JP2916921B2 - 沈降分離装置 - Google Patents
沈降分離装置Info
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- JP2916921B2 JP2916921B2 JP63056040A JP5604088A JP2916921B2 JP 2916921 B2 JP2916921 B2 JP 2916921B2 JP 63056040 A JP63056040 A JP 63056040A JP 5604088 A JP5604088 A JP 5604088A JP 2916921 B2 JP2916921 B2 JP 2916921B2
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- Japan
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- film
- sedimentation
- sedimentation separation
- separation device
- circular
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、シツクナー、クラリフアイヤー等の沈降分
離装置におけるスカムの除去装置に関する。
離装置におけるスカムの除去装置に関する。
従来これらの沈降分離装置に、スリツト状の垂下膜を
円形に展張する方法が提案されているが、この装置で連
続運転すると沈降分離装置の整流筒から排出された汚水
がエアレーシヨンあるいはバルキングの生起によりスカ
ムを生ぜしめ水面上に層状に滞積し沈降分離機能が著し
く低下する欠点があつた。
円形に展張する方法が提案されているが、この装置で連
続運転すると沈降分離装置の整流筒から排出された汚水
がエアレーシヨンあるいはバルキングの生起によりスカ
ムを生ぜしめ水面上に層状に滞積し沈降分離機能が著し
く低下する欠点があつた。
本発明者等は、これら従来の欠点を解決すべく種々研
究を重ねた結果本発明を完成するに至つた。
究を重ねた結果本発明を完成するに至つた。
すなわち、本発明は従来の沈降分離装置において、該
装置の整流筒周辺部に、膜状物を円形状に1条あるいは
多条に展張し、そしてこの円形状に形成した膜状物のう
ち、前記整流筒に近い1条あるいは2条以上を回動させ
るように配設することを特徴とする円型沈降分離装置あ
るいは横流型沈降分離装置において膜状物を流れ方向に
対し、且つこの膜状物を複数列設けた横流型沈降分離装
置である。
装置の整流筒周辺部に、膜状物を円形状に1条あるいは
多条に展張し、そしてこの円形状に形成した膜状物のう
ち、前記整流筒に近い1条あるいは2条以上を回動させ
るように配設することを特徴とする円型沈降分離装置あ
るいは横流型沈降分離装置において膜状物を流れ方向に
対し、且つこの膜状物を複数列設けた横流型沈降分離装
置である。
次に本発明を図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の円型沈降分離装置に使用する間隙部
1を有する膜状物Sの側面図を示すものである。また第
2図は第1図のシート状の形態を有する膜状物にフロー
ト2を装着した場合を示すものであり、第3図はその側
面図である。前記膜状物は第1図に示すように例えば短
冊形のシート3をロープ4に間隙部1を設けるように固
定することによつて形成される。
1を有する膜状物Sの側面図を示すものである。また第
2図は第1図のシート状の形態を有する膜状物にフロー
ト2を装着した場合を示すものであり、第3図はその側
面図である。前記膜状物は第1図に示すように例えば短
冊形のシート3をロープ4に間隙部1を設けるように固
定することによつて形成される。
第4,5図はクラリフアイヤーに本発明に係る膜状物を
展張した状態を示すものである。そして本発明にあつて
は整流筒5に近い円形に展張して形成した膜状物Aおよ
びBを回動するように配設する。この円形に形成させた
膜状物を回動する手段としては前記膜状物を例えばクラ
リフアイヤーのスクレーパートラス(図示せず)に適宜
の方法で固定すれば膜状物はスクレーパートラスと一緒
に回動するので特にそのための動力源をとる必要はな
い。また他の態様としてこれらの膜状物をスクレーパー
トラスの動力源とは別に動力源を設けてスクレーパート
ラスと別個に回動させることもできる。この場合円形を
形成した膜状物の回動速度は自由に調整することができ
る。
展張した状態を示すものである。そして本発明にあつて
は整流筒5に近い円形に展張して形成した膜状物Aおよ
びBを回動するように配設する。この円形に形成させた
膜状物を回動する手段としては前記膜状物を例えばクラ
リフアイヤーのスクレーパートラス(図示せず)に適宜
の方法で固定すれば膜状物はスクレーパートラスと一緒
に回動するので特にそのための動力源をとる必要はな
い。また他の態様としてこれらの膜状物をスクレーパー
トラスの動力源とは別に動力源を設けてスクレーパート
ラスと別個に回動させることもできる。この場合円形を
形成した膜状物の回動速度は自由に調整することができ
る。
本発明において円形に展張した膜状物は最小限整流筒
5に一番近い位置にあるもの(すなわち添付図面でいえ
ばAに相当する)を回動させることが必要である。
5に一番近い位置にあるもの(すなわち添付図面でいえ
ばAに相当する)を回動させることが必要である。
前記のような沈降分離装置において処理すると例えば
クラリフアイヤーにおいて整流筒5より排出された汚水
中に存在するスカムが整流筒5と円形に展張された膜状
物Aの間に浮上するが、整流筒5の周速と膜状物Aの周
速が異なるためにその間にある処理水は膜状物の回動方
向に水流が生起する。そしてこの水流は整流筒から膜状
物Aに近くなるにつれて処理水の流れは速くなる。
クラリフアイヤーにおいて整流筒5より排出された汚水
中に存在するスカムが整流筒5と円形に展張された膜状
物Aの間に浮上するが、整流筒5の周速と膜状物Aの周
速が異なるためにその間にある処理水は膜状物の回動方
向に水流が生起する。そしてこの水流は整流筒から膜状
物Aに近くなるにつれて処理水の流れは速くなる。
その結果スカムは膜状物の表面に接して回転運動をし
団流化すると共に圧密状態となり、次第に粒径が大きく
なり、下部に沈降するようになる。沈降装置に沈殿した
団流化したスカムはスキマーによつてかき集められ、排
泥管6より外部に排出される。
団流化すると共に圧密状態となり、次第に粒径が大きく
なり、下部に沈降するようになる。沈降装置に沈殿した
団流化したスカムはスキマーによつてかき集められ、排
泥管6より外部に排出される。
また本発明の他の態様として横流型沈降分離装置の場
合は第6図に示すように間隙部を有する膜状物を該装置
の長手方向に対して直角方向に展張し、これを膜状物の
展張方向(装置の短手方向)に往復運動するように展張
する。
合は第6図に示すように間隙部を有する膜状物を該装置
の長手方向に対して直角方向に展張し、これを膜状物の
展張方向(装置の短手方向)に往復運動するように展張
する。
さらに他の態様として第7図に示すように膜状物をエ
ンドレスベルト状に展張し、且つこれを回動可能に展張
する。その場合第7図に示すように横流型沈降装置の汚
水の入口側に例えば3列配列し他は固定式のものでも差
支えない。
ンドレスベルト状に展張し、且つこれを回動可能に展張
する。その場合第7図に示すように横流型沈降装置の汚
水の入口側に例えば3列配列し他は固定式のものでも差
支えない。
第1図は本発明の間隙部を有する膜状物の正面図を示
し、第2図は第1図における膜状物にフロートを装着し
た場合の正面図を示し、第3図は第2図の側面図を示
し、第4図はクラリフアイヤーに円形状に展張した膜状
物を装着したときの側断面図を示し、第5図は第4図の
平面図を示し、第6図および第7図は横流沈降分離装置
の平面図を示す。
し、第2図は第1図における膜状物にフロートを装着し
た場合の正面図を示し、第3図は第2図の側面図を示
し、第4図はクラリフアイヤーに円形状に展張した膜状
物を装着したときの側断面図を示し、第5図は第4図の
平面図を示し、第6図および第7図は横流沈降分離装置
の平面図を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】円型沈降分離装置において、該装置の整流
筒周辺部に、膜状物を円形状に1条あるいは多条展張
し、そしてこの円形状に形成した膜状物のうち、前記整
流筒に近い1条あるいは2条以上を回動させるように配
設することを特徴とする円型沈降分離装置。 - 【請求項2】横流型沈降分離装置において、膜状物を該
装置の長手方向に対して直角方向に展張し、これを膜状
物の展張方向に往復運動するように展張し、且つこの膜
状物を複数列設けることを特徴とする横流型沈降分離装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63056040A JP2916921B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 沈降分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63056040A JP2916921B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 沈降分離装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01231910A JPH01231910A (ja) | 1989-09-18 |
JP2916921B2 true JP2916921B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=13015969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63056040A Expired - Lifetime JP2916921B2 (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 沈降分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916921B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2906171B2 (ja) * | 1990-04-28 | 1999-06-14 | 日本ソリッド株式会社 | 移設可能な水上沈澱池 |
JP4765022B2 (ja) * | 2005-03-25 | 2011-09-07 | 株式会社西原環境 | 固液分離装置 |
JP4765045B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-09-07 | 株式会社西原環境 | 固液分離装置および固液分離システム |
JP4774491B2 (ja) * | 2006-06-09 | 2011-09-14 | 株式会社西原環境 | 固液分離システム |
JP2010188225A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Nippon Solid Co Ltd | 沈降分離装置および原水の処理方法 |
JP5468316B2 (ja) * | 2009-06-24 | 2014-04-09 | 株式会社西原環境 | 固液分離装置 |
CN107321013B (zh) * | 2017-08-02 | 2023-08-18 | 北京恩菲环保技术有限公司 | 反吊膜封盖 |
JP7083650B2 (ja) * | 2018-01-24 | 2022-06-13 | 株式会社西原環境 | 固液分離装置 |
JP7384375B2 (ja) * | 2019-03-28 | 2023-11-21 | 日本ソリッド株式会社 | 低ホウ素含有水酸化マグネシウムの製造法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56133392U (ja) * | 1980-03-12 | 1981-10-09 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63056040A patent/JP2916921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01231910A (ja) | 1989-09-18 |
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Legal Events
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