JP2925178B2 - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP2925178B2
JP2925178B2 JP1243765A JP24376589A JP2925178B2 JP 2925178 B2 JP2925178 B2 JP 2925178B2 JP 1243765 A JP1243765 A JP 1243765A JP 24376589 A JP24376589 A JP 24376589A JP 2925178 B2 JP2925178 B2 JP 2925178B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、データ通信装置に関する。
[従来技術] 従来、この種の装置として、例えばファクシミリ装置
が知られている。従来のファクシミリ装置では、発呼側
からのポーリング送信要求に対して自動受信モードによ
り自動的に応答する構成となっている。具体的には、着
信に応答して、原稿の有無を検出し、原稿有のとき原稿
有の情報を含んだDIS(CCITTの勧告T,30のデジタル識別
信号)の送出後にDTC(デジタル送信命令)の受信待ち
へ移行し、自動的にポーリング送信モードになる。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上述した従来のファクシミリ装置で
は、着信に対してオペレータが手動応答(マニュアル応
答)すると、通常の送信モードのファクシミリ通信手順
へ移行するようになっている。この為に発呼側が自動モ
ードに設定されていると被呼側(着信側)のファクシミ
リ装置はポーリング送信モードへ移行することができな
い。
又、着信に対してマニュアル応答し、この時装置に送
信原稿がセットされていると、相手先が通常の自動送信
を行ないたい場合にも、原稿検知により送信モードに移
行していまい、画像受信できないという欠点がある。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明では、マニュアル応答時の開始指令信号に応答
して、第1検出手段により相手先が自動通信装置と検出
し、かつ第2検出手段により送信データがセットされて
いると検出すると、送信データ有りの情報を含むデータ
通信手順信号を送出し、他方、上記第1検出手段により
相手先が自動通信装置と検出しないと、相手先からのデ
ータ通信手順信号の受信を行う手段を設けたものであ
り、これにより、マニュアル応答時のポーリング送信を
可能にしたものである。
又、送信データ有りの情報を含む自機の有する機能を
示すデータ通信手順信号を送出するので、相手先がデー
タ送信を行いたいような場合には、相手先は、送信命令
信号等の手順信号を送信することによりデータ送信を行
うことも可能となり、上記送信命令信号の受信に応じた
データ受信も行うことができる。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明
する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図中のCPU1はマイクロプロセッサなどから構成される
ので、ROM2に記憶されているプログラムに従ってファク
シミリ装置全体、すなわち、RAM3、不揮発性RAM4、キャ
ラクタジェネレータ(CG)5、記憶部6、読取部7、モ
デム部8、網制御ユニット(NCU)9、操作部12、表示
部13、選択信号送出部14を制御するものである。
RAM3は読取部7によって読み取られた2値化画像デー
タ、または記録部6に記録される2値化画像データを格
納し、モデム8によって変調された信号をNCU9を介して
電話回線10に出力される2値化画像データを格納するも
のである。
また、RAM3は電話回線10から入力されたアナログ波形
をNCU9およびモデム8を介して復調し、その2値化デー
タを格納するものである。本実施例では、モデル8を介
して、CPU1が相手先自動通信装置であることを示す1100
Hzの発呼トーン(CNG)信号を検出する。
不揮発性RAM4は、ファクシミリ装置の電源が遮断され
た状態にあっても、保存しておくべきデータを確実に格
納するものである。また、不揮発性RAM4は操作部12を介
して相手先名称と相手先電話番号とを対応して登録して
おく登録手段の1つである。
そしてROM2に記憶されているプログラムに基づいて、
CPU1は入力された相手先電話番号に応じた相手先名称を
相手受信機に送信する送信手段としての機能を有する。
CG(キャラクタジェネレータ)5はJISコード、ASCII
コードなどのキャラクタを格納するROMであり、CPU1の
制御に基づいて必要に応じて、2バイトのデータによっ
て所定コードに対応するキャラクタデータを取り出すも
のである。
記録部材6はDMAコントローラ、サブCPU、サーマルヘ
ッド、TTLロジックICなどから構成され、CPU1の制御に
よってRAM3に格納されている記録データを取り出し、ハ
ードコピーとして記録出力するものである。
読取部7はRMAコントローラ、サブCPU、イメージセン
サ、TTLロジックICなどから構成され、CPU1の制御に基
づいてCCDを利用して読み取ったデータを2値化し、そ
の2値化データを順次RAM3に送るものである。なお、読
取部7に対する原稿の装填状態は、原稿の搬送路に設け
られたフォトセンサなどによる原稿センサにより検出で
きるようになっている。原稿検出信号はCPU1に入力され
る。
モデム8はG3、G2、G1、FMモデムと、これらモデムに
接続されたクロック発生回路などから構成され、CPU1の
制御に基づいてRAM3に格納されている送信データを変調
し、NCU9を介して電話回線10に出力するものである。さ
らに、モデム8は電話回線10のアナログ信号をNCU9を介
して導入し、これを変調して2値化したデータをRAM3に
格納する。
NCU9は、CPU1の制御によって電話回線をモデム8また
は電話機11のいずれかに切り換えて接続するものであ
る。
電話機11はファクシミリ装置と一体化された電話機
で、ダイヤル操作部分は下記の操作部12として一体化さ
れている。具体的には電話機11はハンドセットおよびス
ピーチネットワーク、ダイヤラ、テンキーないしワンタ
ッチキーなどから構成されている。
操作部12は、画像送信、受信などをスタートさせるキ
ーと、送受信時におけるファイン、標準、自動受信など
の操作モードを指定するモード選択キーと、ダイヤリン
グ用のテンキーなどから構成されるものである。なお、
CPU1はこれらのキーの押下状態を検出し、その状態に応
じて上記各部を制御する。
表示部13は16桁の表示を行う液晶表示器であり、CPU1
の制御によって所定の文字などを表示するものである。
本実施例のファクシミリ装置は、上述した各部より構
成されている。
次に本実施例の制御動作を説明する前に従来の手動セ
ット時(マニュアル応答時)の制御について説明する。
第2図は従来の手動セット時のフローチャートであ
る。手動セット時というのは自動/手動モード(回線か
らの呼び出し信号に対して自動的に応答するモードと手
動により応答するモード)の切換SWが手動にセットされ
た状態であり、ユーザが電話に出るまで呼出音が鳴り続
け、ユーザが受話器をとり、スタートSWが押された時電
話からFAX側へ切換わるモードをいう。又、自動という
のは呼出音が一定回数鳴った後自動的にFAXへ切換わりF
AX通信を行うモードをいう。
従来はS01でユーザが電話に出たかどうか監視し、電
話に出た時はS02でスタートSWの押下を監視に行く。こ
こでスタートSW(スタートキー)がオペレータにより押
下されると開始指令信号が発生され、この開始指令信号
をCPUが入力するとCPU7は、S03でCMLをONする。CML ON
とはNCU9をCPU1が操作して電話回線10が電話11につなが
れていたものをモデム8へつながるように切換えること
である。次にS04で原稿の有・無を判断し、有の時は自
機の有する機能を示す信号であるCCITT、T,30勧告のデ
ジタル識別信号(DIS信号)が来るのを待ちに行き送信
動作(送信モード)へ移行する。又原稿無の時はS06で
原稿無の情報を含んだDIS信号を送出し、S07でCCITT、
T,30勧告のモード設定の為のデジタル命令信号(DCS)
のコマンド待ちを行い、受信動作(受信モード)へ移行
する。
これに対し、本実施例のCPU1の制御動作を第3図のフ
ローチャートに示す。第3図の本実施例の手動セット時
のフローチャートでは、S11〜S14までは第2図のものと
同じだが、S14でCPU1は、原稿が有る時は、S15でモデム
8を介してCNG信号が来るかどうか監視する。CNG信号は
1100Hzの信号であり0.5秒来て3秒来ない信号なので5
秒位は監視する必要がある。この一定時間の監視中にCN
Gが来なかった時は、S16でDIS信号待の状態へ移り送信
動作へ入る。またCNG信号を検出した時はCPU1は相手先
が自動通信装置であると検知し、S17で原稿有の情報を
含んだDIS信号を送出し、デジタル送信命令(DIC)の受
信待ちを行ないポーリング送信動作(ポーリング送信モ
ード)へ移る。S14で原稿が無い時は第2図と同様にS1
8,S20により受信動作へ移る。
又第4図は自動セット時の本実施例のフローチャート
図であるが、S21でユーザ(オペレータ)が電話に出た
か監視し所定の回数の呼出信号が来る前にユーザが電話
に出た時はS23へ移りこれは手動セット時のフローチャ
ート(第3図)と同様の動作を行う。
所定の回数内にユーザが電話に出なかった時は、S28
でCMLをONしS29でCEDを送出しS30で原稿の有・無を判断
し、原稿無の時はS32,S34により受信動作へ原稿有の時
はS31,S33によりポーリング送信動作へ移行する。S28か
らの流れは第2図の通常例と同じである。
以上説明したように本実施例によれば、CNG信号を検
知しCNGを検知するとDIS信号を送出することにより、相
手先が自動送信の場合はこちらの原稿の有・無にかかわ
らず受信可能であり、又相手先がポーリング送信要求の
時は、こちらに原稿があり、ポーリングIDが一致すれば
ポーリング送信が可能となる。
尚以上の実施例では、G3ファクシミリ装置を例に説明
したが本発明は、ファクシミリ装置に限らず、ポーリン
グ機能を有するデータ通信装置には全て適用できる。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、マニュアル応答時のポ
ーリング送信が可能となる。
又、送信データ有りの情報を含む自機の有する機能を
示すデータ通信手順信号(原稿有りのDIS信号)を送出
するので、相手先がデータ送信を行いたいような場合に
は、相手先は、送信命令信号(DCS信号)の手順信号を
送信することによりデータ送信を行うことも可能とな
り、上記送信命令信号の受信に応じたデータ受信も行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のファクシミリ装置の構成を示したブ
ロック図、 第2図は従来の手動セット時の制御動作を示したフロー
チャート図、 第3図は本実施例の手動セット時の制御動作を示したフ
ローチャート図、 第4図は本実施例の自動セット時の制御動作を示したフ
ローチャート図である。 1はCPU、2はROM、3はRAM、4は不揮発性RAM、5はC
・G、6は記録部、7は読取部、8はモデム部、9はNC
U、10は電話回線、11は電話、12は操作部、13は表示部
である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線からの呼び出し信号に対してマニュア
    ル応答した場合に、データ通信の開始のための開始指令
    信号を発生する手段、 上記開始指令信号に応答して相手先が自動通信装置か否
    かを検出する第1検出手段、 送信データがセットされているか否かを検出する第2検
    出手段、 上記第2検出手段により送信データのセットを検出し、
    かつ上記第1検出手段により相手先が自動通信装置と検
    出すると、送信データ有りの情報を含むデータ通信手順
    信号を送出し、他方、上記第1検出手段により相手先が
    自動通信装置と検出しないと、相手先からのデータ通信
    手順信号の受信を行う手段を有することを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記第1検出手段は、
    相手先が自動通信装置であることを示す発呼トーン信号
    (CNG信号)に有無を検出することを特徴とするデータ
    通信装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記送出するデータ通
    信手順信号は、自機の有する機能を示す信号であること
    を特徴とするデータ通信装置。
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