JPH0650629Y2 - ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ - Google Patents

ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ

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JPH0650629Y2
JPH0650629Y2 JP1551192U JP1551192U JPH0650629Y2 JP H0650629 Y2 JPH0650629 Y2 JP H0650629Y2 JP 1551192 U JP1551192 U JP 1551192U JP 1551192 U JP1551192 U JP 1551192U JP H0650629 Y2 JPH0650629 Y2 JP H0650629Y2
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JP
Japan
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hinge
opening
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glass door
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JP1551192U
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JPH0654875U (ja
Inventor
宣夫 荻野
Original Assignee
クローバ金属株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、商品陳列ケー
ス等にガラス戸等の開閉扉を取り付けるためのガラス戸
等の開閉扉用ヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のヒンジとして、開閉扉とし
てのガラス戸に取付けられる略U字状を呈するヒンジ本
体の底面に枢支軸が突設され、該枢支軸は、ガラス戸が
開閉可能なように商品陳列ケースに形成された軸受穴に
挿通されるのが通常であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のヒンジを使用してガラス戸を商品陳列ケースに取付
ける際に、予めガラス戸の上下コーナー部にヒンジをそ
れぞれ取付けておくと、各ヒンジの枢支軸が商品陳列ケ
ースの軸受穴に嵌められなくなる不都合がある。このた
め、少なくとも一方のヒンジにおいては、その枢支軸を
商品陳列ケースの軸受穴に嵌入した後に、ガラス戸を保
持した状態で該ヒンジをガラス戸に取付けなければなら
ず、作業性が悪いという欠点があった。
【0004】また、ガラス戸は商品陳列ケースに対して
所定位置で取付けるのが好ましいのであるが、ガラス戸
に固定されたヒンジの支持軸を商品陳列ケースの軸受穴
に嵌入した場合、加工上の精度誤差が生じることから、
ガラス戸が商品陳列ケースに対してずれてしまい、仕上
がり外観を損なうというおそれもあった。
【0005】しかも、ガラス戸は商品陳列ケースの軸受
穴に嵌入された支持軸により支持されているため、長期
間使用することにより、商品陳列ケースの軸受穴が摩耗
し、ガラス戸ががたつくという問題が生じていた。
【0006】本考案は、上記の如き従来の問題点に鑑み
てなされたもので、予めガラス戸等の開閉扉側にヒンジ
本体等を取付けた状態で開閉扉を商品陳列ケース等に取
付けることができると共に、取付け時に、開閉扉を商品
陳列ケース側に対して微調整可能とし、しかも、長期間
使用しても開閉扉ががたつくおそれのないガラス戸等の
開閉扉用ヒンジを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案が上記課題を解決
するために講じた技術的手段は、開閉扉3に取付けられ
るヒンジ本体7と、該ヒンジ本体7に横方向に移動調整
自在に取付け可能な受け部材13とを備え、該受け部材13
には、その裏面側に開口部20a を有し且つ被取付け体2
側に突設された支持軸24が挿入される凹溝20が形成さ
れ、前記支持軸24に外嵌され且つ前記開口部20a から凹
溝20内に嵌入可能な耐摩耗性を有する環状の軸受22が設
けられ、しかも、該軸受22を前記受け部材13とで保持す
べく凹溝20に嵌入固定可能な栓体25が設けられてなるこ
とにある。
【0008】また、前記軸受22は四フッ化エチレン樹脂
材料から構成するのが好ましい。
【0009】
【作用】本考案のガラス戸等の開閉扉用ヒンジにおい
て、開閉扉3を被取付け体2に取付ける際には、予め開
閉扉3にヒンジ本体7及び受け部材13を取付け、また、
ケース2側の支持軸24には軸受22を外嵌する。次に、開
閉扉3を被取付け体2に前方から近づけ受け部材13の開
口部20a から軸受22を嵌入した後に、更に該凹溝20に栓
体25を嵌入し固定する。
【0010】更に、開閉扉3に取付けられたヒンジ本体
7を被取付け体2に対して横方向に移動させることによ
り、開閉扉3と被取付け体2との間隙等の微調整を行う
ことができる。また、ヒンジ本体7及び受け部材13と支
持軸24との間には耐摩耗性を有する軸受22が介在されて
いるので、受け部材13及び栓体25の支持部分の摩耗が防
止され、開閉扉3ががたつくおそれはない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面に従っ
て説明する。図1〜図3及び図5において、1は開閉扉
としてのガラス戸3の上下各切り欠きコーナー部4に取
付けられるヒンジを示し、左右一対のガラス戸3は、被
取付け体としての商品陳列ケース2に上下一対のヒンジ
1を介して開閉自在に取付けられている。
【0012】次に下部側のヒンジ1について説明する。
該ヒンジ1は、ガラス戸3の表裏両面を挟持する一対の
当板体5,5aからなる亜鉛ダイキャスト製等のヒンジ本体
7を有し、一方の当板体5にはガラス戸3と略同じ厚み
を有する肉厚部6が一体に突設されている。該肉厚部6
に前記ガラス戸3の切り欠き3aが係合され、両当板体5,
5aは複数のビス10により一体的に締結固定される。11,
11a は両当板体5,5aの下端部に形成された凹形切り欠き
部である。
【0013】13は前記ヒンジ本体7に取付けられる亜鉛
ダイキャスト、ステンレス製等の受け部材で、両当板体
5,5aの外側に位置する一対の抜け止め部14,14aと、両
抜け止め部14,14aを連結する連結部15とからなる。該
連結部15の幅L1は、図3(イ)に示す如く前記当板体
5,5aの凹形切り欠き部11,11a の幅L2より小さく設定
されており、受け部材13はヒンジ本体7に対して横方向
(水平方向)に移動自在に設けられている。
【0014】17は受け部材13をヒンジ本体7に固定する
ためのホーロービスで、取付け状態における裏面側の抜
け止め部14に螺合され、同じく裏面側の当板体5に形成
された当接面18に圧着される。尚、当接面18は、両側外
方に向けて溝が深くなる山形傾斜面に形成され、受け部
材13の固定が確実なものとなる。20は受け部材13の底面
側で且つ裏面側の抜け止め部14に開口部20a を有するよ
うに、該抜け止め部14から連結部15にわたって形成され
た凹溝で、該凹溝20の先端面は円弧状を呈し、内周面に
は掛止溝21が形成されている。
【0015】22は筒状の耐摩耗性を有する滑り軸受で、
例えば四フッ化エチレン樹脂材料からなり、前記受け部
材13の凹溝20に収納されると共に、前記商品陳列ケース
2の下壁2bに突設された支持軸24に外嵌されるものであ
る。該滑り軸受22はその一端にフランジ部22a が突設さ
れており、該フランジ部22a が凹溝20の掛止溝21に摺動
自在に内嵌される。
【0016】25は前記凹溝20に挿入される亜鉛ダイキャ
スト製等の栓体で、その両側には、前記掛止溝21に摺動
自在に嵌入される突起部26が形成されている。該栓体25
は、その先端面が滑り軸受22と同形の円弧状に形成さ
れ、受け部材13の凹溝20に嵌入された際に、滑り軸受22
を受け部材13とで保持し、その外周面は受け部材13の外
周面と面一となるようになっている。27は該受け部材13
を固定するためのビスで、抜け止め部14に設けられた挿
通孔28に上方から挿通されると共に、栓体25に螺合され
る。尚、上部側のヒンジには上下方向に勝手違いのもの
が使用される。
【0017】本実施例のヒンジ1は以上の構成からな
り、次にガラス戸3を商品陳列ケース2に取り付ける場
合について説明する。先ず、両当板体5,5aを、ゴムパッ
キン30,30a を介してガラス戸3の各切り欠き部分の両
面に当てがい、ビス10により両当板体5,5aを固定する。
次に、受け部材13の連結部15を当板体5,5aの凹形切り欠
き部11,11a に嵌合し、ホーロービス17を抜け止め部14
に螺合し、該受け部材13を仮止めすると共に、支持軸24
に前記滑り軸受22を外嵌する(図4イ参照)。
【0018】このようにガラス戸3の上下部にヒンジ本
体7及び受け部材13をそれぞれ取付けた状態でガラス戸
3を商品陳列ケース2に近づけ、上下各受け部材13の凹
溝20に滑り軸受22を嵌入する。この滑り軸受22を受け部
材13に嵌入する際には、滑り軸受22のフランジ部22a が
掛止溝21に嵌合され、ガイドの機能を有する。
【0019】更に、前記栓体25を凹溝20に嵌入するので
あるが、この際にその突起部26を凹溝20の掛止溝21に嵌
合させ、栓体25を押し込む。次に、ビス27を抜け止め部
14の挿通孔28に上方から挿入し、栓体25に螺合すること
により栓体25を固定する。尚、上部側のヒンジも同様に
行えば良い。
【0020】更に、図4(ロ)に示すようにガラス戸3
を商品陳列ケースに支持させた状態で、ヒンジ本体7を
受け部材13に対して横方向に移動させることにより、ガ
ラス戸3と商品陳列ケース2の開口縁部との間隙等の微
調整を行い、ガラス戸3の所定位置にてヒンジ本体7を
ホーロービス17で固定しガラス戸3の取付け作業が完了
する。
【0021】前記ヒンジ1は長期間にわたって開閉使用
しても、受け部材13及び栓体25と支持軸24との間には、
耐磨耗性を有する滑り軸受22が介在されているので、ガ
ラス戸3のがたつきを好適に防止できる。また、仮に滑
り軸受22が摩耗した場合であっても、滑り軸受22のみを
交換すれば良く、コスト的にも安価である。
【0022】更に、上記滑り軸受22によりヒンジ1の栓
体25等の枢支部分の摩耗が防止できることから、栓体25
等は耐摩耗性に関係なく安価で製造が容易な材料が採用
できる利点がある。
【0023】尚、本考案は、上記実施例に限定されるも
のではなく、開閉扉はガラス戸3に限定されるものでは
なく、その他の材料からなる開閉扉に採用できることは
無論である。また、滑り軸受22は、四フッ化エチレン樹
脂材料以外の合成樹脂材料、ゴム材料あるいは金属材料
から構成したものであっても良く、その材質は限定され
るものではない。
【0024】
【考案の効果】本考案のヒンジは、以上説明したように
構成されているので、ヒンジ本体等を予め開閉扉に取り
付けた状態で該開閉扉の取付け作業ができ、従来のよう
に開閉扉を保持しながら一方のヒンジを開閉扉に取付け
るものに比し、取付け作業を容易且つ迅速に行えるとい
う利点がある。
【0025】また、受け部材はヒンジ本体に対して横方
向に移動自在に設けられているので、開閉扉の取付け時
に開閉扉とケース側との間隙等の微調整が可能となり、
取扱が極めて便利で仕上がり外観が良好となる。
【0026】しかも、受け部材と支持軸との間に介在さ
れる耐磨耗性の滑り軸受を設けているので、ヒンジを長
期間使用しても枢支部分の摩耗を防止でき、開閉扉のが
たつきを好適に防止可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図。
【図2】ヒンジを介してガラス戸を商品陳列ケースに取
り付けた状態を示す断面図。
【図3】本考案の一実施例を示し、(イ)は一部断面を
含むヒンジの底面図、(ロ)は同一部断面を含む底面
図、(ハ)は同一部断面を含む正面図。
【図4】ガラス戸の取付け状態を示し、(イ)は支持軸
に受け部材を嵌合させる状態の斜視図、(ロ)は微調整
時の斜視図。
【図5】全体斜視図。
【符号の説明】
2…商品陳列ケース(被取付け体)、3…ガラス戸(開
閉扉)、7…ヒンジ本体、13…受け部材、20…凹溝、20
a …開口部、22…滑り軸受、25…栓体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉3に取付けられるヒンジ本体7
    と、該ヒンジ本体7に横方向に移動調整自在に取付け可
    能な受け部材13とを備え、該受け部材13には、その裏面
    側に開口部20a を有し且つ被取付け体2側に突設された
    支持軸24が挿入される凹溝20が形成され、前記支持軸24
    に外嵌され且つ前記開口部20a から凹溝20内に嵌入可能
    な耐摩耗性を有する環状の軸受22が設けられ、しかも、
    該軸受22を前記受け部材13とで保持すべく凹溝20に嵌入
    固定可能な栓体25が設けられてなることを特徴とするガ
    ラス戸等の開閉扉用ヒンジ。
  2. 【請求項2】 前記軸受22は四フッ化エチレン樹脂材料
    から構成されてなる請求項1に記載のガラス戸等の開閉
    扉用ヒンジ。
JP1551192U 1992-03-24 1992-03-24 ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ Expired - Lifetime JPH0650629Y2 (ja)

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JP1551192U JPH0650629Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ

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JP1551192U JPH0650629Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ

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JPH0654875U JPH0654875U (ja) 1994-07-26
JPH0650629Y2 true JPH0650629Y2 (ja) 1994-12-21

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JP1551192U Expired - Lifetime JPH0650629Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ガラス戸等の開閉扉用ヒンジ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032627A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Clover Kinzoku Kk ガラス扉用ヒンジ
US11180938B2 (en) 2017-03-03 2021-11-23 Sugatsune Kogyo Co., Ltd. Hinge

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