JP2921370B2 - 焼結機の原料装入装置 - Google Patents

焼結機の原料装入装置

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JP2921370B2
JP2921370B2 JP31466593A JP31466593A JP2921370B2 JP 2921370 B2 JP2921370 B2 JP 2921370B2 JP 31466593 A JP31466593 A JP 31466593A JP 31466593 A JP31466593 A JP 31466593A JP 2921370 B2 JP2921370 B2 JP 2921370B2
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力 高井
正安 清水
修 小松
輝俊 澤田
秀明 佐藤
英俊 野田
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Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結鉱、焼成塊成鉱等
を連続的に製造する焼結機の原料装入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】焼結鉱を製造する場合、約10mm以下の
鉄鉱石に適当粒度のコークス粉と石灰粉を混合して原料
を調合し、この原料を移動している焼結機のパレットに
装入する。次いで、パレットに装入された原料の表面部
のコークスに点火し、空気を下向きに吸引しながらコー
クスを燃焼させ、その燃焼熱で鉄鉱石を焼結する。
【0003】そして、原料装入に際しては、パレット内
に堆積される原料層が特別の粒度分布になるようにして
いる。即ち、原料層の下部には粗粒の原料を存在させ、
その上に細粒の原料を存在させるようにして厚さ方向の
粒度分布を偏析させ、これによって、原料層の通気性を
よくしている。
【0004】原料層の粒度分布を上記のように偏析させ
るために開発された原料装入装置が特開平5−1335
号公報に開示されている。図7はその装置の概略の断面
図である。この図において、1は原料の供給機であるベ
ルトフィーダ、2は案内用シュート、3はスクリーン式
シュート、30は焼結機のパレットで、その下に付した
矢印はパレットの移動方向を示す。又、40は原料、4
1は原料層を示す。
【0005】案内用シュート2は平板あるいは樋状の形
状をなしており、ベルトフィーダ1の頭部側端の下方近
傍に備えられ、パレット30の移動方向とは反対の方向
に傾斜させて配置されている。この案内用シュート2
は、ベルトフィーダ1から供給されて落下してきた原料
40を受け止め、その上面を滑落させてスクリーン式シ
ュート3へ送り出す役目をなしている。
【0006】スクリーン式シュート3は案内用シュート
2に連なって備えられ、パレット30の移動方向とは反
対の方向に傾斜している。スクリーン式シュート3の詳
しい構成は図8の及び図9の如くである。図8はスクリ
ーン式シュートの概略の正面図、図9はその側面図であ
る。このスクリーン式シュート3は、ロッドやワイヤー
ロープなどの線状部材20が上下方向に間隔をあけて配
列され、この線状部材20がガイド部材21によって簾
のように組み立てられて、スクリーン状に形成されてい
る。そして、配列された線状部材20の間隔は、上部3
aよりも下部3bの方が広く、下方になるに従って順次
広くなっている。又、このスクリーン式シュート3は、
下方に湾曲しており、側面からみると、弓形になってい
る。このため、スクリーン式シュート3の傾斜角度は上
部では大きく、下部では小さくなっている。
【0007】上記の構成による装入装置によってパレッ
トへ原料を装入する場合の状態について説明する。ベル
トフィ−ダ1から供給された所定量の原料は、案内用シ
ュート2上に落下する。案内用シュート2では、落下す
る原料を受け止めた後、この原料を滑落させ、スクリー
ン式シュート3上へ落とす。スクリーン式シュート3へ
落とされた原料は移動しているパレット30に装入され
て堆積され、原料層を形成する。このスクリーン式シュ
ート3による原料装入の過程においては、まず、原料中
の細粒が線状部材の間隔が狭いシュート上部3a付近で
篩い落とされ、既に堆積している原料の斜面(堆積され
ている原料の端部)に落下する。
【0008】次に、粗粒が線状部材の間隔が広いシュー
ト下部3b付近で篩い落とされ、細粒が堆積される前の
原料斜面に落下する。そして、線状部材の間隔が広いシ
ュート下部3bでも篩い落とされなかった大きな粒子は
スクリーン式シュート3の下端から落下し、パレット3
0の上に敷きつめられる。このようにして、原料層の下
部には粗粒が存在し、上部には細粒が存在し、厚さ方向
に偏析した粒度分布を有する原料層が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、パレットへ原料を装入するシュートがスクリーン状
のものであり、原料が分級されながらそれぞの位置に
(細粒は上に、粗粒は下に)装入されるので、厚さ方向
に偏析した粒度分布を有する原料層が形成される。しか
し、スクリーン式シュート3には、多数の線状部材20
を簾状に組み立てるためのガイド部材21が縦方向に設
けられており、このガイド部材21が設けられているた
めにパレット30内に形成される原料層の厚さが一定に
ならないと言う問題が発生する。
【0010】即ち、図4に示すように、原料はスクリー
ン式シュート3から落下してパレット30内に堆積され
るが、この際、ガイド部材21の近傍の原料は、その両
側に別れて落下するので、ガイド部材21の下方の原料
堆積量が少なくなり、原料層41には層厚が薄い谷部4
2ができる。このため、通気抵抗が小さい上記谷部42
に外気の吸引が集中し、燃焼帯におけるコークス粉の燃
焼速度が谷部42と他の箇所とで異なるようになるの
で、他の箇所に未燃焼部分ができる。この未燃焼による
焼成度合のバラツキによって、歩留の低下、品質の低
下、コークス原単位の上昇などの問題が起こる。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであって、パレット内に形成される原料
層の厚さを一定にすることができる焼結機の原料装入装
置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、スクリーン式のシュートを構
成するガイド部材の下端部前方に衝突板を有する均し器
が垂設され、この均し器に設けられた衝突板の平面形状
が扇形状に形成されると共に、均し器が衝突板の扇形状
の開きをスクリーン式のシュートの方向に向けて配置さ
れている。
【0013】
【作用】ガイド部材の前方に、上記のような均し器が備
えられていると、その両側に別れて落下してきたガイド
部材近傍の原料は均し器の衝突板に当たって均し器の中
央部に集められ、ガイド部材の下方に堆積する。従っ
て、ガイド部材の下方に層厚の薄い箇所ができることは
なく、厚さのバラツキがない原料層が形成される。
【0014】
【実施例】図1及び図2は本発明の一実施例を示す図
で、図1は概略の断面図、図2は概略の平面図である。
図1及び図2において、図7、図8、及び図9と同じ構
成部分については同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0015】本実施例においては、スクリーン式シュー
ト3を構成するガイド部材21の下端部前方の原料落下
位置に衝突板を有する均し器4が略垂直に取り付けられ
ている。上記衝突板は、均し器4が取り付けられた状態
において、その平面形状が扇形状に形成されている。そ
して、均し器は衝突板の扇形状の開きをスクリーン式の
シュート3の方向に向けて配置されている。
【0016】均し器4の一例を示せば、図3の如くであ
る。(a) 図は平面図、(b) 図は正面図、(c) 図は側面図
である。この均し器においては、2枚の衝突板5a,5
bがハの字状(扇形状)に配設されている。そして、2
枚の衝突板5a,5bは若干の間隔をあけて配置されて
おり、均し器4の中央部には間隙が設けられている。こ
のような間隙が設けられているのは、均し器4の中央部
はスクリーン式シュートのガイド部材21と対向して位
置させる箇所であり、原料の落下量が少ないので、あえ
て衝突箇所を設ける必要がないためである。図中、6は
吊着部材、7は取付け用部材、8は側板、9は蓋であ
り、10は取付け用のボルト穴である。
【0017】なお、上記のように、均し器4の中央部に
間隙が設けられているのは、その中央部はスクリーン式
シュートのガイド部材21と対向して位置させる箇所で
あり、原料の落下量が少ないところであるので、あえて
衝突箇所を設ける必要がないためである。このため、均
し器4は、衝突板を2枚にすることに限定されるもので
はなく、又、必ずしも中央部に間隙を設けなくてもよ
い。更に、衝突板は1枚の板を湾曲させた形状のもので
あってもよい。
【0018】又、図3の均し器においては、衝突板5
a,5bが固着され、その取り付け角度が固定されてい
るが、扇形状に配置された衝突板5a,5bを回動可能
な構造にし、パレット内に形成される原料層の状態に応
じてその角度調節ができるようにするのが望ましい。
【0019】均し器4の取り付けに際しては、衝突板5
a,5bをスクリーン式シュート3の方向に向け、均し
器4の中心(衝突板5a,5bの間)をガイド部材21
の前方に合わせ、取付け用の構造物にボルト締めによっ
て懸吊するように取り付ける。吊着部材6に設けられて
いるボルト穴10は縦方向の長穴であるので、衝突板の
高さは自在に調節することができるようになっている。
【0020】次に、図3の衝突板を備えた本発明の装置
によって原料装入した操業結果について説明する。この
操業は原料の供給速度950T/Hで実施した。又、使用した
装置の寸法は下記の通りであった。 スクリーン式シュート 幅 7,500 mm ガイド部材の間隔 1,200 mm 衝突板 配置数 4 幅 W0 600 mm 間隙 W1 50 mm 奥行 D 230 mm 高さ H 450 mm
【0021】上記の操業結果について、原料層の通気度
を図5に示し、焼結鉱の品質、歩留、コークス原単位な
どを表1に示す。なお、本発明による結果を従来技術に
よる結果と対比するために、従来技術による通気度を図
6に示し、その他の結果を表1に併記した。
【0022】図5と図6によって、通気度を比較する
と、本発明による原料層の通気度は、パレットの幅方向
における変動が非常に小さくなり(従来技術の約1/
3)、著しく改善された。このため、表1によれば明ら
かなように、焼結鉱の品質(冷間強度、粒度)及び歩留
が大幅に向上し、又、コークスの原単位も低減した。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明においては、スクリーン式のシュ
ートを構成するガイド部材の下端部前方に均し器が備え
られており、この均し器はその平面形状が扇形状に形成
された衝突板を有していると共に、この衝突板の扇形状
の開きをスクリーン式のシュートの方向に向けて配置さ
れているので、その両側に別れて落下してきたガイド部
材近傍の原料は衝突板に当たって中央部に集められ、ガ
イド部材の下方に堆積する。このため、ガイド部材の下
方に層厚の薄い箇所ができることはなく、厚さのバラツ
キが小さい原料層が形成される。
【0025】本発明の装置によって原料装入を行えば、
焼結鉱の品質及び歩留が大幅に向上し、更にコークスの
原単位も低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す概略の平面図である。
【図3】本発明における均し器の一例を示す図である。
【図4】従来の装置においてパレット内に形成される原
料層を模式的に表した図である。
【図5】本発明の装置を用いて操業した場合の原料層の
通気度を示す図である。
【図6】従来の装置を用いて操業した場合の原料層の通
気度を示す図である。
【図7】従来の原料装入装置の概略の断面図である。
【図8】スクリーン式シュートの概略の正面図である。
【図9】スクリーン式シュートの概略の側面図である。
【符号の説明】
1 原料供給機 2 案内シュート 3 スクリーン式のシュート 3a スクリーン式のシュートの上部 3b スクリーン式のシュートの下部 4 均し器 5a,5b 衝突板 20 線状部材 21 ガイド部材 30 パレット 40 原料 41 原料層 42 原料層の谷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 輝俊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 佐藤 秀明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 野田 英俊 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 21/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料供給機と、供給される原料をパレッ
    トに装入するためのシュートを有し、このシュートが線
    状部材とガイド部材によって組み立てられたスクリーン
    式のシュートであって、且つ前記ガイド部材が間隔をあ
    けて幅方向に配列されているものである焼結機の原料装
    入装置において、前記ガイド部材の下端部前方に衝突板
    を有する均し器が垂設され、この均し器に設けられた衝
    突板の平面形状が扇形状に形成されると共に、前記均し
    器が前記衝突板の扇形状の開きを前記スクリーン式のシ
    ュートの方向に向けて配置されていることを特徴とする
    焼結機の原料装入装置。
JP31466593A 1993-12-15 1993-12-15 焼結機の原料装入装置 Expired - Lifetime JP2921370B2 (ja)

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