JP2920687B2 - X線マッピング装置 - Google Patents

X線マッピング装置

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JP2920687B2 JP30586490A JP30586490A JP2920687B2 JP 2920687 B2 JP2920687 B2 JP 2920687B2 JP 30586490 A JP30586490 A JP 30586490A JP 30586490 A JP30586490 A JP 30586490A JP 2920687 B2 JP2920687 B2 JP 2920687B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はX線マッピング装置に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来までのX線マッピング装置を示し、同図
において、X線管21からの入射X線がコリメータ22を介
して試料ステージ23上の試料24の一部に照射され、蛍光
X線を発生する。この蛍光X線はたとえば半導体検出器
(SSD)よりなるX線検出器25で検出される。上記X線
検出器25からの出力はパルスプロセッサー26で処理さ
れ、試料中に含まれる元素とその強度を判別する。その
後、このパルスプロセッサー26からの信号はコンピュー
タ27に入力され、画像処理装置28にて画像表示を行う。
そして試料24全体にわたって測定を行うには、第4図
に示すように、あらかじめ定められた試料24を含むマッ
ピング領域M内においてその測定点を分割して設け、試
料ステージ23を所定の方向に移動させるステージコント
ローラ29にコンピュータ27からの信号が入力されること
により試料ステージ23を移動させ、前記X線管21からの
X線が照射されている位置に1,2〜nというように順番
に各測定点を移動させることにより、各測定点における
蛍光X線を検出し、試料24中の各測定点の蛍光X線の種
類と強度から含有元素の分布を測定するものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記測定方法では、たとえマッピング
領域M内に試料24が存在しない測定点(例えぱ7,8,9
等)においてもX線検出器25における蛍光X線検出およ
びパルスプロセッサー26、コンピュータ27での信号処理
という一連の作業を行った後に試料ステージ23を移動さ
せるため、非常に長時間にわたって測定を行う必要があ
った。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、非常に短時間で高精度な測定を
可能とするX線マッピング装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係るX線マッピ
ング装置は、試料を載置する試料ステージと、前記試料
にX線を照射するX線管と、該X線照射により前記試料
において生ずる蛍光X線を検出するX線検出器と、この
X線検出器の出力に基づいて試料中に含まれる元素とそ
の強度を判別するパルスプロセッサーと、このパルスプ
ロセッサーからの信号が入力されるコンピュータと、こ
のコンピュータの出力を処理して画像表示する画像処理
装置と、前記コンピュータからの制御信号に基づいて前
記試料ステージを所定の方向に移動させるステージコン
トローラとからなるX線マッピング装置において、前記
X線管からのX線が照射されている位置に試料があるか
否かを検出するための試料有無センサを設け、このセン
サからの信号を前記コンピュータに入力するようにし、
更に、前記試料有無センサとして、試料の厚み分だけ変
位量が異なることを利用して試料があるか否かを検出す
る変位センサを用いた点に特徴がある。
〔作用〕
上記特徴構成によれば、X線管からのX線が照射され
ている位置に試料が存在しない場合には、コンピュータ
においてデータ収集を行わず、直ちに試料ステージを移
動させて次の測定点で測定を行うことができるため、全
測定に要する時間が大幅に短縮される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係るX線マッピング装置の一例を示
し、この図において、第3図に示す符号と同一のものは
同一物または相当物を示す。ここで、このX線マッピン
グ装置が従来のX線マッピング装置と大きく異なる点
は、試料があるか否かを検出するためのセンサ30を設
け、このセンサ30からの信号をコンピュータ27に入力す
るようにした点である。このセンサ30は例えばセンサ先
端から測定点までの距離を測定する変位センサや反射型
光電センサからなり(以下、変位センサと云う)、試料
24の有るときと無いときとで、試料の厚み分だけ変位量
が異なることを利用して試料があるか否かを検出するも
ので、本実施例では試料がある場合を基準値とし、基準
値から外れた場合にコンピュータ27に信号を入力するよ
うにしてある。
而して、上記X線マッピング装置の作用を第2図をも
参照しながら説明すると、あらかじめ定められた試料24
を含むマッピング領域Mにおいて測定点を1,2〜nとい
うように分割して設け、図中の矢印Aに示す順序にそっ
て試料ステージ23を移動させるようにコンピュータ27に
プログラムしておく。そして、まず、X線管21からの入
射X線がコリメータ22を介して試料ステージ23上のマッ
ピング領域M内の測定点1に照射されるよう試料ステー
ジ23を移動させる。この測定点1には試料24が存在しな
いので、変位センサ30が試料無しと判断し、コンピュー
タ27にその信号が入力されると同時に、コンピュータ27
においてパルスプロセッサー26からのデータ収集は行わ
れない。そして、入力された信号に基づいてコンピュー
タ27からの制御信号をステージコントローラ29に入力
し、直ちに試料ステージ23を移動させ、X線が照射され
ている位置に測定点2を移動させる。測定点2あるいは
測定点3においても試料24は存在しないので、測定点1
と同様にコンピュータ27においてパルスプロセッサー26
からのデータ収集は行わず、試料ステージ23により測定
点4を移動させる。
ここで、測定点4には試料24が存在するので、変位セ
ンサ30からの信号はコンピュータ27に入力されず、試料
24から発生された蛍光X線はたとえば半導体検出器(SS
D)等よりなるX線検出器25で検出され、その出力はパ
ルスプロセッサー26においてその測定点4中に含まれる
元素とその強度を判別する。その後、このパルスプロセ
ッサー26からの信号はコンピュータ27に入力され、画像
処理装置28にて画像表示を行う。以後、同様の方法で測
定点nまで測定を行い、各測定点における蛍光X線の種
類と強度から試料24の含有元素の分布を測定する。
なお、試料ステージ23は試料24に含まれていない軽元
素からなるアルミニウムなどで形成し、試料24から発生
する蛍光X線と混合しないようにするのが望ましい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、変位センサ
で、X線管からのX線が照射されている位置に試料が存
在しないことを検出した場合、コンピュータにおいてデ
ータ収集を行わず、直ちに試料ステージを移動させて次
の測定点で測定を行うことができるため、X線が照射さ
れている位置に試料が存在しない場合において試料ステ
ージを移動させる前に従来行っていた一連の作業を省略
できる。
要するに、本発明によれば、変位センサを用いること
によって、X線管からのX線が照射されている位置に試
料が存在しない場合には、コンピュータにおいてデータ
収集を行わず、直ちに試料ステージを移動させて次の測
定点で測定を行うことがてきるため、全測定に要する時
間が大幅に短縮されるのである。
【図面の簡単な説明】 第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
はX線マッピング装置を示す構成図、第2図はマッピン
グ方法を説明するための図である。 第3図および第4図は従来のX線マッピング装置を示
し、第3図はX線マッピング装置を示す構成図、第4図
はマッピング方法を説明するための図である。 21……X線管、23……試料ステージ、24……試料、25…
…X線検出器、26……パルスプロセッサ、27……コンピ
ュータ、28……画像処理装置、29……ステージコントロ
ーラ、30……試料有無センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を載置する試料ステージと、前記試料
    にX線を照射するX線管と、該X線照射により前記試料
    において生ずる蛍光X線を検出するX線検出器と、この
    X線検出器の出力に基づいて試料中に含まれる元素とそ
    の強度を判別するパルスプロセッサーと、このパルスプ
    ロセッサーからの信号が入力されるコンピュータと、こ
    のコンピュータの出力を処理して画像表示する画像処理
    装置と、前記コンピュータからの制御信号に基づいて前
    記試料ステージを所定の方向に移動させるステージコン
    トローラとからなるX線マッピング装置において、前記
    X線管からのX線が照射されている位置に試料があるか
    否かを検出するための試料有無センサを設け、このセン
    サからの信号を前記コンピュータに入力するようにし、
    更に、前記試料有無センサとして、試料の厚み分だけ変
    位量が異なることを利用して試料があるか否かを検出す
    る変位センサを用いたことを特徴とするX線マッピング
    装置。
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