樹脂塗膜、エ
    ポキシ系樹脂塗膜またはエポキシアクリル系樹脂塗膜ま
    たはウレタン系樹脂塗膜を形成してなり、該樹脂塗膜が
    塗膜重量に対して10〜20%のコロイダルシリカを含
    有していることを特徴とする記録媒体カセットのAl合
    金製シャッター。
  16. 【請求項16】 Mn≦1.5 %を含有することを特徴と
    する請求項14または15記載の記録媒体カセットのA
    l合金製シャッター。
  17. 【請求項17】 Cr≦0.3 %を含有することを特徴と
    する請求項14〜16のいずれかに記載の記録媒体カセ
    ットのAl合金製シャッター。
  18. 【請求項18】 Cu≦0.5 %を含有することを特徴と
    する請求項14〜17のいずれかに記載の記録媒体カセ
    ットのAl合金製シャッター。
  19. 【請求項19】 Ti≦0.1 %を含有することを特徴と
    する請求項14〜18のいずれかに記載の記録媒体カセ
    ットのAl合金製シャッター。
  20. 【請求項20】 アルミニウム合金板の表面がRa1 μ
    m 以下の円環状の溝を規則的に形成した模様を有するこ
    とを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載の記
    録媒体カセットのAl合金製シャッター。
  21. 【請求項21】 合成樹脂系塗膜が下地処理皮膜の上に
    形成され、該下地処理皮膜がクロムイオン、ジルコニウ
    ムイオンまたはチタニウムイオンを含有することを特徴
    とする請求項14〜20のいずれかに記載の記録媒体カ
    セットのAl合金製シャッター。
  22. 【請求項22】 合成樹脂塗膜がエポキシアクリル樹脂
    塗膜であり、塗膜中にインナーワックスを3%以下含有
    することを特徴とする請求項15〜21のいずれかに記
    載の記録媒体カセットのAl合金製シャッター。
  23. 【請求項23】 Mg3.0 〜6.0 %を含み、残部Al及
    び不可避的不純物からなり、引張強さ310 〜410 MP
    a、耐力250 〜370 MPaを有し、表面がRa0.2 〜1.
    5 μmの表面粗度をそなえたアルミニウム合金板の表面
    に、厚さ20μm以下のウレタン樹脂系の着色塗膜を形
    成することを特徴とするデジタル録音および/またはデ
    ジタル再生可能な記録媒体カセットのAl合金製シャッ
    ター。
  24. 【請求項24】 Mn≦1.5 %を含有することを特徴と
    する請求項23記載の記録媒体カセットのAl合金製シ
    ャッター。
  25. 【請求項25】 Cr≦0.3 %を含有することを特徴と
    する請求項23または24記載の記録媒体カセットのA
    l合金製シャッター。
  26. 【請求項26】 Cu≦0.5 %を含有することを特徴と
    する請求項23〜25のいずれかに記載の記録媒体カセ
    ットのAl合金製シャッター。
  27. 【請求項27】 Ti≦0.1 %を含有することを特徴と
    する請求項23〜26のいずれかに記載の記録媒体カセ
    ットのAl合金製シャッター。
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