JP2921874B2 - 高効率シートプラズマスパタリング装置 - Google Patents

高効率シートプラズマスパタリング装置

Info

Publication number
JP2921874B2
JP2921874B2 JP1228226A JP22822689A JP2921874B2 JP 2921874 B2 JP2921874 B2 JP 2921874B2 JP 1228226 A JP1228226 A JP 1228226A JP 22822689 A JP22822689 A JP 22822689A JP 2921874 B2 JP2921874 B2 JP 2921874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma
arc discharge
sheet
target
plasma flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1228226A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02104663A (ja
Inventor
上進 浦本
巧一 鈴木
卓司 尾山
啓安 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Publication of JPH02104663A publication Critical patent/JPH02104663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2921874B2 publication Critical patent/JP2921874B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/34Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering
    • H01J37/3402Gas-filled discharge tubes operating with cathodic sputtering using supplementary magnetic fields
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/35Sputtering by application of a magnetic field, e.g. magnetron sputtering
    • C23C14/354Introduction of auxiliary energy into the plasma
    • C23C14/355Introduction of auxiliary energy into the plasma using electrons, e.g. triode sputtering
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/46Sputtering by ion beam produced by an external ion source
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/48Generating plasma using an arc
    • H05H1/50Generating plasma using an arc and using applied magnetic fields, e.g. for focusing or rotating the arc

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシートプラズマを用いた大面積に対して均一
で高速な薄膜形成が可能なスパタリング装置に関するも
のである。
[従来の技術] 現在のスパタリング方法の主流であるマグネトロン型
スパタリング方式はターゲット自身がプラズマ生成用放
電陰極を兼ねるために構造が簡単になるが、反面次の欠
点を生ずる。(1)スパタリング用放電ガス(通常アル
ゴン)イオンのターゲット入射エネルギーを高く保つた
めに高い放電電圧(陰極下降電圧)を必要とし、グロー
放電に限定され、放電電流密度も制限される。かくして
陰極下降電圧によるターゲットへの入射イオン電流密度
もアーク放電に比較して著しく低い範囲に限定される。
(2)冷陰極放電の点火と保持のために放電のガス圧力
がアーク放電に比較してかなり高い範囲に限定される
(例えばアルゴンガスの場合は2×10-3Torr〜10-2Torr
程度の高い圧力となってしまう)ため、スパタリング粒
子の放電ガスによる散乱が大きくなり、例えばアルゴン
の場合1〜5cm程度の小さな平均自由行程となってしま
い、基板への付着効率を低下させる。換言すれば、ター
ゲットと基板間の距離を数cm以上にすると付着効率が著
しく低下するので使用上非常に不便である。
[発明の解決しようとするる課題] 本発明は上述のような従来技術が有している欠点を解
消するという課題に基づき研究の結果なされたものであ
る [課題を解決する為の手段] 本発明は上述の従来技術が有している欠点を改善し、
高効率なスパタリング装置を提供することを目的とする
ものである。
本発明の第1の発明は、真空系と、排気系と、アーク
放電プラズマ流発生源と、該アーク放電プラズマ流発生
源がアーク放電プラズマ流を発生する為の直流電源と、
上記アーク放電プラズマ流発生源から発生したアーク放
電プラズマ流を挟んで配置され、該プラズマ流をシート
状に変形する少なくとも一対の永久磁石と、上記アーク
放電プラズマ流発生源との間でアーク放電を形成する陽
極と、上記永久磁石によってシート状に変形されたプラ
ズマ流を陽極へ効率的に導くための磁場を与える磁場手
段と、上記シートプラズマに沿って配置されたターゲッ
トと、該ターゲットを上記シートプラズマより負の電位
に保つ直流電源とを有し、上記シートプラズマを挟んで
ターゲットと反対側に配置された基体にターゲットから
発生した粒子を付着させて被膜を形成するようにした高
効率シートプラズマスパタリング装置であって、アーク
放電プラズマ流発生源が、熱容量の小さい補助陰極と、
LaB6からなる主陰極とを有し、該補助陰極に初期放電を
集中させ、それを利用して主陰極LaB6を加熱し、主陰極
LaB6が最終陰極としてアーク放電を行なうようにした複
合陰極型プラズマ発生装置であることを特徴とした高効
率シートプラズマスパタリング装置である。から、本発
明の第2の発明は、真空系と、排気系と、アーク放電プ
ラズマ流発生源と、該アーク放電プラズマ流発生源がア
ーク放電プラズマ流を発生する為の直流電源と、上記ア
ーク放電プラズマ流発生源から発生したアーク放電プラ
ズマ流を挟んで配置され、該プラズマ流をシート状に変
形する少なくとも一対の永久磁石と、上記アーク放電プ
ラズマ流発生源との間でアーク放電を形成する陽極と、
上記永久磁石によってシート状に変形されたプラズマ流
を陽極へ効率的に導くための磁場を与える磁場手段と、
上記シートプラズマに沿って配置されたターゲットと、
該ターゲットを上記シートプラズマより負の電位に保つ
直流電源とを有し、上記シートプラズマを挟んでターゲ
ットと反対側に配置された基体にターゲットから発生し
た粒子を付着させて被膜を形成するようにした高効率シ
ートプラズマスパタリング装置であって、アーク放電プ
ラズマ流発生源が、熱陰極と、該熱陰極と陽極の間に配
された中間電極とを有する圧力勾配型プラズマ発生装置
であることを特徴とする高効率シートプラズマスパタリ
ング装置である。
以下、第1図に従って本発明のスパタリング方法を説
明する。第1図はシートプラズマの厚み方向から見た図
であり、シートプラズマは紙面に垂直な方向に幅を有し
ている。
第1図は本発明のスパタリング方法の概念的説明図で
ある。図は、シートプラズマを側面(厚み方向)から見
たところである。第1図において、1は磁場に沿ったア
ーク放電円柱状プラズマ流であり、2はその円柱状プラ
ズマ流を高能率シートプラズマに変形する一対に角形永
久磁石、3はシートプラズマであり、図では厚みで示さ
れている(図面に垂直に大きな幅を有している)。4は
プラズマの流れの幅方向の初期磁場を示す。5はシート
プラズマ面からイオン流が入射するスパタリング用ター
ゲット(厚みで示されている。図面に垂直に大きな幅を
有している)、6はターゲット5に、シートプラズマ3
に対して負のバイアス電圧を直流電源、7はスパタリン
グ粒子によって表面に薄膜を形成する基体をそれぞれ示
している。8はアーク放電の陽極であり熱陰極との間で
放電を形成する。9は陽極8方向の磁場を示す。
本発明においては、アーク放電によって発生したプラ
ズマを利用する。かかるアーク放電プラズマ流発生源と
しては、複合陰極型プラズマ発生装置、又は、圧力勾配
型プラズマ発生装置、又は両者を組み合わせたプラズマ
発生装置を用いる。このようなプラズマ発生装置につい
ては真空第25巻第10号(1982年発行)に記載されてい
る。
複合陰極型プラズマ発生装置とは、熱容量の小さい補
助陰極と、LaB6から主陰極とを有し、該補助陰極に初期
放電を集中させ、それを利用して主陰極LaB6を加熱し、
主陰極LaB6が最終陰極としてアーク放電を行なうように
したプラズマ発生装置である。補助陰極としてはWから
なるコイル又はTaからなるパイプ状のものが挙げられ
る。
第5図に、円板状の主陰極LaB6510と、パイプ状のTa
からなる補助陰極520とを有する複合陰極型アーク放電
プラズマ流発生装置の一例であり、530は陰極を保護す
るためのWからなる円板、54はMoからなる円筒、55はMo
からなる円板状の熱シールド、56は冷却水、57はステン
レスからなる陰極支持台、58はガスである。
以上のような複合陰極型プラズマ発生装置において
は、熱容量の小さな補助陰極を集中的に初期放電で加熱
し初期陰極として動作させ、間接的にLaB6の主陰極を加
熱し、最終的にはLaB6の主陰極によるアーク放電へと移
行させる方式であるので、補助陰極が2500℃以上の高温
になって寿命に影響する以前にLaB6の主陰極が1500℃〜
1800℃に加熱され、大電子流放出可能になるので、補助
陰極のそれ以上の温度上昇が避けられるという点が大き
な利点てある。
又、圧力勾配型プラズマ発生装置とは、陰極と陽極の
間に中間電極を介在させ、陰極領域を1Torr程度に、そ
して陽極領域を10-3Torr程度に保って放電を行なうもの
であり、陽極領域からのイオン逆流による陰極の損傷が
ない上に、中間電極のない放電形式のものと比較して、
放電電子流を作り出すためのキャリアガスのガス効率が
飛躍的に高く、大電流放電が可能であるという利点有し
ている。
第6図に圧力勾配型プラズマ発生装置の一例の模式図
を示す。61は陰極であり、63は環状永久磁石62を内蔵し
た第1中間電極、64は空芯コイル65を内蔵した第2中間
電極であり、圧力勾配型プラズマ発生装置はかかる陰極
61、中間電極63、64からなっている。かかるプラズマ発
生装置は真空室66へプラズマ72を発生する。67は陰極61
が陽極70との間で放電を開始する為の放電開始電源、68
は陰極61が定常的に放電を維持するための主放電電源で
ある。69はガス導入口、71はプラズマを集束させるため
の磁石である。
複合陰極型プラズマ発生装置と、圧力勾配型プラズマ
発生装置とは、それぞれ上記のような利点を有してお
り、両者を組み合わせたプラズマ発生装置、即ち、陰極
として複合陰極を用いるとともに中間電極も配したプラ
ズマ発生装置は、上記利点を同時に得ることがてきるの
で大変好ましい。例えば、第6図の陰極61として第5図
に示したような複合陰極を用いると本発明のアーク放電
プラズマ流を発生する装置として大変好ましい。
以上のようなプラズマガンから発生したアーク放電プ
ラズマ流1は円柱状であり、永久磁石プラズマによる磁
場によりシート状に変形され、厚みが薄く、幅は広く、
長いシートプラズマ3となる。
第2図は、本発明において円柱状プラズマ流をシート
プラズマに変形する原理を示す概念図である。
第2図(a)は永久磁石の縦断面図における磁場の状
態を示す図、第2図(b)は永久磁石の上から見た磁場
の状態を示す図、第2図(c)は一対の永久磁石の間で
の磁場の状態を、プラズマの流れの軸方向から見た図で
ある。
21は円柱状プラズマ流、 22は永久磁石、 23はシート状に変形されたプラズマをそれぞれ示す。
Bzoはプラズマの流れの軸方向の初期磁場、 Bxはプラズマのお幅を拡大する永久磁石の磁場成分、 Byはプラズマの厚みを圧縮する永久磁石の磁場成分、 Bzは永久磁石のプラズマの流れの軸方向の成分をそれ
ぞれ示す。
円柱状のプラズマ流をシート状に変形する原理は、第
2図に示した通りである。即ち、初期の磁場Bzoに新し
く永久磁石の磁場(Bx,By,Bz)を加えることである。Bx
はプラズマ円柱を拡げ、シートプラズマの幅を拡大し、
Byはプラズマ円柱を圧縮し、シートプラズマを薄くす
る。この時永久磁石のプラズマの流れの軸方向の成分Bz
は初期の磁場Bzoより大きくないことが必要条件てあ
る。即ち、第1図において、プラズマの流れの軸方向の
初期磁場4は永久磁石2のプラズマの流れの軸方向の成
分より大きいことが必要条件である。即ち、第1図にお
いてプラズマの流れの軸方向の初期磁場4は永久磁石2
のプラズマの流れの軸方向の成分より大きいことが必要
条件である。必要に応じて、外部の磁場手段によって初
期磁場4を強めることも有効である。
以上のようにして、Bzoと永久磁石の磁場(Bx,By,B
z)の強さを変えることによってシートプラズマの幅、
厚み、密度の一様性を任意に調節することができる。例
えば、厚み1〜2cm、幅10cm〜50cm、長さ0.2〜3m程度の
シート状プラズマも容易に生成できる。
以上のようにして作られたシートプラズマ3はアーク
放電の陽極8に集束する。所望によって、シートプラズ
マ3を陽極8方向へより安定的に導く為に、外部を磁場
手段、例えば空芯コイル等によって陽極8方向の磁場9
を形成しても良い。
スパタリングは直流電源6によってシートプラズマ3
により負の電位に保たれたターゲット5へ、シートプラ
ズマ3中のイオンが加速され、該イオンがターゲット5
に衝突し、ターゲット物質がスパタリングされることに
よってなされる。スパタされた粒子が基体7に付着し、
薄膜が形成される。
ターゲット5は大面積のものの使用可能である。大面
積のターゲットを用いる場合には、一様で大面積に渡っ
ての大電流密度の入射イオン流が必要になるが、一般の
磁場中アーク放電プラズマ流は円柱状であり、プラズマ
の密度分布は中心(1cm程度の幅)から周辺にかけて急
激に低下するので一般のアーク放電はこの要請に対応で
きない。しかしながら、本発明においては、上述のよう
なシートプラズマを用いており、大電流密度の一様な入
射イオン流を大面積に効率よく形成できるため、大面積
のターゲットを効率的にスパタできる。
ターゲット5はシートプラズマ3と平行して配置され
ると、均一にスパタされるので好ましい。又、薄膜が形
成される基体7はシートプラズマ3を挟んでターゲット
5と対向して配置されることが好ましい。特に、ターゲ
ット5及びシートプラズマ3と平行して配置されるとス
パタされた粒子が均一に付着して均一な薄膜が形成され
るので好ましい。ターゲット5と基体7は同程度の面積
を有していると、ムダがなく、均一に薄膜形成が行なえ
るので好ましい。
本発明において薄膜が形成される基体としては、特に
限定されないが、ガラス板、金属板、プラスチックフィ
ルム、金属フィルムなどが使用できる。
特に、近年大面積化が求められている建築用の窓等の
分野に適応する為に、大面積のガラス基板又はフィルム
に対する各種の膜材料のコーティングに大変有効であ
る。
本発明のスパタリング方法で形成できる膜の膜材料と
しては特に限定されないが、液晶表示素子等のディスプ
レイ用の透明電極、太陽電池等の電極、熱線反射ガラ
ス、電磁遮蔽ガラス、低放射性(Low emissivity)ガラ
ス等の用途に必要な材料、例えばITO(錫をドープした
酸化インジウム)、フッ素又はアンチモンをドープした
酸化錫等や、Ag,Al,Si,Zr,Ti,Cu,Cr,Zn等の金属、又は
これらの酸化物、ホウ化物、硫化物等が本発明のスパタ
リング方法で形成される膜材料の例として挙げられる。
又、複数のプラズマガンから発生したプラズマを連結
して大面積のシートプラズマを形成することもできる。
例えば、第3図に示したような手段を用いることができ
る。この場合、一列に並んだ永久磁石の両端において、
シートプラズマの幅を拡大する方向の磁場成分Bxの対称
性を保つ為に、図示したようにもう一対の永久磁石を配
置することが必要である。かかる大面積のシートプラズ
マを用いて、非常に大面積の基体に対する薄膜形成が可
能である。
次に、第4図に従って本発明のスパタリング装置を説
明する。
31は真空室、32は排気系である。
陰極51は直流電源35によって陽極34との間でアーク放
電を行ない、プラズマを発生する。
52は環状永久磁石内蔵第1中間電極、53は空芯コイル
内蔵第2中間電極であり、それぞれ陰極51から発生した
アーク放電プラズマ流に陽極54方向の磁場を与えるとと
もに、アーク放電の中間電極として、プラズマ?効率よ
く陽極方向へ導く。
33は、陰極51、第1中間電極52、第2中間電極53から
なる圧力勾配型プラズマガンであり、内部は1Torr程度
に保たれ、排気系32によって10-3Torr程度の保たれた真
空室31へアーク放電円柱プラズマ流を発生する。
36は一対の永久磁石であり、圧力勾配型プラズマガン
33から発生した円柱プラズマ流の両側から磁界を与え、
シート状のプラズマ37に変形する。
第3図では、陽極Aとの間で放電を行なう陰極Kとし
て複合陰極を用い、中間電極G1,G2と組み合わせて圧力
勾配型としたプラズマ発生源を並べ、各プラズマ発生源
によって発生したアークプラズマ流を一組の永久磁石PM
によってシート化したプラズマ流を3つ連結した例を示
した。
第4図はシート状プラズマ37を厚み方向がら見た図で
あり、磁石36及びシートプラズマ37はそれぞれ紙面に垂
直な長さ及び幅を有している。
38、39は空芯コイルであり、圧力勾配型プラズマガン
33から陽極34方向の磁場40を形成し、シートプラズマ37
を安定的に陽極34へ導く。
41はターゲットであり、直流電源42により、シートプ
ラズマ37よりも負の電位にバイアスされている。
43は薄膜が形成される基体であり、シートプラズマ中
のイオンがターゲット41に衝突してたたき出された粒子
が付着して薄膜が形成される。
又、連続して薄膜形成を行なう場合には、紙面と垂直
の方向に基板あるいはフィルムを搬送すると効率が良い
ので好ましい。
実施例1 ターゲットとして錫を7.5wt%添加した酸化インジウ
ムの焼結体(10cm×40cm)を、基板としては加熱してい
ない無アルカリガラス(旭硝子社製:商品名ANガラス、
10cm×30cm)を使用し、これらを本発明による真空チャ
ンバー内にセットした後、チャンバー内を1×10-5Torr
以下に排気し、次に複合陰極を用いた圧力勾配型プラズ
マガンにアルゴンガスを導入し、アーク放電させた。そ
の後、スパタリング圧力が1×10-3Torrで酸素分圧が2
%になるようにアルゴン及び酸素ガスをチャンバー内に
導入した。ここでターゲットに−400Vのスパタリング電
圧を印加し、基板静止の状態で1分間ITO(錫を含む酸
化インジウム)膜を成膜した。この時のターゲットとシ
ートプラズマは約3cm、シートプラズマと基板は約4cm、
ターゲットと基板は約8cm離れていた。この時のプラズ
マガンの電流は120A、スパタリング電流は9.3Aであっ
た。コーティングされたITO膜の特性は膜厚4800Å、比
抵抗2.5×10-4Ωcm、波長550nmでの透過率82%であっ
た。
実施例2 ターゲットとしてチタン金属(10cm×40cm)を、基板
としては加熱していないフロートガラス(10cm×30cm)
を用い、これらを本発明による真空チャンバー内にセッ
トした後、まずチャンバー内を1×10-5Torr以下に排気
し、次にプラズマガンにアルゴンガスを導入し、放電さ
せた。その後、スパタリング圧力が1.2×10-3Torrにな
るようにチャンバー内に酸素ガスを導入した。実施例1
と同様にターゲットを基板は約8cm離れていた。ターゲ
ットに−450Vのスパタリング電圧を印加し、基板静止の
状態で10分間TiO2膜を成膜した。この時のプラズマガン
の電流は200A、スパタリング電流は13.8Aであった。コ
ーティングされたTiO2膜は膜厚1900Åで透明であった。
比較例1 実施例1と同程度のターゲットサイズを持つDCマグネ
トロンスパタリング装置を用い、同じターゲット基板を
用いて成膜を行なった。まずチャンバー内を1×10-5To
rr以下に排気した。次にスパタリング圧力が1×10-3To
rrで酸素分圧が2%になるようにアルゴン及び酸素ガス
をチャンバー内に導入した。ターゲットと基板は約8cm
離して配置されていた。ターゲットに−400Vのスパタリ
ング電圧を印加し、基板静止の状態で1分間ITO膜を成
膜した。この時のスパタリング電流は3.0Aであった。コ
ーティングされたITO膜の特性は膜厚1800Å、比抵抗7.2
×10-4Ωcm、波長550nmでの透過率82%であった。
比較例2 実施例2と同程度のターゲットサイズを持つDCマグネ
トロンスパタリング装置を用い、同じターゲット基板を
用いて成膜を行った。まず、チャンバー内を1×10-5To
rr以下に排気し、次にスパタリング圧力が1.2×10-3Tor
rになるようにチャンバー内に酸素ガスを導入した。タ
ーゲットに−450Vのスパタリング電圧を印加し、基板静
止の状態で10分間TiO2膜を成膜した。この時のスパタリ
ング電流は6.8Aであった。コーティングされたTiO2膜は
膜厚800Åで透明であった。
[効果] 本発明において、使用される高密度シートプラズマ
は、アーク放電を利用しているため、従来のマグネトロ
ンスパタリングやイオンプレーティングに利用されてい
るグロー放電型プラズマに比べて、プラズマの密度が50
〜100倍高く、ガスの電離度は、数十%となり、イオン
密度、電子密度、中性活性種密度も非常に高い。本発明
のようにこのような高密度のプラズマにターゲットと基
板を対向させ、プラズマに対し、ターゲットに負の電圧
を印加すると、ターゲット方向に非常に多数のイオンを
取り出すことが可能となり、従来のマグネトロンスパタ
リングに比較して、2〜5倍の高速スパタリングの実現
できる。
さらに、酸素、アルゴン等の雰囲気ガスの多くは、反
応性の高いイオンや中性の活性状態を取り、加えてスパ
タリングされた粒子や酸素原子(反応性スパタリングの
場合)も基板に到達する前に高密度のプラズマの中を通
り、反応性の高いイオンや中性の活性種となる。その結
果、基板上での反応性が高まり、基板加熱がなくとも、
従来よりも高速の成膜速度ご実現できる。特に、ITO等
の透明電導膜を形成する場合には、基板加熱をしなくて
も低抵抗の品質の良い膜が高速で得られるので有利であ
る。
また、従来のマグネトロンスパタリング装置において
は、ターゲットがプラズマを発生させるための電極とを
兼ねているのに対し、本発明のスパタリング装置におい
ては、シートプラズマの密度はアーク放電プラズマ発生
源に印加する直流電源によってコントロールされ、スパ
タリング速度はプラズマ密度とは独立に、ターゲットに
加える直流電源によってコントロールされるので、プラ
ズマ密度とスパタリング速度を別々に制御することが可
能であるという利点も有する。
更に、本発明においては放電電流はターゲットにかか
る負のバイアス電圧とは独立にコントロールできるの
で、アーク放電の特徴を生かして大電流迄可能になり、
ターゲットへの入射イオン電流密度も現在のマグネトロ
ン型スパタリング方式より著しく高くすることができ
る。
また、本発明においては、熱陰極による電子放出方式
をとっているので、冷陰極方式よりも放電ガスの圧力を
著しく低くすることが可能である。例えば、放電ガスと
してアルゴンを用いた場合には、2×10-4Torr以下の圧
力も可能である。従って、スパタリングされた粒子の散
乱を小さくすることができると同時にターゲットの負バ
イアス電圧を高く、例えば数100V程度に維持することも
可能となる。これにより、大変高速のスパタリング及び
薄膜形成が可能となる。
従って、本発明のスパタリング装置は、マグネトロン
スパタリングと比べて、同じターゲット電圧に対してよ
り多くのスパタリング電流が得られるため、成膜速度も
大きくなるという利点も有する。
従って、本発明によれば、一般にイオンプレーティン
グ法と比較して成膜速度が小さいというスパタリング法
の欠点が除去され、イオンプレーティング法におけるプ
ラズマイオンのエネルギーと比較して、本発明におい
て、シートプラズマからターゲットへ加速されターゲッ
トをスパタするイオンのエネルギーは大きく、従ってか
かるイオンの移動速度も大きく、かかる高エネルギーの
イオンがシートプラズマという大面積のイオン源から一
様に得られるため、むしろイオンプレーティング法以上
に高速の成膜が可能となる。
また、本発明においては、ターゲット全面にわたりプ
ラズマ密度が均一なシートプラズマをスパタリングのた
めのイオン源として用いており、ターゲット全面に一様
にシートプラズマからイオンが入射するので、有効ター
ゲット面積が大きい。即ち、非常に大面積コーティング
に有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のスパタリング装置の概念的説明図で
ある。 第2図は本発明において円柱状プラズマ流をシートプラ
ズマに変形する原理を示す概念図である。第2図(a)
は永久磁石の縦断面における磁場の状態を示す図、第2
図(b)は永久磁石の上から見た磁場の状態を示す図。
第2図(c)は一対の永久磁石の間での磁場の状態を、
2の流れの軸方向から見た図である。 第3図は複数のプラズマガンを用いて大面積のシートプ
ラズマを得る手段の一例を示す図である。図はシートプ
ラズマの上から見た図である。 第4図は、本発明のスパタリング装置の一例を示す概略
図である。図はシートプラズマの側面(厚み方向)から
見たところである。 第5図は複合陰極型プラズマ発生装置の一例の概略図で
ある。 第6図は圧力勾配型プラズマ発生装置の一例の概略図で
ある。 1:アーク放電円柱プラズマ流 2:永久磁石 3:シートプラズマ 4:プラズマの流れの軸方向の初期磁場 5:ターゲット 6:直流電源 7:薄膜を形成する基体 8:アーク放電の陽極 9:陽極8方向の磁場 21:円柱状プラズマ流 22:永久磁石 23:シート状に変形されたプラズマ Bzo:プラズマの流れの軸方向の初期磁場 Bx:プラズマの幅を拡大する永久磁石の磁場成分 By:プラズマの厚みを圧縮する永久磁石の磁場成分 Bz:永久磁石のプラズマの流れの軸方向の成分 31:真空室 32:排気系 33:圧力勾配型プラズマガン 51:陰極 52:第1中間電極 53:第2中間電極 34:陽極 35:直流電源 36:永久磁石 37:シート状プラズマ 38、39:空芯コイル 40:磁場 41:ターゲット 42:直流電源 43:基体 K:陰極 G1:第1中間電極 G2:第2中間電極 PM:永久磁石 EPM:もう1組の永久磁石(extra permanent magnt) Bzo:初期磁場 A:陽極 510:LaB6からなる主陰極 520:Taからなるパイプ状の補助陰極 530:W円板 54:Mo tnbe 55:Mo円板(熱シールド) 56:water(冷却水) 57:ステンレス(SUS)陰極支持台 58:gas 61:陰極 62:環状永久磁石 63:第1中間電極 64:第2中間電極 65:空芯コイル 66:真空室 67:放電開始電源 68:主放電電源 69:ガス導入口(gas inlet) 70:陽極 71:永久磁石 72:プラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 啓安 神奈川県横浜市保土ケ谷区新井町383― 21 (56)参考文献 特開 昭59−47381(JP,A) 特開 昭59−27499(JP,A) 特開 昭63−38577(JP,A) 特開 昭62−163242(JP,A) 特開 昭63−62872(JP,A) 特開 昭63−223171(JP,A) 実開 昭63−60300(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 14/00 - 14/58 H01L 21/203,21/285

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空系と、排気系と、アーク放電プラズマ
    流発生源と、該アーク放電プラズマ流発生源がアーク放
    電プラズマ流を発生する為の直流電源と、上記アーク放
    電プラズマ流発生源から発生したアーク放電プラズマ流
    を挟んで配置され、該プラズマ流をシート状に変形する
    少なくとも一対の永久磁石と、上記アーク放電プラズマ
    流発生源との間でアーク放電を形成する陽極と、上記永
    久磁石によってシート状に変形されたプラズマ流を陽極
    へ効率的に導くための磁場を与える磁場手段と、上記シ
    ートプラズマに沿って配置されたターゲットと、該ター
    ゲット上記シートプラズマより負の電位に保つ直流電源
    とを有し、上記シートプラズマを挟んでターゲットと反
    対側に配置された基体にターゲットから発生した粒子を
    付着させて被膜を形成するようにした高効率シートプラ
    ズマスパタリング装置であって、 アーク放電プラズマ流発生源が、熱容量の小さい補助陰
    極と、LaB6からなる主陰極とを有し、該補助陰極に初期
    放電を集中させ、それを利用して主陰極LaB6を加熱し、
    主陰極LaB6が最終陰極としてアーク放電を行なうように
    した複合陰極型プラズマ発生装置であることを特徴とし
    た高効率シートプラズマスパタリング装置。
  2. 【請求項2】真空系と、排気系と、アーク放電プラズマ
    流発生源と、該アーク放電プラズマ流発生源がアーク放
    電プラズマ流を発生する為の直流電源と、上記アーク放
    電プラズマ流発生源から発生したアーク放電プラズマ流
    を挟んで配置され、該プラズマ流をシート状に変形する
    少なくとも一対の永久磁石と、上記アーク放電プラズマ
    流発生源との間でアーク放電を形成する陽極と、上記永
    久磁石によってシート状に変形されたプラズマ流を陽極
    へ効率的に導くための磁場を与える磁場手段と、上記シ
    ートプラズマに沿って配置されたターゲットと、該ター
    ゲットを上記シートプラズマより負の電位に保つ直流電
    源とを有し、上記シートプラズマを挟んでターゲットと
    反対側に配置された基体にターゲットから発生した粒子
    を付着させて被膜を形成するようにした高効率シートプ
    ラズマスパタリング装置であって、 アーク放電プラズマ流発生源が、熱陰極と、該熱陰極と
    陽極の間に配された中間電極とを有する圧力勾配型プラ
    ズマ発生装置であることを特徴とする高効率シートプラ
    ズマスパタリング装置。
JP1228226A 1988-09-08 1989-09-05 高効率シートプラズマスパタリング装置 Expired - Fee Related JP2921874B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP88114691A EP0357824B1 (en) 1988-09-08 1988-09-08 A sheet plasma sputtering method and an apparatus for carrying out the method
EP88114691.4 1988-09-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02104663A JPH02104663A (ja) 1990-04-17
JP2921874B2 true JP2921874B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=8199285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1228226A Expired - Fee Related JP2921874B2 (ja) 1988-09-08 1989-09-05 高効率シートプラズマスパタリング装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4885068A (ja)
EP (1) EP0357824B1 (ja)
JP (1) JP2921874B2 (ja)
DE (1) DE3880135T2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5045166A (en) * 1990-05-21 1991-09-03 Mcnc Magnetron method and apparatus for producing high density ionic gas discharge
JPH0688222A (ja) * 1992-07-21 1994-03-29 Nachi Fujikoshi Corp スパッタイオンプレーティング装置
EP0636702B1 (en) * 1993-07-28 1999-05-19 Asahi Glass Company Ltd. Methods for producing functional films
KR960043012A (ko) * 1995-05-19 1996-12-21 가나이 쯔도무 플라즈마 처리방법 및 처리장치
DE29615190U1 (de) * 1996-03-11 1996-11-28 Balzers Verschleissschutz GmbH, 55411 Bingen Anlage zur Beschichtung von Werkstücken
EP1017870B1 (en) * 1997-09-12 2002-10-23 Unaxis Balzers Aktiengesellschaft Tool having a protective layer system
CN100560787C (zh) * 2002-02-27 2009-11-18 亨利J·拉莫斯 在磁化的片等离子体源中在金属衬底上形成氮化钛薄膜
FR2869324B1 (fr) * 2004-04-21 2007-08-10 Saint Gobain Procede de depot sous vide
JP4906331B2 (ja) * 2005-12-06 2012-03-28 新明和工業株式会社 シートプラズマ成膜装置
WO2007066574A1 (ja) * 2005-12-06 2007-06-14 Shinmaywa Industries, Ltd. シートプラズマ成膜装置
JP5374288B2 (ja) * 2009-09-15 2013-12-25 新明和工業株式会社 スパッタリング方法
DE102010039365B4 (de) * 2010-08-16 2016-03-24 Forschungsverbund Berlin E.V. Plasma-Prozesse bei Atmosphärendruck
US10056237B2 (en) 2012-09-14 2018-08-21 Vapor Technologies, Inc. Low pressure arc plasma immersion coating vapor deposition and ion treatment
RU2662912C2 (ru) * 2013-03-15 2018-07-31 Вейпор Текнолоджиз Инк. Осаждение из паровой фазы для нанесения покрытия с погружением в дуговую плазму низкого давления и ионная обработка
GB2576543A (en) * 2018-08-23 2020-02-26 Dyson Technology Ltd An apparatus
GB2576547A (en) * 2018-08-23 2020-02-26 Dyson Technology Ltd A method
GB2576544A (en) * 2018-08-23 2020-02-26 Dyson Technology Ltd An apparatus
GB2576542A (en) * 2018-08-23 2020-02-26 Dyson Technology Ltd An apparatus
GB2599392B (en) * 2020-09-30 2024-01-03 Dyson Technology Ltd Sputter deposition apparatus and method
GB2599393A (en) * 2020-09-30 2022-04-06 Dyson Technology Ltd Method and apparatus for sputter deposition

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3472751A (en) * 1965-06-16 1969-10-14 Ion Physics Corp Method and apparatus for forming deposits on a substrate by cathode sputtering using a focussed ion beam
FR2148801A5 (en) * 1971-08-04 1973-03-23 Pleshivtsev Nikolai Plasma generator - for charged particles using solenoid field in two electrode discharge chambers
CH551497A (de) * 1971-10-06 1974-07-15 Balzers Patent Beteilig Ag Anordnung zur zerstaeubung von stoffen mittels einer elektrischen niederspannungsentladung.
FR2435810A1 (fr) * 1978-09-08 1980-04-04 Anvar Perfectionnements aux dispositifs de pulverisation cathodique, notamment pour le depot de couches minces
US4424103A (en) * 1983-04-04 1984-01-03 Honeywell Inc. Thin film deposition
US4767931A (en) * 1986-12-17 1988-08-30 Hitachi, Ltd. Ion beam apparatus
JPH0676656B2 (ja) * 1987-03-12 1994-09-28 上進 浦本 高能率シートプラズマ型スパタリング装置
JP2594068B2 (ja) * 1987-10-30 1997-03-26 呉羽化学工業株式会社 加工食品が充填された円筒状フィルム包装体

Also Published As

Publication number Publication date
EP0357824B1 (en) 1993-04-07
EP0357824A1 (en) 1990-03-14
DE3880135T2 (de) 1993-09-16
US4885068A (en) 1989-12-05
DE3880135D1 (de) 1993-05-13
JPH02104663A (ja) 1990-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2921874B2 (ja) 高効率シートプラズマスパタリング装置
EP0428358B1 (en) Geometries and configurations for magnetron sputtering apparatus
Waits Planar magnetron sputtering
US3836451A (en) Arc deposition apparatus
US3625848A (en) Arc deposition process and apparatus
Thornton et al. Cylindrical magnetron sputtering
US5009922A (en) Method of forming a transparent conductive film
CA2326202C (en) Method and apparatus for deposition of biaxially textured coatings
KR20150016983A (ko) 사전 안정화된 플라즈마를 이용하는 프로세스들을 위한 스퍼터링을 위한 방법
Wasa Sputtering systems
JP2635385B2 (ja) イオンプレーティング方法
US6962648B2 (en) Back-biased face target sputtering
JPH034621B2 (ja)
Parsons et al. Thin Film Processes II
JPH0329216A (ja) 透明電導膜の形成方法
JPH05295538A (ja) 両面スパッタ成膜方法及びその装置
JPH0273963A (ja) 低温基体への薄膜形成方法
JP2878299B2 (ja) イオンプレーティング方法
Zoeller et al. Large-area IAD with a new plasma source
JPH07122133B2 (ja) イオンプレ−テイング方法とその装置
JPH0273967A (ja) 高効率スパッタリング方法
JP2000017431A (ja) MgO膜形成方法およびパネル
JPH02240250A (ja) 導電性カラーフィルター基板及びコーティング方法
JPS63458A (ja) 真空ア−ク蒸着装置
JPH0273964A (ja) 回転カソードを用いた薄膜形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees