JPS6058213A - 沈降促進装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、横流れ式沈澱池において適用する沈降促進装
置に関するものである。

従来、横流れ式沈澱池においては、沈澱池内に傾斜板を
多層に設けた沈降装置を設置して、有効沈降面積を増大
させることにより処理能力の増大を図るようにしている
。

ところで、この沈降装置の傾斜板は、その沈澱効率から
のみ考えれに傾斜角がｏ″で一番沈澱効率がよいことに
なるが、傾斜板上のフロックを山伏に！ｌＩＩ詳ｆ舟り
菖す奇めに　九六幻曲の紹斜角が必要となる。それで、
傾斜板の角度は、今までの実験や経験から一般に６０°
に固定したものとなっている。

しかし、このような従来装置の傾斜板では、フロックの
性状によっても異るが、一般に板上の堆積７０ツクの自
然滑落は完全には行なわれず、時々圧力水ンもって傾斜
板上火洗滌してやらねばならないというのが実状である
。

本発明は、かかる従来の傾斜板式沈降装置の欠点を解消
すると共に、沈降効率の大巾な増大を図るととビ目的と
してなされたもので、従来の傾斜板に対応する仕切板を
多層に設けた沈降装置を、沈澱池内に回動自在に装架す
ることにより、通常時は仕切板を水平状態に薪持して沈
降効率を最大限にとるようにすると共に、仕切板上の堆
積フロックの排出には、仕切板を垂直状態にして、フロ
ックを自重により沈澱池の底部へ落下させるようにし、
フロックの洗滌除去等の煩雑な作業を要することなく、
（７かも沈降効率の極めて優れた沈降促進装置ケ提供せ
んｈするものである。

以下一本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図において、１は沈澱池で、その長手方向
の前方側壁２には排水等導入口３が、また、後方側壁４
には処理水導出口５が設けられており、その底面６の一
側には、汚泥ビット７が設けられていると共に、後述す
る沈降装置から底面６に落下したフロックを前記の汚泥
ビット７に搬送するチェーンフライト式の汚泥掻寄装置
８が設けられている。

１０は、沈澱池１内に装架された沈降装置で、立方形状
の機枠体１１内に、平板状に形成した多数の仕切板１２
．１２・・・・・・が、沈澱池１の流れ方向（矢印ａ）
に沿って、所要の間隔をおいて層状に重ねて設置されて
いる。また、機枠体の前、後端部の中央にはそれぞれ支
持杆１３゜はその回転軸１４．１４を沈澱池１の前端部
および後端部に設置された架台９．９に軸支して回動自
在に装架されている。そして、一方の回転軸１４に設け
た被動輪】５を介して沈澱池１上に設けられた原動軸（
図示Ｖ略す）に連携され、原動軸によって回動されるよ
うになっている。

なお、図中１６は汚泥ビット７に設けられた汚泥排出管
である。

次に、本発明装置の作動について説明ずろと、排水中の
フロックを沈降させろ通常時には、沈降共＠１ｏｖｍｉ
図乃至第３図に示すように、その仕切板１２が水平状態
となるように位置させる。それによって沈降面積が最大
にとれることになる。これを従来のｆｐ斜板式沈降装置
と比べると、仕切板Ｊ２と傾斜板の面積が同じとすれば
、沈降面接は約２倍となり、同じ沈降面積を確保する場
合では、仕切板１２の面積は従来の傾斜板の面積の約半
分ですることになり、したがって沈澱池の太きさも約半
分にすることができる。

仕切板１２上に所定量のフロックが堆積すれば、Ｗ、動
輪により校動輪１５’Ｙ介して沈降装置１０を回ｐｌＪ
させ、第４図のように、仕切板Ｉ２が垂直状態となるよ
うに位置させる。そうすれば、仕切板・工２上に堆積し
たフロックはその自重によって沈澱池の底面６に自・然
落下されることになる。この場合、仕切板１２は垂直状
態であるから、フロックは仕切板１２から完全に除去さ
れることになる。

沈澱池の底面６に落下したフロックは、底面６に設けら
れた汚泥掻寄装置８によって汚泥ビット７内に掻き落さ
れ、汚泥排出管１６から沈澱池１の外部に排出されるこ
とになるのである。

また、本発明装置は、フロックを沈降させる通常使用時
の場合、前述のように仕切板１２ケ水平状態に維持させ
るばかりでなく、例えば第５図に示したように、従来の
傾斜板の如＜６０”程度に傾斜させて使用してもよく、
更には、排水やフロックの性状等に対応して、水平状態
から垂直に近い状態までの範囲に傾斜させた状態に維持
し、或は経時的に水平または傾斜状態を適宜変更させて
使用することができる。

以上説、明したように、本発明装置は、沈澱池内に、そ
の流れ方向に治って平面状に形成した仕切板の多数を所
要間隔をおいて層状に重設して構成した沈降装置を、沈
澱池の流れ方向に延長する軸回りに回動自在に装架した
ので、フロックを沈降させる通常使用時には、仕切板を
水平状態に維持することにより、沈降面積を最大にとる
ことができ、それによって従来の約２倍の処理能力をあ
げることが可能であり、したがって、従来のものと同じ
沈降面ｆＷヲ確保する場合には、板面積を約半分ですま
すことができるので、沈澱池の大きさが著しく縮少され
、また、フロックの排出は、仕切板を垂直状態となるよ
うに沈降装置を回動させるだけで完全に行なわれ、従来
の如き洗滌排出等の煩雑な作巻ン不嬰とする等多くの利
点を有し、処理能力の極めて優れた沈降促進装色を提供
することができる。

しかも、本発明装置は、上水、下水、産業廃水等の水処
理工程での沈澱処理に広く適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す側断面図、第２図
は同正断面図、第３図乃至第５図は本発明装置の使用態
様を説明するもので、第３図は仕切板を水平状態にした
ところを示す正断面図、第４図は仕切板を垂直状態にし
たところを示す正断面図、第５図は仕切板を傾斜状態に
したところを示す正断面図である。 １・・・・・・沈澱池　６・・・・・・底面７・・・・
・・汚泥ビット　８・・・・・・汚泥掻寄装置１０・・
・沈降装置　１１・・・機枠 １２・・・仕切板　１４・・・回転軸 １５・・・被動輪 特許出願人　久保田鉄工株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 沈澱池内に、その流れ方向に沿って平面状に形成した仕
   切板の多数を所要の間隔をおいて層状に重設して構成し
   た沈降装置を、沈澱池の流れ方向に延長する軸回りに回
   動自在に装架したことを特徴とする、沈降促進装置。