JP2590407Y2 - 原稿圧着板開閉装置 - Google Patents

原稿圧着板開閉装置

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JP2590407Y2
JP2590407Y2 JP1993033792U JP3379293U JP2590407Y2 JP 2590407 Y2 JP2590407 Y2 JP 2590407Y2 JP 1993033792 U JP1993033792 U JP 1993033792U JP 3379293 U JP3379293 U JP 3379293U JP 2590407 Y2 JP2590407 Y2 JP 2590407Y2
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slider
pressure plate
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compression spring
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JPH071446U (ja
Inventor
隆之 橋本
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加藤電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、印刷機や複写機等に
用いて好適な原稿圧着板開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等のコンタクトガラスの上
面を覆う原稿圧着板は、一般に左右一対の開閉装置を介
して開閉自在に装置本体へ取り付けられている。そし
て、この種の原稿圧着板の開閉装置として、装置本体側
に固着した取付部材にヒンジピンを介して原稿圧着板を
支持する支持部材を回動自在に軸着し、この支持部材の
自由端側と取付部材に固着したカム部材との間にコンプ
レッションスプリングを弾設すると共に、このコンプレ
ッションスプリングとカム部材の大径の湾曲部との間に
該カム部材に対する接触部を小径のピン状にしたスライ
ダーを介在させたものが公知である。
【0003】
【考案が解決すべき課題】この従来公知の原稿圧着板開
閉装置は、カム部材の湾曲部の大径のカーブ面とスライ
ダーのピン状の接触部との間に大きな径の相違があった
ため、原稿圧着板を開く際にカム部材の湾曲部を登る必
要のあるスライダーは大きな抵抗に遭遇し、開成操作が
重くなるという問題が生じた。
【0004】この考案の目的は、従来と同じようにカム
機構を用いても原稿圧着板の開成時の操作力の低減化を
図ることのできる、原稿圧着板開閉装置を提供せんとす
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの考案は、装置本体上に固着される取付部材
と、この取付部材にヒンジピンを介して一端部を回動自
在に軸着した原稿圧着板を支持する支持部材と、前記取
付部材に固着した湾曲部を有するカム部材と、このカム
部材と前記支持部材の自由端側との間に弾設したコンプ
レッションスプリングと、このコンプレッションスプリ
ングと前記カム部材の湾曲部との間に介在させたスライ
ダーとから成り、このスライダーの前記カム部材の湾曲
部と当接する当接部を平面形状とすると共にこの当接部
に前記原稿圧着板の閉成位置から開成方向に向けて逃げ
る傾斜をつけたものである。
【0006】その際にこの考案は、カム部材とスライダ
ーを共に合成樹脂で構成したり、コンプレッションスプ
リングにその弾力を調節できる弾力調節手段を設置して
も良い。
【0007】この考案はさらに、支持部材に原稿圧着板
を取り付ける際にその取付位置を調節できる取付位置調
節手段を設置することができ、スライダーはコンプレッ
ションスプリングを収納させる筒部を有し、支持部材に
よって摺動可能に抱持させることができる。
【0008】
【作用】原稿圧着板を開く際に、カム部材の湾曲部を滑
りつつ上昇するスライダーの当接部は平面形状を呈し一
方向へ逃げる傾斜部が設けられているので、大きな摩擦
抵抗に遭遇することなく軽い操作力で原稿圧着板は開か
れる。開かれた原稿圧着板は、手を離してもコンプレッ
ションスプリングの弾力により落下することなく保持さ
れ、原稿の交換に支障を生じさせない。
【0009】コンプレッションスプリングの弾力を調節
することによってヒンジトルクを調節することができ、
支持部材に設置した取付位置調節手段により原稿圧着板
の水平方向の取付位置を補正することができる。
【0010】
【実施例】図面はこの考案の一実施例を示し、図1乃至
図3において、1は取付部材であり例えば複写機の装置
本体2の後部上部に固着或は係止されている。この取付
部材1の両側板1a、1aには、スプリングケースを兼
ねる支持部材3の両側板3a、3aがヒンジピン4を介
して回動自在に軸着されている。取付部材1の両側板1
a、1aの間には大径の湾曲部5aを有する例えばPB
Tのような合成樹脂製のカム部材5がヒンジピン4と取
付ピン6を介して固着されている。7、8は大小のコン
プレッションスプリングであり、支持部材3の自由端側
の両側板3a、3a間に懸架させた固定シャフト9に設
けた弾力調節手段10とカム部材5との間に介在させ
た、例えばPOMのような合成樹脂製のスライダー11
との間に弾設されている。弾力調節手段10は固定シャ
フト9に捻子着させた調節ネジ12と、この調節ネジ1
2に装着させたところのコンプレッションスプリング
7、8の各一端部を当接させた受座板13とによって構
成されている。スライダー11はコンプレッションスプ
リング7、8の一側部を収納させる筒部11aを有する
と共に、支持部材3の両側板3a、3aより折り曲げて
構成した拘持片3b、3bによって支持部材3内におい
て摺動自在となるように拘持されている。スライダー1
1のカム部材5の湾曲部5aと当接する当接部11dの
始端部11bは平面形状を呈すると共に、略中央部より
一方向に向けて傾斜部11cが設けられている。
【0011】そして、支持部材3の両側板3a、3aか
らは、取付片3c、3c・3d、3dが突設され、この
各取付片に原稿圧着板14の一端部に設けた各取付部1
4a、14bが固着されている。
【0012】したがって、原稿圧着板14を閉じた状態
においては、図2に示したように、スライダー11の当
接部11dの始端部11bはカム部材5の湾曲部5aと
当接しているが、原稿圧着板14を開いて行くと、スラ
イダー11のカム部材5の湾曲部5aに対する当接位置
が図4に示したように傾斜部11cへ移動し抵抗が減少
するので、原稿圧着板14は大きな操作力を必要とする
ことなく図5に示したように約70°まで開かれる。開
いた原稿圧着板14は、その開成の途中でも閉じようと
すればスライダー11をコンプレッションスプリング
7、8の弾力に抗して図面では上部方向へ移動させなく
てはならないことから、手を離しても自然落下すること
なく安定的に停止保持される。
【0013】図6乃至図8は支持部材に設置した原稿圧
着板の取付位置調節手段を示し、支持部材20の自由端
側には、両側板20a、20aより合計で4個の透孔2
0b・・・を設けた棚板片20c、20cが内側に向け
て突設され、この棚板片20c、20cの各透孔20b
・・・に断面略コの字形状の調節部材21が、その背板
21bに設けた4個の透孔20b、20b・・・を介し
て締付ネジ22によって取り付けられることにより若干
の距離において前後調節可能に取り付けられている。支
持部材20の背板20dには固定板23が固着されてお
り、この固定板23に押え板24によって抜け出ること
なく軸着された調節ネジ25は、調節部材21より垂下
させた係止板21eと捻子着されている。支持部材20
の両側板20a、20aの軸支側と調節部材21の両側
板21c、21cの一端部からは、それぞれ取付片20
e、20eと取付片21d、21dが突設されており、
取付片20e、20eの方には取付長孔20f、20f
が設けられている。
【0014】したがって、図1乃至図5に示した原稿圧
着板開閉装置とこの図6乃至図8に示した実施例に係る
原稿圧着板開閉装置とを各1個で用いて原稿圧着板26
を複写機等の装置本体へ取り付けた際に、歪みや組み立
て誤差或は寸法誤差等により原稿圧着板の前後位置が合
わない場合には、この実施例に係る取付位置調節手段の
締付ネジ22を若干弛めて調節ネジ25をいずれかの方
向へ回すと、調節部材21が長孔21aの幅だけ前後へ
移動するので、これによって原稿圧着板26の前後の取
付位置を一側部において図9に想像線で示したように調
節することができるものである。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上のように構成したので、
原稿圧着板が重いものであってもこれを開かしむる操作
力を従来のものよりも必要としないので、原稿圧着板の
とくに開成時の操作性を大幅に向上させることができる
ものである。
【0016】また、原稿圧着板の取付位置を若干前後に
調節できるので、これにより装置本体の歪みや組み立て
誤差或は寸法誤差等を吸収することができるものであ
る。
【0017】コンプレッションスプリングをスライダー
の筒部へ収納させると、該スプリングの座屈を防止でき
る上に、原稿圧着板の開成時において外部へスプリング
が露出するのを可及的に防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る原稿圧着板開閉装置の側面図で
ある。
【図2】図1の側断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】原稿圧着板を中間開成角度まで開いた状態の側
断面図である。
【図5】原稿圧着板を全開にした状態の側断面図であ
る。
【図6】支持部材に設置した原稿圧着板の取付位置調節
手段の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】原稿圧着板の取付位置調節手段の一部分解斜視
図である。
【図9】原稿圧着板の取付位置調節手段の使用例を説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 取付部材 2 装置本体 3 支持部材 4 ヒンジピン 5 カム部材 5a 湾曲部 7、8 コンプレッションスプリング 9 固定シャフト 10 弾力調節手段 11 スライダー 11a 筒部 11b 始端部 11c 傾斜部 11d 当接部 14 原稿圧着板 20 支持部材 21 調節部材 22 締付ネジ 25 調節ネジ 26 原稿圧着板

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体上に固着される取付部材と、こ
    の取付部材にヒンジピンを介して一端部を回動自在に軸
    着した原稿圧着板を支持する支持部材と、前記取付部材
    に固着した湾曲部を有するカム部材と、このカム部材と
    前記支持部材の自由端側との間に弾設したコンプレッシ
    ョンスプリングと、このコンプレッションスプリングと
    前記カム部材の湾曲部との間に介在させたスライダーと
    から成り、このスライダーの前記カム部材の湾曲部と当
    接する当接部を平面形状とすると共にこの当接部に前記
    原稿圧着板の閉成位置から開成方向に向けて逃げる傾斜
    部を設けたことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 【請求項2】 カム部材とスライダーを共に合成樹脂で
    構成したことを特徴とする、請求項1記載の原稿圧着板
    開閉装置。
  3. 【請求項3】 コンプレッションスプリングにその弾力
    を調節できる弾力調節手段を設置したことを特徴とす
    る、請求項1記載の原稿圧着板開閉装置。
  4. 【請求項4】 支持部材に原稿圧着板を取り付ける際に
    その取付位置を調節できる取付位置調節手段を設置した
    ことを特徴とする、請求項1記載の原稿圧着板開閉装
    置。
  5. 【請求項5】 スライダーはコンプレッションスプリン
    グを収納させる筒部を有し、支持部材によって摺動可能
    に抱持されていることを特徴とする、請求項1記載の原
    稿圧着板開閉装置。
JP1993033792U 1993-05-28 1993-05-28 原稿圧着板開閉装置 Expired - Lifetime JP2590407Y2 (ja)

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JP4676769B2 (ja) * 2005-01-18 2011-04-27 加藤電機株式会社 原稿圧着板開閉装置及び事務機器
JP5881137B2 (ja) * 2011-01-25 2016-03-09 株式会社ナチュラレーザ・ワン 原稿圧着板開閉装置及びこれを備えた事務機器

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