JP2916488B2 - 転落防止用外幌取付け装置 - Google Patents

転落防止用外幌取付け装置

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JP2916488B2
JP2916488B2 JP8332820A JP33282096A JP2916488B2 JP 2916488 B2 JP2916488 B2 JP 2916488B2 JP 8332820 A JP8332820 A JP 8332820A JP 33282096 A JP33282096 A JP 33282096A JP 2916488 B2 JP2916488 B2 JP 2916488B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラットホ−ム
から電車、気動車などの旅客用車両(以下、車両と略称
する)の車両連結面の隙間へ転落する事故を防ぐための
転落防止用外幌取付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる転落防止用外幌としては実開平5
−94047号公報に転落防止用幌が開示され、そして
実用されている。この転落防止用幌は、図9に平面図
で,図10に正面図で示すように、車両連結面端部1に
幌取付金2を溶接などして固定し、U字状ゴム製の弾性
体3の折曲端部3a,3aを、幌取付金2と押さえ板4
とで挾み、幌取付金2に固定してあるボルト5に螺合す
るナット6によって弾性体3を車両連結面端部1に取付
けて、外幌7としたものである。外幌7の取付け位置
は、屋根に登るためのステップ8の直ぐ外側で、外幌7
の下端縁は、転落防止のため車両側板の下端縁から約3
0cm上の低い位置となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パンタグラフや空調機
器などの屋根上機器点検のために屋根に登るのにステッ
プ8を使用するが、登るのに外幌7が邪魔になる。ま
た、駅で車両を連結,あるいは解放する際のジャンパ連
結器の操作にもこの外幌7が邪魔になる。そこでかかる
屋根上機器点検などの際は、外幌7の取外しと取付けを
行っているが、この取外し,取付け作業は極めて困難と
なっている。すなわち、ボルト5へのナット6の螺合,
取外しは弾性体3に設けてある切欠き3bからスパナを
差し込んで行うが、螺合個所は弾性体3のU字状で囲ま
れていて直視できず、上記螺合,取外しは手さぐりであ
る。また、約8Kgで長さ約110cm,横幅約20c
mの外幌7を手で支えながら螺合,取外しを行わねばな
らない。
【0004】この発明は転落防止用外幌における従来の
取付け構造のこれらの課題に鑑みてなされたもので、外
幌7の車両連結面端部1への取外し,取付けが容易であ
るように工夫された転落防止用外幌取付け装置を提供す
ることをその目的とする。
【0005】またこの発明の第2の目的は、外幌7の車
両連結面端部1への取外し,取付けの際の係合動作にこ
じれが無く円滑であるようにした転落防止用外幌取付け
装置を提供するにある。
【0006】さらにこの発明の第3の目的は、上記係合
動作の初期動作にこじれが無く円滑であり、係合のため
の取付け対向方向での位置合わせが容易であるようにし
た転落防止用外幌取付け装置を提供するにある。
【0007】そしてこの発明の第4の目的は、上記係合
動作の初期動作における外幌7の取付け奥行き方向での
位置合わせが容易であるようにした転落防止用外幌取付
け装置を提供するにある。
【0008】さらにこの発明の第5の目的は、外幌7が
強固に支承されて取付けられるようにした転落防止用外
幌取付け装置を提供するにある。またこの発明の第6の
目的は、外幌7の固定が容易であるようにした転落防止
用外幌取付け装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明は、弾性体3からなる外幌7を、夫々の先端部
が対向するように車両連結面端部1に取付けられる転落
防止用外幌取付け装置において、外幌7の取付けを、上
記車両連結面端部1に設けたスライド案内枠9と、外幌
7の基部に設けられてスライド案内枠9に係合しつつ、
上下にスライド動作できるスライド金具16とにて行わ
れるようにし、スライド金具16は、外幌7の上下方向
に適宜間隔で形成された複数個の係合体部17にて構成
し、スライド案内枠9は、係合体部17が上記係合を開
始されまたは係合を離脱されるための複数個の離脱穴1
2と係合体部17に係合すべく離脱穴12に隣接して設
けた係合枠部11とにて構成したことを特徴とする。か
かる構成により、外幌7の取付けは、スライド金具16
の複数個の係合体部17をスライド案内枠9の複数個の
離脱穴12からスライド案内枠9内に差し込み、係合体
部17を係合枠部11に係合しつつ下方に僅か離脱穴1
2の上下長さだけスライド動作することで完了する。外
幌7の取外しは、スライド金具16をスライド案内枠9
に対して上動または下動して係合されている係合体部1
7を係合枠部11に対し上方に僅か離脱穴12の上下長
さだけスライド動作することで係合体部17が係合枠部
11から外れるので、離脱穴12からスライド案内枠9
の外へ離脱することで完了する。
【0010】そして請求項1の転落防止用外幌取付け装
置において、取付け位置付近での上記スライド動作は、
外幌7の上記対向方向にて互いに密接接合するようにス
ライド案内枠9の係合枠部11に形成された案内溝13
とスライド金具16の係合体部17に形成されたスライ
ド面20とにより行われることを特徴とする。かかる構
成により、取付け位置付近で下向きにかかる外幌7の自
重は、外幌7の取付け対向方向にてスライド案内枠9の
案内溝13とスライド金具16のスライド面20との互
いに密接接合している個所に作用するので、外幌7の車
両連結面端部1への取外し,取付けの際の取付け位置付
近でのスライド動作はこじれが無く円滑に行われる。
【0011】また、請求項2の転落防止用外幌取付け装
置において、上記係合が開始される初期での案内溝13
とスライド面20とのスライド動作を緩やかにするため
に、案内溝13,スライド面20の少なくとも一方に傾
斜面部19b2,34bを設けたことを特徴とする。か
かる構成により、係合枠部11への係合体部17の係合
が開始される初期では、案内溝13,スライド面20の
少なくとも一方の傾斜面部19b2,34bにより案内
溝13とスライド面20とのスライド動作は緩やかに行
われ、係合動作の初期動作にこじれが無く円滑となる。
しかも取付け対向方向での係合枠部11への係合体部1
7の係合位置合わせは容易である。
【0012】さらに請求項1,2又は3記載の転落防止
用外幌取付け装置において、上記係合開始のため離脱穴
12に係合体部17を覗かせたときに外幌7の基部を外
側から遊嵌できる位置合わせ案内片21,21を、スラ
イド案内枠9に設けたことを特徴とする。かかる構成に
より、係合開始のため離脱穴12に係合体部を覗かせた
とき、外幌7の基部に位置合わせ案内片21,21が外
側から遊嵌されて外幌7の取付け奥行き方向位置が規制
されて、上記係合動作の初期動作における取付け奥行き
方向での位置合わせが容易となる。
【0013】そして請求項1,2,3又は4記載の転落
防止用外幌取付け装置において、取付け位置での外幌7
の下端部を支承する外幌受け22をスライド案内枠9に
設けたことを特徴とする。かかる構成により、外幌7は
スライド案内枠9の外幌受け22に受けられて強固に車
両連結面端部1に取付けられる。
【0014】また請求項5記載の転落防止用外幌取付け
装置において、取付け位置での外幌7の上動を阻止する
ワンタッチ緊締具23を設けたことを特徴とする。かか
る構成により、外幌受け22にて受けられた外幌7を、
ワンタッチ緊締具23により容易にスライド案内枠9に
固定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は転落防止用外幌取付け装
置の斜視図(一部を切り欠いて示す)、図2と図3は、同
取付け装置を夫々構成する部材であるスライド案内枠9
および、外幌7を取付けたスライド金具16の夫々の一
例を示す斜視図、図4は図1の平面図である。スライド
案内枠9は、車両連結面端部1に接合される平らな取付
部10と、上下に間隔を置いて形成した複数個(図示例
では3個)の係合枠部11と、隣接する係合枠部11,
11の間に形成される離脱穴12とを備える。係合枠部
11には案内溝13が設けてあり、案内溝13は、取付
部10の前後端に設けた鉤形部14,14と取付部10
の内側に設けた平板部15とで形成される。図2で言え
ば案内溝13は、平板部15の内面15aと平面視で鉤
形の鉤形部14,14の内側面14a,14aとにて構
成される。離脱穴12は、図2のように鉤形部14,1
4の内側面14a,14aを欠如した部分を言う。
【0016】スライド金具16は、外幌7の基部を形成
している幌取付金2に、上下方向に適宜間隔を置いて固
定した複数個(図示例では3個)の係合体部17にて構成
している。係合体部17の上下長さは、離脱穴12への
係合体部17の差し込みまたは離脱動作ができるように
離脱穴12の上下長さよりも少し長いものとし、係合体
部17の上記適宜間隔は、係合枠部11,11の形成間
隔に等しくしている。係合体部17には幌取付金2に接
合し固定される幌取付部18と、幌取付部18の前後端
に設けた平面視で門形の門形部19,19とで構成され
る。門形部19には、係合枠部11の案内溝13に係合
するスライド面20が設けてある。スライド面20は取
付け状態を示している図4のように、案内溝13である
平板部15の内面15aと鉤形部14,14の内側面1
4a,14aとに密接接合する。図3で言えばスライド
面20は、門形部19,19の門形上面19a,19a
と門形足面19b,19bとにて形成される。門形部1
9,19の外面19c,19cと鉤形部14,14の基
部内側面14b,14bとの間には図4のように少し隙
間があるようにしている。
【0017】これにより、取付け位置付近で下向きにか
かる外幌7の自重は、外幌7の取付け対向方向にてスラ
イド案内枠9の案内溝13とスライド金具16のスライ
ド面20の互いに密接接合している個所(内面15aと
門形上面19aとの接触面および、内側面14aと門形
足面19bとの接触面)に作用し、これらの接触面に直
交する横方向には図4の上記隙間のために作用しない。
このため、外幌7の車両連結面端部1への取外し,取付
けの際の取付け位置付近でのスライド動作は、上記取付
け対向方向のみの接触となってこじれが無く円滑に行わ
れる。門形部19は、図3のようにその門形足面19b
を取付け位置での上部のみに形成して取付け位置での下
部である下部19b1では門形上面19a(門形足面19
bよりも薄い)と同じ厚さとし、門形足面19b,下部
19b1間は傾斜面部19b2としている。
【0018】スライド案内枠9には、鉤形部14の外側
に位置合わせ案内片21,21を、スライド案内枠9の
上端と中間とに設けて、この位置合わせ案内片21,2
1の配設内法寸法を、外幌7の基部である幌取付金2の
前後幅よりも少し長い程度としている。スライド案内枠
9にスライド金具16を係合させるための離脱穴12へ
の係合体部17を差し込み動作の際、外幌7の基部であ
る幌取付金2が位置合わせ案内片21,21に遊嵌され
ることにより、係合動作の初期動作における取付け奥行
き方向での位置合わせが容易となる。スライド案内枠9
には、図1の取付け位置での外幌7の下端部を支承する
外幌受け22を設けている。さらに、この取付け位置で
の外幌7の上動を阻止するワンタッチ緊締具23を設け
ている。例示したワンタッチ緊締具23は、図3に示す
フック24をスライド金具16の下端部に設け、このフ
ック24にピン25を係合してレバ−26を下方へ回動
するときばね27の支点越え動作によりフック24を下
方へ引き寄せる構造の周知なクリップ28を、図2のよ
うに外幌受け22に取付けている。係合枠部11の取付
部10には車両連結面端部1へ皿ビスにて取付けるため
のビス穴29が明けられている。
【0019】このように構成された転落防止用外幌の取
付け手順を説明する。ビス穴29に挿通した図示しない
ビスを用いて車両連結面端部1の所定位置に係合枠部1
1の取付部10を合接して固定する。図4のV−V矢視断
面相当図である図5(a)から(c)に取付け手順を示した。
スライド案内枠9の離脱穴12にスライド金具16の係
合体部17が臨む高さに人手でスライド金具16を持ち
(図5(a)のように最上位の係合体部17は最上位の係合
枠部11の上方に臨ませる)位置合わせ案内片21,2
1に向かって外幌7を近付けると、外幌7の基部である
幌取付金2が上と下の位置合わせ案内片21,21と2
1,21とに遊嵌して外幌7の取付け奥行き方向位置が
規制され、スライド金具16は取付け奥行き方向位置で
スライド案内枠9に位置が合う。このとき、スライド金
具16の門形部19,19の外面19c,19cは、ス
ライド案内枠9の鉤形部14,14の基部内側面14
b,14bに遊嵌するので、この遊嵌動作によってもス
ライド金具16は取付け奥行き方向位置でスライド案内
枠9に位置が合う。図5(a)のように門形部19の門形
上面19aは、取付け対向方向で平板部15よりも少し
離れるようにして、次に外幌7を下げて行く。そうする
と図5(b)のように門形部19の門形上面19aと下部
19b1は鉤形部14に入り込み始め、傾斜面部19b2
が鉤形部14の内側面14aに接触して引き続く外幌7
の下動に伴い、傾斜面部19b2が内側面14aを滑り
落ちるような状態で門形部19の上面19aは平板部1
5の内面15aに次第に近づく。このようにして係合枠
部11への係合体部17の係合が開始される初期では、
案内溝13である平板部15の内面15a,鉤形部14
の内側面14aと、スライド面20である門形部19の
門形上面19a,門形足面19bとの係合動作は、傾斜
面部19b2が内側面14aを滑り落ちるような状態で
緩やかで、こじれが無く円滑に始まる。
【0020】このような傾斜面部19b2が無くて門形
足面19bのみの構造では、図5(a)における取付け対
向方向の位置合わせは極めて正確に行わねばならない。
ところが傾斜面部19b2を備えている上記実施例では
門形上面19aが取付け対向方向で平板部15よりも少
し離れる程度の大まかな位置に合わせれば、傾斜面部1
9b2が内側面14aを滑り落ちることにより、係合枠
部11への係合体部17の係合は確実となるので取付け
対向方向の位置合わせは容易となっている。
【0021】図1の取付け位置に外幌7が到ると、外幌
7(スライド金具16)の下端はスライド案内枠9の下部
の外幌受け22に乗る。この状態では図5(c)のように
鉤形部14の内側面14aと傾斜面部19b2との接触
は無くなって平板部15の内面15aは門形部19の門
形上面19aに、鉤形部14,14の内側面14aは門
形足面19bに、夫々密接接合する。この取付け位置付
近では下向きにかかる外幌7の自重は、外幌7の取付け
対向方向にてスライド案内枠9の案内溝13とスライド
金具16のスライド面20の互いに密接接合している個
所(内面15aと門形上面19aおよび、内側面14a
と門形足面19b)に作用し、これらの接触面に直交す
る横方向には図4の上記隙間のために作用しない。この
ため、外幌7の車両連結面端部1への取外し,取付けの
際の取付け位置付近でのスライド動作は、上記取付け対
向方向のみの接触となってこじれが無く円滑に行われ
る。
【0022】外幌受け22に外幌7を乗せてフック24
にクリップ28のピン25を係合し、レバ−26を下方
へ回動するとばね27の支点越え動作によりフック24
は下方へ引き寄せられ、外幌7がスライド案内枠9に容
易にかつ、強固に固定される。クリップ28により走行
時での外幌7の上下振動は確実に阻止される。
【0023】上記図3の実施例では、スライド面20で
ある門形部19の側に傾斜面部19b2を設けて案内溝
13の側は上下方向で平らな内側面14aとしたが、こ
れとは逆に、図6(a)のように案内溝33である鉤形部
34の内側面34aに傾斜面部34bを設け、図6(b)
のようにスライド面30である門形部39の門形上面3
9a,門形足面39bは平らにして、第2の実施例とす
ることができる。図7にこの第2実施例の取付け状態を
平面図で示した。第2実施例は上記のほかは上記図1の
第1実施例と同一構造であり、共に同一符号とした。図
7のVIII−VIII矢視断面相当図である図8(a)〜図8(c)
に取付け手順を示した。図8(a)のように最上位の係合
体部17は最上位の係合枠部11の上方に臨ませてスラ
イド案内枠9の離脱穴12にスライド金具16の係合体
部17を高さ合わせし、位置合わせ案内片21,21に
向かって外幌7を近付け、外幌7を下げて行く。
【0024】図8(b)のように門形部39の門形上面3
9aは鉤形部34に入り込み始め、門形足面39bは鉤
形部34の傾斜面部34bを滑り落ちる。そして外幌7
(スライド金具16)の下端がスライド案内枠9の下部の
外幌受け22に乗った取付け位置では図8(c)のように
門形部39の門形上面39aは平板部15の内面15a
に、門形足面39bは鉤形部34の内側面34aに、夫
々密接接合する。この第2実施例でも係合枠部11への
係合体部17の係合が開始される初期では、門形足面3
9bが傾斜面部34bを滑り落ちる動作により緩やかで
こじれが無く円滑に始まる。しかも取付け対向方向での
係合枠部11への係合体部17の係合位置合わせは容易
である。なお図示は省略したが門形部の側と鉤形部の側
の双方に傾斜面部を設けることでも、上記各実施例と同
様の効果が得られる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば次
の効果を奏する。すなわち請求項1の発明によれば、外
幌7の取付けは、スライド金具16の複数個の係合体部
17をスライド案内枠9の複数個の離脱穴12からスラ
イド案内枠9内に差し込み、係合体部17を係合枠部1
1に係合しつつ下方に僅か離脱穴12の上下長さだけス
ライド動作することで完了する。外幌7の取外しは、ス
ライド金具16をスライド案内枠9に対し上方に僅か離
脱穴12の上下長さだけスライド動作することで係合体
部17が係合枠部11から外れるので離脱穴12からス
ライド案内枠9の外へ離脱することで完了する。従来の
ボルトナットを用いた取付け構造のように重くて大きい
外幌7を手で支えながら、手さぐりで螺合,取外しを行
わねばならない不便はこの発明によって解消された。
【0026】請求項2の発明によれば、取付け位置付近
で下向きにかかる外幌7の自重は、外幌7の取付け対向
方向にてスライド案内枠9の案内溝13とスライド金具
16のスライド面20との互いに密接接合している個所
に作用するので、外幌7の車両連結面端部1への取外
し,取付けの際の取付け位置付近でのスライド動作はこ
じれが無く円滑に行われる。
【0027】請求項3の発明によれば、係合枠部11へ
の係合体部17の係合が開始される初期では、案内溝1
3,スライド面20の少なくとも一方の傾斜面部19b
2,34bにより案内溝13とスライド面20とのスラ
イド動作は緩やかに行われ、係合動作の初期動作にこじ
れが無く円滑となる。しかも取付け対向方向での係合枠
部11への係合体部17の係合位置合わせは容易であ
る。
【0028】請求項4の発明によれば、係合開始のため
離脱穴12に係合体部を覗かせたとき、外幌7の基部に
位置合わせ案内片21,21が外側から遊嵌されて外幌
7の取付け奥行き方向位置が規制されて、上記係合動作
の初期動作における取付け奥行き方向での位置合わせが
容易となる。
【0029】請求項5の発明によれば、取付け位置では
外幌7はスライド案内枠9の外幌受け22に受けられて
強固に車両連結面端部1に取付けられる。
【0030】請求項6の発明によれば、外幌受け22に
て受けられた外幌7を、ワンタッチ緊締具23により容
易にスライド案内枠9に固定できて、走行時での外幌7
の上下振動はワンタッチ緊締具23により確実に阻止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】転落防止用外幌取付け装置の第1の実施例の斜
視図である。
【図2】図1の取付け装置の構成部材であるスライド案
内枠の斜視図である。
【図3】図1の取付け装置の構成部材であるスライド金
具の斜視図である。
【図4】図1の平面図である。
【図5】図1の第1実施例の取付け手順の説明図であ
る。
【図6】この発明の第2実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図7】この発明の第2実施例を示す平面図である。
【図8】図7の第2実施例の取付け手順の説明図であ
る。
【図9】従来の外幌取付けを示す平面図である。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
1 車両連結面端部 7 外幌 9 スライド案内枠 11 係合枠部 12 離脱穴 16 スライド金具 17 係合体部 19b2,34b 軽斜面部 20 スライド面 21 位置合わせ案内片 22 外幌受け 23 ワンタッチ緊締具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井出 盛 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 日本交通機械株式会社内 (72)発明者 八木 朗 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 日本交通機械株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−94047(JP,U) 実開 昭55−13150(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61D 17/20 - 17/22 B60D 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなる外幌を、夫々の先端部が
    対向するように車両連結面端部に取付けられる転落防止
    用外幌取付け装置において、外幌の取付けを、上記車両
    連結面端部に設けたスライド案内枠と、外幌の基部に設
    けられてスライド案内枠に係合しつつ、上下にスライド
    動作できるスライド金具とにて行われるようにし、スラ
    イド金具は、外幌の上下方向に適宜間隔で形成された複
    数個の係合体部にて構成し、スライド案内枠は、係合体
    部が上記係合を開始されまたは係合を離脱されるための
    複数個の離脱穴と係合体部に係合すべく離脱穴に隣接し
    て設けた係合枠部とにて構成したことを特徴とする転落
    防止用外幌取付け装置。
  2. 【請求項2】 取付け位置付近での上記スライド動作
    は、外幌の上記対向方向にて互いに密接接合するように
    スライド案内枠の係合枠部に形成された案内溝とスライ
    ド金具の係合体部に形成されたスライド面とにより行わ
    れる構成の請求項1の転落防止用外幌取付け装置。
  3. 【請求項3】 上記係合が開始される初期での案内溝と
    スライド面とのスライド動作を緩やかにするために、案
    内溝,スライド面の少なくとも一方に傾斜面部を設けた
    ことを特徴とする請求項2の転落防止用外幌取付け装
    置。
  4. 【請求項4】 上記係合開始のため離脱穴に係合体部を
    覗かせたときに外幌の基部を外側から遊嵌できる位置合
    わせ案内片を、スライド案内枠に設けたことを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載の転落防止用外幌取付け装
    置。
  5. 【請求項5】 取付け位置での外幌の下端部を支承する
    外幌受けをスライド案内枠に設けたことを特徴とする請
    求項1,2,3又は4の転落防止用外幌取付け装置。
  6. 【請求項6】 取付け位置での外幌の上動を阻止するワ
    ンタッチ緊締具を設けたことを特徴とする請求項5の転
    落防止用外幌取付け装置。
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