JP4277296B2 - 袋織エアバッグ基布及びエアバック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用安全装置の一つであるエアバッグに関するものであり、輸送車両における搭乗者を側面保護するために特に有益なエアバッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車安全部品の一つとして、エアバッグは乗員の安全意識の向上に伴い、急速に装着率が向上している。エアバッグは自動車の衝突事故の際、衝撃をセンサーが感知し、インフレーターから高温、高圧のガスを発生させ、このガスによってエアバッグを急激に展開させ、乗員保護に役立つものである。
【0003】
従来、エアバッグには運転席用、助手席用の正面からの衝突時に乗員を保護するものが装着されてきたが、最近では側部からの衝突にも対応できるエアバッグが開発されてきた。
【0004】
運転席用、助手席用のエアバッグには従来2枚のエアバッグ基布を縫製することによって、作製されている。しかし、最近エアバッグの性能向上および製造コストの削減から製織段階でバッグを形成することが出来る袋織り技術が注目されてきた。
【0005】
また、側面保護用エアバッグは、自動車のロールオーバーを想定している場合が多く、運転席用、助手席用のエアバッグとは異なり、展開後に内圧保持時間を数秒から10秒程度確保することを要求される物もあり、それによって車両がロールオーバー中にも乗員の頭部が保護できるように設計されている。よって、織物本体からのガス漏れを防がなければならず、縫製品では縫い目からの空気漏れがあるため実用的ではない。現状は袋織エアバッグ基布に表面コーティングしていることが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、運転席用および助手席用袋織エアバッグの場合、数秒から10秒程度の内圧保持が不必要なため、通常軽量、コンパクト化を目的としてノンコート布が用いられている。そのため、低通気性の高密度織物が必要とされている。また、運転席用および助手席用および側面保護用のどの袋織エアバッグも、展開した際、袋体として膨張しない部分と膨張する袋部の境界部分の目ずれからのエアー漏れやインフレーターからの残さの飛び出しが大きな問題となっており、この問題を解決するため高密度織物が必要とされている。
【0007】
しかも、現段階においては、側面衝突用袋織エアバッグ基布の場合、自動車の横転を想定していることが多く、バッグの内圧保持性能を向上させるため、袋織エアバッグ基布に表面コーティングしたエアバッグを使用している。しかし、現状では自動車の横転に耐えうる内圧保持性能を満たすことが出来ていない。
【0008】
特開平4−193646号公報において、袋織エアバッグの接結一重組織を内側、外側の2つにわけ経糸・緯糸の拘束度の異なる織組織を当てはめることを提案しているが、内外における拘束度の差の規定は無く、エアバッグ展開時に求められる内圧保持性能を十分に得られるだけの提案となっていない。
【0009】
そのため、本発明の側面衝突用袋織エアバッグは、従来の側面衝突用袋織エアバッグの問題点、特に内圧保持性能の向上に着目し、エアバッグ作動時に膨張しない部分−膨張する袋部の境界部からのエアー漏れに関する問題点を解決する側面衝突用袋織エアバッグを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための手段、即ち本発明の第一は、多重布を構成する上布構成糸と下布構成糸が、袋体として膨張しない部分と膨張する部分との境界部の組織において上布構成糸は下布構成糸の下に、下布構成糸は上布構成糸の上に1 本毎交互に1回以上2回以下浮沈を繰り返す組織を有することを特徴とする袋織りエアバック基布であり、その第二は、前記のエアバッグ基布からなるエアバッグである。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の袋織エアバッグ基布を構成する原糸は、特に素材を限定するものではないが、特にナイロン66、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン12などの脂肪族ポリアミド繊維、アラミド繊維のような芳香族ポリアミド繊維、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートなどのホモポリエステルが使用される。他には全芳香族ポリエステル、超高分子量ポリエチレン繊維、PPS繊維、ポリエーテルケトン繊維などが挙げられる。ただし、経済性を勘案するとポリエステル繊維、ポリアミド繊維(ナイロン66、ナイロン6、ナイロン46)が特に好ましい。また、これらの合成繊維には原糸製造工程や後加工工程での工程通過性を向上させるために、各種添加剤を含有しても何ら問題はない。例えば、酸化防止剤、熱安定剤、平滑剤、帯電防止剤、増粘剤、難燃剤などである。
【0012】
また、通気度低下や目ずれ防止のためのコート剤としては特に限定するものではなく、クロロプレン、クロルスルフォン化オレフィン、シリコーンなどの合成ゴムを塗付またはゴム状のものを接着剤を介してラミネートしても良いし、接着剤を介さずそのままラミネートすることも可能である。また、エアバッグとして性能を満たせば、コーティングやラミネートを施さなくてもノンコート基布で構わないし、ノンコート基布に後加工を施しても構わない。
【0013】
また、製織の際使用される織機についても特に限定はなく、例えばウォータージェットルーム、エアジェットルーム、レピアルーム、プロジェクタイルルームなどが使用される。しかし、織生産性、経糸へのダメージ、糸汚れなどを考慮するとウォータージェットルーム、エアジェットルームが特に好ましい。
【0014】
また、袋織りの柄を決定する際には、ジャカード装置やドビー装置が用いられる。特に複雑な柄出しをするためには、ジャカード装置(電子式、機械式)が必要となり、更に生産性、柄変更の容易さより電子式ジャカード装置が好ましい。
【0015】
以下、本発明の側面衝突用袋織エアバッグの好ましい例を添付図面を参照して詳述する。また、図1は、一般的な側面衝突用袋織エアバッグの一例である。
【0016】
図2の例は、今回使用した袋織エアバッグの模式図である。形状等の因子を省くため、インフレータ取付け口やバッグの複雑な形状は取り入れず簡単化した図面とした。1が袋織り部(多重布部)、2が接結1重部(B部 袋部-A部の境界部)、3がエアバッグ作動時に膨張しない部分(A部)である。ここで、1の袋織り組織は今回の例の中では2重織の袋を形成しているため、図3-a,bに示す組織図は2重布織の一例であり、実際は、これ以外の袋組織を使用しても構わない。
【0017】
図4は、エアバッグ作動時に膨張しない部分(A部、図2-3)の一例であり、これらの組織以外にも境界部(接結1重部B)に入る組織以外であれば、袋織りの閉じ組織他、どのような組織であっても構わない。
【0018】
図2-2の接結1重部(B部)は袋部との境界部において、多重布を構成する上布構成糸は下布構成糸の下に、下布構成糸は上布構成糸の上に1回以上浮沈を繰り返すことが好ましい。このような構成を有することにより、境界部における布帛の目ずれが小さくなり、ひいては通気量の低下を達成することができるので好ましい。
【0019】
浮沈を繰り返す回数としては、8回以下であることが好ましい。本発明の組織を多く用いるほど、目ずれ、低通気性は好ましくなるが、本発明の組織上、境界面での織り密度は通常より高くなるため、経糸吊りが発生したり、境界部と他の部分との厚み変動、コーティング斑等を発生するので好ましくない。好ましくは4以下、より好ましくは2以下である。
【0020】
【実施例】
以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳述する。以下に示す実施例及び比較例における評価は、次の方法で行い、表示した。
【0021】
目開き量:目開き量の測定は、JIS-L1096-8.21.1に準拠して行った。すなわち、袋部(図2−1)とエアバッグ作動時に膨張しない部分(A部、図2-3)の境界である接結1重部(B部、図2-2)を含むサンプルを切り出し、引張試験機で次の条件で引張り、その時の目開き量を測定する。
【0022】
1)接結1重部(B部)が引張方向に対し直角になるように幅3cm、チャック間長さ15cmに設定できるようにサンプルを切り出し(図2の点線a、b)、接結1重部(B部)がチャック間長さ方向の中央になるように設定する。
2)引張試験機を用い、引張速度5cm/minで荷重294N時に引張を停止し、その時の織目が最大に開いた箇所の両端の距離をサンプル引張状態のままノギス、メジャーを使用して測定する。
3)経、緯各々5回測定し、合計10回の平均値で目開き量値とする。
【0023】
通気度:高圧通気度測定器を用い、サンプル布にかかる差圧を50kPaとし、差圧50kPa下でのサンプル布からの流量(単位:l/cm2/min)を計測する。測定面が直径10cmの円であるため、サンプル布は接結1重部(B部)のある方向を縦とした場合、縦方向15cm、横方向(袋部分のみで)7.5cmに切り出し(図2の点線c、d)、接結1重部(B部)を中心にして、袋部部分を開き、サンプル布とし測定面に設置する。経、緯各々5回測定し、合計10回の平均値で通気度値とする。
【0024】
バッグの品位:加工まで仕上がった側面衝突用袋織エアバッグの欠点、経糸のつりを考慮して、評価を、◎:大変良好、○:良好、△:普通、×:悪い、で印付けしている。
【0025】
【実施例1】
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料の図2−2の境界部には、多重布部において上布を構成している糸は下糸の下に、下布を構成している糸は上糸の上に位置し、この浮沈を繰り返す組織を2回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図5に示す。
【0026】
参考例1
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料の図2−2の境界部には、多重布部において上布を構成している糸は下糸の下に、下布を構成している糸は上糸の上に位置し、この浮沈を繰り返す組織を4回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図6に示す。
【0027】
【実施例
経、緯糸に350dtex/144fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この袋部の織り組織は同じ組織であるが、織り組織の途中で、90°変化させた組織と組み合わせて使用した。この試料の図2−2の境界部には、多重布部において上布を構成している糸は下糸の下に、下布を構成している糸は上糸の上に位置し、この浮沈を繰り返す組織を2回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図7に示す。
【0028】
【実施例
経、緯糸に350dtex/72fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経61.5本/2.54cm、緯58.2本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この袋部の織り組織は2種類の袋組織を使用した。この試料の図2−2の境界部には、多重布部において上布を構成している糸は下糸の下に、下布を構成している糸は上糸の上に位置し、この浮沈を繰り返す組織を、2回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図8に示す。
【0029】
【比較例1】
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料には、図2−2の境界部を作成せず、袋部から直接エアバッグ作動時に膨張しない部分(A部、図2-3)へつながる組織とした。この時の図2-2部の組織図例を図9に示す。
【0030】
【比較例2】
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経61本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料の図2−2の境界部には、袋部(2重部)の終り目と織り組織図上の上下逆転の組織を12回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図10に示す。
【0031】
【比較例3】
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66のマルチフィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料の図2−2の境界部には、織り組織図上の上下逆転組織を1回使用した。この時の図2-2部の組織図例を図11に示す。
【0032】
【比較例4】
経、緯糸に350dtex/108fのナイロン66フィラメント原糸を用い、エアージェットルームと電子ジャカード装置を用いて平織にて図2-1部を2重袋部で経60本/2.54cm、緯60本/2.54cmになるように袋織りにて製織後、沸水収縮工程を通過させ、引き続き乾燥、セット工程を経て加工反を作成した。この試料の図2−2の境界部には、特開平4−193646の実施例1に使用されている2×2のバスケットを1列(糸本数4本)挿入した。この時の図2-2部の組織図例を図12に示す。
【0033】
実施例、参考例、比較例について、その特性を評価した結果を表1に示す。
【表1】
Figure 0004277296
【0034】
表1からも明らかなように、実施例1、2、3、4の場合は、目開き量も小さく、かつ通気量も低いことから、側面衝突用エアバッグとして展開した際、袋体として膨張しない部分(A部)−膨張する袋部の境界部である接結1重部(B部)からのエアー漏れを減少できることがわかる。
【0035】
また、実施例1、2においては、A部−袋部の境界部に入る経糸かつ/もしくは緯糸本数が少ないため、バッグの厚み均一性が得られ、得られるバッグの品位は大変良好である。
【0036】
実施例3、4は、袋部の組織が途中で変わっても、本発明のような境界部を構成すれば、目開き量も小さく、かつ通気量も低い、品位の良いバックが得れらる。
【0037】
比較例1の場合、境界部が存在しないため、バッグの厚み均一性は得られ、得られるバッグ品位は大変良好であるが、A部−袋部が直接つながっているため、その部分の目開き量が大きくなり、よって、通気量も高くなる。そのため、エアバッグとして展開した際に、A部−袋部との境目からエアー漏れが激しく起こし、エアバッグとしての性能を発揮できない。
【0038】
また、比較例2の場合、A部−袋部の境界部に経糸かつ/もしくは緯糸が必要以上に挿入されているため、境界部の目開き量、通気量の値は良いが、バッグの厚み均一性が得られず、厚みムラからシワを発生させる原因となり、得られるバッグの品位が著しく悪くなる。
【0039】
比較例3は比較的良好なバックが得られるものの、目開量、通気量がわずかに多く、バッグとして展開した際に、その部分からエア漏れが発生し、エアバッグとしての性能を十分に発揮できない。
【0040】
比較例4の場合、特開平4−193646の実施例に記載してある通り、袋体として膨張しない部分(A部)よりは拘束度の高い組織を接結1重部(B部)に挿入しているが、この程度の拘束度の差ではバッグが展開した際の目開き量やその部分からのエアー漏れには耐えられないという結果が今回出ている。つまり、この組織は、袋部との境界面に存在する経糸かつ/もしくは緯糸が、組織図上、袋部からみて1本毎交互に上下に反転した構成を少なくとも1列以上取り、かつ/もしくは、袋部との境界面に存在する経糸かつ/もしくは緯糸が組織図上、エアバッグ作動時に膨張しない部分(A部)からみて1本毎交互に上下に反転した構成を少なくとも1列以上取るようになっていないため、A部−袋部の境界部で発生する浮糸等の問題点を解決できず、境界部目開き量が大きくなり、最終的に得られるバッグの性能は低いものとなる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の側面衝突用袋織エアバッグは、エアバッグ作動時に袋体として膨張しない部分と膨張する袋部との境界部に袋織組織から要求される境界組織を用いることにより、境界部の目開きが低減し、インフレーターからの展開エアーのエアー漏れを防ぐことが出来る。また、袋組織にどのような組織を用いても本発明の境界組織を用いることで、エアー漏れを防ぐことの出来るが袋対が得られる。特に境界部が曲線である場合に於いても、本発明の境界部を用いることにより、目開き、エアー漏れを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な側面衝突用袋織エアバッグの一例を示す図である。
【図2】実施例、比較例に使用した側面衝突用袋織りエアバッグの1例を示す平面図である。
【図3】実施例、比較例に使用した2重袋織部の組織図である。
【図4】実施例、比較例に使用したエアバッグ作動時に膨張しない部分(A部)の組織図である。
【図5】実施例1に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図6】参考例1に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図7】実施例に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図8】実施例に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図9】比較例1に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図10】比較例2に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図11】比較例3に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【図12】比較例4に使用した接結1重部(B部)の組織図である。
【符号の説明】
1:袋部
2:接結1重部B部(袋部−A部の境界部)
3:エアバッグ作動時に膨張しない部分(A部)
a:目開き量サンプル切り出し例
b:目開き量サンプル切り出し例
c:通気度測定用サンプル切り出し例
d:通気度測定用サンプル切り出し例

Claims (2)

  1. 多重布を構成する上布構成糸と下布構成糸が、袋体として膨張しない部分と膨張する部分との境界部の組織において上布構成糸は下布構成糸の下に、下布構成糸は上布構成糸の上に1 本毎交互に1回以上2回以下浮沈を繰り返す組織を有することを特徴とする袋織りエアバッグ基布。
  2. 請求項1記載のエアバッグ基布からなるエアバッグ。
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