JP2920742B2 - 冷凍再加熱してもソフト感を有する卵加工食品 - Google Patents

冷凍再加熱してもソフト感を有する卵加工食品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍、再加熱による食感
低下の少ない卵加工食品に関するものである。詳細に
は、本発明は加熱製造後冷凍され、冷凍食品として流通
する卵加工食品であって、再加熱による食感低下の少な
い、すなわちソフト感を有する卵加工食品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、卵を主原料とした卵加工食品
は数多く製造されており、我々の食生活に欠かせないも
のである。一方、近年、冷凍食品がその簡便性、保存性
から大きな発展をみせている。
【0003】しかし、卵加工食品は加熱製造後に食され
る場合は問題ないが、冷凍後、再加熱したときには品質
の低下、特に食感の低下がみられる。このことは冷凍食
品の増えつつある現在、大きな問題である。一般に卵加
工食品を冷凍、再加熱すると、保水性を失い離水し、ゴ
ム様の食感になってしまう。特にレンジ加熱により、ゴ
ム様の食感が顕著に表れる。
【0004】この問題点を解決する方法として、特開
平2−227054号公報に卵加工食品中に米デンプン
を数%添加する方法が提案されている。しかし、この場
合、保水性は改良されるもののデンプン特有の食感が表
れるため、卵加工食品独特のソフト感が損なわれてしま
う。また、特開平7−39342号公報に食用油脂1
〜10重量%を水中油滴型乳化剤として含有し、かつ水
中油滴型乳化剤の食用油脂の量を40〜65重量%にし
て添加する方法等が提案されているが、使用している乳
化剤、乳化方法が限定されておらず、さらなる検討が必
要である。なお、冷凍、再加熱による食感低下の問題
は、特開平4−281766号公報に示されている半
熟卵様のもの得ようとすることとは質的に異なる課題で
あると認識される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、卵加工食
品を冷凍し加熱すると、その食感が著しく低下するとい
う現象の防止が望まれている。本発明は冷凍、再加熱
(自然解凍、流水解凍、温水中解凍、電子レンジ加熱な
どを含む)してもソフト感を有する卵加工食品を提供し
ようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意研究した結果本発明に到達した。
すなわち、本発明は卵を主原料とする卵加工食品であっ
て、食用油およびリン脂質の混合物を含むことを特徴と
する卵加工食品であり、さらにはこれを冷凍状とした卵
加工食品である。本発明における卵加工食品は、卵を主
原料とする加熱調理食品であって、厚焼き卵、オムレ
ツ、オムライスなどが例示される。
【0007】本発明の卵加工食品に含有させる食用油お
よびリン脂質の混合物は食用油1〜20重量%および
リン脂質を0.1〜1重量%の混合物からなる。すなわ
ち、本発明は食用油1〜20重量%およびリン脂質0.
1〜1重量%を添加することを特徴とする卵加工食品で
ある。
【0008】本発明における卵加工食品の食用油の含有
量は1〜20重量%、好ましくは5〜15重量%であ
る。卵加工食品の食用油の含有量が1重量%未満である
と冷凍解凍後の食感が低下し、20重量%を越えると風
味が悪くなる。
【0009】本発明における卵加工食品のリン脂質の添
加量は0.1〜1重量%、好ましくは0.2〜0.5重
量%である。卵加工食品のリン脂質の含有量が0.1重
量%未満であると本発明の目的とする卵加工食品が得ら
れないため冷凍解凍後の食感が低下し、1重量%を越え
ると卵加工食品がかえって硬い食感のものとなる。元
来、全卵中には約2.6%のリン脂質が存在する。が、
本発明に用いる粗乳化物を作製するために前記のリン脂
質を添加する必要がある。
【0010】本発明の卵加工食品に含有させる食用油の
種類は、綿実油、菜種油、大豆油、コーン油、ゴマ油な
ど常温で液体の食用油であれば何でもよい。一方、豚脂
(ラード)等常温で固体の食用脂を添加した場合、卵加
工食品の食感がかえって固いものとなる。
【0011】本発明の卵加工食品に含有させる乳化剤
は、リン脂質および/またはリン脂質製剤が有効であ
る。リン脂質は大豆、卵黄などから製造される。そのリ
ン脂質の組成は、大豆のリン脂質でホスファチジルコリ
ン(PC)21%、ホスファチジルエタノールアミン
(PE)22%、ホスファチジルイノシトール(PI)
19%、卵黄のリン脂質でPC80%、PE11%であ
る。いずれの原料から製造されたリン脂質も、カオチン
性の乳化剤であり、適当なHLBを有することと併せ
て、鶏卵中のタンパク質と相互作用を起こすため有効で
ある。一方、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステルなどはノニオン性の乳化剤である。またリン脂
質を酵素分解したリゾレシチンはHLBがリン脂質より
高い。これらの乳化剤を使用した場合、冷凍再加熱後の
卵加工食品の食感がソフトにならないため、目的の卵加
工食品を得ることができない。
【0012】本発明の食用油およびリン脂質の添加方法
は、卵原料、その他の原料、成分と共に食用油、リン脂
質をそれぞれ混合させてもよいし、リン脂質をあらかじ
め溶解した食用油の形で、好ましくは食用油およびリン
脂質をあらかじめ粗乳化させてから卵原料、その他の原
料、成分と共に混合させてもよい。すなわち、作業上の
効率を考えると、食用油、リン脂質をあらかじめ粗乳化
させるほうが好ましい。ここでいう粗乳化とは、乳化径
を細かく、均一化していない乳化物を作製することであ
る。具体的には、平均乳化径が2μm以上、かつ5μm
以上の乳化物が30%以上存在するものである。また、
均一乳化を目的とした機器(ホモミキサー、高圧ホモジ
ナイザー)を使用したものではないものである。
【0013】粗乳化物の製造方法として高圧ホモジナイ
ザーのような、乳化径を細かく、均一にする方法は不適
である。この方法により作製した乳化物を添加した卵加
工食品は冷凍、再加熱での食感がソフトでなくなる。し
かし、フードカッターなどの軽度の、具体的には、平均
乳化径が2μm以上、かつ5μm以上の乳化径の乳化物
が30%以上の割合で存在する粗乳化法であれば、製造
方法は特に限定されるものではない。すなわち本発明
は、卵を主原料とする卵加工食品であって、平均乳化径
が2μm以上、かつ5μm以上の乳化径の粗乳化物が3
0%以上の割合で存在する食用油およびリン脂質の乳化
物を含むことを特徴とする卵加工食品であれる。
【0014】本発明における卵加工品の主原料としては
割卵後の卵液(卵白液、卵黄液、又はこれらを任意に配
合した全卵液など)が挙げられる。また、本発明の目的
を損なわない範囲で卵液の代わりに凍結液卵(凍結卵
白、凍結卵黄、凍結全卵)、乾燥卵(卵白粉、卵黄粉、
全卵粉)を用いても良い。
【0015】また、本発明の卵加工食品において、キサ
ンタンガムを0.1〜0.5重量%含ませることによ
り、キサンタンガム無添加のものより冷凍再加熱後の卵
加工食品の食感がさらにソフトなものになる。
【0016】卵原料にその他の任意の原料や成分を含め
ることができる。この任意の原料、成分としては、例え
ば、水、調味料(食塩、砂糖、グルタミン酸ソーダ、醤
油、味噌)、デンプン(各種加工デンプンを含む)、乳
製品(牛乳、生クリームなど)、ゼラチンなどが挙げら
れる。
【0017】
【作用】一般に卵加熱成形品を冷凍し解凍すると食感が
ゴム状になり、焼きたて直後の未冷凍品とは異なったも
のになる。いわゆる冷凍変性である。これは主として氷
結晶が成長することにより、組織が破壊され、その結果
解凍時に離水等が生じるからである。一般にこれを抑え
るには、最大氷結晶成長点を早く通過させる急速凍結、
凍結中の氷結晶成長を抑える低温保存が考えられる。ま
た製品を薄くすることにより均一に早く凍結する等の対
策がとられている。本発明の構成要件に基づく効果は、
一般に用いられているような−20℃での凍結、保存に
おいて、この冷凍変性を防止することにある。それは本
発明が氷結晶による組織破壊を軽減している、又は破壊
されない組織を形成しているためであると考える。レシ
チン/オイル/粗乳化で卵黄に存在する卵黄球と似たも
の(擬卵黄球)を形成していると仮定すると、キサンタ
ンガムは単なる離水防止剤ではなく乳化物に冷凍耐性を
与える作用を有するものであるとと考えられる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の製造例、実施例、比較例を記
すが、本発明はこれによりなんら制限されるものではな
い。
【0019】製造例1 次の配合からなる食用油の粗乳化物を以下の方法で製造
した。 配合 油相部 なたね油 33.0重量部 ベイシスLG−10NC 1.0重量部 水相部 水 66.0重量部 方法 まずリン脂質製剤「ベイシスLG−10NC(日清製油
(株)製、大豆リン脂質50%、植物油脂50%,HL
B7)」をなたね油に溶解したものに水を徐々に添加
し、フードカッターにて粗乳化し、食用油を33.0重
量%含有する粗乳化物を得た。
【0020】製造例2 次の配合からなる食用油の粗乳化物を以下の方法で製造
した。 配合 油相部 なたね油 49.5重量部 ベイシスLG−10NC 1.0重量部 水相部 水 49.5重量部 方法 まずリン脂質製剤「ベイシスLG−10NC(日清製油
(株)製、大豆リン脂質50%、植物油脂50%,HL
B7)」をなたね油に溶解したものに水を徐々に添加
し、フードカッターにて粗乳化し、食用油を49.5重
量%含有する粗乳化物を得た。
【0021】製造例3 次の配合からなる食用油の粗乳化物を以下の方法で製造
した。 配合 油相部 ラード(豚脂) 33.0重量部 ベイシスLG−10NC 1.0重量部 水相部 水 66.0重量部 方法 まずリン脂質製剤「ベイシスLG−10NC(日清製油
(株)製、大豆リン脂質50%、植物油脂50%,HL
B7)」をラード(豚脂)に溶解したものに水を徐々に
添加し、フードカッターにて粗乳化し、食用油を33.
0重量%含有する粗乳化物を得た。
【0022】製造例4 次の配合からなる食用油の粗乳化物を以下の方法で製造
した。 配合 油相部 なたね油 33.0重量部 DKエステルF−70 1.0重量部 水相部 水 66.0重量部 方法 まず、ショ糖脂肪酸エステル「DKエステルF−70
(第一工業製薬(株)製,HLB7)」をなたね油に溶
解したものに水を徐々に添加し、フードカッターにて粗
乳化し、食用油を33.0重量%含有する粗乳化物を得
た。
【0023】製造例5−1〜5−5 製造例4のDKエステルF−70の代わりに表1に示す
成分を加えた配合からなる食用油の粗乳化物を製造例4
と同様の方法で製造した。
【0024】
【表1】
【0025】製造例6 次の配合からなる食用油の乳化物を以下の方法で製造し
た。 配合 油相部 なたね油 33.0重量部 ベイシスLG−10NC 1.0重量部 水相部 水 66.0重量部 方法 まずリン脂質製剤製「ベイシスLG−10NC(日清製
油(株)製、大豆リン脂質50%、植物油脂50%HL
B7)」をなたね油に溶解したものに水を徐々に添加
し、高圧ホモジナイザーにて細かく、均一に乳化し、食
用油を33.0重量%含有する乳化物を得た。
【0025】実施例1 全卵液68.9重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例1で得た粗乳化物27.5重量部を加え
て家庭用ミキサーで混合し、常法に従い厚焼き卵を製造
した。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジ
で再加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示
す。
【0026】実施例2 全卵液68.6重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例2で得た粗乳化物18.3重量部および
0.5%キサンタンガム溶液9.5重量%を加えて家庭
用ミキサーで混合し、常法に従い厚焼き卵を製造した。
製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジで再加
熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示す。
【0027】実施例3 実施例1に従い厚焼き卵を製造した。製造後は−50℃
で24時間、後に−20℃にて1週間凍結保存したもの
を、電子レンジで再加熱後官能評価を実施した。評価結
果は表2に示す。
【0028】比較例1 全卵液76.0重量部、食塩1.0重量部、砂糖3.0
重量部、水20.0重量部を家庭用ミキサーで混合し、
常法に従い厚焼き卵を製造した。製造後は−50℃で2
4時間凍結し、電子レンジで再加熱後官能評価を実施し
た。評価結果は表2に示す。
【0029】比較例2 全卵液68.9重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例3で得た粗乳化物27.5重量部を加え
て家庭用ミキサーで混合し、常法に従い厚焼き卵を製造
した。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジ
で再加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示
す。
【0030】比較例3 全卵液68.9重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例4で得た粗乳化物27.5重量部を加え
て家庭用ミキサーで混合し、常法に従い厚焼き卵を製造
した。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジ
で再加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示
す。
【0031】比較例4−1〜4−5 全卵液68.9重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例5−1〜5−5で得た粗乳化物27.5
重量部を加えて家庭用ミキサーで混合し、常法に従い厚
焼き卵を製造した。製造後は−50℃で24時間凍結
し、電子レンジで再加熱後官能評価を実施した。評価結
果は表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】比較例5 全卵液69.1重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部、水18.1重量部、なたね油9.1重量部を家
庭用ミキサーで混合し、常法に従い、厚焼き卵を製造し
た。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジ再
加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示す。
【0034】比較例6 全卵液75.8重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部、水18.0重量部、大豆リン脂質0.3重量部
は家庭用ミキサーで混合し、常法に従い、厚焼き卵を製
造した。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レン
ジ再加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示
す。
【0035】比較例7 全卵液68.9重量部、食塩0.9重量部、砂糖2.7
重量部に製造例6で得た乳化物27.5重量部を加えて
家庭用ミキサーで混合し、常法に従い厚焼き卵を製造し
た。製造後は−50℃で24時間凍結し、電子レンジで
再加熱後官能評価を実施した。評価結果は表2に示す。
【0036】実施例4 実施例1に従い厚焼き卵を製造した。製造後は−50℃
で24時間凍結し、室温放置による解凍後官能評価を実
施した。評価結果は表3に示す。
【0037】
【表3】
【0038】比較例8 比較例1に従い厚焼き卵を製造した。製造後は−50℃
で24時間凍結し、室温放置による解凍後官能評価を実
施した。評価結果は表3に示す。
【0039】また、図1および表4に実施例1と比較例
1の硬断強度測定結果を示す。図1および表4で用いた
試験条件は以下の通りである。 使用レオナー:山電(株)製レオナー、RE−3305型 ロードセル :20kgf プランジャー:円盤型直径3cm 進入速度 :0.5mm/sec
【0040】
【表4】
【0041】図2および表5に実施例1と比較例1の引
張強度測定結果を示す。図2および表5で用いた試験条
件は以下の通りである。 使用レオナー:山電(株)製レオナー、RE−3305型 ロードセル :2kgf プランジャー:引張用 引張速度 :1.0mm/sec
【0042】
【表5】
【0043】図1、図2、表4および表5の結果より本
発明の卵加工食品は当日調製品と同等のソフト感を有す
ることが示された。
【0044】
【発明の効果】冷凍後レンジ加熱してもソフト感を有す
る卵加工食品を提供することができる。特に、市販用、
業務用の冷凍食品として流通される卵加工食品におい
て、冷凍、再加熱後の食感低下の少ない卵加工食品を提
供することができる。さらには、冷凍食品の形態で長期
保存がききかつ食感の良好な卵加工食品を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1と比較例1の硬断強度測定結果を示す
説明図である。
【図2】実施例1と比較例1の引張強度測定結果を示す
説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−39342(JP,A) 特開 平4−281766(JP,A) 特開 平6−296474(JP,A) 特開 平7−59537(JP,A) 特開 平8−322515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/31 - 1/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 卵を主原料とする加熱調理食品であっ
    て、食用油およびリン脂質の混合物を含み、その混合物
    が、食用油1〜20重量%および リン脂質を0.1〜1
    重量%の混合物であることを特徴とする卵加工食品。
  2. 【請求項2】 食用油およびリン脂質の混合物が、食用
    油1〜20重量%およびリン脂質を0.2〜0.5重量
    %の混合物である請求項1の卵加工食品。
  3. 【請求項3】 食用油が、常温で液体の食用油である請
    求項1、2または3の卵加工食品。
  4. 【請求項4】 食用油およびリン脂質の混合物が、リン
    脂質をあらかじめ溶解した食用油である請求項1または
    2の卵加工食品。
  5. 【請求項5】 食用油およびリン脂質の混合物が、あら
    かじめ高圧ホモジナイザーを用いない軽度の乳化処理に
    て作製した粗乳化物である請求項1ないし4のいずれか
    の卵加工食品。
  6. 【請求項6】 粗乳化物が、平均乳化径が2μm以上、
    かつ5μm以上の乳化径の粗乳化物が30%以上の割合
    で存在する乳化物である請求項5の卵加工食品。
  7. 【請求項7】 主原料の卵が、生卵および/または冷凍
    液卵および/または乾燥卵である請求項1ないし6のい
    ずれかの卵加工食品
  8. 【請求項8】 さらにキサンタンガムを0.1〜0.5
    重量%含む請求項1ないし7のいずれかの卵加工食品。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかの卵加工食
    品の冷凍品。
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