JP2921796B2 - 車輌の拘束装置用ガスバッグと、このガスバッグ用織物 - Google Patents

車輌の拘束装置用ガスバッグと、このガスバッグ用織物

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JP2921796B2
JP2921796B2 JP7506757A JP50675795A JP2921796B2 JP 2921796 B2 JP2921796 B2 JP 2921796B2 JP 7506757 A JP7506757 A JP 7506757A JP 50675795 A JP50675795 A JP 50675795A JP 2921796 B2 JP2921796 B2 JP 2921796B2
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    • B60R21/23Inflatable members
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複数個の織物部分が縫付けられて一体にな
った壁を有する、車輌の拘束装置用のガスバッグであっ
て、前記織物はコーティングの施していない織物であ
り、前記複数の織物部分のうち、車輌の搭乗者に対面す
る織物部分は、車輌の搭乗者に対面していない少なくと
も1個の織物部分よりもかなり低いガス透過性を有して
いるようなガスバッグに関する。更に、本発明は、この
ガスバッグ用の織物にも関する。
ガスバッグによって生じるのが可能な保護作用は、膨
脹された状態におけるその硬さに特に依存する。柔らか
いガスバッグは、衝突の際、または重量のある搭乗者の
衝撃の際、硬い前面を介して打撃されない限り負傷の危
険を最小限にする。搭乗者がガスバッグに突込むとき、
ガスバッグの体積が低減されるため、内部圧力の上昇も
存在し、その結果、ガスバッグの硬さの増加が同時に存
在する。しかしながら、所望の効果は、増大する内部ゲ
ージ圧力がガスバッグの漏出孔またはガス透過性壁部分
を通るガスの流れをもたらすため、通常のガスバッグの
場合に大部分無効になる。当該技術における支配的な知
識によると、漏出開口部またはガス透過性織物を通るガ
スの流量は、本質的に内部ゲージ圧力の線形関数であ
る。
本発明は、その硬さが自動的に調節されて、衝撃の強
さ、車輌の搭乗者の体重または温度依存の発生装置性能
のような関連するパラメータの広い範囲内で最適の保護
作用のために必要な値を有する車輌の拘束装置用ガスバ
ッグを提供するように意図される。ガスバッグのこの自
動調節特性は、内部ゲージ圧力に依存する態様でその壁
のガス透過性の制御によって達成される。内部ゲージ圧
力の関数としてガスバッグの全体の壁を通るガス流量を
表わすガス透過性曲線は、ガス透過性がそれによると内
部ゲージ圧力にほぼ線形に増大する通常の観念からかな
り逸脱せねばならない。実際上、ガス透過性は、約20kP
aのレベルにおいて最大値に達した後に低減さえもせね
ばならない。本発明によると、ガスバッグの全体の壁の
ガス透過性は、増大する圧力によって約10kPaのゲージ
圧力まで約0.4m3/sと約1.0m3/sとの間の値に増大せねば
ならない。約10kPaおよび20kPaのゲージ圧力レベルの間
では、ガス透過性は、更に増大して最大値に達し次に再
度低減する。約20KPaのゲージ圧力より上の少なくとも
約40kPaまでには、ガス透過性は、かなり増大してはな
らず、好ましくは明らかに低減する傾向さえも示すべき
である。ガス透過性曲線のこの形状により、ガスバッグ
は、ガス圧力の上昇の最初の段階では比較的柔らかく、
従って軽い衝撃の場合には、負傷の危険が最小限にな
る。高いゲージ圧力レベルにおいて例えば車輌の搭乗者
がシートベルトを装着しないとき、強い衝撃が生じる。
この範囲内ではガスバッグ壁のガス透過性が更に増大せ
ずに好ましくは低減さえもするため、このとき、ガスバ
ッグは、必要なかなりの硬さを有している。
本発明の有利な一層の発展によると、ガスバッグ壁の
総ての織物部分は、繊維密度および繊条糸に関して同一
である織物型式から成っている。異なるガス透過性を有
する織物部分に対する同一の型式の織物の使用は、総て
の織物部分が同一の構造的強さを有し織物部分間の縫目
結合が問題から解放されるため、大きい利点である。か
なり異なるガス透過性値を有する織物部分に対して、同
一の型式の織物が適合可能なことは、本発明の別の観念
である。一方では、所与の織物のガス透過性は、一層高
い歪が緯糸または経糸の方向に存在するかどうかに依存
して非常に異なり得ることが判明した。ほぼ円筒形のガ
スバッグの場合では、単に幾何学的形状に基づいて、歪
は、周辺方向において軸方向におけるものの2倍の大き
さである。経糸および緯糸が軸方向および周辺方向で夫
々整列されれば、経糸および緯糸の方向の歪値の間に1
対2の歪関係が必然的に存在する。車輌の搭乗者に面す
る織物部分、即ち、ほぼ円筒形のガスバッグの周辺部分
に対して、デザイナーは、一層低いガス透過性がそれに
よって確立される該経糸および緯糸の整列を論理的に選
択する。かなり高いガス透過性を持たねばならない他の
織物部分に対して、経糸および緯糸の整列は、ガスバッ
グの幾何学的形状によって任意の場合に1対1の歪比が
存在するため、重要ではない。ほぼ円筒形のガスバッグ
の場合では、これは、側部であり、気球またはクッショ
ン状ガスバッグの場合には、総てにわたって1対1の歪
比が任意の場合に第1近似値として存在する。
他方では、ガスバッグの壁のガス透過性は、明らかに
動的挙動を有することが判明した。通常の技術による
と、ガスバッグ織物のガス透過性は、500Paの一定の圧
力差において測定される。しかしながら、本発明は、コ
ーティングされていないガスバッグ織物がガスバッグ拘
束装置の作動の条件に近い動的条件の下では一定の圧力
差において実施される測定に基づいて期待されるレベル
からかなり逸脱するガス透過性を有し得ることの別の観
念に基づく。従って、ガスバッグ織物のガス透過性の決
定において、ガスバッグ拘束装置の作動の際に広がるよ
うな動的条件をシミュレートすることは、好ましい。膨
脹されるガスバッグの形状により個々の織物部分におけ
る歪分布に依存する態様において、織物部分における経
糸および緯糸の整列は、各織物部分に対して所定のガス
透過性が実際上期待される圧力差における変化に対して
確定されるように、膨脹されるガスバッグに対して選択
される。従って、同一の型式の織物を使用し、相互に異
なり容易に再現可能にガス透過性値を与えることが可能
である。
コーティングされていないのガスバッグ織物のガス透
過性の動的調査の際、繊維の交差点におけるうねりおよ
び織り方の型式のような通常の製造パラメータを変更す
ることにより、理想的な挙動に非常に近づくガス透過性
曲線の形状は、特に、約20kPaにおけるガス透過性の最
大値より上で織物が「閉鎖する」ため、即ち、通常の観
念に基づいて期待されるものに全く異なる態様で挙動す
るため、取得可能なことが判明した。前記パラメータの
系統的な変更により、ガス透過性に関して所望の挙動を
有する織物を製造することが可能である。
更に、本発明は、本発明によるガスバッグの製造のた
めに2つの織物型式を提供する。車輌の搭乗者に面する
織物部分に対して意図され、従って比較的「緊密」でな
ければならない第1織物型式は、そのガス透過性が約0.
4m3/sよりも小さい最大値へ増大する圧力の下で約20kPa
のゲージ圧力まで増大し、この後再度低減し、約30kPa
のゲージ圧力以上では殆更に増大しないことで特徴づけ
られる。第2織物型式は、車輌の搭乗者から遠く面する
織物部分に対して意図され、そのガス透過性が約0.3m3/
sと約0.8m3/sとの間の値まで約10kPaのゲージ圧力まで
の圧力によって増大し、約10kPaおよび約20kPaのゲージ
圧力値の間で更に増大して最大値に達した後に再度低減
し、約20kPaのゲージ圧力より上の少なくとも約40kPaま
ででは殆増大せず、好ましくは低減さえすることで特徴
づけられる。ガスバッグの全体のガス透過性は、織物の
該2つの型式の面積に対して比例して加重値を与えられ
る2本のガス透過性曲線の和である。
本発明の別の特徴および利点は、添付図面に関する次
の詳細な説明によって理解される。
第1図は、動的条件下の理想的なガスバッグのガス透
過性に対する線図である。
第2図は、比較的密な織物型式に対する線図である。
第3図は、比較的ガス透過性の織物型式に対する対応
する線図である。
第4a図から第4d図までは、無負荷状態および歪下にお
ける異なる織り方およびうねりの状態の概略の表示であ
る。
第1図は、ゲージ圧力の関数としてガスバッグの壁を
通る合計ガス流量を表わす線図を示す。理想的なガスバ
ッグに対して、ガス透過性曲線は、第1図の上側曲線G
maxと下側曲線Gminとの間に横たわる。これ等の2本の
曲線は、理想的なガスバングのガス透過性曲線が横たわ
るべき回廊を形成する。第1図に示される曲線は、次の
通りに解釈されるべきであり、即ち、ガスバッグが急速
に増大するゲージ圧力の上昇を内部に展開されるとき、
それは、数ミリ秒内に完全に展開されるガスバッグ内に
既に生じる。この所謂充填時間は、ガスバッグの寸法に
依存し、約20msと約35msとの間にある。ガスバッグの内
部ゲージ圧力は、車輌の搭乗者がガスバッグに突込むと
きに最大に達する。ガスバッグの効果的な硬さは、特定
の場合に内部ゲージ圧力の関数としてその外被ないし壁
のガス透過性によって指令される。ゲージ圧力の上昇の
最初の段階では、ガスバッグは、軽い衝撃の場合に負傷
の危険を最小限にするように柔らかくあるべきである。
この内部ゲージ圧力の高い値が生じるとき、衝撃は、例
えば車輌の搭乗者がシートベルトを帯びない場合に強
い。ガスバッグを介する打撃から搭乗者の衝撃を防止す
るため、ガスバッグは、硬くなければならない。ゲージ
圧力に対するガス透過性の関数の選択により、ガスバッ
グの所望の自動調節の挙動は、第1図に示されるように
得られる。曲線Gmax、Gminの間のガス透過性曲線の最適
形状に対して、幾つかのパラメータ、特に、車輌の型式
と、ガス発生装置と、ガスバッグの寸法および形状と、
保有する温度とは、決定的である。
更に、全体としてのガスバッグの理想的なガス透過性
曲線は、コーティングされていない織物を使用して作ら
れるガスバッグ壁によって達成可能なことが判明し、こ
れは、従来技術の慣用手段によってではない。従来技術
では、ガスバッグに対する織物の適合性は、500Paの固
定的な予め限定される圧力差に対して統計的に測定され
るそのガス透過性に基づいて見出される。従って、織物
を通るガスの流量は、圧力におけるこの差異に線形に依
存することが予想される。圧力によって線形に増大する
ガス透過性は、零を通る直線によって第1図に示される
線図に表わされ、一方、第1図の曲線Gmax、Gminの間に
延びる理想的なガス透過性曲線は、次の通りに定義され
てもよく、即ち、 a)ほぼ10KPaのゲージ圧力まで、ガス透過性は、増大
する圧力によって約0.4m3/sと約1.0m3/sとの間の値に増
大し、 b)約10kPaおよび約20kPaのゲージ圧力値の間では、ガ
ス透過性は、減少する以前に最大値まで更に増大し、 c)約20kPaのゲージ圧力より少なくとも約40kPaまでの
範囲内では、ガス透過性の有意の増大は、存在しない。
20KPaより上のゲージ圧力において少なくとも約40kPa
までの範囲内では、ガス透過性に対して好ましくは低下
の傾向が存在する。ガス透過性曲線は、好ましくは約20
kPa以上のゲージ圧力値において変曲点を通過すること
も認められる。最後に、ガス透過性は、好ましくは10kP
aのゲージ圧力まで不均衡に増大することが認められ
る。
所望のガス透過性を有するコーティングされていない
織物は、通常の織り込みのパラメータの系統的な選択に
よって製造されてもよい。織物のガス透過性の測定が動
的に実施され、膨脹されるガスバッグにおける歪関係が
考慮されることは、重要である。
ガスバッグの膨脹圧縮の全体の工程が約100msから150
msまでの時間内に完了するため、比較可能な時間内に生
じるゲージ圧力値に達する圧力パルスによって実施され
ることは、織物のガス透過性の実験的な決定に対して不
可欠である。
ガスバッグが好ましくは車輌の搭乗者に面するその部
分において低いガス透過性を有するため、第1図に示さ
れるガス透過性曲線の形状は、ガスバッグの他の部分の
織物によって主として得られねばならない。ガスバッグ
が異なる織物部分で構成されれば、搭乗者に面する織物
部分は、それから遠く面する織物部分よりもかなり低い
ガス透過性を持たねばならない。従って、第1図に示さ
れるガス透過性曲線は、使用される該2つの型式の織物
の面積に対して比例して加重値を与えられる2本のガス
透過性曲線の和である。搭乗者に面する織物部分は、好
ましくは「気密」であり、即ち、そのガス透過性は、少
なくとも約100msの間に精々少なくとも約10kPaの値より
上で少なくとも約40kPaまでの圧力を片側のみに受ける
とき、ささいな程度にのみ増大し、好ましくはそれは、
かなりな程度にすら低減する。該条件の下で、コーティ
ングしていない織物は、使用可能であり、そのガス透過
性は、静圧荷重で500PAの圧力差であれば、例えば15/
min・dm2のように12/min・dm2以上になる。
該織物型式のガス透過性曲線は、第2図に示される。
この曲線は、次の通りに述べられてもよく、即ち、約20
kPaの内部ゲージ圧力まで、ガス透過性は、約0.4m3/s以
下の最大値まで増大する圧力によって増大し、次に、そ
れは、低減し、約30kPaの内部ゲージ圧力値以上では殆
いくらも増大せず、比較的低い値のままである。
比較的高いガス透過性を有する他の型式の織物に対す
るガス透過性曲線は、第3図に示される。この曲線は、
次の通りに述べられてもよく、即ち、約10kPaの内部ゲ
ージ圧力まで、ガス透過性は増大する圧力によって、約
0.3m3/sと約0.8m3/sとの間の値に増大し、約10kPaおよ
び約20kPaのゲージ圧力値の間で、ガス透過性は、更に
増大して最大値に達した後、再度低減し、約20kPaの内
部ゲージ圧力よりも上の少なくとも約40kPaまででは、
ガス透過性は、殆増大せず、好ましくは低減すらする。
該2本のガス透過性曲線は、同様な形状を有する傾向
があるが異なるレベルにおいてである。
コーティングしていない織物に対するガス透過性曲線
の所望の形状を達成するため、特に次のパラメータは、
系統的に選択され、即ち、繊維密度、繊維型式(重合体
および収縮挙動)、織り方、うねりおよび仕上げであ
る。織物の異なる部分によるガスバッグの製作のかなり
の単純化を与えるため、織物の異なる織物部分の型式の
完全に異なるガス透過性の挙動にも拘わらず、繊維密度
および織り方に関して同一の織物が使用される。
ガス透過性曲線に影響を与える重要なパラメータは、
織り方およびうねりの型式である。従って、織物を強化
するために各浮糸の後の繊維の平織り結合により2本ま
たはそれ以上の繊維の上を延びる経糸および緯糸の浮糸
を有する組織を備えることにより、織物の隣接する交差
点における細孔寸法と、従ってまた空気透過性とは、同
一の繊維密度を有していても増大可能である。増大する
内部ゲージ圧力によって生じる引張り歪の下で、細孔寸
法も織物構造の引張りによって増大され、その結果、浮
遊する繊維交差点では、繊条位置の広がりのための一層
の空間が存在し、内部ゲージ圧力の一層の増大の際の或
るものは、低減するようなガス透過性に対する傾向へ導
く。経糸と緯糸との間の総ての存在する歪比、即ち、1
対1、2対1または1対2において、織物は、同一のガ
ス挙動を有するべきであり、組織は、同一の繊維のうね
りと、同一の繊維の結束とが存在し従って経糸および緯
糸の方向において同一の構造的引き伸ばしが存在するよ
うに設計される。従って、ガスバッグの異なる織物部分
における経糸および緯糸の整列は、ガス透過性に如何な
るかなりの作用をも有していない。その幾何学的形状に
より経糸および緯糸に対する1対1から逸脱する歪比を
有する膨脹されたガスバッグの織物部分に対して、該歪
比ガス透過性に影響を与えるために利用可能なように経
糸および緯糸の方向において織り方およびうねりを系統
的に変更することは、他方で可能である。
第4a図から第4c図までは、ガスバッグの増大する内部
圧力による織物の「閉鎖」の効果を示す。第4a図は、無
負荷状態において浮糸のない平織の織物の概略の断面を
示す。経糸繊維は、符号10を付けられ、緯糸繊維は、符
号12を付けられる。緯糸繊維のうねりが認められる。第
4b図に示されるように、緯糸方向における引張り歪の下
では、うねりが低減され、経糸および緯糸の端部10,12
は、相互に対して押付けられ、これにより、平らにな
り、従って、繊維の交差点における細孔寸法は、低減さ
れる。織物を通る有効流れの横断面は、縮小し、従っ
て、ガス透過性も低減される。
同一の作用は、第4c図、第4d図に認められる。第4c図
は、その緯糸繊維12が無負荷状態において2本の経糸端
部10上を各々の場合に延びる浮糸を有する織物の型式を
示す。第4d図は、緯糸端部12の方向における引張り歪の
下の織物の同一の型式を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−195419(JP,A) 特開 平5−78946(JP,A) 特開 平4−5144(JP,A) 米国特許3937488(US,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の織物部分が縫付けられて一体にな
    った壁を有する、車輌の拘束装置用のガスバッグであっ
    て、前記織物はコーティングの施していない織物であ
    り、前記複数の織物部分のうち、車輌の搭乗者に対面す
    る織物部分は、車輌の搭乗者に対面していない少なくと
    も1個の織物部分よりもかなり低いガス透過性を有して
    おり、前記壁の全体におけるガス透過性は、 a)約10kPaのゲージ圧力まで増大する圧力によって約
    0.4m3/sと約1.0m3/sとの間の値に増大し、 b)約10kPaと、約20kPaとのゲージ圧力レベルの間で更
    に増大して最大値に達した後に再度低減し、 c)約20kPaのゲージ圧力値より上の少くとも約40kPaま
    でで殆増大しない ことを特徴とするガスバッグ。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載のガスバッグにお
    いて,前記壁のガス透過性が、約20kPaのゲージ圧力よ
    り上の少なくとも約40kPaまでの範囲内で低減する傾向
    を有することを特徴とするガスバッグ。
  3. 【請求項3】請求の範囲第2項に記載のガスバッグにお
    いて,前記ガス透過性対内部ゲージ圧力の曲線が、20kP
    aの値より上で変曲点を通過することを特徴とするガス
    バッグ。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項から第3項のいづれか1
    つの項に記載のガスバッグにおいて,総ての織物部分
    が、繊維密度および繊条糸に関して同一である織物から
    成ることを特徴とするガスバッグ。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1項から第4項のいづれか1
    つの項に記載のガスバッグの車輌の搭乗者に面する織物
    部分として使用する織物において,そのガス透過性が、
    約20kPaのゲージ圧力まで増大する圧力の下で約0.4m3/s
    よりも小さい最大値へ増大した後再度低減し、約30kPa
    のゲージ圧力より上で殆更に増大しないことを特徴とす
    る織物。
  6. 【請求項6】請求の範囲第5項に記載の織物において,
    そのガス透過性対内部ゲージ圧力の曲線が、20kPaの値
    より上で変曲点を通過することを特徴とする織物。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1項から第4項のいづれか1
    つの項に記載のガスバッグの車輌の搭乗者に対面してい
    ない織物部分として使用する織物において,そのガス透
    過性が、 a)約10kPaのゲージ圧力まで増大する圧力によって約
    0.3m3/sと約0.8m3/sとの間の値に増大し、 b)約10kPaおよび約20kPaのゲージ圧力レベルの間で更
    に増大して最大値に達した後に再度低減し、 c)約20kPaのゲージ圧力値より上の少なくとも約40kPa
    までで殆増大しない ことを特徴とする織物。
  8. 【請求項8】請求の範囲第7項に記載の織物において,
    前記ガス透過性が、20kPaのゲージ圧力より上の少なく
    とも約40kPaまでの範囲内で低減する傾向を有すること
    を特徴とする織物。
  9. 【請求項9】請求の範囲第5項から第8項のいづれか1
    つの項に記載の織物において,前記織物が、経糸および
    緯糸の方向において同一のうねりと、同一の織物構造と
    を有することを特徴とする織物。
  10. 【請求項10】請求の範囲第5項から第9項のいづれか
    1つの項に記載の織物において,少なくとも2つの端部
    にわたって延びる経糸および緯糸の浮糸を備え,該各浮
    糸が、平織りによって追従されることを特徴とする織
    物。
JP7506757A 1993-08-17 1994-08-16 車輌の拘束装置用ガスバッグと、このガスバッグ用織物 Expired - Lifetime JP2921796B2 (ja)

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