JP2923512B2 - 折畳み書見台の製造方法 - Google Patents

折畳み書見台の製造方法

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JP2923512B2
JP2923512B2 JP6134829A JP13482994A JP2923512B2 JP 2923512 B2 JP2923512 B2 JP 2923512B2 JP 6134829 A JP6134829 A JP 6134829A JP 13482994 A JP13482994 A JP 13482994A JP 2923512 B2 JP2923512 B2 JP 2923512B2
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美香 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ボール紙又はプラス
チックス等の薄板材料から成る主体部材と底板部材の構
成2部材を分離形態のまま後部で組合せ、前方の2点の
みで接合して折畳み書見台を簡易迅速且つ確実に組立て
る製造方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来薄板材料を折曲げ接合して折畳み書
見台を製作する場合は、第7図に展開して示すように全
部材を一体として形成したものを組立てたものである
が、このような一体形成のものは、単位材料板からの製
作個数が著しく僅少となり、材料に著しい無駄を生じ製
作費を増加させるばかりでなく、この種書見台の強度上
の要求を充たし得ない等の欠点があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、材料板の主体部分である立壁部と底板部の両部をT
字形に一体形成したものであるため、採り寸法上の不利
に加え強度を要求される部分の多重構成等による堅牢性
の確保が困難であり、また立壁部と底板部をT字形に二
分接合する従来の方法によるときは、その接合部分の微
細な接合度合や角度のずれにより底板の前端部では勿
論、他部や全体にも、歪みを生ずる不具合並びに接合上
の作業能率が悪い等の弊害があつたが、本発明者らはこ
れら在来品の欠点を除去し、二部材を接合形成させる方
式による製作手段でありながら、その採り寸法上有利で
且つ所要強度を大とした堅牢且つ好体裁な折畳み書見台
を一本のテープ等による迅速且つ簡便な接合組立によ
り、安価に量産することを可能にしようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】ボール紙又はプラスチッ
クス等の薄板から成る材料板を第1図に示す如く上下部
に主体部材Aと底板部材Bを組み合わせて截取するよう
にすれば、材料の無駄を生じないことは自明であるが、
量産方法としては、主体部材のみを正逆の台形配置形状
として密接截断し、また細長形で二つ折り可能な底板部
材のみを別個の材料板により製作すれば、これら二部材
を材質別のものとして組合せることも自由であり、また
本発明方法実施の便益(学童用の工作材料として提供す
る場合等の便益)は、接合組立てる二部材を底板前方の
左右2個の穿設孔により且つ線金芯材を内包するビニー
ルその他の材質から成るテープ又は紐状材を用いて迅速
安全に接合固定して組立てることを可能にするものであ
る。
【0005】従来書見台組立部材の接合形成に当つて
は、主体部材の背壁下端に対し比較的長い部材である底
板部材の上端縁をT字状に接合するため、この部分で予
め糊貼りや溶着手段を施していたが、これには可成りの
手数を要するばかりでなく前記接合箇所における接合度
合いの深浅不同又は接合ずれがあつた場合などは製品の
処々に歪みを生じ、不体裁且つ程度によつては使用に耐
えない不良品ができる等の欠点があつた。これらの弊害
を取り除くためには、主体部材Aと底板部材Bを敢えて
二分形成しながらも両部材の接合に当り、上記従来方法
による前記接合部分での接合手段を構ずるとなく、むし
ろ両部材の当該部位を遊離状態のままとし、相互の折曲
げ部の外側同士又は底板の折曲部の外側と背壁下端の切
断端面4′との密接構造にすること、すなわち少なくと
も底板後方の端部をいわゆる切りとばし(切断面の露出
状態)にすることなく、その折曲げ外側面と背壁下端に
おける直線状の切断端面4′の密接状態から成る隅接構
造とすることにより、確実、迅速な部材の組立構成を可
能にするほか主体部材と底板部材の前方部分での接合手
段においては勿論、所望の多重構成態様を採る場合にお
いても、主体部材下端の接合縁片等の挟み込み接合と同
時に同一のテープ又は紐状材による固定を迅速に行わせ
得る簡便な方法により、製品の堅牢性を補増するように
したものである。
【0006】
【発明の作用】本発明方法により製作される折畳み書見
台は第3図(斜視図)に示すものであり、その大体の形
状及び折畳み方法は本出願人の先願発明等(例えば特許
出願公告平4−55043号の発明,同平4−7924
3号の発明並びに登録意匠第721622号の類似第
3,同第9,同第10号)の各公報により公知である
が、これら先願の各公報に示された折畳み書見台はいず
れも本発明の方法とは対蹠的に主体部材と底板部材を一
体的に形成したものである。本発明の方法はこの点にお
いて前示公知の発明や考案のものとは異なり、両部材を
各別個のものとするにも拘らず、従来品が両部材を接合
する各上下端の部分においては、貼着、溶着、ステープ
ルによる止め付け等の固定手段を何等施すことなく、こ
れらを遊離させたままで当該両部材の接合隅角部におい
て、背壁の下端及び底板後端のそれぞれ又は少なくとも
底板の後端部分において截断端面(切口)を露出させる
ことなく好体裁に、多少とも弾性的な支承を可能とし、
その耐久性を補増させるとともに底板後方部から前方に
かけては主体部材下端の接合縁片の単なる嵌挿組合せ手
段と前方部分における後記のテープ止め等のみにより、
堅牢で耐久性のある折畳み書見台を迅速に製造すること
を可能にするものであり、その折畳みに当たっては、前
記登録第721622号の類似第10号意匠公報に示す
如く、側壁を内曲げすることも、これを外曲げ状とする
ことも自由に選択実施することができるが、殊に本発明
の方法においては、底板と側壁下端を接合するに当り、
底板の前方部における重接固定手段として両者の穿設孔
に線金芯材を内包するビニールその他の材質から成るテ
ープ又は紐状材(以下「線金芯材入りテープ又は紐状
材」と略称する)を貫通して止め附けることにより、安
全且つ簡便に組立てを行わせ得るように工夫されたもの
である。
【0007】
【実施例】添付図面に基づき本発明実施の一例を示せば
以下の通りである。厚さ約0.5mm程度で略々B4版
大のボール紙又は同様のプラスチックス等の薄板を単位
面積とした材料板又は適当大の材料板により高さ約12
0mm〜150mm、横幅約65mm〜85mmの上縁
1両側端1aから垂直の折目稜線2,2を介して劃成さ
れる背壁3及びその左右に連接される側壁6夫々の下端
には折曲げ線4の下方に楔形切欠ぎ部7,7等により折
曲げ時における破端のはみ出しを防止するように分割形
成された適当幅の接合縁片5,5を具え且つ約45度の
傾斜角度から成る勾配端面8の略々中央部8aから前記
側壁6と背壁3との下端接合隅角部9に亘る斜め折曲げ
線10を設け、接合縁片5,5を除く全体が略々截頭山
形状を成す主体部材Aと、これとは別に後方で二つ折り
して上下の二枚合せにすることにより、平面
【外2】に折曲げた主体部材A下端両側の接合縁片
5,5を直角に内折りして上下底板間に差込み挾接させ
得る底板部材Bにおける下部底板12の前方12aに
は、起伏し又は起伏しない適宜形状の滑り止め部14を
予め折曲げ構成するか又は後に配置構成し得る前縁部
(下部底板の前方12aに相当)を形成しその後方を開
放状に展延させ又はさせることなく、第1図における前
記下部底板12前方12a部位の前方部分を除く爾余の
全長略々中央部から二つ折り状に折曲げ二重底を形成す
るようにした底板部材Bを別に用意し、これを前記中央
部から二つ折りして形成した上下の底板間に長手方向両
側から平面において
【外3】に折曲げられた前記主体部材A下端の両接合
縁片5,5を直角に内折りして差込み且つ主体部材中央
部(背壁3)下端に残置させることのある接合縁片5′
を底板部材後端の折曲げ部Bの上面に内折り載置し
て、要すれば適宜の手段により接合縁片5′端部5aの
浮き上がりを防止するようにするか又は場合によりこれ
(5′)を取り除き、上下底板11,12間の少なくと
も前方部において前記接合縁片5,5の前方に設けた直
径3mm〜4mmの穿設孔15に対応する上下底板の穿
設孔15を通じて線金芯材を内包するビニールその他の
材質から成るテープ又は紐状材(線金芯材入りテープ又
は紐状材)17(幅約3mm〜4mmのテープ又は紐状
材で長さは約100mm)を貫通させその両側を対向状
に折り曲げ止め付けてそのままで保持させ、必要に応じ
適宜の穿孔を具え又はこれを具えない紙,ボール紙,プ
ラスチックス又は金属等から成る薄板状のシール材18
により前記線金芯材入りテープ又は紐状材17の折曲げ
対向端部を化粧止めすることも自由とする。このような
底板部材Bと主体部材Aの前部での止め付け手段による
接合方法によるときは、前記穿設孔15,15に符合す
る通孔を具えその内側に折目を形成した、略々底板と同
幅で長さが約80mm又は折目を介してその2倍長の約
160mmから成る附加板状材16を上部底板11上面
に載置してこれを線金芯材入りテープ又は紐状材17に
より一緒に止め付けることにより、底板部材Bの前方部
をより多層状の堅牢なものとし、後記の如き作用効果を
補増できるように便利に構成することができる。すなわ
ち本発明はその実施に当り、下部底板12の下面を囲繞
して上部底板11上面に突き出た線金芯材入りテープ又
は紐状材17の折曲げ止付け前に(殊に任意材質から成
る薄板状シール材18で固定する前に)上下底板間に挟
着される接合縁片5,5と上下底板等の少なくとも3枚
又は及びこれと下部底板12前方の折返し展延部13′
その他適当な板状材又は紙片等の外に前記の如き穿設孔
(15,15に相当)と、その内側部に折目線を具えた
附加板状材16を適宜附加重接させ得ることは勿論、そ
の他にも、前端部に適宜の突起体を固定した板状材等を
重接固定することが容易にできるようにし、これらの全
部を底板前部の左右二箇所の通孔から抜き出された線金
芯材入りテープ又は紐状材による挿通止め附け手段によ
り、極めて確実且つ迅速な挿嵌組立てを可能としたこと
を特徴とする方法である。
【0008】このような本発明の実施態様を採るとき殊
に開閉し得る附加板状材を折目部分から適度に引上げそ
の開口部分にメモ類を脱落しないように確実に収納させ
ること及びこれらに類する紙箋(メモ用箋)類の所望枚
数を背壁2の内側に収納することが可能であるから単な
る書見台のみならずメモ挟み等としても利用することが
できるほか、前記附加板状材16を一旦折上げ更に延長
された折目以下を垂直に下方に折曲げて容器部を劃成す
る(図示省略)ことが可能である。また上部底板の上面
に、前端部の折曲げ線により起伏自在にした附加板状材
16を載置してこれを線金芯材入りテープ又は紐状材1
7により上下底板11,12及び接合縁片5,5と共に
一体として同時に重接止め付け固定させることにより、
最も強度が要求される部位を補強することができ且つ前
述の如き機能の多様化に好都合であり、更にシール材1
8はこれを大形としてその前方部分で滑り止め部上面を
一連又は別個に覆い滑り止め部の手触れによる汚れを防
止するための化粧貼を施し、併せて滑り止め部の堅牢性
を補増させるのが便利である。
【0009】
【発明の効果】本発明は最小限度の単位面積から成る各
種材料板により組合せセツト様式のものとして截切形成
する場合は勿論、大量生産手段としても採り寸法上極め
て有利な截断成形方法を用いて、主体部材Aと底板部材
Bにより二分構成して製作する方法であるから従来の方
法に比し使用材料を最大限に有効利用できるばかりでな
く、両部材の組合せ結合手段においても従来方法におけ
る両部材の第一次接合部位すなわち主体部材Aの下端と
底板部材Bの長手方向の後縁部に相当する端部において
両部材を貼着,融着等の接合手段を何等施すことなくそ
のままとして組合せ、二つ折りにされた底板部材B後端
の折曲げ部B内側の側端(上下の底板が形成する重接
間隙)において、主体部材A下端に分割形成された側壁
6下端の接合縁片切取端面の頂部を機密に嵌着させるこ
とにより、上下底板間に挟在させるようにした接合縁片
5,5をそれらの接合隅角部9において高い精度で嵌挿
緊締することができるから、組立が簡便迅速且つ正確に
行えるばかりでなく、接合縁片5,5の他端(前方部
分)は上下底板11,12間において下部底板12の前
方12aから折曲げられた開放状の展延部13′又は適
宜の附加板状材16前部16′の穿設孔を用いて線金芯
材入りテープ又は紐状材17による貫通止め付け手段に
より同時に強固に止め付けられる。すなわち両部材A,
Bはその両側部すなわち底板部材B後端の折曲げ部B
至近の前方部位の両側において嵌合当接してその接合状
態が常に良好に保持される。しかもこの場合、下部底板
12の前縁部13に形成される滑り止め部14の構成内
際と略々一致する、この部位から後方に続く開放状の展
延部13′構成際の至近部における上下の底板間におい
て、接合縁片5,5は該展延部13′等と共に重接状態
で線金芯材入りテープ又は紐状材17による2個所(2
個の穿設孔)での貫通止め付けにも拘らず任意の多層状
に重接固定され、その組立精度を極めて高く保持させる
ことができるものである。
【0010】前記の接合手段は第2図に示すように主体
部材Aの中央に位置する背壁3両側の側壁6,6下端に
おける左右の接合縁片5,5を、第4〜第6図に拡大し
て示すように略々中央部(第5,6図に図示の右端部す
なわち底板後端の折曲げ部B)から二つ折りして形成
された上部底板11と下部底板12の長手方向両側の間
隙(開口部)に直角に内折りして差し込むものであり、
この場合中央部の接合縁片5′が切除されないまま残さ
れているときはこれを上部底板11の上面に置き、必要
に応じ上部底板11上に重接された附加板状材16の後
縁部16″を延長して重ね合せることにより、前記接合
縁片5′端部5aの浮き上がりを防止するようにするが
場合によつては上部底板11上面への直接の貼り付け又
は接着テープ等による固着等適宜に処理することができ
る。
【0011】上記の如く背壁3下端の接合縁片5′を残
置させた場合はその両側の接合縁片5,5の劃成部分に
当る楔形切欠ぎ部7,7の截切端面(拡らき角)の頂点
部分が、上下底板11,12の折曲げられた両折曲げ角
部の両外側端面と蜜に当接するように嵌接させることが
できて便利であるが接合縁片5′の端部5aの処理が厄
介となるため、これを取り除いた場合でも組立過程にお
いて、接合縁片5,5は上下底板11,12間に夫々差
込まれ、上下底板の前方部に設けた穿設孔15に対応す
る接合縁片5,5前端部の穿設孔15が一致するように
されて、この部分で上下底板間に挟着固定され、底板の
後方部位においては、底板部材Bの折曲げ部Bの構成
際に背壁3下端縁を密接させるから、これら両部材間が
遊離されていても背壁両側の折目稜線2,2による書籍
の支承強度には影響を与えることなく、その支承目的を
達成させることができる。このように中央部の接合縁片
5′以外の接合縁片5,5は上下底板11,12間の長
手方向の間隙に挟接され、それらの各前端部において下
部底板12前方部の穿設孔15と重接符合する穿設孔を
通して開放状の展延部13′の上面に乗る状態又はこれ
を含まない状態で層状に重接され、上部底板11上面に
抜き出されて対向状に折曲げられる線金芯材入りテープ
又は紐状材17により止め付けられるものである。而し
て前記下部底板12の展延部13′は下部底板12と接
合縁片5間に、または、接合縁片5と上部底板11間に
挿嵌されてもよいが、要するに中央部の接合縁片5′以
外の接合縁片5,5は、上下の底板11,12間におい
て、前記展延部13′を含め線金芯材入りテープ又は紐
状材17により止め付けられる場合、各対応して設けら
れた穿設孔15…を通して強固に挟着されるものであ
り、この止め付け時において、下部底板12の裏面から
穿設孔15内で貫通立ち上がった線金芯材入りテープ又
は紐状材17の対向する両側を内側に各折曲げて簡単に
止め付けることができる。而して止め付け部材である線
金芯材入りテープ又は紐状材17中殊にテープは既に述
べたように略々幅3.5mm〜4mmの紐状ビニール中
に線金芯材を内包させた扁平材から成るものであるか
ら、折曲げ端17′はそのままでも止め付け状態を保持
させ得るものではあるが、要すればその上面に所要の表
示等を施した任意材質から成るシール材18を上部底板
11の上面にかけて封緘状に貼着固定するようにすれば
好体裁である。なおこのような止め付け及びシール材1
8による仕上げ等は下部底板12の下面において施すこ
とも自由である。また敍上の如き線金芯材入りテープ又
は紐状材17による止め付けは両脚ピン等の如く組立止
付け過程での作業上、指先等を突き傷付けるなどの危険
はなく、児童でも安全に行えて便利である。
【0012】要するに本発明の方法は離切された主体部
材Aと底板部材Bの二部材の組合構成に当り各構成部材
の下、後端部位における、従来不可欠とされていた連接
又は固着手段を何等施すことなく、当該部位の単なる嵌
接手段のみにより両部材を結合させるものであり、最終
的に両部材の前方部分において少なくとも各側3枚の重
接態様により、穿設孔15,15を通じ線金芯材入りテ
ープ又は紐状材17を用いて締結固定することにより、
また必要に応じ、これら穿設孔15の部位に形成される
重接貫通孔を通じて所要事項例えば時間割、日程表欄等
を適宜印刷した附加板状材16等を同一線金芯材入りテ
ープ又は紐状材17を用いて多層重接状に止め付けるこ
とにより製作を正確、迅速に行わせ得るほか、使用に際
し、時に不具合の起こる虞れがある前部殊に滑り止め部
14及びその内側部分に対し、附加板状材18等による
多層状補強を可能にしたから、簡易構造にも拘らず堅牢
且つ体裁優美なものを迅速に製作することができる至っ
て便利な方法である。敍上の如き組成部材の結合止め付
けの簡易構造上、線金芯材入りテープ又は紐状材1本を
抜脱するのみで主体部材Aと底板部材Bを簡単に分離し
て、その簡便な嵌着組合せ状態を開示知認させると共に
その復原完成をも便利、迅速に行わせ得るものでるか
ら、児童はもとより一般社会人に対しても興味のうちに
創作心涵養の成果を齎らし得るほか、本方法による製品
はその取扱が簡便であるから、今後の生涯教育上の用具
として健康の基本である良好な姿勢の保持、並びにその
匡正上、また読書能率上も卓効を奏させ得る等有用なも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すものであつて、材料板の
形状例であるB4版の面積から成る材料板の上方に所要
折目を付した略々截頭山形状の主体部材Aを、またその
下方には同様に所要折目を付した横長の底板部材Bを裁
断形成するようにした組合せ部材板を示す平面図であ
る。
【図2】本発明の実施例を示すものであつて、分離され
た両部材A,Bを接合するため折曲げ重合した上下底板
の間隙に主体部材A下端両側の接合縁片を直角に夫々内
曲げして差込み組立てる過程を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例を示すものであつて、本発明方
法による組立が完了し、背壁を停立させた状態を示す書
見台の斜視図である。
【図4】本発明の実施例を示すものであつて、Iは要部
を切截して示す組立完了後における書見台の起立状態を
示す要部の一部切欠拡大平面図である。IIはx−x部
位を矢符方向に見せた拡大横断面図である。
【図5】本発明の実施例を示すものであつて、上下底板
の開口間隙に対し主体部材下端の接合縁片を挿嵌させた
状態の要部拡大側断面図である。
【図6】本発明の実施例を示すものであつて、上下底板
を閉じ合せ且つ上部底板の上面に主体部材における立壁
下端の接合縁片5′を載置した状態を示す一部切截拡大
側断面図である。
【図7】従来の此種折畳み書見台製造用に一体形成され
た組立素材板を示す平面図である。
【符号の説明】
1…主体部材Aの上縁 2…折目稜線 3…背壁
4…折曲げ線 5,5…接合縁片 6…側壁 7…楔形切欠ぎ部
8…勾配端面 9…接合隅角部 10…斜め折曲げ線 11…上部底
板 12…下部底板 13…前縁部 13′…開放状の展延部 14…滑
り止め部 15…穿設孔 16…附加板状材 17…線金芯材を内包するビニー
ルその他の材質から成るテープ又は紐状材(線金芯材入
りテープ又は紐状材) 18…シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47B 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボール紙又はプラスチックス等の薄板材料
    により高さ約120mm〜150mm、横幅約65mm
    〜85mmの上縁両側端から垂直の折目稜線を介して劃
    成される背壁及びその左右に連接される略々二等辺三角
    形状の側壁夫々の下端には折曲げ線の下方に分割形成さ
    れた適当幅の接合縁片を具え、該接合縁片以外の全体が
    略々截頭山形状をなし、約45度の傾斜角度から成る側
    壁における勾配端面の略々中央部分から前記側壁と背壁
    との下端接合隅角部に亘る斜め折り曲げ線を設けた主体
    部材と、これとは別に、折曲げて二枚合わせにすること
    により主体部材下端両側の接合縁片を直角に内折りして
    上下底板間に差込み挟着させ得る底板部材における下部
    底板の前方には、起伏し又は起伏しない適宜形状の滑り
    止め部を予め折曲げ構成するか又は後にこれらを配置構
    成し得る前縁部を形成し、その後方を折曲げて開放状に
    長く展延させ又はさせることなく、残り部分全長の略々
    中央部から折曲げて二重底を形成するようにした底板部
    材を用意し、これを前記の中央部から二つ折りして形成
    した上下底板間の長手方向両側から、前記主体部材を平
    面 【外1】に折曲げ、該主体部材の側壁下端左右の対向
    する両接合縁片を直角に内折りして差し込み、上下底板
    間の前方部において、接合縁片の前端部に設けた穿設孔
    に対応する上下底板の穿設孔が一致した通孔を形成さ
    せ、これらの通孔を通して前記接合縁片を上下底板間に
    線金芯材を内包するビニールその他の材質から成るテー
    プ又は紐状材により挟着させ、少なくともこれらを三層
    状又は附加板状材等と共に所望の多層状に重接して止め
    付け、要すればその折曲げ端縁上に適数の穿孔を具え又
    はこれを具えない任意材質から成る薄板状のシール材を
    嵌着又は貼着固定して簡便迅速な組立てを可能にしたこ
    とを特徴とする折畳み書見台の製造方法。
JP6134829A 1994-05-11 1994-05-11 折畳み書見台の製造方法 Expired - Lifetime JP2923512B2 (ja)

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