JP2924477B2 - 有機膜のエッチング方法 - Google Patents

有機膜のエッチング方法

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英治 井川
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子デバイス等の製造
プロセスに用いられる有機膜のドライエッチング方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、有機物であるレジストを揮発性生
成物としてエッチングするために、エッチングガスとし
て、酸素ガスを用いている。しかし、パターンの微細化
に伴って、寸法シフトが発生するため、これを抑制する
目的からエッチング中の基板温度を下げ、添加ガスとし
てCl2ガスやHBrガスを添加する試みがなされてい
る。
【0003】添加ガスは、エッチング生成物と反応して
パターンの側壁に堆積物を形成し、これがアンダーカッ
トを低減し、寸法シフトの無い異方的形状が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の有機
膜のドライエッチングでは、エッチング形状が、同一基
板上に形成されたパターンの疎密に依存するという問題
がある。すなわち、被エッチングパターンが密に存在す
るラインアンドスペース等のパターン配置について、寸
法シフトの無い異方的形状が得られる条件を選ぶと、疎
なパターンである孤立パターンにおいて、パターン裾部
分に凹凸が発生し、また、形成されたライン幅が一定で
はなくなる。逆に、疎なパターンでこの凹凸を発生させ
ず、寸法シフト無く異方的にエッチングできる条件を選
ぶと、密なパターンであるラインアンドスペースのよう
なパターンでは、アンダーカットが発生し、寸法が小さ
くなる。つまり、ラインアンドスペースのパターンが痩
せるという欠点を生ずる。
【0005】本発明の目的は、基板上のパターンの疎密
に関わらず、異方的なエッチング形状を得る有機膜のエ
ッチング方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る有機膜のエッチング方法は、酸化膜若
しくは窒化膜上に形成された多層レジスト構造を多層レ
ジストプロセスを用いてエッチングする方法であって、
前記多層レジスト構造として3層レジスト構造を用いる
場合は、下層有機膜と被エッチング材料となる酸化膜若
しくは窒化膜の間にSi膜を堆積して、その上に中間層
と上層レジストを堆積し、2層レジスト構造の場合は、
下層有機膜と被エッチング材料となる酸化膜若しくは窒
化膜の間にSi膜を堆積して、その上に上層の2層レジ
ストプロセス露光用レジストを堆積し、酸素ガスにハロ
ゲンを混合したエッチングガスを用いて、有機膜をドラ
イエッチングするものである。
【0007】
【作用】有機膜のドライエッチング機構は、酸素ガスが
プラズマ中で分解し、酸素イオンや酸素ラジカルが発生
し、有機膜と反応し、CO,CO2,H2O等が形成され
ることでエッチング反応が進む。この際、Cl2やHB
r等のハロゲンガスを添加すると、COやCO2がCl
やBrと反応し、揮発しにくいCClxやCBrxが形
成され、エッチング中の基板が低温化されている場合に
は、これがパターン側壁に堆積する。
【0008】この堆積物が、側壁保護材となって、サイ
ドエッチングを抑制する。しかし、基板面内にパターン
の疎密がある場合、基板面内でエッチングされる面積が
異なり、孤立パターンにおいてパターン側壁に凹凸を発
生する。その原因については、被エッチング生成物と添
加ガスであるハロゲン種とが反応して側壁堆積物を形成
するため、エッチング終了後、追加エッチングの段階に
はいると、過剰のハロゲン種が存在することになり、側
壁に不均一な堆積が生じ、これが、パターン側壁の凹凸
発生の原因と考えられる。
【0009】添加ガスのハロゲン種として凹凸発生頻度
を比べると、フッ素,塩素,臭素の順にパターン側壁の
凹凸が発生しやすくなる。これは、下地材である酸化
膜,窒化膜のエッチング速度が小さいハロゲン種ほど凹
凸発生頻度が多くなることを意味している。
【0010】即ち、下地酸化膜,窒化膜がエッチングさ
れないハロゲン種を用いると、追加エッチングの際にハ
ロゲン種が消費されないため、過剰にハロゲン種が存在
し、不均一な側壁堆積が発生し、側壁に凹凸が発生す
る。
【0011】本発明では、これらの問題点を、有機膜の
下地材として、Siを用いることで解決した。下地にS
iが存在すると、添加されたハロゲン種は、このSiに
よってシリコンのハロゲン化物となって消費され、追加
エッチングの際、基板面内にパターンの疎密があっても
側壁凹凸は発生しない。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は、本発明の実施例を示すもので、Si基板6
上の酸化膜7を、多層レジストプロセスを用いて加工す
る際の多層プロセスの断面を模式的に示した図である。
図は、被エッチング材料となる酸化膜7上にSi膜8を
堆積後、下層有機膜9,中間層10,上層レジスト11
を形成し、酸素ガスにハロゲンを含んだガスを混合して
上層レジスト11をパターニングし、中間層10とエッ
チングした状況を示している。
【0013】比較のため、従来の三層レジストプロセス
の断面模式図を図2に示す。図2の従来例では、Si基
板1上の酸化膜2を加工するため、酸化膜2上には、有
機膜3,中間層4,上層レジスト5が堆積され、上層レ
ジスト5をパターニング後、中間層5がエッチングされ
る。有機膜3の膜厚は、1500nm,中間層4は、塗
布型の酸化膜で150nm,上層レジスト5は、100
0nmである。
【0014】本発明において、Si基板6上の酸化膜7
を加工する際の下層有機膜形成前にSi膜8をスパッタ
装置で30nmスパッタ堆積し、その後下層有機膜9を
150nm塗布している。
【0015】上層レジスト11をパターニングし、中間
層10をドライエッチング装置でエッチングした後に、
下層有機膜9のエッチングを行うが、そのエッチング条
件を次のとおり設定した。ドライエッチング装置は、基
板温度を低温化するためにHe裏面冷却方式を用い、冷
媒温度を−50℃とした。
【0016】放電方式にはECR放電を用いた。また、
本実施例では、エッチングガスとしてO2 90SCCM
と塩素ガス10SCCMとの混合ガスを用いた。追加エ
ッチング時間は、エッチング終点検出後、50%とし
た。エッチング圧力,マイクロ波,基板バイアス用1
3.56MHzRF電力を、それぞれ順に10mTor
r,100mA,50Wに設定した。
【0017】同じ条件を図2に示す従来構造に適用して
エッチングを行ったところ、250nmラインアンドス
ペースパターンが異方的にエッチング可能であった。し
かし、周辺にパターンがない孤立パターンについては、
パターン側壁に不均一な凹凸が発生した。これは前述の
ように追加エッチングの際に塩素が過剰となり、不均一
な堆積反応が側壁で起こったためであると考えられる。
【0018】しかし、本発明の実施例である図1の構造
については、孤立パターンにおいても、側壁の凹凸は全
く発生しなかった。この際、Si膜8は、追加エッチン
グで約15nmエッチングされていた。
【0019】以上実施例では、有機膜の下地のSi膜堆
積法としてスパッタ法を用いたが、ほかの方法でも問題
はない。また、本実施例では、多層レジスト構造として
3層としたが、2層でも効果には変わりがないことは言
うまでもない。
【0020】エッチング装置として、ECR放電方式を
用いているが、他のドライエッチング方式でも本発明の
効果には全く影響はなかった。添加ガスとして本実施例
では、塩素ガスを用いたが、HBr等の臭素系ハロゲン
ガスの添加でも効果があった。F2ガスを用いた場合に
は、本発明の効果には直接関係しないが、中間層のエッ
チング速度が大きく、追加エッチング時間が長い場合に
は、中間層の角落ちが発生した。窒化膜を加工する場合
の多層レジスト加工においても同様の効果があった。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
追加エッチングの際に過剰のハロゲン種が不均一な側壁
堆積を引き起こすことなく、シリコンのハロゲン化物と
なって消費され、基板上のパターンの疎密に関わらず異
方的なエッチング形状を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構造図である。
【図2】従来例の構造図である。
【符号の説明】
6 Si基板 7 酸化膜 8 Si膜 9 下層有機膜 10 中間層 11 上層レジスト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化膜若しくは窒化膜上に形成された多
    層レジスト構造を多層レジストプロセスを用いてエッチ
    ングする方法であって、前記多層レジスト構造として3層レジスト構造を用いる
    場合は、下層有機膜と被エッチング材料となる酸化膜若
    しくは窒化膜の間にSi膜を堆積して、その上に中間層
    と上層レジストを堆積し、2層レジスト構造の場合は、
    下層有機膜と被エッチング材料となる酸化膜若しくは窒
    化膜の間にSi膜を堆積して、その上に上層の2層レジ
    ストプロセス露光用レジストを堆積し、 酸素ガスにハロゲンを混合したエッチングガスを用い
    て、有機膜をドライエッチングすることを特徴とする有
    機膜のエッチング方法。
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