JP2923041B2 - クローラ式作業車の車高調節機構 - Google Patents

クローラ式作業車の車高調節機構

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JP2923041B2 JP32345290A JP32345290A JP2923041B2 JP 2923041 B2 JP2923041 B2 JP 2923041B2 JP 32345290 A JP32345290 A JP 32345290A JP 32345290 A JP32345290 A JP 32345290A JP 2923041 B2 JP2923041 B2 JP 2923041B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、クローラ式作業車の車高を調節可能とすべ
く構成した場合における車高調節リンク機構に関する。
(ロ)従来技術 従来から、クローラ式作業車に車高調節機構を具備し
た技術においては、実開昭57−101674号公報の如き技術
が公知とされているのである。
また、建設機械用のリンク機構又は調節油圧シリンダ
を枢支するピンの回り止め機構としては、実開昭63−17
6153号公報の如き技術が公知とされているのである。
上記従来技術においては、ピン頭の部分が接当する別
の回り止め機構が構成されていたのである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 また、従来の技術として第11図に示す如き技術が公知
とされていたのである。即ち、枢支ピン8,9,10が、下部
フレーム16を貫通して突出した部分にピン頭4,5,6を溶
接固定し、該ピン頭4,5,6を長く構成して、ボルト穴を
設け、回り止めボルト30,31,32を挿入螺装することによ
り、枢支ピン8,9,10の回り止め機構を構成していたので
ある。
故に、左右で6本のピンがあるが、該枢支ピン毎に、
回り止めボルトが必要であるという不具合があったので
ある。本発明はこの点を改善したものである。
また、該車高調節の為に上下回動可能とした可変脚リ
ンク2,3と、トラックフレーム7側の枢支ピンの枢支部
には潤滑が必要であり、該部分にグリースを給脂する必
要があるのである。
しかし、該枢支ピンの位置はクローラ18の内側で、上
下のクローラの間の位置であり、グリースポンプの挿入
が困難な位置である。
本発明は、この枢支ピンの位置に給脂が可能なよう
に、可変脚リンク2,3側に給脂口23を設け、該給脂口23
からグリースポンプにより給脂を容易にしたものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
請求項(1)においては、下部フレーム16から進行方
向左右に突出する可変脚リンク2,3により、左右のトラ
ックフレーム7を支持し、該可変脚リンク2,3を調節シ
リンダ1L,1Rにより上下回動し、左右のクローラの位置
を変更可能とした構成において、該可変脚リンク2,3又
は調節シリンダ1L,1Rを枢支する枢支ピンの、隣接した
ピン頭を接当させることにより、枢支ピンの回り止め機
構構成したものである。
請求項(2)においては、請求項(1)記載のクロー
ラ式作業車の車高調節機構において、該可変脚リンク2,
3をトラックフレーム7の側に枢支ピンにより枢支し、
該枢支ピンに給脂する給脂口23を、可変脚リンク2,3の
側に設けたものである。
(ホ)実施例 本発明の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図はクローラ式作業車の全体側面図、第2図は同
じく平面図である。
第1図において、下部走行体Dがクローラ18L,18Rに
より構成されており、該クローラ18L,18Rの後部に、排
土板Hが上下回動可能に構成されている。
また、下部走行体Dの上部に旋回台軸受を介して上部
旋回体Fを支持しており、該上部旋回体Fの前部に掘削
作業機Aを枢支している。また掘削作業機Aの後部に操
縦部Bを立設し、該操縦部Bの後部の上部旋回体Fの上
に原動機室Eを配置している。該原動機室Eの上部に座
席Cを設けている。
以上のような構成のクローラ式作業車いにおいて、本
発明はクローラ18L,18Rを別々に上下して、傾斜地にお
ける操向の安全性を得ているのである。
第3図は車高調節機構の前面断面図、第4図は同じく
平面図、第5図は本発明のピンの回り止め機構を示す前
面図、第6図、第7図は回り止め機構の他の実施例を示
す図面、第11図は従来の回り止め機構を示す図面であ
る。
走行基台28の中央に旋回台軸受20が配置されており、
該走行基台28の前後の位置に下部フレーム16が設けられ
ている。該下部フレーム16の部分に可変脚リンク2,3の
枢支部である枢支ピン8,10が設けられている。
前記可変脚リンク2,3は、第3図、第4図に示す如
く、左右に2L,2R,3L,3R…と構成されていると共に、前
後にも突出構成されており、合わせて可変脚リンク2,3
が左右に4対配置されて、トラックフレーム7を上下調
節可能に支持しているのである。
前後の可変脚リンク2,3の間で前方に近い側に左右の
調節油圧シリンダ1L,1Rが配置されている。第4図に示
す如く、該調節油圧シリンダ1L,1Rの枢支位置は、可変
脚リンク2,3の枢支位置と平面図において齟齬している
のであるが、該調節油圧シリンダ1L,1Rの枢支ピン9
は、調節油圧シリンダ1L,1Rのブラケット29の調節油圧
シリンダ1L,1Rから下部フレーム16の部分まで延長突出
されており、該下部フレーム16を貫通した部分で、可変
脚リンク2,3の枢支ピン8,10のピン頭4,6と同じ面に配置
されている。
即ち、下部フレーム16の表面の位置から、ピン頭4,5,
6を挿入すべく構成しているのである。
そして、可変脚リンク2,3はトラックフレーム7の側
から枢支ブラケット13を突出しており、該枢支ブラケッ
ト13に枢支ピン11,14により枢支している。
また、調節油圧シリンダ1L,1Rはトラックフレーム7
の側から、枢支ブラケット15を上方に向けて突出してお
り、該枢支ブラケット15に枢支ピン12により枢支してい
る。
次に、第5図、第6図、第7図に実施例について説明
する。
第5図の実施例においては、可変脚リンク2,3のピン
頭4,6は、第11図に示す従来技術の如く、回り止めボル
ト30,32により固定している。
そして、左右の調節油圧シリンダ1L,1Rを枢支する枢
支ピン9L,9Rのピン頭5L,5Rのみを互いに隣接する部分を
接当させて、回り止め機構を構成している。
該ピン頭5L,5Rは互いに蒲鉾型に構成しており、蒲鉾
型の直接部分同士を接当することにより、回り止め機構
が構成されているのである。
第7図の実施例においては、3本のピン枢支ピン8,9,
10のピン頭4,5,6をそれぞれ近接した位置に配置し、そ
れぞれのピン頭4,5,6を蒲鉾型に構成し、直線部分をそ
れぞれ互いに接当させて、回り止め機構を構成してい
る。
該蒲鉾型の直線部分を接当するだけで、回り止め機構
が構成されているのであるが、該ピン頭4,5,6が手前側
に抜け出さないように、3つのピン頭4,5,6の近接部分
を締結ボルト35により締め付けている。
第6図の実施例においては、ピン頭4,5,6を互いに直
線部分で接当している点は同じであるが、更に確実さを
得る為に、ピン頭4,6の部分に直角切り込み部分を設け
て、この部分にピン頭5を嵌挿している。
締結ボルト35により、ピン頭4,5,6が抜け出さないよ
うに締結固定部を設けている点は同じである。
第9図は可変脚リンク2に設けた給脂口23を示す平面
断面図、第8図は同じく前面図、第10図はオイルシール
27の部分の拡大断面図である。
可変脚リンク2,3のクローラ18L,18Rの側の枢支ピン1
1,14の部分は、グリースポンプを挿入して給脂するに
は、内側の更に上下のクローラの間であるので、非常に
困難なのである。
本発明においては、可変脚リンク2,3のクローラ18L,1
8R側の枢支ピン11,14の部分に、給を簡単に行なうこと
が出来るように、可変脚リンク2,3の前後面に給脂口開
口24を穿設し、該給脂口開口24に給脂口23を螺装し、該
給脂口23から枢支ピン11,14の軸受メタル26の外周に向
けて、給脂ガイド孔25を設けている。
前記枢支ピン11,14の外周に軸受メタル26を嵌挿し、
軸受メタル26の前後位置にオイルシール27を介装して、
グリースの前後方向への逃げを防止している。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項(1)の如く構成したので、ピン頭の直線部分
を接当して、互いに回り止め機構を構成することによ
り、従来の技術である第11図において用いられていた回
り止めボルトの本数を減少させることが出来たのであ
る。
また、該回り止めボルトを螺装する為の捻子孔が必要
なのであるが、該捻子孔を開口する為のタップの位置の
精度を要求されなくなったのである。
また、枢支ピン同士を互いに近付けて配置することが
出来るようになったので、枢支ピンを機体の中心に対し
て接近して配置でき、可変脚リンク2,3が構成するリン
ク機構の幅を狭くすることができ、特に調節油圧シリン
ダ1L,1Rを縮小して機体を低くした場合において、車高
を低くすることが可能となるのである。
また、調節油圧シリンダ1L,1Rのピストンロッドの部
分に走行基台28の下方に位置することとなるので、上方
からの障害物に対して保護される状態となるのである。
また、調節シリンダ1L,1Rとして、大きくて強力なシ
リンダを使用することが出来るのである。
請求項(2)の如く構成したので、前方からはクロー
ラ18L,18Rの駆動油圧モーターが邪魔でグリースポンプ
が入れ難く、反対側からは排土板Hがある為にグリース
ポンプを斜め方向から挿入し難いのであるが、このよう
な場合にも可変脚リンク2,3の前後面に給脂口23を設け
て、給脂ガイド孔25により枢支ピン11,14の部分にグリ
ースを案内することにより、給脂操作の簡単な車高調節
装置とすることが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はクローラ式作業車の全体側面図、第2図は同じ
く平面図、第3図は車高調節機構の前面断面図、第4図
は同じく平面図、第5図は本発明のピンの回り止め機構
を示す前面図、第6図、第7図は回り止め機構の他の実
施例を示す図面、第8図は同じく前面図、第9図は可変
脚リンク2に設けた給脂口23を示す平面断面図、第10図
はオイルシール27の部分の拡大断面図、第11図は従来の
回り止め機構を示す図面である。 1L,1R……調節油圧シリンダ 2,3……可変脚リンク 4,5,6……ピン頭 7……トラックフレーム 8,9,10……枢支ピン 11,14……枢支ピン 13……枢支ブラケット 16……下部フレーム 18L,18R……クローラ 23……給脂口23 24……給脂口開口

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部フレーム16から進行方向左右に突出す
    る可変脚リンク2,3により、左右のトラックフレーム7
    を支持し、該可変脚リンク2,3を調節シリンダ1L,1Rによ
    り上下回動し、左右のクローラの位置を変更可能とした
    構成において、該可変脚リンク2,3又は調節シリンダ1L,
    1Rを枢支する枢支ピンの、隣接したピン頭を接当させる
    ことにより、枢支ピンの回り止め機構を構成したことを
    特徴とするクローラ式作業車の車高調節機構。
  2. 【請求項2】請求項(1)記載のクローラ式作業車の車
    高調節機構において、該可変脚リンク2,3をトラックフ
    レーム7の側に枢支ピンにより枢支、該枢支ピンに給脂
    する給脂口23を、可変脚リンク2,3の側に設けたことを
    特徴とするクローラ式作業車の車高調節機構。
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