JP2922446B2 - 蝶番ユニット - Google Patents

蝶番ユニット

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JP2922446B2
JP2922446B2 JP8634495A JP8634495A JP2922446B2 JP 2922446 B2 JP2922446 B2 JP 2922446B2 JP 8634495 A JP8634495 A JP 8634495A JP 8634495 A JP8634495 A JP 8634495A JP 2922446 B2 JP2922446 B2 JP 2922446B2
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修也 服部
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YOGO SUMIKIN SANGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扉を扉枠等の扉取付部
に取り付けるための蝶番ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】扉を扉枠等に蝶番で取り付ける際に、扉
をスムーズに開閉できるように、閉状態において扉と扉
枠との間に適正な隙間が形成される必要がある。そこ
で、扉の取付時や、取付後に扉の位置が狂って開閉がス
ムーズに行えなくなった時のために、扉の上下方向の位
置を微調整できるようにした蝶番が、例えば実平5−
41180号公報等に開示されている。この蝶番は、1
対の羽根板のそれぞれに設けられた筒状の軸受部内に軸
芯を上下方向に可動に挿入し、例えば下側の軸受部と軸
芯との間に上下方向に可動の補助筒を介在させ、その一
端側はその軸受部内に摺動可能に挿入した駒片で支持さ
れ、他端側は上側の軸受部の端部に対向してこれを支持
するように構成される。そして、この駒片が、ねじ操作
部材によりその下側の軸受部内で軸方向に変位可能に支
持されることにより、前記補助筒が軸方向に変位して羽
根板の位置を上下に変化させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な蝶番においては、扉の垂れ下がり等により上下方向の
位置ずれが生じた場合の微調整は比較的簡単に行うこと
ができるが、扉の左右方向の調整は行うことができな
い。また、上下調整を行うための機構であるが、ねじ操
作部材と組になる駒片が必ず必要となるので、部品点数
が増加する難点がある。
【0004】本発明の第一の課題は、扉の横方向、例え
ば幅方向における扉位置の微調整を可能にする蝶番ユニ
ットを提供することにある。また、第二の課題は、少な
い部品点数でも扉の上下方向の微調整を容易に行うこと
ができる蝶番ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】本発明の
第一に係る蝶番ユニットは、上述の第一の課題を解決す
るためのものであって、下記のように構成されることを
特徴とする。すなわち、該蝶番ユニットは 扉の幅方向
におけるいずれか一方の側において、その扉を扉取付部
に対し開閉可能に取り付けるものであって、扉に形成さ
れた扉側装着部に扉側蝶番部材が、扉取付部に形成され
た取付部側装着部に取付部側蝶番部材がそれぞれ装着さ
れる。それら蝶番部材は、蝶番軸により扉の開閉方向に
おいて相対的に回転可能に結合される。また、蝶番部材
の少なくとも一方のものに対応して、扉側装着部又は取
付部側装着部にベース部材が配置され、これら蝶番部材
及びベース部材を貫通して上記装着部に固定部材が固着
されて、蝶番部材がベース部材とともに装着部へ固定さ
れる。さらに、ベース部材には横方向調整ねじ螺合部が
形成され、これに横方向調整ねじがねじ込まれる。横方
向調整ねじは、ベース部材側からの突出部分が蝶番部材
に当たることにより、その突出量に応じた空隙を前記蝶
番部材とベース部材との間に形成する。
【0006】これにより扉は、その形成された空隙の大
きさに応じて横方向の位置が調整される。例えば、両蝶
番部材が、扉の幅方向における側面部と、これに対向す
る扉取付部とにそれぞれ装着され、上記空隙がこれら扉
側面部と扉取付部との間に形成されるように構成するこ
とで、従来の蝶番では困難であった扉の幅方向(左右方
向)の位置の微調整が可能となる。
【0007】上述の横方向調整ねじには、その蝶番部材
側へ突出する端部に、ねじ頭部と、そのねじ頭部の下縁
部に対しこれと一体に形成されたフランジ部とを形成す
ることができる。この場合、ベース部材は上記装着部に
形成された凹部に対し嵌着されるものとし、それに対応
する蝶番部材には、ベース部材に対し、自身の位置決め
を行うための位置決め穴を形成することができる。この
位置決め穴は、上記横方向調整ねじのねじ頭部に対応す
る位置において、そのねじ頭部の進入は許容し、かつフ
ランジ部の進入は許容しない大きさに形成することがで
きる。そして、ねじ頭部をその位置決め穴の内側に嵌ま
り込ませることにより、蝶番部材がベース部材に対し位
置決めされる。
【0008】ベース部材は、蝶番軸の軸方向に沿って伸
びる縦長形状に、かつその幅を対応する蝶番部材の幅よ
りも小さく形成することができる。この場合、固定部材
が貫通する固定部材貫通孔を横方向調整ねじ螺合部とと
もに、その長手方向に沿って並んで形成することができ
る。
【0009】次に、本発明の第二に係る蝶番ユニット
は、第一の課題を解決する上述の蝶番ユニットと同様に
扉側及び取付部側蝶番部材を備え、さらに下記のように
構成されることを特徴とする。すなわち、蝶番軸は扉側
蝶番部材に設けられ、その下端側が取付部側蝶番部材に
形成された軸受部に対し、上方から抜き差し可能に差し
込まれる。これにより、扉側蝶番部材及び取付部側蝶番
部材は扉の開閉方向において相対的に回転可能に結合さ
れる。次に、蝶番軸の軸受部に対する進入量を規定する
ストッパ部が、その蝶番軸の軸方向に移動可能に設けら
れる。また、軸受部の下端側には、蝶番軸の軸方向に沿
って形成された上下調整ねじ螺合部が軸受部に対して固
定的に設けられる。さらに、その上下調整ねじ螺合部に
上下調整ねじが下側から螺合し、そのねじ込み量を変化
させることにより、蝶番軸の軸方向において軸受部に対
する自身の相対位置が変化させられる。ここで、上記ス
トッパ部の位置は、上下調整ねじの位置に対応して蝶番
軸の軸方向に変化するものとされる。
【0010】以上の構成により蝶番軸の軸受部に対する
進入量が変化して、扉側蝶番部材及び扉の上下方向の位
置が調整可能となる。当該構成においては、上下調整ね
じは軸受部に固定的に設けられた上下調整ねじ螺合部に
下側から螺合する構成とされ、実開平5−41180号
公報に開示された従来の蝶番のように駒片を必要としな
いので、部品点数を減らすことができる。また、上記従
来の蝶番においては駒片は、補助筒側から荷重を受けた
状態で軸受部内を変位するようになっており、扉は軸受
部に取り付けられた状態においてのみ、上下方向の位置
調整が行われることとなるが、本発明の蝶番ユニットに
よれば、扉が取付状態にあるか否かによらず、そのねじ
込み量を調整することが可能である。
【0011】上述の蝶番ユニットは、具体的には下記の
ように構成することが可能である。すなわち、軸受部を
取付部側蝶番部材と一体的に設けられた円筒状に形成
し、その円筒状の軸受部の内側に、軸受部に対しその軸
方向にスライド可能なスリーブを同心的に配置し、さら
にその内側に蝶番軸を挿入する。上下調整ねじは、その
上端がスリーブの底部に当接するものとし、その状態で
自身の相対位置を変化させることにより、蝶番軸が挿入
される側において、スリーブの先端を軸受部から突出さ
せる。そして、ストッパ部は、蝶番軸に設けられ、その
スリーブ内へ進入する側の先端から、軸方向に沿って予
め定められた距離だけ離れた位置に形成されたストッパ
対向部と、スリーブの軸受部から突出する先端に形成さ
れ、ストッパ対向部を当接させることにより、蝶番軸の
軸受部内への進入量を規制するストッパ部とを備えるも
のとして構成される。
【0012】取付部側蝶番部材又は扉側蝶番部材の少な
くとも一方には、ストッパ部の位置の変化を示す目盛部
を設けることができる。これにより、扉の上下方向の位
置調整量を直読できるようになり、扉の調整作業が一層
容易になる。この場合、さらに具体的な構成として、ス
リーブの突出側において、蝶番軸の軸受部への進入を許
容した状態で軸受部の端部をスリーブの突出部とともに
覆い、かつスリーブとともにスライド可能に設けられた
キャップ部を設け、そのキャップ部に目盛部に対する目
盛指示部を形成することができる。
【0013】次に、扉取付部が扉の幅方向におけるいず
れか一方の側において、その扉側面と対向して配置され
る場合においては、本発明の第二に係る蝶番ユニットを
以下のように構成することができる。すなわち、扉側蝶
番部材は扉側面に形成された扉側装着部に装着され、取
付部側蝶番部材は扉取付部の扉側面と対向する面に形成
された取付部側装着部に装着される。さらに、扉が扉取
付部に対し閉じられた状態において、扉側蝶番部材と取
付部側蝶番部材とは互いに重なり合うように形成され、
かつ扉側又は取付部側装着部のいずれか一方に形成され
た蝶番部材収容凹部に、その重なった状態で収容され
る。そして、それら扉側及び取付部側蝶番部材のうち、
蝶番部材収容凹部が形成された側の装着部に装着される
ものが、蝶番軸の軸方向において、他方のものよりも大
きな寸法に形成される。これにより、その他方の蝶番部
材の上下方向の位置が変化した場合において、蝶番部材
収容凹部内でのその移動代が確保されることとなる。
【0014】上記本発明の第二に係る蝶番ユニットに
は、本発明の第一に係る蝶番部材の要件を複合させるこ
とが可能である。すなわち、扉側装着部又は取付部側装
着部に配置されるベース部材と、それら蝶番部材及びベ
ース部材を貫通して装着部に固着されることにより、蝶
番部材をベース部材とともに装着部へ固定する固定部材
と、ベース部材に形成された横方向調整ねじ螺合部と、
その横方向調整ねじ螺合部にねじ込まれ、そのベース部
材側からの突出部分が蝶番部材に当たることにより、そ
の突出量に応じた空隙を蝶番部材とベース部材との間に
形成する横方向調整ねじとを付加することができる。こ
れにより、扉の上下方向に加え横方向の位置の調整も行
うことができるようになる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に示すように、蝶番ユニット1は、扉側蝶番
部材3と取付部側蝶番部材4とを備え、それぞれ扉2の
幅方向における側面の一方に形成された扉側装着部5、
及びこの扉側面部に対向する扉枠等の扉取付部6に形成
された取付部側装着部7にそれぞれ装着される。各蝶番
部材3及び4は、例えば鋼板等で縦長の長方形状に形成
されており、その長手方向の縁部の上側ないし下側から
幅方向に突出して形成された張出部を丸めることによ
り、円筒状の扉側軸受部8及び取付部側軸受部9がそれ
ぞれ形成されている。また、丸められた張出部の端部は
蝶番部材3ないし4の板面に近接して位置し、その内周
面側には面取りが施されて溝部8a及び9aが形成され
ている。そして、蝶番軸13は、両軸受部8及び9に対
し上方から差し込まれ、扉側蝶番部材3及び取付部側蝶
番部材4を扉2の開閉方向において相対的に回転可能に
結合する。そして、扉2が閉じられると、図3に示すよ
うに、扉側蝶番部材3は取付部側蝶番部材4に対し重ね
られた状態となる。
【0016】図1に戻って、取付部側軸受部9の内側に
は、プラスチック等により構成され、該軸受部9に対し
その軸方向にスライド可能な取付部側スリーブ10が挿
入されており、その内側に蝶番軸13が上方から挿入さ
れる。また、取付部側スリーブ10の上端側にはストッ
パ部として、取付部側軸受部9の外径とほぼ等しい外径
のフランジ部11が形成されている。このフランジ部1
1は、取付部側軸受部9の上端側とともにキャップ17
により覆われており、その上面には蝶番軸13の軸受部
9への進入を許容するために、孔部17aが形成されて
いる。そして、図2に示すように、フランジ部11の上
面側は、このキャップ17を介して扉側軸受部8の下縁
部(ストッパ対向部)8bを支持することとなる。
【0017】次に、図2に示すように、取付部側スリー
ブ10の底面側には凹部10cが形成され、ここに金属
等で構成される当て板12が嵌め込まれている。一方、
図1に示すように、軸受部9の下端側には、雌ねじ部材
15が軸受部9に対し下側から差し込まれ、図2に示す
ように、その下端側に形成されたフランジ部15aにお
いて軸受部9に対し溶接等により固着されている。そし
て、雌ねじ部材15には、上下調整ねじ螺合部としての
雌ねじ孔14が蝶番軸13の軸方向に沿って形成されて
おり、下側から上下調整ねじ16が螺合している。
【0018】この上下調整ねじ16は、そのねじ込み量
を変化させることにより蝶番軸13の軸方向において、
取付部側軸受部9に対する自身の上下方向の相対位置を
変化させる。なお、その位置変化のストロークは、形成
された上下調整ねじ16の長さに応じて定まることとな
る。そして、上下調整ねじ16は、先端側が取付部側ス
リーブ10の底部に当接した状態で昇降することにより
スリーブ10を昇降させる。そして、スリーブ10のフ
ランジ部11は、キャップ17を上方にスライドさせな
がら扉側軸受部8を昇降させる。ここで、蝶番軸13
は、スリーブ10内への進入量は常に一定であるが、ス
トッパ部としてのフランジ部11の位置が上下調整ねじ
16のねじ込み量に応じて変化し、これにより蝶番軸1
3の取付部側軸受部9内への進入量が変化して、扉側蝶
番部材3すなわち扉2の上下方向への位置が調整される
こととなる。
【0019】ここで、図2に示すように、取付部側蝶番
部材4の蝶番軸13側の縁部には、スリーブ10のフラ
ンジ部11に対応する位置に目盛部42が形成されてい
る。また、フランジ部11を覆うキャップ17には、フ
ランジ部11の上面にほぼ対応する位置に目盛指示部4
3が形成されている。これら目盛部42及び目盛指示部
43により、スリーブ10(すなわちストッパ部)の昇
降量とその位置を容易に読み取ることができる。
【0020】図1に戻って、取付部側スリーブ10の外
側面にはその軸方向に沿って、軸受部9の溝部9aと嵌
合するガイドリブ10aと、複数の補助リブ10bが形
成されている。ガイドリブ10aは、軸受部9内におけ
る取付部側スリーブ10のスライドをガイドするととも
に、軸受部9に対する取付部側スリーブ10の相対回転
を阻止する。また、補助リブ10bは、軸受部9内側面
との間の摩擦力で取付部側スリーブ10の半径方向への
がたつきを抑制する。
【0021】次に、蝶番軸13は、扉側軸受部8に対し
その軸方向に相対的にスライド可能に挿入されている。
その蝶番軸13の上端にはストッパフランジ18が形成
されており、図2に示すように扉側軸受部8の上端に当
たることで、蝶番軸の下側へのスライド限度が規定され
る。この下限位置までスライドした状態において、蝶番
軸13は扉側軸受部8の下端から所定長さhだけ突出
し、取付部側スリーブ10内に挿入されることとなる。
また、蝶番軸13は上方にスライドすることにより、扉
側軸受部8からの突出部の長さが減少する。なお、スト
ッパフランジ18の下面側は、中心軸側において突出す
るテーパ面18aとされ、蝶番軸13が上記下限位置ま
で押し込まれた際に、ストッパフランジ18と扉側軸受
部8との間に若干の隙間を形成して、指等によるストッ
パフランジ18の昇降操作を行いやすくしている。
【0022】次に、図4(a)に示すように、蝶番軸1
3の中間にはスリーブ位置決めリブ19が周方向に沿っ
て形成されており、該リブ19とストッパフランジ18
との間には、プラスチック等で円筒状に形成された扉側
スリーブ20が外側から嵌め込まれている。扉側スリー
ブ20は、図5(c)に示すように、その軸方向に関し
て一方の側に、その外側面から内側面に至る切れ目21
が該軸方向に沿って形成され、さらに、その切れ目21
と反対側には、軸方向に沿って折返部22が形成されて
いる。そして、同図(a)及び(b)に示すように、扉
側スリーブ20は、その折返部22において切れ目21
から両側に開いた状態で、軸方向と交差する方向から蝶
番軸13に当てがわれ、(c)に示すように再び閉じる
ことにより、蝶番軸13に対し装着されることとなる。
ここで、切れ目21を挟んで扉側スリーブ20の一方の
側には爪部23が、他方の側にはこの爪部23に対応し
て爪係合部23aがそれぞれ形成されており、これら両
者が係合しあうことにより、(c)に示すように扉側ス
リーブ20はその閉状態を維持するようになっている。
【0023】また、図5(a)に示すように、扉側スリ
ーブ20の下端側からは、軸方向に沿って2本の切込み
24が所定の長さで形成されており、それら切込み24
の間に挟まれた部分が弾性爪部25とされている。図4
(a)に示すように、この弾性爪部25の先端部には、
外側に突出するように軸側係合部26が形成されてい
る。扉側スリーブ20は、蝶番軸13に装着された状態
で扉側軸受部8に対し、溝部8aに軸側係合部26が嵌
まり込んだ状態で挿入され、軸側係合部26が溝部8a
により案内されつつ、扉側軸受部8内を蝶番軸13とと
もにスライドする。一方、溝部8aの上端側には軸受側
係合部27が形成されており、図4(b)に示すように
蝶番軸13が上方にスライドした際に軸側係合部26と
係合することにより、蝶番軸13の上方側へのスライド
限度を規定している。すなわち、これら軸側及び軸受側
係合部26及び27がストッパ機構を構成している。な
お、軸側係合部26の外面下部には図4(a)に示すよ
うに斜面26aが形成されている。そして、扉側スリー
ブ20が装着された蝶番軸13を扉側軸受部8へ挿入す
る際に、この斜面26aが軸受側係合部27に上方から
当るとともに、弾性爪部25が内側へ若干弾性変形し、
軸側係合部26は軸受側係合部27を乗り越えてその下
側へ移動する。そして、弾性爪部25が弾性復帰するこ
とにより、軸側係合部26と軸受側係合部27とは係合
状態となる。
【0024】なお、図4(b)では蝶番軸13は、その
上限位置までスライドした状態において、下端側が扉側
軸受部8から突出を生じないようにされているが、軸方
向における軸側係合部26(あるいは軸受側係合部2
7)の形成位置を変更することにより、図6に示すよう
に、蝶番軸13がその上限位置において扉側軸受部8か
ら所定長さh’だけ突出するように構成することもでき
る。その効果については後述する。
【0025】図1に戻って、取付部側装着部7にはベー
ス部材28が配置される。ベース部材28は、蝶番軸1
3の軸方向に沿って伸びる縦長形状に、かつその幅が取
付部側蝶番部材4の幅よりも小さく形成されている。そ
して、これに対応する平面形状を有する凹部29が取付
部側装着部7に形成されており、該凹部29内にベース
部材28が嵌着される。一方、ベース部材28には木ね
じ、釘等の固定部材を通すための貫通孔31が上下に1
ケ所ずつ計2ケ所に形成されており、取付部側蝶番部材
4にもこれに対応する位置にばか穴30が形成されてい
る。そして、図8に示すように、これらばか穴30と対
応する貫通孔31とをそれぞれ貫通して、固定部材32
が取付部側装着部7に固着され、取付部側蝶番部材4が
ベース部材28とともに取付部側装着部7に対し固定さ
れている。
【0026】一方、ベース部材28には、図1及び図7
に示すように、横方向調整ねじ螺合部としての雌ねじ孔
33が貫通孔31と並んで上下に1ケ所ずつ計2ケ所に
形成され、それぞれ横方向調整ねじ34がねじ込まれて
いる。この横方向調整ねじ34には、その蝶番部材4側
へ突出する端部に、ねじ頭部34aと、そのねじ頭部3
4aの下縁部に対しこれと一体に形成されたフランジ部
34bとが形成されている。また、図7に示すように、
ベース部材28の各雌ねじ孔33の周囲には、フランジ
部34bを収容するための座ぐり部35が形成されてい
る。一方、図1に示すように、取付部側蝶番部材4に
は、それら横方向調整ねじ34に対応する位置に、位置
決め穴36が形成されている。この位置決め穴36は、
ねじ頭部34aの進入は許容し、フランジ部34bの進
入は許容しない大きさに形成されており、ねじ頭部34
aをその内側に嵌まり込ませることにより、取付部側蝶
番部材4をベース部材28に対し位置決めするものとさ
れている。また、図8に示すように、横方向調整ねじ3
4は、位置決め穴36の下縁部に対しフランジ部34b
が当接することにより、その突出量に応じた空隙dを蝶
番部材4とベース部材28との間に形成する。さらに、
図1に示すように、蝶番部材4には別のばか穴37がベ
ース部材28から外れた位置に形成されており、図9に
示すように、このばか穴37に対して木ねじ等の補助固
定部材38が取付部側装着部7に直接ねじ込まれる。
【0027】次に、図1に示すように、扉側装着部5に
は蝶番部材収容凹部39が、扉側蝶番部材3の平面形状
に合わせて形成されており、その底部に扉側蝶番部材3
が装着されている。扉側蝶番部材3には、木ねじ、釘等
の固定部材40を通すためのばか穴41が、蝶番部材3
の長手方向に沿って千鳥状に形成されており、これらを
介して固定部材40が扉側装着部5に対しねじ込まれる
ことにより、扉側蝶番部材3が扉側装着部5に固定され
る。ここで、蝶番部材収容凹部39の深さは、扉側蝶番
部材3の厚さよりも大きく設定されており、図9(a)
に示すように、扉2を扉取付部6に対し閉状態としたと
きに、扉側蝶番部材3と取付部側蝶番部材4とが互いに
重なった状態で収容されるようになっている。そして、
図2に示すように、蝶番部材収容凹部39の底部に配置
される扉側蝶番部材3は、その蝶番軸13の軸方向にお
ける寸法が、取付部側蝶番部材4よりも大きく形成され
ている。
【0028】以下、本発明の蝶番ユニット1の作用につ
いて説明する。図8に示すように、取付部側装着部7に
予め形成された凹部29にベース部材28を嵌着し、こ
れに横方向調整ねじ34をねじ込んで、その頭部34a
の突出量高さを調整する。次に、位置決め穴36を用い
てねじ頭部34aに対する位置を調整しつつ、取付部側
蝶番部材4をベース部材28に重ね、固定部材32及び
補助固定部材38(図9)をねじ込んでそれらを取付部
側装着部7に固定する。そして、図1に示すように、扉
側装着部5に対し、扉側蝶番部材3を固定部材40を用
いて固定する。ここで、扉2に対して蝶番ユニット1
は、例えば図10に示すように、上下2ケ所に取り付け
ることができる。
【0029】次に、図4(b)に示すように、扉側軸受
部8に対し蝶番軸13を上限位置までスライドさせた状
態とする。ここで、図10に示すように、扉2の上部に
取り付けられた蝶番ユニット1は、蝶番軸13が上限位
置において軸受部8から突出せず、下側の蝶番ユニット
1’は所定長さh’だけ突出するものが使用されてい
る。そして、下側の蝶番ユニット1’において、その突
出した蝶番軸13の先端部を取付部側軸受部9に挿入す
ることにより、蝶番軸13の取付部側軸受部9に対する
位置決めが行われる。そしてこの状態で、上側の蝶番ユ
ニット1において、扉側軸受部8の下面と取付部側軸受
部9の上面とを位置合わせし、両蝶番ユニット1及び
1’の蝶番軸13をそれぞれ下方へ押し込んでスライド
させることにより、扉2は取付部6に対し開閉可能に取
り付けられることとなる。
【0030】ここで、扉2の扉取付部6に対する位置調
整が必要となった場合であるが、扉2の幅方向への位置
調整が必要な場合には、取付部側蝶番部材4を扉取付部
6に固定している固定部材32及び補助固定部材38を
ゆるめ、横方向調整ねじ34を回転させてその突出量を
調整する。この状態で、固定部材32及び補助固定部材
38を締め込むと、図9(b)に示すように、取付部側
蝶番部材4とベース部材28との間に形成される空隙の
大きさが変化し、扉2の幅方向への位置が調整される。
この調整は、扉を取り外した状態で行ってもよい。な
お、ベース部材28及び取付部側蝶番部材4を、扉2の
側面と対向する装着面ではなく、扉面の縁部に近接し
て、これとほぼ平行に形成された装着面に対し装着する
こともでき、この場合は扉2は幅方向にではなく前後方
向に位置調整されることとなる。また、ベース部材28
及び横方向調整ねじ34は扉側蝶番部材3側に配置して
もよい。
【0031】なお、本実施例においては、例えば図1に
示すように、固定部材32(図10)、横方向調整ねじ
34は蝶番軸13の軸方向にほぼ並んで形成されてお
り、補助固定部材38(図10)は、これらよりも蝶番
部材4の幅方向にずれて形成されていることから、蝶番
部材4は該幅方向に傾斜した状態で取付部側装着部7に
装着されている。しかしながら、ベース部材28の形状
や横方向調整ねじ34、固定部材32の補助固定部材3
8の個数と配置等を考慮することにより、蝶番部材4が
傾斜しないように装着することも可能である。なお、蝶
番部材4が傾斜した状態で装着される場合には、図9
(b)に示すように、フランジ部34bの蝶番部材4と
の当接面をテーパとすることにより、蝶番部材4との接
触部を線接触状態に近付けることができ、ひいては蝶番
部材4にがたつき等を生じにくくすることができる。
【0032】次に、図11に示すように、扉2の上下方
向への位置調整を行う場合には、取付部側軸受部9下部
の上下調整ねじ16を回転させると、その先端側が取付
部側スリーブ10の底部に当接して移動することにより
これを昇降させる。そして、スリーブ10のフランジ部
11が、キャップ17を上方にスライドさせながら扉側
軸受部8を昇降させて、扉2の上下方向への位置が調整
される。なお、この調整も、扉を取り外した状態でも行
うことができる。ここで、図11(a)は、スリーブ1
0が下限位置まで下降した状態を、(b)は上限位置ま
で上昇した状態をそれぞれ示している。
【0033】上記のようにして、扉2の上下方向の位置
を調整した場合、取付部側蝶番部材4は、扉側蝶番部材
3に対しその相対位置を蝶番軸13の軸方向に沿って変
化させる。そして、扉2を扉取付部6に対し閉じた状態
においては、取付部側蝶番部材4は蝶番部材収容凹部3
9(図1)内で移動することとなるが、扉側蝶番部材3
は軸方向に沿った寸法が取付部側蝶番部材4よりも大き
く形成されており、その移動の移動代が確保されてい
る。なお、扉側蝶番部材3と取付部側蝶番部材4との上
記軸方向における寸法差は、例えば上下調整ねじ16の
昇降ストロークに対応して設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蝶番ユニットの一例を示す分解斜視
図。
【図2】図1の蝶番ユニットの正面図。
【図3】同じくその平面図。
【図4】図1の蝶番ユニットの内部構造を、その作用と
ともに示す正面断面図。
【図5】扉側スリーブの構造をその作用とともに示す説
明図。
【図6】図4の蝶番ユニットの変形例を示す正面断面
図。
【図7】横方向調整ねじが取り付けられた状態のベース
部材の正面図及び側面断面図。
【図8】取付部側蝶番部材をベース部材に対し取り付け
た状態を示す側面断面図。
【図9】横方向調整ねじの使用方法を示す説明図。
【図10】本発明の蝶番ユニットを扉に取り付けた状態
を示す模式図。
【図11】上下調整ねじにより蝶番軸の位置調整を行う
場合の、蝶番軸の上限位置及び下限位置を示す正面断面
図。
【符号の説明】
1 蝶番ユニット 2 扉 3 扉側蝶番部材 4 取付部側蝶番部材 5 扉側装着部 6 扉取付部 7 取付部側装着部 8 扉側軸受部 8b ストッパ対向部 9 取付部側軸受部 10 取付部側スリーブ 11 フランジ部(ストッパ部) 13 蝶番軸 14 雌ねじ孔(上下調整ねじ螺合部) 16 上下調整ねじ 17 キャップ 28 ベース部材 29 凹部 31 貫通孔 32 木ねじ(固定部材) 33 雌ねじ孔(横方向調整ねじ螺合部) 34 横方向調整ねじ 34a ねじ頭部 34b フランジ部 36 位置決め穴 39 蝶番部材収容凹部 42 目盛部 43 目盛指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05D 7/04 E05D 5/12 - 5/14 E05D 5/04

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉の幅方向におけるいずれか一方の側に
    おいて、該扉を扉取付部に対し開閉可能に取り付ける蝶
    番ユニットであって、 前記扉に形成された扉側装着部に装着される扉側蝶番部
    材と、 前記扉取付部に形成された取付部側装着部に装着される
    取付部側蝶番部材と、前記取付部側蝶番部材に形成され
    た軸受部と、 前記扉側蝶番部材に設けられ、その下端側が前記軸受部
    に対し、上方から抜き差し可能に差し込まれることによ
    り、該扉側蝶番部材及び前記取付部側蝶番部材を、前記
    扉の開閉方向において相対的に回転可能に結合する蝶番
    軸と、 その蝶番軸の前記軸受部に対する進入量を規定するとと
    もに、その蝶番軸の軸方向に移動可能に設けられたスト
    ッパ部と、 前記軸受部の下端側に該軸受部に対して固定的に設けら
    れ、かつ前記蝶番軸の軸方向に沿って形成された上下調
    整ねじ螺合部と、 その上下調整ねじ螺合部に下側から螺合し、そのねじ込
    み量を変化させることにより、前記蝶番軸の軸方向にお
    いて前記軸受部に対する自身の相対位置を変化させる上
    下調整ねじと、 前記扉側蝶番部材と取付部側蝶番部材の少なくとも一方
    のものに対応して、前記扉側装着部又は取付部側装着部
    に配置されるベース部材と、 それら蝶番部材及びベース部材を貫通して前記装着部に
    固着されることにより、該蝶番部材をベース部材ととも
    に前記装着部へ固定する固定部材と、 前記ベース部材に形成された横方向調整ねじ螺合部と、 その横方向調整ねじ螺合部にねじ込まれ、その前記ベー
    ス部材側からの突出部分が前記蝶番部材に当たることに
    より、その突出量に応じた空隙を前記蝶番部材とベース
    部材との間に形成する横方向調整ねじとを備え、 前記ストッパ部の位置は、前記上下調整ねじの位置に対
    応して前記蝶番軸の軸方向に変化するものとされ、これ
    により前記蝶番軸の前記軸受部に対する進入量が変化し
    て、前記扉側蝶番部材及び前記扉の上下方向の位置が調
    整可能とされることを特徴とする蝶番ユニット。
  2. 【請求項2】 前記ベース部材にねじ込まれた前記横方
    向調整ねじの前記蝶番部材側へ突出する端部には、ねじ
    頭部と、そのねじ頭部の下縁部に対しこれと一体に形成
    されたフランジ部とが形成される一方、 前記ベース部材は前記装着部に形成された凹部に対し嵌
    着され、それに対応する前記蝶番部材には、前記ベース
    部材に対し、自身の位置決めを行うための位置決め穴が
    形成されており、その位置決め穴は、 前記ねじ頭部に対応する位置において、そのねじ頭部の
    進入は許容し、かつ前記フランジ部の進入は許容しない
    大きさに形成されるとともに、該ねじ頭部を自身の内側
    に嵌まり込ませることにより、前記蝶番部材を前記ベー
    ス部材に対し位置決めするものとされる請求項1記載の
    蝶番ユニット。
  3. 【請求項3】 前記ベース部材は、前記軸方向に沿って
    伸びる縦長形状に、かつその幅が対応する前記蝶番部材
    の幅よりも小さく形成され、かつ前記固定部材が貫通す
    る固定部材貫通孔が前記横方向調整ねじ螺合部ととも
    に、その長手方向に沿って並んで形成される請求項1又
    は2のいずれかに記載の蝶番ユニット。
  4. 【請求項4】 前記軸受部は前記取付部側蝶番部材と一
    体的に設けられた円筒状に形成され、その円筒状の軸受
    部の内側に、該軸受部に対しその軸方向にスライド可能
    なスリーブが同心的に配置され、そのスリーブの内側に
    前記蝶番軸が挿入される一方、 前記上下調整ねじは、その上端が前記スリーブの底部に
    当接し、その状態で自身の前記相対位置を変化させるこ
    とにより、前記蝶番軸が挿入される側において、該スリ
    ーブの先端を前記軸受部から突出させるとともに、前記
    ストッパ部は、前記扉側軸受け部の下縁部に形成された
    ストッパ対向部と、 前記スリーブの前記軸受部から突出する先端に形成さ
    れ、前記ストッパ対向部を当接させることにより、前記
    蝶番軸の前記軸受部内への進入量を規制するストッパ部
    とを備える請求項1ないし3のいずれかに記載の蝶番ユ
    ニット
  5. 【請求項5】 前記取付部側蝶番部材又は扉側蝶番部材
    の少なくとも一方に、前記ストッパ部の位置の変化を示
    す目盛部を備えた請求項1ないし4のいずれかに記載の
    蝶番ユニット。
  6. 【請求項6】 前記スリーブの突出側において、前記蝶
    番軸の前記軸受部への進入を許容した状態で、該軸受部
    の端部を前記スリーブの突出部とともに覆い、かつ該ス
    リーブとともにスライド可能に設けられたキャップ部を
    備え、 そのキャップ部に前記目盛部に対する目盛指示部が形成
    されている請求項記載の蝶番ユニット。
  7. 【請求項7】 前記扉取付部は、前記扉の幅方向におけ
    るいずれか一方の側においてその扉側面と対向して配置
    され、 前記扉側蝶番部材は前記扉側面に形成された扉側装着部
    に装着され、 前記取付部側蝶番部材は前記扉取付部の前記扉側面と対
    向する面に形成された取付部側装着部に装着され、さら
    に、 前記扉が前記扉取付部に対し閉じられた状態において、
    前記扉側蝶番部材と取付部側蝶番部材とは互いに重なり
    合うように形成され、かつ前記扉側又は取付部側装着部
    のいずれか一方に形成された蝶番部材収容凹部に、その
    重なった状態で収容されるとともに、 それら扉側及び取付部側蝶番部材のうち、前記蝶番部材
    収容凹部が形成された側の装着部に装着されるものの、
    前記軸方向における寸法が、他方のものよりも大きく形
    成されることにより、その他方の蝶番部材の上下方向の
    位置変化に伴う前記蝶番部材収容凹部内での移動代が確
    保されている請求項1ないし6のいずれかに記載の蝶番
    ユニット。
  8. 【請求項8】 扉の幅方向におけるいずれか一方の側に
    おいて、該扉を扉取付部に対し開閉可能に取り付ける蝶
    番ユニットであって、 前記扉に形成された扉側装着部に装着される扉側蝶番部
    材と、 前記扉取付部に形成された取付部側装着部に装着される
    取付部側蝶番部材と、前記取付部側蝶番部材に形成され
    た軸受部と、 前記扉側蝶番部材に設けられ、その下端側が前記軸受部
    に対し、上方から抜き差し可能に差し込まれることによ
    り、該扉側蝶番部材及び前記取付部側蝶番部材を、前記
    扉の開閉方向において相対的に回転可能に結合する蝶番
    軸と、 その蝶番軸の前記軸受部に対する進入量を規定するとと
    もに、その蝶番軸の軸方向に移動可能に設けられたスト
    ッパ部と、 前記軸受部の下端側に該軸受部に対して固定的に設けら
    れ、かつ前記蝶番軸の軸方向に沿って形成された上下調
    整ねじ螺合部と、 その上下調整ねじ螺合部に下側から螺合し、そのねじ込
    み量を変化させることにより、前記蝶番軸の軸方向にお
    いて前記軸受部に対する自身の相対位置を変化させる上
    下調整ねじとを備えるとともに、 前記ストッパ部の位置は、前記上下調整ねじの位置に対
    応して前記蝶番軸の軸方向に変化するものとされ、これ
    により前記蝶番軸の前記軸受部に対する進入量が変化し
    て、前記扉側蝶番部材及び前記扉の上下方向の位置が調
    整可能とされ、 前記軸受部は前記取付部側蝶番部材と一体的に設けられ
    た円筒状に形成され、その円筒状の軸受部の内側に、該
    軸受部に対しその軸方向にスライド可能なスリーブが同
    心的に配置され、そのスリーブの内側に前記蝶番軸が挿
    入される一方、 前記上下調整ねじは、その上端が前記スリーブの底部に
    当接し、その状態で自身の前記相対立置を変化させるこ
    とにより、前記蝶番軸が挿入される側において、該スリ
    ーブの先端を前記軸受部から突出させるものとなってお
    り、 前記ストッパ部は、前記扉側軸受け部の下縁部に形成さ
    れたストッパ対向部と、前記スリーブの前記軸受部から
    突出する先端に形成され、前記ストッパ対向部を当接さ
    せることにより、前記蝶番軸の前記軸受部内への進入量
    を規制するストッパ部とを備え、 前記取付部側蝶番部材又は扉側蝶番部材の少なくとも一
    方に、前記ストッパ部の位置の変化を示す目盛部が設け
    られ、 前記スリーブの突出側において、前記蝶番軸の前記軸受
    部への進入を許容した状態で、該軸受部の端部を前記ス
    リーブの突出部とともに覆い、かつ該スリーブとともに
    スライド可能に設けられたキャップ部が設けられ、その
    キャップ部に前記目盛部に対する目盛指示部が形成され
    ていることを特徴とする蝶番ユニット。
  9. 【請求項9】 扉の幅方向におけるいずれか一方の側に
    おいて、該扉を扉取付部に対し開閉可能に取り付ける蝶
    番ユニットであって、 前記扉に形成された扉側装着部に装着される扉側蝶番部
    材と、 前記扉取付部に形成された取付部側装着部に装着される
    取付部側蝶番部材と、前記取付部側蝶番部材に形成され
    た軸受部と、 前記扉側蝶番部材に設けられ、その下端側が前記軸受部
    に対し、上方から抜き差し可能に差し込まれることによ
    り、該扉側蝶番部材及び前記取付部側蝶番部材 を、前記
    扉の開閉方向において相対的に回転可能に結合する蝶番
    軸と、 その蝶番軸の前記軸受部に対する進入量を規定するとと
    もに、その蝶番軸の軸方向に移動可能に設けられたスト
    ッパ部と、 前記軸受部の下端側に該軸受部に対して固定的に設けら
    れ、かつ前記蝶番軸の軸方向に沿って形成された上下調
    整ねじ螺合部と、 その上下調整ねじ螺合部に下側から螺合し、そのねじ込
    み量を変化させることにより、前記蝶番軸の軸方向にお
    いて前記軸受部に対する自身の相対位置を変化させる上
    下調整ねじと、を備えるとともに、 前記ストッパ部の位置は、前記上下調整ねじの位置に対
    応して前記蝶番軸の軸方向に変化するものとされ、これ
    により前記蝶番軸の前記軸受部に対する進入量が変化し
    て、前記扉側蝶番部材及び前記扉の上下方向の位置が調
    整可能とされ、 前記軸受部は前記取付部側蝶番部材と一体的に設けられ
    た円筒状に形成され、その円筒状の軸受部の内側に、該
    軸受部に対しその軸方向にスライド可能なスリーブが同
    心的に配置され、そのスリーブの内側に前記蝶番軸が挿
    入される一方、 前記上下調整ねじは、その上端が前記スリーブの底部に
    当接し、その状態で自身の前記相対位置を変化させるこ
    とにより、前記蝶番軸が挿入される側において、該スリ
    ーブの先端を前記軸受部から突出させるとともに、 前記ストッパ部は、前記扉側軸受け部の下縁部に形成さ
    れたストッパ対向部と、前記スリーブの前記軸受部から
    突出する先端に形成され、前記ストッパ対向部を当接さ
    せることにより、前記蝶番軸の前記軸受部内への進入量
    を規制するストッパ部とを備え、 前記スリーブの外側面には軸方向に沿う補助リブが周方
    向に複数形成されていることを特徴とする蝶番ユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 扉の幅方向におけるいずれか一方の側
    において、該扉を扉取付部に対し開閉可能に取り付ける
    蝶番ユニットであって、 前記扉に形成された扉側装着部に装着される扉側蝶番部
    材と、 前記扉取付部に形成された取付部側装着部に装着される
    取付部側蝶番部材と、前記取付部側蝶番部材に形成され
    た軸受部と、 前記扉側蝶番部材に設けられ、その下端側が前記軸受部
    に対し、上方から抜き 差し可能に差し込まれることによ
    り、該扉側蝶番部材及び前記取付部側蝶番部材を、前記
    扉の開閉方向において相対的に回転可能に結合する蝶番
    軸と、 その蝶番軸の前記軸受部に対する進入量を規定するとと
    もに、その蝶番軸の軸方向に移動可能に設けられたスト
    ッパ部と、 前記軸受部の下端側に該軸受部に対して固定的に設けら
    れ、かつ前記蝶番軸の軸方向に沿って形成された上下調
    整ねじ螺合部と、 その上下調整ねじ螺合部に下側から螺合し、そのねじ込
    み量を変化させることにより、前記蝶番軸の軸方向にお
    いて前記軸受部に対する自身の相対位置を変化させる上
    下調整ねじとを備えるとともに、 前記ストッパ部の位置は、前記上下調整ねじの位置に対
    応して前記蝶番軸の軸方向に変化するものとされ、これ
    により前記蝶番軸の前記軸受部に対する進入量が変化し
    て、前記扉側蝶番部材及び前記扉の上下方向の位置が調
    整可能とされ、 前記軸受部は前記取付部側蝶番部材と一体的に設けられ
    た円筒状に形成され、その円筒状の軸受部の内側に、該
    軸受部に対しその軸方向にスライド可能なスリーブが同
    心的に配置され、そのスリーブの内側に前記蝶番軸が挿
    入される一方、 前記上下調整ねじは、その上端が前記スリーブの底部に
    当接し、その状態で自身の前記相対位置を変化させるこ
    とにより、前記蝶番軸が挿入される側において、該スリ
    ーブの先端を前記軸受部から突出させるものとなってお
    り、 前記ストッパ部は、前記扉側軸受け部の下縁部に形成さ
    れたストッパ対向部と、前記スリーブの前記軸受部から
    突出する先端に形成され、前記ストッパ対向部を当接さ
    せることにより、前記蝶番軸の前記軸受部内への進入量
    を規制するストッパ部とを備え、 また、前記スリーブの外側面にはガイドリブが軸方向に
    沿って形成され、該ガイドリブが前記軸受部の溝部と嵌
    合していることを特徴とする蝶番ユニット。
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