JPH05295538A - 両面スパッタ成膜方法及びその装置 - Google Patents
両面スパッタ成膜方法及びその装置Info
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- JPH05295538A JPH05295538A JP1841493A JP1841493A JPH05295538A JP H05295538 A JPH05295538 A JP H05295538A JP 1841493 A JP1841493 A JP 1841493A JP 1841493 A JP1841493 A JP 1841493A JP H05295538 A JPH05295538 A JP H05295538A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/14—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
- H01F41/18—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates by cathode sputtering
- H01F41/183—Sputtering targets therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は基板の両面に薄膜をスパッタ成膜する
装置に関し、特に基板とスパッタターゲットの距離を最
適化してターゲットから放出されたスパッタ粒子の付着
効率を向上とターゲットの利用効率を向上することにあ
る。 【構成】基板4に対し両面にカソード7を設置し、かつ
基板4とカソード7のターゲット13との距離を基板直
径の5分の1から2.5分の1にする。またカソード7
の磁気回路を複数個の電磁石により構成する。 【効果】ターゲットから放出されるスパッタ粒子の基板
への付着確率の向上とターゲットの利用効率の向上と薄
膜の膜厚均一性と膜質の向上がはかれ、薄膜製品の原価
低減と品質向上が可能となる。
装置に関し、特に基板とスパッタターゲットの距離を最
適化してターゲットから放出されたスパッタ粒子の付着
効率を向上とターゲットの利用効率を向上することにあ
る。 【構成】基板4に対し両面にカソード7を設置し、かつ
基板4とカソード7のターゲット13との距離を基板直
径の5分の1から2.5分の1にする。またカソード7
の磁気回路を複数個の電磁石により構成する。 【効果】ターゲットから放出されるスパッタ粒子の基板
への付着確率の向上とターゲットの利用効率の向上と薄
膜の膜厚均一性と膜質の向上がはかれ、薄膜製品の原価
低減と品質向上が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板の両面に薄膜を形成
するスパッタ成膜方法及びその装置に関し、特にターゲ
ットの利用効率の向上、ターゲット印加電力当りの基板
へのスパッタ粒子の付着確立を向上するとともに薄膜の
膜厚を均一に形成する方法及び装置、更に前記方法によ
って形成した磁性薄膜を有する磁気ディスク装置に関す
る。
するスパッタ成膜方法及びその装置に関し、特にターゲ
ットの利用効率の向上、ターゲット印加電力当りの基板
へのスパッタ粒子の付着確立を向上するとともに薄膜の
膜厚を均一に形成する方法及び装置、更に前記方法によ
って形成した磁性薄膜を有する磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板に薄膜を形成するスパッタ方法は、
シィン・フィルム・プロセシィーズ(1978)第13
1頁から第173頁(THIN FILM PROCESSES(198
7)pp131−173)に記載されているプレーナマ
グネトロンスパッタ方法が膜の形成速度が速く、また膜
厚均一性も優れるため主に使用されている。前記スパッ
タ方法を用いた両面成膜装置は特開昭60−10696
2に記載されているがターゲットの利用効率の向上や基
板へのスパッタ粒子の付着確立の向上、膜厚の均一化、
形成する薄膜の結晶軸を制御することについては考慮さ
れていない。更に、このプレーナマグネトロンスパッタ
方式の成膜装置において、ターゲットの利用効率を向上
させる方法が特開昭58−3975に記載されている
が、基板へのスパッタ粒子の付着確立を向上させること
や、ターゲットの中心部から最外周部までエロージョン
域を拡大するような利用率向上の方法については考慮さ
れていない。
シィン・フィルム・プロセシィーズ(1978)第13
1頁から第173頁(THIN FILM PROCESSES(198
7)pp131−173)に記載されているプレーナマ
グネトロンスパッタ方法が膜の形成速度が速く、また膜
厚均一性も優れるため主に使用されている。前記スパッ
タ方法を用いた両面成膜装置は特開昭60−10696
2に記載されているがターゲットの利用効率の向上や基
板へのスパッタ粒子の付着確立の向上、膜厚の均一化、
形成する薄膜の結晶軸を制御することについては考慮さ
れていない。更に、このプレーナマグネトロンスパッタ
方式の成膜装置において、ターゲットの利用効率を向上
させる方法が特開昭58−3975に記載されている
が、基板へのスパッタ粒子の付着確立を向上させること
や、ターゲットの中心部から最外周部までエロージョン
域を拡大するような利用率向上の方法については考慮さ
れていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記で述べた枚葉式の
静止対向形プレーナマグネトロンスパッタ方法では、一
般に基板とターゲットの距離は基板直径の半分に設定
し、またターゲットのエロージョンの中心の径(エロー
ジョンが最も深く侵食する部分が形成する円の径)が基
板直径とほぼ同くなるドーナツ状のエロージョンを形成
するような磁気回路を用いていた。この方法ではターゲ
ットから放出されたスパッタ粒子の基板への付着確率は
基板の寸法が大きくなるほど小さくなり、直径150m
mの基板では25%程度であった。
静止対向形プレーナマグネトロンスパッタ方法では、一
般に基板とターゲットの距離は基板直径の半分に設定
し、またターゲットのエロージョンの中心の径(エロー
ジョンが最も深く侵食する部分が形成する円の径)が基
板直径とほぼ同くなるドーナツ状のエロージョンを形成
するような磁気回路を用いていた。この方法ではターゲ
ットから放出されたスパッタ粒子の基板への付着確率は
基板の寸法が大きくなるほど小さくなり、直径150m
mの基板では25%程度であった。
【0004】このようにスパッタ粒子の基板への付着確
率が低いために、投入電力の無駄も多く、またエロージ
ョンが比較的狭い場所に限られるため、ターゲットの利
用効率も低かった。このターゲットの利用効率の向上方
法として発明された上記従来技術(特開昭58−397
5)にしても、エロージョン幅の中心が基板直径となる
ドーナツ状のエロージョンを形成するときにエロージョ
ンの幅を広げる工夫をしたものであるが、基板とターゲ
ットの距離は基板直径の半分を標準としているので、タ
ーゲットから放出されたスパッタ粒子の基板への付着確
率を向上させることについては考慮されていなかった。
率が低いために、投入電力の無駄も多く、またエロージ
ョンが比較的狭い場所に限られるため、ターゲットの利
用効率も低かった。このターゲットの利用効率の向上方
法として発明された上記従来技術(特開昭58−397
5)にしても、エロージョン幅の中心が基板直径となる
ドーナツ状のエロージョンを形成するときにエロージョ
ンの幅を広げる工夫をしたものであるが、基板とターゲ
ットの距離は基板直径の半分を標準としているので、タ
ーゲットから放出されたスパッタ粒子の基板への付着確
率を向上させることについては考慮されていなかった。
【0005】又、一般にマグネトロンスパッタ方法で
は、エロージョン位置をターゲット中心部に持ってくる
(エロージョンの径を小さくする)ためには磁気回路を
制御して磁力線を中心部に集中させなければならない
が、この時、同時に磁力線の弧の部分がヘアピンのよう
に基板側へ伸びることによってプラズマが不安定となっ
てしまう。また、エロージョン位置をターゲットの外周
部付近まで振るためにはプラズマ中の電子がターゲット
外周部のアノードに流入してプラズマが消滅してしま
う。
は、エロージョン位置をターゲット中心部に持ってくる
(エロージョンの径を小さくする)ためには磁気回路を
制御して磁力線を中心部に集中させなければならない
が、この時、同時に磁力線の弧の部分がヘアピンのよう
に基板側へ伸びることによってプラズマが不安定となっ
てしまう。また、エロージョン位置をターゲットの外周
部付近まで振るためにはプラズマ中の電子がターゲット
外周部のアノードに流入してプラズマが消滅してしま
う。
【0006】上記した従来の技術には、上述したような
プラズマが不安定となってしまうこと及びプラズマが消
滅してしまうことに対して解決する方法及び手段につい
て触れられていない。即ち、上記従来の技術では、ター
ゲットの中心部から外周部に至るまで広範囲に渡りエロ
ージョンを発生させてターゲットから放出されたスパッ
タ粒子を効率良く基板に付着させ、かつ高い利用効率で
ターゲットを使用することについて考慮されていなかっ
た。
プラズマが不安定となってしまうこと及びプラズマが消
滅してしまうことに対して解決する方法及び手段につい
て触れられていない。即ち、上記従来の技術では、ター
ゲットの中心部から外周部に至るまで広範囲に渡りエロ
ージョンを発生させてターゲットから放出されたスパッ
タ粒子を効率良く基板に付着させ、かつ高い利用効率で
ターゲットを使用することについて考慮されていなかっ
た。
【0007】本発明の目的は、プレーナマグネトロンス
パッタにおいて、ターゲットから放出されたスパッタ粒
子を効率良く基板に付着させ、かつ、膜厚が均一で、結
晶軸が基板の全面に渡ってほぼ垂直に成長するように薄
膜を形成する両面スパッタ成膜方法およびその装置、及
び上記両面スパッタ方法で製作した基板を備えた磁気デ
ィスク装置を提供することにある。
パッタにおいて、ターゲットから放出されたスパッタ粒
子を効率良く基板に付着させ、かつ、膜厚が均一で、結
晶軸が基板の全面に渡ってほぼ垂直に成長するように薄
膜を形成する両面スパッタ成膜方法およびその装置、及
び上記両面スパッタ方法で製作した基板を備えた磁気デ
ィスク装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、基板の両側
に設置する一対のターゲットの間隔を基板の径よりも狭
く設定し、かつ、基板の両側に複数個の電磁石により構
成され基板に対して対称な磁場を形成する磁場発生手段
を設け、磁場中に閉じ込めたプラズマの位置を磁場で制
御してターゲットの中心部から外周部に至るまで広範囲
に渡りエロージョンを発生させることにより達成され
る。
に設置する一対のターゲットの間隔を基板の径よりも狭
く設定し、かつ、基板の両側に複数個の電磁石により構
成され基板に対して対称な磁場を形成する磁場発生手段
を設け、磁場中に閉じ込めたプラズマの位置を磁場で制
御してターゲットの中心部から外周部に至るまで広範囲
に渡りエロージョンを発生させることにより達成され
る。
【0009】
【作用】基板とターゲットとの間隔を狭く設定すること
により、ターゲット上のスパッタされる位置から基板を
見込む立体角が増加するので、ターゲットから余弦則に
基づいて放出されるスパッタ粒子の基板付着確立を大き
くすることができる。
により、ターゲット上のスパッタされる位置から基板を
見込む立体角が増加するので、ターゲットから余弦則に
基づいて放出されるスパッタ粒子の基板付着確立を大き
くすることができる。
【0010】また、前記した磁場発生手段で基板に対し
て対称な磁場を基板の両側に発生させることにより、一
般にカスプ磁場と呼ばれる互いの磁力線が反撥しあう磁
場が基板を挾んで形成され、エロージョン位置が中央部
に来るような磁場を構成しても基板の両側から延びる磁
力線が基板を挾んで互いに反撥しあうので、前述したよ
うな磁力線の弧の部分がヘアピンのように基板側へ伸び
ることによって生ずるプラズマの不安定という問題は解
決される。従って、プラズマを従来よりもターゲットの
中心部付近に安定に発生させられるので、エロージョン
位置をターゲットの中心側に持ってくることができるよ
うになる。
て対称な磁場を基板の両側に発生させることにより、一
般にカスプ磁場と呼ばれる互いの磁力線が反撥しあう磁
場が基板を挾んで形成され、エロージョン位置が中央部
に来るような磁場を構成しても基板の両側から延びる磁
力線が基板を挾んで互いに反撥しあうので、前述したよ
うな磁力線の弧の部分がヘアピンのように基板側へ伸び
ることによって生ずるプラズマの不安定という問題は解
決される。従って、プラズマを従来よりもターゲットの
中心部付近に安定に発生させられるので、エロージョン
位置をターゲットの中心側に持ってくることができるよ
うになる。
【0011】更に、プラズマは前記したカスプ磁場中に
閉じ込められるので、プラズマをターゲットの外周部付
近に発生させても、プラズマ中の電子はカスプ磁場にト
ラップされており、ターゲット外周部のアノードに流入
するのが防止されるので、ターゲットの外周部付近でも
プラズマを安定に維持でき、これによりエロージョン位
置をターゲットの外周部まで振ることができるようにな
る。
閉じ込められるので、プラズマをターゲットの外周部付
近に発生させても、プラズマ中の電子はカスプ磁場にト
ラップされており、ターゲット外周部のアノードに流入
するのが防止されるので、ターゲットの外周部付近でも
プラズマを安定に維持でき、これによりエロージョン位
置をターゲットの外周部まで振ることができるようにな
る。
【0012】以上のように、ターゲットと基板との間隔
を狭くし、かつ、エロージョンをターゲットの中心側か
ら外周部まで振ることにより、基板上には膜厚の分布が
より均一な薄膜を形成することができる。また、基板の
全面に渡って入射するスパッタ粒子は垂直に入射する成
分が増加するので、基板上に形成される薄膜は、結晶軸
が基板の全面に渡ってほぼ垂直に成長する。更に、ター
ゲットの広い領域に渡ってエロージョンが形成されるの
で、高い利用効率でターゲットを使用することができ
る。
を狭くし、かつ、エロージョンをターゲットの中心側か
ら外周部まで振ることにより、基板上には膜厚の分布が
より均一な薄膜を形成することができる。また、基板の
全面に渡って入射するスパッタ粒子は垂直に入射する成
分が増加するので、基板上に形成される薄膜は、結晶軸
が基板の全面に渡ってほぼ垂直に成長する。更に、ター
ゲットの広い領域に渡ってエロージョンが形成されるの
で、高い利用効率でターゲットを使用することができ
る。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1は本発明の適した構成の実施例を示したものである。
1は本発明の適した構成の実施例を示したものである。
【0014】真空排気装置2とガス導入機構3を設置し
た真空容器1の内部の略中心部に基板4を載置した基板
ホルダ5が具備される。該基板4に対向して両側に絶縁
物6を介してカソード7,7´が設置され、それぞれア
ノード8,8´が設置されている。該カソード7,7´
は、ヨーク9,9´とコイル11a,11b,11c及
び11a´,11b´,11c´、電源12a,12
b,12c及び12a´,12b´,12c´とで構成
される電磁石群10,10´を具備し、基板4の側にタ
ーゲット13,13´を備えたバッキングプレート1
4,14´が設置され、さらに該カソード7,7´には
スパッタ電源15,15´が設置され、上記コイル11
a,11b,11c及び11a´,11b´,11c´
の電源12a,12b,12c及び12a´,12b
´,12c´とスパッタ電源15,15´が設置され
る。ここで、バッキングプレート14,14´へのター
ゲット13,13´の取付けは一般に用いられている金
属によるボンディング又は図示されてないが機械的な締
結を用いた固定でも良くこの場合バッキングプレート1
4,14´とターゲット13,13´の間にインジウム
(In)等の軟らかい金属を挿入することはターゲット
13,13´の冷却の点から有効である。
た真空容器1の内部の略中心部に基板4を載置した基板
ホルダ5が具備される。該基板4に対向して両側に絶縁
物6を介してカソード7,7´が設置され、それぞれア
ノード8,8´が設置されている。該カソード7,7´
は、ヨーク9,9´とコイル11a,11b,11c及
び11a´,11b´,11c´、電源12a,12
b,12c及び12a´,12b´,12c´とで構成
される電磁石群10,10´を具備し、基板4の側にタ
ーゲット13,13´を備えたバッキングプレート1
4,14´が設置され、さらに該カソード7,7´には
スパッタ電源15,15´が設置され、上記コイル11
a,11b,11c及び11a´,11b´,11c´
の電源12a,12b,12c及び12a´,12b
´,12c´とスパッタ電源15,15´が設置され
る。ここで、バッキングプレート14,14´へのター
ゲット13,13´の取付けは一般に用いられている金
属によるボンディング又は図示されてないが機械的な締
結を用いた固定でも良くこの場合バッキングプレート1
4,14´とターゲット13,13´の間にインジウム
(In)等の軟らかい金属を挿入することはターゲット
13,13´の冷却の点から有効である。
【0015】以上の構成において、真空排気装置2によ
り真空容器1を所定の圧力に排気した後、ガス導入機構
3より不活性ガス(一般にArガスを用いる)を真空容
器1内に導入し所定の圧力(一般に10~2から1Pa台
の圧力)に保持しする。ここで、コイル11a,11b
に電源12a,12bにより電流を与えるることにより
ターゲット上に弧状の磁力線を発生させ、スパッタ電源
15,15´により電力を印加してプラズマを発生させ
るとともにスパッタ電源15,15´により生ずるター
ゲットの負の電位によりプラズマ中の不活性ガスイオン
をターゲット13,13´に衝突させスパッタ成膜を行
う。この時、ターゲット13,13´から放出されたス
パッタ粒子は、余弦則に従う事が知られており、ターゲ
ット13,13´と基板4の距離が近いほどスパッタ粒
子が基板に付着する量が多いいことが知られている。
り真空容器1を所定の圧力に排気した後、ガス導入機構
3より不活性ガス(一般にArガスを用いる)を真空容
器1内に導入し所定の圧力(一般に10~2から1Pa台
の圧力)に保持しする。ここで、コイル11a,11b
に電源12a,12bにより電流を与えるることにより
ターゲット上に弧状の磁力線を発生させ、スパッタ電源
15,15´により電力を印加してプラズマを発生させ
るとともにスパッタ電源15,15´により生ずるター
ゲットの負の電位によりプラズマ中の不活性ガスイオン
をターゲット13,13´に衝突させスパッタ成膜を行
う。この時、ターゲット13,13´から放出されたス
パッタ粒子は、余弦則に従う事が知られており、ターゲ
ット13,13´と基板4の距離が近いほどスパッタ粒
子が基板に付着する量が多いいことが知られている。
【0016】従って、カソード7,7´に印加するスパ
ッタ電源15,15´の印加電力当りの成膜速度又は量
は、ターゲット13,13´と基板4の距離により決ま
る。しかし、基板に付着する薄膜の膜厚均一性はターゲ
ット13,13´と基板4の距離が近いほど困難であ
り、ターゲット13,13´の中心部から周辺部までの
広い面積でエロージョンを発生させる必要が有る。これ
を実現する物として特開昭58−3975に記載される
方法が提案されている。しかし、前記方法のスパッタ装
置は図4、図5に示すように、コイルは111a,11
1bの2個の組合せより構成され、コイル11aに与え
る電流と反対の電流をコイル11b加えることで、ター
ゲット13上の弧状の磁力線21がターゲット13中心
部で発生するが、この磁力線はヘアピン状となり、基板
4とターゲットとの距離が近いと磁力線が基板4を貫通
するため、プラズマ中の電子は基板に流入しプラズマ発
生が不安定となりターゲット中心部でのスパッタ成膜が
できなかった。
ッタ電源15,15´の印加電力当りの成膜速度又は量
は、ターゲット13,13´と基板4の距離により決ま
る。しかし、基板に付着する薄膜の膜厚均一性はターゲ
ット13,13´と基板4の距離が近いほど困難であ
り、ターゲット13,13´の中心部から周辺部までの
広い面積でエロージョンを発生させる必要が有る。これ
を実現する物として特開昭58−3975に記載される
方法が提案されている。しかし、前記方法のスパッタ装
置は図4、図5に示すように、コイルは111a,11
1bの2個の組合せより構成され、コイル11aに与え
る電流と反対の電流をコイル11b加えることで、ター
ゲット13上の弧状の磁力線21がターゲット13中心
部で発生するが、この磁力線はヘアピン状となり、基板
4とターゲットとの距離が近いと磁力線が基板4を貫通
するため、プラズマ中の電子は基板に流入しプラズマ発
生が不安定となりターゲット中心部でのスパッタ成膜が
できなかった。
【0017】また、図5に示すように、コイル11a,
11bに同一極性となる電流を加えることで、ターゲッ
ト13上の弧状の磁力線23がターゲット13の外周部
で発生するが、この磁力線23はアノード8を貫通する
ためプラズマ中の電子がアノード8に流入しプラズマが
消滅してしまい、ターゲット13外周部のアノード8近
辺でのスパッタ成膜ができず、基板4とターゲット13
との距離は従来のプレーナマグネトロンスパッタ(THIN
FILM PROCESSES(1987)pp131−173)と同
様の、基板直径の1/2程度であった。
11bに同一極性となる電流を加えることで、ターゲッ
ト13上の弧状の磁力線23がターゲット13の外周部
で発生するが、この磁力線23はアノード8を貫通する
ためプラズマ中の電子がアノード8に流入しプラズマが
消滅してしまい、ターゲット13外周部のアノード8近
辺でのスパッタ成膜ができず、基板4とターゲット13
との距離は従来のプレーナマグネトロンスパッタ(THIN
FILM PROCESSES(1987)pp131−173)と同
様の、基板直径の1/2程度であった。
【0018】本発明では、図6に示すように、基板4の
両側にカソード7,7´を設置し、カスプ磁場を形成す
るように基板4とターゲット13,13´との距離を近
付け、かつカソード7,7´同志の磁極を同一とするこ
とで、ヘアピン状の磁力線21a,21a´は互いに反
発して扁平化され基板を貫通することなく弧状の磁力線
を形成する。これにより、ターゲットの中心部でも安定
にプラズマが発生出来、ターゲットの直径20mmの中
心部まで、エロージョンが起こることを確認した。ま
た、直径165mmの基板を用いてスパッタ成膜した結
果、基板4とターゲット13との距離が30mmまで
は、基板4にプラズマが接することなく安定なスパッタ
成膜が実現できた。
両側にカソード7,7´を設置し、カスプ磁場を形成す
るように基板4とターゲット13,13´との距離を近
付け、かつカソード7,7´同志の磁極を同一とするこ
とで、ヘアピン状の磁力線21a,21a´は互いに反
発して扁平化され基板を貫通することなく弧状の磁力線
を形成する。これにより、ターゲットの中心部でも安定
にプラズマが発生出来、ターゲットの直径20mmの中
心部まで、エロージョンが起こることを確認した。ま
た、直径165mmの基板を用いてスパッタ成膜した結
果、基板4とターゲット13との距離が30mmまで
は、基板4にプラズマが接することなく安定なスパッタ
成膜が実現できた。
【0019】更に、図7に示すように、コイル11a,
11b及び11a´,11b´に同一極性となる電流を
加えるとき、コイル11c,11c´に逆の極性となる
電流を加えることで磁力線はターゲット外周部へ移動
し、ターゲット13,13´の中心部に有ったプラズマ
がターゲット外周部へ移動して、外周部でのスパッタ成
膜が出来る。この時、ターゲット外周部の磁力線23
a,23a´はコイル11c,11c´により形成され
る磁力線24,24´により内側に押され、磁力線がア
ノード8,8´を貫通しなくなり、ターゲット直径23
0mmに対し220mmと外周部のアノード8,8´近
辺でも安定なスパッタ成膜が実現できた。
11b及び11a´,11b´に同一極性となる電流を
加えるとき、コイル11c,11c´に逆の極性となる
電流を加えることで磁力線はターゲット外周部へ移動
し、ターゲット13,13´の中心部に有ったプラズマ
がターゲット外周部へ移動して、外周部でのスパッタ成
膜が出来る。この時、ターゲット外周部の磁力線23
a,23a´はコイル11c,11c´により形成され
る磁力線24,24´により内側に押され、磁力線がア
ノード8,8´を貫通しなくなり、ターゲット直径23
0mmに対し220mmと外周部のアノード8,8´近
辺でも安定なスパッタ成膜が実現できた。
【0020】この成膜実験の結果を図8、9に示す。上
記実験にはターゲット直径230mm、基板直径165
mm、基板4とターゲット13,13´との距離(T/
S距離)を40mmとし、電磁石のコイル電流とスパッ
タ電力は図10に示すようにターゲット中心部から外周
部への2位置を移動するスパッタ成膜とした。この結
果、膜厚の均一性は±1.7%が得られ、ターゲットの
エロージョン領域としてはターゲットの直径20mmの
中心部からターゲット直径220mmの外周部までの広
い面積であった。
記実験にはターゲット直径230mm、基板直径165
mm、基板4とターゲット13,13´との距離(T/
S距離)を40mmとし、電磁石のコイル電流とスパッ
タ電力は図10に示すようにターゲット中心部から外周
部への2位置を移動するスパッタ成膜とした。この結
果、膜厚の均一性は±1.7%が得られ、ターゲットの
エロージョン領域としてはターゲットの直径20mmの
中心部からターゲット直径220mmの外周部までの広
い面積であった。
【0021】このように、本発明によれば、ターゲット
の内周部から外周部に至る広い面積でエロージョンの発
生を可能とし、かつコイル11a,11b,11c及び
11a´,11b´,11c´に加える電流の大きさ及
び極性を制御することでターゲットの任意の位置に任意
の大きさのエロージョンの発生を可能とするため、基板
上に形成するの薄膜の膜厚均一性の向上がはかれる。
の内周部から外周部に至る広い面積でエロージョンの発
生を可能とし、かつコイル11a,11b,11c及び
11a´,11b´,11c´に加える電流の大きさ及
び極性を制御することでターゲットの任意の位置に任意
の大きさのエロージョンの発生を可能とするため、基板
上に形成するの薄膜の膜厚均一性の向上がはかれる。
【0022】そこで、基板4とターゲット13,13´
との距離(T/S距離)と膜厚が±3%の均一性が得ら
れるエロージョン形状の関係を基板直径165mm、タ
ーゲット直径230mmとして計算機でシミュレーショ
ンした結果を図11に示す。また、図12に基板4とタ
ーゲット13,13´との距離(T/S距離)と膜厚が
±3%の均一性が得られる条件でのターゲットの利用率
を示す。ここで、ターゲットの利用率はターゲットエロ
ージョンの最大深さに対する基板に付着した膜厚の割合
で示した。この結果、T/S距離82.5mmでターゲ
ット利用率20%のものがT/S距離40mmにすると
ターゲット利用率58%と2.9倍に向上する。
との距離(T/S距離)と膜厚が±3%の均一性が得ら
れるエロージョン形状の関係を基板直径165mm、タ
ーゲット直径230mmとして計算機でシミュレーショ
ンした結果を図11に示す。また、図12に基板4とタ
ーゲット13,13´との距離(T/S距離)と膜厚が
±3%の均一性が得られる条件でのターゲットの利用率
を示す。ここで、ターゲットの利用率はターゲットエロ
ージョンの最大深さに対する基板に付着した膜厚の割合
で示した。この結果、T/S距離82.5mmでターゲ
ット利用率20%のものがT/S距離40mmにすると
ターゲット利用率58%と2.9倍に向上する。
【0023】また、本発明を磁気記録媒体の製造に適用
する場合には、図1の装置の電磁石群10,10´に電
流を印加するコイル電源群12,12´の出力電流値と
極性を制御することで膜厚均一性と膜質の両方向上出来
る。膜厚の均一性は、図11に示したシミュレーション
の結果と同じになるようにプラズマの位置とその位置で
のスパッタ量を制御すれば良く、図10に示したような
ターゲット内周部から外周部への2位置移動の成膜をす
るか、より好ましい方法としては図13に示すように、
例えば内周部からスパッタ成膜を開始し順次ステップ状
に外周側に向かって成膜すれば良く、更に滑らかに成膜
するには図14のように正弦波状に制御すれば良い。
する場合には、図1の装置の電磁石群10,10´に電
流を印加するコイル電源群12,12´の出力電流値と
極性を制御することで膜厚均一性と膜質の両方向上出来
る。膜厚の均一性は、図11に示したシミュレーション
の結果と同じになるようにプラズマの位置とその位置で
のスパッタ量を制御すれば良く、図10に示したような
ターゲット内周部から外周部への2位置移動の成膜をす
るか、より好ましい方法としては図13に示すように、
例えば内周部からスパッタ成膜を開始し順次ステップ状
に外周側に向かって成膜すれば良く、更に滑らかに成膜
するには図14のように正弦波状に制御すれば良い。
【0024】しかし、磁気記録媒体の成膜に上記した図
10または図13,図14に示すようなプラズマの位置
を制御する成膜方法を採用すると、図17に示すような
従来のスパッタ成膜システムを用いた場合の欠点、すな
わち真空容器1に相対して設置されたカソード7の中央
を基板4が移動しながら成膜するので、下地処理31を
施した基板4に薄膜32をスパッタ成膜すると、図18
に示すように、膜の結晶軸33が始めは進行方向に成長
し、次に逆の方向に曲がって成長してしまい、磁気特性
が悪いものとなっていたのと同様に、成膜中にプラズマ
をターゲット上の中心側と外周側との間を1回しか移動
させないので、基板中央部の膜を見ると、成膜初期は外
側からスパッタ粒子が飛んできて次に垂直方向となり最
後に内周側からの成膜となり結晶軸は33曲がってしま
う。
10または図13,図14に示すようなプラズマの位置
を制御する成膜方法を採用すると、図17に示すような
従来のスパッタ成膜システムを用いた場合の欠点、すな
わち真空容器1に相対して設置されたカソード7の中央
を基板4が移動しながら成膜するので、下地処理31を
施した基板4に薄膜32をスパッタ成膜すると、図18
に示すように、膜の結晶軸33が始めは進行方向に成長
し、次に逆の方向に曲がって成長してしまい、磁気特性
が悪いものとなっていたのと同様に、成膜中にプラズマ
をターゲット上の中心側と外周側との間を1回しか移動
させないので、基板中央部の膜を見ると、成膜初期は外
側からスパッタ粒子が飛んできて次に垂直方向となり最
後に内周側からの成膜となり結晶軸は33曲がってしま
う。
【0025】そこで、本発明による成膜方法を磁気記録
媒体の成膜に適用する場合には、図15,16に示すよ
うに、基板を静止させた状態で電磁石のコイル電流及び
スパッタ電力を制御して、プラズマの位置を外周側から
内周側へまた内周側から外周側へと何往復も移動させな
がら成膜することにより、外周部から中央部に渡る基板
の全面において、ほぼ垂直に飛来するスパッタ粒子が大
半を占めるようになる。その結果、図19に示すよう
に、薄膜(例えばCr膜)32の結晶軸は基板の全面に
渡って垂直に成長し、更にその上に成膜される薄膜(例
えばCo系の合金膜)34の結晶軸も基板全面に渡って
垂直に成長するので、基板状に形成された薄膜の磁気特
性が大幅に向上する。ここで、薄膜35は保護、潤滑の
機能を有する膜である(例えばC膜)。
媒体の成膜に適用する場合には、図15,16に示すよ
うに、基板を静止させた状態で電磁石のコイル電流及び
スパッタ電力を制御して、プラズマの位置を外周側から
内周側へまた内周側から外周側へと何往復も移動させな
がら成膜することにより、外周部から中央部に渡る基板
の全面において、ほぼ垂直に飛来するスパッタ粒子が大
半を占めるようになる。その結果、図19に示すよう
に、薄膜(例えばCr膜)32の結晶軸は基板の全面に
渡って垂直に成長し、更にその上に成膜される薄膜(例
えばCo系の合金膜)34の結晶軸も基板全面に渡って
垂直に成長するので、基板状に形成された薄膜の磁気特
性が大幅に向上する。ここで、薄膜35は保護、潤滑の
機能を有する膜である(例えばC膜)。
【0026】上記した説明では、内コイル11a,11
a´のコイル電流を一定としたが、膜質がスパッタ電圧
の影響を受ける場合には、スパッタ時のインピーダンス
を一定とするためにこれらのコイル電流を変更してもよ
い。これにより基板の中央部から外周部まで基板全面に
渡って均質な膜の形成が可能となり、例えばCr膜等で
はスパッタ電圧が高いと膜応力が高くなることが知られ
ているが、本発明によれば基板の全面に渡って均一な応
力の膜が形成でき、高品質で均質な磁気記録媒体が実現
できる。
a´のコイル電流を一定としたが、膜質がスパッタ電圧
の影響を受ける場合には、スパッタ時のインピーダンス
を一定とするためにこれらのコイル電流を変更してもよ
い。これにより基板の中央部から外周部まで基板全面に
渡って均質な膜の形成が可能となり、例えばCr膜等で
はスパッタ電圧が高いと膜応力が高くなることが知られ
ているが、本発明によれば基板の全面に渡って均一な応
力の膜が形成でき、高品質で均質な磁気記録媒体が実現
できる。
【0027】また、磁気記録装置では磁気記録媒体の内
周側で記録時の周速が遅く記録密度の律則になっている
が、本発明では、スパッタ成膜時にプラズマ位置をター
ゲットの中央部から外周部まで移動させるため、中央部
での成膜時間を長くするか又は成膜速度を速くすること
で磁気記録媒体の内周側の膜厚を外周側より厚くするこ
とが可能であり、内周側の磁気記録特性を大幅に改善で
きる。更に、磁気記録膜の膜厚を外周側から内周側に所
定の勾配で厚くすることで、高記録密度の磁気記録媒体
及び磁気記録装置が可能となる。
周側で記録時の周速が遅く記録密度の律則になっている
が、本発明では、スパッタ成膜時にプラズマ位置をター
ゲットの中央部から外周部まで移動させるため、中央部
での成膜時間を長くするか又は成膜速度を速くすること
で磁気記録媒体の内周側の膜厚を外周側より厚くするこ
とが可能であり、内周側の磁気記録特性を大幅に改善で
きる。更に、磁気記録膜の膜厚を外周側から内周側に所
定の勾配で厚くすることで、高記録密度の磁気記録媒体
及び磁気記録装置が可能となる。
【0028】更に、対抗する一方のターゲットから放出
された粒子は、基板中央の穴を通過して他方のターゲッ
トに付着するが、従来の磁気記録媒体のスパッタ成膜で
は、ターゲット中央部付近のプラズマが立たない部分に
付着した膜は再スパッタされずに膜として成長してい
く。このターゲット中央部付近のプラズマが立たない部
分に成長した膜が、スパッタ時のガス圧や放電インピー
ダンス等の変動によりプラズマが変動することによって
スパッタされると、塊として放出されて、基板上に異物
として付着してしまう。この付着した異物により、磁気
記録媒体の特性が劣化することが知られているが、本発
明のスパッタ装置では、成膜時にプラズマ位置をターゲ
ットの中央部から外周部まで移動させるため、上述した
ような、対向する一方のターゲットから飛来してターゲ
ット中央部付近に付着した粒子は、ターゲット中央部付
近まで移動するプラズマによりスパッタされるので膜と
して成長せず、上記従来の成膜方法に比べて異物の少な
い特性の優れた磁気記録媒体が実現できる。
された粒子は、基板中央の穴を通過して他方のターゲッ
トに付着するが、従来の磁気記録媒体のスパッタ成膜で
は、ターゲット中央部付近のプラズマが立たない部分に
付着した膜は再スパッタされずに膜として成長してい
く。このターゲット中央部付近のプラズマが立たない部
分に成長した膜が、スパッタ時のガス圧や放電インピー
ダンス等の変動によりプラズマが変動することによって
スパッタされると、塊として放出されて、基板上に異物
として付着してしまう。この付着した異物により、磁気
記録媒体の特性が劣化することが知られているが、本発
明のスパッタ装置では、成膜時にプラズマ位置をターゲ
ットの中央部から外周部まで移動させるため、上述した
ような、対向する一方のターゲットから飛来してターゲ
ット中央部付近に付着した粒子は、ターゲット中央部付
近まで移動するプラズマによりスパッタされるので膜と
して成長せず、上記従来の成膜方法に比べて異物の少な
い特性の優れた磁気記録媒体が実現できる。
【0029】また、図1に示したように、基板4に電源
16を接続し、スパッタ成膜中に基板4に電力を印加し
てプラズマ中の荷電粒子を基板に入射させるバイアスス
パッタを行った場合、本発明では基板4とプラズマ発生
場所であるターゲットが接近しているため基板4に入射
する荷電粒子の量(電流)が多く取れ、薄膜の結晶性の
向上がはかれる。
16を接続し、スパッタ成膜中に基板4に電力を印加し
てプラズマ中の荷電粒子を基板に入射させるバイアスス
パッタを行った場合、本発明では基板4とプラズマ発生
場所であるターゲットが接近しているため基板4に入射
する荷電粒子の量(電流)が多く取れ、薄膜の結晶性の
向上がはかれる。
【0030】次に、図22及び図23に、本発明の成膜
装置を複数個具備した積層膜の連続スパッタ成膜システ
ムを示す。図22は該システムの平面図であり、真空に
排気された搬送室50上に、複数の真空容器が等ピッチ
で設置される。まず、基板を大気から1枚づつ基板ホル
ダ(図示せず)に載置したのち真空排気系2aにより真
空状態に排気する取り入れ室51、次に大気中に於いて
基板4表面に付着した不純物ガスや基板の表面に吸着さ
れている水分を除去するとともに基板温度をスパッタ成
膜に適した所定の温度に加熱する加熱室52が設置さ
れ、該加熱室52には加熱源54と真空排気系2aが設
置されている。次に、スパッタ成膜を行う処理室となる
真空容器1が3個設置され、それぞれスパッタ装置A,
スパッタ装置B,スパッタ装置Cを構成している。
装置を複数個具備した積層膜の連続スパッタ成膜システ
ムを示す。図22は該システムの平面図であり、真空に
排気された搬送室50上に、複数の真空容器が等ピッチ
で設置される。まず、基板を大気から1枚づつ基板ホル
ダ(図示せず)に載置したのち真空排気系2aにより真
空状態に排気する取り入れ室51、次に大気中に於いて
基板4表面に付着した不純物ガスや基板の表面に吸着さ
れている水分を除去するとともに基板温度をスパッタ成
膜に適した所定の温度に加熱する加熱室52が設置さ
れ、該加熱室52には加熱源54と真空排気系2aが設
置されている。次に、スパッタ成膜を行う処理室となる
真空容器1が3個設置され、それぞれスパッタ装置A,
スパッタ装置B,スパッタ装置Cを構成している。
【0031】該スパッタ装置の数は、本実施例では3個
の場合を示したが、これに限定すること無く、必要な数
だけ設置してもよい。前記スパッタ装置A,B及びC
は、それぞれ本発明によるカソード7を載置しており、
それぞれのカソード7は、前記した実施例で説明した磁
性膜材料から成るターゲット13および13´を装着し
ている。
の場合を示したが、これに限定すること無く、必要な数
だけ設置してもよい。前記スパッタ装置A,B及びC
は、それぞれ本発明によるカソード7を載置しており、
それぞれのカソード7は、前記した実施例で説明した磁
性膜材料から成るターゲット13および13´を装着し
ている。
【0032】更に、本発明による連続スパッタ成膜シス
テムは、各スパッタ装置に装着するターゲットを同一の
種類に限定するものではなく、例えば、スパッタ装置A
には下地膜形成用のターゲット、スパッタ装置Bには磁
性膜用のターゲット、スパッタ装置Cには保護膜用のタ
ーゲットを用いることにより、図19に示したような3
層構造の薄膜を、真空を破ること無く連続して形成する
ことができる。更にこの時、加熱室52をスパッタ装置
Aとスパッタ装置Bとの間、及び/またはスパッタ装置
Bとスパッタ装置Cとの間にも設けることにより、それ
ぞれの層の膜の形成に適した基板温度に設定することが
できる。
テムは、各スパッタ装置に装着するターゲットを同一の
種類に限定するものではなく、例えば、スパッタ装置A
には下地膜形成用のターゲット、スパッタ装置Bには磁
性膜用のターゲット、スパッタ装置Cには保護膜用のタ
ーゲットを用いることにより、図19に示したような3
層構造の薄膜を、真空を破ること無く連続して形成する
ことができる。更にこの時、加熱室52をスパッタ装置
Aとスパッタ装置Bとの間、及び/またはスパッタ装置
Bとスパッタ装置Cとの間にも設けることにより、それ
ぞれの層の膜の形成に適した基板温度に設定することが
できる。
【0033】図23は上記システムの縦断面図を示した
もので、搬送室50は、内部に基板4を載置する基板ホ
ルダ5を備え、かつ搬送室50の真空容器1を取付けた
部分の穴60をふさぎ真空雰囲気を隔離する機能を有す
るバルブ56が、インデックス回転と上下運動の機能を
有する搬送装置55に設置されている。該搬送装置55
は搬送室50の下部で真空を保ち、回転運動可能な導入
機構57を介して取付けられ、装置ベース59に取付け
られた駆動源58に接続される。
もので、搬送室50は、内部に基板4を載置する基板ホ
ルダ5を備え、かつ搬送室50の真空容器1を取付けた
部分の穴60をふさぎ真空雰囲気を隔離する機能を有す
るバルブ56が、インデックス回転と上下運動の機能を
有する搬送装置55に設置されている。該搬送装置55
は搬送室50の下部で真空を保ち、回転運動可能な導入
機構57を介して取付けられ、装置ベース59に取付け
られた駆動源58に接続される。
【0034】以上の構成により、基板4が大気中から取
り入れ室51に導入され、取り入れ室51が真空排気さ
れた後、搬送装置55が下降し、次に所定の角度回転し
て上昇する。これにより、基板4は加熱室52に導入さ
れ、加熱源54で加熱されて所定の温度に昇温後、前記
と同様の動作で搬送装置55によりスパッタ成膜を行う
真空容器1に導入されて成膜される。この成膜を必要な
層の数だけ行った後、基板は取出し室53に搬送され、
取出し室53を大気開放後、大気中に取出される。この
ように、本成膜システムでは、基板4は真空中で連続的
に形成されるので、高品質の磁気記録媒体を高い生産性
で製造することが可能となる。
り入れ室51に導入され、取り入れ室51が真空排気さ
れた後、搬送装置55が下降し、次に所定の角度回転し
て上昇する。これにより、基板4は加熱室52に導入さ
れ、加熱源54で加熱されて所定の温度に昇温後、前記
と同様の動作で搬送装置55によりスパッタ成膜を行う
真空容器1に導入されて成膜される。この成膜を必要な
層の数だけ行った後、基板は取出し室53に搬送され、
取出し室53を大気開放後、大気中に取出される。この
ように、本成膜システムでは、基板4は真空中で連続的
に形成されるので、高品質の磁気記録媒体を高い生産性
で製造することが可能となる。
【0035】上記積層膜の連続スパッタ成膜システムに
おいては、基板4の取り入れ室51への供給及び取出し
室53からの取出しは1枚づつ行なっていたが、カセッ
ト(図示せず)を用いて、複数の基板を同時に供給及び
取出しを行なってもよい。この場合、カセットで供給さ
れた基板は、取り入れ室51の内部で1枚づつ基板ホル
ダ5に移し換えられ、処理された基板は、取出し室53
で1枚ずつ基板ホルダからカセットに移し換えられる。
おいては、基板4の取り入れ室51への供給及び取出し
室53からの取出しは1枚づつ行なっていたが、カセッ
ト(図示せず)を用いて、複数の基板を同時に供給及び
取出しを行なってもよい。この場合、カセットで供給さ
れた基板は、取り入れ室51の内部で1枚づつ基板ホル
ダ5に移し換えられ、処理された基板は、取出し室53
で1枚ずつ基板ホルダからカセットに移し換えられる。
【0036】図2に、本発明の第2の実施例を示す。前
記した第1の実施例ではコイル11aと11b及び11
a´と11b´との間にヨークがあったが、本第2の実
施例では、複数のコイル11aと11b及び11a´と
11b´は、それぞれ互いに接して設置される。本発明
の方法でもターゲット13および13´上のエロージョ
ン位置の制御は可能であり、特にエロージョンを中心部
から周辺部に渡り連続的に形成する場合に適する。
記した第1の実施例ではコイル11aと11b及び11
a´と11b´との間にヨークがあったが、本第2の実
施例では、複数のコイル11aと11b及び11a´と
11b´は、それぞれ互いに接して設置される。本発明
の方法でもターゲット13および13´上のエロージョ
ン位置の制御は可能であり、特にエロージョンを中心部
から周辺部に渡り連続的に形成する場合に適する。
【0037】図3に、本発明の第3の実施例を示す。前
記した第1の実施例では、コイルは11a、11b、1
1c及び11a´、11b´、11c´と、それぞれ3
個づつの組合せであったが、本第3の実施例では、コイ
ルは11a、11b及び11a´、11b´とそれぞれ
2個づつの組合せで構成される。本実施例によれば、タ
ーゲットの最外周での成膜は出来なくなるが、中心部で
は成膜することができ、従来の方法と比べてターゲット
の利用効率は向上する。
記した第1の実施例では、コイルは11a、11b、1
1c及び11a´、11b´、11c´と、それぞれ3
個づつの組合せであったが、本第3の実施例では、コイ
ルは11a、11b及び11a´、11b´とそれぞれ
2個づつの組合せで構成される。本実施例によれば、タ
ーゲットの最外周での成膜は出来なくなるが、中心部で
は成膜することができ、従来の方法と比べてターゲット
の利用効率は向上する。
【0038】図20に、本発明の第4の実施例を示す。
前記した第2の実施例において、ターゲット13,13
´をバッキングプレート14,14´に固定する方法
は、ボンディングするか、またはターゲット外周部だけ
を押さえ付ける機械的な固定方法であったが、本第4の
実施例では、ターゲット13,13´の中心部に取付け
用の貫通穴を設け、ターゲット13,13´の中心部を
磁性材料より成るポールピース18,18´で、外周部
を磁性材料のターゲット押さえより成るポールピース1
9,19´でそれぞれターゲットに押さえ付ける機械的
な固定方法を採用した。上記ポールピース13,13´
及び19,19´を用いることにより、磁界発生手段
(電磁石群10,10´)で発生した磁界は強化され、
ターゲット13と13´との間に形成されるカスプ磁界
は、その磁力線21と21´とが互いに反発して大きく
扁平化されてターゲット13,13´の上ではぼターゲ
ットと並行に成り、ターゲットのはぼ全面にスパッタ領
域が形成される。
前記した第2の実施例において、ターゲット13,13
´をバッキングプレート14,14´に固定する方法
は、ボンディングするか、またはターゲット外周部だけ
を押さえ付ける機械的な固定方法であったが、本第4の
実施例では、ターゲット13,13´の中心部に取付け
用の貫通穴を設け、ターゲット13,13´の中心部を
磁性材料より成るポールピース18,18´で、外周部
を磁性材料のターゲット押さえより成るポールピース1
9,19´でそれぞれターゲットに押さえ付ける機械的
な固定方法を採用した。上記ポールピース13,13´
及び19,19´を用いることにより、磁界発生手段
(電磁石群10,10´)で発生した磁界は強化され、
ターゲット13と13´との間に形成されるカスプ磁界
は、その磁力線21と21´とが互いに反発して大きく
扁平化されてターゲット13,13´の上ではぼターゲ
ットと並行に成り、ターゲットのはぼ全面にスパッタ領
域が形成される。
【0039】本実施例に依れば、コイル11a,11
b,11c及び11a´,11b´,11c´のそれぞ
れのコイル電流を最適化することで、スパッタ成膜はタ
ーゲット全域で生ずるため基板の外周部、中央部、内周
部共常にほぼ垂直に飛来するスパッタ粒子が大半を占
め、図19に示す様に薄膜(例えばCr膜)32は結晶
軸が垂直に成長し、その上に成膜される薄膜(例えばC
o系の合金膜)34の結晶軸も垂直に成長するので、磁
気特性が大幅に向上する。本実施例は、特に基板寸法が
小さい小型の磁気記録媒体の成膜方法に適している。
b,11c及び11a´,11b´,11c´のそれぞ
れのコイル電流を最適化することで、スパッタ成膜はタ
ーゲット全域で生ずるため基板の外周部、中央部、内周
部共常にほぼ垂直に飛来するスパッタ粒子が大半を占
め、図19に示す様に薄膜(例えばCr膜)32は結晶
軸が垂直に成長し、その上に成膜される薄膜(例えばC
o系の合金膜)34の結晶軸も垂直に成長するので、磁
気特性が大幅に向上する。本実施例は、特に基板寸法が
小さい小型の磁気記録媒体の成膜方法に適している。
【0040】図21に、本発明の第5の実施例を示す。
上記した第4の実施例では、コイルは11a,11b,
11c及び11a´,11b´,11c´とそれぞれ3
個づつの組合せであったが、本実施例では、コイルは1
1aと11b及び11a´と11b´のそれぞれ2個づ
つの組合せで構成されている。本実施例においても、上
記した第4の実施例と同様にポールピース18,18´
及び19,19´を用いることにより、磁界発生手段
(電磁石群10,10´)で発生した磁界が強化され、
ターゲット13と13´との間に形成されるカスプ磁界
は、その磁力線21と21´とが互いに反発して大きく
扁平化されて、ターゲット13,13´の上ではぼター
ゲットと並行に成る。更に、コイル11a,11b及び
11a´,11b´のそれぞれのコイル電流を最適化す
ることで、磁力線21,21´が、外周部でアノード
8,8´を貫通することなくポールピース19,19´
へ達するようにすることができるため、ターゲットのほ
ぼ全面にスパッタ領域が形成される。
上記した第4の実施例では、コイルは11a,11b,
11c及び11a´,11b´,11c´とそれぞれ3
個づつの組合せであったが、本実施例では、コイルは1
1aと11b及び11a´と11b´のそれぞれ2個づ
つの組合せで構成されている。本実施例においても、上
記した第4の実施例と同様にポールピース18,18´
及び19,19´を用いることにより、磁界発生手段
(電磁石群10,10´)で発生した磁界が強化され、
ターゲット13と13´との間に形成されるカスプ磁界
は、その磁力線21と21´とが互いに反発して大きく
扁平化されて、ターゲット13,13´の上ではぼター
ゲットと並行に成る。更に、コイル11a,11b及び
11a´,11b´のそれぞれのコイル電流を最適化す
ることで、磁力線21,21´が、外周部でアノード
8,8´を貫通することなくポールピース19,19´
へ達するようにすることができるため、ターゲットのほ
ぼ全面にスパッタ領域が形成される。
【0041】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、各実施例を
組み合わせても同様の効果が得られる。即ち、本発明の
1実施例である連続スパッタ成膜システムの説明におい
ては、第2の実施例のスパッタ電極構造を用いて説明し
たが、第1の実施例及び第3,4,5の実施例において
説明したスパッタ電極を用いても同様の効果が得られ
る。
明は上記実施例に限定されるものではなく、各実施例を
組み合わせても同様の効果が得られる。即ち、本発明の
1実施例である連続スパッタ成膜システムの説明におい
ては、第2の実施例のスパッタ電極構造を用いて説明し
たが、第1の実施例及び第3,4,5の実施例において
説明したスパッタ電極を用いても同様の効果が得られ
る。
【0042】更に、コイルとヨークとの組合せについて
も、対向する一対のターゲットの間に形成するカスプ磁
界をより扁平に形成するものであればよく、上記した実
施例に限定されるものではなく、種々の組合せが可能で
ある。
も、対向する一対のターゲットの間に形成するカスプ磁
界をより扁平に形成するものであればよく、上記した実
施例に限定されるものではなく、種々の組合せが可能で
ある。
【0043】又、本発明の第4及び第5の実施例におい
ては、ターゲット13及び13´の中央部と周辺部とに
ポールピース18,18´及び19,19´が設置され
ていればよく、ターゲット13および13´のカソード
14及び14´への取付けは、ボンディングやその他の
方法であってもよい。
ては、ターゲット13及び13´の中央部と周辺部とに
ポールピース18,18´及び19,19´が設置され
ていればよく、ターゲット13および13´のカソード
14及び14´への取付けは、ボンディングやその他の
方法であってもよい。
【0044】以上、本発明のスパッタ成膜装置を真空排
気機能を有する基板の搬送装置に複数個接続し、基板上
に積層膜を大気に触れさすことなく形成することで、高
品質の薄膜を効率良く形成可能となる。本発明によれ
ば、ターゲットの有効活用がはかれ、膜厚均一性に優れ
た成膜を行なうことができ、かつ真空中で積層膜を形成
するため、特に、磁気記録媒体の形成に適し、高品質の
磁気記録媒体の形成が可能となる。更に、上記磁気記録
媒体を用いて製作したディスク装置は記録密度の向上が
はかれる。
気機能を有する基板の搬送装置に複数個接続し、基板上
に積層膜を大気に触れさすことなく形成することで、高
品質の薄膜を効率良く形成可能となる。本発明によれ
ば、ターゲットの有効活用がはかれ、膜厚均一性に優れ
た成膜を行なうことができ、かつ真空中で積層膜を形成
するため、特に、磁気記録媒体の形成に適し、高品質の
磁気記録媒体の形成が可能となる。更に、上記磁気記録
媒体を用いて製作したディスク装置は記録密度の向上が
はかれる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、タ
ーゲットと基板の距離を接近可能としかつターゲットの
エロージョンをターゲット中心部から周辺部に至るまで
広範囲に拡大でき、またターゲットのエロージョンの位
置と量とを任意に制御可能のため、ターゲットから放出
されるスパッタ粒子の基板への付着確率が向上でき、薄
膜の形成速度の向上及び薄膜形成に必要な電力量の低減
が図れ、製造コストの低減が実現できる。また、ターゲ
ットのエロージョンがターゲット中心部から周辺部に至
るまで広範囲に拡大できるため、ターゲットの利用効率
が大幅に向上できターゲット1個当りの基板処理枚数が
増大するので、基板への薄膜形成に占めるターゲットの
原価割合の低減が図れる。
ーゲットと基板の距離を接近可能としかつターゲットの
エロージョンをターゲット中心部から周辺部に至るまで
広範囲に拡大でき、またターゲットのエロージョンの位
置と量とを任意に制御可能のため、ターゲットから放出
されるスパッタ粒子の基板への付着確率が向上でき、薄
膜の形成速度の向上及び薄膜形成に必要な電力量の低減
が図れ、製造コストの低減が実現できる。また、ターゲ
ットのエロージョンがターゲット中心部から周辺部に至
るまで広範囲に拡大できるため、ターゲットの利用効率
が大幅に向上できターゲット1個当りの基板処理枚数が
増大するので、基板への薄膜形成に占めるターゲットの
原価割合の低減が図れる。
【0046】また、基板に形成する薄膜の膜厚均一性が
向上し、薄膜の高品質化が図れる。特に磁気記録媒体で
は、薄膜の結晶軸が基板の全面に渡って垂直方向に揃っ
て形成され、かつ膜厚を磁気記録に適した分布に形成で
きるので、記録密度の向上が実現可能となるとともに製
造コストの大幅低減が可能となる。また、本磁気記録媒
体を使用して製造したディスク装置は小型高記録密度化
と低価格化が可能となる。
向上し、薄膜の高品質化が図れる。特に磁気記録媒体で
は、薄膜の結晶軸が基板の全面に渡って垂直方向に揃っ
て形成され、かつ膜厚を磁気記録に適した分布に形成で
きるので、記録密度の向上が実現可能となるとともに製
造コストの大幅低減が可能となる。また、本磁気記録媒
体を使用して製造したディスク装置は小型高記録密度化
と低価格化が可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例のスパッタ成膜装置の縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例のスパッタ成膜装置の縦
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例のスパッタ成膜装置の縦
断面図である。
断面図である。
【図4】従来のスパッタ装置の中央部成膜時の磁力線を
現わした図である。
現わした図である。
【図5】従来のスパッタ装置の外周部成膜時の磁力線を
現わした図である。
現わした図である。
【図6】本発明のスパッタ装置の中央部成膜時の磁力線
を現わした図である。
を現わした図である。
【図7】本発明のスパッタ装置の外周部成膜時の磁力線
を現わした図である。
を現わした図である。
【図8】本発明のスパッタ装置のCo−Cr−Ta膜の
成膜速度分布を現わした図である。
成膜速度分布を現わした図である。
【図9】本発明のスパッタ装置のCo−Cr−Taター
ゲットの初期のエロージョン形状を現わした図である。
ゲットの初期のエロージョン形状を現わした図である。
【図10】本発明のスパッタ方法のコイル電流とスパッ
タ電圧の制御を現わした図である。
タ電圧の制御を現わした図である。
【図11】シミュレーションより求めたターゲットと基
板間の距離とエロージョン形状の関係を現わした図であ
る。
板間の距離とエロージョン形状の関係を現わした図であ
る。
【図12】シミュレーションより求めたターゲットと基
板間の距離とターゲット利用率の関係を現わした図であ
る。
板間の距離とターゲット利用率の関係を現わした図であ
る。
【図13】本発明のスパッタ方法のコイル電流とスパッ
タ電圧のステップ状制御の例を現わした図である。
タ電圧のステップ状制御の例を現わした図である。
【図14】本発明のスパッタ方法のコイル電流とスパッ
タ電圧の正弦波状制御の例を現わした図である。
タ電圧の正弦波状制御の例を現わした図である。
【図15】本発明のスパッタ方法のコイル電流とスパッ
タ電圧のステップ状往復制御の例を現わした図である。
タ電圧のステップ状往復制御の例を現わした図である。
【図16】本発明のスパッタ方法のコイル電流とスパッ
タ電圧の正弦波状往復制御の例を現わした図である。
タ電圧の正弦波状往復制御の例を現わした図である。
【図17】従来のスパッタ成膜システムの断面図であ
る。
る。
【図18】従来のスパッタ成膜システムで形成した磁気
記録媒体の薄膜形成後の基板の断面図である。
記録媒体の薄膜形成後の基板の断面図である。
【図19】本発明のスパッタ成膜システムで形成した磁
気記録媒体の側面及び断面を現わした図とその薄膜形成
後の基板の拡大断面図である。
気記録媒体の側面及び断面を現わした図とその薄膜形成
後の基板の拡大断面図である。
【図20】本発明の第4の実施例のスパッタ成膜装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図21】本発明の第5の実施例のスパッタ成膜装置の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図22】本発明のスパッタ成膜システムの平面図であ
る
る
【図23】本発明のスパッタ成膜システムの縦断面図で
ある
ある
【符号の説明】 1…真空容器 2…真空排気装置 3…ガス供給機構 4…基板 5、5´…基板ホルダ 7、7´…カソード 8…アノード 9、9´…ヨーク 10…電磁石群 11a、11b、11c…コイル 12a、12b、12c…コイル電源 13…ターゲット 15…スパッタ電源 16…電源 17…制御装置 18、19…ポールピース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 勝男 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 金子 眞一 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 宇良 和浩 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 岩上 和敬 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内
Claims (37)
- 【請求項1】基板の両面に薄膜を形成するマグネトロン
スパッタ成膜方法であって、磁力線が前記基板の両面で
対称に分布して前記基板の両側で互いに反撥し合い、か
つ前記磁力線のうちの主たる磁力線が前記基板を横切ら
ないような磁場を形成し、ターゲット上に発生したプラ
ズマを前記磁場中に閉じ込めて前記ターゲットをスパッ
タすることを特徴とするスパッタ成膜方法。 - 【請求項2】前記基板の両側に前記基板の径よりも小さ
い間隔で配置した一対のターゲットと前記基板との間に
形成された前記磁場中に前記プラズマを閉じ込めること
を特徴とする請求項1記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項3】前記磁場中にプラズマを閉じ込めると同時
に、前記基板に電力を印加しながら前記基板の両面に薄
膜を形成することを特徴とする請求項1記載のスパッタ
成膜方法。 - 【請求項4】マグネトロンスパッタ成膜中に、前記磁場
を制御して前記一対のターゲットのそれぞれのエロージ
ョン位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の
スパッタ成膜方法。 - 【請求項5】前記ターゲットのエロージョン位置の変化
が、前記ターゲットの内周側と外周側との間の往復移動
であることを特徴とする請求項4記載のスパッタ成膜方
法。 - 【請求項6】前記ターゲットのエロージョン位置が往復
移動する移動速度、往復移動する回数及び内周側と外周
側とに滞在する時間とを制御することを特徴とする請求
項5記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項7】前記ターゲットのエロージョン位置に応じ
て前記ターゲットに印加する電力を制御することを特徴
とする請求項4記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項8】前記ターゲットのエロージョン位置の往復
移動を、離散的に行なうことを特徴とする請求項5記載
のスパッタ成膜方法。 - 【請求項9】前記ターゲットのエロージョン位置の往復
移動を、連続的に行なうことを特徴とする請求項5記載
のスパッタ成膜方法。 - 【請求項10】前記磁場を、複数の電磁石により発生さ
せることを特徴とする請求項1記載のスパッタ成膜方
法。 - 【請求項11】静止している基板の両面に薄膜を形成す
るマグネトロンスパッタ成膜方法であって、磁力線が前
記基板の両面で対称に分布して前記基板の両側で互いに
反撥し合い、かつ前記磁力線のうちの主たる磁力線が前
記基板を横切らないような磁場を形成し、前記静止して
いる基板の両側のターゲット上に発生したプラズマを前
記磁場により閉じ込めて前記ターゲットをスパッタする
ことを特徴とするスパッタ成膜方法。 - 【請求項12】基板の両面に薄膜を形成するマグネトロ
ンスパッタ成膜方法であって、前記基板の両側に位置す
る一対のターゲットの間にカスプ磁場を形成し、前記一
対のターゲット上に発生したプラズマを前記カスプ磁場
により閉じ込めて前記ターゲットをスパッタすることに
より、カスプ磁場中に設置した前記基板の両面に同時に
薄膜を形成することを特徴とするスパッタ成膜方法。 - 【請求項13】前記基板を前記一対のターゲットの中央
に設置し、磁力線が前記基板の両側で対称に分布するよ
うに前記磁場を発生させることを特徴とする請求項12
記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項14】前記カスプ磁場でプラズマを閉じ込める
と同時に、前記基板に電力を印加しながら前記基板の両
面に薄膜を形成することを特徴とする請求項12記載の
スパッタ成膜方法。 - 【請求項15】前記一対のターゲットを、前記基板の両
側に前記基板の径よりも小さい間隔で配置したことを特
徴とする請求項12記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項16】マグネトロンスパッタ成膜中に、前記カ
スプ磁場を制御して前記一対のターゲットのそれぞれの
エロージョン位置を変化させることを特徴とする請求項
12記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項17】前記ターゲットのエロージョン位置が前
記ターゲットの内周側と外周側との間を往復移動するよ
うに前記カスプ磁場を制御することを特徴とする請求項
12記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項18】前記ターゲットのエロージョン位置が往
復移動する移動速度、往復移動する回数及び内周側と外
周側とに滞在する時間とを制御することを特徴とする請
求項12記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項19】前記ターゲットのエロージョン位置に応
じて前記ターゲットに印加する電力を制御することを特
徴とする請求項12記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項20】前記ターゲットのエロージョン位置の往
復移動を、離散的に行なうことを特徴とする請求項12
記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項21】前記ターゲットのエロージョン位置の往
復移動を、連続的に行なうことを特徴とする請求項12
記載のスパッタ成膜方法。 - 【請求項22】前記カスプ磁場を複数の電磁石により形
成することを特徴とする請求項12記載のスパッタ成膜
方法。 - 【請求項23】処理室内で基板を保持する保持手段と、
前記処理室内で前記基板の両面に対向して配置された一
対のターゲット手段と、該ターゲット手段と対をなして
磁場発生手段を備えた一対のスパッタカソード手段と、
前記一対のターゲット手段に印加する電力及び前記磁場
発生手段で発生する磁場を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段により前記磁場発生手段は磁力線が前記基
板の両面で互いに反撥し合うような磁場を発生させ、該
磁場でプラズマを閉じ込めることにより前記基板の両面
に同時に薄膜を形成することを特徴とするスパッタリン
グ装置。 - 【請求項24】前記一対のターゲット手段を、該一対の
ターゲット手段の中間に設置する前記基板の径よりも小
さい間隔で配置したことを特徴とする請求項23記載の
スパッタ成膜装置。 - 【請求項25】前記制御手段は、前記磁場を制御するこ
とにより前記ターゲット上のエロージョン領域を制御す
ることを特徴とする請求項23記載のスパッタ成膜装
置。 - 【請求項26】前記磁場発生手段が、電磁石と該電磁石
に電力を供給する電力供給手段とを有することを特徴と
する請求項23記載のスパッタ成膜装置。 - 【請求項27】前記磁場発生手段は、それぞれ少なくと
も2重に配置された環状の電磁石と、該環状の電磁石の
それぞれに電力を供給する電力供給手段とを有し、前記
制御手段は、前記電力供給手段の極性を前記電磁石に応
じて切り換える極性切り換え手段を有することを特徴と
する請求項23記載のスパッタ成膜装置。 - 【請求項28】前記保持手段が、前記基板に電力を印加
する電力印加手段を有し、前記基板に電力を印加しなが
ら前記基板の両面に薄膜を形成することを特徴とする請
求項23記載のスパッタ成膜装置。 - 【請求項29】前記一対のターゲットは、中心部と外周
部とに磁性材料からなるポール・ピースを有することを
特徴とする請求項23記載のスパッタ成膜装置。 - 【請求項30】請求項23記載のスパッタ成膜装置を複
数個具備し、該複数個のスパッタ成膜装置をそれぞれ真
空に排気された部屋で接続して、基板を大気に曝すこと
無く該基板上に薄膜を積層して形成することを特徴とす
るスパッタ成膜システム。 - 【請求項31】前記スパッタ装置の処理室内で基板の両
面に対向して配置された一対のターゲット手段が請求項
24記載の要件を備えたことを特徴とする請求項30記
載のスパッタ成膜システム。 - 【請求項32】前記スパッタ装置の一対のターゲット手
段と対をなす磁場発生手段と、該磁場発生手段で発生す
る磁場を制御する制御手段とが、請求項27記載の要件
を備えたことを特徴とする請求項30記載のスパッタ成
膜システム。 - 【請求項33】前記スパッタ装置の処理室内で基板を保
持する保持手段が、請求項28記載の要件を備えたこと
を特徴とする請求項30記載のスパッタ成膜システム。 - 【請求項34】請求項1に記載したスパッタ成膜方法で
形成した磁気ディスク基板であって、該磁気ディスク基
板上に形成された薄膜の結晶軸が基板のほぼ全面に渡っ
て垂直である前記磁気ディスク基板を有することを特徴
とする磁気ディスク装置。 - 【請求項35】請求項3に記載したスパッタ成膜方法で
形成した磁気ディスク基板であって、該磁気ディスク基
板上に形成された薄膜の結晶軸が基板のほぼ全面に渡っ
て垂直である前記磁気ディスク基板を有することを特徴
とする磁気ディスク装置。 - 【請求項36】請求項6に記載したスパッタ成膜方法で
形成した磁気ディスク基板であって、該磁気ディスク基
板上に形成された薄膜の膜厚が前記磁気ディスク基板の
周辺部から中心部にかけて連続的に変化している前記磁
気ディスク基板を有することを特徴とする磁気ディスク
装置。 - 【請求項37】磁気ディスク基板上に形成された薄膜の
膜厚が、前記磁気ディスク基板の周辺部よりも中心部の
方が厚く形成されている前記磁気ディスク基板を有する
ことを特徴とする請求項36記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01841493A JP3254782B2 (ja) | 1992-02-18 | 1993-02-05 | 両面スパッタ成膜方法及びその装置並びにスパッタ成膜システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-30434 | 1992-02-18 | ||
JP3043492 | 1992-02-18 | ||
JP01841493A JP3254782B2 (ja) | 1992-02-18 | 1993-02-05 | 両面スパッタ成膜方法及びその装置並びにスパッタ成膜システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05295538A true JPH05295538A (ja) | 1993-11-09 |
JP3254782B2 JP3254782B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=26355081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01841493A Expired - Fee Related JP3254782B2 (ja) | 1992-02-18 | 1993-02-05 | 両面スパッタ成膜方法及びその装置並びにスパッタ成膜システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3254782B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998052075A1 (fr) * | 1997-05-16 | 1998-11-19 | Hoya Kabushiki Kaisha | Mecanisme servant a rendre hydrophobes deux cotes simultanement |
WO1998052074A1 (fr) * | 1997-05-16 | 1998-11-19 | Hoya Kabushiki Kaisha | Composant optique en plastique pourvu d'une pellicule empechant la reflexion et mecanisme servant a uniformiser l'epaisseur de cette pellicule |
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-
1993
- 1993-02-05 JP JP01841493A patent/JP3254782B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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